2014.01.31 - 索契冬奥 - OP分组

羽生憧れのプルシェンコと公式練習同組
nikkan 2014年2月1日9時37分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/p-sochi-tp0-20140201-1251665.html

 フィギュアスケートで金メダルを狙う羽生結弦(19=ANA)が、尊敬してやまない「ロシアの皇帝」と練習から競演することになった。ソチ五輪組織委員会が1月31日に発表した男子シングルの公式練習のグループ分けで、日本と開催国ロシアが同組に入った。ただ1人のロシア代表は02年ソルトレーク大会で銀、06年トリノ大会で金、10年バンクーバー大会で銀と3つのメダルを獲得したエフゲニー・プルシェンコ(31)。羽生にとって幼少期から憧れる特別な人物だ。

 羽生は小さいころ、髪形をプルシェンコと同じ「マッシュルームカット」にしていたほどの熱狂的ファン。昨年の全日本選手権でソチ五輪代表を決めた時も、心はロシアに飛んでいた。フリー翌日の一夜明け取材で「(プルシェンコが)もしかしたら出るといううわさがあるので、それはまたすごいな」と興奮を隠さなかった。その時はまだ代表に決まっていなかったが、年末のロシア選手権、さらに異例となった年明けの代表選考テストを経て、開催国のスーパースターはソチで4度目の五輪を戦うことが決まった。

 羽生は3日に現地入りする予定で、早ければ4日午後の練習で同じリンクに立つ可能性がある。同じ試合で戦ったことはなく、「一緒に戦えたら幸せだろうな」と思い描いた夢は、ソチで現実になる。相当に気分上々で、試合を戦えそうだ。

 なお、発表された女子シングルの練習グループ分けでは、日本はエストニア、グルジア、スロバキアと同組。浅田真央のライバル金妍児がいる韓国とは別組となった。