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2017.04.02 - web sportiva - 大逆転の羽生、無心の宇野。 日本男子フィギュアが世界でワンツー

Worlds FS

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/04/02/___split_5/

 4月2日に行なわれた世界フィギュアスケート選手権の男子フリーで、まさかのSP5位発進となっていた羽生結弦が「これしかない」という大逆転劇を見せた。

http://i.imgur.com/omr6BKC.jpg
 6分間練習では、SPで失敗した4回転サルコウ+3回転トーループを余裕で成功させ、次の4回転ループもしっかり跳んでいた。そして、最終グループ第1滑走者として迎えた本番では、しなやかで流れのある滑りを披露。少しスピードを上げて臨んだ後半の4回転サルコウ+3回転トーループをGOE(出来栄え点)加点2.43点で決めて勢いに乗り、その後の4回転トーループも成功させて見ている者を安堵させた。
 得意とするトリプルアクセルからの連続ジャンプや3回転ルッツもきっちり決め、今シーズン初のノーミス演技で大会を終えた羽生は、フリーについてこう振り返った。
「ショートのあとはすごく落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができませんでした。でも、チームの人たちやファンの人たちが信じてくれていたのが、この演技につながったんだと思います。演技内容を忘れるくらい、ひとつずつ集中して一所懸命やれたと思うし、今の自分を表現しきれたと思います」
 羽生のフリーの得点は、自身が15年のGPファイナルで出した世界歴代最高得点を3.72点更新する223.20点。合計も自己サードベストの321.59点にしてトップに立った。
 その高得点が、後に続く選手たちにプレッシャーを与えた。
 第2滑走のネイサン・チェン(アメリカ)は、SPや公式練習で調子に乗り切れていなかった不安をそのまま出す滑りとなった。これまでは完璧に決めていた最初の4回転ルッツで転倒し、後半の4回転サルコウも失敗するなど、合計を290.72点までにしか伸ばせず6位に終わる。
 続くSP3位のボーヤン・ジン(中国)は、ルッツを含む3種類4回の4回転ジャンプをすべて決めるなどノーミスの演技をし、得点はSPに続く自己最高の204.94点を獲得したが、合計を自己最高の303.58点に伸ばして3位に食い込むのが精一杯。SPでは完璧な演技で自己最高の102.13点を獲得していたパトリック・チャン(カナダ)も、今季からフリーのプログラムに入れた4回転サルコウはきれいに決めたが、その後のトリプルアクセルと後半の4回転トーループで着氷を乱したミスが響き、295.16点の5位にとどまった。
 そして、SPで羽生に10.66点差をつける自己最高の109.05点を出し、大会3連覇へまい進していた最終滑走者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は、4回転サルコウからの連続ジャンプのセカンドで着氷をミスしてから少しリズムを乱した。後半に4回転サルコウなど複数のミスが出て192.14点にとどまり、合計もジンに及ばない301.19点で表彰台を逃すことになった。
 そんな神経戦の中で「我関せず」の演技をしたのが、フェルナンデスの前の5番滑走だった宇野昌磨だ。普通の選手ならば、優勝争いをするライバルの演技はプレッシャーになるものだが、宇野は「他の選手の演技を見ないようにしようとかではなくて、逆に見たいんです。それが自分の演技に影響するとは思わないし、うまい選手の演技は見たいと思うじゃないですか」と、平然とした顔で言う。
「他の選手たちはほぼノーミスの演技をしていたけど、自分は去年のような失敗をしないで、楽しんで滑れればいいと思っていたので影響はなかったと思います。むしろ、300点台とか290点台のすごい演技を見て、自分がどんな演技をしても絶対に勝てないという確信も生まれたので……。もう開き直って、普通に自分のことをやろうと思いました」
 無心ともいえる心構えで臨んだ宇野は、6分間練習でもジャンプのハマりはよく、「ループもフリップも跳べる気がしていた」と気持ちにゆとりがあった。それが本番でも演技に余裕を与え、3回転ルッツのステップアウトと4回転トーループのわずかな着氷の乱れはあったが、自己最高の214.45点を獲得。3月のプランタン杯に続く自身2度目の300点超えを達成し、羽生を除くと歴代最高の319.31点まで伸ばして羽生に次ぐ2位に入った。
 世界選手権での日本勢のワンツーフィニッシュは、07年女子の安藤美姫と浅田真央、14年男子の羽生結弦と町田樹に続く3度目の快挙。4回転時代に突入して技術レベルが一気に上がり、パーフェクトな演技をすること自体が難しくなっている男子の戦いに「絶対」はないが、来年の平昌五輪へ向けて期待が膨らむ結果になった。

2017.04.02 - Worlds Gala & 一夜明 新闻报导

羽生「勝ち切れて達成感」=3年ぶりVから一夜明け-世界フィギュア
jiji 2017/04/02-19:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040200446&g=spo
 【ヘルシンキ時事】フィギュアスケートの世界選手権男子で3年ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(ANA)が2日、一夜明けてヘルシンキで取材に応じ、「ハイレベルな戦いの中で勝ち切れて、達成感はある」と改めて喜びを語った。
 ショートプログラム(SP)5位から大きく巻き返し、世界歴代最高点を更新する完璧なフリーで逆転。「4本の4回転などジャンプが全てきれいに決まって、プログラムの流れも一度も途切れなかったことが評価された」と話し、今季初めてミスなく滑り切ったフリーの演技に満足していた。
 羽生と小差の2位に入った宇野昌磨(中京大)は「(頂点に)昨年より近づいている。この1年で実力がかなり付いた」と手応えを口にした。SP、フリーとも自己ベストの好演。さらに上を目指して、4回転トーループの出来栄え、ステップとスピンの精度を高めることを課題に挙げた。
 初出場で19位に終わった田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は「(調子の)波があったシーズンだった。試合で生かせる自信を練習で付けたい」と奮起を誓った。 

★★★

羽生「弱い部分多くある」 世界フィギュアVもミス後悔
asahi 2017年4月2日20時00分
http://www.asahi.com/articles/ASK426GK3K42UTQP01X.html
 フィギュアスケート世界選手権男子で3大会ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(ANA)、世界選手権初のメダルとなる銀メダルを獲得した宇野昌磨(中京大)ら日本選手が2日、取材に応じ、平昌五輪シーズンとなる来季への思いなどを明かした。
 羽生は「ホッとしたい気持ちよりも、SP(ショートプログラム)の練習をしなきゃいけないと思っています」。フリーが完璧だった一方でSPでミスが出たことを悔やみ、「(自分は)ノーミスを多発する選手ではないので。弱いなと思う部分が多くある。確信的なものをつかみたい、つかみ取りたい気持ちが今回、強くなりました」
 来季の4回転の本数については「わからないけど、この延長線上で進みたい。(他の選手は)みんな変えてくると思うので」とだけ話した。

★★★

羽生Vから一夜明け「達成感がある」
sponichi 2017年4月2日 20:33
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000339000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った22歳の羽生結弦(ANA)がフリーから一夜明けた2日、ヘルシンキで取材に応じ「ハイレベルな試合のフリーで逆転し、勝ち切れた達成感がすごくある」と喜びを語った。
 ショートプログラムで5位と出遅れ「自信喪失」だったというが、ファンやチームスタッフの支えで「うまく力に変わった」と感謝した。平昌冬季五輪で2連覇を狙う来季へ「(自分は)ノーミスを多発する選手ではない。弱いと思う部分がある。確信的なものをつかみたい」と精神面を課題に挙げた。
 「絶対王者」と称して憧れてきた2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が引退を表明したことに「彼に育ててもらったと言っても過言じゃない」と惜しみつつ「僕は僕」と新時代の象徴となる意欲をにじませた。(共同)

★★★

SP後「自信喪失に近い状態」…羽生「達成感」
読売新聞 4/2(日) 21:17配信
 【ヘルシンキ=前田剛】フィギュアスケートの世界選手権で3大会ぶり2度目の優勝を果たした男子の羽生結弦(ANA)と2位の宇野昌磨(中京大)が2日、試合から一夜明けて報道陣の取材に応じた。
 ショートプログラム(SP)5位からの逆転で世界王者に返り咲いた羽生は「今季は勝ち切れたと思う試合がなかったので、達成感があった」と振り返った。SP後は自信喪失に近い状態だったというが、周囲のサポートなどで立て直せたという。平昌(ピョンチャン)五輪が行われる来季のプログラムについては「(今季の)延長線上でいきたい」

★★★

羽生が4-1-4回転に挑戦!エキシビションで超大技の連続
sanspo 2017.4.2 23:36
http://www.sanspo.com/sports/news/20170402/fgr17040223360013-n1.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った22歳の羽生結弦(ANA)がフリーから一夜明けた2日、エキシビションには羽生と宇野、女子5位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)が出演し、羽生が大トリを飾って会場を盛り上げた。
 エキシビションのフィナーレは超大技の連続に沸いた。女子で2連覇したメドベージェワ(ロシア)が3連続3回転ジャンプを披露すると、羽生は4回転トーループ-1回転ループ-4回転トーループに挑戦。最後の4回転で転倒したが、サービス精神旺盛な世界王者に対し、日本から大勢のファンが駆け付けた会場は拍手で包まれた。
 羽生はイナバウアーやビールマンスピンなども盛り込んだ「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の演目をしなやかに滑った。乱れたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をフィナーレで再挑戦したがまたも決まらず、恥ずかしそうに両手で顔を覆った。(共同)

★★★

羽生、宮根キャスターに“4回転アクセル”問われ「すいませんでした」
スポーツ報知 2017年4月2日23時57分  
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170402-OHT1T50286.html
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)で3季ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22)=ANA=が銀メダルの宇野昌磨(19)=中京大=とともに2日放送の「Mr.サンデー」(後10時)に現地からの中継で生出演した。
 この日、現地でエキシビションに登場したばかりの2人は、東京のスタジオにいる宮根誠司キャスター(53)のインタビューにこたえた。
 宮根氏から「ライバルは羽生結弦」と自分で言ったことを賞賛された羽生は「まだまだ精進するところがたくさんあって…」と謙遜。宇野については「彼は本当に強いと思うし、一歩ずつ進化している」と評価。平昌五輪に向けては「この延長線上だと思います。今回の試合を経験してプレオリンピックのシーズンだなと思いました」と話した。
 この日のエキシビションのVTRが流され、宮根氏から「4回転アクセルにチャレンジしたという情報が?」と指摘されると「してないです。してないです。してないです」と羽生は否定。「ひたすらトリプルアクセルのリベンジをしようと思って、きれいなトリプルアクセルを跳びたいなと思ったんですけど…」「失敗したんだ?」「本当に申し訳ないです。すいませんでした」と苦笑した。

★★★

羽生結弦V「達成感がある」 世界フィギュア一夜明け
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010060290.shtml
 【ヘルシンキ共同】フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った22歳の羽生結弦(ANA)がフリーから一夜明けた2日、ヘルシンキで取材に応じ「ハイレベルな試合のフリーで逆転し、勝ち切れた達成感がすごくある」と喜びを語った。
 ショートプログラムで5位と出遅れ「自信喪失」だったというが、ファンやチームスタッフの支えで「うまく力に変わった」と感謝した。平昌冬季五輪で2連覇を狙う来季へ「(自分は)ノーミスを多発する選手ではない。弱いと思う部分がある。確信的なものをつかみたい」と精神面を課題に挙げた。

★★★

羽生、転倒も4-1-4回転で沸かせた!エキシビションで超大技挑戦
sanspo 2017.4.3 05:02
http://www.sanspo.com/sports/news/20170403/fgr17040305020001-n1.html
 【ヘルシンキ2日】フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22)=ANA=がフリーから一夜明け、当地で取材に応じた。憧れてきた2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(34)=ロシア=が引退を表明したことに「僕は僕」と新時代の象徴となる意欲をにじませた。この日は、エキシビションに出演した。
 奇跡の逆転優勝から一夜明け、羽生は「ハイレベルな試合のフリーで逆転し、勝ち切れた達成感がすごくある。苦しい1年があって、やっと神様からもらえたご褒美」と喜びを口にした。
 ショートプログラム(SP)5位と出遅れた今大会。フリーではほぼノーミスの演技を見せ、自身の持つ世界歴代最高得点を更新した。
 来季は平昌五輪で2連覇を狙う。「絶対王者」と称して憧れてきた2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が引退を表明。「彼に育ててもらったと言っても過言じゃない」と惜しみつつ「僕は僕」。憧れのプルシェンコも果たせなかった五輪連覇へ、照準を合わせた。
 世界選手権王者としてリチャード・バットン(米国)以来66年ぶりの五輪2連覇へ、「バットンは世界王者として連覇した。いい流れが来ている」とうなずいた。エキシビションでは、4回転トーループ-1回転ループ-4回転トーループに挑戦。最後の4回転で転倒したが、超大技に会場は拍手で包まれた。

★★★

羽生エキシビションで魅せた 超大技「4―1―4」挑戦に大拍手
sponichi  2017年4月3日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/03/kiji/20170403s00079000081000c.html
 羽生がエキシビションのフィナーレで4回転トーループ―1回転ループ―4回転トーループの超大技に挑戦。最後の4回転で転倒してしまったが、会場は拍手で包まれた。
 イナバウアーやビールマンスピンなども盛り込んだ「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の演目をしなやかに滑った世界王者。フィナーレではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にも挑戦したが決まらず、恥ずかしそうに両手で顔を覆った。

★★★

羽生 4回転5本で五輪連覇だ、来季挑戦「いい流れがきている」
sponichi 2017年4月3日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/03/kiji/20170402s00079000486000c.html
 フィギュアスケート世界選手権でSP5位から逆転で3年ぶりの優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が一夜明けた2日、フィンランド・ヘルシンキで取材に応じて来季について語った。今季はフリーで4回転ジャンプを1本増やして4本にしたが、5本にすることも視野に入れる。来年の平昌(ピョンチャン)五輪で目指すは伝説の王者ディック・バトン(48、52年金メダル)以来の連覇。この日はエキシビションで華麗な舞を披露した。
 大逆転優勝から一夜明けた羽生は「やっと一歩踏み出せた」と改めて安どの表情を浮かべた。昨季はNHK杯、GPファイナルで世界歴代最高得点をマークしたが、そこから足踏みが続いた。世界選手権では今季初めてノーミスでフリー世界歴代最高を3・72点更新する223・20を出したことで、ようやくひと息つくことができた。
 今季はフリーで4回転ジャンプを1本増やして4本にし、最後に全てそろえることができた。「限界を高めてくれて有意義だった」。6位に終わったチェン(米国)は6本挑むなど4回転ジャンプは今後も増えていく可能性がある。羽生は今回のフリーでは演技後半でプランの一つとしていた5本目の4回転ジャンプを回避したが、跳ぶための準備はしてある。来季の構成については「延長線上に進みたい」と話し、5本挑戦も視野に入れていた。
 世界王者として来年の平昌五輪に挑む。羽生は自ら48年サンモリッツ、52年オスロの両五輪を連覇したディック・バトンの名前を出して「バトンさんは連覇する前に世界選手権も勝っている。いい験担ぎになった」と喜んだ。バトンは3回転ループを初めて成功させた選手でもあり、4回転ループを世界で初めて決めた羽生は「いい流れがきていると思い込んでる」と続けた。平昌五輪もハイレベルな戦いが予想される。男子66年ぶり連覇へ。王者は「多分こういう試合が五輪でも起きると思う。どんな試合でも隙をつくらないスケートをしたい」と気を引き締めた。
 ▽ディック・バトン 米国出身のフィギュアスケーター。48年サンモリッツ、52年オスロ両五輪で連覇。世界選手権は48〜52年に5連覇。ダブルアクセル、3回転ループを初めて成功させた。

★★★

羽生、平昌五輪へ「いい流れ来てる」66年ぶり五輪連覇へ当時の逸話熱弁
スポーツ報知 2017年4月3日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170403-OHT1T50073.html
 【ヘルシンキ(フィンランド)2日=高木恵】フィギュアスケートの世界選手権で、5位からの大逆転で3季ぶりに王座を奪回した羽生結弦(22)=ANA=が2日、会場で一夜明け取材に応じた。来季の平昌五輪ではディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇がかかる。バトンが連覇を果たした52年オスロ五輪前年の世界選手権を制しているデータを自ら披露。「いい流れが自分に来ている」と口にした。
 自身の記録を更新する223・20点のフリー世界最高得点で大逆転優勝を果たした羽生の視線は、すでに来季の平昌五輪へ向かっていた。
 「66年前のディック・バトンさんは、ディフェンディングチャンピオンとして、そしてワールドチャンピオンとして臨んで連覇をしている。すごくいい験担ぎになる。ループ成功者もいい験担ぎ。いい流れが自分に来ているなと、勝手に思い込んでいます」
 過去のデータは調査済み。笑顔で自ら切り出した。
 バトンは48年のサンモリッツ大会で金メダルを獲得。48年から5連覇を果たした世界選手権を52年のオスロ大会前年にも制し、五輪連覇を達成した。さらに、世界で初めて3回転ループを成功させている。羽生は今季のオータム・クラシックで世界初の4回転ループを成功させているという“縁”もある。
 「五輪で金メダルを取りたいと、今季ずっと思っていた。今季五輪があるわけではないのにそう思って練習を続けてきた。来季へ、どんな隙も作らないスケートを作っていきたい」
 66年ぶりの偉業へ、闘志をみなぎらせた。
 「本当に苦しいシーズンだった」と振り返った一年。ロックバンド・ONE OK ROCK(ワンオクロック)の「未完成交響曲」に支えられることもあった。最近の勝負曲で、お気に入りの歌詞は「100点じゃないこの僕に100点つけるのは 他でもない僕自身だ」「ショートプログラムで100点を超えない時に聴いて、勇気づけられていた」
 SP、フリー、合計で世界最高得点を記録した昨季の自分を超えられずに苦しんだ。今回の世界最高得点が、また羽生を苦しめることになるのかもしれない。「きっとまた捕らわれると思う。でも、この捕らわれがあるから、こんなにもノーミスへの渇望が生まれる。ノーミスできない自分に強くいらだって練習していくと思う」。王者の孤独な戦いは続いていく。

★★★

「久しぶりに勝ちきれた」…羽生に聞く
スポーツ報知 2017年4月3日7時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170403-OHT1T50074.html
◆フィギュアスケート世界選手権 ▽エキシビション(2日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
 【ヘルシンキ(フィンランド)2日=高木恵】フィギュアスケートの世界選手権で、5位からの大逆転で3季ぶりに王座を奪回した羽生結弦(22)=ANA=が2日、会場で一夜明け取材に応じた。来季の平昌五輪ではディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇がかかる。バトンが連覇を果たした52年オスロ五輪前年の世界選手権を制しているデータを自ら披露。「いい流れが自分に来ている」と口にした。
 ◆羽生に聞く
 ―一夜明けて。
 「今季自分の中で勝ち切れたと思う試合が一つもなかった。久しぶりに勝ちきれた試合だなと思う」
 ―新たな4回転ジャンプの時代。
 「4回転と演技のバランスも大事。(多種類の)4回転をいかに跳んで勝つかという風潮を考え直す大会になった。自分の武器は何なのかを考えて来季滑りたい」
 ―憧れのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が引退表明した。
 「平昌五輪までやると言っていたし、このタイミングなのかとびっくりした。彼に憧れ、まねをしてここまで来た。彼に育ててもらったといっても過言ではない」
 ―来季プログラム。
 「まだ考えていないが、今季の延長戦上を進んでいきたい」
 ―次戦は世界国別対抗戦(20~23日、代々木第一体育館)。
 「しっかり休んで疲れを取って、また試合へ集中していきたい」

★★★

羽生結弦を支えたのはワンオク「勇気づけられた」
nikkan 2017年4月3日9時40分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801852.html
 羽生結弦が、2日に行われたメダルセレモニーで、今季落ち込んだ時に、ロックバンドONE OK ROCKの曲「未完成交響曲」が支えになっていたと明かした。
 「100点じゃないこの僕に(100点つけるのは他でもない僕自身)、という歌詞があって、勇気づけられました」と語った。エキシビションでは白鳥のような衣装で「ノッテ・ステラータ」を華麗に舞い、会場を魅了した。

★★★

羽生結弦「いい験かつぎ」五輪連覇のバトンと共通点
nikkan 2017年4月3日9時41分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801854.html
 【ヘルシンキ2日=高場泉穂】世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が、18年平昌五輪での66年ぶりの連覇に向け、吉兆の予感だ。48年サンモリッツ五輪、52年オスロ五輪を連覇したディック・バトン(米国)も前年の世界王者。しかもともにループジャンプの世界初成功者という共通点もある。縁起の良さを追い風に再び金メダルを取ることを誓った。
 王者に返り咲いて一夜明け、羽生はもう来季の五輪連覇を見つめていた。「65年前のディック・バトンさんも(五輪の)ディフェンディングチャンピオン、ワールド王者として(2度目の五輪に)臨んだ。そういった意味では、すごくいい験かつぎです」。過去24度の五輪のうち、前年世界王者が翌年金メダルを取ったのは9例。その中でも、羽生が自分を重ねたのは、65年前、最後に五輪を連覇しているバトン氏だった。
 2人には共通点がある。1つ目は、ともにループジャンプの開拓者であること。バトン氏は52年に世界で初めて3回転ループを、羽生は昨年10月のオータムクラシックで4回転ループを史上初めて試合で成功させた。2つ目は、最初の五輪を10代で制したこと。さらに2度目の五輪前年の世界選手権で金メダルを取っていること。「いい流れが自分に来ていると、思い込んでいます」と、思わぬ重なりを信じるつもりだ。
 2度目の金メダルを取るために。来季、どんなプログラムにするかはまだ「分からない」とした。今季最終戦予定の国別対抗戦(20日開幕、東京・代々木第1体育館)後に熟考する構えだ。
 今季は「4回転時代」が進む中、フリーで4回転4本という難しい構成に挑み、世界選手権でノーミスの演技を完成させた。フリーで5本をやることも視野には入っているが「この世界選手権で、新たに考えなくてはいけない大会になった」と増やすことには慎重な姿勢だ。フリーに4回転を6度入れて、ミスが重なったチェン、一方4回転1本だけで高得点を出したブラウンら2人の米国選手の例を挙げたように、潮流はジャンプ重視から、演技を総合的な視点から評価する方向に行きつつある。羽生も「どんな隙も作らないように」と、今後連覇のためのプランをじっくり作り上げる。
 ◆ディック・バトン 1929年7月18日米ニュージャージー州生まれ。48年サンモリッツ五輪(スイス)を、フィギュアスケート男子では18歳202日の史上最年少で制して、52年オスロ五輪で2連覇を達成した。48年~52年は世界選手権で5連覇。世界で初めて48年に2回転半、52年に3回転(ループ)に成功した。また、フライング・キャメルスピンの開発者としても有名。ソチ五輪時は、解説者として、羽生の演技を絶賛した。

★★★

羽生、平昌五輪へ向けSP再構築明言 世界王者に返り咲いても慢心なし
daily 2017.4.3
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/03/0010060827.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(2日、ヘルシンキ)
 3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22)=ANA=が大逆転のフリーから一夜明けて取材に応じ、来年2月の平昌五輪に向け、5位に終わったショートプログラム(SP)を再構築することを明かした。また、自身初の銀メダルを獲得した宇野昌磨(19)=中京大=は来季も攻め続けることを宣言した。この日のエキシビションには羽生と宇野、女子5位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)が出演し、羽生が大トリを飾って会場を盛り上げた。
 世界王者に返り咲いても慢心はどこにもなかった。「ここまで自分の中で勝ち切れたと思う試合が一つもなかった。ハイレベルの戦いの中で逆転し、勝ち切れた達成感はある」。一夜明け、充実感を漂わせた羽生だったが第一声は違った。
 「ホッとしたというより、きのう言ったとおりショートの練習をもっとしないといけない」。出口が見えない課題が残った。SPは4回転サルコーからの連続ジャンプが失敗するなど、14年ソチ五輪後の世界選手権では自己ワーストの5位。ただ、単なる失敗ではなかったという。
 「自信喪失の方が近いですね。5位という結果を含めて、いい感覚の中でどうしてミスをしたのかが最後まで分からなかった。そういう意味で自信が少しなくなってしまった」
 今季は前夜のフリーまで納得できる演技ができなかった。2月の四大陸選手権でも2位に甘んじたが、原因は自分なりに理解できていた。だが、最後のSPの失敗は分析不可能。だからこそ慢心はなし。今季は今月末に開催される世界国別対抗戦(東京)が残っている。分析して練習して来季に向かうことが優先事項。絶対王者を目指してきた22歳が、リチャード・バットン以来66年ぶりの五輪2連覇へ向け、油断することなく歩みを進める。

★★★

羽生結弦、まるで「地上に降りた天使」 氷上に倒れる姿に胸キュン続出
j cast news 2017/4/ 5 19:49
http://www.j-cast.com/2017/04/05294921.html
 フィギュアスケートの羽生結弦選手(22)の写真が「天使」のようだと、熱い視線が注がれている。
 羽生選手は2017年4月1日の世界選手権で逆転優勝を遂げ、翌2日に行われたエキシビションでも会場を沸かせた。華麗な演技はもちろん、あまりに眉目秀麗なその美しさに魅了され、大勢のファンが心を奪われているのだ。

エキシビション最後に転んで...
  トリを務めたエキシビションでは、イル・ヴォーロの「星降る夜」に合わせた優雅なスケーティングを披露した。イナバウアーやビールマンスピンなど、男子選手にはめずらしい、柔軟性を活かした羽生選手ならではの構成だ。終盤に跳んだトリプルアクセルは着地が乱れてしまったが、暗がりの中でスポットライトを浴びながら舞う姿はただただ美しい。
  その後のフィナーレでは、4回転トーループ‐1回転ループ‐4回転トーループの超大技に挑戦。テレビ放送では確認できないものの、各紙が写真付きで報じた。
  羽生選手は最後の4回転ジャンプで派手に転んでしまったようで、リンクに寝そべる姿や、恥ずかしそうに手で顔を覆う写真が散見される。普段の演技中には絶対に見せない、はにかんだ笑みを浮かべている。

「羽が生えると書いて羽生くん、、、名前まで天使」
   この笑顔にファンは悶絶。
    「羽生結弦可愛すぎる」
    「ゆづ可愛すぎてやばいわ」
    「可愛すぎて天使すぎる」
    「地上に降りた天使、、、、?」

など大興奮だ。
   さらにほれぼれと、
    「羽生くん美しさ最高得点」
    「もう何か同じ人間には思えない」
    「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花...まさに羽生さんですね」
    「羽が生えると書いて羽生くん、、、名前まで天使やないか、、、」

と、うっとりとしたまなざしで見つめる。ツイッター上には、羽生選手の写真に天使の羽を合成した画像まで出回ることとなった。
   羽生選手が天使に形容されるのは今回が初めてではない。16年4月、イタリアのスポーツ紙「La Gazzetta dello Sport」でも
    「天使ユヅル・ハニュウ」
と報じられ話題を呼んだ。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

羽生、フリー世界最高得点で大逆転Vの世界フィギュア、瞬間最高22・7%
2017年4月3日10時41分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170403-OHT1T50115.html
 1日にフジテレビ系で放送された「世界フィギュアスケート選手権2017・男子フリー」(土曜・後7時55分)の平均視聴率が18・1%の好数字を記録したことが3日分かった。
 この日のフリーでは、羽生結弦(22)=ANA=が世界最高の223・20点を記録しトータル321・59で3季ぶりの王座奪回に成功した。
 最終グループ1番手で登場した羽生は冒頭の4回転ループを完璧に決め、大歓声に包んだ。続く4回転サルコーも美しく決めた。3回転フリップ、4回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプ、4回転トウループと3回転半―2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツとジャンプはすべて決め、演技終盤から場内は大歓声。アナウンスされた得点は世界最高の223・20点。羽生は会心の表情で両拳を突き上げ、喜びを爆発させたさせた。
 今回の瞬間最高視聴率は午後8時55分に記録された22・7%。SP1位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が演技を終え、自身の得点を待ち、4位に転落。羽生の大逆転世界一が決まった瞬間だった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

★★★

羽生が最高演技で逆転V!男子フリーは18・1%
nikkan 2017年4月3日11時2分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801870.html
 1日にフジテレビ系で放送されたフィギュアスケートの世界選手権・男子フリーの平均視聴率が18・1%(関東地区、午後7時55分から80分間)だったことが3日、ビデオリサーチの調べでわかった。
 試合は、SP5位と出遅れた羽生結弦(22=ANA)がフリーで自己記録を更新する歴代記録最高の223・20点、合計321・59点で逆転優勝した。SP2位の宇野昌磨(19=中京大)がフリー214・45点、合計319・31点で2位。上位2人の順位の合計が「3」となり13以内で、フィギュア18年平昌五輪男子での最大枠3を確保した。

★★★

羽生が大逆転Vの男子フリー フジ生中継で瞬間最高22・7%
sanspo 2017.4.3 16:29
http://www.sanspo.com/geino/news/20170403/geo17040316290031-n1.html
 羽生結弦(22)が大会史上に残る大逆転劇で3年ぶりに世界一を奪回した「世界フィギュアスケート選手権2017」(フジテレビ系)が平均18・1%、瞬間最高22・7%(午後8時55分)の高視聴率を獲得したことが3日、分かった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。
 羽生は、ショートプログラム5位からフリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたきだし、合計321・59点で2度目の世界王者に。今シーズン初めて4度の4回転ジャンプを成功させる完璧な演技で来年の平昌へ向けて五輪連覇へ弾みをつけた。
 自己ベストを大幅に更新した宇野昌磨とともに、日本男子は平昌五輪出場枠で最大「3」を獲得した。
 同局の加納慎介プロデューサーは「この歴史的な瞬間を生中継し、高視聴率を獲得することができたことは光栄。これからも視聴者のみなさまにフィギュアスケートのすばらしさをお伝えしていきたい」と語っていた。

★★★

羽生逆転Vのフィギュア世界選手権、視聴率は18・1%
daily 2017.4.3
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/03/0010061809.shtml
 羽生結弦が劇的な逆転優勝を飾った1日放送の「世界フィギュアスケート選手権」(フジテレビ系)の視聴率が18・1%だったことが3日、分かった。
 同番組は1日の17時30分から放送されたが、前半は8・4%、19時14分からの中盤は9・9%。19時55分からの後半で18・1%を記録した。
 フィギュア世界選手権は、男子では羽生結弦がフリーで歴代最高の223・20点をマークし、逆転で3季ぶり2度目の王者に君臨。2位にも、日本の宇野昌磨が食い込むなど、盛り上がりを見せた。(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)

2017.04.01 - web sportiva - 笑顔の宇野、失意の羽生。 逆転優勝にはフリーで200点台が必須に

Worlds SP

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/04/01/_split_200/

 3月30日に行なわれた、世界フィギュアスケート選手権の男子ショートプログラム(SP)は波乱の展開となった。

http://i.imgur.com/WK9oqIw.jpg
 第5グループでは、四大陸選手権覇者のネイサン・チェン(アメリカ)が、6分間練習で何度も感覚を確かめていた後半のトリプルアクセルでまさかの転倒。その前に滑ったボーヤン・ジン(中国)に1.31点及ばない97.33点(6位)にとどまった。
 最終グループでも不穏な流れは続いた。
 第1滑走の羽生結弦は、直前の6分間練習では4回転サルコウ+3回転トーループを余裕で跳び、4回転ループも軸の細いジャンプで決めるなど、本番へ向けて好調さを見せつけていた。
 演技前、ブライアン・オーサーコーチと話をしている最中に名前をコールされ、演技に入るまでの時間が2秒オーバーして減点1を取られたものの、最初の4回転ループは今季最高ともいえる出来で決めた。そこから、6分間練習と同じように気を配った丁寧な滑りで、4回転サルコウからの連続ジャンプに挑んだ。
 そのサルコウも成功するかと思われた瞬間、羽生は着氷でバランスを崩して左膝を氷についてしまう。そのまま立ち上がって2回転トーループをつけたが、それは連続ジャンプと認められず、得点の対象になった基礎点は4回転サルコウの分だけ。GOE(出来栄え点)でも4点減点される結果となってしまった。
 その後はキッチリと加点をもらう完璧な滑りをしたが、得点は98.39点。その時点でトップに立っていたボーヤン・ジンを0.25点下回り、全員が滑り終わった時点で5位となった。
「跳んだ瞬間の感じはよかったけれど、降りた瞬間に『アレッ?』と思いました。映像を見たら、軸がちょっと後ろに倒れていたかなと思うけど……。1番滑走は得意だと思っているし、それにどう対応するかも考えて練習ができていた。
 6分間練習もそんなに悪くなかったと思いますが、結局ミスをしてしまったことには変わりないので。今シーズンはずっと『悔しい』とばかり言ってますが、その経験を活かせずに終わってしまい、自分に不甲斐ない気持ちでいっぱいです」

http://i.imgur.com/npZVez2.jpg
 自信を持って跳んだ4回転サルコウでの想定外のミス。いつもは前向きな表情で話す羽生だが、この日ばかりは失意が前面に出ている雰囲気があった。
 羽生はトップのフェルナンデスと10.66点差をつけられたが、宇野が「今はジャンプをひとつ失敗すれば10点近く下がるし、順位もいくつ下がるかわからない状況。フリーでのジャンプの失敗ひとつでショートのリードがひっくり返るくらいなので、(SP2位という順位は)あまり気にせずに、フリーはまた一から作り上げたい」と話すように、大逆転の可能性は残っている。
 2位の宇野に4.19点、3位のチャンに6.92点差をつけているフェルナンデスの世界選手権3連覇が近づいたことは間違いない。彼のフリー最高点は、昨年の世界選手権で出した216.41点。仮にそれと同じ点を出せば合計点を325・46点までは伸ばせる状況でもある。
 これに対して、羽生の自己最高得点は219・48点だが、今シーズン初となるノーミスの演技ができれば、220点台後半に乗せるポテンシャルは持っている。そうなれば、自己最高の330.43点には届かないにしても、320点台まで伸ばすことは決して不可能ではない。
 羽生は最終グループの1番滑走者として登場するため、パーフェクトな演技をすれば、最終滑走のフェルナンデスを含めた後続の選手に大きなプレッシャーをかけられる。この滑走順をうまく利用した戦いをすることが、羽生の大逆転達成への絶対条件になる。
 フェルナンデスが合計点を最低でも310点台に乗せてくるとすれば、フリーで4回転サルコウを入れられるかどうかがカギとなる3位のチャンは、プログラム構成上は少し不利な立場になる。一方の宇野は、310点前後まで合計点を伸ばせる可能性があり、状況次第では逆転も可能だ。
 ともあれ、フリーの戦いは200点台の獲得が必須で、ミスを最小限に抑えた者が勝利を手にするだろう。複数の4回転を組み込んだ男子のプログラムは、女子よりもミスなく演技を終えることが難しいが、羽生の逆転優勝には、ノーミスの演技が絶対条件になりそうだ。

2017.04.01 - Worlds Day 6 OP + FS 新闻报导

羽生、公式練習で連続ジャンプ成功!上々の仕上がりで最終調整終える
2017年4月1日16時47分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50195.html
 ◆フィギュアスケート世界選手権 最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)
 男子フリーは日本時間1日午後4時50分に始まる。ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は午前の公式練習に参加。上々の仕上がりで最終調整を終えた。
 「ホープ&レガシー」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループを成功。続く4回転サルコーはパスしたが、今季一度も成功がない後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプはきれいに決めた。その後の4回転トウループが2回転になり肩を落とす場面があったが、直後に4回転トウループ―1回転ループ―3回転サルコーのリカバリーを試して成功させた。練習開始から20分でリンクを上がった。
 羽生は午後8時5分、宇野は8時39分に登場予定。

★★★

羽生結弦、SP5位から巻き返し狙うフリーで世界最高223・20点!
スポーツ報知 2017年4月1日20時16分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50238.html
◆フィギュアスケート世界選手権 第4日 ▽男子フリー(1日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
 男子フリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)98・39点で5位の羽生結弦(22)=ANA=が最終グループ1番手で登場した。
 冒頭の4回転ループを完璧に決め、大歓声に包んだ羽生。続く4回転サルコーも美しく決めた。3回転フリップ、4回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプ、4回転トウループと3回転半―2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツとジャンプはすべて決め、演技終盤から場内は大歓声。演技を終えた羽生は引き締まった表情の中に満足感を漂わせていた。
 アナウンスされた得点は世界最高の223・20点。羽生は会心の表情で両拳を突き上げ、喜びを爆発させた。

★★★

羽生結弦、フリー世界新記録!223・20点
nikkan 2017年4月1日20時25分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801181.html
 羽生結弦(22=ANA)は、フリー演技で自身のもつ世界記録を更新する223・20点。SPとの合計321・59点をマークした。
 冒頭の4回転ループ、4回転サルコーをきれいに跳んだ。中盤には3回転フリップを挟み、4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーションジャンプ。4回転トーループも決め、4本の4回転ジャンプを成功させた。終盤2つのコンビネーションジャンプと、3回転ルッツもクリアし、すべてのジャンプをほぼ完璧に決めた。演技を終えると、思わず安堵の表情がこぼれた。
 SPでは4回転サルコーの着氷でバランスを崩し、コンビネーションジャンプが失敗となり悔しい5位と出遅れていたが、王者らしく立て直したところを見せた。

★★★

羽生 フリー歴代最高得点で逆転V 宇野と1、2位独占 世界選手権
sponichi  2017年4月1日 20:49
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170401s00079000390000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権は1日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子フリーで羽生結弦(22=ANA)は223・20点をマーク。自身が持つフリーの歴代最高得点を更新し、SPとの合計321・59点。SPは5位と出遅れたものの、逆転で3年ぶりの王座奪回を果たした。SP2位と好発進した宇野昌磨(19=中京大)は214・45点、合計319・31点で2位となり、初めて表彰台に上った。
 課題となっている4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを始め、全てのジャンプを成功させ、見たか?と言わんばかりのドヤ顔。得点を確認すると一瞬眼を大きく見開き驚いたが、両手で大きくガッツポーズし喜びをかみ締めた。

★★★

羽生、SP5位から大逆転V!フリー世界歴代最高223・20点で3季ぶり世界王者に
sanspo 2017.4.1 20:54
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040120160013-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけて行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高を更新する223・20点で合計321・59点をマーク。3季ぶり2度目の優勝を飾った。
 19番目に滑走した羽生は冒頭の4回転ループを決めると、SPで失敗した4回転サルコーも着氷。4回転サルコー-3回転トーループ、4回転トーループと4度の4回転を完ぺきに成功させ、演技後に両手を広げた。
 世界選手権では金メダルに輝いたソチ五輪のシーズンに初優勝した後、2大会続けて2位と悔しさを味わってきた。2月の四大陸選手権では4回転ループを含め、フリーで自身初となる4度の4回転を成功させたが、結果は5度の4回転を跳んだネイサン・チェン(17)=米国=に敗れて2位。新たなライバルの出現で闘志に火が付いた。
羽生結弦の話
「疲れた。でも、演技内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた。殻をちょっと(破れた)。最高のご褒美。SPが終わった後、立ち直れないぐらい落ちこんだ。チームやファンの方が信じてくれたことが、この演技につながった」

★★★

羽生結弦、フリー世界最高得点で世界王座奪回!SP5位から大逆転
2017年4月1日21時2分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50251.html
 男子フリー(FS)が行われ、羽生結弦(22)=ANA=は世界最高の223・20点を記録しトータル321・59で3季ぶりの王座奪回に成功した。 宇野昌磨(19)=中京大=は214・45点で、自身初のフリー200点超えを果たしたが、羽生を超えることはできなかった。 最終グループ1番手で登場した羽生は冒頭の4回転ループを完璧に決め、大歓声に包んだ。続く4回転サルコーも美しく決めた。3回転フリップ、4回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプ、4回転トウループと3回転半―2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツとジャンプはすべて決め、演技終盤から場内は大歓声。演技を終えた羽生は引き締まった表情の中に満足感を漂わせていた。 アナウンスされた得点は世界最高の223・20点。羽生は会心の表情で両拳を突き上げ、喜びを爆発させたさせた。

★★★

【優勝決定後一問一答】羽生、フリー世界歴代最高更新も「もっと練習しなきゃいけないことがわかってきた」
sanspo 2017.4.1 21:14
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040121140014-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけて行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高を更新する223・20点で合計321・59点をマーク。3季ぶり2度目の優勝を飾った。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー自己ベスト214・45点の合計319・31点で2位、3連覇を目指したSP首位のハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=は合計301・19点で4位だった。田中刑事(22)=倉敷芸術科学大大学院=は222・34点で19位だった。
 羽生は競技終了後、場内の優勝インタビューに答えた。
 --世界歴代最高を塗り替えた
 「フリーだけがよかった。残念に思ったのがSP。もっと練習を重ねないといけないと反省している」
 --平昌五輪まであと1年
 「がんばって練習を重ねてきた。もっと練習しなきゃいけないことがわかってきた」
 --どう立て直した
 「わからない。きょう滑ったプログラムは忘れてしまった。この大会に向けて日々、一生懸命練習してきた。みなさんが自信を与えてくれた」
 --日本からも大勢のファン
 「うれしい。最高の演技を見せられないときもある。悲しいことだが、ファンのみなさんが喜んでくれたらうれしい」
 --ファンに一言
 「何といっていいか」

★★★

羽生「金」!宇野「銀」!日本勢ワンツーフィニッシュ「うれしい!」
2017年4月1日21時17分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50252.html
 男子フリー(FS)が行われ、羽生結弦(22)=ANA=が3年ぶりの王座奪還を果たした。
 SP5位で臨んだフリーでノーミスの完璧な演技を披露し、自身の記録を塗り替える世界最高の223・20点をマーク。合計321・59点で劇的な逆転を果たした。
 SP歴代3位、自己ベストの104・86点をマークし2位につけていた宇野昌磨(19)=中京大=は、ジャンプの着氷でわずかに乱れたものの、自身初の200点超えとなる214・45点。日本勢ワン・ツーフィニッシュを達成した。
 SP1位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)はジャンプでミスが目立ち、4位に転落した。3位はボーヤン・ジン(中国)。
 羽生「今日はもうフリーのことだけを話したい。残念だったのはSP。もっと練習しないといけないと反省している。頑張って練習を毎日重ねてきた。もっと練習していかないといけないなと分かった。皆さんにいつも最高の演技を見せることができないこともある。それはとても悲しいことだが、皆さんがここで喜んでいただけたなら僕もうれしい」(英語で)

★★★

羽生、3季ぶり2度目V 宇野2位、日本は五輪3枠
asahi 共同 2017年4月1日21時19分
http://www.asahi.com/articles/GCO2017040101001808.html
 【ヘルシンキ共同】来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けたフィギュアスケートの世界選手権最終日は1日、ヘルシンキで行われ、男子は羽生結弦(ANA)が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。羽生はフリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 SP2位の19歳、宇野昌磨(中京大)が自己ベストを大幅に更新する合計319・31点で2位に入った。羽生と宇野の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。(共同)

★★★

羽生 フリー歴代最高更新もSP反省「もっと練習しないと」
sponichi 2017年4月1日 21:18
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170401s00079000443000c.html
 3年ぶりの王座奪回を果たした羽生結弦(22=ANA)は優勝インタビューでまず反省を口にした。
 自身が持つフリーの歴代最高得点を更新する223・20点をマークしての逆転優勝となったが、「残念なのはショートプログラム。もっと練習しなければいけないと反省しています」と苦笑いを浮かべた。
 1年後には平昌五輪が控える。「練習を毎日重ねてきた、だからこそもっと練習をしなきゃいけないんだなとわかってきました」と世界選手権を制しても油断は一切なし。「皆さんに私の最高の演技を見せられないこともある。悪い演技のこともある。それは本当に悲しいことなんですが、ただ、皆さんがここで喜んでいただけたら私も嬉しいです」とファンへ呼びかけ大歓声を浴びた。

★★★

羽生がフリー世界記録更新で逆転V!宇野も2位で日本勢ワンツー
dot asahi 2017/4/ 1 21:23
https://dot.asahi.com/dot/2017033100087.html?page=1
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は現地1日に男子フリースケーティング(FS)が行われ、羽生結弦(22)が自身の持つ世界記録を更新する223.20点をマークし、合計321.59点でショートプログラム(SP)5位から逆転優勝を飾った。また、宇野昌磨(19)も自己ベストを大幅に更新して2位に入り、大舞台で日本勢がワンツーフィニッシュを果たした。
 羽生が今シーズンの集大成となる大会で、最高のフリー演技を見せた。冒頭の4回転ループを鮮やかに決めると、その後もすべてのジャンプで加点がつく完璧な演技を披露。演技終了後にガッツポーズを見せ、逆転での3年ぶりの世界選手権優勝を決めた。
 羽生は試合後の場内インタビューで「ショートが残念だったので、もっと練習を重ねないといけない。今日滑ったプログラムは忘れてしまったけど、この大会に向けて毎日、一生懸命に練習してきた。(日本のファンの応援については)嬉しい。最高の演技を見せられないときもあるが、ファンの皆さんが喜んでくれることが嬉しい」とコメントした。
 また、自身の総合ベストを30点以上も更新した宇野は、テレビのインタビューで「今シーズンの一番の演技がこの大きな大会でできて嬉しい。(今日のフリーは)楽しく滑ろうと思っていた。去年の失敗と今年の積み上げがこの成績につながったのかなと思う。去年の失敗から最高の形で終えられてよかった」と喜びを語っている。
 3位にはボーヤン・ジン(中国)が入り、3連覇を狙ったSP首位のハビエル・フェルナンデスはジャンプの転倒が響き4位。田中刑事(22)は合計222.34点で19位に終わった。

★★★

優勝の羽生結弦「もっと練習しないと」 世界フィギュア
asahi 2017年4月1日21時35分
http://www.asahi.com/articles/ASK415VDMK41UTQP02P.html
 フィギュアスケート男子の2014年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)が、フィンランド・ヘルシンキで開催中の世界選手権のフリーで、自身の持つ世界最高得点を更新する223・20点を記録した。従来の記録は15年のグランプリファイナルでマークした219・48点。
 世界選手権で3年ぶりの優勝を狙う羽生は、30日のショートプログラムで4回転ジャンプに失敗して98・39点で5位スタートだった。フリーの得点を合計して321・59点で3大会ぶり2度目の優勝を決めた。
 優勝した羽生結弦の話 「この大会に向け、日々練習してきた。ファンの皆さんが私に自信を与えてくれた。ファンの皆さんに私の最高の演技を見せることができない時がある。それは悲しい時。ただ、ファンの皆さんが喜んでいただけたら、私もうれしい。残念なのはショート(プログラム)。もっと練習を重ねなくてはいけないと反省しています。(来年の平昌五輪に向けて)もっと練習をしないといけないということが分かりました」

★★★

羽生が逆転優勝、宇野が2位/世界選手権詳細
nikkan 2017年4月1日22時4分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801069.html
 SP5位の羽生結弦(22=ANA)はフリーで自己記録を更新する歴代記録最高の223・20点、合計321・59点で逆転優勝した。
 冒頭の4ループは綺麗に着氷。続く4サルコーも高いジャンプで難なく着氷。中盤の4サルコー-3トーループも決めた。終盤の3連続ジャンプも着氷。曲調に合わせステップを刻んだ。演技後、人差し指をたてガッツポーズをみせた。
コメント
 残念に思っていたのはフリー。もっと練習を重ねないといけないと思った。頑張って練習を重ねてきて、もっと練習をしないといけないということが分かった。今日滑ったプログラムのことは忘れてしまいましたが、この大会に向けて日々一生懸命に練習をしてきた。またみなさんが自信を与えてくれた。みなさんに最高の演技を見せることができない時もあり、本当に悲しい事なのですが、ただ、ファンのみなさんがここで喜んでいただけたのであれば、私もうれしいです。

★★★

比類なきフィナーレ=また抜け出した羽生-世界フィギュア
jiji 2017/04/01-22:06
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100596&g=spo
 完成形を追ってきた今季のフィナーレを、比類なきプログラムで締めた。羽生は右の人さし指を天に突き上げ、長く余韻をかみしめた。フリーで自身の持つ世界歴代最高を上回る驚異の223点超え。文句なしの逆転で、王者に返り咲いた。
 ジャンプは点数の上限に迫るほど。ループ、サルコー、トーループと3種類で4度決めた4回転は、3点満点の出来栄え点(GOE)で合わせて10点を稼いだ。「演技の内容を忘れるくらい一つ一つに集中していた」。夢見心地だった。
 2月の四大陸選手権で新鋭チェンに敗れた。4回転はフリーと合わせて種類、本数とも羽生が一つずつ少ない。ライバルを強烈に意識しつつも、この1カ月は自分の演技の粗さをそぎ落とすことに傾注した。「限界をつくらず練習してきた。それが一番の収穫」。苦しかった日々は、報われた。
 昨季終盤に負った左足甲のけがの影響で調整がやや遅れ、しかも新たな4回転ループの成熟を急いだため、今季はプログラムの完成に時間がかかった。ミスを抑えれば、やはりオーラは増す。
 SP、フリー、合計の全てで世界歴代最高をマークした昨季のピークをなかなか越えられず、「過去の自分とあの数字にとらわれて、ここまですごく怖かった。0.1点でも超えてくれと思っていた」。フリーで新たな境地に足を踏み入れ、激戦の男子でまた、一歩も二歩も抜け出した。(ヘルシンキ時事)


世界フィギュア・談話
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100573&g=spo
◇最高のご褒美
 羽生結弦 演技内容を忘れるくらい一つ一つに集中していた。ジャンプ、演技、完成度のためにできる一番いいパターンだった。このフリーは自分への最高のご褒美。限界を高められる練習をしてきたことが一番の収穫。

★★★

羽生「風の中にいる感覚だった」 フィギュア王座を奪還
asahi 2017年4月1日22時26分
http://www.asahi.com/articles/ASK415D1VK41UTQP022.html
 (1日、フィギュアスケート世界選手権 男子フリー)
 右手の人さし指を天に向かって突き上げた。羽生が王座に返り咲いた。
 限られた選手しかできない4回転ループも、今季これまでの全5試合で失敗していた4回転サルコー―3回転トーループも、完璧に決めた。
 集中し、自分の世界に入り込んだ。「風や川の中にドプンと入っている感覚、自然の中に溶け込んでいく感じだった」。最後のスピンで会場は総立ち。歓声と拍手の渦になった。
 昨年の世界選手権後、左足の靱帯(じんたい)損傷と診断され、約2カ月出遅れた。それでも、難しいループや、これまでできなかった後半のサルコーにこだわった。
 少し簡単なジャンプにしてミスなく滑れば、他選手を上回る地力がある。それでも羽生は現状維持を拒否した。オーサーコーチにジャンプ以外も練習し、演技全体の向上を求められても、逆にジャンプの重要さを説明して納得させた。
 挑戦する。向上する。何度、頂点に立っても、羽生の流儀を貫いた。「限界を作らずに練習できたことと、限界を高められる練習もできたことが収穫」と今季を振り返った。
 五輪連覇に向け、まだ伸びる余地がある。「スピードはもっと出せた」。フリーではジャンプを跳ぶ体力を温存するために速度を抑えたことを口にした。
 最後に、「自分の数字(世界歴代最高得点)がすごく怖かった」と明かした。自分との戦いに勝ち、「楽しいと思えた。この(完璧な)フリーが最高のご褒美」。汗と白い歯が光った。(後藤太輔)

★★★

羽生、フリー世界最高点で逆転V 宇野2位 フィギュア
asahi 2017年4月1日22時31分
http://www.asahi.com/articles/ASK415KJRK41UTQP02J.html
 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が1日、フィンランド・ヘルシンキで開催中の世界選手権で総合321・59点を記録し、3大会ぶり2度目の優勝を決めた。ショートプログラムは首位と10・66点差の5位と出遅れたが、この日のフリーでは4本の4回転ジャンプを成功させ、自身が持っていた世界最高得点(219・48点)を更新する223・20点を記録し、逆転した。宇野昌磨(中京大)も2位に入った。
 羽生は「最後のステップから鳴りやまない歓声と拍手が聞こえていました。海外の方も一緒になって盛り上がっていって、滑れて幸せだった」と話した。

★★★

羽生、鬼門の4回転サルコーを克服し覚醒!表現力にも磨きをかけ新4回転時代の寵児に
sanspo 2017.4.1 22:54
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040122540020-n1.html
 新たな4回転時代の主役はやはり、この男だった。フィンランド・ヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権で、ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点で、ショートプログラム(SP)5位から大逆転。3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 今季はトーループとサルコーの2種類が主流だったソチ五輪から進化を遂げ、4回転勝負の流れが一気に加速した。羽生は2015年12月のグランプリ(GP)ファイナルで合計330・43点の世界歴代最高得点をマークしたが66年ぶりの五輪連覇の快挙へ、4回転ループを習得。2月の四大陸選手権のフリーで初めて3種類(トーループ、サルコー、ループ)4度の4回転を決めた。
 この日はさらに飛躍を遂げた。演技後半、フリーで今季成功のない4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを完ぺきにこなし、出来栄え点(GOE)で2・43点の加点を引き出した。技術点は驚異の126・12点。2位の宇野昌磨(19)=中京大=に6・09点差をつけ、奇跡の逆転劇につなげた。
 羽生と同じブライアン・オーサー・コーチに師事するハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=は2種類(サルコー、トーループ)の4回転ジャンプの質を高め、3連覇を狙ったがジャンプのミスが目立ち、4位に終わった。スケーティングが世界随一と評される過去3度優勝のパトリック・チャン(26)=カナダ=は5位に入り、表現力を示す演技点で5項目とも9点台を並べ94・92点だったが、羽生はさらにその上をいく97・08点。技術、表現力ともに世界最強を証明した。
 四大陸で国際大会史上初となる4種類(ルッツ、フリップ、サルコー、トーループ)5度の4回転を着氷させたネーサン・チェン(17)=米国=は、史上最多6本の4回転に挑戦も安定せず6位に終わった。4回転ルッツなど3種類の大技を駆使し4回転ループにも挑戦中の金博洋(19)=中国=は初めて合計300点の大台に乗せ3位と躍進したが、日本が誇る二枚看板には手が届かなかった。
 国際スケート連盟(ISU)は来年の平昌五輪後、演技点の配分を高める方向で検討している。男子で複数種類の4回転ジャンプを演目に組み込むことで高騰する技術点との均衡を保つことが狙いだ。それでも前人未踏の領域を追求し続ける羽生には、影響はないのかもしれない。

★★★

「0.1点でも超えてくれ」=羽生との一問一答-世界フィギュア
jiji 2017/04/01-23:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100628&g=spo
 フィギュアスケート世界選手権の男子フリーで逆転し、3年ぶりの優勝を果たした羽生結弦との一問一答は次の通り。
-演技を振り返って。
 演技の内容を忘れるくらいに一つ一つ集中し、一生懸命にやれた。スピードはもっと出せたかもしれないが、ジャンプと演技、完成度のためにできる一番いいパターンだったのではないか。
 -フリーで自身の歴代世界最高点を更新した。
 自分が一番とらわれていたのは過去の自分だった。あの110、220、330という(SP、フリー、合計の歴代最高の)数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきていた。何とか1点でも0.5点でも0.1点でも超えてくれと思っていた。
 -難しいプログラムにこだわり続けてきた。
 このフリーが最高のご褒美。このプログラムをやってきて一番よかったのは、自分の限界をつくらずに練習できたこと。それが一番の収穫。
 -4回転が決まった。
 4回転はサルコーもトーループもすごく集中していた。フリーはジャンプを一本一本決めるごとに、徐々に自分が溶け込んでいくような感じがあった。(ヘルシンキ時事)

★★★

逆転優勝の羽生「フリーは楽しいと思った」一問一答
nikkan 2017年4月1日23時22分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801267.html
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801389.html
 逆転優勝した羽生結弦は興奮冷めやらぬ様子で演技を振り返った。
 -今季初のノーミス。試合を終えた時、どう思ったか
 羽生 世界選手権のフリーって楽しいと思った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループが終わった時に感覚が良ければ5個目の4回転をやろうと思ったが、しんどかった。
 -調子の波がある中で、どう安定した演技を見せているか
 羽生 昨季、NHK杯とグランプリ・ファイナルでノーミスした時に思ったが、クリーンなプログラムをするのは大変。精神的なものとか、何回も試合に合わせないといけない体力。調整が難しいと感じている。いまの構成ではループが技術的に安心できるものじゃない。もう一段階が難しい。
 -最後まで流れのある演技を通せた。ジャンプへの意識は
 羽生 4回転サルコーに関しても4回転トーループに関してもすごく集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っていたりするような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった。いい集中状態だったと思う。
 -朝の公式練習は控えめな内容だった
 羽生 SPの悔しさがあって思い切って練習したかったが、本番までの間が短かったのでブライアン(・オーサー・コーチ)から抑えてと言われた。(演技前の)6分間練習で既に脚に来ていてしんどいと思ったが、最後の調整がちょっとした体力につながったと思った。
 -難しい構成のフリーに挑み得たものは
 羽生 一番良かったのは、自分の限界を作らず、それを高められるよう毎日練習してこられたこと。
 -4回転ジャンプと体のケアをどうバランスを取るか
  羽生 科学的に言えば、人間は5回転まで跳べるらしいですが、自分は将来、試合に入れるかは分からないが、4回転アクセルを跳びたい。ケガのリスクは、改めて試合を通して考えていかないといけない。

★★★

羽生フリーで初のノーミス 世界最高点更新
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057310.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=は今季初めて全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せ、フリー223・20点の自己ベスト、合計321・59点をマークした。フリーの得点は自身の持つ世界最高記録を更新した。
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを着氷。これまで一度も試合で決められなかった演技後半の4回転サルコーからの連続ジャンプもきっちりと決めた。
 雄大なメロディーに合わせてしっとりと演じきると、最後のスピンからフィニッシュのポーズにかけて、会場の拍手が鳴りやむことはなかった。

★★★

羽生3年ぶり世界選手権V!フリー世界最高得点更新 宇野は2位
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057398.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で優勝した。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 羽生は「SPは残念だった。もっと練習を重ねないといけない」と5位に終わったSPを悔やんだ。SPフリーともに会心の演技を見せた宇野は「今季1番の演技がこの大きな大会、去年の雪辱だった大会で出せたのがすごくうれしい。2度同じ過ちを繰り返したくない思いで1年間練習してきて、こうやって最高の形で終えることができて本当にうれしかった」と、昨年大会で7位に終わり、涙を流した悔しさを晴らした。

★★★

羽生結弦 ベテランも若手も「すべて僕にとって追いかける背中」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057873.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 試合後のプレスカンファレンスでは、羽生に「若手選手に追いかけられる立場として」という質問が飛んだ。しかし、羽生は首を振りながら答えた。
 「追いかけられる立場とよく言われるけど、SPで分かったように、まだまだ追いかける背中がたくさんある。パトリック(チャン)やハビエル(フェルナンデス)はフリーで順位を下げてしまったけど、SP1位はハビエルだったし、3位はパトリックだった」と存在感を示した2人の年上選手に敬意を表した。そして「もちろん宇野選手、ボーヤン選手、ネイサン選手という若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」と、キッパリ。年上、年下関係なく、すべてのライバルたちをリスペクトして、自らの進化の糧へとしていく。

★★★

【一問一答】羽生3季ぶり王座奪還「科学的に人間は5回転まで跳べるらしい」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057854.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 プレスカンファレンスでの羽生の一問一答は次のとおり。
 -大会を終えて。
 「すごくSPが終わった後、自分自身落ち込んでしまって…。なかなか立ち直ることができないぐらい落ち込んだんですけど、チームやファンの方たちが信じてくれたことが今日の演技に繋がったのかなと思います」
 -ファンの盛り上がりもあった。
 「フリーはわぁって盛り上がる曲ではなく、ゆったりとした曲なんですが、『頑張れ』の声が混ざった歓声を送っていただけましたし、ジャンプを跳び終えて、ステップ、スピン、最後まで鳴り止まない拍手が聞こえていた。非常にありがたかった。SPも写真で見て驚いたんですけど、海外の方も一緒になって盛り上がってくれていたみたいで、本当にここで滑ることができて幸せだった」
 -若手に追いかけられる立場になって。
 「追いかけられる立場とよく言われるけど、SPで分かったように、まだまだ追いかける背中がたくさんある。パトリック(チャン)やハビエル(フェルナンデス)はフリーで順位を下げてしまったけど、SP1位はハビエルだったし、3位はパトリックだった。もちろん宇野選手、ボーヤン選手、ネイサン選手という若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」
 -現在のプログラムをミスなく滑ることの難しさは。
 「昨季、自分がNHK杯とGPファイナルでノーミスの演技をして思ったのが、クリーンなプログラムを滑ることは非常に難しいということ。技術的な難しさではなく、精神的なものもあるし、何度も試合に合わせる体力、調整が難しい。4回転ループはまだ安心して跳べるジャンプじゃない。さらにもう1段階難しさを感じている」
 -来年の五輪に繋がったものは。
 「この構成、4回転を4本、トリプルアクセルを2本、コンビネーションをすべて後半にもってくる構成をまず試合でやりきる自信がついたのが大きい。ただ、SPとフリーを揃えるのが1番大事。そういう意味では五輪に繋がるのは、まず4回転4回の構成をやり遂げられた自信を持てたことと、SP、フリーを揃えるための課題が見つかったことかなと思います」
 -今後、ジャンプはどこまで進化する?
 「なんか、科学的なことでいえば、人間は5回転まで跳べるらしいんですよ。ただ、まだ5回転の点数(基礎点)はないですし。でも自分は4回転アクセルは跳びたいと思ってます。試合に入れるか入れないかは分からないですが。ここまで4回転の多種類時代を作ったのは彼(3位の金博洋)。彼がルッツをクリーンに跳んで、みんなが“ルッツ跳んでいいんだ”“ルッツで人間跳べるんだ”ってなった。目指すべきところは僕の(世界記録の)330点だったりしたかもしれないけど、この4回転多種類時代を作ったのは、彼だと思います」

★★★

羽生、改めて4回転アクセルに意欲 点数設定のない5回転も「科学的には跳べるらしい」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057858.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 多くの選手が4回転ジャンプを複数種類跳ぶ“真4回転時代”の到来で、空前のハイレベルな争いとなった今大会。試合後のプレスカンファレンスで、羽生はかねてから口にしている夢の大技への意欲も示した。「自分は4回転アクセルはやりたいと思ってます。試合で入れるか入れないかは分からないですけど」。4回転の中で、唯一まだ誰も成功させていない大技。そして羽生は、さらにその先の異次元ジャンプにも言及した。
 「なんか科学的なことでいえば、人間は5回転まで跳べるらしいですよ」と、ニヤリと笑った。5回転はまだ基礎点も設定されていないジャンプ。いつかそんな漫画のような大技が誕生するのか、そしてそれを完成させるのは羽生なのか。そんな期待すら抱かせる時代に突入した。

★★★

羽生V、歴代最高得点に世界が衝撃「キングが帰還」「涙は金メダルより重い」
The Answer   2017.04.01
https://the-ans.jp/news/3064/
フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は1日、男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が自身の歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、合計321.59点に伸ばし、圧巻の逆転Vを飾った。世界の各国メディアは3年ぶりの世界王者に返り咲いた羽生の偉業を「キングが王座に帰還した」などと続々速報している。

フリー世界新で逆転V、各国が続々速報「ハニュウが世界記録で金メダル」
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は1日、男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が自身の歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、合計321.59点に伸ばし、圧巻の逆転Vを飾った。世界の各国メディアは3年ぶりの世界王者に返り咲いた羽生の偉業を「キングが王座に帰還した」などと続々速報している。
 スペイン地元紙「エル・パイス」電子版は「ユヅル・ハニュウがハビエル・フェルナンデスから世界王者を奪う」と見出しで特集した。
「ジャッジの評価を受ける間の羽生結弦の涙は金メダルよりも重かった。昨年来、氷上で歴史を記してきたハビエル・フェルナンデスだが、キングが王座に帰還した」
 採点が出るまで感極まった表情でうっすら涙を浮かべていた羽生が、2連覇中のフェルナンデス(スペイン)から王座を取り戻した偉業をこう讃えている。
 フランス地元紙「レキップ」電子版は「ユヅル・ハニュウが世界記録で金メダル」とレポート。「日本人はショートプログラムで5位だったが、ライバルを圧倒し、世界新記録で金メダルを勝ち取った」と逆転劇を高く評価している。
 英地元紙「デイリー・メール」電子版は「日本のハニュウが2度目のフィギュアスケート選手権優勝」と速報した。フランス誌「ル・ポワン」電子版は「日本人ユヅル・ハニュウが2度目の世界タイトル」とレポートし、クロアチア国営放送「HRTスポーツ」も「日本人のユヅル・ハニュウが王座奪還」と続いていた。
 世界最高得点による羽生の逆転劇は、日本のみならず、早くも世界中に大きな衝撃が広がっている。

★★★

「数字にとらわれて、怖くて」 Vの羽生結弦、一問一答
asahi 2017年4月2日00時50分
http://www.asahi.com/articles/ASK417X5DK41UTQP03N.html
 フィギュアスケートの世界選手権で金メダルを獲得した羽生結弦(ANA)と報道陣との主な一問一答は次の通り。
――演技を終えて。
 「疲れました。でも本当に演技内容を忘れるくらい集中しました」
 「スピードはもっと出せたかもしれないが、これが自分のジャンプのため、演技のため、全ての完成度のために一番いいパターンだったと思います」
 ――今季初のノーミス。
 「やはり世界選手権のフリーって楽しいなって思ったのと、本当は(トリプル)アクセル―トーループを終わったときに感覚が良ければ5個目(の4回転を)やろうかなと思っていたけど、やっぱりしんどかったです(笑)」
 ――今季、難しいプログラムにこだわり続けて得たものは。
 「自分にとってはこのフリーが最高のご褒美。自分の限界を作らずに練習してこれたことが一番の収穫。その限界を高められる練習を毎日できたことが一番の収穫」
 ――最後まで流れのある演技だった。
 「自分が風だったり、川の中にドプンと入っているような感覚で、自然の中に入り込んでいるような感覚がすごくあった。ある一種の、すごくいい集中状態だった」
 「ジャンプを一本一本決めるごとに、徐々に徐々に自然の中に溶け込んでいく感じがありました」
 ――点数を待っている時は。
 「緊張しました。自分が一番とらわれているものは過去の自分で、やっぱりあの220、330、110っていう(世界歴代最高点の)数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきました。なんとか1点でも、0・5でも0・1でも超えてくれと思っていました」
 ――感想を。
 「ショートが終わったあと、自分自身落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができないくらい落ち込んでて。チームやファンの人が信じてくれた心が今日の演技につながりました」
 ――会場は満席だった。お客さんの反応をどう思ったか。
 「フリーはわーっと盛り上がるような曲じゃなくて、すごくゆったりとした曲なんですけど、それでも最後のステップのところで『頑張れ―』とかの声が混ざった応援とか、最後の最後にジャンプを跳び終えて、スピンから最後までずっと鳴りやまない拍手や歓声が聞こえてました」
 「ありがたかったし、ショートプログラム(SP)では本当に写真で見て驚いたけど、海外の人も一緒になって盛り上がってくれていたので、ここで滑れて幸せだなと思いました」
 ――4年前は上の選手を追いかけてきたが、今は追いかけられる立場になった。今日の演技で彼らに示せたものは。
 「追いかけられる立場と言われるけど、言ってみれば、今回のSPでわかったようにまだまだ追いかけている背中はたくさんあって。今日はパトリック(チャン)=カナダ=も、ハビエル(フェルナンデス)=スペイン=も完璧な演技ができなくて最終的な順位は下げてしまったけど、今回の試合でSPで1位になったのはハビエルだったし、3位に入ったのはパトリックでした。もちろん若い宇野選手=中京大=、金博洋選手=中国=、ネーサン(チェン)選手=米国=もだし。たくさんいろんな強いスケーターがいますけど、それぞれに長所があって、僕にはないものがたくさんあって、全てが僕にとっては追いかける背中です」
 ――調子がいい時も悪い時もあった。常に高いレベルの演技を続けていくのはどれくらい大変か。
 「昨シーズン、自分がNHK杯とグランプリ(GP)ファイナルで、SP、フリーともにノーミスしたときも思ったけど、クリーンなプログラムをすることは大変だと感じました。それは技術的な難しさというのは感じてなかったかもしれないけど、精神的なものとか、何回も試合に合わせないといけない体力とか、調整とか、そういったものが難しいと感じます」
 「今の構成のプログラムでいえば、まだまだ4回転ループが安心して跳べるようなものではない。そういった意味でもさらにもう一段階難しいと感じています」
 ――今季最終盤の試合で自己ベストを超えたことが何を意味するのか。五輪シーズンにどうつなげていくか。
 「この構成で4回転4本、3回転半2本、コンビネーションすべてを後半に持ってくるという構成をまず試合でやりきれるという自信がついたことは大きいと思います」
 「ただ、SP、フリーともにそろえることが一番大事だと思うので、まだまだだなという実感もしています。だからこそ、五輪に向けてつながるという意味でいえば、その4回転構成をやり遂げられたという自信、あとはSP、フリーともにそろえなくてはいけないので、それをするための課題が大きく見つかったと思います」
 ――(演技後にファンがリンクに投げ込んだ)プーさん、拾いましたか。
 「1個も拾ってないです(笑い)。ただ、すごくうれしいです。(プーさんの)数だけ期待されているんだなという気持ちと、その分のパワーもいただいています」
 ――去年、今の男子のレベルは人間の限界を超えていると話していた。来季は技術とのバランスをどう考えているか。
 「科学的なことで言うと、人間は5回転まで跳べるらしいです。でも、まだ5回転の点数もない。でも、将来は4回転アクセルも跳びたいと思っています。試合に入れるか入れないかはわからないけど」
 「ただ、本当にここまで4回転の種類を引き上げてきたのは、金博洋なので。彼が4回転ルッツをしっかり跳んで、プログラムに入れてきたからこそ、みんなが、『ルッツって跳べるんだ』という風になってきました。彼がここまで開拓してきたと思います」

 「もちろん目指す先は(合計点の)330点とか、僕の点数だったかもしれないけど、間違いなく彼が多種類4回転という時代を作ってきたと思います。来季はまだわからない。みんないろんなことをやってくると思います」
 「今回の試合を見ても、SPでジェーソン・ブラウン=米国=が4回転ジャンプなしであの得点を出せるという証明をして見せた。4回転だけが全てじゃないという、フィギュアの楽しさ、面白さを伝えてくれたと思う。けがのリスクも考えながら、どうやって自分のベストのパフォーマンスを出すかを、改めてこの試合を通して皆で考えないといけない」(ヘルシンキ=後藤太輔、野田枝里子)

★★★

羽生、SP5位から奇跡の『金』!ノーミス演技で歴代最高点マーク
sanspo 2017.4.2 05:05
http://www.sanspo.com/sports/news/20170402/fgr17040205050003-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会。男子は羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 ヘルシンキの会場が揺れた。羽生は雄たけびをあげた。ショートプログラム(SP)で首位と10・66点差の5位からミラクル逆転劇だ。大一番で自身の持つフリーの世界最高得点を塗り替え、五輪王者の底力をみせた。
 「内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」
 冒頭の4回転ループを決めて勢いに乗った。4回転サルコーも流れるように降り、ともに出来栄えで2点を超える高い加点を獲得した。続く4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプは、今季5戦すべてで失敗し鬼門となっていたが果敢に挑戦し、初めて成功させた。
 ここまで来れば、もう羽生劇場だった。次の4回転トーループも決めると、ほぼ満員の会場がわいた。卓越した表現力で観衆を引き込み、演技を終えると腕を上げ、指を1本立てて喜んだ。今季初めてとなるノーミスの演技で、2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が持つフリーの世界最高得点を3・72点更新。3季ぶり2度目の世界一に返り咲いた。
 繊細な体を管理し、劇的勝利につなげた。昨年12月のGPファイナルで4連覇も、フリーは不振だった。消化が遅い胃に1キロ以上も食べた物が残り、体が重かったことが影響していた。2月の四大陸選手権では反省を生かし胃を空っぽに近い状態にして臨み、4度の4回転を決めた。最低限のエネルギー摂取で身軽さを保ちつつ、長丁場のフリーを乗り切る策を見いだし、今回の演技にも結びつけた。
 逆転のためにはノーミスの演技が必須条件だった。SPで失敗した4回転サルコーをフリーで回避する選択肢もあったが、逃げることなく挑み、フリーでは技術点、演技点ともにトップの完勝を果たした。
 SPでのミスがなければ、15年GPファイナルで自身がマークした世界最高得点となる合計330・43点の更新も夢ではなかった。新記録の達成はお預けとなったが、“強い羽生”は十分にアピールできた。
 「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた。自分の限界をつくらずに練習してこられたことが一番の収穫」
 進化を続けるソチの王者が、1952年オスロ大会のディック・バトン(米国)以来、66年ぶりの五輪2連覇の偉業へ向け平昌へ突き進む。
ブライアン・オーサー・コーチ
「(羽生は)美しく、完璧だった。この数週間はこれまでで最も厳しい練習を課してきた。優勝という結果に値するだけの努力を積んできた」

★★★

羽生 世界新フリーは「最高のご褒美」進化を数字で証明
sponichi 2017年4月2日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000107000c.html
 日本がワンツーフィニッシュ!男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)がフリー世界歴代最高の223・20点、合計321・59点をマークし、逆転で3年ぶりの優勝を飾った。SP2位の宇野昌磨(19=中京大)はフリー世界歴代3位の214・45点、合計でも319・31点とし、初の表彰台となる2位となった。来年の平昌五輪の日本男子の出場枠は3大会連続の3つとなった。
 誇らしげにアピールした。今季最高のフリーの出来を――。確信していた。3年ぶりのタイトル奪取を――。まだ5人の演技者が残っているにもかかわらず、演技を終えた羽生は肩で息をしながら、左手の人さし指を立てて天に突き上げ、右手の人さし指は地面に向けた。このポーズは12年の全日本選手権優勝でも見せていた。羽生にとっては会心の演技の時に出るパフォーマンスだった。
 「疲れました。演技内容を忘れるくらい、集中してやれました。このフリーは最高のご褒美だと思います」
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを鮮やかに降りた。中盤の4回転サルコー―3回転トーループ。2日前のSPでも失敗し、鬼門となっていた連続ジャンプをフリーで今季初めて成功させると、勢いに乗って続く4回転トーループも決めた。フリーの「ホープ&レガシー」(久石譲作曲)は98年長野パラリンピックのテーマ曲。長野五輪やパラリンピックを見た母が姉をスケートに連れていったことをきっかけに羽生も競技を始めた。「スケート人生の原点」と語る思い入れのある曲を初めてノーミスで演じきった。
 絶妙な調整がピタリとはまった。SP5位と出遅れた翌日の練習、いつもは精力的に4回転ジャンプを跳ぶが、十数本に控えた。「悔しさがあったので、思いきり練習したかったけれど抑えました」。フリー本番はあえていつもよりゆっくり滑った。「ジャンプのため、演技のため、完成度のため、一番いいと思った」。今季から4回転ジャンプを1本増やして4本としたフリーの「挑戦的」なプログラム。体力をうまくコントロールして、シーズン総決算の舞台でしっかり完成させた。
 フリーの得点は15年GPファイナルで出した自己ベストの世界歴代最高記録を3・72点更新する223・20点。「過去の自分にとらわれたくなかった。ここまで凄く怖かった」。得点が伸び悩んだ今季は第一人者ゆえの苦悩があったが、進化を数字で証明した。
 最終組を滑った6人中3人は年下だった。3年ぶりの王座を手にしたが、宇野ら若手が迫ってきている。「追いかけられる立場と言われるけれど、それぞれのスケーターに長所や僕にないものがある。僕にとっては全て追いかける背中です」。来年の平昌五輪で連覇を狙う王者は挑戦者の立場を強調。そのスタンスが羽生の強さの源だ。

★★★

羽生飽くなき向上心 将来的には「4回転アクセルやりたい」
sponichi  2017年4月2日 05:35
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000116000c.html
【羽生に聞く】
 ――高難度のプログラムでノーミスだった。
 「本当は後半で5個目(の4回転ジャンプ)をやろうと思ったけれど、しんどかった。このプログラムで一番の収穫は限界をつくらず練習してこられたこと」
 ―最後まで流れのある演技を通せた。
 「4回転サルコーに関しても4回転トーループに関しても凄く集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っていたりするような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった」
 ――今後につながる?
 「4回転ジャンプ4本の構成を試合でやりきれる自信がついたことが大きい。来年の五輪につながる」
 ――今後、男子のジャンプはどうなる?
 「科学的には人間は5回転まで跳べるらしい。僕は将来的には4回転アクセルをやりたい。みんないろんなことをやってくると思う」

★★★

絶対王者・羽生が語った“過去の自分を超える”重圧そして苦しみ…世界最高得点塗り替えV
スポーツ報知 2017年4月2日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170402-OHT1T50039.html
 【ヘルシンキ(フィンランド)1日=高木恵】男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は、223・20点で自身の持つフリー世界最高得点を更新。合計321・59点で3季ぶり2度目の優勝を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=は214・45点、世界歴代2位の319・31点で2位。300点超えが4人という史上最高のハイレベル決戦で、日本男子では14年大会(羽生、町田樹)以来2度目のワンツー。平昌五輪の金、銀独占が見えた。
 ドヤ顔で右人さし指を立てる「ナンバーワン」ポーズをつくった。羽生の魂の滑りに、会場は総立ちで応えた。「世界選手権のフリーって、楽しいなって思った。自分にとって、このフリーが最高のご褒美」。SP、フリーを通じて今季初のノーミス演技。自身の記録を3・72点更新する223・20点の世界記録。今季ベストの321・59点で自身最大の10・66点差を逆転し、日本男子で初めて2度目の世界王座をつかんだ。
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを成功。今季一度も決まっていない鬼門だった後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプは2・43点の加点を引き出す完璧なジャンプだった。4本の4回転はいずれも2点以上の加点がついた。SPで5位と出遅れ「すごく落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができなかった」。自分を信じるしかなかった。「限界を作らずに、限界を高める練習をしてきたことが一番の収穫」
 昨季はSP、フリー、合計で世界最高得点を記録した。自分の数字を超えたい。超えなければいけない。考えれば考えるほど追いつめられた。「自分が一番とらわれていたのは過去の自分。220、330、110っていうあの数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。なんとか1点でも0・5でも0・1でも超えてくれって思っていた」。絶対王者ならではの苦しみを吐き出した。
 今季フリーの「ホープ&レガシー」は、羽生が強く望んだ曲だった。久石譲さんが作曲した98年長野パラリンピックのテーマ曲。長野五輪・パラリンピックを見た母が姉にスケートを習わせ、姉に感化されてスケートを始めた。「スケート人生の出発点」とこの曲を選んだ。「風や川の中にどぷんと入っている感覚とか、この曲がイメージする自然の中に入り込めた。いい集中ができていた」。ゾーンに入っていた。
 昨年大会は左足甲の靱(じん)帯を痛めながら戦った。2月の時点で欠場も脳裏をよぎるほどの痛みで、SP後に腫れ上がった。世界選手権後には左足リスフラン関節靭帯損傷で全治約2か月の診断が下された。氷上練習を再開したのは6月。焦りを封印しながら、史上最高の羽生結弦に挑んだシーズンだった。「平昌五輪へ向けて4回転4本の構成をやり遂げられた自信と、ショートとフリーをそろえることの課題が見つかった」。66年ぶりの五輪連覇へ、王者の限界値はとどまるところを知らない。

★★★

【岡崎真の目】羽生 平昌へのポテンシャル まだ伸ばせる表現力
sponichi 2017年4月2日 07:44
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000113000c.html
 羽生の演技は本当に素晴らしかった。冒頭の4回転ループ、今季フリーで成功がなかった演技後半の4回転サルコーのコンビネーションを含め、全てのジャンプを安心して見ていられた。
 技術点はもちろんだが演技点も「要素のつなぎ」の項目がチャンと同点(9・46点)以外はライバルを圧倒。ただ、表現に関してはまだ伸ばせるのではと、個人的には感じた。演技点に10点満点をずらりと並べるのも、羽生なら可能性がある。
 宇野はSPで羽生をリードしていたこともあったがフリーで細かなミスがありながら総合で2・28点差で収めたところに進化を感じた。ミスがあった中で演技点に10点をつけるジャッジもいたことが、プログラムの完成度の高さの何よりの証拠だと思う。
 ソチ五輪のシーズンは、直前のGPファイナルで羽生が当時絶対王者だったチャンを破り、勢力図を一変させた。平昌五輪に向けても、海外勢でそういう選手が台頭してくるかもしれない。だが、高難度ジャンプへのチャレンジなど歩みを止めない羽生と宇野は、間違いなく五輪本番でも金メダル争いを繰り広げるだろう。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

SP5位からの逆転Vは初/フィギュア世界選手権
nikkan 2017年4月2日9時56分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801388.html
 王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。
 ◆世界選手権の逆転V 03~04年シーズンの新採点方法導入以降、SP5位から逆転優勝は羽生が初めて。これまでは06年カルガリー大会でSP4位から2連覇を達成したステファン・ランビール(スイス)が最高。羽生は前回優勝した14年日本大会も、3位からの逆転だった。

★★★

羽生結弦、完璧な史上最大の逆転に「最高のご褒美」
nikkan 2017年4月2日9時57分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801386.html
 王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。上位4人が300点超のハイレベルな戦いを、今季初めて4度の4回転を成功させる完璧な演技で制し、18年平昌五輪の連覇へ弾みをつけた。
 羽生が史上最高の演技で10・66点差をひっくり返した。曲に合わせ「自分が風だったり、川の中にどぷんと入ったり」。まるで自然の中にいるように、演技に入り込んでいた。1つ目の4回転ループ、次の4回転サルコー。静まる会場に着氷音がシャッと響くたびに大歓声が後に続く。後に待つのは今季これまで5戦すべて失敗している4回転サルコー-3回転トーループの連続技。美しく2つをまとめ「鬼門」を突破すると、続く4回転トーループも成功。4回転ジャンプ4本すべてで2点以上の加点をもらい、今季初めてノーミス。滑り終えると、ドヤ顔で会場を見回した。
 昨季のGPファイナルで樹立した歴代最高の219・48点を自ら3・72点更新した。高難度の4回転ジャンプを跳ぶライバルがひしめく中、1番の敵は自分だった。「一番とらわれているのは過去の自分。やっぱり220(フリー)330(合計)110(SP)という数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。何とか1点でも、0・5でも、0・1でも超えてくれ、と思っていました」。昨季の自分を超える得点と内容に「最高のごほうび」と喜びをかみしめた。
 幼いころ、戦隊もので好きなキャラクターは真ん中の赤いヒーロー。根っから負けず嫌いの羽生には、真ん中でなければ、すべて負けだった。カナダ・トロントにある練習拠点「クリケット・クラブ」の壁にある15、16年王者フェルナンデスのプレートを見る度、王者奪還を思い描いた。2位だった今年2月の4大陸選手権でも、表彰台1位にいるチェン(米国)を見つめ「うらやましい、勝ちたい」と悔しさを募らせた。SP5位からの優勝は世界選手権最大で、自身にとっても3年ぶりの逆転勝利。執念で3季ぶりの王者に返り咲いた。
 現在、チェンや宇野は羽生が出来ない難しいジャンプ、4回転ルッツや同フリップを軽々と跳ぶ。それでも、完璧にやれば勝てる自信が「ある」と言い切る。この日の技術点126・12点も歴代最高。質も含めた技術で、トップに君臨していることをあらためて証明した。「4回転4本の構成をやり遂げられたという自信」を胸に、いよいよ五輪連覇のシーズンへ向かう。【高場泉穂】

★★★

羽生 大逆転V 自身のフリー世界最高記録更新! 4回転4本決めた
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010058096.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けて男子フリーを行い、羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。羽生は自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=が2位。2人の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。
 羽生は肩で大きく息をしながら右手を突き上げ、指を一本立てた。フリーで自らが持つ世界最高得点を更新する「223・20」を確かめると、心からの笑みを見せた。「疲れた。でも演技内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」。SP5位からの大逆転Vで、3季ぶりに世界一を奪い返した。
 圧巻は4度組み込んだ4回転ジャンプ。今季、試合で一度も決められなかった演技後半の4回転サルコーの連続ジャンプを含め、4度すべてでGOE(出来栄え点)2点以上の加点がつく完成度で成功させた。
 技術点、演技構成点ともにトップで、ライバルたちの追随を許さなかった。「今の心境の中で表現し切れた。スピードはもっと出せたかもしれないが、このプログラムの全ての完成度のためにできる一番いいパターンだったと思う」と胸を張った。
 四大陸選手権ではチェン(米国)に敗れて2位。SPは5位と苦しい思いも味わった。「SPが終わった後、立ち直れないぐらい落ち込んだ」と羽生。昨季のGPファイナルでたたき出したSP、フリー、合計全ての世界最高点に対しても「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた」と吐露した。後悔も、恐怖心も乗り越え、つかんだ栄冠。「殻をちょっと(破れた)」と満足そうに笑った。
 3年ぶりの王座奪還は「最高のご褒美」だ。66年ぶりの五輪2連覇が懸かる来季へ向けた大きなステップとする。

★★★

羽生の逆転V採点詳細 ほぼ究極、構成点で圧倒、ライバルには伸び代も
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010059071.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 羽生結弦(22)=ANA=が男子フリーで歴代最高となる223・20点をマークしSP5位から3季ぶり、日本男子では初となる2度目の優勝を果たした。圧巻の演技を見せつけたが、具体的にはどのような点がライバルたちに勝っていたのか。採点表をもとに振り返る。
 まず、大きく差をつけたのは構成点だった。スケーティング技術、要素のつなぎ、身のこなし、振り付けや構成、曲の解釈という各項目で採点を受けるが、羽生は97・08点を獲得した。構成点だけを見ると、5位のパトリック・チャン(カナダ)が94・92点、4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は転倒があったものの94・52点、2位の宇野昌磨は94・42点と続いたが、金博洋(ボーヤン・ジン=中国)は86・0点と水をあけられている。ネーサン・チェン(米国)は84・78点で、羽生との差は12・3点。これは4回転フリップの基礎点に匹敵する。
 構成点はまとめて「表現力を評価する」と言われることもあるが「スケーティング技術」という言葉にもあるように、足さばきや姿勢といった技術に裏打ちされた面も採点化されている。いわゆる表現力に加え、こうした面が羽生の強みであることは数字に表れている。
 もちろん技術点にも違いはある。基礎点上、羽生の最大の得点源は後半に配置している4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプ。ここを今季初めて成功させただけではなく、2・43点の出来栄え点を加えた。残りのジャンプも8本中7本で2点台の出来栄え点で、ほぼ究極に近い完成度だと言える。さらに上を目指すとなると、新たな4回転ジャンプを入れる必要がありそうだ。
 
★★★

羽生が語る真4回転時代「けがのリスク考えながら」
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010059073.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、フィンランド、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。試合後のプレスカンファレンスでは、羽生が“真4回転時代”と呼ぶ多種類4回転の構成と、怪我のリスクとの向き合い方について質問が及んだ。
 羽生は「みんな、いろんなことをやってくるんだろうなと思う。SPでジェイソン・ブラウン選手(米国)が4回転抜きで、あの点(93・10点)まで出せることを証明した。4回転がすべてではない、フィギュアスケートの楽しさを教えてくれたと思う」と指摘。「けがのリスクを考えながら、どうベストパフォーマンスを出すのか。改めてこの試合を通じて、みんなが考えていくことになると思う」と、語った。

★★★

羽生はなぜ4回転を4本跳んだのか コーチが明かす舞台裏、絶対王者の「矜持」
The Answer  2017.04.02
https://the-ans.jp/news/3081/
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)は羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)5位から劇的な逆転Vで幕を閉じた。フリーでマークした223.20点は自身が持つ記録を更新する歴代世界最高得点。その要因となったのが、4本の4回転ジャンプを成功させたことだ。難易度の高いジャンプは当然、リスクが伴う。それでも、なぜ日本の22歳は挑戦をやめなかったのか。その舞台裏を、米有力誌「ニューヨークタイムズ」が言及している。
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)は羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)5位から劇的な逆転Vで幕を閉じた。フリーでマークした223.20点は自身が持つ記録を更新する歴代世界最高得点。その要因となったのが、4本の4回転ジャンプを成功させたことだ。
 難易度の高いジャンプは当然、リスクが伴う。それでも、なぜ日本の22歳は挑戦をやめなかったのか。その舞台裏を、米有力誌「ニューヨークタイムズ」が言及している。
 4人が合計300点超をマークし、史上類を見ないハイレベルな戦い。羽生が制することができたのは、4本の4回転をすべて成功させたからにほかならない。冒頭のループ、続くサルコー、後半のサルコー、トーループ、いずれもノーミスで決めた。圧巻の演技の後、歴史を塗り替える「223.20点」がアナウンスされた。
 2連覇中だったハビエル・フェルナンデス(スペイン)を破り、3年ぶりに世界王者に返り咲いた羽生。記事では「羽生は過去2度の世界選手権でフェルナンデスに敗れ、若き新星スケーターたちが技術面を押し上げるのを目の当たりにしてきた。しかし、彼は新しい挑戦とリスクに挑み、スケート史上初めて4回転ループを着氷させたスケーターとなった」と称賛している。
 舞台裏ではコーチとの間で、勝利に結び付いた羽生の決断があったという。ブライアン・オーサー氏とともにコーチを務めるトレイシー・ウィルソン氏は「ユヅは今日さらなる境地に達した。並大抵のことではない。トレーニングを重ねて、そこに到達することができればと願うだけだ」とのコメントを伝え、羽生とのやりとりを紹介している。

「4回転は本当に4本必要?」…そう問われた羽生の答えとは
「4回転ループと、4本の4回転が本当に必要か尋ねたんだ。『本当に必要? 4回転ループと4回転は3本でもいいんじゃない?』と」
「彼の答えは『これこそが、なぜ自分が(この競技に)取り組むか、ということなんだ。この競技をさらに押し広げたいし、自分自身も高めたい』だった」
 見る者を魅了した「4回転4本」には、一人の絶対王者として、一人のスケーターとして、譲れない覚悟と矜持があったようだ。さらに、かつてない「4回転時代」に突入していることを証明するように今大会、多くの選手が4回転に挑み、成功させた。記事では、その理由について羽生が見解を明かしている。
「なぜ今日、さまざまな4回転が披露されたのかと言うと、それはボーヤンによるところが大きいです。間違いなく彼が僕達をそのレベルに押し上げた。彼は4回転ルッツとクラシックなパフォーマンスを披露し、僕たちに4回転ルッツが可能だと気が付かせてくれた」
 そう言って、3位のボーヤン・ジン(中国)を称えたという。「科学的には、5回転も可能だという話を聞きました」とも語ったという羽生。300点超のフェルナンデスですら4位でメダルを逃し、あと1年を切った平昌五輪では史上最高レベルの争いが予想されている。
 それでも、どんな状況であっても挑戦をやめることがない羽生結弦なら、再び表彰台の真ん中に立っていても決して驚くべきことではない。

★★★

羽生結弦の逆転V、オーサーコーチが舞台裏明かす 決戦前にかけた言葉とは
The Answer  2017.04.07
https://the-ans.jp/news/3272/
羽生の世界選手権V、オーサーコーチが明かした逆転劇の舞台裏
 フィギュアスケート世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)の男子フリーで歴代最高点をマークし、ショートプログラム(SP)5位からの逆転優勝を遂げた羽生結弦(ANA)。世界に衝撃を与えた逆転劇の裏側を、コーチのブライアン・オーサー氏が明かしている。米テレビ局「NBC」電子版が報じている。
 現役時代、カナダ代表として1984年と88年五輪で銀メダルを獲得し、現在、羽生やハビエル・フェルナンデス(スペイン)らを指導しているているオーサー氏。同メディアのインタビューの中で「フリー演技の前に羽生に特別な言葉をかけたのか。フリー前夜はどんな様子だったのか」などの質問を受け、SPから逆転優勝までの軌跡を明かしている。
 羽生はヘルシンキのハートウォールアリーナで行われたSPで4回転サルコーの着氷の乱れや演技スタートの遅れなどもあり、98.39点の5位と出遅れた。
 同コーチはインタビューの中で「ショートの後、彼が落胆していたのは分かっていた。だから、あの夜は彼にあえて失望させておく必要があったんだ。そして、翌日に我々の練習がやってくると、彼は実力を証明しようと使命感にみなぎっていた。私のすべきことは彼を抑えることだった。そして、こう言ったんだ。『練習は1回だけ。全力でやっては駄目だ』とね」と当時の様子を明かしている。
 SP終了時点で首位に立ったフェルナンデスには10.66点差を離されていた。コーチはフリーでの逆転に燃える羽生を逆に落ち着かせようとしたようだ。記事の中で、オーサー氏はこう続けている。

逆転劇の秘話、戦略は「正解だった」
「彼は『本当?』という感じだった。『そうだ。これに関してはただ私を信頼しなさい。君には明日に向けてフレッシュな状態でいてほしいんだ。そうすれば大丈夫』と言ったんだ。正直、今まで彼がこのような状況になることはなかった。だから、『自分の積み上げてきた練習を信じなさい。君はリンクに少し気楽な状況で臨む必要がある。集中しすぎない程度にね』、と」
 逆転Vへの舞台裏を明かしたオーサー氏は試合当日の羽生の印象についても語っている。
「彼は張り詰めた様子だったね。集中と緊張がそこにはあったよ。ウオーミングアップを始めた時に彼のチームリーダーを見つけるとこう言ったんだ。『今日はいい顔になっている。顔を見れば分かる』。彼はいつもより少し魅力的だった。そして、(戦略は)正解だったと感じたね」
 迎えた大一番で素晴らしい演技を披露し、見事に巻き返した羽生。自身が持つ世界記録を塗り替え、223.20点の高得点で頂点に立った。「これまでの練習を信じろ」というオーサー氏の一言も大逆転劇を後押ししたのかもしれない。

2017.03.31 - Worlds Day 5 OP 新闻报导

羽生 フリー逆転へ調整、4回転サルコー―3回転トーループ成功
sponichi 2017年3月31日 20:29
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/31/kiji/20170331s00079000320000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(22=ANA)は31日、練習リンクでフリー(4月1日)へ向けた調整を行った。
 課題となっている4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプは2本跳んでいずれも成功させた。SPでは同ジャンプにミスが出て、得点は98・39点止まり。首位のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)とは10・66点差がついた。厳しい戦いだが、フリーでミスを最小限に食い止めれば逆転のチャンスは出てくる。数こそ跳ばなかったが、集中した練習でカギとなるジャンプの修正に手応えをつかんだ様子だった。

★★★

羽生はサルコー入念に
jiji 2017/03/31-21:12
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017033101390&g=spo
 SP5位から巻き返しを期す羽生は、3種類の4回転をいずれも着氷。SPで失敗した4回転サルコーは単発、連続ジャンプとも入念に確認。最近の試合で決まっていない連続ジャンプの4回転サルコーは2度、きれいに3回転トーループへつなげた。(ヘルシンキ時事)

★★★

羽生、公式練習で4回転サルコー4回成功
スポーツ報知 2017年3月31日21時13分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170331-OHT1T50198.html
 男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は31日、サブリンクでの公式練習に参加。SPで失敗した4回転サルコーを曲かけをあわせて4回跳び、すべて成功させた。
 「ホープ&レガシー」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループはパス。続く4回転サルコーと、後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプはきれいに決めた。4回転トウループで転倒したが、その後の練習で修正した。

★★★

羽生、逆転Vへ 練習で4回転サルコーすべて成功
nikkan 2017年3月31日21時16分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800617.html
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)で、4月1日のフリーに備えた男子の練習が31日、行われた。
 ショートプログラム(SP)で98・39点で5位と出遅れた羽生結弦(22=ANA)は、SPで失敗した4回転サルコーのジャンプを入念に確認。単独で2度、連続ジャンプで2度と計4度跳び、すべて成功させた。現在首位のフェルナンデスとの差は10・66点。フリーでの逆転優勝には、今季まだできていない完璧な演技が求められる。今季5戦すべてで失敗している4回転サルコー-3回転トーループの連続技が決まり、4本のジャンプをすべてそろえられるかが、カギになる。

★★★

羽生、4回転サルコー全て決め期待抱かせる 
sanspo 2017.3.31 22:07
http://www.sanspo.com/sports/news/20170331/fgr17033120580014-n1.html
 フィギュアスケートの世界選手権で4月1日の男子フリーに出場する日本勢が31日、ヘルシンキの練習会場で調整した。ショートプログラム(SP)2位から初優勝を目指す19歳の宇野昌磨(中京大)は好調を維持し、ループ、フリップ、トーループの3種類の4回転ジャンプを着氷させた。
 全日本選手権覇者の宇野はフリーの曲をかけた練習ではループ、フリップの4回転を抜いた内容で全てジャンプを降りた。SP5位から3季ぶりの世界一を狙う2014年ソチ冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)は終始引き締まった表情。SPで失敗した4回転サルコーを重点的に確認し、4本跳んで全て決めた。
 SP首位で3連覇に挑むハビエル・フェルナンデス(スペイン)は早々にリンクを引き揚げる軽めの調整ながらもジャンプの成功率が高く、順調な仕上がりをうかがわせた。SP22位で初出場の田中刑事(倉敷芸術科学大)はフリーに2本入れる4回転サルコーが不調で修正に努めた。(共同)

★★★

出遅れ羽生、優勝へのカギは後半の4―3 男子フリー
asahi 2017年3月31日22時19分
http://www.asahi.com/articles/ASK305K4LK30UTQP01F.html
 フィギュアスケートの世界選手権最終日は4月1日、ヘルシンキで男子フリーが行われる。3月30日にあった男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(ANA)が逆転で3大会ぶりの優勝をつかむには、後半の4回転サルコー―3回転トーループの成功が鍵になりそうだ。31日の練習では、4回転サルコーを全て着氷。4回転サルコー―3回転トーループも決めた。2位と好位置につけた宇野昌磨(中京大)は、今季途中から導入し、まだ成功率が高いとは言えない4回転ループを決められるか。練習ではトーループやループの4回転ジャンプを決めるなど、好調を維持していた。
 「もちろん金メダルを取りたいので、またしっかり修正します」。羽生の優勝への意欲は衰えていない。SPの演技終了直後に、今季5試合全てで失敗したサルコーをどう跳ぶかを考えたという。宇野は「負けたくない。ただ、1位を狙える立場じゃない」と話し、優勝を意識せずにジャンプに集中しようと努める。
 3連覇を狙う首位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)はSPで109・05点。羽生はSP98・39点で、その差は10・66点。宇野はSP104・86点で、首位との差は4・19点。羽生と宇野は、まずはベストの演技をして優勝の可能性を残したい。
 4回転ジャンプの種類を2種類にして転倒のリスクを少なくしているフェルナンデスが大崩れすることは考えにくいが、宇野が「一つ失敗したら10点下がるし、順位もいくつ下がるかわからない」と言うように、何が起きるか分からないのも確かだ。3位のパトリック・チャン(カナダ)、4位の金博洋(中)、6位のネーサン・チェン(米)までは、逆転優勝の可能性は残っている。(後藤太輔)

★★★

SP5位の羽生「修正したい」 4回転サルコー入念にチェック
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010054228.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子の日本勢は3月31日、そろって練習リンクに姿を見せ、1日のフリーに向けて入念にジャンプの調整などに取り組んだ。30日のSPで演技スタートの30秒ルール違反となったほか、ジャンプミスを出して5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は、ジャンプの完成度を高めて王座奪還を目指す。完璧な演技でSP2位と好発進した宇野昌磨(19)=中京大=は虎視眈々(たんたん)と初優勝を狙う。
 失敗が許されないSPで羽生は痛恨のジャンプミスを重ねた。上位3人が100点を超えたハイレベルな戦いの中、98・39点にとどまりまさかの5位発進。試合後は「悔しい」を6度、「ふがいない」を3度も連発した。
 今季のプログラムでは今回のSPで失敗した4回転サルコー-3回転トーループがSPとフリーで1度ずつ組み込まれている。ただ、シーズン初戦から2月の四大陸選手権までの5戦で、完璧に跳んだのは2度だけだ。「結果が出ていないと練習してきたと言えないので、また1日練習をしっかり頑張って調整します」。31日の1回目の練習でも、4回転サルコーを他のジャンプよりも入念にチェックしながら跳んだ。
 逆転Vには圧倒的な演技が必要となる。「もちろん、金メダルをとりたいので、あとはしっかり修正していきたいです」。ノーミス演技で必ず巻き返す。

★★★

羽生、前日練習で課題のサルコー全て決めた!
sanspo 2017.4.1 05:01
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040105010002-n1.html
 世界選手権第3日(31日、フィンランド・ヘルシンキ)2018年平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会。1日の男子フリーに出場する日本勢が、当地の練習会場で調整した。
 3季ぶりの頂点を狙うSP5位で2014年ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=は、終始引き締まった表情で前日練習に臨んだ。
 SPで失敗した今季課題の4回転サルコーを重点的に確認。4本跳んで全て決め、期待を抱かせた。
 SPでは、ジャンプだけでなく、演技開始の準備を整える規定の30秒をオーバーし、1点減点される単純なミスも犯した。今季は6戦し、ミスのなかった演技は一度もできていない。
 首位とは10・66点差と出遅れたが、SP後には「金メダルを取りたいので、(ジャンプを)修正したい」と意欲満々に語った羽生。フリーの楽曲「Hope&Legacy」の題名のように逆転Vの期待を抱いて、フリーで4度予定する4回転のうち2度跳ぶサルコーをきっちり決めたい。

★★★

羽生 逆転Vへ修正!“鬼門”連続ジャンプ2本とも成功
sponichi 2017年4月1日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170331s00079000465000c.html
 男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(22=ANA)は、1日のフリーで逆転優勝を狙う。首位のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)に10・66点の大差をつけられた五輪王者は、31日の公式練習では課題のジャンプを丁寧に確認し、巻き返しに備えた。SP2位の宇野昌磨(19=中京大)も初のタイトル獲得へ向けて調整した。
 まさかのSP5位から一夜明けた羽生は、さっそくジャンプの立て直しに取り組んだ。課題となっているのは4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプ。前日のSPでも失敗するなど、今季SPとフリー合わせて11回跳び、まだ2回しか成功していない。前日に「しっかり修正します」と話していたが、公式練習ではフリーの曲をかけた際にも確実に決めるなど2本跳んでいずれも成功させた。練習とはいえ、高い修正能力を示した。
 SPではジャンプでミスをしなかったフェルナンデス、宇野、チャン、金博洋が上位を占め、ミスをした羽生とチェンは5、6位に沈んだ。複数の4回転ジャンプを跳ぶ新時代では、1つのミスが順位に大きく響くことをあらためて示した。それはジャンプの数がSPの3つから8つに増えるフリーにおいては、さらに順位が大きく動きやすいことも意味する。フェルナンデスとは10点以上の差がついたが、羽生には逆転のチャンスも十分ある。
 「金メダルを獲りたい」と3年ぶりのタイトルを諦めていない。先行逃げ切り型の羽生がシニア転向後、主要大会で唯一逆転優勝しているのが14年のこの大会でもある。フリーでは4本の4回転ジャンプに挑む。今季はまだ4本全て成功はないが、2月の四大陸選手権では急きょ5本跳んで4本決めている。左足甲を痛めて約2カ月始動が遅れた今季は、元々シーズンラストの世界選手権に照準を合わせてきた。
 滑走順は最終組の1番手。今季初の完璧な演技ができれば、ライバルたちにプレッシャーもかけられる。ノーミスが勝負の鍵だ。

★★★

羽生の逆転Vへのカギは今季一度も成功ないフリー後半の4回転サルコー
スポーツ報知 2017年4月1日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50040.html
 【ヘルシンキ(フィンランド)高木恵】男子フリーは1日に行われる。ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は31日、サブリンクでの公式練習に参加し、SPで失敗した4回転サルコーを修正した。3季ぶりの王座奪回へ、今季一度も成功がないフリー後半の4回転サルコーの成功が鍵となる。4回転新時代を象徴する6人がそろった“史上最高の最終組”で、主役の座を奪う。2位の宇野昌磨(19)=中京大=は好調を維持した。
 SPの出遅れから一夜明けたサブリンクで、羽生が気迫をみなぎらせた。「ホープ&レガシー」の曲が流れた瞬間、試合さながらの緊張感と集中力が目に宿った。冒頭の4回転ループはパスしたが、続く4回転サルコーを成功。後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプも見事に決めた。SPで失敗し、演技後に「また1日、練習をしっかり頑張って調整する」と宣言したジャンプを、短期間で修正してきた。40分の練習中に、曲かけを合わせて4回転サルコーを4本跳び、すべて成功させた。
 10・66点差の逆転へ、今季初のノーミスの演技が求められる。鍵となってくるのは後半の4回転サルコーからの連続ジャンプ。今季5度の実戦で一度も成功がない鬼門だ。30日のSPで、同じコンビネーションジャンプを失敗している。
 演技後、まず頭に浮かんだのは「サルコー、どうやったら跳べるかな」だった。映像を見返し、軸が後ろに倒れていたことに気がついた。前半の単発のサルコーは、今季成功率100%で平均1・8点の加点を得ているほど安定している。しかし後半のコンビネーションに関しては成功率0%。「練習はしてきているけど、結果が出ていないと練習してきたとはいえない」。3季ぶりの王座奪回へ、すべてを出し切る。
 SPは上位3人がノーミスで100点超え。金博洋までの4人が自己ベストを更新するというハイレベルなものだった。フリーの最終組は“史上最高の6人”が入ったといっても過言ではない。4回転4種類5本のチェンと金。3種類4本の羽生と宇野。3連覇がかかるフェルナンデスと、11年から3連覇のチャンは3本になりそうだが、完成度で対抗する。役者がそろった最終組。「金メダルを取りたい」と話した羽生が自身4度目の逆転優勝で、主役の座を取り戻す。

★★★

羽生結弦 連続ジャンプの「鬼門」突破で逆転Vだ
nikkan 2017年4月1日9時57分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800840.html
 「鬼門」突破で逆転優勝へ-。30日の男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦(22=ANA)は4回転サルコー-3回転トーループの連続技を失敗し、5位と出遅れた。この連続ジャンプは、フリーでも今季5戦すべて失敗している「鬼門」。目標とするノーミスの演技と3季ぶりの頂点に向け、一夜明けた31日の練習で完璧に決めてみせた。
 「ふがいない」と何度も繰り返したSPから一夜明けて行われた、1日フリーに向けた練習。洞窟のように岩に囲まれたサブリンクに現れた羽生は、最終グループの6人の中で、真っ先にリンクに飛び出した。引き締まった表情で、体から気合がみなぎっていた。
 前夜のSPでは、気付かぬうちに滑走前準備時間の30秒間を超え1点の減点。それでも「集中していけた」と、冒頭で出来栄え点2・43点の美しい4回転ループを跳んだ。だが、次に待つ4回転サルコーからの連続ジャンプでは、降りた瞬間に体勢が崩れ片足がつき、さらに4点を失った。優勝候補ながら98・39点で5位発進。「悔しい気持ちを持ちながら、あと2回あるサルコーに向けて、修正したいです」と、フリーで2度ある4回転サルコーの成功を約束していた。
 2度の4回転サルコーのうち、特に後半の3回転トーループとの連続技は今季5度とも失敗している「鬼門」だ。同じ連続技でも、SPではNHK杯とGPファイナル2戦で見事に決めているが、長い演技の後半に入ってくるフリーでは、その壁を越えられない。だが、この日の練習では2度成功。単独ジャンプと合わせて4回転サルコーは4本すべて成功と、100%の確率だった。不安を取り除き、首位フェルナンデス(スペイン)との10・66点差をひっくり返す準備は整った。
 SPで上位3人が100点超というハイレベルの戦い。フリーと合わせれば、2月の4大陸選手権と同様に合計300点前後の争いになりそうだ。「金メダルをとりたい」。SP後の宣言通り、優勝するには、今季まだ1度も出来ていない完璧な演技が求められる。「鬼門」の連続技を含む4本の4回転をそろえ、3季ぶりに王者に返り咲く。【高場泉穂】

★★★

羽生結弦の今季のフリージャンプ結果/図解
nikkan 2017年4月1日11時21分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800850.html

http://i.imgur.com/I4snWqR.jpg

羽生の今季のフリージャンプ結果
 「鬼門」突破で逆転優勝へ-。30日の男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦(22=ANA)は4回転サルコー-3回転トーループの連続技を失敗し、5位と出遅れた。この連続ジャンプは、フリーでも今季5戦すべて失敗している「鬼門」。目標とするノーミスの演技と3季ぶりの頂点に向け、一夜明けた31日の練習で完璧に決めてみせた。

★★★★★★★★★

Plushenko 引退


羽生 憧れ絶対王者引退決断に驚き「本当ですか」
sponichi 2017年4月1日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170401s00079000097000c.html
男子で一時代を築いたプルシェンコの引退表明を受け「絶対王者」と憧れてきた羽生は「本当ですか」と驚きの表情を浮かべた。
 かつて髪形をまねたほどで、居合わせた関係者は「(羽生が)一緒に平昌五輪に出たいと言っていたのにね」と明かした。

★★★

「引退後も僕たちの中に」 羽生、プルシェンコを語る
asahi 2017年4月2日20時50分
http://www.asahi.com/articles/ASK426SQZK42OIPE00J.html
 フィギュアスケート男子でトリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコが引退を表明したことについて、羽生結弦(ANA)は2日、「平昌までやると聞いていたので、びっくりしました」と話した。さらに、「彼に育ててもらったと言ってもいいくらい憧れて、まねをしてここまで来た。映像などの記録も残っているし、彼が引退した後も僕たちの中に生きると思う」と思いを語った。

2017.03.30 - Worlds Day 4 OP + SP 新闻报导

羽生結弦4回転ループ1度も跳べず…不安の最終調整
nikkan 2017年3月30日16時24分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1799950.html
 日本時間30日午後6時半から始まるフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム(SP)に登場する日本勢が30日午前、ヘルシンキの会場で最終調整を行った。
 最終第6組の第1滑走で、3季ぶりの頂点を狙う羽生結弦(22=ANA)は軽いアップの後、すぐにSP曲に合わせた練習を行った。最初の4回転ループは着氷が乱れ、続く4回転サルコー-3回転トーループはきれいに成功。最後のジャンプ3回転半(トリプルアクセル)は跳んだ瞬間にゆるみ、失敗した。その後の時間を使い、4回転ループを何度も試みたが、1度も跳べず、不安を残したまま練習を終えた。
 一方、羽生に続く滑走順32番の宇野昌磨(19=中京大)は2月のアジア冬季大会から着用する青い衣装で登場。SPに予定している4回転フリップ、同トーループを決めるなど絶好調だった。

★★★

羽生、“曲かけ”で4回転ループ成功も練習終盤では会心の一本出ず
スポーツ報知 2017年3月30日17時46分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170330-OHT1T50141.html
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は30日に男子ショートプログラム(SP)が行われる。3季ぶりの王座奪回がかかる羽生結弦(22)=ANA=は30日午前、会場での公式練習に参加した。SPの「レッツ・ゴー・クレイジー」の曲かけでは、冒頭の4回転ループを空中での軸が傾きながらも着氷させた。続く4回転サルコー―3回転トウループは鮮やかに成功。しかし最後の得意の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)が2回転半になる珍しいミスが出た。
 練習終盤は4回転ループを6本連続で集中的に試みるも、会心の一本は出ないまま練習を終えた。
 羽生は日本時間午後11時、宇野昌磨(19)=中京大=は11時6分、初出場の田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は9時31分に登場予定。

★★★

世界フィギュア・談話
jiji 2017/03/30-23:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017033001335&g=spo
◇ふがいない
 羽生結弦 非常に悔しい。ふがいない。経験がなぜこんなに生かされないのか。4回転サルコーは軸が後ろに倒れていた。結果が出ないと、練習してきたとは言えない。

★★★

羽生、連続ジャンプ失敗は「実力が足りない」 フリーは「絶対にノーミスにしたい」/フィギュア
sanspo 2017.3.30 23:58
http://www.sanspo.com/sports/news/20170330/fgr17033023580010-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権第2日(30日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけた36人による男子ショートプログラム(SP)で、全日本選手権覇者の宇野昌磨(19)=中京大=が世界歴代3位となる104・86点で2位につけた。3季ぶりの世界一を目指すソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=は98・39点で5位、初出場の田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は73・45点で22位だった。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=が世界歴代2位となる109・05点で首位に立った。フリーは4月1日に行われる。
 「楽しむことはできたけど、なんだかんだいってまたサルコー-トーループを失敗してしまったので、そこはすごく悔しい。仕方がない。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果がこれなので、実力が足りないと思った」
 プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」に乗った羽生は、冒頭の4回転ループを成功させたが、続く4回転サルコー-3回転トーループは、サルコーの着氷が乱れ、トーループが2回転に。後半のトリプルアクセルは着氷し、演技後は両腰に手を当てた。
 「すごく楽しかった。結果は結果なのでしっかり重く受け止めてフリーへ向けて全力を尽くしたい。絶対にノーミスにしたい。一つ一つ丁寧にやりながら、最後まで集中したい」
 2015年12月のグランプリ(GP)ファイナルで合計330・43点の世界歴代最高得点を出した日本のエースが、5位から巻き返しを図る。

★★★

羽生結弦は痛恨…連続ジャンプで膝つくミス
daily  2017.3.30
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/30/0010050903.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出たが、懸命な演技を見せた。得点は98・39点だった。
 冒頭の4回転ループを着氷。続く4回転サルコーからのコンビネーションで左膝をついてしまった。この後、2回転のジャンプを入れたがこれが連続ジャンプとして認められず。100点超えはならなかった。3回転トリプルは高さのあるジャンプで着氷した。
 今回も表現力の面では曲目の「Let’s Go Crazy」を歌うプリンスをほうふつとさせる演技を見せた羽生だが、発表された得点には少し顔をしかめていた。コーチのオーサー氏も採点に不服そうだった。

★★★

羽生SP5位に自戒「本当、実力たんないな」 スタート遅れも響く
daily  2017.3.30
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/30/0010051284.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ) 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出た上に、スタート遅れによる減点も入り、98・39点で5位と出遅れた。
 4回転ループを着氷させた後のコンビネーションジャンプに落とし穴があった。4回転サルコーを降りた後に左膝付近をついてしまうミス。何とか2回転のジャンプをねじ込んだが、これが認められず得点を落とした。さらに、スタートの遅れによる減点が1点入ったのも痛かった。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、またサルコーを失敗してしまったので、すごい悔しいです」と顔をしかめる羽生は、「リダクション(減点)ついてくるとは思わなかったんですけど、仕方ないですね。集中した結果がこれなので、本当、実力たんないなと思いました」と自分を戒めた。
 SPで100点超えが3人出るハイレベルな争いになった。「結果が結果なので、明後日のフリーへ向けて全力を尽くしたいと思います。絶対ノーミスしたいなと重いっているので、一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中したいと思います」と静かに闘志を燃やした。

★★★

羽生5位「実力が足りない」
スポーツ報知 2017年3月31日0時10分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170331-OHT1T50007.html
羽生「楽しむことはできたとおもうが、なんだかんだいってサルコウをまた失敗してしまったので、そこはすごく悔しい。(連続ジャンプで)ディダクション(減点)がついてくるとは思わなかったが、仕方ない。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果まだこれなので、本当、実力が足りないなと思った。すごく楽しかった。だだ結果は結果なので重く受け止めて、あさってのフリーに向けて全力を尽くしたい。絶対ノーミスしたい。一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中し切りたい」

★★★

羽生5位に「実力足りないな」フリーで巻き返す「絶対ノーミス」
sponichi 017年3月31日 00:18
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/30/kiji/20170331s00079000011000c.html
 羽生結弦(22=ANA)は4回転サルコーのミスが響きSP5位。「(冒頭の4回転)ループがきれいに決まって、集中した結果これなので実力足りないなと思いました」と淡々と振り返った。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、なんだかんだいってまた(4回転)サルコー失敗してしまったので、そこはすごく悔しいです」。前日に行われた公式練習ではジャンプの失敗が続いた一方、最後は4回転サルコーを5連続で決める意地も見せていたが、本番では着氷後に膝をつくミスが出てしまった。
 5位とは言え、上位3人が100点以上というハイレベルな戦い。首位のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)には10点以上の差をつけられたが、「結果は結果なので、重く受け止めて、明後日のフリーに向けて全力を尽くしたいなと思います。絶対ノーミスにしたいなと思っているので、1つ1つ丁寧に最後まで集中してやりたいなと思っています」と巻き返しを誓った。

★★★

羽生結弦悔しいSP5位「実力足りないなと思った」
nikkan 2017年3月31日0時19分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800090.html
<フィギュアスケート:世界選手権>◇30日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)
 3季ぶり2度目の優勝を目指す2014年ソチ五輪王者の羽生結弦(22=ANA)は、98・39点でまさかの5位スタートとなった。
 2本目のコンビネーションジャンプで4回転サルコーの着氷が乱れた。体勢を整え直して、すぐさま2回転トゥーループでリカバリーしたかに見えたが、基礎点(10・5点)に届かず、出来ばえ点での減点が響いた。
 演技を終えた羽生は悔しさいっぱいの表情だった。
 「(演技を)楽しむことはできたけど、なんだかんだ言ってまたサルコーを失敗してしまった。悔しいです。集中してループが決まった後これ(失敗)だったので実力足りないなと思った」と、早口でまくし立てた
 ソチ冬季五輪の行われた2014-15年のシーズンに初優勝を飾った後、2大会連続の2位に終わり悔しさをぶつける大会だった。
 「(SPの)結果は結果で重く受け止めてフリーに臨みたい。ノーミスにしたいし、1つ1つ丁寧に。演技に集中したい」。羽生はフリーへ向け、厳しい顔つきで巻き返しを誓っていた。

★★★

またつまずいたサルコー=自分責める羽生-世界フィギュア
jiji 2017/03/31-00:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017033100020&g=spo
 またも鬼門。羽生は序盤に連続ジャンプで組み込んだ4回転サルコーでつまずいた。着氷が乱れて大幅な減点。5位にとどまり、「非常に悔しい。ふがいない。経験がなぜ生かされないのか」。自らをなじるような言葉を並べた。
 サルコーは着氷で崩れながらも懸命に2回転トーループを付けたが、単発扱いとなった。2月の四大陸選手権でもSP、フリーともに失敗している。冒頭の4回転ループを鮮やかに決めただけに、もう一つの得点源を生かせない現状が歯がゆい。
 名前をコールされてから30秒以内に演技を開始できず、違反で1点を失った。し烈な上位争いにあって決して小さくはないミスだったが、それすら気にならないほど演技への悔いが大きかった。
 一つのジャンプのミスが、大きく響く。四大陸で新鋭のチェンに敗れて痛切に感じていたことを、またも思い知らされた。首位のフェルナンデスまで10点余り。厳しい点差を付けられたが、「金メダルを取りたいので、しっかり修正する」。3年ぶりの王座奪回はまだ、諦めていない。

★★★

羽生は5位発進
asahi 2017年3月31日00時30分
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z5TLGK3ZUTQP023.html
 5位の羽生結弦の話 「楽しむことは出来たと思うけれど、またサルコーを失敗したのですごく悔しい。ディダクション(減点)がついてくるとは思わなかったけれど、仕方ないですね。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果がこれなので、実力が足りないなと思った。結果は結果なので重く受け止めて、明後日のフリーに向けて全力を尽くしたいと思う。(フリーは)絶対ノーミスでしたいと思うので、一つ一つ丁寧にやりながら、最後まで集中しきりたい」

★★★

羽生、減点重なる「すいません、うーん…」 フィギュア
asahi 2017年3月31日00時53分
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z4QZCK3ZUTQP01H.html
(30日、フィギュア世界選手権 男子SP)
 開始が遅れたマイナス1点に、4回転サルコーが大きく乱れた減点が重なった。羽生は「うーん……。非常に悔しいです。すいません。うーん……」とうなった。
 冒頭の4回転ループは今季最高の出来で、次の4回転サルコーも跳び上がりは良かったという。ただ、「映像を見ると、後ろに軸が倒れていた」。自分の感覚でもわからないくらいの小さなズレがきっかけで、着氷でもう一方の足をついてしまった。
 シーズン前、今季のSPをプリンスの曲に決めた時に、プリンスの他の曲にも触れた。心に残ったのは「成功の前に失敗を知らなければならない」という歌詞だったという。
 超高難度のSPは今季、完全に成功といえる演技ができなかった。しかし、平昌五輪に向け、課題が残ったほうが、さらに闘志を燃やすタイプだ。高い壁に立ち向かい、失敗してもまた立ち上がることが、人が生きる本質だと思っているという。「どんな人もそう。同じなんですよね。人生って」。そう話し、スポーツに取り組む喜びを語ったことがある。
 「フリーで(4回転)サルコーがあと2回ある。そこに向けて集中したい」(後藤太輔)

★★★

羽生SP5位「非常に悔しい。悔しいです」次は修正、逆転必ず!
sponichi  2017年3月31日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/31/kiji/20170331s00079000070000c.html
 言葉がすぐに出てこなかった。演技を終えてインタビューエリアに現れた羽生は「非常に悔しいです…。すみません。悔しいです、ハイ」と言葉を絞り出した。
 冒頭で4回転ループをきれいに決めた。だが、続く連続ジャンプでは4回転サルコーを降りた際に後方へバランスを崩し、強引に跳んだ2回転は得点に認められなかった。今季成功率2割の“鬼門”の連続ジャンプでまたミスが出た。さらに名前が呼ばれてから30秒以内にスタート位置につかなかったことから「スタート遅れ」により1点減点されるミスも。「実感はなかった。自分のルーティンでやった」と振り返ったが、得点は自己ベストより12・56点低い98・39で5位。ライバルの宇野、フェルナンデス、チャンらが自己ベストを出す中、取り残された形となった。世界選手権のSPでトップ3を外すのは9位だった13年(最終4位)以来だった。
 左足甲を痛めて約2カ月始動が遅れた16〜17年シーズン。昨季はNHK杯、GPファイナルで世界最高得点を連発するなど前半戦でプログラムを完成させたが、今季はこの世界選手権での完成を目指してきた。17歳の新鋭チェンに負けた2月の四大陸選手権後は、拠点のトロントで曲をかけて滑り切る練習を繰り返し、ジャンプを集中的に跳んできた。四大陸選手権の最大の敗因は3位と出遅れたSPで4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプをミスしたこと。同じ失敗を繰り返してしまった。「ループは一番きれいに跳んだのに、サルコーが痛い。なんでこんなに経験が生かされないのか。ふがいない気持ちでいっぱいです」と唇をかんだ。
 4本の4回転ジャンプに挑むフリーは今季、ミスをしなかったことがない。首位とは10点以上の差がついたが、羽生は「金メダルを獲りたいので、しっかり修正します」ときっぱり。五輪王者はまだ諦めてはいない。

★★★

羽生、超ハイレベル決戦でジャンプ1つのミス響いた「悔しい」5位
スポーツ報知 2017年3月31日5時40分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170331-OHT1T50063.html
◆フィギュアスケート世界選手権 第2日 ▽男子ショートプログラム(30日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
 【ヘルシンキ(フィンランド)30日=高木恵】男子ショートプログラム(SP)で3季ぶりの王座奪回を目指す羽生結弦(22)=ANA=は98・39点の5位と出遅れ。震える声で「悔しい」と6度繰り返した。史上初めて3人が100点を超えるハイレベル決戦で、4回転サルコー1つのミスが響いた。
 跳んだ瞬間はいけると思った。「降りた時に『あれ?』って思った」。羽生は4回転サルコーで着氷が乱れ、左足を氷についた。1つのミスが重くのしかかった。
 「非常に悔しい。今季は毎回毎回、悔しいばかり言っている。何でこんなにも経験が生かされないかなあ。ノーミスしたい気持ちが強かった。いやあ、ふがいない」
 自分への怒りからか、声が震える。5分間で「悔しい」を6度絞り出した。冒頭の4回転ループは自身最高の2・43点が加点されただけに悔いが残る。
 フリーでの逆襲を誓った。コールから30秒でスタート位置につく規定を違反し1点の減点を食らうなど、かみ合わない1日だった。世界選手権は15、16年とSP首位発進。SP3位以内を外すのはソチ五輪前の13年の9位以来だ。「終わって映像を見たらサルコーは軸が後ろに倒れていた。直します」と反省した。100点超えが3人のハイレベル決戦に「ショートはノーミスじゃなきゃいけない」
 練習では毎日のようにできる「ノーミス」が、試合では今季6戦、一度もできなかった。NHK杯、GPファイナルはともに4回転ループで減点。四大陸選手権は4回転サルコーが2回転になってしまった。四体陸選手権後に「サルコーとループぐらいだったら絶対ノーミスでできる」と力を込めたが、今季を締める大会でも完成形の「プリンス」に到達できなかった。
 左足甲のじん帯を痛めていた昨年より、コンディションは間違いなくいい。「緊張と集中の両立ができている」と精神面も充実。「もちろん金メダルを取りたいので、しっかり修正してきます」。首位との差は10・66点。羽生なら十分、巻き返すことができる差だ。

★★★

羽生結弦まさかSP5位「金メダル取りたい」修正へ
nikkan 2017年3月31日9時43分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800255.html
<フィギュアスケート:世界選手権>◇30日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)
 3季ぶり2度目の優勝を狙う羽生結弦(22=ANA)は98・39点で5位だった。フリーは明日1日に行われる。
 ハイレベルな戦いの中、羽生が痛恨のミスを犯した。午前の練習で1度もきれいに跳べなかった冒頭の4回転ループは成功。だが続く4回転サルコーの着氷でバランスを崩した。とっさに2回転ジャンプをつけたが、その得点は認められなかった。
 それでも気持ちを切り替え、プリンス「レッツ・ゴー・クレイジー」の曲にのり、観客を魅了。会場中からの拍手で後押しされたが、それでも足りないとばかりに両耳に手をあて歓声を自らあおった。だが、1年かけ、楽しんで磨いてきたプログラムを完璧にこなせなかった悔しさが残った。「なぜ、こんなにも経験が生かされないんだろう。練習してきたことが出せなければ練習してきたとはいえない」と自分を責めた。
 オーサー・コーチからは「今季は、来季の五輪に向けた練習だ」と言われていた。昨季は12月のGPファイナルでピークを迎えSP、フリー、合計ともに歴代最高点を樹立したが、その後はふるわず。今季はそれを踏まえ、2連覇がかかる五輪に備え、2、3月にピークを持ってくる作戦を立てていた。プラン通り、徐々に調子を上げてきたが、大舞台で最高の演技は出来なかった。「金メダルをとりたいので、しっかり修正したい」。3季ぶりの頂点へ、一層心に火がついた。

★★★

羽生、4回転サルコーにミス「ふがいない」5位発進
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051510.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 来年の平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会は、男子ショートプログラム(SP)を行い、3季ぶりの世界一を目指す14年ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=は98・39点で5位発進となった。宇野昌磨(19)=中京大)が世界歴代3位の104・86点をマークし、2位につけた。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が世界歴代2位の109・05点でトップに立った。田中刑事(倉敷芸術科学大)は73・45点で22位。
 世界選手権では、金メダルに輝いたソチ五輪のシーズンに初優勝した後、2大会続けて2位と悔しさを味わってきた。世界一返り咲きを狙う羽生は、課題の4回転サルコーにミスが出て5位発進。表情をこわばらせ、何度も「ふがいない」と悔しがった。
 冒頭の4回転ループは鮮やかに決め、ジャッジから2・43点の加点を引き出した。しかし、4回転サルコー-3回転トーループを予定した連続ジャンプはサルコーの着氷でバランスを崩し、強引に跳んだ2回転は得点に認められなかった。
 2月の四大陸選手権では今季、世界で初めて成功させた4回転ループを含め、フリーで自身初となる4度の4回転ジャンプを成功させた。だが、結果は5度の4回転を跳んだチェン(米国)に敗れて2位。新たなライバルの出現で闘志に火が付いた。その後の1カ月余りは「とにかく(プログラムの)通し練習をすごくやってきた」。拠点のカナダ・トロントでジャンプを集中的に強化してきたが、成果を出し切れなかった。
 2連覇が懸かる平昌五輪も見据えたシーズンの総決算。勝負のフリーへ「もちろん金メダルを取りたい」と巻き返しを期した。

★★★

羽生結弦5位発進も…見せた王者のど根性 膝つきから意地の両手上げジャンプ
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051508.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 男子ショートプログラム(SP)が行われ、3季ぶりの王座奪還を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、98・39点で5位発進となった。宇野昌磨(19)=中京大=が104・86点で2位。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が109・05点で首位に立った。
 「レッツ・ゴー・クレイジー」のギターサウンドが鳴り止むと、羽生は腰に手をあて、息をはいた。「集中した結果、まだこれなので。実力が足りないなと思いましたね。すごく楽しかったです。ただ、結果は重く受け止めて、あさっての試合に全力を尽くしたいと思います」。ジャンプにミスがあり、悔しい出遅れ。ただ、そのミスに羽生の凄みが詰まっていた。
 冒頭の4回転ループを軽やかに決め、挑んだ4回転サルコーからの連続ジャンプ。サルコーで左膝をつくほど着氷が乱れた。しかし、ここからが圧巻だった。すぐに体勢を戻し、両手を上げたダブルトーループをつけた。連続ジャンプには認定されなかったが、意地と根性と驚異のバランス感覚を見せつけた。
 盟友のフェルナンデスが自身の世界歴代最高得点に1・9点差に迫る演技を見せたため、首位との得点差は約11点。1日のフリーへ、「絶対にノーミスしたい。一つ一つ丁寧にやって、最後まで集中しきりたい」。決して簡単な差ではないが、不屈の闘志を持つ羽生なら届かない数字ではない。

★★★

羽生SP5位に自戒「本当、実力たんないな」 スタート遅れも響く
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051284.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出た上に、スタート遅れによる減点も入り、98・39点で5位と出遅れた。
 4回転ループを着氷させた後のコンビネーションジャンプに落とし穴があった。4回転サルコーを降りた後に左膝付近をついてしまうミス。何とか2回転のジャンプをねじ込んだが、これが認められず得点を落とした。さらに、スタートの遅れによる減点が1点入ったのも痛かった。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、またサルコーを失敗してしまったので、すごい悔しいです」と顔をしかめる羽生は、「リダクション(減点)ついてくるとは思わなかったんですけど、仕方ないですね。集中した結果がこれなので、本当、実力たんないなと思いました」と自分を戒めた。
 SPで100点超えが3人出るハイレベルな争いになった。「結果が結果なので、明後日のフリーへ向けて全力を尽くしたいと思います。絶対ノーミスにしたいなと思っているので、一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中したいと思います」と静かに闘志を燃やした。

★★★

羽生5位発進に海外メディアは「驚き」 「偉大な日本人選手がSPで苦しむ」
The Answer  2017.03.31
https://the-ans.jp/news/3033/
 30日にフィンランドのヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム。日本人選手は、宇野昌磨(中京大)が2位、羽生結弦(ANA)が5位スタートとなった。王者・羽生の出遅れについて、海外メディアが「偉大な日本人がSPで苦しんだ」と伝えている。
 カナダ放送局「CBC SPORTS」電子版はSPの結果を速報した。「パトリック・チャンはSPで3位」に続き「スペインのフェルナンデスがトップに立ち、五輪王者のハニュウは驚きの5位」と、羽生の出遅れが予想外の出来事だったと指摘。「今大会の驚きは、ソチオリンピック、そして2014年の世界選手権覇者のハニュウで、現在、表彰台圏外にいる。偉大な日本人選手はSPで苦しみ、98.39点に終わった」と報じている。
 首位に立ったハビエル・フェルナンデスの母国スペインの地元紙「エル・パイス」電子版も「若い世代の台頭を生き残り、世界選手権の首位に立つ」と地元の英雄フェルナンデスの好スタートをレポート。その一方で「ショウマ・ウノが2位で追い、優勝候補と見られていたユズル・ハニュウが5位発進となった」と2人の日本勢の状況も伝えている。
 また、記事では「98.39の得点が出た瞬間、彼は審査員との採点の違いを感じさせる表情を浮かべた」と、羽生が思うように得点が伸びなかったのではないかと推測した。
 男子フリーは現地時間1日に行われる。2位に入った宇野の躍進、そして羽生の追撃はなるか。世界でも注目を集めそうだ。

2017.03.29 - web sportiva - 気持ちの高まる羽生結弦と宇野昌磨。ヘルシンキから詳細をレポート

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/03/29/___split_2/

 フィンランドのヘルシンキで開催されている世界フィギュアスケート選手権。男子のショートプログラム(SP)を2日後に控えた3月28日、メインリンクでの公式練習に、羽生結弦は余裕を持った雰囲気で臨んでいた。

http://i.imgur.com/YL2gUfn.jpg
 曲かけの順番は、6人全員がフリープログラムをやる中で4番目。それを待つ間、羽生は入念にスケーティングし、ステップシークエンスを丁寧に滑った後で3回転ルッツを跳ぶ。さらに、間隔を開けて3回転フリップやトリプルアクセルからの3連続ジャンプ、そしてトーループとサルコウ、ループの4回転ジャンプをひとつひとつ確認するように跳んだ。
「同じメインリンクでも昨日とは氷の感覚が違っていたので、そういうことの確認とか、本番ではお客さんも入るのでそういう時にどうなるのかとか……。今日は外の気温が少し下がって、氷もちょっと締まったのかなというのもあるので、そういうことも確認しながら練習ができたと思います」
 曲かけの順番になると、最初の4回転ループは少しだけ着氷を乱したが、続く4回転サルコウはきれいに決め、スピンからステップ、3回転フリップへとつないだ。
 後半の4回転サルコウが2回転になり、次の4回転トーループで手をついても流れを止めず、トリプルアクセルを跳んで2本目の4回転トーループに挑戦。それが2回転になった後で初めて少し間をとったが、すぐにコレオシークエンスを滑りだすと、3回転ルッツの代わりにトリプルアクセルからの3連続ジャンプを跳び、最後はコンビネーションスピンで締めた。
「最後の3連続ジャンプはリカバリーですね。本当は4回転トーループの後にやろうと思っていたけど、少しトリプルアクセルが乱れてできなかったので入れました。その意味でもいろいろ考えながらやりました」
 この練習で意識していたのはジャンプだといい、ステップやコレオシークエンスなどは動きを確認するだけのような軽い滑りでこなしていた。2月の四大陸選手権以降は曲を通す練習を多くやり、「試合へ向けての練習をすごく意識していた」と話すが、この日も自分でチェックが必要と感じたことに意識を集中していたのだろう。
 そこまで余裕を持てるのは、準備がしっかりできているという証(あかし)だ。羽生自身も、「コンディションはすごくよくて、感覚も非常にいいと思います。ひとつずつしっかり確認しながら、本番に向けて追い込みをしたり回復を優先させたりという、メリハリを持たせることを重点的にやっていきたいなと思います」と冷静に話す。
それぞれのジャンプが単発の時は回転スピードも速く、軸も細いジャンプになっていることからも、状態のよさを感じさせる。それは本人も自覚しているという。
「ループはだいぶ安定してきていますね。やっとという感じですけど、試合や曲がかかった段階でのジャンプをすごく自信を持ってやれるようになっていますし、いい練習をしてこれたなと感じています。今日の練習では失敗もありましたが、そういう経験も本番へ向けて活きてくると思う。
 振り付けも少しずつ変えていますが、心に余裕が出てきたかなという感触もあってのことなので。後半のサルコウについても、ちょっとずつ余裕が出てきていますし、曲により入り込めるようになってきています」
 今回の世界選手権は、来年の平昌五輪の枠取りがかかっているプレッシャーもあるが、今は試合に向けてノビノビとやれている状態だという。「落ち着いて本番に向けた調整ができているし、氷や自分の体の可動域などを繊細に感じることができています」と、自信のある表情だ。
 28日の午後にプラクティスリンクで行なわれた公式練習では、曲かけの前から4回転ジャンプに何度もチャレンジ。SPの曲かけこそ、3回のジャンプはすべて失敗したが、曲かけの後もジャンプを跳ぶ位置を変えるなど工夫をし、4回転サルコウをきれいに跳べるまで繰り返す執念を見せ、本番へ向けての気持ちを徐々に高めていた。
 また、出場枠獲得のため共に戦う宇野昌磨も、午前の練習の曲かけでは最初の4回転ループで転倒したものの、その後の4回転フリップからはすべてのジャンプを成功させる集中力の高さを発揮。宇野は「以前は練習でできないものは絶対にできないと思っていましたが、今は集中すればできるという気持ちになっている。特にフリップはそうなので、そういう思い込みを利用しています」と笑顔を見せた。
 羽生は3大会ぶりの、宇野は初の世界選手権制覇に向け、ふたりとも自分らしい準備を積み重ねている。

2017.03.29 - Worlds SP 抽签 + Day 3 OP 新闻报导

羽生、4回転高確率で成功させ好調アピール/フィギュア
sanspo 2017.3.29 21:29
http://www.sanspo.com/sports/news/20170329/fgr17032921290009-n1.html
 フィギュアスケートの世界選手権で30日の男子ショートプログラム(SP)に登場する日本勢が29日、ヘルシンキの練習会場で調整し、3季ぶりの頂点を目指すソチ冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)は4回転ジャンプを高い確率で成功させて好調をアピールした。
 羽生は40分間の練習の冒頭から4回転サルコー-3回転トーループの大技を軽々と決めるなど気合十分。ループ、トーループを合わせ3種類の4回転は前日よりも安定感が増した。昨年7位の宇野昌磨(中京大)はフリーで跳ぶ4回転ループに苦しみ、初出場の田中刑事(倉敷芸術科学大)は得点源の4回転サルコーなどを確認した。(共同)

★★★

男子SP滑走順が決定 羽生は31番、宇野は32番、田中は22番
sponichi 2017年3月29日 22:00
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/29/kiji/20170329s00079000503000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子ショートプログラム(SP)の滑走順抽選が29日に行われ、羽生結弦(22=ANA)は最終第6組の1番目で全体の31番、宇野昌磨(19=中京大)が続く32番となった。田中刑事(22=倉敷芸術科学大)は第4組で22番に登場する。
 2年連続世界王者のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)は34番、パトリック・チャン(26=カナダ)は35番でともに最終組。ネーサン・チェン(17=米国)は第5組で28番となった。
 男子SPは30日、フリーは4月1日に行われる。

★★★

羽生は最終グループ1番滑走の31番、宇野は32番 難敵ネイサン・チェン28番
daily  2017.3.29
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/29/0010047701.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(29日、ヘルシンキ)
 男子は30日のショートプログラム(SP)を前に、滑走順抽選が行われ、3季ぶりの世界王座を狙う羽生結弦(22)=ANA=は最終グループの1番滑走となる31番、宇野昌磨(19)=中京大=は羽生に続く32番。田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は22番となった。
 羽生は田中、宇野と並んで座り、リラックスした表情で抽選を迎えた。1番最初にくじを引き、最終グループの1番滑走となる31番を確認すると笑顔でうなずいた。
 ライバル勢では3連覇を狙う羽生の盟友ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が34番、元世界王者のパトリック・チャン(カナダ)は35番となった。
 四大陸選手権で羽生を下し、優勝した17歳のネイサン・チェン(米国)は前のグループの28番で演技する。
 今大会には18年平昌五輪の国別出場枠が懸かっており、3人が出場する日本は、上位2人の順位の合計が13以内なら3枠、14~28以内で2枠を獲得する。

★★★

羽生 3年ぶり王座奪回へ好調持続!SPは31番滑走
sponichi 2017年3月30日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/30/kiji/20170329s00079000569000c.html
 30日の男子SPに向けて、羽生、宇野、田中の日本勢3選手が最終調整を行った。
 3年ぶりの王座奪回を狙う羽生は課題の4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを再三成功させるなど好調ぶりをアピール。「コンディションは凄くいい」と話しており、シーズン最後の大舞台でノーミスを目指す。
 なお、36人の滑走順が決まり、羽生が31番、宇野が32番、2連覇中のフェルナンデス(スペイン)が34番で最終第6組に入った。田中は22番で第4組、四大陸選手権王者のチェン(米国)は28番で第5組となった。

★★★

羽生結弦、SPは31番目滑走…4回転ジャンプ成功で抜群安定感
スポーツ報知 2017年3月30日7時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170330-OHT1T50058.html
 18年平昌五輪の出場枠を懸けたフィギュアスケートの世界選手権が29日、フィンランド・ヘルシンキで開幕。36人が出場する男子ショートプログラム(30日)の滑走順抽選が行われ、3年ぶりの優勝を狙う羽生結弦(22)=ANA=は最終グループの1番手で31番、宇野昌磨(19)=中京大=は32番に入った。田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は22番、2月の四大陸選手権を制したN・チェン(17)=米国=は28番、3連覇を狙うJ・フェルナンデス(25)=スペイン=は34番となった。上位2人の順位合計が「13以内」の国が平昌五輪の出場枠3を獲得する。大会は4月2日まで行われる。
 羽生は公式練習で4回転ジャンプを高い確率で成功させて好調をアピールした。40分間の練習の冒頭から4回転サルコー―3回転トウループの大技を軽々と決めるなど気合十分。ループ、トウループを合わせ3種類の4回転は前日より安定感が増した。昨年7位の宇野はフリーで跳ぶ4回転ループに苦戦していた。

★★★

羽生結弦は順調、冒頭から4回転→3回転の大技成功
nikkan 2017年3月30日9時47分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1799757.html
 今日30日のフィギュアスケート世界選手権、男子ショートプログラム(SP)に登場する日本勢が練習会場で調整した。
 3季ぶりの頂点を目指す羽生結弦(22=ANA)は冒頭から4回転サルコー-3回転トーループの大技を軽々と決めるなど、4回転ジャンプを高い確率で成功させて好調をアピール。昨年7位の宇野はフリーで跳ぶ4回転ループに苦しみ、初出場の田中は得点源の4回転サルコーなどを確認した。滑走順は羽生が31番、宇野が32番、2連覇中のフェルナンデス(スペイン)が34番で最終第6組。田中が22番で第4組、4大陸選手権王者のチェン(米国)が28番で第5組となった。

2017.03.28 - Worlds Day 2 OP 新闻报导

目指すは自身の限界=羽生、己に集中-世界フィギュア
jiji 2017/03/28-19:04
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032801081&g=spo
 3年ぶりの王座奪回への思いは「特にない」と言った。羽生の口ぶりに強がりはなかったが、自身に言い聞かせているようでもあった。追うべきライバルがいても、あえて意識から遠ざけ、己が遂げるべき演技を二つそろえることに注力する。
 2月の四大陸選手権で合計300点を超えながら、17歳の新鋭ネーサン・チェン(米国)に敗れた。4回転の種類、本数は現状で及ばない。それでも330.43点の世界最高得点は持っている。「自分ができる限界値を、とにかく最大限にもってきた状態で試合に挑む」。持てる力を全て出せば負けない。そんな自負がのぞく。
 本番リンクでの公式練習2日目、フリーの曲をかけた場面では4回転がばらついた。連続ジャンプのサルコーが2回転となり、ミスを取り戻すべく終盤に2度目のトーループを跳んだが、これも2回転に。「失敗はあったが、一つ一つの経験が本番に生きてくる」と前向きに捉えた。
 この1カ月は試合を想定した密度の濃い調整を重ねてきた。完璧を目指し、たとえうまくいかなくても、フリーで3種類の4回転を4度は狙う。できることを全てやるための準備は整った。(ヘルシンキ時事)

★★★

羽生、宇野ら会場で調整=29日から世界フィギュア
jiji 2017/03/28-19:52
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032800956&g=spo
【ヘルシンキ時事】フィギュアスケートの世界選手権は29日、ヘルシンキで開幕する。28日は公式練習があり、男子で3年ぶり制覇を狙う羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(中京大)、田中刑事(倉敷芸術科学大)が本番会場で調整した。
 羽生はフリーの曲を通した練習で、4回転はサルコーとトーループが抜けて2回転になるなど、全体的にばらついた。宇野はフリー曲で冒頭の4回転ループは転倒したものの、残りは無難にまとめた。田中はジャンプの乱れが目立った。

★★★

羽生、4回転は精度欠くも「コンディション良くて感覚もいい」/フィギュア
sanspo 2017.3.28 20:13
http://www.sanspo.com/sports/news/20170328/fgr17032818410004-n1.html
 来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権は29日、ヘルシンキで開幕する。28日に公式練習が行われ、30日にショートプログラム(SP)に臨む男子は羽生結弦(ANA)や宇野昌磨(中京大)田中刑事(倉敷芸術科学大)が本番会場で調整した。
 3季ぶりの世界一を狙う羽生はフリーの曲をかけた練習で4回転ジャンプに数度挑んだが、サルコー一つしかきれいに着氷できなかった。その後は4回転の修正に努めたが「コンディションはすごく良くて、感覚もいい」と精度を欠いたジャンプを気にしなかった。
 初の表彰台を目指す宇野はフリーの曲をかけ、転倒した4回転ループを除けば切れのあるジャンプを決め「日本での練習の感じで調整できている」と手応えを示した。田中は課題の4回転サルコーを成功させる場面もあり、調子が上がっていることをうかがわせた。(共同)
羽生結弦の話
「変なプレッシャーもなく、自信を持って落ち着いて本番へ向けて調整できている。曲がかかった段階でのジャンプ一つ一つが、すごく自信を持ってやれるようになってきている」

★★★

宇野「3枠へ全力」 羽生は冷静
毎日新聞  2017年3月28日 20時42分
https://mainichi.jp/articles/20170329/k00/00m/050/112000c
 3季ぶり2度目の優勝に向けて羽生は 「あまり世界選手権という感じはしていない。(タイトルへの執着も)特にない」 と冷静に話した。
 フリーの曲かけの練習で演技後半のジャンプが崩れた。それでも羽生は 「多分、外気温が違って、昨日と氷の感覚が違っていた。変なプレッシャーもなく、自信を持って調整できている」 と慌てる様子はなかった。
 ショートプログラム(SP)、フリーで合計300点超えができるだけの練習をしてきた自負がある。 「自分ができる限界値を最大限に持ってきた状態で挑むことが一番大事」 。曲をかけない状態では4回転ジャンプは簡単に跳べている。羽生には 「自分に集中できている。非常にいい状態」 と自信がのぞく。
 2月の4大陸選手権はSPで出遅れ、フリーで巻き返したものの、17歳のチェン(米国)に敗れた。その差はわずか3・75点。 「あの時、3連続(ジャンプ)をつけることができなかったので、いろいろ練習してきた」
 羽生は 「ジャンプがきれいに決まればもっと盛り上がる。ジャンプは大事」 という。

★★★

羽生結弦、王座奪還なるか 世界フィギュア男子あす開幕
asahi 2017年3月28日21時09分
http://www.asahi.com/articles/ASK3X4J6HK3XUTQP00T.html
 29日にヘルシンキで開幕するフィギュアスケートの世界選手権で、男子は3大会ぶりの王座奪還を目指す羽生結弦(ANA)、3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)、ジャンプに優れたネーサン・チェン(米)らが、過去に例がないほどの高い技術レベルで激戦を繰り広げそうだ。この1年で急成長した宇野昌磨(中京大)も勢いがある。
 羽生は4回転からの3連続ジャンプを準備してきた。トーループやサルコーの4回転から、1回転と3回転を続けるジャンプを練習で成功。ミスが出た際の挽回(ばんかい)策だといい、「色々練習してきた」。過去2大会では調子のピークを合わせられなかったが、今回は「すごくいい。曲に入り込める余裕もある」
 チェンは4種類の4回転を跳ぶと宣言し、「状態は最高。失敗しないつもり」。ただ、靴が柔らかくなって十分な練習ができず、大会中に壊れないかを気にしている。フェルナンデスはロイター通信のインタビューに「コーチに3連覇を贈りたい」と意欲的だった。
 今大会で審判に「いい選手」という印象を植え付けられれば、来季の平昌(ピョンチャン)五輪シーズンでも高得点が出やすくなる。各選手とも照準をここに合わせてきた。
 宇野は7位に終わった前回大会よりも、ジャンプの精度が増したといい、「あとは気持ちを上げていきたい」。2014年ソチ五輪銀メダルのパトリック・チャン(カナダ)らも頂点を目指す。田中刑事(倉敷芸術科学大)は「ジャンプの浮き上がりが良くなっている」と初出場の大舞台に向けて好感触を口にしていた。(後藤太輔)

★★★

羽生 4回転ジャンプを入念に確認「感覚は非常にいい」
sponichi 2017年3月28日 22:04 http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/28/kiji/20170328s00079000224000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権(29日開幕)の公式練習が28日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子の羽生結弦(22=ANA)は前日27日に続いて本番リンクで調整した。
 高難度のループなどの4回転ジャンプを入念に確認し「感覚は非常にいい。ループはだいぶ安定してきたという感じ」と好感触だ。
 2位に終わった四大陸選手権から1カ月はプログラムを滑り切る練習を重点的に積んできた。「ジャンプ1つ1つを自信を持って跳べている。いい練習をしてきたなと思う」。過去2大会はフェルナンデス(スペイン)に次ぐ2位に終わっているおり、3年ぶりの王座奪回の期待が高まっているが「(タイトルへのこだわりは)特にないです。自分のできる限界に挑むことが大事だと思う」と自身の演技にに集中している。男子は30日にショートプログラム(SP)、4月1日にフリーが行われる。

★★★

羽生 ジャンプミス連発も…最後は意地の4回転サルコー5連続成功
sponichi 2017年3月29日 00:03
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/28/kiji/20170329s00079000007000c.html
 フィギュアスケート世界選手権(29日開幕)の公式練習が28日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子の羽生結弦(ANA)は午後に行われた2度目の練習で珍しくジャンプのミスを連発した。
 SPの曲をかけて滑った際には4回転ループと4回転サルコーがいずれも踏み切りで失敗し、トリプルアクセルでも転倒。3つのジャンプすべてをミスした。その後もループとサルコーではタイミングが合わずミスを繰り返し、首をひねる場面もあった。ただ最後は4回転サルコーを5連続で決める意地も見せた。
 男子は30日にショートプログラム(SP)、4月1日にフリーが行われる。

★★★

羽生、公式練習で完璧な4回転を6本連続決める
2017年3月29日0時25分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170329-OHT1T50005.html
 フィギュアスケートの世界選手権は29日にフィンランド・ヘルシンキで開幕する。羽生結弦(22)=ANA=は28日、公式練習に参加。午後のサブリンクでの練習では、SPの曲「レッツ・ゴー・クレイジー」を流した練習で、珍しく3本すべてのジャンプを失敗した。しかし、メインリンクと異なる氷の質に、すぐに順応。練習の終わりにループを成功すると、そこからサルコーを5連発。完璧な4回転を6本連続で決めて締めた。
 3年ぶりの王座奪回へ「すごく集中できているし、非常にいい状態。自分ができる限界値を、とにかく最大限にもってきた状態で試合に挑むことが一番大事」と話した。男子SPは30日に行われる。

★★★

羽生、奪冠へ リカバリー策「考えながら」連続ジャンプ代替案
sponichi 2017年3月29日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/29/kiji/20170328s00079000196000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権(29日開幕)の公式練習が28日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子の羽生結弦(22=ANA)は本番リンクで調整した。フリーで4回の4回転ジャンプ成功に向けて、ミスした際のリカバリー策を入念に確認。3年ぶりの王座奪回へ向けてリスクマネジメントも万全だ。男子は30日にショートプログラム(SP)、4月1日にフリーが行われる。
 今大会の公式練習で、羽生は普段あまり見かけないジャンプを練習している。前日は4回転トーループ―1回転ループ―3回転サルコーの3連続ジャンプを跳んだ。そして、この日は4回転サルコー―1回転ループ―3回転サルコーにもチャレンジした。「考えながら跳びました」。いずれもフリーで予定している4度の4回転ジャンプでミスがあった時に、リカバリー策として終盤の3回転ルッツに代えて投入する可能性のあるジャンプだった。
 2月の四大陸選手権のフリーでは3つ目の4回転ジャンプに失敗したが、予定になかった5つ目に挑戦し、初めて計4回の4回転ジャンプを成功させた。その際に急きょ跳んだのは4回転―2回転の連続トーループ。今回はさらに得点の高い3連続ジャンプをあらかじめ準備し、「あの時は3連続をつけられなかったので、いろいろ練習してきました」と説明した。
 2月の四大陸選手権ではSP2本、フリー5本の計7本の4回転ジャンプを成功させた17歳の新鋭チェン(米国)に負けて2位に終わった。あれから1カ月。「とにかく通しの練習をやってきました。ちょっとずつ心に余裕が出てきたかな」。まだまだ表現面などではアドバンテージがある。勝負の鍵はSP2本、フリー4本の4回転ジャンプの成否が握ると踏んでいる。
 「コンディションは凄く良くて、感覚もいい。あまり世界選手権という感じもせず、のびのびやらせてもらっている」。狙うのはSP、フリーともに今季初のノーミスの演技だが、仮にミスがあってもリスクマネジメントはできている。3年ぶりの王座奪回へ向けて、心も体も戦略も準備は整った。
 羽生は午後に行われた2度目の練習では珍しくジャンプでミスを連発した。SPの曲をかけて滑った際には4回転ループと4回転サルコーがいずれも踏み切りで失敗し、トリプルアクセルでも転倒。3つのジャンプ全てミスした。その後もループとサルコーではタイミングが合わずミスを繰り返し、首をひねる場面もあった。ただ最後は4回転サルコーを5連続で決める意地も見せた。

★★★

羽生、4回転6連続成功締め!リカバリー対策も万全
スポーツ報知 2017年3月29日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170329-OHT1T50044.html
 【ヘルシンキ(フィンランド)28日=高木恵】フィギュアスケートの世界選手権は29日に当地のハートウォールアリーナで開幕する。ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=は28日、公式練習に参加。午後のサブリンクではショートプログラム(SP)の曲かけで珍しくジャンプ3本を全てミスしたものの、最後は4回転ジャンプを6本連続で成功。3年ぶりの王座奪回へ、強烈デモで締めた。宇野昌磨(19)=中京大=も好調な滑り。男子SPは30日、女子SPは29日に行われる。
 小さい上に氷の質が異なるサブリンクでの練習で、羽生はSPの曲かけで珍しく3本のジャンプ全てをミスした。最後の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)は完璧に降りたように見えたが、エッジが氷にはじかれて転倒。思わず「えっ」という表情を浮かべ、笑ったほどだった。しかし、そこから羽生の逆襲が始まった。練習時間終了が迫った頃、4回転ループを見事に成功。その後も立て続けに5連続で4回転サルコーを完璧に決めた。
 必勝態勢でヘルシンキへ乗り込んだ。午前のメインリンクでの練習では、4回転からの3連続ジャンプの構成を自在に操った。「四大陸選手権の時に3連続をつけられなかったので、いろいろと練習はしてきた」。フリープログラムで4本の4回転と、3連続ジャンプを成功させるための万全のリカバリー対策を練ってきた。前日27日の練習では4回転トウループからの3連続を決め、この日の曲かけ後には4回転サルコーからの3連続を成功させた。さらなる進化へ準備を進めてきた。
 初めて4回転4本を成功させた四大陸選手権では、リカバリー対策はしていなかった。「練習でもしたことがない」という“変則プログラム”を頭で考えながら滑りきったものだった。ただ、3連続ジャンプは1度も入らなかった。優勝のネイサン・チェンとの差は3・75点だった。どこかで、いつも跳んでいる3回転サルコーを3本目につけることができていたら、単純計算で基礎点4・4点(後半なら4・84点)が加算され、逆転に成功していた。
 14年の優勝後、15、16年と2位に敗れ、気負いを排除した。世界王者へのこだわりは「特にないです」と即答した。「あまり世界選手権という感じがしない。自分ができる限界値を最大限にもってきた状態で、試合に挑むことが一番大事」。自分の滑りをすれば、タイトルへ手が届く。

★★★

羽生結弦に修正力 連続ジャンプ失敗しても備えあり
nikkan 2017年3月29日9時34分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1799245.html
 【ヘルシンキ28日=高場泉穂】平昌五輪の国・地域別出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権が今日29日、開幕する。30日にショートプログラム(SP)に臨む男子の羽生結弦(22=ANA)は、公式練習のフリー曲をかけた練習で、今季の鬼門の「4回転サルコー-3回転トーループ」の連続ジャンプを失敗した後に演じるプログラムを披露した。万一のミスが出ても高得点を狙えるように備え、3季ぶり2度目の頂点を狙う。
 羽生は、先の先まで想定して滑っていた。現地入り3日目にして初めてのフリー曲を通す練習。最初の4回転ループで着氷が乱れ、続く4回転サルコーは着氷。3本目の4回転となる4回転サルコーと、3回転トーループの連続ジャンプは、4回転が1回転に終わり連続技にできなかった。
 だが、ミスにも悔しがる様子はなかった。失敗した分の得点を取り戻す“リカバリープラン”が頭の中にはあった。前日の練習で試した4回転トーループからの1回転ループ、3回転サルコーの3連続ジャンプだ。この日は4回転トーループの単発に終わると、最後の3回転半(トリプルアクセル)の後に、2つのジャンプをスライドさせ跳んだ。「本当は4回転トーループの後にしたかったんですけど、できなかったので、そういった意味でも考えながらやりました」。ミスを補おうと2つのプランを実践し「失敗はしたけど、本番にいきるいい練習ができた」と納得の表情だった。
 2位に終わった2月の4大陸選手権(韓国・江陵)での反省がある。「鬼門」の連続ジャンプで失敗した後、アドリブの構成で修正し、200点超えの高得点につなげたが、成功すれば15点以上という大きな得点源である3連続ジャンプが抜けていた。首位チェンとの合計の差はわずか3・75点。入っていれば優勝もあり得た。「あの時、3連続をつけることができなかったので、いろいろ練習をしてきました」。この1カ月間、万一に備えた準備に時間を割いてきた。
 3季ぶりの世界一返り咲きへの「意識はない」とは言う。だが、周到な準備を進めるフリーについては「やっと心に余裕がでてきた」と話す。「自分のできる限界値を最大限に持ってきた状態で、試合に挑むことが一番大事」。トップ選手が集結する場で、今季集大成の演技をみせる。

★★★

羽生、今季初ノーミス演技に照準「すごく集中できている」
daily  2017.3.29
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/29/0010044693.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(29日、ヘルシンキ)
 平昌五輪の国・地域別出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権は29日にヘルシンキで開幕する。28日に公式練習が行われ、30日にショートプログラム(SP)に臨む男子は羽生結弦(22)=ANA=や宇野昌磨(19)=中京大、田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=が本番会場で調整した。
 黙々と練習に取り組む姿に、充実感がにじんだ。14年ソチ五輪金メダリストの羽生は2季続けて2位と悔しさを味わってきたシーズン総決算の大舞台を迎え「あまり世界選手権と感じていない。今の自分の状況にすごく集中できている」と語る。今季、一度もミスなしの内容でできていないSP、フリーで好演技をそろえることに照準を合わせる。
 フリーの音楽を流した練習では4回転ジャンプの出来に課題を残した。5度挑んだが、序盤のサルコーを除いて回転が抜けたり、細かなミスが出たり。一方で4回転を失敗した場合に再び演技に組み込み、2月の四大陸選手権で見せたようなリカバリー戦術も確認し「失敗もあったが、一つ一つの経験が本番へ向けて生きてくることも学んでいる」とあらゆる状況に備える構えだ。
 四大陸選手権で4種類5度の4回転を跳んで初優勝した17歳のネーサン・チェン(米国)や世界選手権2連覇中のハビエル・フェルナンデス(スペイン)ら激戦の男子。合計得点で世界歴代最高を保持する日本のエースは「自分のできる限界値をとにかく最大限に持ってきた状態で、試合に挑むことが一番大事」と詰めの調整を続ける。

2017.03.27 - web sportiva -羽生結弦を追う新旧ライバルも充実。 世界選手権は300点超バトルに

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/03/27/_split_300/

 3月29日からフィンランドのヘルシンキで開催される世界フィギュアスケート選手権。女子は、今年1月のヨーロッパ選手権を歴代最高の229.71点で連覇するなど、今季出場した5試合すべてで優勝しているエフゲニア・メドベデワ(ロシア)が頭ひとつ抜けている状況だが、男子は新旧勢力が入り乱れての大混戦になりそうだ。
 その中で最も優勝に近いのは、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで4連覇を果たした羽生結弦(22歳)だろう。今季はまだノーミスの演技ができていないものの、4回転ループをショートプログラム(SP)とフリーに入れた新プログラムは、2015年のGPファイナルで出した歴代最高の330.43点を更新できる構成となっている。

http://i.imgur.com/MOiVZjw.jpg
 ここまでの試合でも、その可能性を十分に示してくれている。GPファイナルのSPでは、最初の4回転ループがGOE(出来ばえ点)で1.03点減点されるも、その後を完璧に滑って106.53点を獲得。さらに、SPで3位と出遅れた今年2月の四大陸選手権では、翌日のフリー後半に4回転サルコウからの連続ジャンプを失敗したが、予定していたトリプルアクセルを4回転トーループからの連続ジャンプに変更し、最後の3回転ジャンプもトリプルアクセルに変えるなど見事なリカバリーを見せた。その結果、自己サードベストの206.67点を獲得し、4種類5回の4回転を着氷したネイサン・チェン(アメリカ)を2.33点上回って、フリーでは1位になっている。
 フリー後半の4回転サルコウの失敗が続いているが、羽生は「自分の中ではトーループよりサルコウのほうが成功する確率が高いと思っているし、きれいに決まった時の完成度はものすごく高いと自負しています。それをしっかり試合で出せるように、心や体力面も含めた強さを求めていかなければいけないと思う」と自信を持っている。5試合を終えて徐々にプログラムに慣れてきており、四大陸を終えてからの準備期間も十分あることを考えれば、 世界選手権に向けて完成度をさらに高めてくることは間違いない。
 そんな羽生の最大のライバルとなるのは、ルッツとフリップ、サルコウ、トーループの4回転ジャンプを持つ17歳のチェンだ。 四大陸のフリーでは、技術点で羽生を3.15点上回りながらも、演技構成点の差で2位となった。だが、4回転ルッツ+3回転トーループと4回転フリップ、トリプルアクセルをしっかり決めたSPでは歴代3位の103.12点を獲得。 その貯金もあり、ISU公認大会で史上3人目の300点超え達成となる307.46点で逃げ切った。
 今年1月の全米選手権でも、フリーで4種類5回の4回転ジャンプを決めるなど318.47点で優勝している。その好調を維持する難しさはあるが、世界フィギュアでも300点台を出して優勝争いに絡んでくるだろう。

 さらに、四大陸のSPで自身初の100点台となる100.28点を出した、19歳の宇野昌磨にも注目だ。同大会のフリーで、初めてプログラムに入れた4回転ループを成功させたほか、フリップ、トーループも4回転を跳んでいる。トリプルアクセルを2回転倒したことで得点は187.77点にとどまったが、「トリプルアクセルはそれほど難しいジャンプだとは思っていませんが、気を抜くと失敗するジャンプ。3回転ループのような気構えでいってしまったせいで失敗した」と冷静な分析ができていた。
 宇野は、4回転が2種類3回だったGPファイナルのフリーで195 .69点を出した。合計303.68点で優勝した今年3月のプランタン杯でも、 フリー冒頭で4回転ループを転倒しながら199. 37点を獲得するなど、200点超えへ準備はできている。年が明けてから、四大陸フィギュア、冬季アジア大会と連戦をこなし、 その2週後にはプランタン杯に出場して実戦経験を積んでいるのは、4回転ループを入れた構成に早く慣れるためだろう。昨季最終戦のチームチャレンジカップで4回転フリップに成功して以来、一気に力をつけているだけに、宇野にかかる期待は大きい。
 一方で、ここまで挙げた3選手の「先輩たち」も、虎視眈々と優勝を狙っている。昨年まで世界選手権を連覇している、25歳のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がそのひとり。今季はGPファイナルこそ4位だったものの、それ以外ではGPシリーズを2勝、1月のヨーロッパ選手権で5連覇を達成するなど安定した成績を残している。ISU公認大会ではヨーロッパ選手権の294.84点がシーズンベストだが、SPを自己最高の104.25点まで伸ばすなど上り調子。世界選手権で本領発揮となれば、大会3連覇が見えてくる。
 そのフェルナンデスより前に世界選手権3連覇を成し遂げた26歳のパトリック・チャン(カナダ)も、 GPファイナルのSPでは99・76点で羽生に次ぐ2位につけたように、大舞台では力を出してくる。今季からフリーで取り組み始めた4回転サルコウを成功させられれば、合計を300点台に乗せてくる可能性は十分だ。
 男子のメダル争いは300点台での勝負になるだろう。ハイレベルな戦いから脱落しないためには、各選手ともにSPをノーミスで終えることが絶対条件。そこからフリーでの激しいつばぜり合いが始まる。