2018.02.13 - 平昌冬奥 Day 2 OP + 记者会 新闻报导

▶2018.02.13 - 平昌冬奥 Day 2 图集 : OP / 记者会

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sponichi 小海途良幹

✿ 记者会 会見全文 ✿ 

羽生選手が会見「絶対に勝てる自信ある」
2018年2月13日(火)
https://www.nhk.or.jp/sports-story/detail/20180213_2304.html

ピョンチャンオリンピック、フィギュアスケート男子シングルの日本のエース、羽生結弦選手が本番のリンクで初めて練習を行ったあと、会見しました。

「スケート滑れないきつい時期過ごした」
羽生選手
「けがをしてから3か月間、本当に試合を見るだけだったし、スケートを滑れない時期がすごく長くてきつい時期をすごしましたけど、こうやって無事にオリンピックの会場で、そしてメインのスケートリンクで滑ることができて本当にうれしく思います。まだまだ試合が始まったわけでもないですし、全然気を緩める気もないですけど、しっかりと集中しながら、できることをしっかり1つずつやっていきたいと思っています」。

「本当に自分がけがをして苦しい時期もですけど、本当に年が明けてからもたくさん色んな方々から応援のメッセージをいただきました。そして本当に感謝の気持ちで、今いっぱいでいます。まだ試合が終わっていないので、こういうのも少し変かもしれませんが、本当にたくさんのメッセージありがとう。応援をスケートにつなげていきたい」。

「滑ることが出来なかった期間、無駄ではない」
Q:2連覇へのプレッシャーや、ピョンチャンオリンピックにかける思いは。
「こうやってたくさんの人たちに囲まれて取材を受けるということができる選手は本当に限られていると思いますし、この数だけではなくて、さらに多くの人にメディアをとおして見ている方だったり、きょうも観客席にいる方もいらっしゃいましたけど、すごいたくさんの人々に見てもらえるんだなっていう気持ちでいっぱいです。それがプレッシャーという言葉にもなるかもしれないが、僕にとってはやっぱり、久しぶりに試合で滑ることができるので、むしろ、その力を精一杯受け止めたいなって。そして、僕のことを本当に待ち望んでくれた方々が、ここから広がってたくさんいると思いますので、そういう方々にも見てて本当によかったなと、待っててよかったなというような演技をできるように頑張りたいと思います」。

Q:右足をけがしたあと、氷の上で3回転ジャンプや4回転ジャンプをいつ頃から跳べるようになったか。
「ジャンプを跳べるまでというか、リンクに乗れるまでがすごく長かったので、その間、陸上でジャンプのフォームだとかイメージだとか、そういうものを非常に確固たるものに固めようということをやっていたので、氷上に乗り始めて、最終的にジャンプが跳べるようになったときは、そのイメージを氷上に移してやるというような形でした。跳び始めたのが、トリプルアクセルが3週間前です、4回転が2週間から2週間半前だと記憶しています」。

Q:苦労を受けて、そのあとに精神的にも選手としても強くなった方が多いと思うが。
「特にケガをしたからという気持ちはないですけれども、それからスケートが滑れなかった期間が2か月ぐらいあって、その中でスケートをしていたら学ぶ機会がなかったことがたくさんあったと思いますし、スケートができなかったからこそ、陸上でできたことだったり、本当に考えることができたこともたくさんあったので、そういった意味では、全然2か月間は無駄だったとは思っていないし、むしろまたたくさんのことを学べたなというふうに思っています」。

Q:なぜ人気があるのか?なぜプーさんが好きなのか
ソチオリンピックで優勝して、その時に今までフィギュアスケートを見ていない人も見てくれていたと思うので、その結果こうやってたくさんの方がフィギュアスケートに興味を持って見てくれるようになったのがよかったのかなというふうに思っています。
あと、プーについてですけど、本当にジュニアの頃から、本当は小さい頃から何だろうけど、ジュニアの頃からティッシュケースをずっとつけていて、そしたらファン方々がいっぱい投げ込んでくるようになって、部屋の中が全部プーさんになった感じです。

「臨機応変に自分のピークを作りたい」
Q:オリンピックへの出場が無理じゃないかと自身で疑った時期はあったと思うが、どう乗り越えたのか。
「戻ってこれるか戻ってこれないかは考えていなかったです。確かに最初にケガをしてしまって、本当はNHK杯の時に痛み止めを打ってでも出ようと思っていたんですけど、まず足首が動かなくなって痛みどころじゃなかった。それからこうやって2か月たって、滑るにあたっても、やはりなかなか難しいものがあったりもして。これは本当に治るんだろうかと考えていた時期もたくさんあったんですけど、でも実際こうやって今、滑れていますし、それがすべてだなと思います。過去に考えていたことはたくさんあるし、もちろんネガティブなことばっかりだったかもしれないですけど、でも今こうやってこんなにたくさんの方々の前でこうやってしゃべってますし、しかもその悪いニュースじゃなくて、いいニュースとして、ここで皆さんの前でしゃべっているので、もうとにかく今できることは、このピョンチャンの、自分が本当に夢に描いていた舞台で、夢に描いた演技をしたいと思います」。

Q:オリンピック会場のこのメインリンクで滑ってみて、どんな思いがわいてきたか。
「メインリンクもそうですけれども、まず韓国の地でこうやって滑ってみて、非常に感覚がいいなと思いました。もちろんまだ調整段階なので、まだまだやっていないジャンプやエレメンツはたくさんあるんですけど、徐々に徐々に、自分の中でも計画があるので、その計画に沿って臨機応変に自分のピークを作っていきたいなと思います。まだ試合までに数えられるほどの時間があるので、その時間を有効的に活用して、個人戦にピークが合うようにしっかりやっていきたいと思います」。

「絶対に勝てる自信ある」
Q:少しやせたように見えるが。
「ソチオリンピックの時は、まず体重をちゃんと量っていないので分からないんですけど、4年前よりも筋力はついているので、体重はちょっと増えていると思います。本当に作戦がすごい大事だと思っているので、本当にたくさんの選択肢があるし、もちろん自分の中ではクリーンに滑られれば絶対に勝てるという自信はあるし、そういうふうに本当に思っているので、そのクリーンに滑るプログラムを何にしていくのかは、これから徐々に徐々に調子を上げていく中で決めたいと思っています」。

Q:氷の上に乗ったのが1か月前と聞いたが、短い間でどんなことに一番集中してやってきて、どんなことが一番苦しかったか。
「体力に関しては非常に不安でした。あとやはり氷上に乗っていなかったので、自分の回転の感覚だったりとか、フィギュアスケートは陸上でできるものでもないですし、そこの感触、氷の感触であったり、スケートの感覚であったり、そういうものは不安でした。でも滑ってみて1か月、こうやってここにいるので、オリンピックに出られるって思えるくらいの練習はしてこれているので問題は無いです。つらかったことと言われても特にないんですよね。ただひたすら、やるべきことをこなしてきましたし、これ以上ないことをしてきたので、なにも不安要素はないです。ただひたすら、今この場所でやれることをやりたいと思っています」。

 

✿ News ✿ 

羽生結弦 4回転跳べる!本番リンクで練習 2種類計5度着氷
daily 2018.02.13
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/13/0010981442.shtml

 フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が13日、江陵アイスアリーナの本番会場で練習し、2種類の4回転ジャンプを計5度着氷した。

 氷に乗った羽生は、入念にスケーティング。3日後に迫る決戦の地の感触を確かめると、上着を脱ぎ、3回転ジャンプを次々に成功。4回転トーループ、4回転サルコーも着氷し、フリー「SEIMEI」の曲かけに入った。

 冒頭のサルコージャンプは2回転になったが、演技後半には4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを着氷。4回転トーループ-1回転ループ-3回転サルコーの3連続ジャンプもしっかりと降りた。

 昨季世界で初成功した4回転ループは、踏切動作の確認はしたが跳ばなかった。

 羽生は11日に練習拠点のカナダから韓国入り。前日12日にサブリンクで行われた氷上練習では、何度も1回転ジャンプを確認し、1度だけトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。15分で練習を切り上げていた。

★★★

羽生結弦 66年ぶりの五輪連覇へ「クリーンに滑れば勝てる自信ある」
daily 2018.02.13
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/13/0010981589.shtml

 フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が13日、江陵アイスアリーナの本番会場で練習し、会見した。海外メディアを含む報道陣約200人、テレビカメラ10台以上が集結。66年ぶりの連覇に挑む羽生の注目度の高さがうかがえた。

 会見の冒頭で「ケガをしてから3ヶ月間、試合を見るだけで、滑れない日々長くて、きつい時期を過ごしたけど、こうやって無事に五輪の会場で、メインのリンクで滑れてうれしく思う」と思いを語った羽生。「たくさんいろんな方から応援のメッセージを頂いた。本当に感謝の気持ちでいっぱい」と、多くの支えに感謝した。

 2カ月近く氷から離れ、氷上に復帰したのはわずか1カ月前。それでも3週間ほど前からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習を始め、2週間ほど前から4回転も跳び始めたという。

 本番をどのようなジャンプの構成で臨むかについては「作戦がすごい大事だと思う。たくさんの選択肢がある」と明言しなかったが「自分の中ではクリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と断言。「ひたすらやるべきことをこなしてきたし、これ以上ないことをしてきたので。何も不安要素はない」と鋭いまなざしで語った。


★★★

羽生選手、4回転を5度成功 五輪本番リンクで公式練習
daily 2018.02.13
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/13/0010981663.shtml

 【平昌共同】フィギュアスケート男子の2014年ソチ冬季五輪王者で、平昌五輪が右足首故障からの復帰戦となる日本のエース羽生結弦選手(23)=ANA=が13日、会場の江陵アイスアリーナの本番リンクで初滑りした。公式練習で40分間の割当時間を使い切り、故障後初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトーループを計5度成功させた。

 映画「陰陽師」の音楽を使ったフリーの演目「SEIMEI」を滑った練習ではサルコーとトーループの4回転を1度ずつ決めた。4回転ループを成功する場面はなかったが、ジャンプを着氷する右足首故障の影響を感じさせなかった。

★★★

羽生選手に海外メディアも注目 フィギュア、江陵の会場で会見
daily 2018.02.13
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/13/0010982718.shtml

 【平昌共同】フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を目指す羽生結弦選手(23)が13日、会場の江陵アイスアリーナで記者会見に臨み、外国メディアからの質問も飛んで注目の高さをうかがわせた。

 右足首故障からの復帰戦となる。ロイター通信の記者からは「いろいろ苦労して精神的に選手として強くなった人が多い。羽生選手はどうか」と聞かれ「スケートをしていたら学ぶ機会がなかったものがたくさんあった」とプラス面を挙げた。米メディア記者の「すごく細く見える。ソチの頃よりやせたか」との質問には「4年前よりも筋力がついていると思うので体重は増えていると思う」と応じた。

★★

羽生、4回転ジャンプ2種計5本着氷!本番会場で全開練習
2018年2月13日 10:09
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/13/kiji/20180213s00079000189000c.html

 右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が13日、本番会場の江陵アイスアリーナで練習を行った。

 11日に韓国入りした羽生は12日はサブリンクで約15分だけの軽めの調整で、高難度のジャンプはトリプルアクセル(3回転半)を1本跳んだだけだった。この日は4回転ジャンプを解禁し、トーループとサルコーに成功。計5本の4回転ジャンプに着氷した。フリーの曲をかけた際はトーループ2本、サルコー2本の計4本の4回転ジャンプを想定した構成で滑った。

 男子のショートプログラム(SP)は16日、フリーは17日に行われる。

★★★

羽生、公式練習で4回転ジャンプ連発! 16日SP/フィギュア
sanspo 2018.2.13 10:48
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180213/pye18021310480047-n1.html

 平昌五輪第5日(13日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が、会場の本番リンクでの公式練習に臨んだ。右足首の負傷から復活を目指す舞台で、2種類の4回転ジャンプを披露し、5度決めた。フリーの和風プログラム「SEIMEI」の曲をかけた練習では、4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを降りた。右足首を気にするそぶりは見せず、状態の良さをうかがわせた。

 男子のショートプログラム(SP)は16日に、フリーは17日に行われる。

★★★

羽生結弦が記者会見「絶対に勝てる」
2018年02月13日 10時55分
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2018/feature/20180213-OYT8T50023.html

 平昌オリンピックのフィギュアスケートに出場する羽生結弦が13日、記者会見に臨んだ。主なコメントは以下の通り。

 「リンクに乗れるまで長くかかったので、陸上でジャンプのフォームなどを固めようとやっていた。氷に乗った時にそのイメージを移すようにした。トリプルアクセルを飛び始めたのは3週間前。4回転が2週間前ほど」

 「ソチで優勝して、沢山の方が興味を持ってくれるようになった。(くまのプーさんは)ジュニアのころからティッシュケースにつけていて、ファンが投げ込んでくれるようになって部屋の中が全部プーさんになった」

 「スケートができなかったのが2か月。スケートをしていたら、学ぶ機会がなかったかもしれないことがたくさんあった。できなかったからこそ、陸上でできたこともあり、考えることもあった。2か月は無駄ではなかった。たくさんのことを学べた」

 「クリーンに滑れば絶対に勝てる。何も不安要素はない」

★★★

羽生結弦が公式会見、寄せられた応援メッセージに「感謝の気持ちで今いっぱい」
2018年2月13日11時6分 スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180213-OHT1T50129.html

◆平昌五輪第5日(13日)

 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が13日、メインリンクで初滑り。4回転を5本決めた。その後、会見に臨んだ。

 会見で羽生は「とりあえず、ケガをしてから3か月間、本当に試合を見るだけだったしスケートも滑れない日々が長くてすごいきつい時期を過ごしましたけれど、こうやって無事にオリンピックの会場で、メインのスケートリンクで滑ることができて嬉しく思います」と感想を口にした。

 そして「まだまだ試合が始まったわけでもないし、全然気を緩めるつもりはないですけれど、しっかりと集中しながら、できることをしっかりと1つずつしっかりとやっていきたいと思います」と語った。

 また「すいません。もう1個だけいいですか?」と自ら切り出し「自分がけがをして苦しい時期もですけれど、本当に年が明けてからもたくさんいろんな方々から応援のメッセージをいただきました。そして本当に感謝の気持ちで今いっぱいでいます。まだ試合が終わっていないのでこう言うのも変かもしれないですけれど、本当にたくさんのメッセージ、ありがとうございました。そしてそのメッセージの力も自分のスケート演技につなげたいと想います」と感謝を述べていた。

 羽生はこの日のメインリンクでの練習ではトウループとサルコーを成功させて臨んだ「SEIMEI」の曲かけ。冒頭の4回転サルコーは2回転になり、続くトウループはパス。後半の4回転サルコー―3回転トウループ、続く4回転トウループ―1ループ―3サルコーは見事に決めた。

 この日の「SEIMEI」は4回転はサルコー2本、トウループ2本の2種類4本の構成だった。

 個人戦の男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。

★★★

フィギュア羽生「クリーンに滑れば絶対に勝てる」
五輪会場で記者会見
2018/2/13 11:23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26821170T10C18A2000000/

 【平昌=原真子】五輪2連覇を狙うフィギュアスケート男子の羽生結弦(23、ANA)が13日、平昌五輪会場の江陵アイスアリーナで記者会見した。立すいの余地もないほどのメディアで埋まり、「会場で滑る日が来てうれしい。クリーンに滑れば絶対に勝てると思う」と力強く話した。

 昨年11月のNHK杯公式練習で右足首を負傷。当時、痛み止めを飲んで出場するつもりだったが、「足首が動かなくなり、痛みどころの話でなくなったので」と苦笑。正直、治らないのではないかと思った時期もあったそうだが、「陸上トレーニングとか、スケートをしていたら学ぶ機会がなかったことを学べた」と、決してつらい時期ではなかったと強調した。

 記者会見前には試合を行うメインリンクで40分間練習。前夜の練習では跳ばなかった4回転ジャンプもトーループとサルコーを跳び、「4回転+3回転」などの連続ジャンプも跳んだ。フリーの曲かけ練習では、4回転が2回転になることもあったが、プログラムに入っているジャンプはほぼ通した。

 「まだ調整段階で、やっていない要素はたくさんある。自分の中でも計画があるので、臨機応変にピークをつくりたい。時間はある」。この会場では昨年、四大陸選手権も開催された。2位だった羽生は「非常にいい感覚があるリンク」と好印象があるようだ。

 ただ、ジャンプの着氷に慎重になっている様子はうかがえ、記者会見でも回答に窮する場面も。「氷で滑り始めて1カ月、五輪に出られると思えるくらいの練習はしている。問題はない」。羽生は自分に聞かせるように言い切ると、笑顔で会場を後にした。

★★★

羽生結弦が練習で4回転跳んだ 回復印象づける
nikkan 2018年2月13日11時28分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802130000397.html
 羽生が4回転を跳んだ。フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦(23=ANA)が13日、ピョンチャン五輪本番会場、江陵アイスアリーナのリンクで練習した。

 前日12日の練習では、15分だけの軽い調整にとどめたが、この日は、4回転サルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプ計5本を跳ぶなど、回復を印象づけた。

★★★


羽生結弦「不安要素はない」 3週間前から3回転半跳ぶ
asahi 後藤太輔 2018年2月13日11時35分
https://www.asahi.com/articles/ASL2F2PGPL2FUTQP003.html?iref=pc_ss_date

 「ただひたすら、やるべきこと、これ以上ないことをやってきたので、何も不安要素はない」

 16日に始まる平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりとなる五輪連覇を目指す羽生結弦(23)=ANA=が13日午前、試合会場となる江陵アイスアリーナで記者会見に臨んだ。右足首のけがからの復帰戦となる五輪に向けて、自信をはっきりと口にした。

 終始にこやかだった。また、質問に対して少し考えながら、慎重に答えた。けがをしたのは昨年11月上旬のNHK杯での練習中。「痛み止めを飲んででも出ようと思っていたが、足首が動かなくなってしまった」。その後、約2カ月間、練習ができなかった。練習再開後も、「滑るにあたって、難しいこともあった。治るんだろうかと考えた時期もたくさんあった」という。トリプルアクセル(3回転半)ジャンプを跳び始めたのは3週間前、4回転は、2週間~2週間半前だと答えた。

 しかし、その後の回復は良好だったようだ。この日は会見前に試合会場となるリンクで約40分間練習し、得点源の3回転半や4回転からの3連続ジャンプなどをきれいに決めていた。前日に練習用リンクで調整した以上の時間をかけ、ジャンプを跳んで確かめた。

 「待ってて良かったと言われる演技をしたい」。最後は、「ありがとう」「カムサハムニダ」「サンキュー」「メルシー」など、各国の言葉でお礼を言って、詰めかけた世界各国のメディアにお辞儀をして会場を去った。(後藤太輔)

★★★

羽生結弦「不安要素ない」…2週間前から4回転
yomiuri 2018年02月13日 11時57分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/Yuzuru-Hanyu/news/20180213-OYT1T50037.html?r=1

 【江陵=石坂麻子】平昌五輪に出場するフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)が13日、会場となる江陵アイスアリーナで練習後、記者会見した。

 昨年11月に負傷した右足首の状態については、「問題はない」とし、3日後の本番に向けて「不安要素はない」と力強く語った。

 羽生選手はこの日、アリーナで練習をした後、記者会見に臨んだ。右足首を負傷したばかりの頃は、痛みとともに、足首が動かない状態だったが、3週間前には3回転ジャンプを跳び、2週間前からは4回転を跳んでいることを明らかにした。

 12日まで行われていた五輪団体戦の出場は回避したが、「五輪に出られると思える練習はしている」と明言。けがをした後の3か月間については、「スケートも滑れない日々がすごく長くて、きつい時期を過ごした」とし、「無事に五輪の会場で滑れてうれしい」と笑顔を見せた。

 フィギュア男子では、66年ぶりとなる連覇に挑む羽生選手。応援のメッセージを寄せてくれるファンには、「感謝の気持ちでいっぱい。メッセージの力も自分のスケートにつなげたい」と話した。

 ショートプログラム(SP)は16日、フリーは17日に行われる。「待っていて良かったと思ってもらえる演技をしたい。自分が夢に描いていた舞台で、夢に描いた演技をしたい」と抱負を述べた。

 羽生選手は11日に韓国入りし、12日に初練習した。13日の練習では、フリーの「SEIMEI」の曲をかけて動きを確認。右足をゆらし、気にするそぶりを見せることもあったが、次々と4回転ジャンプを鮮やかに決めるなど順調な調整ぶりを見せた。練習は一般にもチケット販売されており、多くのファンが日本から応援に来ていた。

★★★

羽生「不安ない…絶対に勝てる自信ある」本番リンクで充実の表情/フィギュア
sanspo 2018.2.13 12:25
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180213/pye18021312250056-n1.html

 フィギュアスケート男子の2014年ソチ冬季五輪王者で、平昌五輪が右足首故障からの復帰戦となる日本のエース羽生結弦選手(23)=ANA=が13日、会場の江陵アイスアリーナの本番リンクで初滑りした。故障後初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトーループを計5度成功。公式練習後の記者会見で「何も不安要素はない。クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と話した。

 映画「陰陽師」の音楽を使ったフリーの演目「SEIMEI」を滑り、サルコーとトーループの4回転を1度ずつ決めた。ジャンプを着氷する右足首故障の影響を感じさせず「きつい時期を過ごしたけど、五輪で、それもメインのリンクで滑ることができてうれしく思う」と語った。

 昨年11月に痛めた右足首の回復が遅れ「治るんだろうかと考えたときもたくさんあった」と打ち明けた。1月に強化拠点のカナダのトロントで氷上練習を再開し、4回転は2週間~2週間半前に跳び始めたという。公式練習で決める場面がなかった4回転ループを演目に組み込むかは明言せず「作戦がすごく大事。たくさんの選択肢がある」と話した。

★★★

羽生が田中刑事のものマネ おちゃめなユヅは健在
nikkan 2018年2月13日12時25分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802130000518.html

 おちゃめなユヅは変わってない? フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(23=ANA)が13日、江陵の本番リンクで練習を行った。

 多くの報道陣が見守る中で、4回転トーループなどに成功。練習の最後には、同じ23歳の田中刑事を横目でチラリ。田中のフリー曲「フェデリコ・フェリーニメドレー」終盤のコミカルな「駆け足」ポーズを、ちょっぴりマネして、にこっと笑った。

 羽生は、14年ソチ五輪でも町田樹さんのエキシビションで英国ロックバンド、クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」に乗った豪快なエアギターの振り付けをマネして、見学するボランティアたちを喜ばせたことがある。右足首のけがからぶっつけ本番で臨む2度目の五輪だが、明るい性格は健在だった。

★★★

羽生「絶対に勝てる」 公式練習で4回転5度成功
2018/2/13 12:29
https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20354_T10C18A2000000/

 【平昌=共同】フィギュアスケート男子の2014年ソチ冬季五輪王者で、平昌五輪が右足首故障からの復帰戦となる日本のエース羽生結弦選手(23)=ANA=が13日、会場の江陵アイスアリーナの本番リンクで初滑りした。故障後初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトーループを計5度成功。公式練習後の記者会見で「何も不安要素はない。クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と話した。

 映画「陰陽師」の音楽を使ったフリーの演目「SEIMEI」を滑り、サルコーとトーループの4回転を1度ずつ決めた。ジャンプを着氷する右足首故障の影響を感じさせず「きつい時期を過ごしたけど、五輪で、それもメインのリンクで滑ることができてうれしく思う」と語った。 

 昨年11月に痛めた右足首の回復が遅れ「治るんだろうかと考えたときもたくさんあった」と打ち明けた。1月に強化拠点のカナダのトロントで氷上練習を再開し、4回転は2週間~2週間半前に跳び始めたという。公式練習で決める場面がなかった4回転ループを演目に組み込むかは明言せず「作戦がすごく大事。たくさんの選択肢がある」と話した。

 11日に韓国入りし、12日には会場の練習リンクで軽めに調整した。男子で66年ぶりの五輪2連覇を目指し、16日にショートプログラム(SP)に臨む。

★★★

羽生結弦、4回転次々着氷 本番へ不安なし「クリーンに滑れば絶対に勝てる自信ある」
2018.2.13 14:27
http://www.sankei.com/photo/photojournal/news/180213/jnl1802130002-n1.html

 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を狙い、昨秋の右足首負傷から復帰を目指してきた羽生結弦(ANA)が13日午前、五輪会場となる江陵アイスアリーナの本番リンクで行われた公式練習で初めて調整。4回転ジャンプをきれいに跳ぶなど、3日後に迫る本番に向けて順調な回復ぶりを印象づけた。
 練習リンクで約15分の短い調整にとどめた前日とは対照的に、この日は同じ日本代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)ら3選手とともに40分間の枠をフルに使って滑った。ブライアン・オーサー・コーチらが見守る中、前日と同様にゆっくりと体を氷にならし、練習中盤からは3回転ジャンプを着氷。その後、4回転トーループと4回転サルコーを降りた。

 フリー曲「SEIMEI」をかけた場面では、演技後半の4回転サルコー-3回転トーループの2連続や4回転トーループを含む3連続のジャンプを次々に着氷。演技を終えると、リンクサイドに戻ってオーサー・コーチに親指を立てて好感触をアピールした。
 男子は16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われる。(平昌=田中充)

★★★

羽生、一気にギア上げて2種類の4回転も着氷
2018.2.13 22:07更新
https://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180213/pye1802130093-n1.html

羽生が一気にギアを上げた。ほとんどのジャンプが1回転で約15分の調整にとどめた前日の練習リンクから一転、昨季の四大陸選手権以来となる五輪本番リンクで田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)らと40分間の枠をフルに使い滑り込んだ。

 ブライアン・オーサー・コーチらが見守る中、体をゆっくりと氷に慣らした。練習中盤からは3回転ジャンプを着氷。その後、4回転トーループと4回転サルコーを立て続けに着氷した。

 さらに、フリー曲「SEIMEI」をかけた場面では、演技後半の4回転サルコー-3回転トーループの2連続や4回転トーループを含む3連続のジャンプを鮮やかに着氷した。リンクサイドに戻ると、オーサー・コーチに親指を立てて好感触をアピールした。

 五輪にはギリギリの調整でたどりついた。練習後の会見で「4回転を跳び始めたのは2週間か2週間半くらい前」と明かした。年明けの氷上練習再開までは、「陸上でジャンプのフォームやイメージを作り上げていた」という。

 昨年11月の負傷以降についても、前向きに答えた。「つらかったことは特になかった。ひたすら、やるべきことをこなしてきた。(五輪では)自分が夢に描いていた舞台で、夢に描いた演技をしたい」。王者は焦りや不安を見せずに会見場を後にした。(田中充)

★★★

羽生「自信ある」…4回転ループは言及避ける
2018年02月13日 23時43分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/Yuzuru-Hanyu/news/20180213-OYT1T50073.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が13日、試合会場の江陵アイスアリーナでの練習後に記者会見し、男子で66年ぶりとなる五輪連覇に向けて「クリーン(ミスなくきれい)に滑れば絶対に勝てるという自信はある」と語った。

 昨年11月に右足首を負傷した羽生は、その後の経過を明らかにした。直後は右足首を動かせず約2か月も滑れなかった。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳び始めたのが約3週間前で4回転は約2週間前に練習再開したばかりという。

 急速に復調している模様で、13日はトウループとサルコーの4回転2種類を跳んだ。試合本番で4回転ループを跳ぶか問われ「あんまり言うことはない」と言及を避け、「たくさんの選択肢があるし、調子を上げていく中で決めたい」と語った。

★★★

羽生、本番リンク練習で2種類の4回転ジャンプ5度成功「絶対に勝てる」
daily 2018.02.14
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/14/0010983980.shtml

 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)

 フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が13日、江陵アイスアリーナの本番会場で練習し、2種類の4回転ジャンプを計5度着氷した。世界歴代最高得点をマークした大会も、臨んだのは同じ2種類の4回転。絞り込んだ演技構成で五輪連覇へ挑む可能性が高まった。その後行った会見では、海外メディアを含む報道陣200人を前に「クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」などと力強く思いを語った。SPは16日、フリーは17日に行われる。

 世界中が彼の言葉を待っていた。ディフェンディングチャンピオンである羽生は、各国から集まった報道陣約200人を前に会見。「クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある。それ(構成)を何にするかは、これから徐々に調子を上げる中で決めたい」と話した。勝負の鍵を握る4回転については「たくさん選択肢がある」と明言を避けたが、連覇の自信が強くにじんだ。

 会見前の練習では、右足首の不安を一蹴するかのように、次々にジャンプを成功。この日跳んだ4回転はトーループとサルコーの2種類で、フリー「SEIMEI」の曲かけ中に決めた2本も含めて計5度降りた。

 五輪へと向かう今季、羽生はトーループとサルコー、ループ、そして昨年10月のロシア杯で初成功したルッツの4種類を用意していた。多種類の4回転を跳ぶ世界の流れを受けてのものだが、たとえこの日の2種類で戦っても、羽生には勝算がある。

 羽生が持つ合計の世界歴代最高得点は15年GPファイナルでマークした330・43点。当時の4回転ジャンプはこの日と同じ2種類で、フリーは3本の構成だった。練習から想定される今回のフリーでの4回転は、前半2本・後半2本の計4本に増える見込み。単純にジャンプの基礎点だけを計算すると、当時の得点を上回れる。

 また多種類に挑む場合よりもプログラム全体の完成度を上げられる可能性も高い。実際、右膝の不調によりループを封印し、同様の2種類で臨んだ今季初戦のオータムクラシックSPでは世界最高点を更新している。

 羽生の説明では2カ月ほど氷には乗れず、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳び始めたのはわずか3週間前だった。4回転に至っては、まだ2週間ほど。羽生が「計画に沿って臨機応変に自分のピークを作っていきたい。まだ時間はあるので、その時間を有効的に活用して、個人戦にピークが合うようにやりたい」と言うように、日を追って状態が上がっていくことは間違いない。

 「ただひたすらやるべきことをこなしてきたし、これ以上ないことをしてきた。何も不安要素はない。この場所でやれることをやりたい」。確固たる決意を持って臨む2度目の五輪。その場所に立てる高揚感と、わき上がる闘志を抑えながら、王者がラストスパートをかける。

★★★

羽生、公式練習で正確な着氷 金メダルへ「作戦大事」
2018年2月14日
http://www.chunichi.co.jp/article/olympics/pyeongchang2018/news/CK2018021402000152.html

ソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(ANA)が13日、試合会場となる江陵アイスアリーナで練習し、昨年11月の右足負傷後、公の場で初めて4回転ジャンプを披露した。トーループとサルコーの2種類で、いずれも跳んだ本数は少ないながらも正確な着氷を連発。男子では66年ぶりとなる2連覇に向け、最終段階に入った。男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。

 万全とはいかないが、金メダルへの最低限のレベルまで戻してきた。世界王者、羽生が40分間の練習で平昌の演技構成をのぞかせた。

 フリー曲「SEIMEI」をかけた演技ではサルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプを跳んだ。昨季から跳ぶループと、今季から構成に入れ始め、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷のきっかけとなったルッツの4回転は封印。4回転の総数も今季当初の5本から3本に減っていた。

 「本当に作戦が大事になる。自分の中ではクリーンに滑れば勝てる自信がある」。各国150人の報道陣が集まった会見で羽生は豪語した。

 羽生のジャンプは予備動作が少なく、跳び幅も大きいため、成功すれば、各ジャンプのGOE(出来栄え点)で1~3点の加点を引き出せる。2015年グランプリ・ファイナルではこの日と同じ2種類の4回転で臨み、合計の世界歴代最高330・43点をたたき出した。

 すべてのジャンプをそろえることが前提だが、当時の構成でも、自身より多くの種類の4回転を取り入れるネーサン・チェン(米国)や宇野昌磨(トヨタ自動車)に総合力で勝つことも十分可能だ。

 課題は本人も「不安だった」と語る体力面。昨年11月の負傷後、約2カ月氷上を離れた。負担の少ない陸上での練習で体力低下を抑えてきたが、「回転の感覚や、氷の感触は陸上とは違う」と懸念材料だった。

 それでも先月上旬に氷上練習を始めたことを考えれば、見通しは明るい。「滑って1カ月でここにいる。五輪に出られるって思えるくらいの練習ができているので問題はない」と強調。連覇への自信に揺るぎはない。(江陵・原田遼)

★★★

羽生、4回転ぜ~んぶ成功!本番リンクで初練習「絶対勝てる」/フィギュア
sanspo 2018.2.14 05:07
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180214/pye18021405070007-n1.html

 平昌五輪第5日(13日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケート男子の羽生結弦(23)=ANA=が13日、会場の江陵(カンヌン)アイスアリーナの本番リンクで公式練習を行った。昨年11月の右足首負傷後、初めて公の場で4回転ジャンプに挑み、サルコーとトーループを計5度成功させて回復ぶりをアピール。練習後の公式会見では、16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーがある男子個人66年ぶりの連覇に強気の姿勢を示した。

 笛や太鼓の調べが久々に公のリンクに流れた。映画「陰陽師」の音楽を使ったフリーの和風プログラム「SEIMEI」。1回転ジャンプを中心に調整した前日12日から一転、羽生がペースアップだ。40分間で5度の4回転ジャンプを披露した。

 「クリーンに(ノーミスで)滑れば、絶対に勝てる自信がある。何も不安要素はない」

 公式練習は午前9時半にスタート。同い年の田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=や2人の海外選手とともに銀盤に立った。10分後。日本のリンクよりも暖かい会場で、ジャージーを脱ぐ。滑らかなスケーティング、そして鋭いジャンプ。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を連続で決め、トーループ、サルコーと4回転も立て続けに降りた。前夜の調整から一気に強度を上げた。右足首を気にするそぶりはない。

 曲をかけた練習では、演技後半の4回転サルコー-3回転トーループの連続技に、4回転トーループを含む3連続のジャンプも着氷。朝早くの練習に駆けつけたファンが大きな拍手で沸く出来栄えだった。リンクサイドで見守ったコーチのブライアン・オーサー氏(56)に向けては親指を立てた。順調な回復ぶりを物語った。

 この日の「SEIMEI」での4回転は、サルコーとトーループの2種類を2本ずつ跳ぶプランだった。直近の実戦だった昨年10月のロシア杯では、世界で初成功した4回転ループや大技のルッツを含む4種類5本を取り入れていた。

 昨年11月に右足首の靱帯(じんたい)を痛め、氷上練習を再開したのは年明けの1月上旬。それまでは陸上でジャンプのフォームを固めるトレーニングを積んだ。トリプルアクセルは3週間前、4回転ジャンプは約2週間前に跳び始めた。連覇がかかる五輪では、堅実な構成で勝機を探るとみられる。

 公式練習後、単独での会見に臨んだ。国内外の約150人の報道陣を前に、冒頭で自ら「一個だけ良いですか」と切り出すと、負傷後の約3カ月間、支えとなった人々への言葉を紡ぎ出した。

 「けがをして苦しいとき、色んな方々から応援のメッセージをいただいた。まだ試合が終わっていないから、こう言うのはおかしいかもしれないけど、本当にたくさんのメッセージをありがとうございました。メッセージの力も演技につなげたい」

 誠実にファンと向き合う王者らしく、真っすぐな気持ちを打ち明けた。好調の4回転ジャンプと、自信の口調。ファンにとっては何よりのバレンタインプレゼントだ。

 「自分が本当に夢に描いていた舞台で、夢に描いた演技がしたい」。16日のSPまであと2日。不屈のスケーターの脳裏には、66年ぶりの連覇へのシナリオができあがっている。 (鈴木智紘)

★海外メディア大挙
 羽生の会見には外国メディアも多数出席。注目の高さをうかがわせた。ロイター通信の記者から「いろいろ苦労して精神的に選手として強くなった人が多い。羽生選手はどうか」と聞かれ、「スケートをしていたら学ぶ機会がなかったものがたくさんあった」とプラス面を挙げた。米国記者の「すごく細く見える。ソチの頃よりやせたか」との質問には「4年前よりも筋力がついていると思う」と応じた。

★★★

羽生「絶対勝てる」メインリンクで4回転5発!クリーン演技で連覇へ
2018年2月14日 05:30
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/14/kiji/20180213s00079000555000c.html

 右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が13日、江陵アイスアリーナの本番リンクで初練習を行った。前日のサブリンクの練習では跳ばなかった4回転ジャンプを計5本着氷し、復調をアピール。ジャンプ構成は難易度を下げる方針で「クリーンな演技」で男子66年ぶりの五輪連覇を目指す。16日にショートプログラム(SP)が行われる。

 羽生が本番モードに入った。前日のサブリンクの初練習では3回転半を1本跳んだだけの15分間の軽い調整だったが、メインリンクに入るとエンジンを全開。割り当てられた40分間をフルに使って計21本のジャン プを跳んだ。 報道陣の前で故障後初めての4回転ジャンプとなるトーループに挑むと、いきなりきれいに着氷した。続いて4回転サルコーも降りた。4回転ジャンプは計8本挑んで5本着氷。まずまずの成功率で「まだ調整段階でやっていないジャンプもある。非常に感覚はいい」と納得顔だった。

 フリーの曲「SEIMEI」をかけた際のジャンプ構成はトーループ2本、サルコー2本の計4本の4回転ジャンプを想定したものだった。既にオーサー・コーチはケガの原因となったルッツ回避の 方針を示している。負傷していた右足で踏み切るループは練習では不発で、羽生は構成に入れるかは明言を避けた。

 この日の4回転2種類4本のジャンプ構成だと、当初目指していた4種類5本の構成より基礎点は13点以上下がる。それでも15年のNHK杯、GPファイナルで世界最高を連発した際のジャンプ構成の基礎点より2点以上多い。羽生は「作戦が大事だと思っている。たくさんの選択肢がある。クリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と力強く語った。

 五輪連覇のキーワードは「クリーン」だ。チェン(米国)らライバルは羽生より高難度のジャンプ構成で挑むのは確実だが、ミスなく滑れば演技点やジャンプなどの出来栄え評価の加点でカバーできると計算している。「クリーンに滑るプログラムを何にするかは、これから調子を上げ決めたい」。練習はあと2日。右足首の状態やスタミナを見極めながら最も有効なジャンプ構成を探っていく。

★★★

羽生「2カ月間は無駄でなかった」イメージ形に勝つ
nikkan 2018年2月14日9時12分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802140000194.html

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を目指す羽生結弦(23=ANA)が13日、江陵アイスアリーナの本番リンクで練習し、右足首を痛めてから初めて公の場で4回転ジャンプを決めた。4回転サルコーとトーループの2種類を計5度成功。直後の会見では、4回転ループへの挑戦をにおわせつつ、「作戦が大事。クリーンに滑れば絶対勝てる」と、金メダルに向けた臨機応変のジャンプ選択を示唆した。

 羽生の滑りが、すべてを物語っていた。五輪本番のリンクに、勝負のフリー曲「SEIMEI」が流れた。冒頭の4回転ジャンプは跳び損じ、2本目はスルーも、続く3回転フリップは決めた。ここからの後半が見せ場だ。4回転サルコー、4回転トーループ-からの連続ジャンプを2つとも流れるように成功させた。1カ月前に氷上に復帰したとは思えない美しい跳躍で復活をアピールした。

 直後の会見では、右足首を痛めた昨年11月からの経緯を語った。「トリプルアクセル(を跳べるようになったの)が3週前、4回転が2週間、2週半前だと記憶しています」。氷に乗れない間は、頭の中で何度も自分の跳ぶ姿を思い描いた。「2カ月間は無駄ではなかった。むしろ、たくさんのことを学べた」。痛みが治れば、頭で描いたイメージを形にしていくだけ。五輪を見据え、ブランクを短期間で埋めた。

 「クリーンに滑れば、絶対に勝てる」自信がある。この日、3カ月ぶりにフリーを披露したことで、本番のプランが見えてきた。羽生が跳べる4回転は4種類。そのうち、この日跳んだのは4回転トーループとサルコーの2種類のみ。フリーでは、2種4本がベースとなりそうだ。

 同じく4種を備える宇野昌磨や、さらに5種を跳ぶネーサン・チェンは、羽生より基礎点の高い構成となることが予想される。だが2人を含むどの選手も羽生がサルコー、トーループの2種だけで15年にマークした合計最高得点(330・43点)を超えることが出来ない。宇野は昨年末、フリー4種5本を回避し、五輪では3種4本にすることを決めた。「4回転時代」のトレンドは、難度から質へと移っている。技1つ1つに大きな加点がつく羽生には有利な状況といえる。

 だが、守るつもりもない。この日は、ケガをした4回転ルッツは跳ばなかったが、次に難しい4回転ループを跳ぼうとした。痛めた右足を軸に回るジャンプで、リスクは高い。会見でこの大技に挑むかを問われると「うーん、あんまり言うことはないかな」とけむに巻いた。「作戦が大事」。SPでリードできるか、ライバルが何を跳ぶか、滑走の順番は-。勝つためのジャンプは、ギリギリに決めることになりそうだ。【高場泉穂】

★★★

ジャンプ軸細くケガ思わせない美しい出来/小塚崇彦
nikkan 2018年2月14日11時4分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/column/analyst/news/201802140000198.html

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を目指す羽生結弦(23=ANA)が13日、江陵アイスアリーナの本番リンクで練習し、右足首を痛めてから初めて公の場で4回転ジャンプを決めた。4回転サルコーとトーループの2種類を計5度成功。直後の会見では、4回転ループへの挑戦をにおわせつつ、「作戦が大事。クリーンに滑れば絶対勝てる」と、金メダルに向けた臨機応変のジャンプ選択を示唆した。

      ◇       ◇

 羽生の練習を見て、思っていた以上にしっかり練習を積んできていることが分かった。ジャンプの軸は細く、よく体が動いている。特にフリーの後半で見せた4回転サルコー、4回転トーループからの2つの連続ジャンプは、ケガをしたとは思えない、流れのある美しい出来だった。ただ、ループ、ルッツジャンプはやや軸がずれるなど、不安を残しているようにもみえた。

 今季は、トップ選手の4回転の種類や数が増え基礎点は上がったが、ミスなく滑る演技が少ない。合計点も、宇野が今季初戦のロンバルディア杯で出した319・84点が最高だ。羽生が2季前の15年GPファイナルで世界最高合計点の330・43点を出した時は、4回転はサルコーと同トーループの2種類のみだった。難しいジャンプに挑むのも大事なことだが「勝つ」となると話は別。SPを戦ってみて、五輪で勝つという明確な目標のための構成を選ぶだろう。(10年バンクーバー五輪代表、11年世界選手権銀メダリスト)

★★★

4回転ループなしでも高得点は可能 羽生「作戦が大事」
asahi 後藤太輔 2018年2月14日15時59分
https://www.asahi.com/articles/ASL2F4VY5L2FUTQP01T.html?iref=pc_ss_date

 16日に始まる平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(ANA)が13日、試合会場の江陵アイスアリーナで練習した。2種類の4回転を決めたが、3種類目の4回転ループは跳ばなかった。その後行われた記者会見では、金メダル獲得への作戦が複数あることを口にした。

 羽生は音楽に合わせてフリーを滑った。演技後半、4回転サルコー―3回転トーループ、4回転トーループからの3連続ジャンプをきれいに決めた。

 昨年11月上旬に右足首を痛め、約2カ月後に練習を再開。練習後に記者会見に臨み、「治るんだろうか、と考えた時期もあった」と打ち明けた。3週間前に得点源のトリプルアクセル(3回転半)を跳ぶと、2週間前には4回転も跳ぶように。その後は順調だったようで、「これ以上ないことをしてきた。何も不安要素はない」と言い切った。

 ただ、自身が国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初めて成功した4回転ループはやらなかった。会見でも「ループに関して言うことはない。作戦が大事。たくさんの選択肢がある」と話した。

 確かに、4回転2種類でも羽生は高得点を出す可能性がある。ループなしで出したショートプログラム(SP)の自己ベスト112・72点と合わせると、合計320・05点。これは、羽生の世界歴代最高得点(330・43点)には及ばないが、他のどの選手の自己ベストよりも高い。

 「自分の中では、クリーンに滑れば勝てる自信がある。夢に描いていた舞台で、夢に描いていた演技をしたい」(後藤太輔)

★★★