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2010.03.20 - 河北新報 - 羽生、仙台拠点に五輪「金」目標

フィギュア・羽生、仙台拠点に五輪「金」目標
河北新報 2010年03月20日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100320t14013.htm

http://i.imgur.com/plinD3x.jpg

フィギュア世界ジュニアで優勝し、今後の抱負を語る羽生結弦選手=2010年3月18日、仙台市泉区のアイスリンク仙台
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(8~14日・オランダ)男子シングルで、羽生結弦(15)=宮城FSC、仙台市七北田中3年=が初優勝した。今季は出場したジュニア大会をすべて制覇。4月からは東北高(仙台市)に進学し、2014年のソチ冬季五輪出場を目指す。意気込みを聞いた。(聞き手は道下寛子)

 ―選手権を制した感想は。
 「朝練習するなど、2週間前からこれまでにないくらい準備した。得点が出た瞬間は驚き、うれしかった」
 ―優勝できた要因は。
 「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がすべて決まり、加点をもらえたことが大きい」
 ―フリー、トータルで自己ベストだった。
 「目標だった舞台で自己ベストを出すのは簡単ではない。ショートプログラムが自己ベストに届かない中、フリーでそれを挽回(ばんかい)するだけの演技ができてよかった」
 ―今季、出場したジュニア大会すべてで頂点に立った。
 「昨季はトリプルアクセルの練習に時間を割かれ、ほかの練習が減っていた。今季は安定してきたので表現力、全体の流れの練習に時間が使えた。今季の大会でトリプルアクセルが1回も跳べないことはなく、自信になった」
 ―4月から東北高に進む。宮城に残ることを選んだのは。
 「今の練習環境を変えたくなかった。多くの日本選手は海外に行っているが、真の日本代表という感じがしない。本当の日本代表、宮城県出身選手として大会に出たい」
 ―来季、シニアに挑戦するのか。
 「分からない。挑戦したい気持ちはあるが、まだ実力が備わっていない。ジュニアで力をつけてから行きたい」
 ―シニアの選手と比べて足りないものは。
 「すべてが足りない。今は、スピンで回転数が足りなくて点を落としたりしている。表現力、スケーティング技術も満足ではない」
 ―来季の目標は。
 「4回転ジャンプに挑戦したいが、まずはすべての大会で自己ベストを更新する。たくさん練習して自信を付けたい」
 ―将来の目標は。
 「ソチ冬季五輪は目標。だが、先のことはあまり考えず、とにかく今できることを確実に行わなくてはと思っている」
 ―宮城県民は五輪で荒川静香さんに続く金を期待している。
 「それが一番の目標。(荒川さんに続き)『フィギュアスケートで金を取ったのは、男女とも仙台の人だった』と言われるようにしたい」
<はにゅう・ゆづる> 4歳でスケートを始め、2004年に初めて出場した全国大会の全日本ノービス選手権で優勝。08年から全日本ジュニア選手権で2連覇、全国中学校大会で3連覇。09年12月のISUジュニアグランプリファイナルで初優勝。目標の選手はエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)とジョニー・ウィア(米国)。170センチ、53キロ。仙台市泉区出身。