2013.02.10 - sportsnavi - 羽生・高橋、この敗戦を世界選手権の起爆剤に

- 羽生部分节录

羽生、逆転許すもオーサーコーチ「この結果を糧に」

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唇をかみしめながら、得点発表のモニターを見つめる羽生(左)とオーサーコーチ【坂本清】

 一方の羽生も、結果こそ銀メダルだが、内容を考えれば到底満足できるものではない。時折冗談を交えながらも「調子が良かっただけに、この結果は悔しい」と負けん気をのぞかせた。そんな愛弟子に温かいエールを送るのはブライアン・オーサーコーチだ。
「ユヅルにとって重要なのは、今日の経験を経て強くなること。彼はとても強い人間だということが分かっているので、この結果を糧にさらに強くなってくれると思う。今日学んだこともたくさんあるし、きっと彼はさらに強くなるよ。今回の結果は決して恥ずかしいものではない」
 羽生の調子が良かったことはオーサーコーチも認めており、だからこそ「今日の演技にはビックリした。彼の平均的な力を出せば簡単に勝てた試合だった」と本音も明かした。と言って、今回の出来にガッカリしているわけではない。大きな大会を勝つためには今回のような経験が必要になるのだという。
「キム・ヨナを教えていたときもそうだったが、グランプリファイナルで2位に終わったことをモチベーションに五輪に臨むことができたように、私自身の経験から知っているんだ。むしろ、今日の演技が完璧だったら、逆に心配していたと思う。ユヅルの目からは強い決意を感じているし、世界選手権まで4週間もあるからね。きっと彼は世界選手権で期待に応えてくれると思うよ」

 高橋、羽生に共通するのは、今回の敗戦はこの先まで尾を引きずるネガティブなものではないということ。むしろ、3月の世界選手権(カナダ)への良い起爆剤になるだろう。この2日間大阪でもれた溜息は、きっと1カ月後のカナダでは大歓声に変わるはすだ。
「目標を合わせているのは世界選手権。課題を修正しながら完成形を目指したい」(羽生)
「今回の結果を世界選手権につなげないといけない。こんな演技をしていたら絶対ダメですから」(高橋)
 何より、日本の2枚看板が逆襲へ早くも闘志を燃やしている。

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