2017.03.30 - Worlds Day 4 OP + SP 新闻报导

羽生結弦4回転ループ1度も跳べず…不安の最終調整
nikkan 2017年3月30日16時24分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1799950.html
 日本時間30日午後6時半から始まるフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム(SP)に登場する日本勢が30日午前、ヘルシンキの会場で最終調整を行った。
 最終第6組の第1滑走で、3季ぶりの頂点を狙う羽生結弦(22=ANA)は軽いアップの後、すぐにSP曲に合わせた練習を行った。最初の4回転ループは着氷が乱れ、続く4回転サルコー-3回転トーループはきれいに成功。最後のジャンプ3回転半(トリプルアクセル)は跳んだ瞬間にゆるみ、失敗した。その後の時間を使い、4回転ループを何度も試みたが、1度も跳べず、不安を残したまま練習を終えた。
 一方、羽生に続く滑走順32番の宇野昌磨(19=中京大)は2月のアジア冬季大会から着用する青い衣装で登場。SPに予定している4回転フリップ、同トーループを決めるなど絶好調だった。

★★★

羽生、“曲かけ”で4回転ループ成功も練習終盤では会心の一本出ず
スポーツ報知 2017年3月30日17時46分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170330-OHT1T50141.html
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は30日に男子ショートプログラム(SP)が行われる。3季ぶりの王座奪回がかかる羽生結弦(22)=ANA=は30日午前、会場での公式練習に参加した。SPの「レッツ・ゴー・クレイジー」の曲かけでは、冒頭の4回転ループを空中での軸が傾きながらも着氷させた。続く4回転サルコー―3回転トウループは鮮やかに成功。しかし最後の得意の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)が2回転半になる珍しいミスが出た。
 練習終盤は4回転ループを6本連続で集中的に試みるも、会心の一本は出ないまま練習を終えた。
 羽生は日本時間午後11時、宇野昌磨(19)=中京大=は11時6分、初出場の田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は9時31分に登場予定。

★★★

世界フィギュア・談話
jiji 2017/03/30-23:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017033001335&g=spo
◇ふがいない
 羽生結弦 非常に悔しい。ふがいない。経験がなぜこんなに生かされないのか。4回転サルコーは軸が後ろに倒れていた。結果が出ないと、練習してきたとは言えない。

★★★

羽生、連続ジャンプ失敗は「実力が足りない」 フリーは「絶対にノーミスにしたい」/フィギュア
sanspo 2017.3.30 23:58
http://www.sanspo.com/sports/news/20170330/fgr17033023580010-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権第2日(30日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけた36人による男子ショートプログラム(SP)で、全日本選手権覇者の宇野昌磨(19)=中京大=が世界歴代3位となる104・86点で2位につけた。3季ぶりの世界一を目指すソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=は98・39点で5位、初出場の田中刑事(22)=倉敷芸術科学大=は73・45点で22位だった。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=が世界歴代2位となる109・05点で首位に立った。フリーは4月1日に行われる。
 「楽しむことはできたけど、なんだかんだいってまたサルコー-トーループを失敗してしまったので、そこはすごく悔しい。仕方がない。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果がこれなので、実力が足りないと思った」
 プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」に乗った羽生は、冒頭の4回転ループを成功させたが、続く4回転サルコー-3回転トーループは、サルコーの着氷が乱れ、トーループが2回転に。後半のトリプルアクセルは着氷し、演技後は両腰に手を当てた。
 「すごく楽しかった。結果は結果なのでしっかり重く受け止めてフリーへ向けて全力を尽くしたい。絶対にノーミスにしたい。一つ一つ丁寧にやりながら、最後まで集中したい」
 2015年12月のグランプリ(GP)ファイナルで合計330・43点の世界歴代最高得点を出した日本のエースが、5位から巻き返しを図る。

★★★

羽生結弦は痛恨…連続ジャンプで膝つくミス
daily  2017.3.30
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/30/0010050903.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出たが、懸命な演技を見せた。得点は98・39点だった。
 冒頭の4回転ループを着氷。続く4回転サルコーからのコンビネーションで左膝をついてしまった。この後、2回転のジャンプを入れたがこれが連続ジャンプとして認められず。100点超えはならなかった。3回転トリプルは高さのあるジャンプで着氷した。
 今回も表現力の面では曲目の「Let’s Go Crazy」を歌うプリンスをほうふつとさせる演技を見せた羽生だが、発表された得点には少し顔をしかめていた。コーチのオーサー氏も採点に不服そうだった。

★★★

羽生SP5位に自戒「本当、実力たんないな」 スタート遅れも響く
daily  2017.3.30
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/30/0010051284.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ) 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出た上に、スタート遅れによる減点も入り、98・39点で5位と出遅れた。
 4回転ループを着氷させた後のコンビネーションジャンプに落とし穴があった。4回転サルコーを降りた後に左膝付近をついてしまうミス。何とか2回転のジャンプをねじ込んだが、これが認められず得点を落とした。さらに、スタートの遅れによる減点が1点入ったのも痛かった。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、またサルコーを失敗してしまったので、すごい悔しいです」と顔をしかめる羽生は、「リダクション(減点)ついてくるとは思わなかったんですけど、仕方ないですね。集中した結果がこれなので、本当、実力たんないなと思いました」と自分を戒めた。
 SPで100点超えが3人出るハイレベルな争いになった。「結果が結果なので、明後日のフリーへ向けて全力を尽くしたいと思います。絶対ノーミスしたいなと重いっているので、一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中したいと思います」と静かに闘志を燃やした。

★★★

羽生5位「実力が足りない」
スポーツ報知 2017年3月31日0時10分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170331-OHT1T50007.html
羽生「楽しむことはできたとおもうが、なんだかんだいってサルコウをまた失敗してしまったので、そこはすごく悔しい。(連続ジャンプで)ディダクション(減点)がついてくるとは思わなかったが、仕方ない。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果まだこれなので、本当、実力が足りないなと思った。すごく楽しかった。だだ結果は結果なので重く受け止めて、あさってのフリーに向けて全力を尽くしたい。絶対ノーミスしたい。一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中し切りたい」

★★★

羽生5位に「実力足りないな」フリーで巻き返す「絶対ノーミス」
sponichi 017年3月31日 00:18
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/30/kiji/20170331s00079000011000c.html
 羽生結弦(22=ANA)は4回転サルコーのミスが響きSP5位。「(冒頭の4回転)ループがきれいに決まって、集中した結果これなので実力足りないなと思いました」と淡々と振り返った。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、なんだかんだいってまた(4回転)サルコー失敗してしまったので、そこはすごく悔しいです」。前日に行われた公式練習ではジャンプの失敗が続いた一方、最後は4回転サルコーを5連続で決める意地も見せていたが、本番では着氷後に膝をつくミスが出てしまった。
 5位とは言え、上位3人が100点以上というハイレベルな戦い。首位のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)には10点以上の差をつけられたが、「結果は結果なので、重く受け止めて、明後日のフリーに向けて全力を尽くしたいなと思います。絶対ノーミスにしたいなと思っているので、1つ1つ丁寧に最後まで集中してやりたいなと思っています」と巻き返しを誓った。

★★★

羽生結弦悔しいSP5位「実力足りないなと思った」
nikkan 2017年3月31日0時19分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800090.html
<フィギュアスケート:世界選手権>◇30日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)
 3季ぶり2度目の優勝を目指す2014年ソチ五輪王者の羽生結弦(22=ANA)は、98・39点でまさかの5位スタートとなった。
 2本目のコンビネーションジャンプで4回転サルコーの着氷が乱れた。体勢を整え直して、すぐさま2回転トゥーループでリカバリーしたかに見えたが、基礎点(10・5点)に届かず、出来ばえ点での減点が響いた。
 演技を終えた羽生は悔しさいっぱいの表情だった。
 「(演技を)楽しむことはできたけど、なんだかんだ言ってまたサルコーを失敗してしまった。悔しいです。集中してループが決まった後これ(失敗)だったので実力足りないなと思った」と、早口でまくし立てた
 ソチ冬季五輪の行われた2014-15年のシーズンに初優勝を飾った後、2大会連続の2位に終わり悔しさをぶつける大会だった。
 「(SPの)結果は結果で重く受け止めてフリーに臨みたい。ノーミスにしたいし、1つ1つ丁寧に。演技に集中したい」。羽生はフリーへ向け、厳しい顔つきで巻き返しを誓っていた。

★★★

またつまずいたサルコー=自分責める羽生-世界フィギュア
jiji 2017/03/31-00:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017033100020&g=spo
 またも鬼門。羽生は序盤に連続ジャンプで組み込んだ4回転サルコーでつまずいた。着氷が乱れて大幅な減点。5位にとどまり、「非常に悔しい。ふがいない。経験がなぜ生かされないのか」。自らをなじるような言葉を並べた。
 サルコーは着氷で崩れながらも懸命に2回転トーループを付けたが、単発扱いとなった。2月の四大陸選手権でもSP、フリーともに失敗している。冒頭の4回転ループを鮮やかに決めただけに、もう一つの得点源を生かせない現状が歯がゆい。
 名前をコールされてから30秒以内に演技を開始できず、違反で1点を失った。し烈な上位争いにあって決して小さくはないミスだったが、それすら気にならないほど演技への悔いが大きかった。
 一つのジャンプのミスが、大きく響く。四大陸で新鋭のチェンに敗れて痛切に感じていたことを、またも思い知らされた。首位のフェルナンデスまで10点余り。厳しい点差を付けられたが、「金メダルを取りたいので、しっかり修正する」。3年ぶりの王座奪回はまだ、諦めていない。

★★★

羽生は5位発進
asahi 2017年3月31日00時30分
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z5TLGK3ZUTQP023.html
 5位の羽生結弦の話 「楽しむことは出来たと思うけれど、またサルコーを失敗したのですごく悔しい。ディダクション(減点)がついてくるとは思わなかったけれど、仕方ないですね。ループがきれいに決まってしっかり集中した結果がこれなので、実力が足りないなと思った。結果は結果なので重く受け止めて、明後日のフリーに向けて全力を尽くしたいと思う。(フリーは)絶対ノーミスでしたいと思うので、一つ一つ丁寧にやりながら、最後まで集中しきりたい」

★★★

羽生、減点重なる「すいません、うーん…」 フィギュア
asahi 2017年3月31日00時53分
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z4QZCK3ZUTQP01H.html
(30日、フィギュア世界選手権 男子SP)
 開始が遅れたマイナス1点に、4回転サルコーが大きく乱れた減点が重なった。羽生は「うーん……。非常に悔しいです。すいません。うーん……」とうなった。
 冒頭の4回転ループは今季最高の出来で、次の4回転サルコーも跳び上がりは良かったという。ただ、「映像を見ると、後ろに軸が倒れていた」。自分の感覚でもわからないくらいの小さなズレがきっかけで、着氷でもう一方の足をついてしまった。
 シーズン前、今季のSPをプリンスの曲に決めた時に、プリンスの他の曲にも触れた。心に残ったのは「成功の前に失敗を知らなければならない」という歌詞だったという。
 超高難度のSPは今季、完全に成功といえる演技ができなかった。しかし、平昌五輪に向け、課題が残ったほうが、さらに闘志を燃やすタイプだ。高い壁に立ち向かい、失敗してもまた立ち上がることが、人が生きる本質だと思っているという。「どんな人もそう。同じなんですよね。人生って」。そう話し、スポーツに取り組む喜びを語ったことがある。
 「フリーで(4回転)サルコーがあと2回ある。そこに向けて集中したい」(後藤太輔)

★★★

羽生SP5位「非常に悔しい。悔しいです」次は修正、逆転必ず!
sponichi  2017年3月31日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/03/31/kiji/20170331s00079000070000c.html
 言葉がすぐに出てこなかった。演技を終えてインタビューエリアに現れた羽生は「非常に悔しいです…。すみません。悔しいです、ハイ」と言葉を絞り出した。
 冒頭で4回転ループをきれいに決めた。だが、続く連続ジャンプでは4回転サルコーを降りた際に後方へバランスを崩し、強引に跳んだ2回転は得点に認められなかった。今季成功率2割の“鬼門”の連続ジャンプでまたミスが出た。さらに名前が呼ばれてから30秒以内にスタート位置につかなかったことから「スタート遅れ」により1点減点されるミスも。「実感はなかった。自分のルーティンでやった」と振り返ったが、得点は自己ベストより12・56点低い98・39で5位。ライバルの宇野、フェルナンデス、チャンらが自己ベストを出す中、取り残された形となった。世界選手権のSPでトップ3を外すのは9位だった13年(最終4位)以来だった。
 左足甲を痛めて約2カ月始動が遅れた16〜17年シーズン。昨季はNHK杯、GPファイナルで世界最高得点を連発するなど前半戦でプログラムを完成させたが、今季はこの世界選手権での完成を目指してきた。17歳の新鋭チェンに負けた2月の四大陸選手権後は、拠点のトロントで曲をかけて滑り切る練習を繰り返し、ジャンプを集中的に跳んできた。四大陸選手権の最大の敗因は3位と出遅れたSPで4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプをミスしたこと。同じ失敗を繰り返してしまった。「ループは一番きれいに跳んだのに、サルコーが痛い。なんでこんなに経験が生かされないのか。ふがいない気持ちでいっぱいです」と唇をかんだ。
 4本の4回転ジャンプに挑むフリーは今季、ミスをしなかったことがない。首位とは10点以上の差がついたが、羽生は「金メダルを獲りたいので、しっかり修正します」ときっぱり。五輪王者はまだ諦めてはいない。

★★★

羽生、超ハイレベル決戦でジャンプ1つのミス響いた「悔しい」5位
スポーツ報知 2017年3月31日5時40分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170331-OHT1T50063.html
◆フィギュアスケート世界選手権 第2日 ▽男子ショートプログラム(30日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
 【ヘルシンキ(フィンランド)30日=高木恵】男子ショートプログラム(SP)で3季ぶりの王座奪回を目指す羽生結弦(22)=ANA=は98・39点の5位と出遅れ。震える声で「悔しい」と6度繰り返した。史上初めて3人が100点を超えるハイレベル決戦で、4回転サルコー1つのミスが響いた。
 跳んだ瞬間はいけると思った。「降りた時に『あれ?』って思った」。羽生は4回転サルコーで着氷が乱れ、左足を氷についた。1つのミスが重くのしかかった。
 「非常に悔しい。今季は毎回毎回、悔しいばかり言っている。何でこんなにも経験が生かされないかなあ。ノーミスしたい気持ちが強かった。いやあ、ふがいない」
 自分への怒りからか、声が震える。5分間で「悔しい」を6度絞り出した。冒頭の4回転ループは自身最高の2・43点が加点されただけに悔いが残る。
 フリーでの逆襲を誓った。コールから30秒でスタート位置につく規定を違反し1点の減点を食らうなど、かみ合わない1日だった。世界選手権は15、16年とSP首位発進。SP3位以内を外すのはソチ五輪前の13年の9位以来だ。「終わって映像を見たらサルコーは軸が後ろに倒れていた。直します」と反省した。100点超えが3人のハイレベル決戦に「ショートはノーミスじゃなきゃいけない」
 練習では毎日のようにできる「ノーミス」が、試合では今季6戦、一度もできなかった。NHK杯、GPファイナルはともに4回転ループで減点。四大陸選手権は4回転サルコーが2回転になってしまった。四体陸選手権後に「サルコーとループぐらいだったら絶対ノーミスでできる」と力を込めたが、今季を締める大会でも完成形の「プリンス」に到達できなかった。
 左足甲のじん帯を痛めていた昨年より、コンディションは間違いなくいい。「緊張と集中の両立ができている」と精神面も充実。「もちろん金メダルを取りたいので、しっかり修正してきます」。首位との差は10・66点。羽生なら十分、巻き返すことができる差だ。

★★★

羽生結弦まさかSP5位「金メダル取りたい」修正へ
nikkan 2017年3月31日9時43分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1800255.html
<フィギュアスケート:世界選手権>◇30日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)
 3季ぶり2度目の優勝を狙う羽生結弦(22=ANA)は98・39点で5位だった。フリーは明日1日に行われる。
 ハイレベルな戦いの中、羽生が痛恨のミスを犯した。午前の練習で1度もきれいに跳べなかった冒頭の4回転ループは成功。だが続く4回転サルコーの着氷でバランスを崩した。とっさに2回転ジャンプをつけたが、その得点は認められなかった。
 それでも気持ちを切り替え、プリンス「レッツ・ゴー・クレイジー」の曲にのり、観客を魅了。会場中からの拍手で後押しされたが、それでも足りないとばかりに両耳に手をあて歓声を自らあおった。だが、1年かけ、楽しんで磨いてきたプログラムを完璧にこなせなかった悔しさが残った。「なぜ、こんなにも経験が生かされないんだろう。練習してきたことが出せなければ練習してきたとはいえない」と自分を責めた。
 オーサー・コーチからは「今季は、来季の五輪に向けた練習だ」と言われていた。昨季は12月のGPファイナルでピークを迎えSP、フリー、合計ともに歴代最高点を樹立したが、その後はふるわず。今季はそれを踏まえ、2連覇がかかる五輪に備え、2、3月にピークを持ってくる作戦を立てていた。プラン通り、徐々に調子を上げてきたが、大舞台で最高の演技は出来なかった。「金メダルをとりたいので、しっかり修正したい」。3季ぶりの頂点へ、一層心に火がついた。

★★★

羽生、4回転サルコーにミス「ふがいない」5位発進
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051510.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 来年の平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会は、男子ショートプログラム(SP)を行い、3季ぶりの世界一を目指す14年ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=は98・39点で5位発進となった。宇野昌磨(19)=中京大)が世界歴代3位の104・86点をマークし、2位につけた。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が世界歴代2位の109・05点でトップに立った。田中刑事(倉敷芸術科学大)は73・45点で22位。
 世界選手権では、金メダルに輝いたソチ五輪のシーズンに初優勝した後、2大会続けて2位と悔しさを味わってきた。世界一返り咲きを狙う羽生は、課題の4回転サルコーにミスが出て5位発進。表情をこわばらせ、何度も「ふがいない」と悔しがった。
 冒頭の4回転ループは鮮やかに決め、ジャッジから2・43点の加点を引き出した。しかし、4回転サルコー-3回転トーループを予定した連続ジャンプはサルコーの着氷でバランスを崩し、強引に跳んだ2回転は得点に認められなかった。
 2月の四大陸選手権では今季、世界で初めて成功させた4回転ループを含め、フリーで自身初となる4度の4回転ジャンプを成功させた。だが、結果は5度の4回転を跳んだチェン(米国)に敗れて2位。新たなライバルの出現で闘志に火が付いた。その後の1カ月余りは「とにかく(プログラムの)通し練習をすごくやってきた」。拠点のカナダ・トロントでジャンプを集中的に強化してきたが、成果を出し切れなかった。
 2連覇が懸かる平昌五輪も見据えたシーズンの総決算。勝負のフリーへ「もちろん金メダルを取りたい」と巻き返しを期した。

★★★

羽生結弦5位発進も…見せた王者のど根性 膝つきから意地の両手上げジャンプ
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051508.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 男子ショートプログラム(SP)が行われ、3季ぶりの王座奪還を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=は、98・39点で5位発進となった。宇野昌磨(19)=中京大=が104・86点で2位。3連覇を狙うハビエル・フェルナンデス(スペイン)が109・05点で首位に立った。
 「レッツ・ゴー・クレイジー」のギターサウンドが鳴り止むと、羽生は腰に手をあて、息をはいた。「集中した結果、まだこれなので。実力が足りないなと思いましたね。すごく楽しかったです。ただ、結果は重く受け止めて、あさっての試合に全力を尽くしたいと思います」。ジャンプにミスがあり、悔しい出遅れ。ただ、そのミスに羽生の凄みが詰まっていた。
 冒頭の4回転ループを軽やかに決め、挑んだ4回転サルコーからの連続ジャンプ。サルコーで左膝をつくほど着氷が乱れた。しかし、ここからが圧巻だった。すぐに体勢を戻し、両手を上げたダブルトーループをつけた。連続ジャンプには認定されなかったが、意地と根性と驚異のバランス感覚を見せつけた。
 盟友のフェルナンデスが自身の世界歴代最高得点に1・9点差に迫る演技を見せたため、首位との得点差は約11点。1日のフリーへ、「絶対にノーミスしたい。一つ一つ丁寧にやって、最後まで集中しきりたい」。決して簡単な差ではないが、不屈の闘志を持つ羽生なら届かない数字ではない。

★★★

羽生SP5位に自戒「本当、実力たんないな」 スタート遅れも響く
daily  2017.3.31
https://www.daily.co.jp/general/2017/03/31/0010051284.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(30日、ヘルシンキ)
 18年平昌五輪の出場枠をかけた大会で、男子SPが行われた。3大会ぶりの優勝を目指す羽生結弦(22)=ANA=はコンビネーションでミスが出た上に、スタート遅れによる減点も入り、98・39点で5位と出遅れた。
 4回転ループを着氷させた後のコンビネーションジャンプに落とし穴があった。4回転サルコーを降りた後に左膝付近をついてしまうミス。何とか2回転のジャンプをねじ込んだが、これが認められず得点を落とした。さらに、スタートの遅れによる減点が1点入ったのも痛かった。
 「楽しむことはできたと思うんですけど、またサルコーを失敗してしまったので、すごい悔しいです」と顔をしかめる羽生は、「リダクション(減点)ついてくるとは思わなかったんですけど、仕方ないですね。集中した結果がこれなので、本当、実力たんないなと思いました」と自分を戒めた。
 SPで100点超えが3人出るハイレベルな争いになった。「結果が結果なので、明後日のフリーへ向けて全力を尽くしたいと思います。絶対ノーミスにしたいなと思っているので、一つ一つ丁寧にやりながら最後まで集中したいと思います」と静かに闘志を燃やした。

★★★

羽生5位発進に海外メディアは「驚き」 「偉大な日本人選手がSPで苦しむ」
The Answer  2017.03.31
https://the-ans.jp/news/3033/
 30日にフィンランドのヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラム。日本人選手は、宇野昌磨(中京大)が2位、羽生結弦(ANA)が5位スタートとなった。王者・羽生の出遅れについて、海外メディアが「偉大な日本人がSPで苦しんだ」と伝えている。
 カナダ放送局「CBC SPORTS」電子版はSPの結果を速報した。「パトリック・チャンはSPで3位」に続き「スペインのフェルナンデスがトップに立ち、五輪王者のハニュウは驚きの5位」と、羽生の出遅れが予想外の出来事だったと指摘。「今大会の驚きは、ソチオリンピック、そして2014年の世界選手権覇者のハニュウで、現在、表彰台圏外にいる。偉大な日本人選手はSPで苦しみ、98.39点に終わった」と報じている。
 首位に立ったハビエル・フェルナンデスの母国スペインの地元紙「エル・パイス」電子版も「若い世代の台頭を生き残り、世界選手権の首位に立つ」と地元の英雄フェルナンデスの好スタートをレポート。その一方で「ショウマ・ウノが2位で追い、優勝候補と見られていたユズル・ハニュウが5位発進となった」と2人の日本勢の状況も伝えている。
 また、記事では「98.39の得点が出た瞬間、彼は審査員との採点の違いを感じさせる表情を浮かべた」と、羽生が思うように得点が伸びなかったのではないかと推測した。
 男子フリーは現地時間1日に行われる。2位に入った宇野の躍進、そして羽生の追撃はなるか。世界でも注目を集めそうだ。