2010.03.13 - 世青赛

羽生が男子SPで3位発進
2010.3.11 01:46
 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権(10日、オランダ・ハーグ)男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年のジュニアグランプリファイナルで優勝した羽生結弦(15)=宮城ク=が3位につけた。
 SP首位はグラント・ホッホスタイン(米国)で71.35点。2位はキーガン・メッシング(米国)だった。日本男子で唯一出場となった羽生は、68.75点で首位とは2.60点差だが、ジュニアGPファイナルでもSP3位から逆転で優勝しており、11日のフリーでの演技に期待がかかる。
 世界ジュニアはバンクーバー五輪の日本男子代表が3人とも優勝している大会で、高橋大輔(23)=関大大学院=が02年に優勝。織田信成(22)=関大=は05年、小塚崇彦(20)=トヨタ自動車=は06年に優勝している。
 また、女子SPは12日に行われ、日本からは昨年12月のジュニアGPファイナルで優勝し、日本選手権でも5位の村上佳菜子(15)=グランプリ東海ク=が出場する
 
 
15歳の羽生が逆転優勝
2010.3.13 05:01

http://i.imgur.com/V39dUPA.jpg

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権(11日、オランダ・ハーグ)男子フリーで15歳の羽生結弦(宮城ク)がトップの147・35点をマークし、合計216・10点で優勝した。ショートプログラム(SP)3位だった羽生は、2度のトリプルアクセル(3回転半)を決めるなどして逆転に成功。日本男子の優勝は2002年の高橋大輔(関大大学院)、05年の織田信成(関大)、06年の小塚崇彦(トヨタ自動車)に続いて4人目となる。
 宮城・七北田中3年の成長株、羽生が首位と2・60点差のSP3位からフリーで2位に10点以上の大差をつけ、逆転優勝を飾った。12位に終わった初出場の前回から大きな飛躍を遂げ「やるべきことをできたことが一番うれしい」と喜んだ。昨年12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで初優勝した期待の新鋭は「2014年ソチ五輪の星」。日本男子は07年からの3大会で8位が最高と苦戦してきたが、シニアの舞台で羽ばたいた高橋らに続く存在が、ようやく現れた。