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2010.12.30 - sanspo - 【おしゃべりマイク】羽生、成長の1年

【おしゃべりマイク】羽生、成長の1年
sanspo 2010.12.30
「フィギュア王国は仙台! 名古屋! どっち?」
 こんな前振りが、全日本フィギュアスケート選手権(12月24~27日)の中継放送でありましたが、今回は名古屋に軍配が上がりました。
 仙台はフィギュアスケート発祥の地(1897年=明治30年=ごろ、米国人のデブィソンが仙台城の堀で日本で初めて子供たちにフィギュアスケートを教えたという説がある)。そんな思いから始まった「Sendai Winter Park」。杜の都、仙台の夜を彩るスケートリンクが街のど真ん中に誕生。3年目を迎えた今年もたくさんの人たちがスケートを楽しみました。
 その最終日の28日、羽生結弦(はにゅう・ゆずる)選手(東北高1年)が全日本の疲れも見せず、フィナーレを飾ってくれました。今シーズンからシニアに参戦した羽生選手。惜しくも全日本では表彰台を逃しましたが、確かな成長を見せてくれました。
 まずショートプログラムでは、冒頭のトリプルアクセルをはじめ、すべてのジャンプをミスなくまとめました。課題のスケーティングも上々の評価。シーズンベストを更新する得点をマークし、2位発進という自分でも納得の演技でした。
 しかし、フリーでは前半のジャンプをミスしてしまい、勢いに乗れないまま演技を終了。目標にしていた高橋、織田、小塚の3強を崩すことができず、悔しい4位という結果でした。
 しかし、確実に手応えを感じる大会でもありました。男子選手としては珍しいイナバウアー、ビールマンスピン。これは小さい頃からの羽生選手のお家芸ですが、エキシビションで見せた力強い動きも今回の新たな発見でした。サイズ(1メートル69)を生かした大きな演技、甘いマスク、しっかりした受け答え、大きくステップアップした2010年だったと思います。
 3月東京開催の世界選手権の代表は逃したものの、2月の四大陸選手権の代表枠に入りました。今回の経験が生きるはずです。(仙台放送アナウンサー・浅見博幸)