2016.09.13 - TCSCC Media Day

资讯台新闻中译 [文] - part 1, part 2, part 3, part 4, part 5,
Yuzurink 中译 [文] - 一问一答: 1, 2 / 音乐科普

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http://i.imgur.com/GRnnuEi.png
http://www.joehisaishi.com/information/2016/09/post_143.html

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羽生結弦…4回転ループも披露「試合で跳べるジャンプを作っていきたい」
2016年9月14日7時57分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20160914-OHT1T50093.html
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練習の合間にコーチと話す羽生(右)
フィギュア男子で14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(21)=ANA=が13日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。今季のプログラムを明かし、ショートは米人気ロック歌手プリンスの「Let’s go crazy」、フリーは「Hope&Legacy」をテーマに久石譲氏の「View Of Silence」などを使用する。
 この日は氷上に出てから5分も経たないうちに、高さのあるトリプルアクセルをきれいに着氷してみせた。左足甲靱帯損傷の影響で2か月氷から離れ、安静とリハビリを経た不安を感じさせなかった。TVカメラ5台、約30人の報道陣が見守る中で「かなり集中した。見られる機会が少ないので刺激が入って良かった」と笑顔をみせた。
 公式戦で成功すれば世界初となる大技、4回転ループも披露した。ショート、フリーでともに冒頭に組み込む予定。現在の成功率は50%程度だという。「プログラムに入れられる確率になってきている。入れるからには、跳べないと意味がない。試合で跳べるジャンプを作っていきたい」と力強く挑戦を表明した。
 今季は18年平昌五輪のプレシーズンとして重要になる。初戦はオータム・クラシック(29日~10月1日、モントリオール)の予定。「五輪まで出る試合数は限られる。1つ1つ、丁寧に、しっかりやっていきたい」と話した。

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羽生 カナダで練習を公開 4回転ジャンプ盛り込んだ演技披露
9月14日8時33分 - NHK News Web
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160914/k10010685071000.html
フィギュアスケートの羽生結弦選手が13日、拠点にしているカナダで練習を公開し、難易度の高い4回転ジャンプを盛り込んだ今シーズンの演技を初めて披露しました。
羽生選手はソチオリンピックで金メダルを獲得し、再来年のピョンチャン大会で連覇を目指しています。羽生選手は13日、カナダ・トロントの練習拠点で今シーズンのショートプログラムとフリーの演技を初めて報道陣に披露しました。このうち、ショートプログラムは、ボーカルが入ったアップテンポな曲を使用し、これまで試合で跳んだ選手がいない4回転ループを冒頭に盛りこんでいます。羽生選手は、ジャンプの前後に難しい滑りを入れながらも成功させていました。一方、フリーは日本の作曲家、久石譲さんのピアノの曲で冒頭の4回転ループをはじめ後半にも2種類の4回転ジャンプを跳ぶなど難しい構成となっています。
羽生選手は去年から左足甲のじん帯を痛めていますが、世界最高得点の更新を狙える高いレベルの新しい演技の練習をおよそ2時間にわたって披露しました。羽生選手は、「カメラが入って気合が入ったし集中した練習ができた。足の痛さはあるが自分の出来ることはほとんど出来ている。かなり挑戦的な演技構成になっているが挑戦することで得られるものがある。オリンピックに向けて1つ1つの質を大事にしていきたい」と話していました。

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羽生4回転ループ挑戦「入れるからには跳べなきゃ」
2016年9月14日8時39分 - nikkansports
http://www.nikkansports.com/ajaxlib/root/sports/news/1709611.html
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カナダ・クリケットクラブで練習を公開し、今季のSPとフリーを披露した羽生結弦
フィギュアスケート男子の世界最高記録保持者、羽生結弦(21=ANA)が13日、カナダ・トロントで練習を公開し、今季のショートプログラム(SP)とフリーを初公開した。
 SPは、プリンスの「レッツゴークレイジー」。昨季までのピアノ曲から一転、アップテンポの曲で新境地に挑む。また、ジャンプでは、冒頭にまだ誰もISU(世界スケート連盟)公認の試合で成功したことのない4回転ループを組み込む。さらに4回転サルコー、3回転サルコーの連続技、3回転半(トリプルアクセル)と続く高難度の構成となる。この日は2度曲を通し、3つのジャンプをそろえることは出来なかったが、うち1回で4回転ループを成功させた。羽生はSPについて「見ている人が楽しめるプログラムだと思う。1つ1つの音、声に注意を傾けながら滑っていきたい」と意欲をみせた。
 フリーは、久石穣作曲の2曲を編集した「Hope&Legacy」。「クラシカルな曲で、さらに日本人の方が作曲したということで和のテイストも含まれている。『バラード』で培った音の取り方と『SEIMEI』で学んだ表現をさらにグレードアップさせたものにしたい」と、昨季のSP、フリーの良い要素を抽出した内容だ。現段階で予定するジャンプ構成は、4回転ループ、4回転サルコー、3回転フリップ、(以下得点が1・1倍になる後半)4回転サルコー+3回転トーループ、4回転トーループ、3回転半+2回転トーループ、3回転半+1回転ループ、3回転サルコー、3回転ルッツ。SP、フリーともに、昨季より基礎点が高い内容となり、昨季マークしたSP110・95点、フリー219・48、合計330・43点それぞれの世界最高得点更新も十分ありうる。
 左足甲のケガで氷上での練習は6月からとスタートが遅れ、いまだ完治した訳ではないが「ケガ明けのシーズンとは思っていない」ときっぱり。4回転ループも「入れるからには跳べなきゃ意味がない」と、初戦のオータムクラシック(9月29日開幕)から果敢に挑戦する構えだ。
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(instagram: nikkansports)
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(instagram: nikkansports)
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(instagram: nikkansports)

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羽生、成功すれば史上初!4回転ループに挑戦/フィギュア
2016.09.14 09:11 - sanspo
http://www.sanspo.com/sports/news/20160914/fgr16091409110001-n1.html
 フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は13日、カナダのトロントで練習を公開し「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」として大技の4回転ループに挑むことを明らかにした。国際スケート連盟公認大会で成功例はないが、ショートプログラム(SP)とフリーの両方に入れる。
 今季の新プログラムも発表し、SPはプリンスのロック調の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲氏の音楽を組み合わせたピアノ曲で題名は「ホープ&レガシー」となった。練習では4回転ループの出来にばらつきがあったが、フリーは4回転を従来の2種類3本から3種類4本に増やす方針。
 「シーズンを通してこういう挑戦をしていくことで絶対に得られるものは大きい」という。昨季はSP、フリー、合計で全て世界歴代最高点を出しており、記録更新も視野に入れる。オフは左足のけがで約2カ月間療養したものの、昨季と同様にオータム・クラシック(9月29日開幕・モントリオール)が初戦となる予定。(共同)

羽生、4回転ループ挑戦へ 成功すれば史上初 (内容同上)
2016/9/14 9:29 - nikkei http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK30137_U6A910C1000000/

 <羽生結弦>4回転ループに挑戦へ
2016.09.14 - 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201609/2016091401000927.html
【トロント共同】フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は13日、カナダのトロントで練習を公開し「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」として大技の4回転ループに挑むことを明らかにした。国際スケート連盟公認大会で成功例はないが、ショートプログラム(SP)とフリーの両方に入れる。
 今季の新プログラムも発表し、SPはプリンスのロック調の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲さんの音楽を組み合わせたピアノ曲で題名は「ホープ&レガシー」となった。
羽生結弦、4回転ループに挑戦へ 成功すれば史上初  (内容同上)
2016年9月14日 09時19分 - 東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016091401000927.html
羽生結弦、4回転ループに挑戦へ 成功すれば史上初  (内容同上)
2016/9/14 09:19 - 共同通信 47NEWS http://this.kiji.is/148584068419747847
羽生結弦、4回転ループに挑戦へ 成功すれば史上初  (内容同上)
2016/9/14 - JOC.or.jp http://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=8285
羽生結弦、4回転ループに挑戦へ 成功すれば史上初  (内容同上)
2016年9月14日09時19分 - 朝日新闻 http://www.asahi.com/articles/GCO2016091401000927.html

羽生結弦、4回転ループに挑戦へ
2016.09.14 - Daily Sports Online
http://www.daily.co.jp/general/2016/09/14/0009486861.shtml
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練習を公開、調整する羽生結弦=トロント(共同)
【トロント共同】フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は13日、カナダのトロントで練習を公開し「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」として大技の4回転ループに挑むことを明らかにした。国際スケート連盟公認大会で成功例はないが、ショートプログラム(SP)とフリーの両方に入れる。
 今季の新プログラムも発表し、SPはプリンスのロック調の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲さんの音楽を組み合わせたピアノ曲で題名は「ホープ&レガシー」となった。

羽生、4回転ループに挑戦 成功すれば史上初
2016.9.14 09:45 - sankei
http://www.sankei.com/smp/photo/story/news/160914/sty1609140007-s.html
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 フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は13日、カナダのトロントで練習を公開し「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」として大技の4回転ループに挑むことを明らかにした。国際スケート連盟公認大会で成功例はないが、ショートプログラム(SP)とフリーの両方に入れる。
 今季の新プログラムも発表し、SPはプリンスのロック調の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲さんの音楽を組み合わせたピアノ曲で題名は「ホープ&レガシー」となった。練習では4回転ループの出来にばらつきがあったが、フリーは4回転を従来の2種類3本から3種類4本に増やす方針。
 「シーズンを通してこういう挑戦をしていくことで絶対に得られるものは大きい」という。(トロント共同)

羽生、4回転ループに挑戦=練習公開、左足の回復順調-フィギュア
2016年09月14日09時54分 - jiji
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016091400189&g=spo
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練習する男子フィギュアの羽生結弦=13日、トロント
【トロント時事】フィギュアスケート男子で昨季グランプリ(GP)ファイナル3連覇を果たした羽生結弦(ANA)が13日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、今季は4回転ループに挑戦することを明らかにした。左足甲の靱帯(じんたい)損傷で約2カ月療養したが、「ほとんど自分のしたいように練習できるようになった」と順調な回復を強調した。
 プログラムは一新。ショートプログラム(SP)は4月に急死した米人気歌手プリンスさんの「レッツゴー・クレイジー」を、フリーは久石譲さん作曲の音楽を選んだ。4回転ジャンプは、これまで跳んでいたトーループやサルコーより難度が高いループを入れ、SPで2度、フリーでは4度跳ぶ高難度の構成にした。
 練習で何度も着氷した4回転ループは、公式戦で成功すれば史上初。現在の完成度は「50%ぐらい」と言うが、「初戦からしっかり跳べるようにしたい」と意欲を示した。
 30日のオータム・クラシック(モントリオール)が今季初戦となる。 

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【新シーズン控え一問一答】 羽生「演技構成ががらりと変わる」
2016.9.14 10:07 - sanspo
http://www.sanspo.com/sports/news/20160914/fgr16091410070002-n1.html
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記者会見する羽生結弦=トロント(共同)
フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪金メダルの羽生結弦(ANA)は13日、カナダのトロントで練習を公開。新シーズンを控え、羽生ははつらつとした表情だった。(共同)
 --左足のけがで滑らなかった期間は何をしていたか。
 「歩くことでの衝撃が結構あったので、それを省こうとした。移動や普段の生活、治療へいく時や食料を調達する時以外、基本は歩かなかった。その間は自分の演技を見たり他の人の演技を見たりしてジャンプってこうやって跳ぶのかな、ああやって跳ぶのかなと考えた」
 --今季のテーマは。
 「4回転ループを初挑戦するという意味では演技構成ががらりと変わる。その上で、ただジャンプを跳ぶだけではなく一つ一つの質やプログラムの流れを大事にしていきたい」
 --万全で迎えるシーズンではない。
 「もちろん完璧な準備ができているとは限らないが、自分が今までシーズン前にやってきたことで一個も後悔していることはない。前を向いてしっかりやりたい」
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羽生結弦、4回転ループに挑む 競技会で決まれば世界初
2016年9月14日13時28分 - 朝日新闻
http://www.asahi.com/articles/ASJ9G2DMDJ9GUTQP007.html
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笑顔で練習場へと向かう羽生結弦
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練習の準備をする羽生結弦
フィギュアスケートの2014年ソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(ANA)が、今季の新しいプログラムに4回転ループを組み込む。13日(日本時間14日)、本人が明らかにした。競技会で成功すれば、世界初となる。
羽生はこの日、拠点のカナダ・トロントで報道陣に練習を公開した。ショートプログラム(SP)、フリーともに昨季から一新し、SPは今年4月に急逝した米国のロック歌手・プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは作曲家・久石譲氏の楽曲で構成した「Hope & Legacy」に乗って舞う。4回転ループはSP、フリーともに冒頭で跳ぶ予定だ。
羽生はこれまで、アイスショーなどで4回転ループを披露してきたが、昨季は左足の甲を負傷し、実戦では跳ばなかった。今季は6月から練習を再開し、調整中だ。「フリーでは4回転を四つ。かなり挑戦的ではありますが、シーズンを通して、挑戦をしていくことによって、絶対に得られるものが大きいと思うので、しっかりやっていきたいと思う」と意気込んだ。30日からのオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)で今季初戦を迎える予定。
 フィギュアのジャンプは得点の高い順に、アクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコー、トーループの6種類がある。昨季は金博洋(中国)が4回転ルッツに成功。宇野昌磨(中京大)は4回転フリップを世界で初めて成功させた。(山下弘展)

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「4回転ループ、まだ50%の出来」 羽生結弦一問一答
2016年9月14日13時30分 - 朝日新闻
http://www.asahi.com/articles/ASJ9G41Y6J9GUTQP018.html
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練習中、ブライアン・オーサー・コーチ(左)と話す羽生結弦
フィギュアスケートの本格的なシーズン開始を前に、羽生結弦(ANA)が13日(日本時間14日)、カナダ・トロントで、今季にかける思いを報道陣に語った。プログラムはショートプログラム(SP)、フリーともに一新。4回転ループへの挑戦と、向上心が尽きることはない。
主なやりとりは次の通り。
 ――左足甲のケガで滑らない2カ月間は、どう過ごしていましたか。
 「とにかく1カ月半くらい何もできなかった。まず歩くの禁止。車いすまでにはなっていないですが、歩くことによっての衝撃が結構あったので。普段の生活で治療にいくときや、食料を調達するとき以外は、基本、歩かなかったです。その間は、自分の演技や他の選手の演技をみて、いろいろ考えました。大学の勉強がちょうど時期的に重なっていたので、勉強もしました」
 ――それだけスケートから離れるのは、現役生活で初めてですか。
 「ここまで長いのは初めてだと思います。(東日本大)震災のときも、周りの方々に助けてもらって滑ることができましたから」
――スケートへの思いが、より鮮明になりましたか。
 「滑らないときはすごくつまんなかったので。本当に好きなんだな、と、すごく思いました。すごく、スケートが恋しくなった時期でもあったし。休んだことは意味があったと思います」
 ――今季挑戦する4回転ループは、決まれば世界初です。現時点での出来は。
 「まだ50%くらい。ただ、きれいに跳べているときもあります。ソチ五輪シーズンのときの4回転サルコーも、練習では70~90%くらい降りていたジャンプだったのに、跳べた試合は少なかった。やっぱり、試合の時に跳べるジャンプを、しっかりつくっていかなきゃいけないなと思っています」
 ――フリーでは4回転ジャンプが4度です。3度のときとは体の負担は違いますか。
 「違いますね。あとは気持ちの問題も違います。まず1本目のループを降りたとしても、あと3本ある、後半に入っても、あと2本あるって思ってしまうので。試合でやってみて、いろいろ感覚をつかまなきゃいけないなと思っています」(構成・山下弘展)

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羽生、さらに高難度挑戦=平昌五輪へ準備の年-フィギュア
2016/09/14-16:50 - jiji
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091400662&g=spo
http://i.imgur.com/TKgzukr.jpg
練習する羽生結弦。今季は4回転ループに挑戦する=13日、トロント
【トロント時事】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が13日、練習拠点のカナダ・トロントで、新たに高難度の4回転ループに挑戦する今季のプログラムを発表した。2018年には、2大会連続金メダルが懸かる平昌五輪を控える。2シーズンかけて磨くというより、「今季からしっかり跳びたい。試合で入れるということは、跳べないと意味がない」と意気込む。
 4回転ループを、これまで公式戦で成功した選手はいない。羽生はショートプログラム(SP)、フリーとも最初のジャンプに入れ、この日の公開練習では何度も着氷した。フリーでは後半にトリプルアクセル(3回転半)の連続ジャンプを2度跳ぶプログラムは、「自分が持っている技術で、最大限のパフォーマンスができる構成」と言う。
 昨季はSP、フリー、合計の全てで世界最高得点をマークした。ただ、重圧もあって世界選手権では2位。けがで滑れない時期に、練習への取り組み方や「自分のスケートとはどういうものか」を考え、気持ちを整理した。
 新プログラムを高い精度で演じれば、昨季を超える得点が出る可能性も秘めるが、重視するのはそこではない。ブライアン・オーサー・コーチは「昨季はピークがやや早過ぎた。今季は世界選手権に合わせていきたい」。シーズン全体を冷静に捉え、まずは3年ぶりの世界王者復帰を見据える。

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羽生、SPをプリンス氏の曲で構成
2016年9月14日 17時23分 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160915/k00/00m/050/001000c
「レッツ・ゴー・クレイジー」 4回転ループ織り込み
【トロント田中義郎】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が13日、当地で練習を公開し、今季のプログラムに4回転ループを織り込むことを明かした。ショートプログラム(SP)は米歌手、プリンス氏の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲氏のピアノ曲を使った「ホープ&レガシー」で構成する。羽生の一問一答は次の通り。
 −−SP、フリーに4回転ループが入る。成功すれば史上初となるが。
 羽生 今日の練習でも跳べているときはきれいに跳べたと思う。試合で跳べるジャンプをしっかり作っていかないといけない。
 −−プリンス氏の曲でSPを演技する際のこだわりは?
 ◆エキシビションのように楽しめるプログラムでありつつ、競技プログラムとしての難しさ、内容の濃さがある。テンポ、リズムが刻まれている曲でボーカルもある。一つ一つの音に注意を傾け、自分自身がリズムに乗り、滑ることができればいい。
 −−フリーの曲は?
 ◆ピアノ曲でクラシックだけど、日本の方が作っているからこその和のテイストが含まれていると思う。去年まで培ってきたバラードの音の取り方など学んだ表現力も含め、グレードアップしたものになればいいと思う。
 −−昨季、故障した左足の状態は良好か?
 ◆左足の故障箇所を、気をつけながらやっているつもり。自分の練習したいようにできるようになってきた。
 −−故障で氷の上に立てない時期は?
 ◆最初歩くのは禁止状態だった。治療に行く時、食料を調達する時以外は基本的に歩かなかった。その間は自分の演技を見たり、他の選手の演技を見たりした。大学の勉強が時期的に重なっていたので、いい感じで勉強もしながらできた。  

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羽生が練習公開 今季は4回転ループ挑戦、強い決意見せる
2016年9月14日 18:22 - sponichi
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/09/14/kiji/K20160914013356130.html
フィギュアスケート男子のソチ冬季五輪金メダリスト、羽生結弦(ANA)が13日、拠点とするカナダのトロントで報道陣に練習を公開し、今季は4回転ループに挑むことを表明した。2018年平昌五輪のプレシーズンは、新たな武器で自身の世界歴代最高得点のさらなる更新を目指す。
 新しくしたショートプログラム(SP)とフリーの両方に組み込み「試合に入れるということは跳べないと意味がない」と、国際スケート連盟の公認大会では前例のない大技の成功に意欲を燃やした。この日は世界王者のフェルナンデス(スペイン)も練習するリンクで精力的に跳んだ。鮮やかに決める場面がある一方でミスもあり「自分の感覚ではまだ50パーセントぐらい」と語った。
 2位だった昨季世界選手権後のオフシーズンは左足甲の靱(じん)帯損傷で約2カ月間療養したため、準備は全体的に遅れているが、初戦のオータム・クラシック(9月29日開幕・モントリオール)にはフリーで4回転ジャンプを4度も跳ぶ自身初の超高難度な演技構成で臨む。向上心旺盛な日本のエースは「けが明けのシーズンという気持ちはない。自分の最大限のパフォーマンスができるのはこういう構成」と強い決意で新シーズンを迎える。(共同)

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Figure skating champion Hanyu set to include quad loop jumps in short, free programs
September 14, 2016 - Mainichi Japan
http://mainichi.jp/english/articles/20160914/p2a/00m/0sp/018000c
http://i.imgur.com/r3bM001.jpg
Yuzuru Hanyu is seen performing at the "New Year on Ice" exhibition, on Jan. 16, 2016. (Mainichi)
TORONTO -- Olympic figure skating champion Yuzuru Hanyu said he will be performing quad loop jumps in both short program and free competitions this season as he is expected to debut his new routine in the 2016 Autumn Classic International in Montreal starting on Sept. 29.
"I've only met 50 percent of my performance goals. I'll have to work on my jumps to be ready for competitions," the three-time figure skating Grand Prix Final champion told reporters on Sept. 13.
If Hanyu pulls off successful quad loop jumps in both short and free programs, it will be the first such performance in history and could boost his scores.
Hanyu will be performing his short program routine to late pop legend Prince's song "Let's Go Crazy" and free skating to a piece called "Hope & Legacy" composed by Joe Hisaishi, who has created music for many Studio Ghibli movies. His performance routines for both programs include a quad loop jump at the beginning.
"I really enjoy performing the short program with this upbeat song. I'm using classical music for the free program, but there is a hint of Japanese tunes in it and I hope I can show the improved performance and execution skills I have learned through performing my free program last season," Hanyu commented.
Hanyu damaged his Lisfranc ligament in his left foot last season and was told by doctors in April this year he needed two months for full recovery. He then took six weeks to rest and started a rehabilitation program.
"I can now practice like I did before," Hanyu said, stressing that the recovery process has been smooth.

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羽生、新構成で飛躍狙う フリーで4回転ループ フィギュア
2016年9月15日05時00分 - 朝日新闻
http://www.asahi.com/articles/DA3S12559598.html
 フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が今季、新たな境地に挑む。フリーは、まだ競技会で誰も成功していない4回転ループなど、3種類の4回転ジャンプを4度跳ぶ構成にした。確実に成功すれば、自らの持つ世界最高得点を超える可能性も十分だ。
 羽生は13日(日本時間14日)、拠点のカナダ・トロントで報道陣にログイン前の続き練習を公開。「今季はもっとレベルアップしなきゃいけない。自分の最大限のパフォーマンスができるのは、こういう構成かな、と思ってつくりました」と今季のプログラムを明らかにした。
 フリーは4回転ループから始まり、4回転サルコーと、冒頭から4回転ジャンプが続く。基礎点が1・1倍になる演技後半でも、4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプ。その後に4回転トーループの単発ジャンプがある。
 他の3回転ジャンプも加えた八つのジャンプ要素の基礎点を合計すると、87・53点になる。これは、4回転ジャンプを3度跳び、世界最高得点をたたき出した昨季のグランプリ(GP)ファイナルのフリーの79・89点を大きく上回る。
 ただ、羽生は左足甲を痛め、3月末からの世界選手権を終えてからは2カ月間も氷に乗らず、治療に専念していた。「体への負担は相当違います。試合をやってみて、いろいろ感覚をつかまなきゃいけないなと思っています」。まずは9月30日からのオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)で、構想を形にする。(山下弘展)

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羽生、大技投入へ!4回転ループは「プログラム入れられる」/フィギュア
2016.9.15 05:02 - sanspo
http://www.sanspo.com/sports/news/20160915/fgr16091505020001-n1.html
http://i.imgur.com/SsasK3l.jpg
羽生は公開練習で新たに挑戦するループなど3種類の4回転ジャンプを披露した (共同)
 【トロント(カナダ)13日(日本時間14日)】ソチ五輪フィギュアスケート男子金メダルの羽生結弦(21)=ANA=が、拠点の当地で練習を公開。今季はショートプログラム(SP)とフリーともに、国際スケート連盟公認大会で成功例がない4回転ループに挑むことを明かした。
 「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」
 これまでエキシビションなどで成功させていた大技を満を持して投入する。2位だった昨季世界選手権後のオフは左足甲の靱帯損傷で約2カ月間療養。この日の練習は出来にばらつきがあったが、フリーは4回転を従来のサルコー、トーループの2種類3本から、ループを加えた3種類4本に増やす。
 また新プログラムも発表。SPはプリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲さんの音楽を組み合わせたピアノ曲「ホープ&レガシー」となった。今季初戦はオータム・クラシック(9月29日開幕、モントリオール)の予定。

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羽生 史上初4回転ループ挑戦「プログラムに入れられる確率に」
2016年9月15日 05:30 - sponichi
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/09/15/kiji/K20160915013360240.html
フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(ゆづる、21=ANA)が13日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、ショートプログラム(SP)、フリーの両方に国際スケート連盟(ISU)公認大会で成功例のない4回転ループを組み込むことを明かした。史上初の大技を武器に、今季初戦のオータム・クラシック(29日開幕、モントリオール)で好スタートを切る。
 誰も成功したことがない大技が、羽生をさらなる高みへと押し上げる。昨季もエキシビションでアタックしてきた4回転ループに今季、ついに試合で挑戦する。「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になってきている」。4回転ループはアクセルや、金博洋(中国)が取り入れるルッツ、宇野昌磨が成功したフリップより難度は低くなるが、まだ大会での成功例はない。トレーニングでは4回転ループの出来にばらつきがあったが、SP、フリーともに冒頭に組み込む。
 昨季はNHK杯でSP106・33点、フリー216・07点、合計322・40点と世界最高得点をマーク。GPファイナルでSP110・95点、フリー219・48点、合計330・43点と更新したものの、羽生の進化は今季も止まらない。昨季までフリーはサルコー、トーループで4回転は2種類3本だったが、ループも跳ぶ今季は3種類4本に。「試合に入れるということは、跳べないと意味がない」。ジャンプの基礎点の合計は上がり、世界最高得点を塗り替えることも十分可能だ。
 今季の新プログラムも発表。SPは2季連続で「バラード第1番」を使用していたが、プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」に3季ぶりにチェンジ。ピアノ曲から一転、アップテンポな曲調で新境地を開く。フリーは久石譲さんの音楽を組み合わせたピアノ曲で題名は「ホープ&レガシー」となった。
 左足リスフラン関節じん帯損傷で、オフは約2カ月の療養を強いられた。「歩くことでの衝撃が結構あったので、それを省こうとした。移動や普段の生活、治療へ行く時や食料を調達する時以外、基本は歩かなかった」。氷上練習の再開は6月とスタートが遅れたが、「ケガ明けのシーズンという気持ちはない。自分の最大限のパフォーマンスができるのはこういう構成」と高難度プログラムへ意欲十分。18年平昌五輪のプレシーズンとなる重要な今季、羽生がライバルを圧倒する。

 【4回転ジャンプの基礎点】
 ♢4回転アクセル 基礎点は15点。唯一前向きに踏み切るジャンプで、最も高い難度を誇る。成功した選手はまだいない。
 ♢4回転ルッツ 基礎点は13・6点。爪先をつき反対の足のエッジ外側で踏み切る。中国の金博洋が昨季、GPシリーズなどで成功。
 ♢4回転フリップ 基礎点は12・3点。ルッツとは反対に、エッジの内側に体重をかけて踏み切る。昨季最終戦で宇野昌磨(中京大)が世界で初めて成功した。
 ♢4回転ループ 基礎点は12・0点。両足をそろえた助走から跳ぶ直前に足がクロスし、爪先を使わず踏み切る。成功例はない。
 ♢4回転サルコー 基礎点は10・5点。踏み切り直前に両足をハの字に開くのが特徴で、エッジ内側に体重をかけ反対の足を前方に振り上げる。成功例は多数。
 ♢4回転トーループ 基礎点は10・3点。エッジ外側に重心をかけ反対の足の爪先を突いて跳ぶ。現在の男子上位陣のほとんどがマスターしている。

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羽生、世界初4回転ループで前人未到の世界最高得点更新へ
2016年9月15日6時0分 - スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20160915-OHT1T50050.html
 【トロント(カナダ)13日=大和田佳世】フィギュアスケートで2014年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(21)=ANA=が13日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。今季のプログラムを披露し、ショート(SP)、フリーとも冒頭に、公式戦で成功すれば世界初となる大技の4回転ループに挑戦。昨年12月のGPファイナルで出した世界歴代最高得点を超える難易度で、連覇がかかる18年平昌五輪のプレシーズンを戦っていく。
 羽生が異次元の演技構成に挑む。公開練習の前半、米人気ロック歌手プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」に乗せたSPの冒頭に大きく跳び上がった。4回転ループに成功した。その後に披露したフリーでも再び跳んだ。「入れるからには跳べないと意味がない」。この日の出来は「50%程度」とばらつきはあったが、強い覚悟を表明した。
 4回転ループは国際スケート連盟(ISU)公認大会で成功例はないが、羽生自身は過去にエキシビションで跳んでいる。本来は昨季の世界選手権(4月、米ボストン)で挑戦する意向だったが、左足甲負傷の影響で回避していた。
 今季は18年平昌五輪のプレシーズン。「かなり挑戦的」という構成は、フリーの4回転ジャンプが昨季の2種類3本から3種類4本に増え、ジャンプの基礎点だけで7・64点アップする。
 昨年12月のGPファイナル(バルセロナ)ではSP、フリー、合計の3つで世界最高得点を出し、男子初の3連覇を飾った。その後、ギネスに認定された記録の更新は十分に射程圏内だ。肉体的、精神的にも負担が増えるが「ステップからジャンプに入ることが多いので、どう体を使うか、何度も想定してやっている」と迷いはない。宇野昌磨(18)=中京大=が、ループより基礎点の高い4回転フリップを世界で初めて成功させたことも「悔しかった」と力に変えている。
 左足のけがが影響し、調整は遅れている。世界選手権後に「全治2か月の安静」と診断された。6月に氷上練習を再開し、左足に最も負担がかかるトウループは2週間前に解禁したばかり。「正直、焦りはある」と明かしたが、この日はリンクに出てから5分もたたずに、高さのあるトリプルアクセルを鮮やかに着氷した。
 今季初戦はオータム・クラシック(29日~10月1日、モントリオール)を予定している。「五輪まで出られる試合数は限られる。丁寧に、しっかりやっていきたい」。最高の演技を追い求め、まずは昨季の自分を超える戦いが始まる。
 ◆4回転ジャンプ 6種類あり、難易度はトウループ(基礎点10.3)、サルコー(10.5)、ループ(12.0)、フリップ(12.3)、ルッツ(13.6)、アクセル(15.0)の順で上がっていく。フリップは4月に世界で初めて宇野が成功。昨季、金博洋(中国)はフリーで3種類を組み込み、四大陸選手権ではルッツ、サルコー、トウループと4トウループ+2トウループのコンビネーションで4度成功させた。アクセル、ループの成功者はいない。
 ◆羽生の世界最高得点 15年11月のNHK杯は初めて4回転ジャンプを2度跳ぶ構成でSPは世界新の106.33点でトップ。フリーも4回転ジャンプを3度入れて世界新となる216.07点を出して、合計も史上初の300点超えとなる322.40点で圧勝。2週後のGPファイナルでは、SPは演技構成で10点満点を獲得するなど110.95点と世界新を更新。フリーも219.48点を出し、合計330.43点と、2戦連続の“トリプル世界新”を出した。

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羽生「普通に練習できている。けが明けシーズンという気持ちはない」…一問一答
2016年9月15日6時0分 - スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20160915-OHT1T50055.html
フィギュアスケート・羽生結弦(21)=ANA=が13日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。以下、一問一答。
 ―左足の状態は?
 「見ての通り、普通に練習できている。けが明けシーズンという気持ちは全くない」
 ―療養中の2か月は何をしていたか?
 「自分や他の選手の演技を見たり。大学の勉強ができた」
 ―けがをしない体づくりなど考えたことは?
 「選手はみんな、どこか痛かったりするもの。けがに対する恐怖感はない。練習への取り組みはすごく考えたりした。大きなけがをしたことによっての考え方はついた」
 ―4回転ループを初めてプログラムに入れる。
 「試合で跳べるジャンプを作っていかないといけない。今まで難しいジャンプを組み込んだ1年目はどういう感覚になっていたか、踏まえて練習していきたい」
 ―五輪のプレシーズン。位置づけは?
 「プレシーズンだから、という感じはない。一つひとつの試合に丁寧に向き合って、結果や内容を分析して課題を見つけて、練習を確立していきたい」

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羽生結弦がさらなる進化へ挑戦表明4回転ループ
2016.9.15 - Daily Sports Online
http://www.daily.co.jp/general/2016/09/15/0009489214.shtml
 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリスト、羽生結弦(ANA)が13日、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、今季は4回転ループに挑むことを表明した。18年平昌五輪のプレシーズンは、自身の世界歴代最高得点のさらなる更新を目指す。
 新しくしたショートプログラムとフリーの両方に組み込み「試合に入れるということは跳べないと意味がない」と、国際連盟の公認大会では前例のない大技の成功に意欲を燃やした。この日は鮮やかに決める場面がある一方でミスもあり「自分の感覚ではまだ50パーセントぐらい」と語った。
 初戦のオータム・クラシック(9月29日開幕・モントリオール)にはフリーで4回転ジャンプを4度も跳ぶ自身初の超高難度な演技構成で臨む。

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羽生、今季プログラムに4回転ループ 試合で跳べるジャンプ作る
2016年9月15日 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160915/ddm/035/050/107000c
【トロント田中義郎】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が13日、当地で練習を公開し、今季のプログラムに4回転ループを織り込むことを明かした。ショートプログラム(SP)は米歌手、プリンス氏の曲「レッツ・ゴー・クレイジー」、フリーは久石譲氏のピアノ曲を使った「ホープ&レガシー」で構成する。羽生の一問一答は次の通り。
 −−SP、フリーに4回転ループが入る。成功すれば史上初となるが。
 ◆今日の練習でも跳べているときはきれいに跳べたと思う。試合で跳べるジャンプをしっかり作っていかないといけない。
 −−プリンス氏の曲でSPを演技する際のこだわりは?
 ◆エキシビションのように楽しめるプログラムでありつつ、競技プログラムとしての難しさ、内容の濃さがある。テンポ、リズムが刻まれている曲でボーカルもある。一つ一つの音に注意を傾け、自分自身がリズムに乗り、滑ることができればいい。
 −−フリーの曲は?
 ◆ピアノ曲でクラシックだけど、日本の方が作っているからこその和のテイストが含まれていると思う。去年まで培ってきたバラードの音の取り方など学んだ表現力も含め、グレードアップしたものになればいいと思う。
 −−昨季、故障した左足の状態は良好か?
 ◆左足の故障箇所を、気をつけながらやっているつもり。自分の練習したいようにできるようになってきた。
 −−故障で氷の上に立てない時期は?
 ◆最初歩くのは禁止状態だった。治療に行く時、食料を調達する時以外は基本的に歩かなかった。その間は自分の演技を見たり、他の選手の演技を見たりした。

羽生、世界初4回転ループで世界最高「更新したい」
2016年9月15日9時46分 - nikkansports
http://www.nikkansports.com/sports/news/1710120.html
【トロント(カナダ)13日=高場泉穂】フィギュアスケート男子の羽生結弦(21=ANA)が、超高難度な演技構成で世界歴代最高点の更新を狙う。当地の練習拠点で練習を公開し、今季の演技を披露した。ショートプログラム(SP)とフリーに国際スケート連盟(ISU)公認大会で成功者のいない4回転ループを組み込み、フリーでは4回転4本に初挑戦。SPにはロック調のプリンスの曲を選ぶなど、合計300点超えを成し遂げた昨季以上の挑戦の年と位置付けた。
 転んでも、傾いても4回転ループを跳び続けた羽生の顔はいきいきしていた。
 4月の世界選手権後、左足甲の治療のため約1カ月半、完全静養した。リハビリを経て、本格的にジャンプを跳べるようになったのはここ2、3週間のこと。「滑らないときはすごくつまらなかった。本当にスケートが好きなんだな、と思いました。休んだことは意味があったと思います」
 あらためて湧き上がったスケートへの思いが挑戦へと体を動かす。左足への負担が少ないということもあり、かねて練習してきた4回転ループを組み込むと決めた。ISU公認大会で決まれば世界初。「まだ(成功率は)50%くらい」だが、「跳べるジャンプを作っていきたい」と、9月の今季初戦から跳ぶ予定だ。
 さらに、久石譲作曲の2曲をアレンジしたフリー「ホープ&レガシー」では、4回転を従来の2種類3本から3種類4本に増やし、世界歴代最高点を出した昨季を上回る超高難度の構成に挑む。「1本目のループを降りたとしても、あと(4回転が)3本ある、後半に入っても、あと2本あるって思ってしまう」。超えるべき新たな山を見つけたように、羽生はいかに難しいかを楽しそうに語った。
 ジャンプだけではない。SPにはプリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」を選んだ。昨季までのピアノクラシックから一転、ロックにダンスミュージックが融合した80年代の曲。「アップテンポで見ている方も楽しめる。1つ1つの音に注意を傾け、自分もノリながら滑っていきたい」と、初めてのジャンルで幅を広げる。
 昨季の得点こそが壁だ。プレッシャーは「時々あります」。だが、気づいたことがある。「どのシーズンでもそうなんですが、自分の最高を更新したい、自分の今できる最高の演技がしたいと常に思っていた。思い返してみると何も変わらない」。挑戦することこそが、自分のスケート人生だ。「毎年毎年そう思ってきたし、今回も最高のプログラムになる」。滑れること、挑戦することへの喜びを胸にシーズンが始まる。
 ◆昨季と今季の基礎点の差 世界歴代最高得点を出した昨季12月のGPファイナルと今季(予定)のジャンプの技術点の基礎点を単純比較すると、今季の方が昨季よりSPで1・7点、フリーで7・64点上回る。ともに羽生にとって最高難度の構成となることが分かる。ただ、得点には基礎点に出来栄え点が加点され、スケート技術など演技構成点でも差がつく。例えば、昨季の4大陸選手権フリーでルッツを含む4種類4本の4回転ジャンプを史上初めて成功した金博洋(中国)は基礎点は101・20点だったが、出来栄え点と演技構成点を合わせて合計191・38点。羽生の昨季のGPファイナルのフリーの基礎点は95・19点で、合計は219・48点だった。 

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