野口美恵
世界選手権で金を獲れないようじゃ、まだまだまた新しい扉を開ける存在になりたい文・野口美恵(スポーツライター) 2016年4月、世界選手権にて取材今季は史上初の300点超えを2度果たし、“絶対王者”の呼び名も拝した羽生結弦選手。2016年最終戦の世界選手権…
選手の数だけそれぞれの物語がある。笑顔、涙、怒り……こうした表情とともにこれまで多くの名場面が生まれてきた。後世まで脳裏に刻んでおきたいフィギュアスケートの記憶を写真で切り取る。「羽生結弦 世界選手権男子FS(2012年)」 【写真:Enrico Calderon…
国別対抗戦で日本は3位に終わったが、羽生はSPとFSでともにトップに立ち実力を見せた。 (Takuya Sugiyama)4月19日、国別対抗戦の試合が終わり、残すはエキシビションのみとなった朝のことだ。羽生結弦は不機嫌な様子でインタビューに答えていた。他の選手が…
すべての出来事がマイナスだけじゃない僕の好きなスケートを滑れる、幸せなシーズン文・野口美恵(スポーツライター) 2015年3月29日、上海にて取材誰も予想できない波乱のシーズンだった。10月の衝突事故だけでなく、12月末には手術、そして2月に捻挫を負っ…
同刊载于 「Number」852号 氷上でのしなやかな演技と、胸に秘めた勝利への強い執念を原動力として、世界タイトルを総なめにした19歳。その素顔は、どこまでも独特だ。前人未踏の荒野を歩む若き王者が、激闘の先に追い求めるものを訊いた。 (摄影: Yukihito T…
文・野口美恵(スポーツライター) 2014年4月10日、都内にてインタビュー2013~2014シーズンは羽生結弦の独壇場だった。2013年12月のグランプリファイナル、ソチ五輪、世界選手権とフィギュアスケートの3大タイトルを総なめ。子供の頃からの夢だった王者の座…
金メダルを手に微笑む羽生結弦。会見ではライバル、コーチ、先人たちへの感謝を語った。(能登直) 羽生結弦は2014年2月14日、日本男子フィギュア初となる五輪金メダルを獲得した。19歳の少年が成し遂げた快挙。その背景には、羽生の力を最大限に開花させた、…
演技前の羽生結弦は、見ている者にもその集中が伝わるほどの表情だった。史上初の100点越えで首位ターンに成功し、世界の頂点をかけてフリーに挑む。 羽生結弦の勢いが止まらない。フィギュアスケートの男子ショート、羽生はすべてのジャンプを成功させ、史…
練習で好調にジャンプを決めた羽生結弦。同じ時間帯に練習を行なっていたプルシェンコも、羽生の動きに視線を送っていた。(能登直) 日本王者の羽生結弦と“フィギュアの皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、そして世界王者のパトリック・チャン(カナダ…
GP2戦で王者と対戦 気付いた心 カナダ、フランスで王者チャンと対戦した羽生。2大会を経て成績以上の手応えをつかんだ【Getty Images】「集中の仕方が変わってきたのかも。バランス……ですかね」。フランスでのエリック・ボンパール杯(11月15〜17…
僕はどれだけ変われるか。期待を胸に、少年は海を渡った。様々な試練に取り組み、自分の内面と向き合う日々の中で、やがて天賦の才は花開き、心もしなやかに成長を遂げていた。地元宮城で行なわれたNHK杯では、高橋大輔を抑えて初優勝。GPファイナルに挑む17…
文・野口美恵(スポーツライター) 2012年11月25日、NHK杯後に宮城にて NHK杯ではショートで自らの持つ世界歴代最高点を更新し、GPシリーズ初優勝。飛躍のシーズンを過ごす羽生結弦選手に、新拠点カナダでの生活、そしてソチ五輪への思いなどを聞いた。ショ…
- 羽生部分节录 表彰式で笑顔を見せる小塚(左)、高橋(中)、羽生(右)【坂本清】羽生結弦、フリー1位も「悔しい」 フリーで1位と高得点をマークした羽生【坂本清】 そしてフリー。今季、確実にしつつある4回転トゥループを見事に成功させ、波に乗った…
ロシア杯で日本人最年少のGPシリーズ初優勝を飾った羽生【森美和】 GPシリーズ最終戦となるロシア杯。羽生結弦はショート2位からの逆転で、GP初優勝を決めた。ファイナル進出のためには優勝しかない背水の陣で、2位と0.03点差という、首の皮一枚…