2014.02.25 - sportsnavi - 羽生「胸に金メダル、誇らしい」 ソチ五輪日本選手団 帰国会見

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帰国会見に出席したソチ五輪メダリストの(左から)小野塚、竹内、羽生、平野、平岡【スポーツナビ】

 ソチ五輪で冬季史上2番目に多い8個のメダルを獲得した日本選手団が25日午前、日本に帰国した。帰国後、都内で記者会見が行われ、橋本聖子団長をはじめとする役員、田畑真紀副将(スピードスケート/ダイチ)や羽生結弦(フィギュアスケート/ANA)らメダリストが参加した。
 今大会唯一の金メダリストとなった羽生は「たくさんの応援を頂き、金メダルを胸に下げて日本に帰ってきたことをとても誇らしく思います」と喜びを語るとともに、「演技内容については満足していないので、五輪チャンピオンらしい演技ができる、強いスケーターになっていきたい」と今後に向けて抱負を述べた。
 以下、出席者による会見と一問一答。

橋本聖子団長
古川年正副団長
伊東秀仁総監督

田畑真紀(スピードスケート/ダイチ) ※副将
小笠原歩(カーリング/北海道銀行) ※旗手
羽生結弦(フィギュアスケート/ANA)
竹内智香(スノーボード・アルペン/広島ガス)
平野歩夢(スノーボード・ハーフパイプ/バートン)
平岡卓(スノーボード・ハーフパイプ/フッド)
小野塚彩那(スキーフリースタイル・ハーフパイプ/石打丸山クラブ)

- 羽生部分节录

羽生 たくさんの応援を頂き、こうやって金メダルを胸に下げて日本に帰ってきたことをとても誇らしく思います。ただ僕自身、演技の内容については満足しているわけではありません。ショートプログラムでは納得できる良い演技ができましたが、(フリースケーティングは)これからも続く課題となる演技となってしまったので、今後はオリンピックチャンピオンとしてチャンピオンらしい演技ができる、強いスケーターになれるよう精いっぱい頑張っていきます。


羽生、五輪王者の肩書を背負って

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日本フィギュアスケート男子に初の金メダルをもたらした羽生結弦【スポーツナビ】

――羽生選手へ、日本に帰ってきた今の率直な思いと、何が一番したいか?
羽生 日本にこうやって最高の結果を持って帰れて本当にうれしいですし、本当に誇りに思うんですけれども、それよりもオリンピックというもののの注目度、関心の高さをあらためて記者会見を通して感じています。こういう関心の高い大会だからこそ、最高の評価を頂いて、見ている方々に何かを伝えられたのではないかと思います。
 ただ、日本に帰ってきてやりたいことは何かと言われると、特にないですし、どちらかといえば早く練習して、世界選手権に向けて一生懸命頑やりたいなと思います。

――今大会は10代の選手から40代の選手まで幅広い世代の選手が活躍したが、そのことについては?
羽生 10代の中に僕も入れてすごくうれしいと思いました。自分自身まだ、金メダルを取れるとは思っていませんでしたし、まだまだ実力が足りないなと。特にフリーの演技でもあらためて実感したので、これからまたオリンピックチャンピオンとしてこの肩書をしっかりと背負っていけるくらい強い人になりたいと思います。


それぞれの報奨金の使い道は?
羽生 震災の寄付であったり、フィギュアスケートのリンクへの寄付だったり、そういうふうに使おうと今の段階では思っています。

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次回2018年平昌五輪に向けて、また新たな戦いの日々が始まる【スポーツナビ】


――羽生選手、オリンピックという場でパトリック・チャン選手に勝ったことに特別な感慨はありますか? また平昌での2連覇をイメージしていますか?

羽生 特にパトリックと戦ったという感覚はありません。僕にとってオリンピックとは単なる試合という位置付けでもありましたし、実際メダルを掛けたときには違いましたが、実際に試合をやっているときには自分との闘いがフィギュアスケートの一番の大事なところだと思いましたので、しっかりと自分をコントロールする、しっかりと集中する、自分の演技をするということを心掛けていました。
 平昌オリンピックについては、現役は続行したいと自分の中で思っていますが、2連覇とかそういうことはあまり考えずに日々精進していって、目の前の世界選手権でまず金を取れるように、オリンピックチャンピオンとしてふさわしい人間になれたらいいなと思います。

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