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2017.04.01 - Worlds Day 6 OP + FS 新闻报导

羽生、公式練習で連続ジャンプ成功!上々の仕上がりで最終調整終える
2017年4月1日16時47分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50195.html
 ◆フィギュアスケート世界選手権 最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)
 男子フリーは日本時間1日午後4時50分に始まる。ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は午前の公式練習に参加。上々の仕上がりで最終調整を終えた。
 「ホープ&レガシー」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループを成功。続く4回転サルコーはパスしたが、今季一度も成功がない後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプはきれいに決めた。その後の4回転トウループが2回転になり肩を落とす場面があったが、直後に4回転トウループ―1回転ループ―3回転サルコーのリカバリーを試して成功させた。練習開始から20分でリンクを上がった。
 羽生は午後8時5分、宇野は8時39分に登場予定。

★★★

羽生結弦、SP5位から巻き返し狙うフリーで世界最高223・20点!
スポーツ報知 2017年4月1日20時16分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50238.html
◆フィギュアスケート世界選手権 第4日 ▽男子フリー(1日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
 男子フリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)98・39点で5位の羽生結弦(22)=ANA=が最終グループ1番手で登場した。
 冒頭の4回転ループを完璧に決め、大歓声に包んだ羽生。続く4回転サルコーも美しく決めた。3回転フリップ、4回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプ、4回転トウループと3回転半―2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツとジャンプはすべて決め、演技終盤から場内は大歓声。演技を終えた羽生は引き締まった表情の中に満足感を漂わせていた。
 アナウンスされた得点は世界最高の223・20点。羽生は会心の表情で両拳を突き上げ、喜びを爆発させた。

★★★

羽生結弦、フリー世界新記録!223・20点
nikkan 2017年4月1日20時25分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801181.html
 羽生結弦(22=ANA)は、フリー演技で自身のもつ世界記録を更新する223・20点。SPとの合計321・59点をマークした。
 冒頭の4回転ループ、4回転サルコーをきれいに跳んだ。中盤には3回転フリップを挟み、4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーションジャンプ。4回転トーループも決め、4本の4回転ジャンプを成功させた。終盤2つのコンビネーションジャンプと、3回転ルッツもクリアし、すべてのジャンプをほぼ完璧に決めた。演技を終えると、思わず安堵の表情がこぼれた。
 SPでは4回転サルコーの着氷でバランスを崩し、コンビネーションジャンプが失敗となり悔しい5位と出遅れていたが、王者らしく立て直したところを見せた。

★★★

羽生 フリー歴代最高得点で逆転V 宇野と1、2位独占 世界選手権
sponichi  2017年4月1日 20:49
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170401s00079000390000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権は1日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子フリーで羽生結弦(22=ANA)は223・20点をマーク。自身が持つフリーの歴代最高得点を更新し、SPとの合計321・59点。SPは5位と出遅れたものの、逆転で3年ぶりの王座奪回を果たした。SP2位と好発進した宇野昌磨(19=中京大)は214・45点、合計319・31点で2位となり、初めて表彰台に上った。
 課題となっている4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを始め、全てのジャンプを成功させ、見たか?と言わんばかりのドヤ顔。得点を確認すると一瞬眼を大きく見開き驚いたが、両手で大きくガッツポーズし喜びをかみ締めた。

★★★

羽生、SP5位から大逆転V!フリー世界歴代最高223・20点で3季ぶり世界王者に
sanspo 2017.4.1 20:54
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040120160013-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけて行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高を更新する223・20点で合計321・59点をマーク。3季ぶり2度目の優勝を飾った。
 19番目に滑走した羽生は冒頭の4回転ループを決めると、SPで失敗した4回転サルコーも着氷。4回転サルコー-3回転トーループ、4回転トーループと4度の4回転を完ぺきに成功させ、演技後に両手を広げた。
 世界選手権では金メダルに輝いたソチ五輪のシーズンに初優勝した後、2大会続けて2位と悔しさを味わってきた。2月の四大陸選手権では4回転ループを含め、フリーで自身初となる4度の4回転を成功させたが、結果は5度の4回転を跳んだネイサン・チェン(17)=米国=に敗れて2位。新たなライバルの出現で闘志に火が付いた。
羽生結弦の話
「疲れた。でも、演技内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた。殻をちょっと(破れた)。最高のご褒美。SPが終わった後、立ち直れないぐらい落ちこんだ。チームやファンの方が信じてくれたことが、この演技につながった」

★★★

羽生結弦、フリー世界最高得点で世界王座奪回!SP5位から大逆転
2017年4月1日21時2分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50251.html
 男子フリー(FS)が行われ、羽生結弦(22)=ANA=は世界最高の223・20点を記録しトータル321・59で3季ぶりの王座奪回に成功した。 宇野昌磨(19)=中京大=は214・45点で、自身初のフリー200点超えを果たしたが、羽生を超えることはできなかった。 最終グループ1番手で登場した羽生は冒頭の4回転ループを完璧に決め、大歓声に包んだ。続く4回転サルコーも美しく決めた。3回転フリップ、4回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプ、4回転トウループと3回転半―2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツとジャンプはすべて決め、演技終盤から場内は大歓声。演技を終えた羽生は引き締まった表情の中に満足感を漂わせていた。 アナウンスされた得点は世界最高の223・20点。羽生は会心の表情で両拳を突き上げ、喜びを爆発させたさせた。

★★★

【優勝決定後一問一答】羽生、フリー世界歴代最高更新も「もっと練習しなきゃいけないことがわかってきた」
sanspo 2017.4.1 21:14
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040121140014-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけて行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高を更新する223・20点で合計321・59点をマーク。3季ぶり2度目の優勝を飾った。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー自己ベスト214・45点の合計319・31点で2位、3連覇を目指したSP首位のハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=は合計301・19点で4位だった。田中刑事(22)=倉敷芸術科学大大学院=は222・34点で19位だった。
 羽生は競技終了後、場内の優勝インタビューに答えた。
 --世界歴代最高を塗り替えた
 「フリーだけがよかった。残念に思ったのがSP。もっと練習を重ねないといけないと反省している」
 --平昌五輪まであと1年
 「がんばって練習を重ねてきた。もっと練習しなきゃいけないことがわかってきた」
 --どう立て直した
 「わからない。きょう滑ったプログラムは忘れてしまった。この大会に向けて日々、一生懸命練習してきた。みなさんが自信を与えてくれた」
 --日本からも大勢のファン
 「うれしい。最高の演技を見せられないときもある。悲しいことだが、ファンのみなさんが喜んでくれたらうれしい」
 --ファンに一言
 「何といっていいか」

★★★

羽生「金」!宇野「銀」!日本勢ワンツーフィニッシュ「うれしい!」
2017年4月1日21時17分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170401-OHT1T50252.html
 男子フリー(FS)が行われ、羽生結弦(22)=ANA=が3年ぶりの王座奪還を果たした。
 SP5位で臨んだフリーでノーミスの完璧な演技を披露し、自身の記録を塗り替える世界最高の223・20点をマーク。合計321・59点で劇的な逆転を果たした。
 SP歴代3位、自己ベストの104・86点をマークし2位につけていた宇野昌磨(19)=中京大=は、ジャンプの着氷でわずかに乱れたものの、自身初の200点超えとなる214・45点。日本勢ワン・ツーフィニッシュを達成した。
 SP1位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)はジャンプでミスが目立ち、4位に転落した。3位はボーヤン・ジン(中国)。
 羽生「今日はもうフリーのことだけを話したい。残念だったのはSP。もっと練習しないといけないと反省している。頑張って練習を毎日重ねてきた。もっと練習していかないといけないなと分かった。皆さんにいつも最高の演技を見せることができないこともある。それはとても悲しいことだが、皆さんがここで喜んでいただけたなら僕もうれしい」(英語で)

★★★

羽生、3季ぶり2度目V 宇野2位、日本は五輪3枠
asahi 共同 2017年4月1日21時19分
http://www.asahi.com/articles/GCO2017040101001808.html
 【ヘルシンキ共同】来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けたフィギュアスケートの世界選手権最終日は1日、ヘルシンキで行われ、男子は羽生結弦(ANA)が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。羽生はフリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 SP2位の19歳、宇野昌磨(中京大)が自己ベストを大幅に更新する合計319・31点で2位に入った。羽生と宇野の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。(共同)

★★★

羽生 フリー歴代最高更新もSP反省「もっと練習しないと」
sponichi 2017年4月1日 21:18
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/01/kiji/20170401s00079000443000c.html
 3年ぶりの王座奪回を果たした羽生結弦(22=ANA)は優勝インタビューでまず反省を口にした。
 自身が持つフリーの歴代最高得点を更新する223・20点をマークしての逆転優勝となったが、「残念なのはショートプログラム。もっと練習しなければいけないと反省しています」と苦笑いを浮かべた。
 1年後には平昌五輪が控える。「練習を毎日重ねてきた、だからこそもっと練習をしなきゃいけないんだなとわかってきました」と世界選手権を制しても油断は一切なし。「皆さんに私の最高の演技を見せられないこともある。悪い演技のこともある。それは本当に悲しいことなんですが、ただ、皆さんがここで喜んでいただけたら私も嬉しいです」とファンへ呼びかけ大歓声を浴びた。

★★★

羽生がフリー世界記録更新で逆転V!宇野も2位で日本勢ワンツー
dot asahi 2017/4/ 1 21:23
https://dot.asahi.com/dot/2017033100087.html?page=1
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は現地1日に男子フリースケーティング(FS)が行われ、羽生結弦(22)が自身の持つ世界記録を更新する223.20点をマークし、合計321.59点でショートプログラム(SP)5位から逆転優勝を飾った。また、宇野昌磨(19)も自己ベストを大幅に更新して2位に入り、大舞台で日本勢がワンツーフィニッシュを果たした。
 羽生が今シーズンの集大成となる大会で、最高のフリー演技を見せた。冒頭の4回転ループを鮮やかに決めると、その後もすべてのジャンプで加点がつく完璧な演技を披露。演技終了後にガッツポーズを見せ、逆転での3年ぶりの世界選手権優勝を決めた。
 羽生は試合後の場内インタビューで「ショートが残念だったので、もっと練習を重ねないといけない。今日滑ったプログラムは忘れてしまったけど、この大会に向けて毎日、一生懸命に練習してきた。(日本のファンの応援については)嬉しい。最高の演技を見せられないときもあるが、ファンの皆さんが喜んでくれることが嬉しい」とコメントした。
 また、自身の総合ベストを30点以上も更新した宇野は、テレビのインタビューで「今シーズンの一番の演技がこの大きな大会でできて嬉しい。(今日のフリーは)楽しく滑ろうと思っていた。去年の失敗と今年の積み上げがこの成績につながったのかなと思う。去年の失敗から最高の形で終えられてよかった」と喜びを語っている。
 3位にはボーヤン・ジン(中国)が入り、3連覇を狙ったSP首位のハビエル・フェルナンデスはジャンプの転倒が響き4位。田中刑事(22)は合計222.34点で19位に終わった。

★★★

優勝の羽生結弦「もっと練習しないと」 世界フィギュア
asahi 2017年4月1日21時35分
http://www.asahi.com/articles/ASK415VDMK41UTQP02P.html
 フィギュアスケート男子の2014年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)が、フィンランド・ヘルシンキで開催中の世界選手権のフリーで、自身の持つ世界最高得点を更新する223・20点を記録した。従来の記録は15年のグランプリファイナルでマークした219・48点。
 世界選手権で3年ぶりの優勝を狙う羽生は、30日のショートプログラムで4回転ジャンプに失敗して98・39点で5位スタートだった。フリーの得点を合計して321・59点で3大会ぶり2度目の優勝を決めた。
 優勝した羽生結弦の話 「この大会に向け、日々練習してきた。ファンの皆さんが私に自信を与えてくれた。ファンの皆さんに私の最高の演技を見せることができない時がある。それは悲しい時。ただ、ファンの皆さんが喜んでいただけたら、私もうれしい。残念なのはショート(プログラム)。もっと練習を重ねなくてはいけないと反省しています。(来年の平昌五輪に向けて)もっと練習をしないといけないということが分かりました」

★★★

羽生が逆転優勝、宇野が2位/世界選手権詳細
nikkan 2017年4月1日22時4分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801069.html
 SP5位の羽生結弦(22=ANA)はフリーで自己記録を更新する歴代記録最高の223・20点、合計321・59点で逆転優勝した。
 冒頭の4ループは綺麗に着氷。続く4サルコーも高いジャンプで難なく着氷。中盤の4サルコー-3トーループも決めた。終盤の3連続ジャンプも着氷。曲調に合わせステップを刻んだ。演技後、人差し指をたてガッツポーズをみせた。
コメント
 残念に思っていたのはフリー。もっと練習を重ねないといけないと思った。頑張って練習を重ねてきて、もっと練習をしないといけないということが分かった。今日滑ったプログラムのことは忘れてしまいましたが、この大会に向けて日々一生懸命に練習をしてきた。またみなさんが自信を与えてくれた。みなさんに最高の演技を見せることができない時もあり、本当に悲しい事なのですが、ただ、ファンのみなさんがここで喜んでいただけたのであれば、私もうれしいです。

★★★

比類なきフィナーレ=また抜け出した羽生-世界フィギュア
jiji 2017/04/01-22:06
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100596&g=spo
 完成形を追ってきた今季のフィナーレを、比類なきプログラムで締めた。羽生は右の人さし指を天に突き上げ、長く余韻をかみしめた。フリーで自身の持つ世界歴代最高を上回る驚異の223点超え。文句なしの逆転で、王者に返り咲いた。
 ジャンプは点数の上限に迫るほど。ループ、サルコー、トーループと3種類で4度決めた4回転は、3点満点の出来栄え点(GOE)で合わせて10点を稼いだ。「演技の内容を忘れるくらい一つ一つに集中していた」。夢見心地だった。
 2月の四大陸選手権で新鋭チェンに敗れた。4回転はフリーと合わせて種類、本数とも羽生が一つずつ少ない。ライバルを強烈に意識しつつも、この1カ月は自分の演技の粗さをそぎ落とすことに傾注した。「限界をつくらず練習してきた。それが一番の収穫」。苦しかった日々は、報われた。
 昨季終盤に負った左足甲のけがの影響で調整がやや遅れ、しかも新たな4回転ループの成熟を急いだため、今季はプログラムの完成に時間がかかった。ミスを抑えれば、やはりオーラは増す。
 SP、フリー、合計の全てで世界歴代最高をマークした昨季のピークをなかなか越えられず、「過去の自分とあの数字にとらわれて、ここまですごく怖かった。0.1点でも超えてくれと思っていた」。フリーで新たな境地に足を踏み入れ、激戦の男子でまた、一歩も二歩も抜け出した。(ヘルシンキ時事)


世界フィギュア・談話
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100573&g=spo
◇最高のご褒美
 羽生結弦 演技内容を忘れるくらい一つ一つに集中していた。ジャンプ、演技、完成度のためにできる一番いいパターンだった。このフリーは自分への最高のご褒美。限界を高められる練習をしてきたことが一番の収穫。

★★★

羽生「風の中にいる感覚だった」 フィギュア王座を奪還
asahi 2017年4月1日22時26分
http://www.asahi.com/articles/ASK415D1VK41UTQP022.html
 (1日、フィギュアスケート世界選手権 男子フリー)
 右手の人さし指を天に向かって突き上げた。羽生が王座に返り咲いた。
 限られた選手しかできない4回転ループも、今季これまでの全5試合で失敗していた4回転サルコー―3回転トーループも、完璧に決めた。
 集中し、自分の世界に入り込んだ。「風や川の中にドプンと入っている感覚、自然の中に溶け込んでいく感じだった」。最後のスピンで会場は総立ち。歓声と拍手の渦になった。
 昨年の世界選手権後、左足の靱帯(じんたい)損傷と診断され、約2カ月出遅れた。それでも、難しいループや、これまでできなかった後半のサルコーにこだわった。
 少し簡単なジャンプにしてミスなく滑れば、他選手を上回る地力がある。それでも羽生は現状維持を拒否した。オーサーコーチにジャンプ以外も練習し、演技全体の向上を求められても、逆にジャンプの重要さを説明して納得させた。
 挑戦する。向上する。何度、頂点に立っても、羽生の流儀を貫いた。「限界を作らずに練習できたことと、限界を高められる練習もできたことが収穫」と今季を振り返った。
 五輪連覇に向け、まだ伸びる余地がある。「スピードはもっと出せた」。フリーではジャンプを跳ぶ体力を温存するために速度を抑えたことを口にした。
 最後に、「自分の数字(世界歴代最高得点)がすごく怖かった」と明かした。自分との戦いに勝ち、「楽しいと思えた。この(完璧な)フリーが最高のご褒美」。汗と白い歯が光った。(後藤太輔)

★★★

羽生、フリー世界最高点で逆転V 宇野2位 フィギュア
asahi 2017年4月1日22時31分
http://www.asahi.com/articles/ASK415KJRK41UTQP02J.html
 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が1日、フィンランド・ヘルシンキで開催中の世界選手権で総合321・59点を記録し、3大会ぶり2度目の優勝を決めた。ショートプログラムは首位と10・66点差の5位と出遅れたが、この日のフリーでは4本の4回転ジャンプを成功させ、自身が持っていた世界最高得点(219・48点)を更新する223・20点を記録し、逆転した。宇野昌磨(中京大)も2位に入った。
 羽生は「最後のステップから鳴りやまない歓声と拍手が聞こえていました。海外の方も一緒になって盛り上がっていって、滑れて幸せだった」と話した。

★★★

羽生、鬼門の4回転サルコーを克服し覚醒!表現力にも磨きをかけ新4回転時代の寵児に
sanspo 2017.4.1 22:54
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040122540020-n1.html
 新たな4回転時代の主役はやはり、この男だった。フィンランド・ヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権で、ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点で、ショートプログラム(SP)5位から大逆転。3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 今季はトーループとサルコーの2種類が主流だったソチ五輪から進化を遂げ、4回転勝負の流れが一気に加速した。羽生は2015年12月のグランプリ(GP)ファイナルで合計330・43点の世界歴代最高得点をマークしたが66年ぶりの五輪連覇の快挙へ、4回転ループを習得。2月の四大陸選手権のフリーで初めて3種類(トーループ、サルコー、ループ)4度の4回転を決めた。
 この日はさらに飛躍を遂げた。演技後半、フリーで今季成功のない4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを完ぺきにこなし、出来栄え点(GOE)で2・43点の加点を引き出した。技術点は驚異の126・12点。2位の宇野昌磨(19)=中京大=に6・09点差をつけ、奇跡の逆転劇につなげた。
 羽生と同じブライアン・オーサー・コーチに師事するハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=は2種類(サルコー、トーループ)の4回転ジャンプの質を高め、3連覇を狙ったがジャンプのミスが目立ち、4位に終わった。スケーティングが世界随一と評される過去3度優勝のパトリック・チャン(26)=カナダ=は5位に入り、表現力を示す演技点で5項目とも9点台を並べ94・92点だったが、羽生はさらにその上をいく97・08点。技術、表現力ともに世界最強を証明した。
 四大陸で国際大会史上初となる4種類(ルッツ、フリップ、サルコー、トーループ)5度の4回転を着氷させたネーサン・チェン(17)=米国=は、史上最多6本の4回転に挑戦も安定せず6位に終わった。4回転ルッツなど3種類の大技を駆使し4回転ループにも挑戦中の金博洋(19)=中国=は初めて合計300点の大台に乗せ3位と躍進したが、日本が誇る二枚看板には手が届かなかった。
 国際スケート連盟(ISU)は来年の平昌五輪後、演技点の配分を高める方向で検討している。男子で複数種類の4回転ジャンプを演目に組み込むことで高騰する技術点との均衡を保つことが狙いだ。それでも前人未踏の領域を追求し続ける羽生には、影響はないのかもしれない。

★★★

「0.1点でも超えてくれ」=羽生との一問一答-世界フィギュア
jiji 2017/04/01-23:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040100628&g=spo
 フィギュアスケート世界選手権の男子フリーで逆転し、3年ぶりの優勝を果たした羽生結弦との一問一答は次の通り。
-演技を振り返って。
 演技の内容を忘れるくらいに一つ一つ集中し、一生懸命にやれた。スピードはもっと出せたかもしれないが、ジャンプと演技、完成度のためにできる一番いいパターンだったのではないか。
 -フリーで自身の歴代世界最高点を更新した。
 自分が一番とらわれていたのは過去の自分だった。あの110、220、330という(SP、フリー、合計の歴代最高の)数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきていた。何とか1点でも0.5点でも0.1点でも超えてくれと思っていた。
 -難しいプログラムにこだわり続けてきた。
 このフリーが最高のご褒美。このプログラムをやってきて一番よかったのは、自分の限界をつくらずに練習できたこと。それが一番の収穫。
 -4回転が決まった。
 4回転はサルコーもトーループもすごく集中していた。フリーはジャンプを一本一本決めるごとに、徐々に自分が溶け込んでいくような感じがあった。(ヘルシンキ時事)

★★★

逆転優勝の羽生「フリーは楽しいと思った」一問一答
nikkan 2017年4月1日23時22分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801267.html
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801389.html
 逆転優勝した羽生結弦は興奮冷めやらぬ様子で演技を振り返った。
 -今季初のノーミス。試合を終えた時、どう思ったか
 羽生 世界選手権のフリーって楽しいと思った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループが終わった時に感覚が良ければ5個目の4回転をやろうと思ったが、しんどかった。
 -調子の波がある中で、どう安定した演技を見せているか
 羽生 昨季、NHK杯とグランプリ・ファイナルでノーミスした時に思ったが、クリーンなプログラムをするのは大変。精神的なものとか、何回も試合に合わせないといけない体力。調整が難しいと感じている。いまの構成ではループが技術的に安心できるものじゃない。もう一段階が難しい。
 -最後まで流れのある演技を通せた。ジャンプへの意識は
 羽生 4回転サルコーに関しても4回転トーループに関してもすごく集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っていたりするような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった。いい集中状態だったと思う。
 -朝の公式練習は控えめな内容だった
 羽生 SPの悔しさがあって思い切って練習したかったが、本番までの間が短かったのでブライアン(・オーサー・コーチ)から抑えてと言われた。(演技前の)6分間練習で既に脚に来ていてしんどいと思ったが、最後の調整がちょっとした体力につながったと思った。
 -難しい構成のフリーに挑み得たものは
 羽生 一番良かったのは、自分の限界を作らず、それを高められるよう毎日練習してこられたこと。
 -4回転ジャンプと体のケアをどうバランスを取るか
  羽生 科学的に言えば、人間は5回転まで跳べるらしいですが、自分は将来、試合に入れるかは分からないが、4回転アクセルを跳びたい。ケガのリスクは、改めて試合を通して考えていかないといけない。

★★★

羽生フリーで初のノーミス 世界最高点更新
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057310.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22)=ANA=は今季初めて全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せ、フリー223・20点の自己ベスト、合計321・59点をマークした。フリーの得点は自身の持つ世界最高記録を更新した。
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを着氷。これまで一度も試合で決められなかった演技後半の4回転サルコーからの連続ジャンプもきっちりと決めた。
 雄大なメロディーに合わせてしっとりと演じきると、最後のスピンからフィニッシュのポーズにかけて、会場の拍手が鳴りやむことはなかった。

★★★

羽生3年ぶり世界選手権V!フリー世界最高得点更新 宇野は2位
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057398.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で優勝した。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 羽生は「SPは残念だった。もっと練習を重ねないといけない」と5位に終わったSPを悔やんだ。SPフリーともに会心の演技を見せた宇野は「今季1番の演技がこの大きな大会、去年の雪辱だった大会で出せたのがすごくうれしい。2度同じ過ちを繰り返したくない思いで1年間練習してきて、こうやって最高の形で終えることができて本当にうれしかった」と、昨年大会で7位に終わり、涙を流した悔しさを晴らした。

★★★

羽生結弦 ベテランも若手も「すべて僕にとって追いかける背中」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057873.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 試合後のプレスカンファレンスでは、羽生に「若手選手に追いかけられる立場として」という質問が飛んだ。しかし、羽生は首を振りながら答えた。
 「追いかけられる立場とよく言われるけど、SPで分かったように、まだまだ追いかける背中がたくさんある。パトリック(チャン)やハビエル(フェルナンデス)はフリーで順位を下げてしまったけど、SP1位はハビエルだったし、3位はパトリックだった」と存在感を示した2人の年上選手に敬意を表した。そして「もちろん宇野選手、ボーヤン選手、ネイサン選手という若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」と、キッパリ。年上、年下関係なく、すべてのライバルたちをリスペクトして、自らの進化の糧へとしていく。

★★★

【一問一答】羽生3季ぶり王座奪還「科学的に人間は5回転まで跳べるらしい」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057854.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 プレスカンファレンスでの羽生の一問一答は次のとおり。
 -大会を終えて。
 「すごくSPが終わった後、自分自身落ち込んでしまって…。なかなか立ち直ることができないぐらい落ち込んだんですけど、チームやファンの方たちが信じてくれたことが今日の演技に繋がったのかなと思います」
 -ファンの盛り上がりもあった。
 「フリーはわぁって盛り上がる曲ではなく、ゆったりとした曲なんですが、『頑張れ』の声が混ざった歓声を送っていただけましたし、ジャンプを跳び終えて、ステップ、スピン、最後まで鳴り止まない拍手が聞こえていた。非常にありがたかった。SPも写真で見て驚いたんですけど、海外の方も一緒になって盛り上がってくれていたみたいで、本当にここで滑ることができて幸せだった」
 -若手に追いかけられる立場になって。
 「追いかけられる立場とよく言われるけど、SPで分かったように、まだまだ追いかける背中がたくさんある。パトリック(チャン)やハビエル(フェルナンデス)はフリーで順位を下げてしまったけど、SP1位はハビエルだったし、3位はパトリックだった。もちろん宇野選手、ボーヤン選手、ネイサン選手という若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」
 -現在のプログラムをミスなく滑ることの難しさは。
 「昨季、自分がNHK杯とGPファイナルでノーミスの演技をして思ったのが、クリーンなプログラムを滑ることは非常に難しいということ。技術的な難しさではなく、精神的なものもあるし、何度も試合に合わせる体力、調整が難しい。4回転ループはまだ安心して跳べるジャンプじゃない。さらにもう1段階難しさを感じている」
 -来年の五輪に繋がったものは。
 「この構成、4回転を4本、トリプルアクセルを2本、コンビネーションをすべて後半にもってくる構成をまず試合でやりきる自信がついたのが大きい。ただ、SPとフリーを揃えるのが1番大事。そういう意味では五輪に繋がるのは、まず4回転4回の構成をやり遂げられた自信を持てたことと、SP、フリーを揃えるための課題が見つかったことかなと思います」
 -今後、ジャンプはどこまで進化する?
 「なんか、科学的なことでいえば、人間は5回転まで跳べるらしいんですよ。ただ、まだ5回転の点数(基礎点)はないですし。でも自分は4回転アクセルは跳びたいと思ってます。試合に入れるか入れないかは分からないですが。ここまで4回転の多種類時代を作ったのは彼(3位の金博洋)。彼がルッツをクリーンに跳んで、みんなが“ルッツ跳んでいいんだ”“ルッツで人間跳べるんだ”ってなった。目指すべきところは僕の(世界記録の)330点だったりしたかもしれないけど、この4回転多種類時代を作ったのは、彼だと思います」

★★★

羽生、改めて4回転アクセルに意欲 点数設定のない5回転も「科学的には跳べるらしい」
daily 2017.4.1
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057858.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=はフリー初の200点超えとなる214・45点、合計でも初の300点超えで、羽生が持つ歴代最高記録(330・43点)に次ぐ世界歴代2位の319・31点をマークし、2位となった。
 多くの選手が4回転ジャンプを複数種類跳ぶ“真4回転時代”の到来で、空前のハイレベルな争いとなった今大会。試合後のプレスカンファレンスで、羽生はかねてから口にしている夢の大技への意欲も示した。「自分は4回転アクセルはやりたいと思ってます。試合で入れるか入れないかは分からないですけど」。4回転の中で、唯一まだ誰も成功させていない大技。そして羽生は、さらにその先の異次元ジャンプにも言及した。
 「なんか科学的なことでいえば、人間は5回転まで跳べるらしいですよ」と、ニヤリと笑った。5回転はまだ基礎点も設定されていないジャンプ。いつかそんな漫画のような大技が誕生するのか、そしてそれを完成させるのは羽生なのか。そんな期待すら抱かせる時代に突入した。

★★★

羽生V、歴代最高得点に世界が衝撃「キングが帰還」「涙は金メダルより重い」
The Answer   2017.04.01
https://the-ans.jp/news/3064/
フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は1日、男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が自身の歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、合計321.59点に伸ばし、圧巻の逆転Vを飾った。世界の各国メディアは3年ぶりの世界王者に返り咲いた羽生の偉業を「キングが王座に帰還した」などと続々速報している。

フリー世界新で逆転V、各国が続々速報「ハニュウが世界記録で金メダル」
 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)は1日、男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が自身の歴代世界最高を更新する223.20点をマーク。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、合計321.59点に伸ばし、圧巻の逆転Vを飾った。世界の各国メディアは3年ぶりの世界王者に返り咲いた羽生の偉業を「キングが王座に帰還した」などと続々速報している。
 スペイン地元紙「エル・パイス」電子版は「ユヅル・ハニュウがハビエル・フェルナンデスから世界王者を奪う」と見出しで特集した。
「ジャッジの評価を受ける間の羽生結弦の涙は金メダルよりも重かった。昨年来、氷上で歴史を記してきたハビエル・フェルナンデスだが、キングが王座に帰還した」
 採点が出るまで感極まった表情でうっすら涙を浮かべていた羽生が、2連覇中のフェルナンデス(スペイン)から王座を取り戻した偉業をこう讃えている。
 フランス地元紙「レキップ」電子版は「ユヅル・ハニュウが世界記録で金メダル」とレポート。「日本人はショートプログラムで5位だったが、ライバルを圧倒し、世界新記録で金メダルを勝ち取った」と逆転劇を高く評価している。
 英地元紙「デイリー・メール」電子版は「日本のハニュウが2度目のフィギュアスケート選手権優勝」と速報した。フランス誌「ル・ポワン」電子版は「日本人ユヅル・ハニュウが2度目の世界タイトル」とレポートし、クロアチア国営放送「HRTスポーツ」も「日本人のユヅル・ハニュウが王座奪還」と続いていた。
 世界最高得点による羽生の逆転劇は、日本のみならず、早くも世界中に大きな衝撃が広がっている。

★★★

「数字にとらわれて、怖くて」 Vの羽生結弦、一問一答
asahi 2017年4月2日00時50分
http://www.asahi.com/articles/ASK417X5DK41UTQP03N.html
 フィギュアスケートの世界選手権で金メダルを獲得した羽生結弦(ANA)と報道陣との主な一問一答は次の通り。
――演技を終えて。
 「疲れました。でも本当に演技内容を忘れるくらい集中しました」
 「スピードはもっと出せたかもしれないが、これが自分のジャンプのため、演技のため、全ての完成度のために一番いいパターンだったと思います」
 ――今季初のノーミス。
 「やはり世界選手権のフリーって楽しいなって思ったのと、本当は(トリプル)アクセル―トーループを終わったときに感覚が良ければ5個目(の4回転を)やろうかなと思っていたけど、やっぱりしんどかったです(笑)」
 ――今季、難しいプログラムにこだわり続けて得たものは。
 「自分にとってはこのフリーが最高のご褒美。自分の限界を作らずに練習してこれたことが一番の収穫。その限界を高められる練習を毎日できたことが一番の収穫」
 ――最後まで流れのある演技だった。
 「自分が風だったり、川の中にドプンと入っているような感覚で、自然の中に入り込んでいるような感覚がすごくあった。ある一種の、すごくいい集中状態だった」
 「ジャンプを一本一本決めるごとに、徐々に徐々に自然の中に溶け込んでいく感じがありました」
 ――点数を待っている時は。
 「緊張しました。自分が一番とらわれているものは過去の自分で、やっぱりあの220、330、110っていう(世界歴代最高点の)数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきました。なんとか1点でも、0・5でも0・1でも超えてくれと思っていました」
 ――感想を。
 「ショートが終わったあと、自分自身落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができないくらい落ち込んでて。チームやファンの人が信じてくれた心が今日の演技につながりました」
 ――会場は満席だった。お客さんの反応をどう思ったか。
 「フリーはわーっと盛り上がるような曲じゃなくて、すごくゆったりとした曲なんですけど、それでも最後のステップのところで『頑張れ―』とかの声が混ざった応援とか、最後の最後にジャンプを跳び終えて、スピンから最後までずっと鳴りやまない拍手や歓声が聞こえてました」
 「ありがたかったし、ショートプログラム(SP)では本当に写真で見て驚いたけど、海外の人も一緒になって盛り上がってくれていたので、ここで滑れて幸せだなと思いました」
 ――4年前は上の選手を追いかけてきたが、今は追いかけられる立場になった。今日の演技で彼らに示せたものは。
 「追いかけられる立場と言われるけど、言ってみれば、今回のSPでわかったようにまだまだ追いかけている背中はたくさんあって。今日はパトリック(チャン)=カナダ=も、ハビエル(フェルナンデス)=スペイン=も完璧な演技ができなくて最終的な順位は下げてしまったけど、今回の試合でSPで1位になったのはハビエルだったし、3位に入ったのはパトリックでした。もちろん若い宇野選手=中京大=、金博洋選手=中国=、ネーサン(チェン)選手=米国=もだし。たくさんいろんな強いスケーターがいますけど、それぞれに長所があって、僕にはないものがたくさんあって、全てが僕にとっては追いかける背中です」
 ――調子がいい時も悪い時もあった。常に高いレベルの演技を続けていくのはどれくらい大変か。
 「昨シーズン、自分がNHK杯とグランプリ(GP)ファイナルで、SP、フリーともにノーミスしたときも思ったけど、クリーンなプログラムをすることは大変だと感じました。それは技術的な難しさというのは感じてなかったかもしれないけど、精神的なものとか、何回も試合に合わせないといけない体力とか、調整とか、そういったものが難しいと感じます」
 「今の構成のプログラムでいえば、まだまだ4回転ループが安心して跳べるようなものではない。そういった意味でもさらにもう一段階難しいと感じています」
 ――今季最終盤の試合で自己ベストを超えたことが何を意味するのか。五輪シーズンにどうつなげていくか。
 「この構成で4回転4本、3回転半2本、コンビネーションすべてを後半に持ってくるという構成をまず試合でやりきれるという自信がついたことは大きいと思います」
 「ただ、SP、フリーともにそろえることが一番大事だと思うので、まだまだだなという実感もしています。だからこそ、五輪に向けてつながるという意味でいえば、その4回転構成をやり遂げられたという自信、あとはSP、フリーともにそろえなくてはいけないので、それをするための課題が大きく見つかったと思います」
 ――(演技後にファンがリンクに投げ込んだ)プーさん、拾いましたか。
 「1個も拾ってないです(笑い)。ただ、すごくうれしいです。(プーさんの)数だけ期待されているんだなという気持ちと、その分のパワーもいただいています」
 ――去年、今の男子のレベルは人間の限界を超えていると話していた。来季は技術とのバランスをどう考えているか。
 「科学的なことで言うと、人間は5回転まで跳べるらしいです。でも、まだ5回転の点数もない。でも、将来は4回転アクセルも跳びたいと思っています。試合に入れるか入れないかはわからないけど」
 「ただ、本当にここまで4回転の種類を引き上げてきたのは、金博洋なので。彼が4回転ルッツをしっかり跳んで、プログラムに入れてきたからこそ、みんなが、『ルッツって跳べるんだ』という風になってきました。彼がここまで開拓してきたと思います」

 「もちろん目指す先は(合計点の)330点とか、僕の点数だったかもしれないけど、間違いなく彼が多種類4回転という時代を作ってきたと思います。来季はまだわからない。みんないろんなことをやってくると思います」
 「今回の試合を見ても、SPでジェーソン・ブラウン=米国=が4回転ジャンプなしであの得点を出せるという証明をして見せた。4回転だけが全てじゃないという、フィギュアの楽しさ、面白さを伝えてくれたと思う。けがのリスクも考えながら、どうやって自分のベストのパフォーマンスを出すかを、改めてこの試合を通して皆で考えないといけない」(ヘルシンキ=後藤太輔、野田枝里子)

★★★

羽生、SP5位から奇跡の『金』!ノーミス演技で歴代最高点マーク
sanspo 2017.4.2 05:05
http://www.sanspo.com/sports/news/20170402/fgr17040205050003-n1.html
 フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会。男子は羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。
 ヘルシンキの会場が揺れた。羽生は雄たけびをあげた。ショートプログラム(SP)で首位と10・66点差の5位からミラクル逆転劇だ。大一番で自身の持つフリーの世界最高得点を塗り替え、五輪王者の底力をみせた。
 「内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」
 冒頭の4回転ループを決めて勢いに乗った。4回転サルコーも流れるように降り、ともに出来栄えで2点を超える高い加点を獲得した。続く4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプは、今季5戦すべてで失敗し鬼門となっていたが果敢に挑戦し、初めて成功させた。
 ここまで来れば、もう羽生劇場だった。次の4回転トーループも決めると、ほぼ満員の会場がわいた。卓越した表現力で観衆を引き込み、演技を終えると腕を上げ、指を1本立てて喜んだ。今季初めてとなるノーミスの演技で、2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が持つフリーの世界最高得点を3・72点更新。3季ぶり2度目の世界一に返り咲いた。
 繊細な体を管理し、劇的勝利につなげた。昨年12月のGPファイナルで4連覇も、フリーは不振だった。消化が遅い胃に1キロ以上も食べた物が残り、体が重かったことが影響していた。2月の四大陸選手権では反省を生かし胃を空っぽに近い状態にして臨み、4度の4回転を決めた。最低限のエネルギー摂取で身軽さを保ちつつ、長丁場のフリーを乗り切る策を見いだし、今回の演技にも結びつけた。
 逆転のためにはノーミスの演技が必須条件だった。SPで失敗した4回転サルコーをフリーで回避する選択肢もあったが、逃げることなく挑み、フリーでは技術点、演技点ともにトップの完勝を果たした。
 SPでのミスがなければ、15年GPファイナルで自身がマークした世界最高得点となる合計330・43点の更新も夢ではなかった。新記録の達成はお預けとなったが、“強い羽生”は十分にアピールできた。
 「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた。自分の限界をつくらずに練習してこられたことが一番の収穫」
 進化を続けるソチの王者が、1952年オスロ大会のディック・バトン(米国)以来、66年ぶりの五輪2連覇の偉業へ向け平昌へ突き進む。
ブライアン・オーサー・コーチ
「(羽生は)美しく、完璧だった。この数週間はこれまでで最も厳しい練習を課してきた。優勝という結果に値するだけの努力を積んできた」

★★★

羽生 世界新フリーは「最高のご褒美」進化を数字で証明
sponichi 2017年4月2日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000107000c.html
 日本がワンツーフィニッシュ!男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)がフリー世界歴代最高の223・20点、合計321・59点をマークし、逆転で3年ぶりの優勝を飾った。SP2位の宇野昌磨(19=中京大)はフリー世界歴代3位の214・45点、合計でも319・31点とし、初の表彰台となる2位となった。来年の平昌五輪の日本男子の出場枠は3大会連続の3つとなった。
 誇らしげにアピールした。今季最高のフリーの出来を――。確信していた。3年ぶりのタイトル奪取を――。まだ5人の演技者が残っているにもかかわらず、演技を終えた羽生は肩で息をしながら、左手の人さし指を立てて天に突き上げ、右手の人さし指は地面に向けた。このポーズは12年の全日本選手権優勝でも見せていた。羽生にとっては会心の演技の時に出るパフォーマンスだった。
 「疲れました。演技内容を忘れるくらい、集中してやれました。このフリーは最高のご褒美だと思います」
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを鮮やかに降りた。中盤の4回転サルコー―3回転トーループ。2日前のSPでも失敗し、鬼門となっていた連続ジャンプをフリーで今季初めて成功させると、勢いに乗って続く4回転トーループも決めた。フリーの「ホープ&レガシー」(久石譲作曲)は98年長野パラリンピックのテーマ曲。長野五輪やパラリンピックを見た母が姉をスケートに連れていったことをきっかけに羽生も競技を始めた。「スケート人生の原点」と語る思い入れのある曲を初めてノーミスで演じきった。
 絶妙な調整がピタリとはまった。SP5位と出遅れた翌日の練習、いつもは精力的に4回転ジャンプを跳ぶが、十数本に控えた。「悔しさがあったので、思いきり練習したかったけれど抑えました」。フリー本番はあえていつもよりゆっくり滑った。「ジャンプのため、演技のため、完成度のため、一番いいと思った」。今季から4回転ジャンプを1本増やして4本としたフリーの「挑戦的」なプログラム。体力をうまくコントロールして、シーズン総決算の舞台でしっかり完成させた。
 フリーの得点は15年GPファイナルで出した自己ベストの世界歴代最高記録を3・72点更新する223・20点。「過去の自分にとらわれたくなかった。ここまで凄く怖かった」。得点が伸び悩んだ今季は第一人者ゆえの苦悩があったが、進化を数字で証明した。
 最終組を滑った6人中3人は年下だった。3年ぶりの王座を手にしたが、宇野ら若手が迫ってきている。「追いかけられる立場と言われるけれど、それぞれのスケーターに長所や僕にないものがある。僕にとっては全て追いかける背中です」。来年の平昌五輪で連覇を狙う王者は挑戦者の立場を強調。そのスタンスが羽生の強さの源だ。

★★★

羽生飽くなき向上心 将来的には「4回転アクセルやりたい」
sponichi  2017年4月2日 05:35
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000116000c.html
【羽生に聞く】
 ――高難度のプログラムでノーミスだった。
 「本当は後半で5個目(の4回転ジャンプ)をやろうと思ったけれど、しんどかった。このプログラムで一番の収穫は限界をつくらず練習してこられたこと」
 ―最後まで流れのある演技を通せた。
 「4回転サルコーに関しても4回転トーループに関しても凄く集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っていたりするような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった」
 ――今後につながる?
 「4回転ジャンプ4本の構成を試合でやりきれる自信がついたことが大きい。来年の五輪につながる」
 ――今後、男子のジャンプはどうなる?
 「科学的には人間は5回転まで跳べるらしい。僕は将来的には4回転アクセルをやりたい。みんないろんなことをやってくると思う」

★★★

絶対王者・羽生が語った“過去の自分を超える”重圧そして苦しみ…世界最高得点塗り替えV
スポーツ報知 2017年4月2日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170402-OHT1T50039.html
 【ヘルシンキ(フィンランド)1日=高木恵】男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は、223・20点で自身の持つフリー世界最高得点を更新。合計321・59点で3季ぶり2度目の優勝を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=は214・45点、世界歴代2位の319・31点で2位。300点超えが4人という史上最高のハイレベル決戦で、日本男子では14年大会(羽生、町田樹)以来2度目のワンツー。平昌五輪の金、銀独占が見えた。
 ドヤ顔で右人さし指を立てる「ナンバーワン」ポーズをつくった。羽生の魂の滑りに、会場は総立ちで応えた。「世界選手権のフリーって、楽しいなって思った。自分にとって、このフリーが最高のご褒美」。SP、フリーを通じて今季初のノーミス演技。自身の記録を3・72点更新する223・20点の世界記録。今季ベストの321・59点で自身最大の10・66点差を逆転し、日本男子で初めて2度目の世界王座をつかんだ。
 冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを成功。今季一度も決まっていない鬼門だった後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプは2・43点の加点を引き出す完璧なジャンプだった。4本の4回転はいずれも2点以上の加点がついた。SPで5位と出遅れ「すごく落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができなかった」。自分を信じるしかなかった。「限界を作らずに、限界を高める練習をしてきたことが一番の収穫」
 昨季はSP、フリー、合計で世界最高得点を記録した。自分の数字を超えたい。超えなければいけない。考えれば考えるほど追いつめられた。「自分が一番とらわれていたのは過去の自分。220、330、110っていうあの数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。なんとか1点でも0・5でも0・1でも超えてくれって思っていた」。絶対王者ならではの苦しみを吐き出した。
 今季フリーの「ホープ&レガシー」は、羽生が強く望んだ曲だった。久石譲さんが作曲した98年長野パラリンピックのテーマ曲。長野五輪・パラリンピックを見た母が姉にスケートを習わせ、姉に感化されてスケートを始めた。「スケート人生の出発点」とこの曲を選んだ。「風や川の中にどぷんと入っている感覚とか、この曲がイメージする自然の中に入り込めた。いい集中ができていた」。ゾーンに入っていた。
 昨年大会は左足甲の靱(じん)帯を痛めながら戦った。2月の時点で欠場も脳裏をよぎるほどの痛みで、SP後に腫れ上がった。世界選手権後には左足リスフラン関節靭帯損傷で全治約2か月の診断が下された。氷上練習を再開したのは6月。焦りを封印しながら、史上最高の羽生結弦に挑んだシーズンだった。「平昌五輪へ向けて4回転4本の構成をやり遂げられた自信と、ショートとフリーをそろえることの課題が見つかった」。66年ぶりの五輪連覇へ、王者の限界値はとどまるところを知らない。

★★★

【岡崎真の目】羽生 平昌へのポテンシャル まだ伸ばせる表現力
sponichi 2017年4月2日 07:44
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000113000c.html
 羽生の演技は本当に素晴らしかった。冒頭の4回転ループ、今季フリーで成功がなかった演技後半の4回転サルコーのコンビネーションを含め、全てのジャンプを安心して見ていられた。
 技術点はもちろんだが演技点も「要素のつなぎ」の項目がチャンと同点(9・46点)以外はライバルを圧倒。ただ、表現に関してはまだ伸ばせるのではと、個人的には感じた。演技点に10点満点をずらりと並べるのも、羽生なら可能性がある。
 宇野はSPで羽生をリードしていたこともあったがフリーで細かなミスがありながら総合で2・28点差で収めたところに進化を感じた。ミスがあった中で演技点に10点をつけるジャッジもいたことが、プログラムの完成度の高さの何よりの証拠だと思う。
 ソチ五輪のシーズンは、直前のGPファイナルで羽生が当時絶対王者だったチャンを破り、勢力図を一変させた。平昌五輪に向けても、海外勢でそういう選手が台頭してくるかもしれない。だが、高難度ジャンプへのチャレンジなど歩みを止めない羽生と宇野は、間違いなく五輪本番でも金メダル争いを繰り広げるだろう。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

SP5位からの逆転Vは初/フィギュア世界選手権
nikkan 2017年4月2日9時56分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801388.html
 王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。
 ◆世界選手権の逆転V 03~04年シーズンの新採点方法導入以降、SP5位から逆転優勝は羽生が初めて。これまでは06年カルガリー大会でSP4位から2連覇を達成したステファン・ランビール(スイス)が最高。羽生は前回優勝した14年日本大会も、3位からの逆転だった。

★★★

羽生結弦、完璧な史上最大の逆転に「最高のご褒美」
nikkan 2017年4月2日9時57分 
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801386.html
 王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。上位4人が300点超のハイレベルな戦いを、今季初めて4度の4回転を成功させる完璧な演技で制し、18年平昌五輪の連覇へ弾みをつけた。
 羽生が史上最高の演技で10・66点差をひっくり返した。曲に合わせ「自分が風だったり、川の中にどぷんと入ったり」。まるで自然の中にいるように、演技に入り込んでいた。1つ目の4回転ループ、次の4回転サルコー。静まる会場に着氷音がシャッと響くたびに大歓声が後に続く。後に待つのは今季これまで5戦すべて失敗している4回転サルコー-3回転トーループの連続技。美しく2つをまとめ「鬼門」を突破すると、続く4回転トーループも成功。4回転ジャンプ4本すべてで2点以上の加点をもらい、今季初めてノーミス。滑り終えると、ドヤ顔で会場を見回した。
 昨季のGPファイナルで樹立した歴代最高の219・48点を自ら3・72点更新した。高難度の4回転ジャンプを跳ぶライバルがひしめく中、1番の敵は自分だった。「一番とらわれているのは過去の自分。やっぱり220(フリー)330(合計)110(SP)という数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。何とか1点でも、0・5でも、0・1でも超えてくれ、と思っていました」。昨季の自分を超える得点と内容に「最高のごほうび」と喜びをかみしめた。
 幼いころ、戦隊もので好きなキャラクターは真ん中の赤いヒーロー。根っから負けず嫌いの羽生には、真ん中でなければ、すべて負けだった。カナダ・トロントにある練習拠点「クリケット・クラブ」の壁にある15、16年王者フェルナンデスのプレートを見る度、王者奪還を思い描いた。2位だった今年2月の4大陸選手権でも、表彰台1位にいるチェン(米国)を見つめ「うらやましい、勝ちたい」と悔しさを募らせた。SP5位からの優勝は世界選手権最大で、自身にとっても3年ぶりの逆転勝利。執念で3季ぶりの王者に返り咲いた。
 現在、チェンや宇野は羽生が出来ない難しいジャンプ、4回転ルッツや同フリップを軽々と跳ぶ。それでも、完璧にやれば勝てる自信が「ある」と言い切る。この日の技術点126・12点も歴代最高。質も含めた技術で、トップに君臨していることをあらためて証明した。「4回転4本の構成をやり遂げられたという自信」を胸に、いよいよ五輪連覇のシーズンへ向かう。【高場泉穂】

★★★

羽生 大逆転V 自身のフリー世界最高記録更新! 4回転4本決めた
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010058096.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 平昌五輪の国・地域別出場枠を懸けて男子フリーを行い、羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。羽生は自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=が2位。2人の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。
 羽生は肩で大きく息をしながら右手を突き上げ、指を一本立てた。フリーで自らが持つ世界最高得点を更新する「223・20」を確かめると、心からの笑みを見せた。「疲れた。でも演技内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」。SP5位からの大逆転Vで、3季ぶりに世界一を奪い返した。
 圧巻は4度組み込んだ4回転ジャンプ。今季、試合で一度も決められなかった演技後半の4回転サルコーの連続ジャンプを含め、4度すべてでGOE(出来栄え点)2点以上の加点がつく完成度で成功させた。
 技術点、演技構成点ともにトップで、ライバルたちの追随を許さなかった。「今の心境の中で表現し切れた。スピードはもっと出せたかもしれないが、このプログラムの全ての完成度のためにできる一番いいパターンだったと思う」と胸を張った。
 四大陸選手権ではチェン(米国)に敗れて2位。SPは5位と苦しい思いも味わった。「SPが終わった後、立ち直れないぐらい落ち込んだ」と羽生。昨季のGPファイナルでたたき出したSP、フリー、合計全ての世界最高点に対しても「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた」と吐露した。後悔も、恐怖心も乗り越え、つかんだ栄冠。「殻をちょっと(破れた)」と満足そうに笑った。
 3年ぶりの王座奪還は「最高のご褒美」だ。66年ぶりの五輪2連覇が懸かる来季へ向けた大きなステップとする。

★★★

羽生の逆転V採点詳細 ほぼ究極、構成点で圧倒、ライバルには伸び代も
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010059071.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、ヘルシンキ)
 羽生結弦(22)=ANA=が男子フリーで歴代最高となる223・20点をマークしSP5位から3季ぶり、日本男子では初となる2度目の優勝を果たした。圧巻の演技を見せつけたが、具体的にはどのような点がライバルたちに勝っていたのか。採点表をもとに振り返る。
 まず、大きく差をつけたのは構成点だった。スケーティング技術、要素のつなぎ、身のこなし、振り付けや構成、曲の解釈という各項目で採点を受けるが、羽生は97・08点を獲得した。構成点だけを見ると、5位のパトリック・チャン(カナダ)が94・92点、4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は転倒があったものの94・52点、2位の宇野昌磨は94・42点と続いたが、金博洋(ボーヤン・ジン=中国)は86・0点と水をあけられている。ネーサン・チェン(米国)は84・78点で、羽生との差は12・3点。これは4回転フリップの基礎点に匹敵する。
 構成点はまとめて「表現力を評価する」と言われることもあるが「スケーティング技術」という言葉にもあるように、足さばきや姿勢といった技術に裏打ちされた面も採点化されている。いわゆる表現力に加え、こうした面が羽生の強みであることは数字に表れている。
 もちろん技術点にも違いはある。基礎点上、羽生の最大の得点源は後半に配置している4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプ。ここを今季初めて成功させただけではなく、2・43点の出来栄え点を加えた。残りのジャンプも8本中7本で2点台の出来栄え点で、ほぼ究極に近い完成度だと言える。さらに上を目指すとなると、新たな4回転ジャンプを入れる必要がありそうだ。
 
★★★

羽生が語る真4回転時代「けがのリスク考えながら」
daily 2017.4.2
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010059073.shtml
 「フィギュアスケート・世界選手権」(1日、フィンランド、ヘルシンキ)
 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進の羽生結弦(22)=ANA=がフリーの世界歴代最高得点を更新する223・20点、合計321・59点で、3季ぶり2度目の王座奪還を果たした。試合後のプレスカンファレンスでは、羽生が“真4回転時代”と呼ぶ多種類4回転の構成と、怪我のリスクとの向き合い方について質問が及んだ。
 羽生は「みんな、いろんなことをやってくるんだろうなと思う。SPでジェイソン・ブラウン選手(米国)が4回転抜きで、あの点(93・10点)まで出せることを証明した。4回転がすべてではない、フィギュアスケートの楽しさを教えてくれたと思う」と指摘。「けがのリスクを考えながら、どうベストパフォーマンスを出すのか。改めてこの試合を通じて、みんなが考えていくことになると思う」と、語った。

★★★

羽生はなぜ4回転を4本跳んだのか コーチが明かす舞台裏、絶対王者の「矜持」
The Answer  2017.04.02
https://the-ans.jp/news/3081/
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)は羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)5位から劇的な逆転Vで幕を閉じた。フリーでマークした223.20点は自身が持つ記録を更新する歴代世界最高得点。その要因となったのが、4本の4回転ジャンプを成功させたことだ。難易度の高いジャンプは当然、リスクが伴う。それでも、なぜ日本の22歳は挑戦をやめなかったのか。その舞台裏を、米有力誌「ニューヨークタイムズ」が言及している。
 フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)は羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)5位から劇的な逆転Vで幕を閉じた。フリーでマークした223.20点は自身が持つ記録を更新する歴代世界最高得点。その要因となったのが、4本の4回転ジャンプを成功させたことだ。
 難易度の高いジャンプは当然、リスクが伴う。それでも、なぜ日本の22歳は挑戦をやめなかったのか。その舞台裏を、米有力誌「ニューヨークタイムズ」が言及している。
 4人が合計300点超をマークし、史上類を見ないハイレベルな戦い。羽生が制することができたのは、4本の4回転をすべて成功させたからにほかならない。冒頭のループ、続くサルコー、後半のサルコー、トーループ、いずれもノーミスで決めた。圧巻の演技の後、歴史を塗り替える「223.20点」がアナウンスされた。
 2連覇中だったハビエル・フェルナンデス(スペイン)を破り、3年ぶりに世界王者に返り咲いた羽生。記事では「羽生は過去2度の世界選手権でフェルナンデスに敗れ、若き新星スケーターたちが技術面を押し上げるのを目の当たりにしてきた。しかし、彼は新しい挑戦とリスクに挑み、スケート史上初めて4回転ループを着氷させたスケーターとなった」と称賛している。
 舞台裏ではコーチとの間で、勝利に結び付いた羽生の決断があったという。ブライアン・オーサー氏とともにコーチを務めるトレイシー・ウィルソン氏は「ユヅは今日さらなる境地に達した。並大抵のことではない。トレーニングを重ねて、そこに到達することができればと願うだけだ」とのコメントを伝え、羽生とのやりとりを紹介している。

「4回転は本当に4本必要?」…そう問われた羽生の答えとは
「4回転ループと、4本の4回転が本当に必要か尋ねたんだ。『本当に必要? 4回転ループと4回転は3本でもいいんじゃない?』と」
「彼の答えは『これこそが、なぜ自分が(この競技に)取り組むか、ということなんだ。この競技をさらに押し広げたいし、自分自身も高めたい』だった」
 見る者を魅了した「4回転4本」には、一人の絶対王者として、一人のスケーターとして、譲れない覚悟と矜持があったようだ。さらに、かつてない「4回転時代」に突入していることを証明するように今大会、多くの選手が4回転に挑み、成功させた。記事では、その理由について羽生が見解を明かしている。
「なぜ今日、さまざまな4回転が披露されたのかと言うと、それはボーヤンによるところが大きいです。間違いなく彼が僕達をそのレベルに押し上げた。彼は4回転ルッツとクラシックなパフォーマンスを披露し、僕たちに4回転ルッツが可能だと気が付かせてくれた」
 そう言って、3位のボーヤン・ジン(中国)を称えたという。「科学的には、5回転も可能だという話を聞きました」とも語ったという羽生。300点超のフェルナンデスですら4位でメダルを逃し、あと1年を切った平昌五輪では史上最高レベルの争いが予想されている。
 それでも、どんな状況であっても挑戦をやめることがない羽生結弦なら、再び表彰台の真ん中に立っていても決して驚くべきことではない。

★★★

羽生結弦の逆転V、オーサーコーチが舞台裏明かす 決戦前にかけた言葉とは
The Answer  2017.04.07
https://the-ans.jp/news/3272/
羽生の世界選手権V、オーサーコーチが明かした逆転劇の舞台裏
 フィギュアスケート世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)の男子フリーで歴代最高点をマークし、ショートプログラム(SP)5位からの逆転優勝を遂げた羽生結弦(ANA)。世界に衝撃を与えた逆転劇の裏側を、コーチのブライアン・オーサー氏が明かしている。米テレビ局「NBC」電子版が報じている。
 現役時代、カナダ代表として1984年と88年五輪で銀メダルを獲得し、現在、羽生やハビエル・フェルナンデス(スペイン)らを指導しているているオーサー氏。同メディアのインタビューの中で「フリー演技の前に羽生に特別な言葉をかけたのか。フリー前夜はどんな様子だったのか」などの質問を受け、SPから逆転優勝までの軌跡を明かしている。
 羽生はヘルシンキのハートウォールアリーナで行われたSPで4回転サルコーの着氷の乱れや演技スタートの遅れなどもあり、98.39点の5位と出遅れた。
 同コーチはインタビューの中で「ショートの後、彼が落胆していたのは分かっていた。だから、あの夜は彼にあえて失望させておく必要があったんだ。そして、翌日に我々の練習がやってくると、彼は実力を証明しようと使命感にみなぎっていた。私のすべきことは彼を抑えることだった。そして、こう言ったんだ。『練習は1回だけ。全力でやっては駄目だ』とね」と当時の様子を明かしている。
 SP終了時点で首位に立ったフェルナンデスには10.66点差を離されていた。コーチはフリーでの逆転に燃える羽生を逆に落ち着かせようとしたようだ。記事の中で、オーサー氏はこう続けている。

逆転劇の秘話、戦略は「正解だった」
「彼は『本当?』という感じだった。『そうだ。これに関してはただ私を信頼しなさい。君には明日に向けてフレッシュな状態でいてほしいんだ。そうすれば大丈夫』と言ったんだ。正直、今まで彼がこのような状況になることはなかった。だから、『自分の積み上げてきた練習を信じなさい。君はリンクに少し気楽な状況で臨む必要がある。集中しすぎない程度にね』、と」
 逆転Vへの舞台裏を明かしたオーサー氏は試合当日の羽生の印象についても語っている。
「彼は張り詰めた様子だったね。集中と緊張がそこにはあったよ。ウオーミングアップを始めた時に彼のチームリーダーを見つけるとこう言ったんだ。『今日はいい顔になっている。顔を見れば分かる』。彼はいつもより少し魅力的だった。そして、(戦略は)正解だったと感じたね」
 迎えた大一番で素晴らしい演技を披露し、見事に巻き返した羽生。自身が持つ世界記録を塗り替え、223.20点の高得点で頂点に立った。「これまでの練習を信じろ」というオーサー氏の一言も大逆転劇を後押ししたのかもしれない。