2017.09.22 - SCACI Day 2 OP + SP 图集

2017.09.22 - SCACI Day 2 OP + SP 新闻报导  / 一問一答

 aflo (西村尚己撮影):

https://i.imgur.com/jGkQ2Ps.jpg

https://i.imgur.com/qBoppKP.jpg

https://i.imgur.com/W5Qotof.jpg

https://i.imgur.com/vK7I3ME.jpg

https://i.imgur.com/8YeedTg.jpg

https://i.imgur.com/KBddrVX.jpg

https://i.imgur.com/IsosYaI.jpg

https://i.imgur.com/yofod7q.jpg

https://i.imgur.com/KL43Naj.jpg

 asahi (北村玲奈撮影):

https://i.imgur.com/P0PvDwc.jpg

https://i.imgur.com/WCAcKW8.jpg

https://i.imgur.com/qR5ccv0.jpg

https://i.imgur.com/RSXqjBe.jpg

https://i.imgur.com/0STiPKm.jpg

https://i.imgur.com/cnC5drS.jpg

https://i.imgur.com/BFYvm7j.jpg

https://i.imgur.com/tmWbvRZ.jpg

 daily:

https://i.imgur.com/XGO91do.jpg

https://i.imgur.com/h1vL2GG.jpg

 hochi:

https://i.imgur.com/LE75JgZ.jpg

https://i.imgur.com/R2h68M4.jpg

 jiji:

https://i.imgur.com/p06CSl1.jpg

https://i.imgur.com/jtxVmgz.jpg

 jprime:

https://i.imgur.com/6abXmfP.jpg

 kyodo:

https://i.imgur.com/zLalQP1.jpg

https://i.imgur.com/YkMxldq.jpg

https://i.imgur.com/h7P4TDx.jpg

https://i.imgur.com/jFRYrPw.jpg

https://i.imgur.com/JiAPUJE.jpg

https://i.imgur.com/OJlPiVs.jpg

https://i.imgur.com/7Os7xKI.jpg

https://i.imgur.com/CuL4ut1.jpg

https://i.imgur.com/PXMPVVM.jpg

 nikkan (菅敏撮影):

https://i.imgur.com/kvQZsf2.jpg

https://i.imgur.com/ma3Vgrc.jpg

https://i.imgur.com/RrTuUDb.jpg

 Photo Kishimoto (大内翔太撮影):

https://i.imgur.com/hEkLkN8.jpg

https://i.imgur.com/wIsO8Vk.jpg

 sponichi (小海途良幹撮影):

https://i.imgur.com/h5t18Un.jpg

https://i.imgur.com/bWUV6xc.jpg

https://i.imgur.com/X41Mi85.jpg

https://i.imgur.com/MfXv5Y2.jpg

https://i.imgur.com/onUVZgc.jpg

https://i.imgur.com/tFjSPsn.jpg

https://i.imgur.com/dPXZffK.jpg

https://i.imgur.com/Q3icwKc.jpg

https://i.imgur.com/jVwmEgf.jpg

https://i.imgur.com/qh65atG.jpg

https://i.imgur.com/8pBE8oX.jpg

https://i.imgur.com/mQsRH4O.jpg

https://i.imgur.com/QLiN8b2.jpg

https://i.imgur.com/RFLzxP0.jpg

 sportiva (能登直撮影):

https://i.imgur.com/fawQaGP.jpg

 sportsnavi (坂本清撮影):

https://i.imgur.com/7t7O5OY.jpg

https://i.imgur.com/zv0oSPL.jpg

https://i.imgur.com/jelNMAO.jpg

https://i.imgur.com/B8Dmjgg.jpg

https://i.imgur.com/qEFEGWX.jpg

https://i.imgur.com/F45XKxA.jpg

 yomiuri:

https://i.imgur.com/nFBEDsh.jpg

https://i.imgur.com/j4yum6e.jpg

https://i.imgur.com/FySQfLu.jpg

https://i.imgur.com/u9IzXyq.jpg

2017.09.22 - SCACI Day 2 SP 一問一答

【首位発進一問一答】羽生、手を広げたのは「ここまでできましたよ。ほら見て」
sanspo 2017.9.23 12:13
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092312130009-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック 第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=がショートプログラム(SP)で112・72点をマーク。今季初戦で、2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が記録した110・95点の世界歴代最高得点を塗り替え、首位発進した。演技後の主な一問一答は以下の通り。

 --演技を振り返って
 「いい演技ができ、ミスなくできた。質としても納得できる演技で終えられた。本番で全て出し切るのは本当に難しい。そういった意味では一つ成長できた」

 --丁寧に演じていた
 「この曲を聴きこんでいるのも、もちろんある。自分が表現したい『バラード第1番』が、静かなところから沸々とわき上がってくることを、きょうは目指してやっていた。一つ一つ丁寧にできた」

 --演技後に手を広げて何か伝えていた
 「良かったね、と。後半の4回転トーループにターンで入って(3回転トーループで)手を上げるというのは初めてだった。(冒頭は構成を下げた4回転)サルコーだったけど、『ここまでできましたよ。ほら見て』という気持ちで(コーチの)ブライアンにやりました」

 --滑りやすい曲
 「表現したいことがすごく明確なプログラム。そのとき、そのときの自分を表現できる。やっていて心地良い」

 --世界歴代最高を塗り替える112・72点をマークした
 「(2つ前の滑走だったスペインの)ハビエル(・フェルナンデス)が101点を取っていた。『自分のベストは110点だ』と、頭の中で思いながらやっていた。あのとき(2015年のGPファイナル)は前半に4回転2つだった。全然違うことをやっている。点数もおのずと出るだろうなと自信を持っていた」

 --うれしさはないのか
 「初戦だし、これをベースに戦っていかないといけない。このプログラムは自分が2回も世界最高得点を取っている。自信を持って滑れた」

 --自信が深まった
 「まだ22歳だけど、今までのスケート人生で考えたら100回以上は試合をしている。一つ一つを思い出しながら、自分がどういうときに良い演技ができたかを振り返りながら、明日に向けて、今シーズンに向けて、やっていきたい」

★★★

歴代最高も驚き見せず「まあ初戦だし」 羽生の一問一答
asahi 2017年9月23日12時15分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R3T55K9RUTQP00P.html
https://sportsbull.jp/p/196927/

 22日にカナダ・モントリオールであったフィギュアスケートのオータム・クラシック男子ショートプログラム(SP)で、世界歴代最高得点を更新した羽生結弦(ANA)と報道陣との主な一問一答は次の通り。

 ――初戦にいきなり。
 「はい。まあでもハビ(ハビエル・フェルナンデス)も100点超えていましたし、自分自身しっかりこの構成でいい演技ができたこと、とにかく本当にミスなく自分の中でも質としても非常に納得できる演技で、まずショート(プログラム)で(最高を)超えられたので。(当初予定していた4回転ループではなく、4回転サルコーにして)構成を落としたとしても、本番で全て出し切るのは非常に難しいことだと思っている。そういう意味では一つ成長できたかなと思っている」

 ――丁寧に滑り出していた。
 「この曲を聞き込んでいるというのも、もちろんありますし、今自分がしたい(ショパンの)バラード第1番の表現が、静かなところからだんだんと、ふつふつと湧き上がってくるようなものを目指して今日はやっていた。そういった意味では一つ一つ丁寧にと思っていました」

 ――ステップは攻めきれなかったか。
 「レベルがどうなのかちょっとわからないが、まあステップもちょこちょこ変えていますし、そういった意味では緩急の使い方とかを、またさらに良くしていく必要あるかなと思います」

 ――演技後の手を広げるしぐさは。
 「うん。よかったね、と思って。後半の4回転トーループでターンから入って、手を上げて(跳ぶ)のも初めてでしたし、それプラス、ショー以外で、SPで後半の4回転がまだ決まったことなかったので。(冒頭のジャンプが4回転ループではなくて)サルコーだったけど、でも、ちゃんとここまでできたよ、ほら見て、みたいなことをブライアンのほうにやりました」

 ――この曲はしっくりくるか。
 「しっくりくるというか、表現したいことがすごく明確なプログラム。その時その時の感情の違う自分を表現できるプログラムの一つ。やっていて心地いいです」

 ――今日はどんな感情だったか。
 「徐々に徐々にという感じはすごく思いました」

 ――得点を聞いたときは。
 「ブライアンが最初に、フランス語のアナウンスを聞いて112だよと。ああ、そんなに出るんだ、みたいなこと言ったんですけど。12と聞いて、あれ、12なのかなって思って。12ってなんだろうと最初思っていて。でも、まあ自分の中で最初からハビエルが101取っている段階で、自分のベストは110だよというのをすごく頭のなかで思いながらやっていました。あとは冷静に考えてみて、(自己ベストを出した)あのときは前半に4回転二つなので、それとは全く違うレベルのものをやっていると思いますし、実際にターンから入ったりとか、手を上げて跳んだりとか、そういうことも成長できているところだと思う。そして点数もおのずといい演技ができれば出るなと、自信を持ってやっていました」

 ――それで全然驚いていないのか。
 「なんか。まあ初戦だし。もちろんこれをベースにこれから戦っていかなければいけないことになると思いますけど。このプログラムは自分が2回も世界最高を取っているし、110点も2回取っているので、自信を持って滑れたのかなと思います」

 ――自分に対する期待感は高まっているか。
 「今日試した集中の仕方とか、(フリーの世界歴代最高得点を出した)世界選手権のフリーを参考にしたりとかして試した集中の仕方が、しっかりとはまりきったことは自分の中でも評価したいなと思っていますし。あとは、まだ22(歳)ですけれども、スケートの今までの人生の中で数えてみたら、100回以上試合をしている。そういった一つ一つのことを思い出しながら、自分がどういうときにいい演技ができたかなということをしっかり振り返りながら、また明日に向けて、また今シーズンに向けてしっかりやっていきたい」

 ――(演技直前に触った)プーさんには行ってくるよと。
 「なんて言ったんだろう。よしよしみたいな。すみません。ありがとうございました。ありがとうございます。ありがとうございます。また明日お願いします」

內文同上: mainichi 2017年9月23日 12時41分
★★★

羽生結弦「そんなに出るんだ、と」/一問一答
nikkan 2017年9月23日16時13分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709230000322.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇22日◇カナダ・モントリオール◇男子ショートプログラム(SP)

 14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、平昌(ピョンチャン)五輪シーズン初戦のSPで、いきなり自身が持つ世界最高得点を更新する112・72点をマークした。以下、羽生の一問一答。

 -シーズン初戦でいきなり世界最高得点
 でもハビエル(フェルナンデス)も、100点超えしてましたし。自分自身しっかりとこの構成で、いい演技ができたこと、本当にミスなく、自分としても非常に納得できる演技でショートを終えられた。もちろん、構成を落としているから当然みたいな感じで言われるかもしれないですが、構成を落とそうがなんだろうが、後半ですべてを出しきるというのは、非常に難しいことだと思っているので。

 -非常に丁寧に滑っていた
 この曲を聴きこんでいるのもあるし、非常に静かなところから段々湧き上がってくるようなものを目指して今日はやっていた。

-演技後、手を広げて納得の表情
 「うん、よかったね」と、笑。後半の4回転でターンから入って、手を上げるも初めてでしたし、ショー以外でSPで後半の4回転を決めたこともなかった。(4回転ループではなく)サルコーでしたけど、自分の中では、でもちゃんとここまでできたよ、ほらみて、みたいな感じのことを、ブライアンに向けて言いました。

-この曲は滑りやすいか
 しっくりくるというか、表現したいことがすごく明確なプログラム。その時その時の自分を表現できるプログラムの1つだと思っているので、やっていて心地いい。ただ、やっていて心地いいと思えるには、ジャンプをしっかり決め、すべてのエレメンツをすべてこなさないと気持ちいいと思えない。そういった意味では、そこまで滑り込んでこれていると思います。

-得点を聞いた時の感想
 そんなに出るんだ、と。あの時(世界最高点を出した15年GPファイナル)は前半に4回転2つなので、それとは全く違う、自分の中では全然違うレベルのものをやっていると思いますし、実際にターンから入ったり、手を上げたり、そういうことも成長できていること。点数も、おのずといい演技ができれば出るなと自信をもってやりました。初戦だし、これをベースに戦っていかないといけないことになると思います。このプログラムは2回も世界最高点を取っているし、110点台も2回取っているので、自信をもって滑れた。

-今シーズン自分に期待することは
 まずは、今日の集中の仕方が、しっかりとはまりきったことを評価したい。まだ22ですけど、今までの人生の中で数えてみたら100回以上試合をやっているので、1つ1つを思い出しながら、自分がどういうときに、いい演技ができていたかなと振り返りながらやっていきたい。

★★★

羽生に聞く 高得点に「そんなに出るんだ」「ここはスタート」
sponichi 2017年9月24日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000056000c.html

【羽生と一問一答】
 ――得点を聞いて。
 「そんなに出るんだと。(先に演技した)ハビエル(フェルナンデス)が101点を取っている段階で、自分のベストは110点だと頭に置きながらやりました」

 ――2季前の世界最高得点と比べる?
 「あの時は前半に4回転ジャンプ2回で、自分の中では全然違うレベルでやっている。(連続ジャンプの)ターンからの入りなど成長できている」

 ――2季ぶりの曲。
 「これをベースに戦っていく。このプログラムは110点も2回出しているので自信を持って滑れる」

 ――今後について。
 「まだここはスタート。スケート人生で100試合以上に出ているが、一つ一つ思い出して、どういう時にいい演技ができたか振り返りながらやっていきたい」

 ▼城田憲子ANA監督 右膝はトレーナーに診てもらって、4回転ループを控えた。あれだけ点数が出れば、サルコーでも通用する。たくさん4回転ジャンプが跳べるからチャンスが広がる。

★★★

2017.09.22 - SCACI Day 2 OP + SP 新闻报导

2017.09.22 - SCACI Day 2 OP + SP 图集  /  一問一答

「天使を演じてね」と注文 フィギュア・三原が公式練習
後藤太輔 2017年9月23日02時40分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R0QXSK9QUTQP04M.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは22日(日本時間23日未明)、カナダ・モントリオールで男女の公式練習があり、男子の羽生結弦(ANA)は同日に行われるショートプログラム(SP)の調整をした。「後半は今までよりも明らかに高い(得点が狙える)構成」と話す羽生。練習でショパンの「バラード第1番」の曲をかけて滑った際は、冒頭の4回転サルコーと後半のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプの着氷が乱れ、最後の4回転―3回転ジャンプは回転が少なくなった。軸が傾くジャンプが見られた。その後も4回転の感覚を確認し、練習後半にはきれいな4回転サルコーを決めた。

 村上大介(陽進堂)は3回転半、4回転サルコーを成功させた。SPで4回転を1本、構成に入れている。けがをしている間に積み重ねたというスケーティングを重視した練習だった。

 女子SP2位につけた三原舞依(神戸ポートアイランドク)は映画「ミッション」の「ガブリエルのオーボエ」のフリーを確認した。3回転ルッツ―3回転トーループ、ターンからの3回転ループ、SPでエッジエラーを取られたフリップなどのジャンプをきれいに決めた。振付師のデビッド・ウィルソン氏から「天使を演じてね」と注文をつけられているという。三原は「歌詞の中にある空とか、思いにふける女性の内面を表現しながら、最後のプログラムの盛り上がりのところで、見ている方々に『ああっ』と思ってもらえるようなプログラムにできたらいい」と語っている。女子フリーは23日に行われる。(後藤太輔)

★★★

羽生結弦、今季初戦SPでいきなり世界最高点!思わずどや顔「質としても納得」
daily 9月23日(土) 9時42分
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010580175.shtml

「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ・モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦に臨んだ平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、完ぺきな演技でいきなり世界最高得点を更新する112・72点をマークし、首位発進した。前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が101・20点をマークし、2位につけた。

 2季ぶりに使用するSP、ショパン作曲の「バラード第1番」にのり、冒頭の4回転サルコーを流れのある着氷で完ぺきに決めると、後半のトリプルアクセルも文句なし。最後の4回転トーループ-3回転トーループは、後半の3回転で両手を上げる形で決めた。

 右ひざに軽度の違和感を抱えているため、負担の掛かる4回転ループは回避したが、心配は無用。演技後は納得の表情でうなずき、「どうだい?」といわんばかりに両手を広げて、観客を煽った。

 演技後、羽生は高得点をかみしめるように冷静に試合を振り返り「自分自身しっかりとこの構成でいい演技ができたこと、本当にミスなく、質としても納得できる演技SPを終えられた」と喜びを口にした。

 4回転ループを回避する構成だったため「構成を落としているから当然と言われるかもしれない」としつつ「構成を落とそうがなんだろうが、本番で出し切るのは難しいことだと思っている。そういう意味では成長できたかなと思っています」と語った。

 羽生の直近4シーズンの初戦は次の通り。

 ◇2013-14年シーズン フィンランディア杯

 ソチ五輪シーズンの初戦はSP、フリーとも1位で、265・59点をマークし、完全優勝を飾った。フリーではサルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプを決め、フリーと総得点ではいきなり当時の自己ベストをマーク。GPファイナル、五輪、世界選手権の3冠を獲得するシーズンを象徴するような幸先のいいスタートを切った。「まあ頑張ったかなと思う。調子が良くない中でサルコーとトーループの4回転ジャンプを決められた。後半疲れてしまったが、最後まで倒れずに滑れたのは良かった」

 ◇2014-15年 GP中国杯

 腰痛を発症し、シーズン初戦に予定していたフィンランディア杯を欠場。GPシリーズの中国杯が初戦となった。SPでは後半のジャンプが乱れ、2位に止まり「もう最悪の一言。ひどかった」。そしてフリーではよもやのアクシデントが待っていた。直前の6分間練習中に他の選手と激しく衝突し転倒。頭部などから出血するなど大けがに見舞われた。関係者が棄権を進める中、自らの意志で再びリンクに立つと、5度の転倒があったが、驚異的な精神力で最後まで滑りきり、237・55点で2位を死守した。

 ◇2015-16年 オータムクラシック

 SP、フリーとも1位の277・19点で完全優勝を飾った。フリーでは今季も使用する「SEIMEI」を試合で初披露。5項目の構成点ですべて9点台の高い評価を得たが、後半の4回転ジャンプで転倒し「点は思っていた以上に評価していただいたが、正直悔しい」と、悔しがった。ただ、ここで出た課題を見事に修正し、NHK杯、GPファイナルと完ぺきな演技で世界最高得点を連発した。

 ◇2016-17年 オータムクラシック

 SP、フリーとも1位の260・57点で完全優勝を飾った。SPで、いきなりこのシーズンから組み込んだ4回転ループに世界で初めて成功すると、フリーでもループに成功した。ただ、フリーでは後半に2度転倒。「見ての通り、バテていた感じはあった。前向きな悔しさがある。次の試合はノーミスでやります。絶対に。そうじゃなきゃ羽生結弦じゃない。一皮とはいわず、十皮でも二十皮でも剥けるように追い込みたい」と、ギラリ。世界王者奪還のシーズンへと繋げていった。

★★★

羽生結弦 今季初戦でSP世界最高得点更新!完璧演技で112・72点
sponichi 2017年9月23日 09:43
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/23/kiji/20170923s00079000106000c.html

 フィギュアスケートのオータムクラシックは22日、カナダ・モントリオールで行われ、男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦(22=ANA)は今季初戦で完璧な演技を披露し、自身の持つ世界最高得点110・95点を更新する112・72点をマークして1位となった。2位はハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)で101・20点。

 今季初戦となった羽生だが、前日には約10日前に右膝に痛みが生じていたことが判明。それでもこの日はその影響を感じさせず、ショパンの「バラード第1番」のメロディーに乗って冒頭の4回転サルコーを決めて流れに乗ると、後半のトリプルアクセル(3回転半)、連続ジャンプも決めるなど完璧な演技を披露した。演技後は大きな拍手を受けると、両手を広げて納得顔で何度もうなずいていた。

★★★

羽生、SP112・72点で首位に 自身の持つ世界最高得点更新「納得できる演技だった」
2017年9月23日10時47分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170923-OHT1T50057.html

 ◆フィギュアスケート オータム・クラシック 第2日(22日、カナダ・モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)は羽生結弦(22)=ANA=が自身が持つ世界最高得点を1・77点更新する112・72点をシーズン初戦で記録し首位に立った。

 「納得できる演技だった。演技構成を落としてはいるけど、本番で出し切ることが難しい。そこは成長できている」と、冷静に振り返った。

 今大会は右膝に不安を抱えており、大事をとって冒頭の4回転ループをサルコーに変更した。難易度を落とした中での世界新。平昌五輪での66年ぶり連覇へ好スタートを切った。

 2シーズンぶりに演じるショパンの「バラード第1番」。ブライアン・オーサーコーチは「ユヅルは観客の指揮者でもあり、ジャッジの指揮者でもあった」と手放しで称えた。

★★★

羽生、SP世界歴代最高112・72点で首位発進!4回転ループ回避でも自己ベスト/フィギュア
sanspo 2017.9.23 10:50
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092309410005-n1.html

 フィギュアスケート・オータムクラシック(22日、カナダ・モントリオール)男子ショートプログラム(SP)で、今季初戦を迎えたソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が世界歴代最高の112・72点で首位に立った。世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=は101・20点で2位だった。

 「バラード第1番」の旋律に乗って、羽生の平昌五輪イヤーが幕を開けた。ショパンのピアノ曲は14-15シーズンから2季連続でSPで使用し、15年のグランプリ(GP)ファイナルでは世界歴代最高(当時)の110・95点をマークした縁起がいいプログラムだ。冒頭の4回転サルコー、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は難なく成功。4回転-3回転の2連続トーループも完璧に決めた。

 演技を終え自身を鼓舞するように両手を広げると、スタンドを埋めた無数の日の丸が揺れた。約10日前に疲労で右膝を少し痛めた影響もあり、右足で踏み切る大技の4回転ループを回避しながら、自己ベストを1・77点更新。再び世界歴代最高を塗り替え、練習拠点が同じで最大のライバル、フェルナンデスに11・52点の大差をつけて首位発進した。

 フリープログラムは2季ぶりの「SEIMEI」で臨む。映画「陰陽師(おんみょうじ)」で使用された楽曲で、15-16シーズンの再演となる。2季前は4回転を3回跳ぶ構成だったが、今季は4回転5本の高難度のプログラムとする予定。今大会は大事を取って三つに減らす。15年のGPファイナルで219・48点をマークし、当時の世界歴代最高得点を出した相性のいいナンバーで、五輪連覇へ勝負をかける。

 五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例。66年ぶりの五輪連覇へ、羽生が最高のスタートを切った。

★★★

羽生の世界最高得点 「天才に近い」「旋律そのもの」関係者もべた褒め
daily 9/23(土) 11:24配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010580347.shtml

「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ・モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ五輪金メダリストで今季初戦を迎えた羽生結弦(22)=ANA=は完ぺきな演技でいきなり世界最高得点を更新する112・72点をマークし、首位発進した。前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が101・20点で2位だった。

 2季ぶりに使用するSP、ショパン作曲の「バラード第1番」を完璧に演じ切った。右ひざに軽度の違和感を抱えているため、負担の掛かる4回転ループは回避したが、不安は自らの演技で払拭(ふっしょく)。文句なしの演技で、平昌五輪シーズン最高のスタートを切った。

 そんな羽生の熱演に対し日本スケート連盟の小林芳子強化部長は「ステップなんてピアノの旋律そのもの。本当に素晴らしいと思った」と絶賛。

 羽生が所属するANA監督の城田憲子氏は「天才に近い」と羽生の美しいジャンプをべた褒めし、「故障であろうとこれだけできるという羽生結弦を、きょうは褒めてあげてください」と笑顔。ループを回避した構成でこれだけの高得点をたたき出しただけに「この先が見えてきた」と明るく話した。

★★★

首位発進した羽生結弦「一つ成長できたかな」/フィギュア
sanspo 2017.9.23 11:32
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092311320006-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック 第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=が、ショートプログラム(SP)で112・72点をマーク。2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が記録した110・95点の世界歴代最高得点を塗り替え、首位発進した。

 羽生は「質としても納得できる演技で終えられました。本番で全て出し切るのは本当に難しい。そういった意味では一つ成長できたかな」と冷静に振り返った。

 「バラード第1番」を演じるのは通算3季目で、慣れ親しんだナンバーだ。冒頭の4回転サルコーでクリーンに着氷。基礎点が1・1倍になる演技後半にはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループ-3回転トーループを決めた。平昌シーズンの初陣で最高の滑り出しを見せた。 

 「まだ22歳ですけど、今までのスケート人生で考えたら100回以上試合をやっている。一つ一つを思い出しながら明日に向けて、今シーズンに向けて、やっていきたい」と羽生。23日(日本時間24日)にフリーに臨む。

★★★

羽生、勝負曲「バラード第1番」でさらなる進化!フェルナンデスに大差つける/フィギュア
sanspo 2017.9.23 11:36
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092311360007-n1.html

 フィギュアスケート・オータムクラシック(22日、カナダ・モントリオール)男子ショートプログラム(SP)で、今季初戦を迎えたソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が世界歴代最高の112・72点で首位に立った。世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=は101・20点で2位だった。

 勝負曲に磨きがかかった。ショパンのピアノ曲「バラード第1番」は、羽生が14-15シーズンから2季連続でSPで使用し、15年のグランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高(当時)の110・95点をマークした縁起がいいプログラムだった。

 冒頭の4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)では、ジャッジ全員はGOE(出来栄え点)で最大の3点を与えた。4回転-3回転の2連続トーループも、GOEは2・80点の高得点。技術点の合計は64・17点で、2位のフェルナンデスに9・52点差をつけた。疲労で右膝を少し痛めた影響もあり、右足で踏み切る大技の4回転ループを回避しながら、自己ベストを1・77点更新。まだ進化の余地があるとは末恐ろしい。

 表現力を示す演技構成点は、5項目とも9点台をマーク。中でも身のこなしと振り付けは9・80点。5項目の合計は48・55点で、ここでもフェルナンデスに2・00点の差をつけた。技術力、表現力ともに最大のライバルに格の違いをみせつけた。

 フリープログラムは2季ぶりの「SEIMEI」で臨む。映画「陰陽師(おんみょうじ)」で使用された楽曲で、15-16シーズンの再演となる。2季前は4回転を3回跳ぶ構成だったが、今季は4回転5本の高難度のプログラムとする予定。今大会は大事を取って三つに減らす。15年のGPファイナルで219・48点をマークし、当時の世界歴代最高得点を出した相性のいいナンバー。SPに続き自己記録の期待が高まる。

 五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例。66年ぶりの五輪連覇へ、戦術がズバリとはまった羽生が、最高のスタートを切った。

★★★

羽生結弦が世界歴代最高点更新
asahi 2017年9月23日11時48分
http://www.asahi.com/articles/GCO2017092301001153.html

 【モントリオール共同】フィギュアスケートの国際大会のオータム・クラシック第2日は22日、モントリオールで行われ、男子ショートプログラム(SP)で今季初戦の羽生結弦がミスなしの演技を披露し112・72点で首位発進した。自身が2015年のグランプリ(GP)ファイナルでマークした世界歴代最高得点を1・77点更新した。

 世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は101・20点で2位。村上大介は70・09点で7位と出遅れた。フリーは最終日の23日(日本時間24日午前)に実施。

 女子の三原舞依、新田谷凜は最終日のフリーに向けて調整した。(共同)

★★★

世界新の羽生、驚異の得点詳細 ジャンプはほぼ“満点”構成点はオール9点台後半
daily 9/23(土) 11:44配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010580374.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ・モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦に臨んだ、平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、完ぺきな演技でいきなり世界最高得点を更新する112・72点をマークし、首位発進を決めた。前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が101・20点で2位につけた。

 五輪シーズンの初戦で、王者がいきなり圧巻の滑りを見せた。得点詳細では流れのある着氷を決めた冒頭の4回転サルコーで、出来栄え点(GOE)で満点の3点の加点を引き出した。後半のトリプルアクセルもGOEは満点の3点。最後の4回転トーループ-3回転トーループも2・8点のGOEで、ジャンプはほぼ完ぺきといえる内容だった。

 表現面を評価する5項目の演技構成点(各10点満点)では、パフォーマンス、構成での9・8点を筆頭に、曲の解釈でも9・75点などすべて異次元の9点台後半をマーク。演技後は両手を広げ、どうだ、といわんばかりの表情を浮かべた羽生。「自分自身しっかりとこの構成でいい演技ができたこと、本当にミスなく、質としても納得できる演技SPを終えられた」。軽度の違和感を抱える右膝の不安を吹き飛ばす、王者の演技だった。

★★★

羽生結弦、世界歴代最高得点を更新 フィギュア男子SP
asahi 後藤太輔 2017年9月23日11時52分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R36CXK9RUTQP006.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシック第2日は22日(日本時間23日)、カナダ・モントリオールで男子ショートプログラム(SP)があり、今季初戦に臨んだ羽生結弦(ANA)が自身の世界歴代最高得点を更新する112・72点を出し、首位発進した。村上大介(陽進堂)はジャンプのミスがあり、70・09点で7位。世界選手権2連覇経験者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は101・20点で2位だった。

 羽生は冒頭の4回転サルコーで、着氷後にイーグルをつける美しいジャンプを見せた。スピンで腕を滑らかに動かして音楽を表現。得点が1・1倍になる後半の4回転トーループ―3回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半)もほぼ完璧だった。鳴りやまない拍手の中でステップを刻み、フィニッシュまで演じきると、両手を開いて手のひらを上に向け、うんうんとうなずいた。

 その時の気分を、「うん、よく頑張ったね」と羽生。「ショー以外のSPで後半の4回転が決まったことがなかったので、ここまでできたよ、ほら見て、と」と語った。点数に関しては「そんなに出るんだ。12点ってなんだろうと思った」と、すぐに112点台とは理解できなかったことを口にした。

 今季SPは、2季前と3季前に使ったショパンの「バラード第1番」。この曲で2015年グランプリ(GP)ファイナルで出した110・95点が世界歴代最高得点として残っていた。その時の後半のジャンプは、トリプルアクセル(3回転半)だけだったが、新バラード第1番は、3回転半に加えて4回転トーループ―3回転トーループも後半にした。羽生は今大会のテーマについて、「後半のジャンプを全て決める。後半にどう集中するか」と話していた。

 ただ、ジャンプだけにとらわれていない。ブライアン・オーサー・コーチは4回転ルッツについて「計画の一環として持っている」と言う一方で、「何種類も4回転を跳ぶ他の選手を見習う必要はない。スピン、ステップ、振り付け、滑る技術、つなぎで勝っているから。賢く立ち回らなければいけない」。羽生も、ルッツをすぐに組み込むことに積極的でないことを21日に明かした。

 無理はせずに優位に立っている点を生かす。他選手との立ち位置を見て、シーズン途中で必要であれば、さらに難しいジャンプを入れて基礎点を上げることも視野に入れる。オーサー・コーチは「これは1枚目のパンケーキ。今後、砂糖を足したり火加減を変えたりする。五輪で勝つこと、そのための助けになることを今やっている」。全ては五輪連覇のために。まずはその第一歩を踏み出したところだ。(後藤太輔)

★★★

羽生結弦がSP世界最高更新「納得できる演技」
nikkan 2017年9月23日12時0分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709230000255.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇22日◇カナダ・モントリオール◇男子ショートプログラム(SP)

 ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、平昌(ピョンチャン)五輪シーズン初戦のSPで、いきなり自身が持つ世界最高得点を更新する112・72点をマークした。

 2季ぶり3度目のショパンのピアノ曲「バラード第1番」を演じ、最初の4回転サルコーをきれいに成功。ピアノの1つ1つの音に合わせるように動きをつなぎ、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転-3回転の連続トーループも美しく決めた。終盤のステップではピアノの音に体を合わせるように激しく体をしならせ、会場のボルテージを最高潮に上げ大歓声に包まれながらフィニッシュした。

 4回転サルコー、トリプルアクセルは出来栄え点最高の3点、連続技も2・80点をマーク。ステップ、スピンも全て最高のレベル4を取り、技術点合計は、15年GPファイナルでマークした61・81点を超える64・17点と歴代最高を更新した。表現点では15年GPファイナルで出した49・14点には0・59点届かなかったが、5項目すべて9点台の評価を得た。

 会心の出来に演技後は、「ほらみて、ここまでできたよ」と、ブライアン・オーサーコーチに向けて、両手を広げてみせた。右膝痛を抱え、4回転ループを回避。それでも世界最高点を出せた充実感があった。「しっかりとこの構成で、いい演技ができたこと、本当にミスなく自分としても非常に納得できる演技で、ショートを終えられた。構成を落としているから、当然みたいな感じで言われるかもしれないですけど、構成落とそうがなんだろうが、後半ですべてを出しきるというのは、非常に難しいことだと思っている」と胸を張った。

 大記録にも、「まぁ初戦だし、やっぱりこれをベースに戦っていかないといけない」と落ち着いているのが王者の証し。最高の形で、18年平昌五輪シーズンが始まった。

★★★

羽生結弦、SP世界歴代最高点更新 今季初戦で首位発進「一つ成長できた」
sankei 2017.9.23 12:28
http://www.sankei.com/photo/story/news/170923/sty1709230008-n1.html

 フィギュアスケートの国際大会のオータム・クラシック第2日は22日、モントリオールで行われ、男子ショートプログラム(SP)で今季初戦の羽生結弦(ANA)がミスなしの演技を披露し112・72点で首位発進した。自身が2015年のグランプリ(GP)ファイナルでマークした世界歴代最高得点を1・77点更新した。
 フリーは最終日の23日(日本時間24日午前)に実施される。

自信を持って滑れた

 羽生結弦の話 表現したいことがすごく明確なプログラム。やっていて心地よい。(ジャンプの)構成を落とそうがなんだろうが、本番で全てを出し切るのは非常に難しいこと。一つ成長できたと思う。自信を持って滑れた。(共同)

★★★

羽生ファン、カナダで熱狂 売上好調の運営側の悩みは…
asahi 2017年9月23日15時34分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R2235K9RUTQP002.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)の熱狂的なファンが、カナダ・モントリオールで開催されているオータム・クラシックに駆けつけている。関係者は喜ぶ一方で、悩みも抱えている。

 近くで羽生を見ようとするファンが、会場への出入りや練習の様子を見守り、歓声を送った。カナダのフィギュアスケート統括団体のスケート(S)カナダによると、1200席で3日間行われる大会の入場券は、販売開始から2時間で完売。運営側は「うれしいこと」と歓迎した。深夜に会場近くで一夜を明かすファンがいたことで、地元警察が見回りにくる一幕もあった。

 22日の男子の公式練習前、「会場内でのフラッシュを使用した撮影、及びビデオ、動画の撮影は固く禁じられております」とアナウンスが流れた。英語とフランス語に、日本語も加わった。望遠レンズでの写真撮影も禁止。注意を促しても、なかなか減らないという。

 撮影禁止の主な理由の一つに、放映権がある。権利を活用した利益はスケート団体の収入になり、選手の活動費やスケートの発展に生かされるが、個人撮影した動画が出回れば、放映権者の番組やサイトの訪問者が減り、最終的にはスケーターの利益が脅かされる。Sカナダの広報担当者は「放映権はテレビ局とSカナダが持っている。私たちによるサイトで見てほしい。そこで見られるので、撮影の必要はないはず」と協力を呼びかける。選手がウォーミングアップをするエリアに入るファンもいて、運営側は対応に追われる。セキュリティーを雇うなどして、出費を増やしている。

 混乱を避けるため、羽生が本来の選手入り口を避けて出入りする対応もとられた。羽生を指導するブライアン・オーサー・コーチは「ファンが多いのはスポーツにとっていいこと」と歓迎しつつ、「彼(羽生)は大変。責任感があって喜ばせようとするから、常に集中を切らすことができない」と話した。

★★★

羽生、快挙支えた前世界王者フェルナンデスへの対抗心 「自分のベストは110だよ」
daily 9/23(土) 15:53配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010580891.shtml

「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ・モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦に臨んだ平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、完ぺきな演技でいきなり世界最高得点を更新する112・72点をマークし、首位発進した。前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は101・20点で、2位だった。

 2季ぶりとなるSP、ショパン作曲の「バラード第1番」。冒頭の4回転サルコー、後半のトリプルアクセルはジャッジから満点の出来栄え評価を受けた。最後の4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプは、後半の3回転で両手を上げる形で成功。軽度の違和感を抱えている右膝に負担の掛かる4回転ループは回避した中で世界最高得点をたたき出した。

 その原動力の1つは、前の組の最終滑走だったフェルナンデスへの燃える対抗心だった。「ハビエルが101点取っている段階で、『自分のベストは110だよ』って思いながらやっていた」と羽生。この日は「静かなところから段々と、沸々と沸き上がってくるようなものを目指してやっていた」といい、羽生の体内からわき出る感情を全て詰め込んだ形だ。

 足を気にするそぶりなど全く見せることなく、これまで試合では決めたことのない、後半の4回転を見事にクリアし、平昌五輪シーズン最高の滑り出しを見せた。

★★★


羽生の圧倒的演技に関係者驚愕 小林強化部長「ステップなんてピアノの旋律そのもの」/フィギュア
sanspo 2017.9.23 17:45
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092317450011-n1.html

 フィギュアスケートの国際大会のオータム・クラシック第2日は22日、モントリオールで行われ、男子ショートプログラム(SP)で今季初戦の羽生結弦(ANA)がミスなしの演技を披露し112・72点で首位発進した。自身が2015年のグランプリ(GP)ファイナルでマークした世界歴代最高得点を1・77点更新した。

 羽生の圧倒的な演技に、関係者もファンも驚嘆した。日本スケート連盟の小林強化部長は「すごい出来。ステップなんてピアノの旋律そのもの。前よりもっと(心に)響くものだった」と2季ぶりに用いた「バラード第1番」の完成度の高さにうなった。

 所属先の城田監督は「闘争心が常にある。それは立派。脚の故障の中、そういうそぶりも見せずにやった」と評価した。ジャンプに加え、スピンやステップでも隙がなく「一つ一つのクオリティーが高くなってきている」と目を細めた。

 日の丸を掲げて喜んだ熱狂的なファンはSP終了後にはフリーに備え、徹夜組の約50人が会場前に座り込んだ。日本人が押し寄せるモントリオールで“羽生フィーバー”が続きそうだ。(共同)

★★★

世界新の羽生結弦 旋律と一体 ライバルたちに示した“完成度”という名の宝刀
daily 9/23(土) 18:41配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010581549.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ、モントリオール)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦に臨んだ平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、完ぺきな演技でいきなり世界最高得点を更新する112・72点をマークし、首位発進を決めた。

 前週のUSインターナショナルで四大陸王者のネーサン・チェン(米国)が4回転ループを決め、アクセルを除く5種類の4回転ジャンパーとなり、ロンバルディア杯では世界選手権銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が4種類目となる4回転サルコーを成功。平昌五輪に向けて、“真四回転時代”が激化の兆しを見せた中で、王者はまず“完成度”という武器であっさりと対抗してみせた。

 ジャンプの面では、右ひざに軽度の違和感のある中、負担の掛かる4回転ループを回避。予定よりも難度を落としたが、流れのある着氷を決めた冒頭の4回転サルコーで出来栄え点(GOE)で満点の3点の加点を引き出すと、後半のトリプルアクセルもGOEは満点の3点。最後の4回転トーループ-3回転トーループも2・8点のGOEで、ほぼ完ぺきといえる内容だった。大会は違うが、羽生がSPの3つのジャンプで得たGOEの合計は8・8点。これはロンバルディアの宇野の4・96点、USインターナショナルのチェンの1・24点を大きく上回った。

 また、表現面を評価する5項目の演技構成点(各10点満点)では、パフォーマンス、構成での9・8点を筆頭に、曲の解釈でも9・75点などすべて異次元の9点台後半をマークした。2季ぶりに使用したSP、ショパン作曲の「バラード第1番」をまさに体現したような疾走感溢れる滑りに、日本スケート連盟の小林芳子強化部長は「ステップなんてピアノの旋律そのもの。本当に素晴らしいと思った」と、舌を巻いた。

 新世代が虎視眈々と頂点を狙ってくる中で、王者の壁の高さを示した今季初戦のSPとなった。

★★★

羽生 SP世界最高点もまだま伸びしろあり 平昌五輪へフリーでも上積み計画
sponichi 2017年9月23日 18:57
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/23/kiji/20170923s00079000253000c.html

  フィギュアスケートのオータム・クラシックは22日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦の羽生結弦(22=ANA)が世界最高の112・72点をマークし首位発進した。自らが持つ歴代最高得点の110・95点(15年12月GPファイナル)を2年ぶりに1・77点更新した。

 冒頭のジャンプを、右膝痛のために当初予定していた4回転ループからサルコーに変更したものの、そのジャンプに加え後半に組み入れたトリプルアクセルもGOE(出来栄え点)が最高の3・0点、4回転―3回転の連続トーループでも2・8点をマーク。スピン、ステップも全て最高のレベル4を取った。

 さらに2季ぶりのショパンの「バラード第1番」に乗り、表現力を示す演技構成点は5項目とも9点台をマーク。4項目で10点満点を出すジャッジもいたほどだった。

 しかし、この圧巻演技でもまだ伸びしろがある。4回転サルコーの基礎点が10・5点に対し、ループは12・0点と1・5点上回る。演技構成点で、同じ「バラード第1番」を使用した15年GPファイナルで出した49・14点に0・59点及ばなかったが、シーズン初戦という事を考えればこちらも上積みが見込まれそうだ。

 また、2連覇を狙う平昌五輪に向け。フリーでも今季後半戦に4回転ルッツを導入する計画も浮上。今大会は全体の難易度を落とす一方で、フリーの後半は4回転ジャンプ3つとトリプルアクセル(3回転半)2つを組み込む最高難度のジャンプ構成に挑戦する。今後前半に4回転ルッツを入れやすくなる構成だ。4種類の4回転ジャンプ5つに、2つのトリプルアクセルの構成となれば、基礎点は当初のプランより5・85点アップ。どこまで進化するのか、目を離せそうにない。

★★★

羽生の世界最高得点、なぜ出た? SPを分析
後藤太輔 2017年9月23日19時23分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R5DJXK9RUTQP02B.html
https://sportsbull.jp/p/197139/

 フィギュアスケートのオータム・クラシックで、羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)世界歴代最高得点となる112・72点を出した。羽生はなぜこれほどの得点が出せたのか。そして、まだ伸びる余地はあるのだろうか。

 フィギュアの得点は技術点と演技構成点の二つに大きく分かれる。技術点は主にジャンプ、スピンなどの技を見るもので、技の種類ごとの基礎点と出来栄え点(GOE)からなる。演技構成点は主に滑りの基本的な技術や表現の豊かさを見る。

 今回の羽生は、技術点が64・17点と自己最高だった。一つ一つの技を単に決めるだけでなく、工夫した上に、美しかったため、GOEを稼いだ。

 GOEは複数のジャッジ(審判)による±3の評価から算出する。ジャンプは、(1)難しい入り(2)明確なステップから直ちにジャンプ(3)空中での姿勢変形(4)高さと距離が十分(5)独創的な出方(6)入りから出までの流れが十分(7)無駄な力が全く無い(8)音楽に合っている――のうち、当てはまるのが2項目で+1、4項目で+2、6項目以上で+3となる。

 羽生は4回転サルコーで、着氷後すぐに両足のつま先を外向きにして横に滑るイーグルをつけて(5)を満たした。さらにジャンプ前後にスピードがあったので、(6)も該当した。3回転半は、難しいターンの直後に跳んだので(1)や(2)が当てはまる。この二つのジャンプは、7人の審判全員が+3だった。

 一方、演技構成点は48・55点で、自己最高だった2015年のグランプリ(GP)ファイナルの49・14点に及ばなかった。

 演技構成点はジャッジが(1)スケーティング技術(靴の刃の深い傾き、加減速の多様さ)(2)つなぎ(技と技の間のフットワークなどが連続していて多様か)(3)パフォーマンス(感情の表現、動作の明確さ)(4)構成(独創性、氷面の十分な利用)(5)音楽の解釈(音楽の特徴の表現)の5項目を採点するが、今回の羽生は5項目すべてで、15年のGPファイナルを下回った。演技構成点は技術点に比べてジャッジに左右されやすく、ぶれが出やすい。

 羽生は今回、右ひざの違和感を抱えていたため、4回転ループを回避して4回転サルコーにした。より基礎点が高い4回転ループを入れて成功すれば、技術点は伸びる。さらに、演技構成点でさらなる評価を得られれば、歴代最高得点の更新も十分可能だ。(後藤太輔)

 

★★★

羽生のSP、オーサー氏絶賛「ステップは魔法のよう」
Asahi 2017年9月24日00時42分
http://www.asahi.com/articles/ASK9S027HK9RUTQP03P.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシック第2日は22日、カナダ・モントリオールで男子ショートプログラム(SP)があり、今季初戦に臨んだ羽生結弦(ANA)が自身の世界歴代最高得点を更新する112・72点を出し、首位発進した。ブライアン・オーサーコーチは羽生の演技を絶賛した。

 「スピンは世界一。ステップは魔法のようだ。見ているものがオーケストラで、それを率いる指揮者のようだった。彼が全てを支配していた」。事前に、ループではなくてサルコーにしたから、おまえにとって簡単だよ、と話したという。「(演技後)開口一番に『(That was so easy)すごく簡単だったよ』と言った。『このプログラムは旧友のような存在』」

★★★

【佐野稔の舞評論】羽生、回避したループ跳べばもっと伸びる
sanspo 2017.9.24 05:00
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092405000003-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)羽生の演技はすごすぎる。高得点の要因は2つある。ひとつは4回転ジャンプ計2本のうち、1本を後半に入れてきたことだ。しかも、後半に入れた4回転と3回転のコンビネーションで、3回転に手をつけて加点を引き出した。4回転ジャンプの数は昨季と同じ2本でも、疲労のたまる後半に入れるのはリスクを伴う。痛みがあり回避したループを跳んでいれば、基礎点だけであと1.5点は伸びる。

 もうひとつは演技点。世界最高得点を出した2年前は、SPもフリーもほぼ満点に近かったが、昨季は4回転ループなどジャンプに集中していたこともあり演技点が伸びなかった。それが今回は見ていて隙のない演技で、ドンピシャのジャンプばかり。演技点が満点に近づいたことが世界最高得点の更新につながった。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

★★★

羽生、SP歴代最高112・72点!平昌シーズンどや顔発進/フィギュア
sanspo 2017.9.24 05:04
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092405040002-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)来年の平昌五輪で66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=が、今季初戦のショートプログラム(SP)で112・72点をマーク。右膝痛に負けず、自身が2015年のグランプリ(GP)ファイナル(スペイン・バルセロナ)で記録した世界歴代最高得点を1・77点更新し、首位発進した。フリーは23日(日本時間24日)に行われる。

 これ以上の滑り出しがあるか。いや、きっとない。最後の4回転-3回転の連続トーループ。2本目に両手を挙げて羽生が舞った。あえて難度を高めたジャンプで着氷が決まる。演技後、両手を広げて拍手をあおり、心の中で訴えた。『ここまでできたよ。ほら見て』。王者が今季初陣で力強く一歩を踏み出した。

 「(得点は)そんなに出るんだ、と思いました。初戦だし、これをベースに戦っていかないといけない」

 2年前にマークした世界歴代最高を塗り替える112・72点をたたき出した。平昌五輪で金メダル争いのライバルになるハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=に10点以上の大差をつけたが、羽生は手負いの状態だった。約10日前。より精度を高めようとジャンプの練習を繰り返していると右膝に違和感を覚えた。ブライアン・オーサー・コーチ(55)からは、右足で踏み切る武器の4回転ループの“禁止令”を敷かれた。

 負担を減らすため構成を落としたSP。通算3季目となる慣れ親しんだ「バラード第1番」に体が呼応する。「やっていて心地良い」。羽生の迫真の演技に客席では日の丸が揺れた。「ユヅルは観客の指揮者であり、ジャッジの指揮者であった。すごい支配力」とオーサー・コーチ。海を渡って駆けつけた日本のファンの歓声がとどろくリンクを、ホームさながらに独壇場とした。

 演技後半に勝負をかけて加点を得る構成で得点を伸ばした。基礎点が1・1倍になる後半、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループからの連続技を着氷。冒頭に跳んだのは基礎点10・5点の4回転サルコーだったが、今回は右膝痛で回避した同12・0点の4回転ループを決めれば、さらにハイスコアになる可能性もある。

 「今までのスケート人生を考えたら100回以上は試合をしている。どういうときに良い演技ができたか振り返り、今シーズンに向けてやっていきたい」

 日本の女性ファンはもちろん、中国からも若年層が応援に駆けつけ、約1200席が埋まった。最終種目の男子SPが終わった午後10時過ぎ。約50人が23日(日本時間24日)の羽生のフリーに備えて会場の入場口前に陣取り、座席確保へ徹夜の構えを示した。周囲の熱狂にも動じない。五輪連覇に照準を定めるからこそ、22歳の笑顔は控えめだった。(鈴木智紘)

所属するANAスケート部の城田憲子監督
「あっぱれ。やはり天才に近い。脚の故障の中、そういうそぶりも見せずにやった」

日本スケート連盟の小林芳子強化部長
「すごい出来。ステップなんてピアノの旋律そのもの。前よりもっと(心に)響くものだった」

★羽生の2年前VTR
 2015年12月のGPシリーズファイナル(バルセロナ)で、110.95点をマーク。ジャンプは前半に4回転サルコーと4回転トーループ-3回転トーループ、後半にトリプルアクセル(3回転半)を跳んだ。2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)に19.43点の大差をつけて首位に立つ演技だった。

★平昌五輪への道
 日本男子の出場枠は3。まず全日本選手権(12月、東京)優勝者が決まり、2人目は同大会の2位か3位、またはグランプリ(GP)ファイナル(12月、名古屋)での成績上位者2人のうちから1人を選ぶ。3人目は2人目で外れた者や全日本選手権終了時点の世界ランク、シーズンランク、シーズンベストスコア上位の各3人から総合的に判断する。女子の出場枠は2。

★★★

羽生 今季初戦SP、完調前でいきなり世界最高「一つ成長」
sponichi 2017年9月24日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000042000c.html

 今季初戦の羽生結弦(22=ANA)が男子ショートプログラム(SP)で、112・72点の世界最高得点をマークし、首位発進した。右膝痛のため難易度の低いジャンプに変更しながらも、完璧な演技で15年12月GPファイナルで自らが出した110・95点を2季ぶりに1・77点更新した。2連覇を狙う来年2月の平昌五輪へ向けて最高のスタートを切った。

 2季ぶりのショパン「バラード第1番」を情感たっぷりに滑り終えた羽生は何度もうなずいた。「ちゃんとここまでできたよ。ほら見て」。オーサー・コーチに向かって得意げに両手を広げた。約10日前に痛みが出た右膝の不安をものともせず、シーズン初戦でノーミスどころかいきなりパーフェクトな演技だった。

 「本当にミスがなく、質としても納得している。構成を落としても本番で全てを出し切ることは難しい。一つ成長できた」

 3つのジャンプを全てきれいに決めた。うち2つは出来栄え評価で最高の3・00点を引き出した。最大の歓声を浴びたのは基礎点が1・1倍になる演技後半にSPで初めて組み込んだ4回転―3回転の連続トーループ。くるくるとターンした直後に踏み切り、最後は両腕を頭上に伸ばして回転する高度なテクニックを披露した。

 右膝に負担のかかる右足踏み切りの4回転ループは回避し、ジャンプの基礎点を1・5点下げたが、おつりがくるほど完成度の高いジャンプだった。

 狙い通りのスタートダッシュ成功だ。過去に2度世界最高得点を出した「バラード第1番」は五輪シーズンで勝つために「(試行錯誤する)時間はない。プラスからスタートしたい」と選んだ曲。滑ってみると「その時の自分を表現できるプログラム。心地よい。自信を持って滑れる」と改めて好感触を得た。オーサー・コーチは非の打ちどころのない羽生の演技を「ユヅはオーケストラの指揮者だ。観客もジャッジもコントロールしている」と絶賛した。

 羽生は今後右膝が復調し、冒頭に4回転ループを入れられるようになれば、さらに得点の上積みが期待できる。今季は2位につけている前世界王者のフェルナンデスらライバルたちの仕上がりも早いが、王者の存在感は別格だ。

★★★

羽生、世界最高点に平然「ああ、そんなに出るんだ」右膝痛サルコー決めた
2017年9月24日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170924-OHT1T50020.html

◆フィギュアスケート オータム・クラシック 第2日(22日、カナダ・モントリオール)

 【モントリオール(カナダ)22日=高木恵】男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦(22)=ANA=が66年ぶりの連覇がかかる平昌五輪シーズンの初戦で、112・72点の世界新をマークした。右膝痛の影響で構成の難度を落としたが、15年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が記録した得点を1・77点上回り、首位に立った。世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が101・20点で2位。フリーは23日(日本時間24日)に行われる。

 満員の観衆の拍手を浴び、羽生はブライアン・オーサーコーチに向かって両手を広げた。「ちゃんとここまでできたよ。ほら見て」。平昌五輪シーズンの初戦で、ほぼ完璧な演技を披露。「質としても非常に納得。構成を落とそうが何だろうが、本番で全てを出し切るのは難しいこと。一つ成長できた」。15年GPファイナルを1・77点上回る112・72点の世界最高得点をたたき出した。

 2季ぶり3度目の再演となるショパンの「バラード第1番」。一つ一つの音と自分を重ねていった。「徐々に…徐々に」。胸の内に語りかけながら後半の盛り上がりに、己を導いた。冒頭の4回転サルコーと基礎点が1・1倍の後半の3回転半(トリプルアクセル)は最高3点の加点を引き出す完璧なジャンプ。「自信をもって滑れた。その時その時の自分を表現できるプログラム。やっていて心地いい」。最後はSPで自身初となる後半の4回転を、3回転との連続トウループで成功させた。

 10日ほど前に右膝痛を発症。負担を避けるため、今大会は右足で踏み切る4回転ループを控えるよう、ブライアン・オーサーコーチに提案された。本番前に「サルコーだから簡単だろう?」と言われた羽生は、リンクを降りてサラリと言った。「すごく簡単だったよ」。ループを跳べば基礎点は1・50点上がる。世界最高のSPには、まだ先があるのだ。

 衣装は今後新調する予定で、今大会は以前のものを使用した。袖を通した時に体の変化を改めて知った。採寸した2年前から胸の厚みが増し、少し窮屈に感じた。身長も2センチ伸びた。質のいい通しの練習を増やし、後半に4回転を跳ぶためのスタミナとパワーを蓄えてきた。細くしなやかな肉体は、たくましさを備えつつある。

 五輪イヤーはライバルが前週、続々と好スタートを決めた。ロンバルディア杯で宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=が自己ベストを更新。USインターナショナルではネーサン・チェン(18)=米国=が試合で初めて4回転ループに挑み、成功させた。14年ソチ五輪を制した羽生は動じない。右膝のハンデは関係ない。自分の滑りさえすればいい。見せたのは王者の貫禄だった。

 「バラード第1番」で通算3度目の世界新。完成度は群を抜いている。演技後も落ち着いていた。「まだ初戦だし」。キスアンドクライでは平然と世界最高点を受け止めた。「ああ、そんなに出るんだ―」。羽生結弦が求める境地は、まだ先にある。

 ◆羽生のショパン「バラード第1番」での世界最高得点

 ▽15年11月NHK杯(106・33点)。冒頭に4回転サルコー、続いて4回転―3回転のトウループの連続ジャンプ。後半にトリプルアクセル。

 ▽15年12月GPファイナル(110・95点) 2つの4回転で加点3点を引き出し、NHK杯から2週で更新。演技構成点の「演技点」で初の10点満点。

 ▽17年9月オータム・クラシック(112・72点) 冒頭の4回転ループをサルコーに変えて難度を下げながらの世界最高得点。ジャンプの種類は2季前と同じだが、トリプルアクセルと4回転―3回転の連続トウループが後半に。

★★★

羽生結弦 五輪連覇へ“世界最高”発進!4回転ループ回避も自らの記録を1・77更新
daily 9/24(日) 6:04配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/24/0010582251.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(22日、カナダ・モントリオール)

 2014年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が今季初戦の男子ショートプログラム(SP)で、自身の持つ世界歴代最高得点を更新する112・72点をマークして首位発進した。右膝の違和感から4回転ループを回避した構成で臨んだが、それを全く感じさせない熱演を見せた。2位はハビエル・フェルナンデス(スペイン)で101・20点。村上大介(26)=陽進堂=は70・09点で7位と出遅れた。

 聞き慣れたピアノのはかなげな旋律に乗った羽生が、今季初戦を華麗に滑り出した。右膝に違和感を抱え、武器の4回転ループを回避した構成で、自らの持つ大記録を1・77点も塗り替えてみせた。

 「ミスなく、質としても納得できるようないい演技でSPを終えられた」。世界最高得点を更新したにもかかわらず、羽生はまるで当然かのように淡々と振り返った。

 舞ったのは2季ぶりのショパン「バラード第1番」。約1年9カ月前に世界最高得点を出したナンバーだ。冒頭の4回転ループから変更したサルコーが、また美しかった。続く基礎点が1・1倍の後半のトリプルアクセルを含め、ジャッジ7人全員がGOE(出来栄え点)満点の3をズラリと並べた。

 新境地はくるっとターンしてから入った最後の4回転トーループ-3回転トーループ。試合では初めて後半の4回転を成功し、満点に近い加点で18・86点を稼いだ。着氷を決めると両手をパッと広げてアピール。オーサー・コーチは「観客の指揮者であり、ジャッジの指揮者でもあるようだった。すごい支配力」と褒めたたえた。

 表現力を示す演技点5項目は10点満点中すべて9点台後半。異次元な数字を並べながらも羽生は「初戦だし」とサラリと言ってのけた。「これをベースにここから戦っていかないといけない」。これがマックスだなどと考えてはいない。

 今回回避した4回転ループはサルコーよりも1・5点技の基礎点が高い。また以前も使用してきた曲とはいえ、ここから滑り込み、完成度はさらに高まっていくはずだ。「やっていて心地いい」と羽生。自らの心をも癒やす最高のプログラムとともに、勝負の平昌五輪シーズンで最高のスタートを切った。

★★★

世界最高得点・羽生の名演に絶賛の嵐!城田憲子氏「今日は『あっぱれ』かな」
2017年9月24日7時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170923-OHT1T50264.html

 ◆フィギュアスケート オータム・クラシック 第2日(22日、カナダ・モントリオール)

 【モントリオール(カナダ)22日=高木恵】男子ショートプログラム(SP)は、ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が今季初戦で112・72点の世界最高得点を記録し、首位発進。「バラード第1番」の名演を受け、関係者から次々に絶賛の声が上がった。

 普段はあまり選手を褒めないANAスケート部の城田憲子監督が、羽生を手放しで褒めた。「今日は『あっぱれ』かな」。ハイライトは後半のターンから助走なく踏み切る高難度な4回転―3回転の連続トウループ。3回転では両手も上げた。着氷した羽生がその手をパッと開くと、会場は大歓声で沸いた。

 城田監督「あの入り方は初めて。きれいに真っすぐに上がった4回転トウループの後に、手を上げてあれだけ美しいジャンプを跳べる人は他にいない。天才に近い」

 ブライアン・オーサーコーチ「まるで観客とジャッジ(審判員)を指揮しているようだった。すごい支配力だ」

 20日、モントリオール空港に着いた羽生に、いつもの笑顔はなかった。体調は「まあまあです」と珍しい答え。10日ほど前から右膝が痛かった。城田監督は「故障がありながら、これだけできる羽生結弦を褒めてあげてください。闘争心が常にある。立派」と絶賛した。

 小林芳子強化部長「素晴らしかった。ステップはピアノの旋律そのものだった」

 小林部長は目で音を感じた。ステップ、スピンは全て最高難度のレベル4。表現力を示す演技構成点は、5項目のうち4項目で10点満点を出すジャッジもいた。

★★★

【岡崎真の目】サルコー→ループで1・5点上積み、まだ伸びしろある
sponichi 2017年9月24日 08:22
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000045000c.html

 自分に似合うことは分かっている過去の洋服をタンスから出してきた場合、慣れているからこそ“お約束”の着方になるケースはある。だが、この日の羽生は、過去を超える見事な着こなしができることを証明した。まして、使用曲は2季前のGPファイナルで史上最高得点をマークしたもの。全ての面で洗練された今回の演技で、心配は杞憂(きゆう)に終わったと感じた。

 4回転ループを回避したことで、要素は15年と全く同じものとなった。4回転トーループ―3回転トーループが後半に組み込まれたことが主な加点要因となったが、それ以外にも踏み切り前に小刻みなターンを加えたり、連続ジャンプの2発目で両手を上げたり、こまやかな工夫が光った。中でも間の取り方の洗練具合には、感心させられた。

 ループはフリーレッグ(軸足でない方の脚)に頼れず軸足の負担が大きいため、不安があるうちは回避するのが賢明だろう。一方で、サルコーをループに替えると基礎点で1.5点の上積みも計算できる。つまり、SPの得点は伸びしろがある。同じように「似合う」ことが分かっているフリーでどんな演技を見せてくれるか、とても楽しみだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

羽生SP世界最高「後半マックス」の構成に自画自賛
nikkan 2017年9月24日9時50分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709240000226.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇22日◇カナダ・モントリオール◇男子ショートプログラム(SP)

 14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、今季初戦で自身が持つショートプログラム(SP)世界歴代最高得点を1・77点更新する112・72点をマークし、首位発進した。右膝の痛みから4回転ループを回避するなど、難度を落とした構成で臨みながら、完璧な演技で高得点を引き出した。18年平昌五輪での連覇へ、最高のスタートを切った。

 滑り終えた羽生は、何度もうなずき、両手を広げた。「ちゃんとできたよ。ほら、見て」と。試合前に明かしていた右膝の痛みなど感じさせない、完璧な演技。五輪シーズン初戦で、いきなり112・72点の世界歴代最高をたたき出した。舞台を終えてカーテンコールをするように、四方に深々と頭を下げる。ブライアン・オーサー・コーチ(55)が「指揮者のようだった」とたたえる通り、会場を自分の世界へと引き込んだ。

 SPは2季前に2度世界歴代最高を更新した「バラード第1番」。慣れ親しんだ曲を選んだからには「最初から、このプログラムは素晴らしいなって思えるようにしないと」と自分に課した。だが、痛めた右膝を守るため、今回は高得点を望める4回転ループを回避。難度を落としながらも平昌五輪で金メダル争いのライバル、フェルナンデス(スペイン)に10点以上差をつける驚異的な得点を出した。それもこの2年で高めた技術があったからだ。

 最初のジャンプ4回転サルコー、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も一糸乱れず着氷し、どちらも出来栄え点(GOE)で3点満点。ここからが進化の証明だった。SPで初めて後半に導入した4回転-3回転の連続ジャンプでは、ターンしながら助走なしで踏み切り、2つ目の3回転は初めて両手を上げて着氷。細部にこだわり、加点を引き出した。自分史上「後半でマックス」という構成を完璧にこなした。「非常に納得できる演技。構成落とそうがなんだろうが、後半ですべてを出しきるというのは、非常に難しい」と自画自賛した。

 世界最高は滑り込んだシーズン中盤から終盤にかけて生まれてきた。現行の採点方式となった04年シーズン以降、GPシリーズ前の前哨戦で記録したのは今大会の羽生が初めて。しかも、4回転ループや連続技、まだ実戦で使用していない4回転ルッツ導入を見送った。得点アップの余地はまだ残されている。

 「まぁ初戦だし、やっぱりこれをベースに戦っていかないといけない」。大記録とは裏腹に羽生の口ぶりは冷静そのもの。あくまで今季の最大目標は五輪連覇。世界最高は羽生にとって、序章にすぎない。【高場泉穂】

<関係者のコメント>

 ▼ANAスケート部の城田憲子監督 「天才に近い。1つ1つの要素が2年前より成長している。今日は褒めてあげてください」。

 ▼日本スケート連盟の小林芳子強化部長 「最後のステップは、緩急があって、ピアノの旋律そのものだった。本当にすごい」。

★★★

伝説のバトン言葉を部屋に飾る/羽生とっておきメモ
nikkan 2017年9月24日9時50分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709240000203.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇22日(日本時間23日)◇カナダ・モントリオール◇男子ショートプログラム(SP)

 14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、今季初戦で自身が持つショートプログラム(SP)世界歴代最高得点を1・77点更新する112・72点をマークし、首位発進した。右膝の痛みから4回転ループを回避するなど、難度を落とした構成で臨みながら、完璧な演技で高得点を引き出した。18年平昌五輪での連覇へ、最高のスタートを切った。

 SPを終え、会場から去る羽生を待っていると、私を見るなり「ディック・バトンさんの、ありがとうございました」と声をかけられた。ディック・バトン氏とは48、52年五輪を連覇した現在88歳になる米国のレジェンドスケーター。同氏に、自分以来66年ぶりに五輪連覇を目指す羽生へエールを送ってもらおうと、6月にニューヨークの自宅を訪ね、インタビューした。その際に、直筆メッセージを預かり、関係者を通じて本人に届けていた。

 透明な額に入れて渡したが、そのまま部屋に飾ってあるという。バトン氏のメッセージは「五輪を、リラックスして、楽しんで!」。シンプルな言葉だが、その裏には五輪の重圧を乗り越え、完璧な演技をすることこそが勝利につながる、という意がある。この日の演技のように、楽しみ、自分らしく滑れば五輪で最高の結果が待っているはずだ。【高場泉穂】

★★★

 

Hanyu outdoes himself, breaks own world record
Japanese skater scores 112.72 points in short; Canada leads pairs, dance
Ice Network on FacebookIce Network on Twitter
Posted 9/22/17 by icenetwork
http://web.icenetwork.com/news/2017/09/22/255573532/hanyu-outdoes-himself-breaks-own-world-record

On a night of spectacular season debuts, none was more jaw-dropping than that of Yuzuru Hanyu, who broke his own world record score for the short program at the 2017 Autumn Classic International in Pierrefonds, Quebec. Also on Friday, Canada flexed its muscles in pairs and dance, with Meagan Duhamel and Eric Radford taking the lead in the former and Tessa Virtue and Scott Moir setting the pace in the latter.

Men's
Hanyu posted a score of 112.72 in setting a new standard for a men's short program. The two-time world champion floated through his routine to Chopin's "Ballade No. 1", starting off with a quad salchow and going on to land a triple axel and a quad toe-triple toe in the bonus portion of the program. The majority of the Grade of Execution marks he received were +3's, and he was awarded nine perfect 10.00 scores for his program components. His new world record total broke his own previous mark of 110.95, set at the 2015 Grand Prix Final.

Making his first career appearance at a Challenger Series event, Fernández gave a joyful enactment of his Charlie Chaplin short, one that included a quad toe-double toe combination and a quad salchow. Like Hanyu, the Spaniard's spins and step sequence were all rated level 4, and he finished the evening with 101.20 points.

Nam Nguyen landed in third place after skating the best short program of his career. The two-time Autumn Classic silver medalist opened his "Somewhere Over the Rainbow" routine with a quad salchow-triple toe and followed it with a solo quad toe -- marking the first time in his career he landed two quads in the short program. He added a triple axel for good measure, and when the scores were added up, his point total came to 88.40 -- an almost nine-point improvement over his previous personal best.
Ross Miner doubled his planned opening quad and had messy landings on his two other jump elements in his "Downtown" short, and the 2014 Autumn Classic champion settled into eighth with a score of 69.84.

 

2017.09.21 - SCACI Day 1 OP 新闻报导

2017.09.21 - SCACI Day 1 OP 图集

羽生結弦、右ひざに軽い違和感 4回転ループ回避へ
asahi 2017年9月22日07時17分
http://www.asahi.com/articles/ASK9Q2CWMK9QUTQP004.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は21日(日本時間22日)、オータム・クラシックが行われるカナダ・モントリオールのリンクで公開練習を行った。練習後、右ひざに軽い違和感があるため、今大会では4回転ループを跳ばないと明かした。練習では4回転トーループや4回転サルコーからの連続ジャンプをきれいに決めた。男子ショートプログラム(SP)は22日にある。

 羽生は右ひざについて「まだ大事に至っていないけど、至らないように。右踏み切りのジャンプはちょっと抑え気味で」と話した。ただ、それ以外は意欲的で、フリーでは、後半にトリプルアクセル(3回転半)を2本、4回転を3本跳ぶ予定。「この構成は、後半はMAXだと思っている。後半のジャンプを全て決めたい」と話した。

 また、ブライアン・オーサーコーチは、4回転ルッツについて「計画の一環として持っている。今季の目標ではある」と今後、さらに難しい4回転に挑戦する意欲を見せた。今の羽生の状態について、「仕上がりは過去最高だ。(右ひざは)弱い小さな痛み。治療は必要ない。ただ、私の経験上、痛みを覚えるということは体が何かを訴えようとしているということなので、ちょっと技術的に引くことを私が決めた。ループはやらない。(痛みの原因は)練習疲れだと思う」と話した。

 けがからの復帰のシーズンに五輪を目指す村上大介(陽進堂)は「今回は4回転サルコーをSPで一つ、フリーで二つやりたい。(今後は)4回転フリップからの連続ジャンプをやりたい」。4回転ルッツも着氷していることを明かした。全日本選手権で好成績を残すことが五輪代表入りに不可欠。「五輪代表の3枠目に入りたい。全日本に向けて頑張る」と語った。

★★★

羽生結弦 右膝痛訴えていた…軽症強調も今季初戦は4回転ループ回避へ
sponichi 2017年9月22日 07:33
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/22/kiji/20170922s00079000112000c.html

 フィギュアスケートのオータムクラシックで今季初戦を迎える羽生結弦(22=ANA)が21日、公式練習に参加した。ブライアン・オーサー・コーチは練習前に取材に応じ、羽生が約10日前に右膝に痛みを訴えたことを明かした。

 コンディションが心配されたが、羽生はいつもと変わらず4回転ジャンプなどを入念に確認した。「大事には至っていない」と軽症を強調。「至らないように、右足踏み切りのループはちょっと抑え気味にする」と今大会はショートプログラム(SP)、フリーともにループを4回転から3回転に減らす予定だ。2連覇のかかる来年2月の平昌五輪にピークを合わせるため、今大会は安全策で臨む方針。「今できることは決まっているので、すべて出し切ること。集中することが大事」と力強く語った。

 男子SPは22日(日本時間23日)、フリーは23日(同24日)に行われる。
★★★

羽生、右膝にわずかな痛みも今季初戦へ「出し切る」
daily 9月22日(金) 7時38分
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/22/0010576698.shtml

 「フィギュアスケート、オータム・クラシック」(21日、モントリオール)

 男子の公式練習が行われ、日本はソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=と村上大介(26)=陽進堂=が参加した。

 ブライアン・オーサーコーチによると、羽生はジャンプによる蓄積疲労により、10日ほど前から右膝にわずかな痛みを抱えているという。それでも公式練習では右足踏みきりの4回転ループ1度を含む4回転ジャンプを何度も着氷した。

 「大事には至っていない」と羽生。ループジャンプは「抑え気味に」としたが「一つの試合として集中してやらないとなって思います」「とにかく今できることを出し切る」などと前向きに話した。

★★★

羽生 今季初戦へ 公式練習に参加
daily 9月22日(金) 7時38分
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/22/0010576700.shtml

 「フィギュアスケート、オータム・クラシック」(21日、モントリオール)

 男子の公式練習が行われ、日本はソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=と村上大介(26)=陽進堂=が参加した。

 羽生は、フリー「SEIMEI」をかけた練習では、後半に4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプや2度のトリプルアクセル(3回転半)など、高難度のジャンプを組み込んだ構成に挑戦。1回転になったジャンプもあるが、曲のない時間にはしっかりと着氷し、感覚のよさを感じさせた。

 村上も4回転サルコーの確認を入念に行った。

★★★

羽生、五輪シーズン初戦へ 右膝に少し痛み
毎日新聞2017年9月22日 08時06分
https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00e/050/209000c

 【モントリオール(カナダ)福田智沙】フィギュアスケート男子で来年の平昌五輪で連覇を狙う羽生結弦(ANA)は、21日(日本時間22日)開幕のオータム・クラシックで五輪シーズン初戦に臨む。同日の公式練習では4回転トーループや4回転サルコウからの連続ジャンプを成功させたが、練習後、この大会で4回転ループを回避することを明かした。

羽生が師事するブライアン・オーサーコーチによると、羽生はジャンプの練習のしすぎで右膝に少し痛みがあるという。羽生は「大事には至ってないが、至らないように右足踏み切りのジャンプは抑え気味にやりたい」と話した。ただ、フリーでは演技後半に4回転3本、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2本に挑む予定だ。

 この大会には2015、16年世界選手権2連覇のハビエル・フェルナンデス(スペイン)、村上大介(陽進堂)も出場。昨季けがに泣いた村上は復活へ「スケーティングの基礎やスピンのレベルをとれる練習をしてきた。ノーミスの演技をしたい」と誓った。

 男子ショートプログラム(SP)は22日(同23日)、フリーは23日(同24日)に行われる。

★★★

羽生結弦、今季初戦は4回転ループ回避 右ひざに「とても小さな痛み」
2017年9月22日8時16分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170922-OHT1T50053.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは21日、カナダ・モントリオールで開幕する。羽生結弦(22)=ANA=が20日、公式練習後に取材に応じた。右ひざに不安を抱えているため、今季初戦となる今大会は4回転ループを回避することを明かした。

 「大事にはまだ至っていないんですけど、至らないように。ループは右足踏み切りですし、右足踏み切りのものはちょっと抑え気味に」。今大会はショートプログラム(SP)冒頭の4回転ループをサルコーに変更する。

 右ひざに違和感をおぼえたのは10日ほど前。ブライアン・オーサーコーチによると疲労の蓄積で「とても小さな痛み。でも僕の経験上、こういう時は一段階落とさないと行けない。痛みを覚えるということは体が何かを訴えようとしているということなので、技術的に引くことを私が決めた」と話した。シーズン初戦ということもあり、大事をとる。

 フリーは〈1〉3回転ルッツ〈2〉3回転ループ〈3〉3回転フリップを跳び、後半に〈4〉4回転サルコー―3回転トウループ〈5〉4回転トウループ―1回転ループ―3回転サルコー〈6〉4回転トウループ〈7〉3回転半―2回転トウループ〈8〉3回転半の構成。

 後半に3本の4回転とトリプルアクセル2本を集めた。「後半はこの構成がマックスだと思っているので、とにかく後半のジャンプをすべて決めること。あとは後半に行くにしたがって、どれだけ集中仕切れるかどうか」

★★★

羽生「しっかりと集中」=今季初戦、フリーに自信-オータム・フィギュア
jiji 2017/09/22-09:29
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092200360&g=spo

 【モントリオール時事】カナダのモントリオールで21日開幕したフィギュアスケートの国際大会、オータム・クラシックで羽生結弦(ANA)が今季初戦に臨む。22日(日本時間23日)の男子ショートプログラム(SP)に向けて21日の公式練習に臨み、ジャンプやステップを入念に確認した。

 来年2月に平昌五輪を控えるシーズンの始まり。羽生は右膝に違和感を抱えているが、本人は「大事には至っていない」と慎重な口ぶりで不安を打ち消した。演技は無理をしないことが予想されるが、グランプリシリーズへの第一歩ともなる。「しっかりと集中すること。今やれることは決まっており、やるべきことをやる」と気合を入れた。
 今季はSP、フリーともに2季前の再演となる。映画「陰陽師」の「SEIMEI」を演じるフリーでは、後半に3本の4回転ジャンプを取り入れる内容に新調した。「今までよりも(レベルの)高い構成でやる。後半にいくにつれてどれだけ集中できるか」と自信をのぞかせた。今大会でライバルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)といきなり競うことには「絶対に負けないという気持ち。気を引き締めて収穫のある試合にしたい」と力強く結んだ。 

★★★

羽生結弦、4回転ループ回避も「後半マックス」
nikkan 2017年9月22日9時54分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709220000198.html

 フィギュアスケート男子ソチ五輪金メダリスト羽生結弦(22=ANA)が21日(日本時間22日)、今季初戦のオータム・クラシックが行われるモントリオールの会場で公式練習を行った。

 羽生が右膝の痛みにより、今大会では4回転ループを回避することが分かった。ブライアン・オーサーコーチは練習前に取材に応じ、約10日前に羽生が「『ちょっと痛い』と言ってきた」と明かし、「取るに足らないことかもしれないが、体が何かを訴えているということ。我々は、構成を一段階落とすという決断をしました」と話した。

 40分間の練習で、羽生は4回転トーループからの連続技や、ループジャンプの軌道などを丁寧に確認。フリープログラム「SEIMEI」の曲をかけた練習では、本来は前半2本、後半3本、計5本の4回転ジャンプの予定だが、前半のジャンプすべて3回転に抑えた構成で行った。また演技後半にあった3回転ルッツを冒頭に、後半1本だったトリプルアクセル(3回転半)を2本にする変更もあった。

 練習後に羽生は「やりたい気持ちは、すごくいろいろあるんですけど、そういうことを1つ1つ抑えながら、今やれることをやる」と説明。右膝に関しては「大事には至っていないんですけど、至らないように。ループは右足踏み切りですし、抑えめでやる」とした。

 右膝を守るため、全体的に見れば、SP、フリーともに基礎点は抑えた演技になるが、得点が1・1倍になる後半は、4回転3本、トリプルアクセル2本とこれまでで最も難しいものにチャレンジする。「後半はこの構成がマックスだと思っている。後半のジャンプすべてを決めることと、後半にいくにつれてどれだけ集中しきれるかどうか」が今回の課題だ。

 また、冒頭に3回転ルッツを持ってきたのも、意味がある。羽生は「自分にとっては鬼門だから」と理由を話したが、自身4種類目の4回転である4回転ルッツをここに入れるシミュレーションともとれる。オーサーコーチは、4回転ルッツについて「今季の計画にはある」と、導入する可能性があることをあらためて認めた。

★★★

羽生、右膝痛みで4回転ループを回避も「収穫のある試合にしたい」/フィギュア
sanspo 2017.9.22 10:16
http://www.sanspo.com/sports/news/20170922/fgr17092210160003-n1.html

【モントリオール21日(日本時間22日)】フィギュアスケート男子で、来年2月の平昌五輪で66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(22)=ANA=が、今季の初戦「オータム・クラシック」の開催地となるモントリオールの会場で公式練習を行った。

 羽生は「収穫のある試合にしたい」と、勝負のシーズンの幕開けを前に淡々と意気込んだ。

 ジャンプの練習の繰り返しで、10日ほど前から右膝に痛みを抱える。羽生は「大事には至っていない」と軽症を強調したが、膝を深く曲げて右足を踏み込む動作で負担がかかる4回転ループは、今大会では回避する。

 曲をかけた練習では、映画「陰陽師」の楽曲を使って安倍晴明を演じるフリーの「SEIMEI」を披露。4回転サルコー-3回転トーループの連続技などを決めた。

★★★

羽生が4回転ルッツを視野に! 平昌五輪へ4種類目の大技、オーサー・コーチ明かす/フィギュア
sanspo 2017.9.22 10:32
http://www.sanspo.com/sports/news/20170922/fgr17092210320004-n1.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が平昌冬季五輪シーズンで新たに4回転ルッツの導入を視野に入れていることが21日、分かった。プログラムに組み込めれば4種類目の4回転ジャンプとなり、ブライアン・オーサー・コーチが「今季の計画に入っている」と語った。今季初戦のオータム・クラシックでは大技を跳ばず、約10日前に疲労の蓄積で右膝を少し痛めたため、右足で踏み切る武器の4回転ループも回避する予定。

 羽生はモントリオールの本番会場で行われた公式練習でフリーに用いる映画「陰陽師」の音楽を使う「SEIMEI」を滑ったが、4回転ルッツには挑まなかった。サルコー、トーループの2種類の4回転で臨む意向で、22日(日本時間23日)のショートプログラム(SP)を控え「今やれることは決まっているので、しっかりとやれることをやる。全部集中しきるのが大事」と話した。(共同)

★★★

羽生、平昌で4回転ルッツを視野
asahi 2017年9月22日10時38分
http://www.asahi.com/articles/GCO2017092201000902.html

 【モントリオール共同】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が平昌冬季五輪シーズンで新たに4回転ルッツの導入を視野に入れていることが21日、分かった。プログラムに組み込めれば4種類目の4回転ジャンプとなり、ブライアン・オーサー・コーチが「今季の計画に入っている」と語った。今季初戦のオータム・クラシックでは大技を跳ばず、約10日前に疲労の蓄積で右膝を少し痛めたため、右足で踏み切る武器の4回転ループも回避する予定。

 羽生はモントリオールの本番会場で行われた公式練習でフリーに用いる「SEIMEI」を滑ったが、4回転ルッツには挑まなかった。(共同)

★★★

羽生 4回転ルッツを視野 平昌五輪へ4種類目の大技
sankei 2017.9.22 12:08
http://www.sankei.com/photo/story/news/170922/sty1709220008-n1.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が平昌冬季五輪シーズンで新たに4回転ルッツの導入を視野に入れていることが21日、分かった。プログラムに組み込めれば4種類目の4回転ジャンプとなり、ブライアン・オーサー・コーチが「今季の計画に入っている」と語った。今季初戦のオータム・クラシックでは大技を跳ばず、約10日前に疲労の蓄積で右膝を少し痛めたため、右足で踏み切る武器の4回転ループも回避する予定。

 羽生はモントリオールの本番会場で行われた公式練習でフリーに用いる映画「陰陽師」の音楽を使う「SEIMEI」を滑ったが、4回転ルッツには挑まなかった。サルコー、トーループの2種類の4回転で臨む意向で、22日(日本時間23日)のショートプログラム(SP)を控え「今やれることは決まっているので、しっかりとやれることをやる。全部集中しきるのが大事」と話した。(共同)

★★★

平昌シーズン始動の羽生結弦 過去の初戦は…。まさかのアクシデントに、世界初4ループ成功も
daily 9/22(金) 14:38配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/22/0010577698.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(カナダ、モントリオール)

 平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が22日(日本時間23日)に、シーズン初戦を迎える。21日は公式練習に参加。関係者によると、右膝にわずかな痛みを抱える状態で全体的な構成の難度は予定よりも抑える予定だが、4回転ジャンプを何度も決めるなど感覚の良さを感じさせた。前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)も出場する中、果たしてどんなシーズンの滑り出しを見せるのか。

 羽生の直近のシーズン初戦は次の通り。

 ◇2013-14年シーズン フィンランディア杯

 ソチ五輪シーズンの初戦はSP、フリーとも1位で、265・59点をマークし、完全優勝を飾った。フリーではサルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプを決め、フリーと総得点ではいきなり当時の自己ベストをマーク。GPファイナル、五輪、世界選手権の3冠を獲得するシーズンを象徴するような、幸先のいいスタートを切った。「まあ頑張ったかなと思う。調子が良くない中でサルコーとトーループの4回転ジャンプを決められた。後半疲れてしまったが、最後まで倒れずに滑れたのは良かった」

 ◇2014-15年 GP中国杯

 腰痛を発症し、シーズン初戦に予定していたフィンランディア杯を欠場。GPシリーズの中国杯が初戦となった。SPでは後半のジャンプが乱れ、2位に止まり「もう最悪の一言。ひどかった」。そしてフリーではよもやのアクシデントが待っていた。直前の6分間練習中に他の選手と激しく衝突し転倒。頭部などから出血するなど大けがに見舞われた。関係者が棄権を進める中、自らの意志で再びリンクに立つと、5度の転倒があったが、驚異的な精神力で最後まで滑りきり、237・55点で2位を死守した。

 ◇2015-16年 オータムクラシック

 SP、フリーとも1位の277・19点で完全優勝を飾った。フリーでは今季も使用する「SEIMEI」を試合で初披露。5項目の構成点で全て9点台の高い評価を得たが、後半の4回転ジャンプで転倒し「点は思っていた以上に評価していただいたが、正直悔しい」と、悔しがった。ただ、ここで出た課題を見事に修正し、NHK杯、GPファイナルと完ぺきな演技で世界最高得点を連発した。

 ◇2016-17年

 オータムクラシック

 SP、フリーとも1位の260・57点で完全優勝を飾った。SPで、いきなりこのシーズンから組み込んだ4回転ループに世界で初めて成功すると、フリーでもループに成功した。ただ、フリーでは後半に2度転倒。「見ての通り、バテていた感じはあった。前向きな悔しさがある。次の試合はノーミスでやります。絶対に。そうじゃなきゃ羽生結弦じゃない。一皮とはいわず、十皮でも二十皮でもむけるように追い込みたい」と、ギラリ。世界王者奪還のシーズンへとつなげていった。

★★★

羽生 前世界王者ハビエルと直接対決 練習から「絶対負けないぞ」
daily 9/22(金) 15:09配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/22/0010577795.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(21日、カナダ、モントリオール)

 平昌五輪で66年ぶりとなる連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、22日(日本時間23日)のショートプログラムへ向け公式練習に参加した。

 これまで何度も世界の頂点を争ってきた前世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)とは、シーズン初戦でいきなりの直接対決だ。右膝にわずかな痛みを抱える状態のため、武器の4回転ループは回避する方針だが、4回転サルコーやトーループは何度も着氷。感覚自体は上々のようだ。

 フェルナンデスとの対決について問われると「ビックリしました」と答えた羽生。ともに師事するブライアン・オーサー氏からは特に何も聞かされていなかったといい「え?って言った」という。

★★★

羽生、今季フリーで4回転4種挑戦プラン!五輪連覇へ上方修正/フィギュア
sanspo 2017.9.23 05:02
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092305020002-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック第1日(21日=日本時間22日、カナダ・モントリオール)開幕した。来年2月の平昌五輪で66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(22)=ANA=は、22日(同23日)のショートプログラム(SP)を控えて公式練習を実施。今季のフリーで、新たに4回転ルッツの導入を計画していることが分かった。女子SPでは、昨季の四大陸選手権を制した三原舞依(18)=神戸ポートアイランドク=が66・18点で2位発進した。

 過去の自分を超える。フリーで2季ぶりに演じる和風プログラム「SEIMEI」で、羽生が4種類目の4回転ジャンプに挑戦するプランがあると分かった。大技のルッツだ。ブライアン・オーサー・コーチ(55)が「今季の目標で、計画している」と説明した。

 羽生はループ、サルコー、トーループで4回転を跳ぶ。「SEIMEI」は、2015-16シーズンに200点超えの世界歴代最高得点を立て続けに塗り替えたナンバー。かねて、3種類の4回転を5本、特に基礎点が1・1倍になる演技後半に3本跳ぶ構成を練っていたが、五輪連覇へ上方修正を図る。

 約10日前に疲労で右膝を痛めたため、今大会ではループとルッツの4回転に挑まない。公式練習で「SEIMEI」を披露し、大挙した日本の女性ファンの歓声を浴びた22歳。「今やれることをやる。収穫のある試合にしたい」と、虎視眈々と今季の初陣を見据えた。(鈴木智紘)

★★★

羽生 五輪連覇プラン、コーチ示唆 今季後半4回転ルッツ導入
sponichi 2017年9月23日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/23/kiji/20170922s00079000366000c.html

今季初戦を迎える羽生結弦(22=ANA)が公式練習に参加し、22日の男子ショートプログラム(SP)に備えた。右膝に痛みが生じたため、今大会は右足で踏み切る4回転ループの回避を決断。一方で今季後半戦に4回転ルッツを導入する計画も浮上し、2連覇を狙う平昌五輪の最終プランが見えてきた。女子SPでは三原舞依(18=神戸ポートアイランドク)が66・18点で2位発進した。

 五輪シーズン初戦を前に、羽生がアクシデントに見舞われた。約10日前に右膝を少し痛めたという。「大事には至っていない。至らないように右足で踏み切るループは抑え気味にする」と今大会は4回転ループを回避する方針だ。

 一方で、オーサー・コーチは4種類目の4回転ジャンプとなる4回転ルッツについて「今季の計画に入っている」と後半戦での導入を示唆した。今大会は全体の難易度を落とす一方で、フリーの後半は4回転ジャンプ3つとトリプルアクセル(3回転半)2つを組み込む最高難度のジャンプ構成に挑戦する。今後前半に4回転ルッツを入れやすくなる構成だ。4種類の4回転ジャンプ5つに、2つのトリプルアクセルの構成となれば、基礎点は当初のプランより5・85点アップ。前週自己ベストを出した宇野より1・87点多くなる。

 今回は平昌五輪の最終プランへ向けたテストの場にもなるため、羽生は「今できることは決まっている。出し切れるように集中したい」と気を引き締めた。

★★★

羽生、66年ぶり五輪連覇へ4回転4種類目「ルッツ」挑戦…今季初戦は右膝違和感で回避
2017年9月23日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170923-OHT1T50001.html

 【モントリオール(カナダ)21日=高木恵】14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が今季中に4種類目の4回転ジャンプとなるルッツの導入を視野に入れていることが21日、分かった。ブライアン・オーサー・コーチが明かした。今季初戦のオータム・クラシックでは、4回転3本と3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)2本を集めた「後半マックス」のプログラムに挑む。男子ショートプログラム(SP)は22日(日本時間23日)に行われる。

 66年ぶりの五輪連覇へ、羽生の「SEIMEI」に新たなプランが浮上した。4種類目の4回転となるルッツの投入だ。オーサー・コーチは「練習はしている。今回は入れないが、今季の計画に入っている」と明かした。練習でたびたび成功している大技。精度を高め、プログラムに組み込むことを視野に入れていく。

 10日ほど前におぼえた右膝の違和感のため、今大会はジャンプの難度を落とす。フリーはルッツ、ループ、フリップまで3回転にとどめる。冒頭に持ってきたルッツは、シーズン中の4回転投入を視野に入れたものと思われる。一方で後半はサルコー、トウループと2種類3本の4回転に加え2本のトリプルアクセルという挑戦的な構成をチョイス。「後半に2本アクセルをやりたい。とにかく後半はこの構成がマックス。後半のジャンプをすべてきれいに決めたい」

 同じ種類の3回転以上のジャンプは2種類を2回までと決められている。今後ルッツを4回転にすることで、5本の4回転と2本のトリプルアクセルの両立が可能となる。羽生が最も得意で、こだわりを見せてきたジャンプはトリプルアクセル。最大3点の加点を引き出すことができる大きな武器だ。難易度に加え、完成度で突き放す。

 4回転ルッツを組み込んだ場合のジャンプの基礎点は、8月に「SEIMEI」の再演を発表した時点の構成から5・85点高い95・36点。同プログラムを演じ、合計330・43の世界最高得点を記録した2シーズン前は79・89点で、15・47点も跳ね上がる。単純計算にはなるが、合計345点超えも見えてくる。

 心配される右膝は疲労の蓄積が原因で「大事には至っていないけど、至らないように。右足踏み切りのものはちょっと抑える」と説明し、今大会はSPでも4回転ループを回避する。「とにかく今できることを出し切る。全部集中しきることが大事」。五輪イヤーの今季初戦へ、静かに闘志を燃やした。

★★★

羽生、右膝違和感で4回転ループ封印 「大事に至らないように」
daily 9/23(土) 6:04配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/23/0010579430.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(21日、カナダ・モントリオール)
 開幕し、今季初戦を迎えた羽生結弦(22)=ANA=は公式練習に臨んだ。右膝に違和感を抱えているため、武器である4回転ループは今大会は封印の方針。フリーは後半に3本の4回転を集めたハードなプログラムを成功させ、連覇の懸かる平昌五輪シーズンの開幕で手応えをつかみたい。

 最高の滑り出しではなくとも、価値あるものにする。今季初戦に臨む羽生は、蓄積疲労の影響で約10日前から右膝にわずかな痛みを抱えていることが判明。本人は「大事には至っていないけど、至らないように。右足踏みきりのものは抑え気味に」と説明した。

 技の基礎点が自身最高である4回転ループは、右足に負荷が掛かるため今大会は回避の方針。平昌五輪シーズンの幕開けを前に「やりたい気持ちはすごくいろいろあるけれど、一つ一つ抑えながら」と努めて冷静に語った。

 それでも“逃げ”の試合にはしない。足の負担も考慮しフリー前半は3回転に抑えて力を温存するが、後半はコンビネーションを含む4回転ジャンプを3本並べ、最後は羽生が得意とする2本のトリプルアクセル(3回転半)で締める構成で勝負する。「後半はこの構成がマックス」と羽生。最後まで滑りきれれば、大きな手応えをつかめるはずだ。

 演技後半に自信を得られれば、五輪連覇を見据えたプランも広がる。その最大の要素がこれまでも練習してきた4回転ルッツだ。フリー冒頭は3回転ルッツを予定している上に「今季のプランに入っている」とブライアン・オーサーコーチ。4種類目の4回転を視野に入れている。

 「この試合は五輪で最高の状態を迎えるためのプロセスだ」と同コーチ。羽生も「今できることを出し切る」と意気込んだ。自身を超えるプログラムの完成へ、無理はせず、着々と歩みを進める。

 しかし、早速の顔合わせに「モチベーションはすごく高くなっているし、一緒に練習しながら『絶対負けないぞ』って思いながら練習できている」と強気だ。「気の抜けた試合ではなく、気を引き締めた試合にして、収穫のある試合にしたい」と意気込んだ。

★★★

羽生結弦が4回転ルッツ導入 五輪連覇へ新兵器投入
nikkan 2017年9月23日9時4分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709230000159.html

<フィギュアスケート:オータム・クラシック>◇21日◇カナダ・モントリオール◇女子ショートプログラム(SP)ほか

 14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、新たに4回転ルッツを導入する方針であることが分かった。この日、ブライアン・オーサー・コーチが明かした。自身にとって4種類目の4回転で、プログラムに組み入れれば得点アップが見込める。新兵器の投入で平昌五輪での連覇をたぐり寄せる。今季初戦の今大会は、右膝痛のため4回転ループは回避する予定だ。

 五輪連覇に向け、羽生が自身4種類目となる4回転ルッツ導入を視野に入れた。今季初戦オータム・クラシックの公式練習前、オーサー・コーチは「今季の計画にある」と打ち明けた。

 ルッツは4回転の中でアクセルをのぞき、最も得点が高く、トップ選手で試合に組み込んでいるのは昨季4大陸選手権王者のネーサン・チェン(米国)世界選手権銅の金博洋(中国)ら数人。羽生は今季プログラムを発表した8月の段階で「練習していますけど、今は(導入を)考えていない」と話していたが、平昌五輪での金メダル獲得を見据え、完成度を高めていたようだ。

 約10日前に右膝を痛めたため、今大会では22日(日本時間23日)のSP、23日(同24日)のフリーでも負担のかかる4回転ループは回避する。ただ「今できることをやる」と無駄にはしない。この日の練習では、ルッツ導入への準備といえる新たなフリーのジャンプ構成を披露した。「SEIMEI」の曲に合わせ、最初に跳んだのは予定にあった4回転ループではなく、3回転ルッツ。冒頭にルッツを持ってきたのは「自分にとっては鬼門だから」と説明したが、4回転ルッツを入れるためのシミュレーションともとれる。

 さらに得点が1・1倍になる後半に絞ればSP、フリーともに自身過去最高の難度で挑む。「後半はこの構成がマックス。後半のジャンプすべてを決めることと、後半にいくにつれてどれだけ集中しきれるかどうか」。4回転ルッツと、今回の後半の構成をプログラムに組み入れれば、1カ月前に予定していたものより基礎点は5・85点も上がる。これでアクセルをのぞき、5種類の4回転ジャンプ全てを跳べるチェンにほぼ並ぶことが可能となる。

 4回転ルッツと、最高難度の後半。五輪連覇に向けて、初戦から布石を打つ。【高場泉穂】

 

 

2017.09.20 - SCACI 到達

読売新聞写真部‏ @tshashin
9:39 AM - 21 Sep 2017
https://twitter.com/tshashin/status/910664670951858179
【#フィギュアスケート #オータム・クラシック】今季初戦のオータム・クラシックに臨むため 、#羽生結弦 選手が現地入りしました。#カナダ #モントリオール #羽生

https://i.imgur.com/kwyIgjH.jpg

★★★

羽生、今季初戦のモントリオールへ到着
daily 9/21(木) 7:59配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/21/0010573400.shtml

 フィギュアスケートの国際大会、オータム・クラシック(21日開幕、モントリオール)へ向け、男子でソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が20日(日本時間21日)、モントリオール国際空港に到着した。

 平昌五輪シーズンの初戦に臨む羽生は、黒のジャージー姿で到着ゲートに登場。「体調はどうですか」と問われると、引き締まった表情で「まあまあです」と話した。

https://i.imgur.com/C41DTrV.jpg

https://i.imgur.com/nnZKXnI.jpg

★★★

羽生結弦、今季初戦へモントリオール入り 表情キリッ「まあまあです」
sponichi 2017年9月21日 08:03
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/21/kiji/20170921s00079000118000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が20日、今季初戦となるオータムクラシック(21〜23日)出場のため、拠点のカナダ・トロントからモントリオールに移動した。黒のジャージ姿でモントリオール空港に到着した羽生は体調について問われると、キリッとした表情で「まあまあです」とだけ語り、初戦に向けた意気込みを示した。

 今大会には15、16年世界選手権覇者のフェルナンデス(スペイン)らも出場する。来年2月の平昌五輪で2連覇を狙う王者がシーズン初戦でどこまで仕上げてきたか注目だ。

https://i.imgur.com/A3934hy.jpg

★★★

羽生結弦、今季初戦へモントリオール空港に到着
スポーツ報知 2017年9月21日8時11分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170921-OHT1T50083.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは21日にカナダ・モントリオールで開幕する。今季初戦を迎える羽生結弦(22)=ANA==がモントリオール空港に到着。体調は「まあまあです」と、ほほ笑み車に乗り込んだ。男子ショートプログラム(SP)は22日(日本時間23日)に行われる。村上大介(26)=陽進堂=、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)らが出場する。

https://i.imgur.com/qggQKEV.jpg

★★★

羽生、モントリオールに到着 体調は「まあまあです」
sanspo 2017.9.21 09:59
http://www.sanspo.com/sports/news/20170921/fgr17092109590001-n1.html

 【モントリオール20日(日本時間21日)】フィギュアスケート男子で来年2月の平昌五輪で連覇を狙う羽生結弦(22)=ANA=が、今季の初戦となるオータム・クラシックの開催地、モントリオールに到着した。

 「(体調は)まあまあです」と、引き締まった表情で答えた。

 大会は21日(日本時間22日)に開幕。羽生は22日(同23日)にショートプログラムに臨む。

★★★

羽生結弦モントリオール到着 体調「まあまあです」
nikkan 2017年9月21日11時14分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709210000167.html

 18年平昌五輪で66年ぶりの連覇を狙うフィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が20日、今季初戦のオータムクラシックの開催地、モントリオールの空港に到着した。

 黒いジャージー姿で現れた羽生は緊張感を漂わせ、体調について「まあまあです」とだけ言い残し、宿舎へと移動した。

★★★

羽生、初戦へ「まあまあ」 三原は公式練習などで調整
sankei 2017.9.21 13:12
http://www.sankei.com/photo/story/news/170921/sty1709210008-n1.html

 【モントリオール共同】フィギュアスケートのオータム・クラシックは21日(日本時間22日)、モントリオールで開幕する。20日に平昌冬季五輪シーズン初戦となる男子の羽生結弦(ANA)が開催地に到着し、女子の三原舞依(神戸ポートアイランドク)が公式練習などで調整した。羽生は空港で体調を問われ、引き締まった表情で「まあまあです」と言った。

 五輪2連覇を目指す羽生は練習拠点が同じ世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(スペイン)と対決する一戦。グランプリ(GP)シリーズ第1戦のロシア杯(10月20、21日・モスクワ)に向け、演技の仕上がり具合などに注目が集まる。

 昨季の四大陸選手権女王の三原は練習会場と本番会場でジャンプなどを入念に確認した。

https://i.imgur.com/ln9vyE1.jpg

https://i.imgur.com/Cnt1IgH.jpg

https://i.imgur.com/UUEbKWA.jpg

★★★

羽生、今季初戦へモントリオール入り!好敵手フェルナンデスも出場/フィギュア
sanspo 2017.9.22 05:01
http://www.sanspo.com/sports/news/20170922/fgr17092205010001-n1.html

 【モントリオール(カナダ)20日(日本時間21日)=鈴木智紘】フィギュアスケート男子で、来年2月の平昌五輪で66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(22)=ANA=が、21日(同22日)に当地で開幕するオータム・クラシックで今季初戦を迎える。

 この日は練習拠点のトロントから空路で移動。「(体調は)まあまあです」と、引き締まった表情で勝負のシーズンの幕開けを見据えた。

 元世界王者で好敵手のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=も出場。同じ拠点でブライアン・オーサー・コーチ(55)に師事する同門対決となる。

 米テレビ局NBCはこの日までに「世界王者が今週、五輪シーズンデビュー」と題してスポーツサイトで2人を大特集。世界から熱視線が注がれるリンクに、いよいよ羽生が舞い降りる。

★★★

羽生、今季初戦へ体調「まあまあです」 珍しく笑顔見せず
sponichi 2017年9月22日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/22/kiji/20170921s00079000466000c.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは21日(日本時間22日)、カナダ・モントリオールで開幕する。今季初戦を迎える羽生結弦(22=ANA)は20日に拠点のトロントから開催地入り。空港に到着すると、珍しく笑顔を見せることなく「(体調は)まあまあです」とだけ語った。

 今大会はGPシリーズより格下の「チャレンジャーシリーズ」だが、テレビ朝日がCS放送するなど異例の注目度となっている。ライバルたちは早くもエンジン全開。前週の大会では宇野昌磨が4回転サルコーを新たに成功させて全得点で自己ベストを更新、チェン(米国)も新たに4回転ループを決めた。今大会には15、16年世界選手権覇者のフェルナンデス(スペイン)も出場する。来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪で2連覇を狙う王者の仕上がり具合に注目が集まる。

★★★

羽生がモントリオール到着 オータム・クラシックへ向け気合十分
daily 09月22日(金) 05時45分
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/22/0010575923.shtml

 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリスト、羽生結弦(22)=ANA=が20日、国際大会のオータム・クラシック(21日開幕、モントリオール)へ向け、モントリオール国際空港に到着した。自身にとっての平昌五輪シーズン初戦へ、引き締まった表情で到着。体調について問われると「まあまあです」と話した。

 今季は、かつて世界歴代最高得点をたたき出したショートプログラム(SP)「バラード第1番」、フリー「SEIMEI」で臨むことを明かしている。

https://i.imgur.com/uuRDOtj.jpg

★★★

羽生結弦「まあまあ」緊張感漂わせてカナダ入り
nikkan 2017年9月22日8時1分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709220000149.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が20日(日本時間21日)、緊張感を漂わせながら、今季初戦となる21日(同22日)開幕のオータム・クラシックの開催地カナダ・モントリオールに入った。ブライアン・オーサー・コーチらと、拠点のトロントから国内線で約1時間半移動し、午後6時半頃に到着。空港の到着階に黒いジャージー姿で現れると着けていたマスクを取り、体調について問われると「まあまあです」と話した。時折笑みを浮かべたものの、昨季の大会の空港到着時と比較すると表情は引き締まっていた。

 グランプリシリーズ第1戦のロシア杯(10月20、21日、モスクワ)の前哨戦の意味合いを持つ一戦には15、16年世界王者のフェルナンデス(スペイン)や村上大介(陽進堂)らも出場。男子ショートプログラムは、22日(同23日)に行われる。(モントリオール=高場泉穂)

★★★

2017.08.16 - XYLITOL 20周年記念 - 漫画家藤本タツキ X 羽生結弦

▶ 资讯台中译 1, 2   ▶ Dailymotion: 170816 Y.H×Y.J コラボ企画

大人気漫画『ファイアパンチ』の作家・藤本タツキがフィギュアスケーター・羽生結弦描き下ろしに初挑戦!~2017年8月17日(木)発売号の週刊ヤングジャンプにて掲載決定!~
~ロッテ「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクト~「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」20challenge 第6弾「藤本タツキ描き下ろしイラスト制作」
2017年8月16日 00時00分
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000007664.html

 株式会社ロッテは、ガムを噛むことで生み出されるエネルギーで夢のある社会をつくりあげていく「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」を展開しています。このたび、プロジェクトの一環で、 「マンガ大賞2017」および「このマンガがすごい!2017」オトコ編ノミネート作の人気コミック『ファイアパンチ』で一躍有名になった新進気鋭の漫画家・藤本タツキさんが、フィギュアスケーター・羽生結弦さん描き下ろしに初挑戦いたします。

https://i.imgur.com/taV0yOM.jpg

 本企画は、藤本タツキさんと羽生結弦さんのコラボレーション企画で、描き下ろしたイラストは8月17日(木)発売の週刊ヤングジャンプ38号にて掲載されます。『ファイアパンチ』の世界観と、氷上のプリンス羽生さんの世界観が融合したイラストになりました。

 今回の挑戦に関して藤本タツキさんは、「『ファイアパンチ』はタイトルにも使用しているように「炎」「赤」がテーマだったりするのですが、羽生さんはフィギュアスケーターで、「氷」「青」といったイメージで、自分が手がけている作品と全く逆のイメージだったので、そこをうまく融合するところに悩みましたし、その部分に一番こだわりました。」とコメントしています。

 この機会に是非、8月17日(木)発売のヤングジャンプ 38号で、他ではみられない貴重なコラボレーションをご覧ください。

羽生結弦インタビュー
■藤本タツキさんとのコラボレーションに関して
Q:今回の藤本タツキさんとのコラボレーションが決まった時の心境を教えてください。
A:普段から少年ジャンプやジャンプ+は読んでいるので、今回のお話はとても光栄に思いました。

Q:普段からマンガは読みますか。
A:マンガは好きで、普段からよく読みます。マンガのような物語性のあるものにすごく影響されるタイプで、マンガに深入りして夜眠れなかったり、演技に影響がでる時もあります。実生活がすべてその物語に影響されてしまう時もあります(笑)。

Q:どんなマンガが好きですか。
A:ファンタジー系ですね。基本的に現実ではありえないだろってことが起こるところが好きです。
あとは、スポ魂系ですね、自分がスポ魂系なので。

■ロッテキシリトール20周年記念プロジェクトに関して
Q:今回のパッケージデザインに込めた想いとコンセプトを教えてください。
A:特に自分のイメージとしてはスケートをしているところであったり、疾走感であったり、そういったところがイメージされると思うので、そのスケーターらしさがちょっとでも表現できればなと考えました。
また自分の名前が羽生で羽がはいっているので、そういったモチーフも活用できればなと思いました。

Q:完成したパッケージをごらんになった感想を教えてください。
A:自分の絵が入っているものを全部集めるというよりは好きなパッケージを選びながら買えるのは楽しみがあっていいなと思いました。ひとつとして同じものはないので、非常に楽しみがある商品だなと感じています。

Q:20年後どんな自分になっていたいですか。また、どんな未来になっていたらいいと思いますか。
A:20年後は42,43歳なので、そう考えると、スケートに対して、外側から携わっていたいなと思います。選手のケアだったり、コーチだったり、将来のフィギュアスケーターの為の仕事に就けたらなと思います。
また、フィギュアスケートの発展だったり将来に少しでも携わっていたいなと思います。


「藤本タツキ描き下ろしイラスト制作」概要
■内容    :漫画家・藤本タツキの「フィギュアスケーター・羽生結弦描き下ろし」
■掲載媒体  :ヤングジャンプ 38号
■発売日   :2017年8月17日(木)
■定価    :340円(税込)
■発売場所  :全国の書店・一部コンビニ

https://i.imgur.com/pFrDgr4.jpg

<藤本タツキ|プロフィール>
今、最もtwitterをにぎわす注目の若手漫画家。少年ジャンプ+で現在「ファイアパンチ」を連載中。「このマンガがすごい!2016年度オトコ編」第1位。「マンガ大賞2017」第8位。
代表作:「ロッテキシリトールガム20周年プロジェクト」パッケージデザイン
「ファイアパンチ」「恋は盲目」「予言のナユタ」「シカク」

https://i.imgur.com/4pF5LhS.jpg

<羽生結弦|プロフィール>
日本のトップ男子フィギュアスケート選手。ソチオリンピック金メダリスト。2017年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ)では、自身二度目となる優勝を手にした。

★★★

「羽生結弦選手:「ファイアパンチ」とコラボ? 藤本タツキがイラスト描き下ろし 
2017年08月16日
https://mantan-web.jp/photo/20170815dog00m200009000c.html?page=001

 人気マンガ「ファイアパンチ」の作者・藤本タツキさんが、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手を描き下ろしたコラボイラストが16日、公開された。イラストは「ファイアパンチ」と“氷上のプリンス”こと羽生選手の世界観を融合。17日発売のマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)38号に掲載される。

 藤本さんはイラストについて「『ファイアパンチ』はタイトルにも使用しているように『炎』『赤』がテーマだったりするのですが、羽生さんはフィギュアスケーターで『氷』『青』といったイメージで、自分が手掛けている作品と全く逆のイメージだったので、そこをうまく融合するところに悩みましたし、その部分に一番こだわりました」とコメント。羽生選手も「普段から『少年ジャンプ』や『ジャンプ+』は読んでいるので、今回のお話はとても光栄に思いました」と喜びを語った。

 普段からマンガを「よく読む」という羽生選手は、「マンガのような物語性のあるものにすごく影響されるタイプで、マンガに深入りして夜眠れなかったり、演技に影響が出るときもあります。実生活がすべてその物語に影響されてしまう時もあります」と明かすと、好きなマンガのジャンルに“ファンタジー系”や“スポ魂系”を挙げ、「基本的に現実ではありえないだろってことが起こるところが好きです。 あとは自分がスポ魂系なので」と語っていた。

 コラボイラストは、ロッテ「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクトの一環。羽生選手や藤本さんは、女優の土屋太鳳さんやモデルで女優の小松菜奈さん、武田玲奈さん、俳優の竹内涼真さん、声優の上坂すみれさんらとともに、20代・20組の“次世代を担うプロジェクトリーダーたち”に選ばれている。

https://i.imgur.com/kwvHxe0.jpg

2017.08.08-09 - TCSCC Media Day

羽生、フリーで2季ぶり「SEIMEI」 平昌へ最強プログラム
sponichi 2017年8月9日 07:50
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/09/kiji/20170809s00079000075000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、2連覇を狙う平昌五輪シーズンのフリーで2季ぶりに「SEIMEI」を滑ると発表した。

 「SEIMEI」は映画「陰陽師」の曲を使って、安倍晴明を演じる和テイストのプログラム。既にショートプログラム(SP)は14―15年、15―16年に使用したショパンの「バラード第1番」と発表しており、ともに15年のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点(フリーは17年3月に自ら更新)を出した最強プログラムを選択した。

 この日は拠点のカナダ・トロントで練習を公開。ブライアン・オーサー・コーチは「(羽生は)ジャンプもスキルも向上している。ハイレベルなプログラムになる」と2シーズン前以上のパフォーマンスに手応えを示した。

★★★

羽生結弦、今季フリーは「SEIMEI」再演に決定
Nikkan 2017年8月9日7時50分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869189.html

 フィギュアスケート14年ソチ五輪金メダリスト羽生結弦(22=ANA)の今季フリープログラムが、15-16年シーズン「SEIMEI」の再演となることが8日(日本時間9日)、カナダ・トロントで行われた公開練習で発表された。既にアイスショーで披露している新ショートプログラム(SP)も14-15、15-16年に使用した「バラード第1番」の再演。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを滑るのは極めて異例。世界最高得点を出した得意の曲で、66年ぶりとなる連覇に挑む。

 平安時代の「陰陽師(おんみょうじ)」安倍晴明をテーマとした「SEIMEI」は、自ら選んだ思い入れのあるプログラムだ。狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装に加え、振り付けにも能や狂言を研究して日本の伝統を取り入れた。過去に日本人トップスケーターらも和風プログラムに挑んできたが、国際舞台ではなかなか評価されにくかった。だが、羽生は15年のNHK杯で当時の世界最高得点となる216・07点をマーク。続くグランプリ(GP)ファイナルではさらに219・48点と記録を塗り替え、世界に「和」を認めさせた。

 2季前は4回転ジャンプが2種類3本だったが、昨季4回転ループという新たな武器を加え、フリーでは3種類4本が出来るようになった。「SEIMEI」で4回転ジャンプ4本を成功させれば、自ずと技術点は引き上がる。

 見慣れたプログラムという懸念について、羽生を指導するブライアン・オーサーコーチ(55)は「それはない」と否定した。「誰が見ても、いいなぁと思うプログラムだし、振り付けも新しくなっている。ただ、レベルを引き上げる必要はある」。2度目の「SEIMEI」をいかに進化させるか。五輪に向けて、新たな挑戦が始まる。

★★★
羽生結弦「SEIMEI」五輪連覇へ必勝プログラム
Hochi 2017年8月9日7時50分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170809-OHT1T50091.html

 男子フィギュアスケートソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が8日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。平昌五輪イヤーのフリープログラムを発表。2季ぶりに「SEIMEI」を演じる。

 ショートプログラム(SP)はショパンの「バラード第1番」を選曲したことをすでに明らかにしており、SP、フリー共に15―16年シーズンのプログラムを再演することが決まった。

「『SEIMEI』を2015―16年シーズンでやって、いい演技が出来た時からこの曲を五輪シーズンで使ってみたいと思っていたので迷いはなかった。先シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと温めていた」と明かした。

 4回転ジャンプの構成は前半にループとサルコーの2本、後半にサルコー―3回転トウループ、トウループ―1回転ループ―3回転サルコーの連続ジャンプ、トウループの3本で計5本。前半2本、後半1本の計3本だった2シーズン前と比べると格段に難易度が上がっている。

 「何より自分でいられるプログラム。滑っていて心地よいし、余計なことを考えずに滑ることが出来る」と話す必勝プログラムで、ディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇を狙う。フリーだけでなくSPもジャンプの難易度は上がっており、自身が持つ世界最高得点330・43点の更新が期待される。

 羽生の今季初戦は9月のオータム・クラシックを予定している。

★★★

羽生フリーは再び「SEIMEI」最強ナンバーで金へ!「迷いなく決めた」
daily 8/9(水) 7:53配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446851.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 テーマは映画「陰陽師」。15年11月のNHK杯(長野)で史上初となるフリー200点越えを達成し、続く12月のGPファイナル(バルセロナ)では219・48点をマーク。世界歴代最高得点(当時)を立て続けに更新した、相性のいいナンバーだ。

 羽生は「15-16シーズンでいい演技ができたときから、オリンピックシーズンでやりたいと決めていた。迷いなく決めました」とキッパリ。

 ショートプログラム(SP)については既にアイスショーで披露しており、14-15年、15-16年の2シーズンで使用したショパンの「バラード第1番」をより深めていく。

 「みんなこのプログラムたちが大好きなんだ」とオーサーコーチ。SP、フリーともに世界歴代最高得点をマークした“勝負ナンバー”で66年ぶりの五輪連覇を目指す。

★★★

羽生結弦、「陰陽師」再び 新しいフリー、初公開
asahi 8/9(水) 2017年8月9日07時55分
http://www.asahi.com/articles/ASK884411K88UTQP01K.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は、平昌五輪シーズンの今季、フリーで「陰陽師(おんみょうじ)」の世界を再び表現する。8日(日本時間9日未明)、カナダ・トロントで新しいフリーを初公開した。世界歴代最高得点を2度更新したことがある名プログラムを改良し、男子シングルで66年ぶりとなる連覇を狙う。

 和風の笛や太鼓の調べに乗って、羽生が滑り始めた。4回転トーループからの3連続ジャンプや、4回転サルコーからの2連続ジャンプを軽々と決めて、生まれ変わった陰陽師を見せた。

 平安時代の陰陽師・安倍晴明が主人公の映画の曲を使用した2015―16年シーズン、羽生は11月のNHK杯で216・07点、12月のグランプリ(GP)ファイナルで219・48点を出した。いずれも当時の世界歴代最高得点で、4回転ジャンプを3度成功した。

 羽生は昨季の世界選手権、フリー「Hope & Legacy」で4回転を4度成功して223・20点を出し、記録を更新した。今季は、フリーで後半に3本の4回転を飛ぶことを目指す。2季前の陰陽師と同じように演技構成点で高い評価を得られれば、難しいジャンプ構成にする今季は、さらなる記録更新と五輪連覇への期待も高まる。

 羽生はショートプログラム(SP)も、過去2季に渡って使用して世界歴代最高得点を出した「バラード第1番」。SP、フリー共に過去と同じテーマを選んだ。

羽生は選択の理由を「呼吸方法も、ジャンプもステップも自分らしく演じられるプログラム」と話した。そして、自分の強みは何かを聞かれ、「全部です」と言い切った。(トロント=後藤太輔)

 

★★★
羽生、五輪でのフリー発表…4回転ジャンプ5本
Yomiuri 8/9(水) 8:12配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00050033-yom-spo

 【トロント(カナダ)=永井順子】2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕まで9日であと半年。フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで、大会連覇を目指す羽生結弦(ANA)が8日午後(日本時間9日未明)、練習拠点のトロントで練習を公開し、五輪で使用する今季のフリーを発表した。

 プログラムは、2シーズン前と同じく映画「陰陽師(おんみょうじ)」の曲を使った「SEIMEI」。4回転ジャンプを5本入れる難しい構成に衣替えし、羽生は「自分に合ったプログラムで、滑っていて心地いい。(五輪で)連覇したい気持ちはある。代表に選ばれたら、金メダル目指してしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 2月9日開幕の平昌五輪は同25日までの17日間行われる。

★★★

羽生結弦のプログラム変遷 定番曲からプリンスの名曲、表現者の幅を広げ…
daily 8/9(水) 9:04配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446960.shtml

 フィギュアスケートのソチ五輪金メダリストで、来年2月の平昌五輪で連覇の期待が懸かる羽生結弦(22)=ANA=が8日、練習拠点のカナダ、トロントで練習を公開。五輪シーズンのフリープログラムを2015-16シーズンで使用した「SEIMEI」を再演することを発表した。「15-16シーズンでいい演技ができたときから、オリンピックシーズンでやりたいと決めていた。迷いなく決めました」。

 すでに発表していたSPは14-15、15-16年シーズンズに使用したショパンの「バラード第1番」。15年GPファイナルで世界最高得点をマークした絶対的な自信を持つ組み合わせで、66年ぶりの五輪連覇を狙う。

 ソチ五輪後の羽生のプログラムの変遷は次の通り。

 ◆2014-15シーズン
 SP「バラード第1番」
 フリー「オペラ座の怪人」

 ソチ五輪後の新シーズン。SPに選んだのは、シニア転向後では初のピアノ曲となったショパン作曲の「バラード第1番ト短調」。また、このシーズンからボーカル入りの曲が解禁となり、フリーには映画「オペラ座の怪人」を選んだ。羽生曰く「中学生の時から好きな曲で思い入れが強い」。GP中国杯で6分間練習中に他の選手と激突し、大けがを負うアクシデントがあったが、驚異的な精神力でGPファイナル2連覇を達成した。

 ◆2015-16シーズン
 SP「バラード第1番」
 フリー「SEIMEI」

 SPは前シーズンに続いてショパンの「バラード第1番」。フリーには、初めての和の曲となる映画「陰陽師」より「SEIMEI」を選んだ。和笛や太鼓の音に合わせて、伝説の陰陽師・安倍晴明を演じ、GPシリーズNHK杯でSP、フリーとも世界最高得点を更新し、322・40点を記録。さらに2週間後のGPファイナルでは、再びSP、フリーとも世界最高得点を更新し、総得点を330・43点まで伸ばし、3連覇を達成した。

 ◆2016-17シーズン
 SP「レッツ・ゴー・クレイジー」
 フリー「Hope&Legacy」

 SPは伝説のシンガー・プリンスのロックナンバー「レッツ・ゴー・クレイジー」に挑戦。プリンスのテーマカラーであるパープルの衣装を身にまとい、ノリノリで観客を煽るなど観客との一体感も感じられるプログラムになった。フリーは久石譲が98年の長野パラリンピックのために作った「Hope& Legacy」。羽生は長野五輪やパラリンピックを見た母が姉をスケートに連れていったことをきっかけに自身も競技を始めたという。「スケート人生の原点」という荘厳な曲を、滑りで体現し、3月の世界選手権ではフリーで自身の世界最高得点を更新する223・20点をマークした。

★★★

羽生、5本の4回転で世界最高更新へ…フリー新「SEIMEI」で
daily 8/9(水) 9:06配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446977.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 同じ曲を使用してはいるが「常に高いレベルで練習している」と羽生が言うように、今回は後半3本を含む計5本の4回転を入れる構成を予定している。フリー219・48点という歴代最高得点(当時)を記録した一昨年のGPファイナルでは、4回転がサルコー、トーループ2回の2種類3度の構成だっただけに、大幅な得点の伸びが期待される。

 自身が保持する歴代最高点(SP110・95点、フリー223・20点、合計330・43点)についても「越えないと」と意欲的だ。「健康で、けがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状態でまずに選ばれるのが大事。選ばれたら金メダルを狙ってしっかりやっていきたい」と決意を述べた。

★★★

羽生結弦の五輪シーズンのフリーは2季ぶり「SEIMEI」
sankei 2017.8.9 09:10更新
http://www.sankei.com/sports/news/170809/spo1708090011-n1.html

 【トロント=田中充】 2018年平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(ANA)が8日(日本時間9日)、トロントの拠点リンクで練習を公開し、五輪シーズンのフリーで2季ぶりに和をイメージした映画「陰陽師」の楽曲「SEIMEI」を滑ることを明らかにした。

 今春の世界選手権で自身が塗り替えるまで世界歴代最高得点をマークした曲で、新プログラムでは4回転ジャンプを基礎点が1・1倍になる演技後半の3本を含めて5本盛り込み、構成難度を高めた。日本から約80人のメディアが取材に駆けつける中、演技冒頭の4回転ループを決めるなど、調整も順調。日本時間で平昌五輪開幕まで半年を迎え、「連覇したい気持ちはある」と意気込みを語った。

★★★

羽生結弦「自分でいられる」五輪連覇へ陰陽師再演
nikkan 2017年8月9日9時15分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869337.html

 フィギュアスケート14年ソチ五輪金メダリスト羽生結弦(22=ANA)の今季フリープログラムが、05-06年シーズン「SEIMEI」の再演となることが8日(日本時間9日)、カナダ・トロントで行われた公開練習で発表された。羽生にとっては「自分でいられる、滑っていて心地よい」プログラム。昨季に入る前から「五輪で使おうと決めていた」と明かした。

 既にアイスショーで披露している新ショートプログラム(SP)も04-05、05-06年に使用した「バラード第1番」の再演。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを滑るのは極めて異例。世界最高得点を出した得意の曲で、66年ぶりとなる連覇に挑む。

 平安時代の「陰陽師(おんみょうじ)」安倍晴明をテーマとした「SEIMEI」は、自ら選んだ思い入れのあるプログラムだ。狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装に加え、振り付けにも能や狂言を研究して日本の伝統を取り入れた。15年のNHK杯で当時の世界最高得点216・07点をマーク。続くグランプリ(GP)ファイナルではさらに219・48点と記録を塗り替えた。

 2季前のフリーは4回転ジャンプ2種類3本だったが、今季は3種類5本を入れる予定。滑り慣れたプログラムで、これらのジャンプも成功させれば昨季の世界選手権で出した223・20点超えも見えてくる。SP、フリーともに世界最高点を更新できるかとの問いに羽生は「はい」と自信たっぷりに答えた。

 見慣れたプログラムという懸念について、羽生を指導するブライアン・オーサーコーチ(55)は「それはない」と否定した。「誰が見ても、いいなぁと思うプログラムだし、振り付けも新しくなっている。ただ、レベルを引き上げる必要はある」。羽生も「また、と思わせないように演じたい」。2度目の「SEIMEI」をいかに進化させるか。五輪に向けて、新たな挑戦が始まる。

★★★

羽生、新シーズンのフリーは2季ぶり「SEIMEI」/フィギュア
sanspo 2017.8.9 09:49
http://www.sanspo.com/sports/news/20170809/fgr17080909490001-n1.html

 【カナダ・トロント8日(日本時間9日)】フィギュアスケート男子で2014年ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=が拠点とする当地で練習を公開し、連覇がかかる18年平昌五輪に挑む新シーズンのフリープログラムは2季ぶりの「SEIMEI」で臨むと明かした。

 映画「陰陽師(おんみょうじ)」で使用された楽曲で、15-16シーズンの再演となる。2季前は4回転を3回跳ぶ構成だったが、今季は4回転5本の高難度のプログラムとする予定だ。15年のグランプリ(GP)ファイナルで219・48点をマークし、当時の世界歴代最高得点を出した相性のいいナンバーで、五輪連覇へ勝負をかける。

 羽生は、「『SEIMEI』を使うのは、あのシーズン(15-16)が終わった瞬間に決めていた。『またか』と思わせない演技をしたい」と言い切った。

 ショートプログラム(SP)は、既にアイスショーで披露しているショパンのピアノ曲「バラード第1番」で挑む。14-15シーズンから2季連続SPで使用し、15年のグランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高の110・95点をマークした。

 五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例だが、王者は「どこを切り取っても羽生結弦はうまいなというスケーターを目指している」と、洗練した構成での五輪連覇を見据えた。

★★★

羽生結弦「SEIMEI」で4回転5本!平昌に向け「昨季前から温めていた」
sponichi 2017年8月9日 09:51
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/09/kiji/20170809s00079000095000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、2連覇を狙う平昌五輪シーズンのフリーで2季ぶりに「SEIMEI」を滑ると発表した。「SEIMEI」は映画「陰陽師」の曲を使って、安倍晴明を演じる和テイストのプログラム。既にショートプログラム(SP)は14―15年、15―16年に使用したショパンの「バラード第1番」と発表しており、ともに15年のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点(フリーは17年3月に自ら更新)を出した最強プログラムを選択した。

 この日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した羽生は「滑っていて心地よく、自分らしく演じられるプログラム。五輪シーズンで使おうと、先シーズンの前から温めていました」と説明した。フリーでは4回転ジャンプを5本組み込む予定。3本だった2季前より難しい演技構成になり、さらに高得点が期待できる。開幕まであと半年となった平昌五輪へ向けて「まずは健康でけがなく代表に選ばれること。選ばれたら金メダルを目指してしっかり頑張りたい」と意気込みを語った。

★★★

フィギュア男子、羽生が練習公開
フリーは再び「陰陽師」
共同 2017/8/9 10:05
https://this.kiji.is/267819236752524791

 【トロント共同】フィギュアスケート男子で66年ぶりの冬季五輪2連覇を目指す羽生結弦(ANA)が8日(日本時間9日)、強化拠点のトロントで報道陣に練習を公開し、平昌冬季五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽を2季ぶりに再び使用することを明らかにした。

 2015~16年シーズンにフリーの世界歴代最高得点を立てつづけに塗り替えた和風のプログラムで勝負のシーズンに挑むことになった。「いい演技ができた時からもう一回五輪シーズンで使いたいと決めていた。今季へ温めておいた」と9日で開幕まであと半年の平昌五輪を見据えた。

内文同上:

Sankei: http://www.sankei.com/photo/story/news/170809/sty1708090004-n1.html
Asahi: http://www.asahi.com/articles/GCO2017080901000806.html
JOC: http://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=9193
河北新報: http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201708/2017080901000806.html

★★★

羽生、ギア全開で平昌へGO パーフェクトSPを披露
daily 8/9(水) 10:09配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447060.shtml

 フィギュアスケートの世界王者で、平昌五輪で五輪連覇の羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、上々な仕上がりぶりを見せつけた。

 シーズン開幕前とは思えない完成度だ。SP「バラード第1番」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループを着氷すると、演技後半のトリプルアクセル、続く4回転トーループからの連続ジャンプを成功。これまで2シーズン使用してきただけに慣れはあるはずだが、当時は4回転サルコー、4回転トーループ+3回転トーループ、演技後半にトリプルアクセル(3回転半)というジャンプ構成だった。大きく難度を上げた中、羽生は曲中全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せた。

 「(シーズン)前半から合わせられるようにと思ってやってきている」と羽生。15年GPファイナル(バルセロナ)でSP、フリーともに歴代最高得点を記録し、今も残る合計330・43点をたたき出した“ゴールデンコンビ”を引っさげ、序盤からギア全開で平昌五輪シーズンを駆け抜けるつもりだ。

★★★

フィギュアの羽生 五輪へフリーは再び“陰陽師”の曲で
NHK 8月9日 10時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011094061000.html

来年のピョンチャンオリンピックで2大会連続の金メダルを目指すフィギュアスケートの羽生結弦選手が、8日、カナダで練習を公開し、オリンピックシーズンに向けたフリーの演技について2シーズン前に世界最高得点を相次いで更新した曲で臨むことを明らかにしました。

羽生選手は、8日、拠点にしているカナダのトロントで報道陣に練習を公開しました。

このなかでオリンピックシーズンに向けたフリーの演技について、2シーズン前のNHK杯とグランプリファイナルで世界最高得点を相次いで更新した平安時代の陰陽師、安倍晴明を描いた映画の曲、「SEIMEI」で臨むことを明らかにしました。

演技は、得点が高くなる後半の4回転ジャンプを3回に増やし、合わせて5回跳ぶ構成でみずからの世界最高得点をさらに上回ることができる難度の高いものとなっています。
羽生選手は、曲に合わせながら昨シーズンから取り組んでいる4回転ループをはじめ、3種類の4回転ジャンプを繰り返し練習していました。

羽生選手は、「2シーズン前に演技した時からオリンピックシーズンで使いたいと思っていて迷いなく決めた。『SEIMEI』は、自分でいられるプログラムで滑っていて気持ちいい。ピョンチャン大会は、健康でけがなく実力を出せる状態で代表に選ばれることが大事で金メダルを目指したい」と話していました。

一方、ショートプログラムについてはショパンのピアノ曲で臨むことが決まっていてすでにことし5月のアイスショーで演技を披露しています。
羽生選手は、来月、カナダのモントリオールで開かれる大会でシーズン初戦に臨むことにしています。

★★★

羽生、フリーは2季ぶり「SEIMEI」=SPと合わせ再演―フィギュアスケート
jiji 8/9(水) 10:29配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000041-jij-spo

 【トロント(カナダ)時事】来年2月に行われる平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う世界選手権覇者の羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、フリーは映画「陰陽師」の曲「SEIMEI」を2季ぶりに使うことを明らかにした。

 2015~16年シーズンに当時のフリー歴代最高得点を出した和風の曲で、「滑っていて心地良く、余計なことを考えなくていい」と選曲した理由を述べた。4回転ジャンプはループ、サルコー、トーループの3種類を5本。そのうち三つを得点の増す後半に組み込む難度の高い構成で臨む。

 練習ではパートごとに曲をかけて確認。4回転は序盤のループとサルコーを決め、後半もトーループからの3連続を含む三つともきれいに着氷した。

 ショパン作曲「バラード第1番」を使うショートプログラム(SP)と合わせ、いずれも合計330.43点を出した2季前の再演。「自分がどう見せたいか、どう演じたいかをより深められるようになってきている。試合で見たとき、またかと思わせないような演技をしたい」と話した。

 平昌五輪まで9日であと半年。「もちろん連覇したい気持ちはある」と決意を込めた。 

★★★

羽生、フリーは2季ぶり「SEIMEI」=SPと合わせ再演-フィギュアスケート
jiji 2017/08/09-10:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900425&g=spo

【トロント(カナダ)時事】来年2月に行われる平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う世界選手権覇者の羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、フリーは映画「陰陽師」の曲「SEIMEI」を2季ぶりに使うことを明らかにした。

 2015~16年シーズンに当時のフリー歴代最高得点を出した和風の曲で、「滑っていて心地良く、余計なことを考えなくていい」と選曲した理由を述べた。4回転ジャンプはループ、サルコー、トーループの3種類を5本。そのうち三つを得点の増す後半に組み込む難度の高い構成で臨む。

 練習ではパートごとに曲をかけて確認。4回転は序盤のループとサルコーを決め、後半もトーループからの3連続を含む三つともきれいに着氷した。
 ショパン作曲「バラード第1番」を使うショートプログラム(SP)と合わせ、いずれも合計330.43点を出した2季前の再演。「自分がどう見せたいか、どう演じたいかをより深められるようになってきている。試合で見たとき、またかと思わせないような演技をしたい」と話した。
 平昌五輪まで9日であと半年。「もちろん連覇したい気持ちはある」と決意を込めた。 

★★★

 

羽生、フリーは陰陽師再演 練習公開
毎日新聞2017年8月9日 10時54分
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00e/050/273000c

【トロント福田智沙】フィギュアスケート男子で来年2月の平昌五輪で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のトロントで練習を公開して、今季のフリーを初披露した。

 勝負のプログラムは2季前の2015~16年シーズンの「SEIMEI」で、平安時代の陰陽師・安倍晴明が主人公の日本映画の楽曲を使用。15年NHK杯、グランプリ(GP)ファイナルと立て続けに当時の世界歴代最高得点をマークしたプログラムだ。羽生は「15~16年シーズンでいい演技ができた時からすでにこのプログラムをもう一回、五輪シーズンで使いたいなと決めていた」と“再演”の意図を話した。

 だが、ただの再演ではない。2季前に同じ曲で滑った時、4回転はトーループとサルコウの2種類計3本。昨季のフリーでループ1本を加えて3種類計4本に挑戦したのを経て、今季は昨季より1本増やして3種類計5本にした。さらに基礎点が1・1倍になる演技後半に3本跳ぶ高難度の構成となっている。

 今季のショートプログラム(SP)は過去に2季連続で滑り、世界歴代最高得点を出したショパンのピアノ曲「バラード第1番」。五輪開幕まで9日であと半年となり、2季前のSP、フリーの組み合わせで本番へ向かう。羽生は「連覇したいなという気持ちがある。代表に選ばれたら金メダルを狙ってしっかりやっていきたい」と誓った。

★★★

【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」
daily 8/9(水) 12:27配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447444.shtml

 フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開した。ショートプログラム(SP)は14-15、15-16年と2季使用した「バラード第1番」、フリーは15-16年に使用した「SEIMEI」で挑む。ともに“再演”となるが、五輪連覇を狙うプログラムへの決意と挑戦への思いを語った。

 以下、一問一答。

 -プログラムは。

 「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」

 -新たな挑戦となる部分は。

 「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」

 -ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。

 「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」

 -8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。

 「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」

★★★

フィギュア 羽生 得意のトリプルアクセルは“万一の備え”に
daily 8/9(水) 13:20配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447571.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 同じ曲だが中身は違う。フリー219・48点という当時の歴代最高得点を記録した15年GPファイナルでは、4回転がサルコー、トーループ2回の2種類3度だったが、今回は基礎点が1・1倍となる後半3本を含む3種類5本の構成を予定しているという。

 「いまのイメージは最初に(4回転)ループ(4回転)サルコーを跳んで、その後トリプルフリップを前半に。スピン、ステップをして、後半1発目に4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーション。その後4回転トーループ・シングルループ・3回転サルコーのコンビネーションと、ちょっとしたステップから4回転トーループを跳ぶつもりでいます。後半最後の構成は、(3回転)アクセルのコンビネーションをイーグルから跳んでイーグルで締めて、最後はリカバリーでアクセル跳んでもいいし、普通であればトリプルルッツを」。羽生はまるで呪文を唱えるかのように説明した。

 昨季からの大きな変化は、トリプルアクセルを1本に減らし、4回転トーループを2本に増やしたこと。羽生のトリプルアクセルは世界一美しいとも言われており、羽生自身も「アクセルに懸ける思いは強くある」と話していた思い入れの強い武器だ。

 それでも外す決断をしたのは“万一の備え”としてトリプルアクセルほど心強い存在はいないからだろう。フィギュアスケートには同じ種類のジャンプは2度まで、2度跳ぶジャンプは2種類までというルールがあり、失敗した際、選手は種類や回数を考え、修正しつつ演技している。羽生のトリプルアクセルは出来栄えで加点がつくことが多いため、仮に4回転ジャンプが抜けてしまっても「リカバリーで」4回転と“同等”の技を補うことができるのだ。

 備えあれば憂いなし-。挑戦の裏には、練習の段階からさまざまな状況を想定したリスク管理があった。

★★★

連覇へ! 羽生選手「陰陽師」復活
FNN 08/09 13:39
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00366789.html

フィギュアスケートの羽生結弦選手(22)が、連覇を目指す平昌(ピョンチャン)オリンピックに向けて、フリープログラムを初公開。熱い思いがこもった「攻め」のプログラムになっている。
羽生選手は、「フリープログラムは、『SEIMEI』をもう1回、やらせていただこうと思っています。2015年から2016年シーズンにやって、いい演技ができたときから、すでにこのプログラムをもう1回、オリンピックシーズンに使いたいなというふうに決めていたので、もうほとんど迷いなく、フリーの方は決めていました」と語った。
カナダで行われた公開練習で、満を持して披露したフリープログラム。
それは、以前使用した「陰陽師・安倍晴明」がテーマの「SEIMEI」だった。
2年前に使用した時は、当時の世界最高得点をマークし、相性のいいプログラム。
今シーズンは、さらに改良を重ね、4回転ジャンプも、3本から5本に増やす予定で、さらにレベルの高いプログラムとなっている。
羽生選手は、「とにかく今、この構成でしっかりきれいにまとめること。きれいに、まとめるって言っても、きれいにって言っても、後半(4回転ジャンプ)3本跳んでるし、去年よりも確実に構成は上がっていますし、そういった意味でもまずは、1つの『攻め』をしっかりと完成させたいなというふうに思っています」と語った。
ソチオリンピックで金メダルを獲得した羽生選手。
2018年の平昌大会では、66年ぶりのオリンピック連覇を狙う。
羽生選手は、「平昌は、とりあえず健康でけがなく、金メダルを狙って、しっかりやっていきたいなと思います」と語った。

★★★

五輪連覇へ完成度重視=羽生、異例のリバイバル
jiji 2017/08/09-17:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080901010&g=spo

 【トロント(カナダ)時事】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が連覇を狙う来年2月の平昌五輪へ向け、なじみのプログラムを勝負曲に選んだ。ショートプログラム(SP)はショパンの「バラード第1番」、フリーは映画「陰陽師」の「SEIMEI」。合計330.43点の世界歴代最高を出した2季前の再演で挑む。

 SP、フリーとも曲調はほとんど変えず、ジャンプの難度を上げる。SPは2種類を跳ぶ4回転の一つを得点の増す後半に入れる。フリーはループ、サルコー、トーループの3種類を5本跳び、うち三つを後半に組み込む野心的な構成。「(合計の世界歴代最高は)超えなくては」と意気込む。

 異例ともいえるリバイバル。新たな曲だとジャンプを跳ぶリズムを体になじませる時間が必要なため、「特にこの(五輪)シーズンは、そんなことをやっている時間はない。演技そのものを習熟させたい」との思いがあった。4回転争いが激しいだけに完成度をいち早く高める狙いがある。

 ブライアン・オーサー・コーチは批判的な意見も覚悟の上で、羽生の考えを即座に受け入れた。「ジャッジや皆が愛した最高傑作。魂を込められるプログラムだ。あれから2年間で進化し、さらに別次元へ引き上げられる」と言う。ルールや採点傾向を緻密に分析し、金妍児(韓国)、羽生と五輪金メダリストを育てた名将にも迷いはない。 

★★★

【演目発表一問一答】羽生、“異例”の戦略は「余計なことを考えないで済む」
sanspo 2017.8.9 18:44
http://www.sanspo.com/sports/news/20170809/fgr17080918440002-n1.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は8日(日本時間9日)、練習を公開した拠点のトロントで平昌冬季五輪シーズンのフリーに2季ぶりに映画「陰陽師」の音楽を使うと発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 平昌冬季五輪シーズンの演目を発表した羽生は、晴れ晴れとした表情で報道陣の質問に応じた。(共同)

 --SPもフリーも過去に演じた曲。選択に関して迷いはあったか
 「SPは少し迷いもあったかもしれないが、フリーは昨季に入る前から(今季は陰陽師を)使おうと思っていた」

 --4回転ルッツを演目に入れることは
 「跳べるし、練習はそこそこしているが、今は考えていない。この構成できれいにまとめる」

 --SP、フリーともに以前に世界歴代最高得点を出したプログラム。それを超えなければいけない
 「あまりプレッシャーはない。すごく滑っていて心地いいし、ジャンプ、スピン、ステップと全ての要素において『自分』として演じられるプログラム。余計なことを考えないで済む」

 --五輪2連覇に必要なことは
 「クリーンに滑りきるというのが一番大事なこと。それができるようになれば、必然として結果はついてくる。パワーアップしたい」

★★★

羽生、異例の戦略で五輪2連覇へ SPもフリーも再演
sankei 2017.8.9 19:39
http://www.sankei.com/photo/story/news/170809/sty1708090012-n1.html

【トロント共同】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は8日(日本時間9日)、練習を公開した拠点のトロントで平昌冬季五輪シーズンのフリーに2季ぶりに映画「陰陽師」の音楽を使うと発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 二つは2015~16年シーズンのグランプリ(GP)ファイナルで合計330.43点の世界歴代最高得点を出したときの演目。美しいピアノの旋律が印象的なSPと和風のプログラムのフリーは表現面を示す演技点の5項目でジャッジからの高い評価を受けた。「滑っていて、無理なく曲に溶け込める感覚がすごくある」と勝負のシーズンに自信がある曲をそろえ、9日で開幕まであと半年の五輪で男子としては66年ぶりの快挙を成し遂げる構えだ。

 

★★★

羽生結弦選手五輪連覇へ、2季ぶり「SEIMEI」
TBS NEWS 2017.08.09
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3126804.html

 フィギュアスケートの羽生結弦選手が、今シーズンのフリーの曲を発表しました。オリンピック連覇へ、驚異の演技構成で勝負に出ます。

 カナダ・トロント。東京から1万キロ以上離れたこの地に集まった日本の報道陣は95人。お目当ては、羽生結弦選手です。

 オリンピック連覇を狙う勝負のシーズン。フリーの曲は、映画「陰陽師」より「SEIMEI」。2年前、世界最高得点を2度更新した思い入れのあるナンバーです。羽生選手は、この曲を使うことを1年以上前から心に決めていたといいます。

 「ジャンプ、スピン、ステップ。全ての要素において、自分として演じられるプログラム。試合で見たときにまたっていうように思わせないような、自分の演技にしたい」(羽生結弦選手)

 平昌(ピョンチャン)オリンピックまで、あと半年。フィギュアスケート・羽生結弦選手が、今シーズンのフリーを2シーズン前と同じ曲にすると発表しました。

 驚くべきは、そのジャンプ構成です。予定している4回転ジャンプは自身最多の5本。うち3本を基礎点が1.1倍になる演技後半に配置しました。その効果は絶大。2年前と比べると、ジャンプの基礎点だけで10点近くもアップすることになります。さらに、ジャンプの入り方、降り方を工夫して出来ばえをよくするなど、難易度は格段に上がりますが、完璧に演じれば世界歴代最高得点の更新は確実です。

 そして、ミスの許されないショートプログラムは、ショパンの「バラード第1番」。9日の練習では、3本のジャンプを全て成功させました。通算3シーズン目となるこのピアノナンバーでも、ジャンプ構成はより高度になっています。

 「あのころの構成よりも確実に数段(レベルが)上がっているので、100%超せるよねっていうのが自分の本音です。そこまで行き着くためには、努力をしないといけないし、その構成にしたからこそ、クリーン(ノーミス)な演技を目指したい」(羽生結弦選手)

 66年ぶりのオリンピック連覇へ。自分自身を超え続けてきた絶対王者は、2つの必勝プログラムで勝負のシーズンに臨みます。

 「どこ取ってもどこを切り取っても、あぁやっぱり羽生結弦うまいなと思ってもらえるようなスケーターを目指しているので、もちろん金メダルを狙って、しっかりやっていきたい」(羽生結弦選手)

★★★

【佐野稔の舞評論】羽生、成功イメージある曲で勝負 金への強い意志感じる
sanspo 2017.8.10 05:00
http://www.sanspo.com/sports/news/20170810/fgr17081005000003-n1.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)】フリー、SPとも過去に使った曲を再び使うという例は記憶にない。それも成功した2015-16年シーズンと同じ組み合わせということに、平昌五輪の金メダルは誰にも渡さないという強い意志が感じられる。

 「SEIMEI」は日本調をしっかり出し、躍動感があり、世界にインパクトを与えた「ディス・イズ羽生」といえるナンバーだ。SPの「バラード第1番」も羽生らしさが出る曲。その点はジャッジもよく分かっており、点数を出しやすい。

 2季前に比べて種類も本数も増える4回転ジャンプを、いかにミスなく降りるかは重要課題だけに、体になじんだ曲なら安心感を持てる。鮮烈な成功のイメージがある曲なので、ライバルにプレッシャーを与えられるのも狙いといえるかもしれない。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

★★★

羽生結弦、世界最高得点で66年ぶり五輪連覇狙う!フリー2季ぶり「陰陽師」
2017年8月10日5時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50054.html

 【トロント(カナダ)8日=高木恵】男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。構成は4回転が3種類5本の超高難度プログラムに進化。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンの「バラード第1番」を使うことを発表済みで、自身が15―16年シーズンに記録した合計330・43点の世界歴代最高得点の更新を視野に入れた。

 安倍晴明が再びリンクに降臨する。羽生がフリーで「SEIMEI」を2季ぶりに演じる。15―16年シーズンに当時の世界最高得点219・48点を記録。「あのシーズンが終わった瞬間に、この曲を五輪でやろうと決めていた。何より自分でいられるプログラム。滑っていて心地よいし、余計なことを考えずに滑ることができる」。羽生結弦の魅力を最大限に引き出す曲。迷いはなかった。

 内容は格段に進化している。4回転ジャンプはループ、サルコー、トウループの3種類で昨季から1本増の5本。3本は基礎点が1・1倍になる後半に盛り込んだ。2季前は3本。「同じプログラムだけど、難易度は全然違う。一歩先のことをやっている」。この日の練習は前半と後半を分けた曲かけだったが、ミスなく滑りきった。

 異例のSP、フリーの“ダブル再演”で勝ちにこだわる。330・43点の世界最高得点を記録した史上最強プログラム。単純にジャンプの基礎点を比較すると、現在のフリー世界最高得点(223・20点)で昨季の「ホープ&レガシー」より1・98点、2季前より9・62点高い。SPは2季前より2・96点高く、合計12・58点の上積みが可能。340点超え(343・01点)も視野に入る。自身の記録を超える自信を問われると「はい」と即答。「超えないと」と浮かべた笑みに王者の風格が漂った。

 演目作りは新しいものを一から、シーズンを通して完成形へ近づけていく作業になる。五輪イヤーの今季はスタートラインを変えた。「そんなことをやっている時間はない。それよりも演技そのものを習熟させたい。プラスの状況から始まっているので積み上げていきたい」。ディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇へ、期待は高まるばかり。「代表に選ばれたら金メダルを狙っていきたい」。偉業へ通じる「SEIMEI」第2章が幕を開ける。

 ◆SEIMEI 平安時代の陰陽師・安倍晴明を題材にした野村万斎主演の映画「陰陽師」で使用された曲。羽生自ら「SEIMEI」と名付けた。15―16年シーズンは狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装を着用し「和」の世界を演出。シーズン開幕前には野村と対談し、所作や動きの強弱を学んだ。

 ◆五輪での再演 2006年2月のトリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香は、年明けにフリーを04年世界選手権優勝時に使用した「トゥーランドット」に変更。五輪直前にはSPを「パガニーニの主題による狂詩曲」からフリーで使用していたショパンの「幻想即興曲」に変えた。14年ソチ五輪では金メダルの羽生結弦がSPで2季連続で「パリの散歩道」を滑っている。今季は宇野昌磨がフリーで2季ぶりに「トゥーランドット」を選曲した。

★★★

羽生 神プログラム再び 66年ぶり五輪連覇へ 平昌フリーは「SEIMEI」
daily 8/10(木) 5:02配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/10/0010449270.shtml

 フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーで「SEIMEI」を2季ぶりに再演すると明かした。ショートプログラム(SP)は「バラード第1番」で、こちらも14-15、15-16年に使用したナンバー。五輪王者として過ごした全てを糧に、進化した羽生で連覇に挑む。

 青々としたトロントの空以上に晴れやかで決意に満ちた表情を浮かべ、羽生は語る。「迷いなく決めました」。66年ぶりの五輪連覇を目指す今季、ともに戦うフリーは15-16年に使用した「SEIMEI」。1年以上前から心に決めていた。

 映画「陰陽師」をモチーフとしたナンバーで、15年11月のNHK杯では史上初となるフリー200点超えを達成。続く12月のGPファイナルでは219・48点をマークし、世界歴代最高得点(当時)を立て続けに更新した最強の勝負曲だ。

 再び氷上に舞い降りた安倍晴明。進化も明解だ。一昨年はトーループとサルコーの2種類3本だった4回転ジャンプを昨季のフリーではループを加えた3種類4本に増やし、今季は3種類5本とした。さらに5本中3本は基礎点が1・1倍となる後半に組み込んだ。

 転機は昨季最終戦となった4月の国別対抗戦。羽生はフリーの序盤で4回転サルコーを失敗したが、挽回のために後半3度の4回転に挑戦し、意地で3度全てを着氷させた。「(後半に3本の4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある」

 とはいえ全体を見ると、かつてない高難度プログラム。ジャンプの基礎点のみを単純比較しても今季の方が10点近く高くなる。「同じ曲で同じ流れの中だけど、まったく難易度の違うモノをやっている。同じだからこそ、一歩先のことをやっている時点で違うのかなと思う」。新境地を切り開く覚悟で臨む。

 SPは既にアイスショーで披露したショパンの「バラード第1番」で勝負だ。3季目となるが、15年のGPファイナルでは「SEIMEI」と合わせてSP、フリーともに完璧な演技を披露し、合計の世界最高得点330・43点を記録した“ゴールデンコンビ”。こちらも後半のジャンプの比重を増やし、高得点を狙う。

 最高のフィナーレは最高記録を更新し、五輪連覇を達成すること。「超えないと」と羽生が言うように、難度が上がった分、予定通りの演技ができれば更新は必然だ。それでも「あまりプレッシャーはないですね。むしろこれで出せたから大丈夫という自信はある」と羽生。すがすがしいほど壮大な挑戦が、ついに幕を開けた。

★★★

羽生、五輪へ勝負曲『陰陽師』復活!「もちろん連覇」/フィギュア
Sanspo 2017.8.10 05:05
http://www.sanspo.com/sports/news/20170810/fgr17081005050002-n1.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)=鈴木智紘】フィギュアスケート男子で66年ぶりの冬季五輪2連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が、平昌五輪開幕まであと半年を迎え、練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに、映画「陰陽師」の音楽を2季ぶりに使用すると発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 なじみある笛や太鼓の調べが流れる。歴代五輪メダリストで出身者の名前が壁に刻まれたトロントのホームリンク。右の人さし指と中指を立て、胸の前にあてた羽生が中央にたたずんだ。映画「陰陽師」の楽曲を使って安倍晴明を演じる和風プログラム「SEIMEI」がよみがえった。

 「あのシーズンが終わった瞬間に決めていた。今季へ温めておいた。何より、自分でいられるプログラムです。必然として結果はついてくる」

 あのシーズンとは、2015-16年。フリーで史上初の200点超えなど世界歴代最高得点を立て続けに塗り替え、銀盤の歴史に名を刻んだ1年だ。今春の世界選手権で223・20点をたたき出し、自身が更新するまでは歴代最高を記録していた好相性のナンバーで五輪連覇に挑む。

 再演と言っても演技構成の水準は段違いだ。2季前は4回転ジャンプが2種類3本だったが、新たなプログラムでは3種類5本。特に基礎点が1・1倍になる演技後半に3本を組み込む。高難度の構成となるが、「(再演でも)『またか』と思わせない演技をしたい。一つの攻めを完成させたい」と羽生。日本時間で平昌五輪開幕まで半年を迎えたこの日、集まった80人超の報道陣に披露するように複数の4回転ジャンプにトライした。

 自信には訳がある。オフシーズン。座学でスケートと向き合い続けた。人間工学、医学、倫理学。進化のヒントを得ようと、あらゆるジャンルに手を伸ばした。ときには自身のジャンプを数式に当てはめ、物体に回転を生じさせる力の性質を表す「運動モーメント」を分析。「どこを切り取っても『羽生結弦はうまいな』というスケーターを目指している」。表彰台の頂点を目指す向上心が22歳を突き動かす。

 ショートプログラム(SP)では、14-15シーズンから2季連続で使用し、15年に世界歴代最高をマークしたショパンのピアノ曲「バラード第1番」の再演を発表済み。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例だ。

 二つの勝負曲で、自身が持つ合計330・43点の世界歴代最高得点の更新とディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪V2に挑む。「もちろん連覇したい。(強みは)全部です」。初戦は9月20日開幕のオータム・クラシック(モントリオール)。絶対王者が、いよいよ平昌ロードへ踏み出す。

★★★

羽生「ソチの時はいっぱいいっぱいだったけど、今は自分の道はっきり」
2017年8月10日5時30分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50059.html

 男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。

 ◆羽生結弦に聞く

 ―ソチ五輪の時と違い追われる立場。
 「別に追われる立場だとは思わない。ソチの時よりもメダル争いがすごく熾烈(しれつ)。今みんな、いろんな個性をもっていて、その個性同士でぶつかっているので、すごい楽しい。僕の個性はオールラウンダーであり、すべての質が高いこと。そういう自分の武器をしっかりと生かして戦いたい」

 ―アプローチの違いは。
 「ソチの時はいっぱいいっぱいだったけど、今は自分の道みたいなものが、すごくはっきりしてきた」

 ―ソチでの経験は生きる。
 「最近、ソチ五輪前後のインタビュー動画や記事を調べた。こんなことを思っていたなとか、あ、すっごい過去にとらわれないようにしてるな、とか。そういうことが自分の経験としてあるので、それはやっぱり有利」

 ―4回転ルッツは。
 「跳べるし、練習でもそこそこ跳べるけど、プログラムに入れることは考えていない。今はこの構成でまとめること。一つの攻めをしっかり完成させたい」

★★★

羽生「陰陽師」再び 五輪連覇へ平昌勝負曲「迷いなく決めた」
Sponichi 2017年8月10日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000376000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。2連覇を狙う平昌(ピョンチャン)五輪シーズンのフリーでは2季ぶりに映画「陰陽師」の曲による「SEIMEI」を使用すると発表。2015〜16年シーズンに世界歴代最高得点を連発した自信作を再投入する。また、4回転ジャンプは1本増やして5本とする意向を示した。

 異例のプログラム選択だった。羽生は既に発表していたショートプログラム(SP)の「バラード第1番」(ショパン)に続いて、フリーも15〜16年シーズンに使用していた「SEIMEI」に戻すと発表。過去に荒川静香がトリノ五輪シーズン途中にフリーを04年世界選手権優勝時に使用していた「トゥーランドット」に替えて金メダルを獲得したことがあったが、SPとフリーの両方を旧作にするのは極めて珍しい。羽生の心の中では1年以上前から決めていたプランで「迷いなく決めました。五輪シーズンで使おうと温めていました」と力強く語った。

 この日の公開練習ではさっそく曲をかけて体を動かした。「自分に合っていて、無理なく溶け込める」。両プログラムは2季前のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点を連発した最強プログラム。「このシーズンだからこそ、プラスの状態から積み上げていきたい」とメリットを強調した。コーチのブライアン・オーサー氏も「いい判断だと思う」と背中を押した。

 一方で、ジャンプでは攻めの構成だ。昨季から後半に1本増やして5本にする予定。ジャンプの基礎点の合計は2季前から9・62点、昨季から1・98点アップ。「全く違うことをやっている感覚で、過去の自分にとらわれない」と新鮮な気分で取り組めている。オーサー氏は「ユヅ(羽生)はジャンプもスキルも以前より良くなっている」とハイレベルなプログラムになると予告した。

 平昌五輪開幕まであと半年。日本男子の枠は3で、従来通り全日本選手権(12月)優勝者らが選出される。2季前に出した合計330・43点の世界歴代最高得点の更新を視野に入れ、「ケガなく実力を出せる状況をつくって、まずは代表に選ばれること。選ばれたら金メダルを目指して頑張りたい」と誓った。48、52年五輪を制したディック・バトン(米国)以来66年ぶりの男子五輪連覇が懸かるシーズン。手堅く、積極的に。王者は攻防一体の必勝プログラムで挑む。

★★★

羽生4回転ルッツ見送り 練習で成功率上がるも「考えてない」
sponichi 2017年8月10日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000379000c.html

 羽生は今季投入が期待された4つ目の4回転ジャンプ「ルッツ」について、「今は考えていない」と当面は見送る方針を明かした。

 「跳べますし、練習もしてます」と練習での成功率は上がっているようで、ライバルたちの動向や今後の習熟度によっては平昌五輪の秘策となるかもしれない。

★★★

<羽生結弦>フリーは「SEIMEI」平昌に向け練習公開
河北新報 2017年08月10日木曜日 6:32 AM (post time per tweet)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_74023.html

 【トロント(カナダ)佐藤夏樹】フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA、宮城・東北高出=が8日(日本時間9日)、拠点とするトロントで練習を公開し、平昌冬季五輪に向けた今季のフリー曲を、2015~16年シーズンに使用した映画「陰陽師(おんみょうじ)」の「SEIMEI」にすることを明らかにした。

 「SEIMEI」は2季前のグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯で世界歴代最高得点を塗り替え、史上初の200点超えとなる216.07点を出した楽曲。GPファイナルでも記録を更新している。

 羽生は「15~16年シーズンが終わったときから、五輪シーズンで使うと決めていた。自分に合った曲で迷いはなかった」と語った。

★★★

<羽生結弦>一問一答 歴代最高点超えられる
河北新報 2017年08月10日木曜日 6:32 AM (post time per tweet)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_74026.html

 -SP、フリー共に再演となる。
 「今季に向けて温めていた。曲は何もアレンジしていない。またこれかと思うかもしれないが、試合で『またか』と思われない演技を見せる」
 「(五輪のある)今季は新しい曲を滑り込んでいく時間はない。スタートラインからプラスに立ち、そこからさらに習熟させる」

 -見る人に既視感が生まれるやりづらさはないか。
 「同じ曲でも構成は全く違う。全然違うことをやっている感じだ。みんなの違和感も徐々に薄れていくと思う」
  -合計で歴代最高点の期待がかかる。
 「あまりプレッシャーはない。この曲で出したから大丈夫という自信がある。滑っていて心地いい。世界最高は超えられると思う」

 -フリーは後半に4回転ジャンプを3本組み込み、難度が高い。
 「(4月の)世界国別対抗戦は前半に1回転になったジャンプがあったが、後半は3本成功し自信が付いた。ちゅうちょはない」

 -4回転ルッツへの挑戦は。
 「練習はしているが、今は考えていない。フリーは昨季より構成は確実に上がっている。今はこの構成をまとめることが大事だ」

 -平昌五輪まで半年になった。
 「連覇したい。きれいに滑り切れれば結果はついてくる。自信を持って臨む」

 -地元・宮城の期待も背負っている。
 「東日本大震災の被災地には、新たに挑戦しようとか、これからつないでいこうという思いがある。それはスケートにも重なる。震災を経験したから、苦しいときも乗り越えられた。みんなの励みになる結果を出したい」

★★★

羽生結弦、練習公開で完璧ジャンプ ノーミス いつ試合でも問題ない仕上がり…担当記者が見た
2017年8月10日8時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50096.html

 男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。

 ×  ×  ×

 聴き慣れた笛と太鼓の音色がリンクに響いただけで、高揚感がよみがえった。世界最高得点を2試合続けて更新したあの曲だ。力強いジャンプ、しなやかな手足の動き。羽生が作り出す「SEIMEI」の世界観にすぐに引き込まれた。「『このプログラムが大好き』と思っている人は多い。これがまた見たかったと、みんなが思うに違いないさ」。ブライアン・オーサー・コーチの言葉だ。

 15―16年シーズンを迎えるにあたり、羽生は「ここまで和のプログラムを出せるのは今の日本男子で僕しかいない。僕だから出せる繊細さや力強さがあると思う」と言い切った。そして、その通りの作品に仕上げた。「試合を見た時に『また』と思われない演技をしたい」。今後、5本の4回転をどのようにプログラムに染み込ませていくのか。新たな挑戦をスタートさせた。

 例年そうなのだが、羽生が練習を公開するのは年に一度だけ。平昌五輪前のラストチャンスとあり、日本から約80人の報道陣が駆けつけた。テレビと新聞を合わせると30分以上取材に応じ、終始笑顔で言葉を紡いだ。試合会場とは違ったリラックスした姿があった。

 1時間ずつ2度公開された練習では、開始直後にいきなり完璧な4回転トウループを降りた。SPの曲かけは、さらりとノーミス。「クリーンに滑りきることが一番大事なこと。それができるようになれば結果はついてくる」。初戦はオータム・クラシック(9月20日開幕・モントリオール)。いつその時を迎えても問題ないほどに仕上がっていた。(フィギュアスケート担当・高木 恵)

★★★

【岡崎真の目】羽生に「過去の自分を超える」という強い意志感じる
sponichi 2017年8月10日 08:40
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000497000c.html

 五輪終了後の3シーズンでさまざまな取り組みをし、次の五輪にベストなプログラムを選択するのは、近年のフィギュアスケート界のトレンドだと思う。例えば浅田真央さんがソチ五輪シーズンに「ノクターン」を選んだように、今回の羽生の選択も「あり」というのが率直な感想だ。

 特にフリーの「SEIMEI」の和風テイストは、羽生の呼吸や間合いに合っていると思う。激しい動きではない、ゆっくりとしたリズムの下で表現やジャンプに集中できるのだろう。もちろん、SPを含めた“最強コンビ”を選んだことに、五輪連覇と「過去の自分を超える」という強い意志を感じる。

 一方で、人間は過去の栄光を美化しやすいもの。世界記録を何度も更新した2季前の残像で「以前のものほどのインパクトがない」というジャッジを受ける可能性はなくはない。ただし、4回転ジャンプの本数を増やすなど改良点はあるはずで、それほど心配する必要はないのではないか。万が一、評価が高まらない場合でも羽生ほどの能力があれば、一つのプログラムに固執せず、五輪シーズン途中でも新たなものを投入できると思う。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

異例の過去のプログラム羽生「迷いなく」/一問一答
nikkan 2017年8月10日9時14分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869802.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が練習を公開し、今季のフリープログラムを2季前と同じ「SEIMEI」と発表した。6月に発表したショートプログラム(SP)の「バラード第1番」とともに15-16シーズンの再演となる異例の戦略。9日で開幕まであと半年となった平昌五輪で、世界最高点の更新と男子では66年ぶりの五輪連覇を狙う。一問一答は以下の通り。

 -SP、フリーともに過去のプログラムは異例だ
 迷いはなかった。フリーは先シーズンに入る前から思っていた。温めておいたという感じです。

 -自分の強みは
 全部です! ジャンプでデビューしたような感じがあるが、スピン、スケーティング、何もかも自分にとって得意だって胸を張れる。どこを切り取っても、やっぱり羽生結弦うまいな、って思ってもらえるスケーターを目指している。全部が自分の武器。

 -4回転ルッツは
 跳べるし、練習はしているが、今は考えていない。この構成できれいにまとめたい。

 -ソチ五輪前とはどう違う
 もっといっぱいいっぱいだったと思う。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと。今はこうやればいいと、自分の道がはっきりしてきた。4回転の種類や数、技と技のつなぎなど多くのものを求められるようになってきたからこそ、多種多様な部分を磨いているし、スケートの理想的なものがみえてきた。

 -五輪連覇に必要なこと
 クリーンに(ミスなく)滑ること。それが出来れば必然として結果はついてくる。

 ◆プログラム再演でのシングル五輪金メダル 荒川静香は06年トリノ大会直前に曲を変更。世界選手権を制した2季前のフリー「トゥーランドット」を再演し、アジア女子初の金メダルを獲得した。同大会男子金のプルシェンコ(ロシア)もフリーで2季連続となる「ゴッドファーザー」を滑った。14年ソチ五輪では、羽生が2季連続の「パリの散歩道」で世界初のSP100点超えを達成し、女子のソトニコワ(ロシア)が3季前のフリー「序奏とロンド・カプリチオーソ」を再演して制した。現行の採点法になった03年以降、SP、フリー両方が再演の五輪金メダリストはいない。

★★★

羽生結弦頂点へ日本の風景取り込む「SEIMEI」
nikkan 2017年8月10日9時14分 
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869804.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)=高場泉穂】フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が練習を公開し、今季のフリープログラムを2季前と同じ「SEIMEI」と発表した。6月に発表したショートプログラム(SP)の「バラード第1番」とともに15-16シーズンの再演となる異例の戦略。9日で開幕まであと半年となった平昌五輪で、世界最高点の更新と男子では66年ぶりの五輪連覇を狙う。

 「ピヨー」という和笛の音が鳴り、「SEIMEI」の曲が流れ出すと、人さし指と中指を立てる陰陽師(おんみょうじ)のポーズを取った羽生が自信たっぷりに動きだした。「自分に合っている」と昨季から決めていた五輪の勝負プログラム。曲、振り付けはほぼ同じだが、ブライアン・オーサー・コーチが「再びやるときは、レベルを別次元へ引き上げないといけない」とする演技は、2季前の演技とは大きく違った。

 4回転ジャンプの構成を新しくした。「同じ曲でも全く難易度が違う」と羽生。2季前に4回転が2種類で計3本だったのに対し、今季は演技後半の3本を含む3種類5本を組み込む。今年4月の国別対抗戦では、後半の4回転3本に初めて成功したが、5本の4回転はそろえられなかった。それでも「自信があるし、ちゅうちょしなかった」と高難度の構成に挑む。

「SEIMEI」での演技構成点は、15年GPファイナルで100点中の98・56点とほぼ満点を出している。だが、技術点には天井がない。当時より基礎点が10点近く高いため、ミスなく滑れば世界最高得点もありうる。SPと合わせ、自らの持つフリー、合計の世界最高点を「超えないと」と当たり前のように言った。

 表現も進化する。「SEIMEI」の再演を見据えて、昨季はフリーに「ホープ&レガシー」を選んだ。久石譲さんのピアノに合わせ、風や樹木など日本風景を描くことに注力した。「昨季学んだように、日本の自然の風景を取り込みつつ、キャラ立ちしている演技ができれば」。安倍晴明を演じつつ、日本らしい風景を感じさせるような演技を目指したいとした。

 五輪開幕まであと半年。「連覇したい」と66年ぶりの偉業達成をあらためて目標に掲げた。「間違いなくこの3年間で、ソチよりは成長した」。その自信を胸に、今季初戦の9月20日開幕のオータム・クラシック(モントリオール)から完成度を高めていく。

 ◆SEIMEI 愛読する夢枕獏氏の小説を原作とする平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明を描いた01年公開の映画「陰陽師」のサウンドトラック曲をアレンジ。羽生自身が「SEIMEI」と名付けた。振り付けはカナダの女性振付師シェイリーン・ボーン氏。能や狂言など日本伝統の動きが取り入れられている。

★★★

Hanyu goes to replay for free program tune
Japan News 9:40 pm, August 09, 2017
http://the-japan-news.com/news/article/0003871259

By Junko Nagai / Yomiuri Shimbun Sportswriter TORONTO — When it comes to the music for his upcoming Olympic season, it will be back to the future for Yuzuru Hanyu.

Hanyu, aiming to become the first skater to win consecutive Olympic gold medals in the men’s event in 66 years, announced Tuesday he would skate to the same music in his free program that he used for the 2015-16 season.

Speaking at an open practice session at his training base in Toronto, Hanyu said he will again skate to “Seimei” from the movie “Onmyoji” as he prepares for the 2018 Pyeongchang Winter Olympics that open in six months.

In the 2015-16 season, Hanyu twice rewrote the record for highest score while skating to “Seimei.” One change that he plans for his program this season is to add a fifth quadruple jump.

Hanyu had previously announced that for his short program, he would return to Chopin’s “Ballade No. 1,” which he used both in 2014-15 and 2015-16.

“Both programs are suited to me,” Hanyu said. “I’m comfortable skating to them.”

Regarding defending the Olympic gold he won in 2014 in Sochi, Hanyu said: “I really want to win consecutive titles. If I am selected to the Japan team, I will give everything with the aim of winning the gold medal.”

The Pyeongchang Olympics open on Feb. 9.

★★★

Figure skating: Hanyu to skate to "Onmyoji" during Olympic season
KYODO NEWS - 2017.08.09 14:00
https://english.kyodonews.net/news/2017/08/85d4fe54983a-figure-skating-hanyu-to-skate-to-onmyoji-during-olympic-season.html

TORONTO - Reigning Olympic champion Yuzuru Hanyu said Tuesday he will be using the soundtrack from the film "Onmyoji" (The Yin-Yang Master) for his free skate program in the 2017-2018 season, including at the Pyeongchang Winter Olympics.

Speaking to reporters in Toronto where he is currently training, Hanyu said he has long been planning to use the music from the popular 2001 Japanese movie.

It will be the second time he performs to the piece as he put his free skate routine to it throughout the 2015-2016 season when he took men's figure skating to a new level.

In the 2015-2016 season, Hanyu broke the world free skate score record several times, skating to the Japanese-themed music where he portrayed a 10th-century Japanese astronomer Abe no Seimei.

At the Grand Prix Final in Barcelona in December 2015, Hanyu received a record-shattering total of 330.43 points, 219.48 in the free and 110.95 in the short, with two of the three -- total score and short program score -- still standing as world records.

"I was able to perform well to that music so I knew I wanted to use it in the Olympic season. I've been saving it for this occasion," Hanyu said.

Six months out from the games in South Korea, the 22-year-old has been working on his quad jumps in training. He plans to add a fifth quad to the free skate routine he put together for the world championships in Helsinki in April when earned his second world title by racking up a world-record 223.20 points for his free skate.

"The quality of composition (of my free skate program) has definitely improved compared to last season and I'm eager to create strong, attacking choreography," said Hanyu, revealing that he plans to jump three of the five quads in the second half of the program when the scores are multiplied by a bonus factor of 1.1.

Hanyu earlier announced that he has selected Chopin's "Ballad No. 1" for his short program, also the same music he used two seasons ago for his 2-minute, 50-second program.

Competitors are free to use the music of their choice, but it is uncommon for a skater to reuse a piece as Hanyu plans to do.

But the Japanese believes the right song can make or break a program, and these two songs will help turn his Olympic goal into reality, making him the first person in 66 years to win two consecutive gold medals in men's singles figure skating at the Olympics.

"My goal for the season? Of course, I want to win a second gold," Hanyu said.

内文同上:
Hanyu returns to ‘Onmyoji’ soundtrack for Olympic season
http://www.japantimes.co.jp/sports/2017/08/09/figure-skating/hanyu-returns-onmyoji-soundtrack-olympic-season/#.WYq-wtFw-61

★★★

Figure skating: Hanyu to skate to 'Onmyoji' during Olympic season
August 10, 2017 (Mainichi Japan)
http://mainichi.jp/english/articles/20170810/p2g/00m/0sp/017000c

TORONTO (Kyodo) -- Reigning Olympic champion Yuzuru Hanyu said Tuesday he will be using the soundtrack from the film "Onmyoji" (The Yin-Yang Master) for his free skate program in the 2017-2018 season, including at the Pyeongchang Winter Olympics.

Speaking to reporters in Toronto where he is currently training, Hanyu said he has long been planning to use the music from the popular 2001 Japanese movie.

It will be the second time he performs to the piece. He set his free skate routine to it throughout the 2015-2016 season, when he took men's figure skating to a new level.

That season, Hanyu broke the world free skate score record several times, skating to the Japanese-themed music where he portrayed a 10th-century Japanese astronomer Abe no Seimei.

At the Grand Prix Final in Barcelona in December 2015, Hanyu received a record-shattering total of 330.43 points, 219.48 in the free and 110.95 in the short, with two of the three -- total score and short program score -- still standing as world records.

"I was able to perform well to that music, so I knew I wanted to use it in the Olympic season. I've been saving it for this occasion," Hanyu said.

Six months out from the games in South Korea, the 22-year-old has been working on his quad jumps in training. He plans to add a fifth quad to the free skate routine he put together for the world championships in Helsinki in April, when earned his second world title by racking up a world-record 223.20 points for his free skate.

"The quality of composition (of my free skate program) has definitely improved compared to last season and I'm eager to create strong, attacking choreography," said Hanyu, revealing his plan to jump three of the five quads in the second half of the program -- when jumps scores are multiplied by a bonus factor of 1.1.

Hanyu earlier announced he has selected Chopin's "Ballad No. 1" for his short program, also the same music he used two seasons ago for his 2-minute, 50-second program.

"Maybe I had a few doubts about (using the same music) for the short program but I knew before going into last season that I would use Onmyoji for the free (this season)."

Competitors are free to use the music of their choice, but it is uncommon for a skater to reuse a piece as Hanyu plans to do.

But the Japanese believes the right music can make or break a program, and these two pieces will help turn his Olympic goal into reality. He is aiming to be the first person in 66 years to win two consecutive Olympic gold medals in men's figure skating.

"My goal for the season? Of course, I want to win a second gold," Hanyu said.

Hanyu added he was comfortable with the way he is skating and did not feel any pressure to rewrite his world records in the short and the free programs.

"There is not really any pressure. I am feeling comfortable with my skating. My jumps, spins and steps -- I have made all of the elements my own and I am not thinking about anything extraneous."

Asked what would be required to defend his Olympics title, Hanyu said, "The most important thing is to skate cleanly. If I can do that then the results will follow naturally."

★★★

2016-17赛季 新闻报导索引

Skate Canada Autumn Classic International
2016.09.03 - 初戦 ACI
2016.09.29 - ACI 首日练习 新闻报导 / 图集
2016.09.30 - ACI SP 新闻报导 / 图集
2016.10.01 - ACI FS 新闻报导 / 图集
2016.10.02 - 4Loop 认定
2016.10.02 - web sportiva - 羽生結弦が世界初の4回転ループを成功させても喜んでいないわけ(折山淑美)
2016.10.03 - web sportiva - 羽生結弦、不満が残った初戦に 「こういう状況は一番楽しいです」(折山淑美)
Bev Smith report on ACI

Read more