2017.08.08-09 - TCSCC Media Day

羽生、フリーで2季ぶり「SEIMEI」 平昌へ最強プログラム
sponichi 2017年8月9日 07:50
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/09/kiji/20170809s00079000075000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、2連覇を狙う平昌五輪シーズンのフリーで2季ぶりに「SEIMEI」を滑ると発表した。

 「SEIMEI」は映画「陰陽師」の曲を使って、安倍晴明を演じる和テイストのプログラム。既にショートプログラム(SP)は14―15年、15―16年に使用したショパンの「バラード第1番」と発表しており、ともに15年のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点(フリーは17年3月に自ら更新)を出した最強プログラムを選択した。

 この日は拠点のカナダ・トロントで練習を公開。ブライアン・オーサー・コーチは「(羽生は)ジャンプもスキルも向上している。ハイレベルなプログラムになる」と2シーズン前以上のパフォーマンスに手応えを示した。

★★★

羽生結弦、今季フリーは「SEIMEI」再演に決定
Nikkan 2017年8月9日7時50分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869189.html

 フィギュアスケート14年ソチ五輪金メダリスト羽生結弦(22=ANA)の今季フリープログラムが、15-16年シーズン「SEIMEI」の再演となることが8日(日本時間9日)、カナダ・トロントで行われた公開練習で発表された。既にアイスショーで披露している新ショートプログラム(SP)も14-15、15-16年に使用した「バラード第1番」の再演。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを滑るのは極めて異例。世界最高得点を出した得意の曲で、66年ぶりとなる連覇に挑む。

 平安時代の「陰陽師(おんみょうじ)」安倍晴明をテーマとした「SEIMEI」は、自ら選んだ思い入れのあるプログラムだ。狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装に加え、振り付けにも能や狂言を研究して日本の伝統を取り入れた。過去に日本人トップスケーターらも和風プログラムに挑んできたが、国際舞台ではなかなか評価されにくかった。だが、羽生は15年のNHK杯で当時の世界最高得点となる216・07点をマーク。続くグランプリ(GP)ファイナルではさらに219・48点と記録を塗り替え、世界に「和」を認めさせた。

 2季前は4回転ジャンプが2種類3本だったが、昨季4回転ループという新たな武器を加え、フリーでは3種類4本が出来るようになった。「SEIMEI」で4回転ジャンプ4本を成功させれば、自ずと技術点は引き上がる。

 見慣れたプログラムという懸念について、羽生を指導するブライアン・オーサーコーチ(55)は「それはない」と否定した。「誰が見ても、いいなぁと思うプログラムだし、振り付けも新しくなっている。ただ、レベルを引き上げる必要はある」。2度目の「SEIMEI」をいかに進化させるか。五輪に向けて、新たな挑戦が始まる。

★★★
羽生結弦「SEIMEI」五輪連覇へ必勝プログラム
Hochi 2017年8月9日7時50分
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170809-OHT1T50091.html

 男子フィギュアスケートソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が8日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。平昌五輪イヤーのフリープログラムを発表。2季ぶりに「SEIMEI」を演じる。

 ショートプログラム(SP)はショパンの「バラード第1番」を選曲したことをすでに明らかにしており、SP、フリー共に15―16年シーズンのプログラムを再演することが決まった。

「『SEIMEI』を2015―16年シーズンでやって、いい演技が出来た時からこの曲を五輪シーズンで使ってみたいと思っていたので迷いはなかった。先シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと温めていた」と明かした。

 4回転ジャンプの構成は前半にループとサルコーの2本、後半にサルコー―3回転トウループ、トウループ―1回転ループ―3回転サルコーの連続ジャンプ、トウループの3本で計5本。前半2本、後半1本の計3本だった2シーズン前と比べると格段に難易度が上がっている。

 「何より自分でいられるプログラム。滑っていて心地よいし、余計なことを考えずに滑ることが出来る」と話す必勝プログラムで、ディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇を狙う。フリーだけでなくSPもジャンプの難易度は上がっており、自身が持つ世界最高得点330・43点の更新が期待される。

 羽生の今季初戦は9月のオータム・クラシックを予定している。

★★★

羽生フリーは再び「SEIMEI」最強ナンバーで金へ!「迷いなく決めた」
daily 8/9(水) 7:53配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446851.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 テーマは映画「陰陽師」。15年11月のNHK杯(長野)で史上初となるフリー200点越えを達成し、続く12月のGPファイナル(バルセロナ)では219・48点をマーク。世界歴代最高得点(当時)を立て続けに更新した、相性のいいナンバーだ。

 羽生は「15-16シーズンでいい演技ができたときから、オリンピックシーズンでやりたいと決めていた。迷いなく決めました」とキッパリ。

 ショートプログラム(SP)については既にアイスショーで披露しており、14-15年、15-16年の2シーズンで使用したショパンの「バラード第1番」をより深めていく。

 「みんなこのプログラムたちが大好きなんだ」とオーサーコーチ。SP、フリーともに世界歴代最高得点をマークした“勝負ナンバー”で66年ぶりの五輪連覇を目指す。

★★★

羽生結弦、「陰陽師」再び 新しいフリー、初公開
asahi 8/9(水) 2017年8月9日07時55分
http://www.asahi.com/articles/ASK884411K88UTQP01K.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は、平昌五輪シーズンの今季、フリーで「陰陽師(おんみょうじ)」の世界を再び表現する。8日(日本時間9日未明)、カナダ・トロントで新しいフリーを初公開した。世界歴代最高得点を2度更新したことがある名プログラムを改良し、男子シングルで66年ぶりとなる連覇を狙う。

 和風の笛や太鼓の調べに乗って、羽生が滑り始めた。4回転トーループからの3連続ジャンプや、4回転サルコーからの2連続ジャンプを軽々と決めて、生まれ変わった陰陽師を見せた。

 平安時代の陰陽師・安倍晴明が主人公の映画の曲を使用した2015―16年シーズン、羽生は11月のNHK杯で216・07点、12月のグランプリ(GP)ファイナルで219・48点を出した。いずれも当時の世界歴代最高得点で、4回転ジャンプを3度成功した。

 羽生は昨季の世界選手権、フリー「Hope & Legacy」で4回転を4度成功して223・20点を出し、記録を更新した。今季は、フリーで後半に3本の4回転を飛ぶことを目指す。2季前の陰陽師と同じように演技構成点で高い評価を得られれば、難しいジャンプ構成にする今季は、さらなる記録更新と五輪連覇への期待も高まる。

 羽生はショートプログラム(SP)も、過去2季に渡って使用して世界歴代最高得点を出した「バラード第1番」。SP、フリー共に過去と同じテーマを選んだ。

羽生は選択の理由を「呼吸方法も、ジャンプもステップも自分らしく演じられるプログラム」と話した。そして、自分の強みは何かを聞かれ、「全部です」と言い切った。(トロント=後藤太輔)

 

★★★
羽生、五輪でのフリー発表…4回転ジャンプ5本
Yomiuri 8/9(水) 8:12配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00050033-yom-spo

 【トロント(カナダ)=永井順子】2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕まで9日であと半年。フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで、大会連覇を目指す羽生結弦(ANA)が8日午後(日本時間9日未明)、練習拠点のトロントで練習を公開し、五輪で使用する今季のフリーを発表した。

 プログラムは、2シーズン前と同じく映画「陰陽師(おんみょうじ)」の曲を使った「SEIMEI」。4回転ジャンプを5本入れる難しい構成に衣替えし、羽生は「自分に合ったプログラムで、滑っていて心地いい。(五輪で)連覇したい気持ちはある。代表に選ばれたら、金メダル目指してしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 2月9日開幕の平昌五輪は同25日までの17日間行われる。

★★★

羽生結弦のプログラム変遷 定番曲からプリンスの名曲、表現者の幅を広げ…
daily 8/9(水) 9:04配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446960.shtml

 フィギュアスケートのソチ五輪金メダリストで、来年2月の平昌五輪で連覇の期待が懸かる羽生結弦(22)=ANA=が8日、練習拠点のカナダ、トロントで練習を公開。五輪シーズンのフリープログラムを2015-16シーズンで使用した「SEIMEI」を再演することを発表した。「15-16シーズンでいい演技ができたときから、オリンピックシーズンでやりたいと決めていた。迷いなく決めました」。

 すでに発表していたSPは14-15、15-16年シーズンズに使用したショパンの「バラード第1番」。15年GPファイナルで世界最高得点をマークした絶対的な自信を持つ組み合わせで、66年ぶりの五輪連覇を狙う。

 ソチ五輪後の羽生のプログラムの変遷は次の通り。

 ◆2014-15シーズン
 SP「バラード第1番」
 フリー「オペラ座の怪人」

 ソチ五輪後の新シーズン。SPに選んだのは、シニア転向後では初のピアノ曲となったショパン作曲の「バラード第1番ト短調」。また、このシーズンからボーカル入りの曲が解禁となり、フリーには映画「オペラ座の怪人」を選んだ。羽生曰く「中学生の時から好きな曲で思い入れが強い」。GP中国杯で6分間練習中に他の選手と激突し、大けがを負うアクシデントがあったが、驚異的な精神力でGPファイナル2連覇を達成した。

 ◆2015-16シーズン
 SP「バラード第1番」
 フリー「SEIMEI」

 SPは前シーズンに続いてショパンの「バラード第1番」。フリーには、初めての和の曲となる映画「陰陽師」より「SEIMEI」を選んだ。和笛や太鼓の音に合わせて、伝説の陰陽師・安倍晴明を演じ、GPシリーズNHK杯でSP、フリーとも世界最高得点を更新し、322・40点を記録。さらに2週間後のGPファイナルでは、再びSP、フリーとも世界最高得点を更新し、総得点を330・43点まで伸ばし、3連覇を達成した。

 ◆2016-17シーズン
 SP「レッツ・ゴー・クレイジー」
 フリー「Hope&Legacy」

 SPは伝説のシンガー・プリンスのロックナンバー「レッツ・ゴー・クレイジー」に挑戦。プリンスのテーマカラーであるパープルの衣装を身にまとい、ノリノリで観客を煽るなど観客との一体感も感じられるプログラムになった。フリーは久石譲が98年の長野パラリンピックのために作った「Hope& Legacy」。羽生は長野五輪やパラリンピックを見た母が姉をスケートに連れていったことをきっかけに自身も競技を始めたという。「スケート人生の原点」という荘厳な曲を、滑りで体現し、3月の世界選手権ではフリーで自身の世界最高得点を更新する223・20点をマークした。

★★★

羽生、5本の4回転で世界最高更新へ…フリー新「SEIMEI」で
daily 8/9(水) 9:06配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010446977.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 同じ曲を使用してはいるが「常に高いレベルで練習している」と羽生が言うように、今回は後半3本を含む計5本の4回転を入れる構成を予定している。フリー219・48点という歴代最高得点(当時)を記録した一昨年のGPファイナルでは、4回転がサルコー、トーループ2回の2種類3度の構成だっただけに、大幅な得点の伸びが期待される。

 自身が保持する歴代最高点(SP110・95点、フリー223・20点、合計330・43点)についても「越えないと」と意欲的だ。「健康で、けがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状態でまずに選ばれるのが大事。選ばれたら金メダルを狙ってしっかりやっていきたい」と決意を述べた。

★★★

羽生結弦の五輪シーズンのフリーは2季ぶり「SEIMEI」
sankei 2017.8.9 09:10更新
http://www.sankei.com/sports/news/170809/spo1708090011-n1.html

 【トロント=田中充】 2018年平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(ANA)が8日(日本時間9日)、トロントの拠点リンクで練習を公開し、五輪シーズンのフリーで2季ぶりに和をイメージした映画「陰陽師」の楽曲「SEIMEI」を滑ることを明らかにした。

 今春の世界選手権で自身が塗り替えるまで世界歴代最高得点をマークした曲で、新プログラムでは4回転ジャンプを基礎点が1・1倍になる演技後半の3本を含めて5本盛り込み、構成難度を高めた。日本から約80人のメディアが取材に駆けつける中、演技冒頭の4回転ループを決めるなど、調整も順調。日本時間で平昌五輪開幕まで半年を迎え、「連覇したい気持ちはある」と意気込みを語った。

★★★

羽生結弦「自分でいられる」五輪連覇へ陰陽師再演
nikkan 2017年8月9日9時15分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869337.html

 フィギュアスケート14年ソチ五輪金メダリスト羽生結弦(22=ANA)の今季フリープログラムが、05-06年シーズン「SEIMEI」の再演となることが8日(日本時間9日)、カナダ・トロントで行われた公開練習で発表された。羽生にとっては「自分でいられる、滑っていて心地よい」プログラム。昨季に入る前から「五輪で使おうと決めていた」と明かした。

 既にアイスショーで披露している新ショートプログラム(SP)も04-05、05-06年に使用した「バラード第1番」の再演。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを滑るのは極めて異例。世界最高得点を出した得意の曲で、66年ぶりとなる連覇に挑む。

 平安時代の「陰陽師(おんみょうじ)」安倍晴明をテーマとした「SEIMEI」は、自ら選んだ思い入れのあるプログラムだ。狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装に加え、振り付けにも能や狂言を研究して日本の伝統を取り入れた。15年のNHK杯で当時の世界最高得点216・07点をマーク。続くグランプリ(GP)ファイナルではさらに219・48点と記録を塗り替えた。

 2季前のフリーは4回転ジャンプ2種類3本だったが、今季は3種類5本を入れる予定。滑り慣れたプログラムで、これらのジャンプも成功させれば昨季の世界選手権で出した223・20点超えも見えてくる。SP、フリーともに世界最高点を更新できるかとの問いに羽生は「はい」と自信たっぷりに答えた。

 見慣れたプログラムという懸念について、羽生を指導するブライアン・オーサーコーチ(55)は「それはない」と否定した。「誰が見ても、いいなぁと思うプログラムだし、振り付けも新しくなっている。ただ、レベルを引き上げる必要はある」。羽生も「また、と思わせないように演じたい」。2度目の「SEIMEI」をいかに進化させるか。五輪に向けて、新たな挑戦が始まる。

★★★

羽生、新シーズンのフリーは2季ぶり「SEIMEI」/フィギュア
sanspo 2017.8.9 09:49
http://www.sanspo.com/sports/news/20170809/fgr17080909490001-n1.html

 【カナダ・トロント8日(日本時間9日)】フィギュアスケート男子で2014年ソチ五輪王者の羽生結弦(22)=ANA=が拠点とする当地で練習を公開し、連覇がかかる18年平昌五輪に挑む新シーズンのフリープログラムは2季ぶりの「SEIMEI」で臨むと明かした。

 映画「陰陽師(おんみょうじ)」で使用された楽曲で、15-16シーズンの再演となる。2季前は4回転を3回跳ぶ構成だったが、今季は4回転5本の高難度のプログラムとする予定だ。15年のグランプリ(GP)ファイナルで219・48点をマークし、当時の世界歴代最高得点を出した相性のいいナンバーで、五輪連覇へ勝負をかける。

 羽生は、「『SEIMEI』を使うのは、あのシーズン(15-16)が終わった瞬間に決めていた。『またか』と思わせない演技をしたい」と言い切った。

 ショートプログラム(SP)は、既にアイスショーで披露しているショパンのピアノ曲「バラード第1番」で挑む。14-15シーズンから2季連続SPで使用し、15年のグランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高の110・95点をマークした。

 五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例だが、王者は「どこを切り取っても羽生結弦はうまいなというスケーターを目指している」と、洗練した構成での五輪連覇を見据えた。

★★★

羽生結弦「SEIMEI」で4回転5本!平昌に向け「昨季前から温めていた」
sponichi 2017年8月9日 09:51
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/09/kiji/20170809s00079000095000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、2連覇を狙う平昌五輪シーズンのフリーで2季ぶりに「SEIMEI」を滑ると発表した。「SEIMEI」は映画「陰陽師」の曲を使って、安倍晴明を演じる和テイストのプログラム。既にショートプログラム(SP)は14―15年、15―16年に使用したショパンの「バラード第1番」と発表しており、ともに15年のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点(フリーは17年3月に自ら更新)を出した最強プログラムを選択した。

 この日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した羽生は「滑っていて心地よく、自分らしく演じられるプログラム。五輪シーズンで使おうと、先シーズンの前から温めていました」と説明した。フリーでは4回転ジャンプを5本組み込む予定。3本だった2季前より難しい演技構成になり、さらに高得点が期待できる。開幕まであと半年となった平昌五輪へ向けて「まずは健康でけがなく代表に選ばれること。選ばれたら金メダルを目指してしっかり頑張りたい」と意気込みを語った。

★★★

フィギュア男子、羽生が練習公開
フリーは再び「陰陽師」
共同 2017/8/9 10:05
https://this.kiji.is/267819236752524791

 【トロント共同】フィギュアスケート男子で66年ぶりの冬季五輪2連覇を目指す羽生結弦(ANA)が8日(日本時間9日)、強化拠点のトロントで報道陣に練習を公開し、平昌冬季五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽を2季ぶりに再び使用することを明らかにした。

 2015~16年シーズンにフリーの世界歴代最高得点を立てつづけに塗り替えた和風のプログラムで勝負のシーズンに挑むことになった。「いい演技ができた時からもう一回五輪シーズンで使いたいと決めていた。今季へ温めておいた」と9日で開幕まであと半年の平昌五輪を見据えた。

内文同上:

Sankei: http://www.sankei.com/photo/story/news/170809/sty1708090004-n1.html
Asahi: http://www.asahi.com/articles/GCO2017080901000806.html
JOC: http://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=9193
河北新報: http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201708/2017080901000806.html

★★★

羽生、ギア全開で平昌へGO パーフェクトSPを披露
daily 8/9(水) 10:09配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447060.shtml

 フィギュアスケートの世界王者で、平昌五輪で五輪連覇の羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、上々な仕上がりぶりを見せつけた。

 シーズン開幕前とは思えない完成度だ。SP「バラード第1番」の曲かけ練習では、冒頭の4回転ループを着氷すると、演技後半のトリプルアクセル、続く4回転トーループからの連続ジャンプを成功。これまで2シーズン使用してきただけに慣れはあるはずだが、当時は4回転サルコー、4回転トーループ+3回転トーループ、演技後半にトリプルアクセル(3回転半)というジャンプ構成だった。大きく難度を上げた中、羽生は曲中全てのジャンプを着氷する完璧な演技を見せた。

 「(シーズン)前半から合わせられるようにと思ってやってきている」と羽生。15年GPファイナル(バルセロナ)でSP、フリーともに歴代最高得点を記録し、今も残る合計330・43点をたたき出した“ゴールデンコンビ”を引っさげ、序盤からギア全開で平昌五輪シーズンを駆け抜けるつもりだ。

★★★

フィギュアの羽生 五輪へフリーは再び“陰陽師”の曲で
NHK 8月9日 10時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011094061000.html

来年のピョンチャンオリンピックで2大会連続の金メダルを目指すフィギュアスケートの羽生結弦選手が、8日、カナダで練習を公開し、オリンピックシーズンに向けたフリーの演技について2シーズン前に世界最高得点を相次いで更新した曲で臨むことを明らかにしました。

羽生選手は、8日、拠点にしているカナダのトロントで報道陣に練習を公開しました。

このなかでオリンピックシーズンに向けたフリーの演技について、2シーズン前のNHK杯とグランプリファイナルで世界最高得点を相次いで更新した平安時代の陰陽師、安倍晴明を描いた映画の曲、「SEIMEI」で臨むことを明らかにしました。

演技は、得点が高くなる後半の4回転ジャンプを3回に増やし、合わせて5回跳ぶ構成でみずからの世界最高得点をさらに上回ることができる難度の高いものとなっています。
羽生選手は、曲に合わせながら昨シーズンから取り組んでいる4回転ループをはじめ、3種類の4回転ジャンプを繰り返し練習していました。

羽生選手は、「2シーズン前に演技した時からオリンピックシーズンで使いたいと思っていて迷いなく決めた。『SEIMEI』は、自分でいられるプログラムで滑っていて気持ちいい。ピョンチャン大会は、健康でけがなく実力を出せる状態で代表に選ばれることが大事で金メダルを目指したい」と話していました。

一方、ショートプログラムについてはショパンのピアノ曲で臨むことが決まっていてすでにことし5月のアイスショーで演技を披露しています。
羽生選手は、来月、カナダのモントリオールで開かれる大会でシーズン初戦に臨むことにしています。

★★★

羽生、フリーは2季ぶり「SEIMEI」=SPと合わせ再演―フィギュアスケート
jiji 8/9(水) 10:29配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000041-jij-spo

 【トロント(カナダ)時事】来年2月に行われる平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う世界選手権覇者の羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、フリーは映画「陰陽師」の曲「SEIMEI」を2季ぶりに使うことを明らかにした。

 2015~16年シーズンに当時のフリー歴代最高得点を出した和風の曲で、「滑っていて心地良く、余計なことを考えなくていい」と選曲した理由を述べた。4回転ジャンプはループ、サルコー、トーループの3種類を5本。そのうち三つを得点の増す後半に組み込む難度の高い構成で臨む。

 練習ではパートごとに曲をかけて確認。4回転は序盤のループとサルコーを決め、後半もトーループからの3連続を含む三つともきれいに着氷した。

 ショパン作曲「バラード第1番」を使うショートプログラム(SP)と合わせ、いずれも合計330.43点を出した2季前の再演。「自分がどう見せたいか、どう演じたいかをより深められるようになってきている。試合で見たとき、またかと思わせないような演技をしたい」と話した。

 平昌五輪まで9日であと半年。「もちろん連覇したい気持ちはある」と決意を込めた。 

★★★

羽生、フリーは2季ぶり「SEIMEI」=SPと合わせ再演-フィギュアスケート
jiji 2017/08/09-10:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900425&g=spo

【トロント(カナダ)時事】来年2月に行われる平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う世界選手権覇者の羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、フリーは映画「陰陽師」の曲「SEIMEI」を2季ぶりに使うことを明らかにした。

 2015~16年シーズンに当時のフリー歴代最高得点を出した和風の曲で、「滑っていて心地良く、余計なことを考えなくていい」と選曲した理由を述べた。4回転ジャンプはループ、サルコー、トーループの3種類を5本。そのうち三つを得点の増す後半に組み込む難度の高い構成で臨む。

 練習ではパートごとに曲をかけて確認。4回転は序盤のループとサルコーを決め、後半もトーループからの3連続を含む三つともきれいに着氷した。
 ショパン作曲「バラード第1番」を使うショートプログラム(SP)と合わせ、いずれも合計330.43点を出した2季前の再演。「自分がどう見せたいか、どう演じたいかをより深められるようになってきている。試合で見たとき、またかと思わせないような演技をしたい」と話した。
 平昌五輪まで9日であと半年。「もちろん連覇したい気持ちはある」と決意を込めた。 

★★★

 

羽生、フリーは陰陽師再演 練習公開
毎日新聞2017年8月9日 10時54分
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00e/050/273000c

【トロント福田智沙】フィギュアスケート男子で来年2月の平昌五輪で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(ANA)が8日、練習拠点のトロントで練習を公開して、今季のフリーを初披露した。

 勝負のプログラムは2季前の2015~16年シーズンの「SEIMEI」で、平安時代の陰陽師・安倍晴明が主人公の日本映画の楽曲を使用。15年NHK杯、グランプリ(GP)ファイナルと立て続けに当時の世界歴代最高得点をマークしたプログラムだ。羽生は「15~16年シーズンでいい演技ができた時からすでにこのプログラムをもう一回、五輪シーズンで使いたいなと決めていた」と“再演”の意図を話した。

 だが、ただの再演ではない。2季前に同じ曲で滑った時、4回転はトーループとサルコウの2種類計3本。昨季のフリーでループ1本を加えて3種類計4本に挑戦したのを経て、今季は昨季より1本増やして3種類計5本にした。さらに基礎点が1・1倍になる演技後半に3本跳ぶ高難度の構成となっている。

 今季のショートプログラム(SP)は過去に2季連続で滑り、世界歴代最高得点を出したショパンのピアノ曲「バラード第1番」。五輪開幕まで9日であと半年となり、2季前のSP、フリーの組み合わせで本番へ向かう。羽生は「連覇したいなという気持ちがある。代表に選ばれたら金メダルを狙ってしっかりやっていきたい」と誓った。

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【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」
daily 8/9(水) 12:27配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447444.shtml

 フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開した。ショートプログラム(SP)は14-15、15-16年と2季使用した「バラード第1番」、フリーは15-16年に使用した「SEIMEI」で挑む。ともに“再演”となるが、五輪連覇を狙うプログラムへの決意と挑戦への思いを語った。

 以下、一問一答。

 -プログラムは。

 「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」

 -新たな挑戦となる部分は。

 「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」

 -ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。

 「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」

 -8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。

 「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」

★★★

フィギュア 羽生 得意のトリプルアクセルは“万一の備え”に
daily 8/9(水) 13:20配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/09/0010447571.shtml

 フィギュアスケートの世界王者、羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーは15-16年シーズンでも使用した「SEIMEI」で挑むと明かした。

 同じ曲だが中身は違う。フリー219・48点という当時の歴代最高得点を記録した15年GPファイナルでは、4回転がサルコー、トーループ2回の2種類3度だったが、今回は基礎点が1・1倍となる後半3本を含む3種類5本の構成を予定しているという。

 「いまのイメージは最初に(4回転)ループ(4回転)サルコーを跳んで、その後トリプルフリップを前半に。スピン、ステップをして、後半1発目に4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーション。その後4回転トーループ・シングルループ・3回転サルコーのコンビネーションと、ちょっとしたステップから4回転トーループを跳ぶつもりでいます。後半最後の構成は、(3回転)アクセルのコンビネーションをイーグルから跳んでイーグルで締めて、最後はリカバリーでアクセル跳んでもいいし、普通であればトリプルルッツを」。羽生はまるで呪文を唱えるかのように説明した。

 昨季からの大きな変化は、トリプルアクセルを1本に減らし、4回転トーループを2本に増やしたこと。羽生のトリプルアクセルは世界一美しいとも言われており、羽生自身も「アクセルに懸ける思いは強くある」と話していた思い入れの強い武器だ。

 それでも外す決断をしたのは“万一の備え”としてトリプルアクセルほど心強い存在はいないからだろう。フィギュアスケートには同じ種類のジャンプは2度まで、2度跳ぶジャンプは2種類までというルールがあり、失敗した際、選手は種類や回数を考え、修正しつつ演技している。羽生のトリプルアクセルは出来栄えで加点がつくことが多いため、仮に4回転ジャンプが抜けてしまっても「リカバリーで」4回転と“同等”の技を補うことができるのだ。

 備えあれば憂いなし-。挑戦の裏には、練習の段階からさまざまな状況を想定したリスク管理があった。

★★★

連覇へ! 羽生選手「陰陽師」復活
FNN 08/09 13:39
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00366789.html

フィギュアスケートの羽生結弦選手(22)が、連覇を目指す平昌(ピョンチャン)オリンピックに向けて、フリープログラムを初公開。熱い思いがこもった「攻め」のプログラムになっている。
羽生選手は、「フリープログラムは、『SEIMEI』をもう1回、やらせていただこうと思っています。2015年から2016年シーズンにやって、いい演技ができたときから、すでにこのプログラムをもう1回、オリンピックシーズンに使いたいなというふうに決めていたので、もうほとんど迷いなく、フリーの方は決めていました」と語った。
カナダで行われた公開練習で、満を持して披露したフリープログラム。
それは、以前使用した「陰陽師・安倍晴明」がテーマの「SEIMEI」だった。
2年前に使用した時は、当時の世界最高得点をマークし、相性のいいプログラム。
今シーズンは、さらに改良を重ね、4回転ジャンプも、3本から5本に増やす予定で、さらにレベルの高いプログラムとなっている。
羽生選手は、「とにかく今、この構成でしっかりきれいにまとめること。きれいに、まとめるって言っても、きれいにって言っても、後半(4回転ジャンプ)3本跳んでるし、去年よりも確実に構成は上がっていますし、そういった意味でもまずは、1つの『攻め』をしっかりと完成させたいなというふうに思っています」と語った。
ソチオリンピックで金メダルを獲得した羽生選手。
2018年の平昌大会では、66年ぶりのオリンピック連覇を狙う。
羽生選手は、「平昌は、とりあえず健康でけがなく、金メダルを狙って、しっかりやっていきたいなと思います」と語った。

★★★

五輪連覇へ完成度重視=羽生、異例のリバイバル
jiji 2017/08/09-17:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080901010&g=spo

 【トロント(カナダ)時事】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が連覇を狙う来年2月の平昌五輪へ向け、なじみのプログラムを勝負曲に選んだ。ショートプログラム(SP)はショパンの「バラード第1番」、フリーは映画「陰陽師」の「SEIMEI」。合計330.43点の世界歴代最高を出した2季前の再演で挑む。

 SP、フリーとも曲調はほとんど変えず、ジャンプの難度を上げる。SPは2種類を跳ぶ4回転の一つを得点の増す後半に入れる。フリーはループ、サルコー、トーループの3種類を5本跳び、うち三つを後半に組み込む野心的な構成。「(合計の世界歴代最高は)超えなくては」と意気込む。

 異例ともいえるリバイバル。新たな曲だとジャンプを跳ぶリズムを体になじませる時間が必要なため、「特にこの(五輪)シーズンは、そんなことをやっている時間はない。演技そのものを習熟させたい」との思いがあった。4回転争いが激しいだけに完成度をいち早く高める狙いがある。

 ブライアン・オーサー・コーチは批判的な意見も覚悟の上で、羽生の考えを即座に受け入れた。「ジャッジや皆が愛した最高傑作。魂を込められるプログラムだ。あれから2年間で進化し、さらに別次元へ引き上げられる」と言う。ルールや採点傾向を緻密に分析し、金妍児(韓国)、羽生と五輪金メダリストを育てた名将にも迷いはない。 

★★★

【演目発表一問一答】羽生、“異例”の戦略は「余計なことを考えないで済む」
sanspo 2017.8.9 18:44
http://www.sanspo.com/sports/news/20170809/fgr17080918440002-n1.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は8日(日本時間9日)、練習を公開した拠点のトロントで平昌冬季五輪シーズンのフリーに2季ぶりに映画「陰陽師」の音楽を使うと発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 平昌冬季五輪シーズンの演目を発表した羽生は、晴れ晴れとした表情で報道陣の質問に応じた。(共同)

 --SPもフリーも過去に演じた曲。選択に関して迷いはあったか
 「SPは少し迷いもあったかもしれないが、フリーは昨季に入る前から(今季は陰陽師を)使おうと思っていた」

 --4回転ルッツを演目に入れることは
 「跳べるし、練習はそこそこしているが、今は考えていない。この構成できれいにまとめる」

 --SP、フリーともに以前に世界歴代最高得点を出したプログラム。それを超えなければいけない
 「あまりプレッシャーはない。すごく滑っていて心地いいし、ジャンプ、スピン、ステップと全ての要素において『自分』として演じられるプログラム。余計なことを考えないで済む」

 --五輪2連覇に必要なことは
 「クリーンに滑りきるというのが一番大事なこと。それができるようになれば、必然として結果はついてくる。パワーアップしたい」

★★★

羽生、異例の戦略で五輪2連覇へ SPもフリーも再演
sankei 2017.8.9 19:39
http://www.sankei.com/photo/story/news/170809/sty1708090012-n1.html

【トロント共同】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)は8日(日本時間9日)、練習を公開した拠点のトロントで平昌冬季五輪シーズンのフリーに2季ぶりに映画「陰陽師」の音楽を使うと発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 二つは2015~16年シーズンのグランプリ(GP)ファイナルで合計330.43点の世界歴代最高得点を出したときの演目。美しいピアノの旋律が印象的なSPと和風のプログラムのフリーは表現面を示す演技点の5項目でジャッジからの高い評価を受けた。「滑っていて、無理なく曲に溶け込める感覚がすごくある」と勝負のシーズンに自信がある曲をそろえ、9日で開幕まであと半年の五輪で男子としては66年ぶりの快挙を成し遂げる構えだ。

 

★★★

羽生結弦選手五輪連覇へ、2季ぶり「SEIMEI」
TBS NEWS 2017.08.09
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3126804.html

 フィギュアスケートの羽生結弦選手が、今シーズンのフリーの曲を発表しました。オリンピック連覇へ、驚異の演技構成で勝負に出ます。

 カナダ・トロント。東京から1万キロ以上離れたこの地に集まった日本の報道陣は95人。お目当ては、羽生結弦選手です。

 オリンピック連覇を狙う勝負のシーズン。フリーの曲は、映画「陰陽師」より「SEIMEI」。2年前、世界最高得点を2度更新した思い入れのあるナンバーです。羽生選手は、この曲を使うことを1年以上前から心に決めていたといいます。

 「ジャンプ、スピン、ステップ。全ての要素において、自分として演じられるプログラム。試合で見たときにまたっていうように思わせないような、自分の演技にしたい」(羽生結弦選手)

 平昌(ピョンチャン)オリンピックまで、あと半年。フィギュアスケート・羽生結弦選手が、今シーズンのフリーを2シーズン前と同じ曲にすると発表しました。

 驚くべきは、そのジャンプ構成です。予定している4回転ジャンプは自身最多の5本。うち3本を基礎点が1.1倍になる演技後半に配置しました。その効果は絶大。2年前と比べると、ジャンプの基礎点だけで10点近くもアップすることになります。さらに、ジャンプの入り方、降り方を工夫して出来ばえをよくするなど、難易度は格段に上がりますが、完璧に演じれば世界歴代最高得点の更新は確実です。

 そして、ミスの許されないショートプログラムは、ショパンの「バラード第1番」。9日の練習では、3本のジャンプを全て成功させました。通算3シーズン目となるこのピアノナンバーでも、ジャンプ構成はより高度になっています。

 「あのころの構成よりも確実に数段(レベルが)上がっているので、100%超せるよねっていうのが自分の本音です。そこまで行き着くためには、努力をしないといけないし、その構成にしたからこそ、クリーン(ノーミス)な演技を目指したい」(羽生結弦選手)

 66年ぶりのオリンピック連覇へ。自分自身を超え続けてきた絶対王者は、2つの必勝プログラムで勝負のシーズンに臨みます。

 「どこ取ってもどこを切り取っても、あぁやっぱり羽生結弦うまいなと思ってもらえるようなスケーターを目指しているので、もちろん金メダルを狙って、しっかりやっていきたい」(羽生結弦選手)

★★★

【佐野稔の舞評論】羽生、成功イメージある曲で勝負 金への強い意志感じる
sanspo 2017.8.10 05:00
http://www.sanspo.com/sports/news/20170810/fgr17081005000003-n1.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)】フリー、SPとも過去に使った曲を再び使うという例は記憶にない。それも成功した2015-16年シーズンと同じ組み合わせということに、平昌五輪の金メダルは誰にも渡さないという強い意志が感じられる。

 「SEIMEI」は日本調をしっかり出し、躍動感があり、世界にインパクトを与えた「ディス・イズ羽生」といえるナンバーだ。SPの「バラード第1番」も羽生らしさが出る曲。その点はジャッジもよく分かっており、点数を出しやすい。

 2季前に比べて種類も本数も増える4回転ジャンプを、いかにミスなく降りるかは重要課題だけに、体になじんだ曲なら安心感を持てる。鮮烈な成功のイメージがある曲なので、ライバルにプレッシャーを与えられるのも狙いといえるかもしれない。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

★★★

羽生結弦、世界最高得点で66年ぶり五輪連覇狙う!フリー2季ぶり「陰陽師」
2017年8月10日5時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50054.html

 【トロント(カナダ)8日=高木恵】男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。構成は4回転が3種類5本の超高難度プログラムに進化。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンの「バラード第1番」を使うことを発表済みで、自身が15―16年シーズンに記録した合計330・43点の世界歴代最高得点の更新を視野に入れた。

 安倍晴明が再びリンクに降臨する。羽生がフリーで「SEIMEI」を2季ぶりに演じる。15―16年シーズンに当時の世界最高得点219・48点を記録。「あのシーズンが終わった瞬間に、この曲を五輪でやろうと決めていた。何より自分でいられるプログラム。滑っていて心地よいし、余計なことを考えずに滑ることができる」。羽生結弦の魅力を最大限に引き出す曲。迷いはなかった。

 内容は格段に進化している。4回転ジャンプはループ、サルコー、トウループの3種類で昨季から1本増の5本。3本は基礎点が1・1倍になる後半に盛り込んだ。2季前は3本。「同じプログラムだけど、難易度は全然違う。一歩先のことをやっている」。この日の練習は前半と後半を分けた曲かけだったが、ミスなく滑りきった。

 異例のSP、フリーの“ダブル再演”で勝ちにこだわる。330・43点の世界最高得点を記録した史上最強プログラム。単純にジャンプの基礎点を比較すると、現在のフリー世界最高得点(223・20点)で昨季の「ホープ&レガシー」より1・98点、2季前より9・62点高い。SPは2季前より2・96点高く、合計12・58点の上積みが可能。340点超え(343・01点)も視野に入る。自身の記録を超える自信を問われると「はい」と即答。「超えないと」と浮かべた笑みに王者の風格が漂った。

 演目作りは新しいものを一から、シーズンを通して完成形へ近づけていく作業になる。五輪イヤーの今季はスタートラインを変えた。「そんなことをやっている時間はない。それよりも演技そのものを習熟させたい。プラスの状況から始まっているので積み上げていきたい」。ディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪連覇へ、期待は高まるばかり。「代表に選ばれたら金メダルを狙っていきたい」。偉業へ通じる「SEIMEI」第2章が幕を開ける。

 ◆SEIMEI 平安時代の陰陽師・安倍晴明を題材にした野村万斎主演の映画「陰陽師」で使用された曲。羽生自ら「SEIMEI」と名付けた。15―16年シーズンは狩衣(かりぎぬ)をイメージした衣装を着用し「和」の世界を演出。シーズン開幕前には野村と対談し、所作や動きの強弱を学んだ。

 ◆五輪での再演 2006年2月のトリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香は、年明けにフリーを04年世界選手権優勝時に使用した「トゥーランドット」に変更。五輪直前にはSPを「パガニーニの主題による狂詩曲」からフリーで使用していたショパンの「幻想即興曲」に変えた。14年ソチ五輪では金メダルの羽生結弦がSPで2季連続で「パリの散歩道」を滑っている。今季は宇野昌磨がフリーで2季ぶりに「トゥーランドット」を選曲した。

★★★

羽生 神プログラム再び 66年ぶり五輪連覇へ 平昌フリーは「SEIMEI」
daily 8/10(木) 5:02配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/08/10/0010449270.shtml

 フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開し、平昌五輪シーズンのフリーで「SEIMEI」を2季ぶりに再演すると明かした。ショートプログラム(SP)は「バラード第1番」で、こちらも14-15、15-16年に使用したナンバー。五輪王者として過ごした全てを糧に、進化した羽生で連覇に挑む。

 青々としたトロントの空以上に晴れやかで決意に満ちた表情を浮かべ、羽生は語る。「迷いなく決めました」。66年ぶりの五輪連覇を目指す今季、ともに戦うフリーは15-16年に使用した「SEIMEI」。1年以上前から心に決めていた。

 映画「陰陽師」をモチーフとしたナンバーで、15年11月のNHK杯では史上初となるフリー200点超えを達成。続く12月のGPファイナルでは219・48点をマークし、世界歴代最高得点(当時)を立て続けに更新した最強の勝負曲だ。

 再び氷上に舞い降りた安倍晴明。進化も明解だ。一昨年はトーループとサルコーの2種類3本だった4回転ジャンプを昨季のフリーではループを加えた3種類4本に増やし、今季は3種類5本とした。さらに5本中3本は基礎点が1・1倍となる後半に組み込んだ。

 転機は昨季最終戦となった4月の国別対抗戦。羽生はフリーの序盤で4回転サルコーを失敗したが、挽回のために後半3度の4回転に挑戦し、意地で3度全てを着氷させた。「(後半に3本の4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある」

 とはいえ全体を見ると、かつてない高難度プログラム。ジャンプの基礎点のみを単純比較しても今季の方が10点近く高くなる。「同じ曲で同じ流れの中だけど、まったく難易度の違うモノをやっている。同じだからこそ、一歩先のことをやっている時点で違うのかなと思う」。新境地を切り開く覚悟で臨む。

 SPは既にアイスショーで披露したショパンの「バラード第1番」で勝負だ。3季目となるが、15年のGPファイナルでは「SEIMEI」と合わせてSP、フリーともに完璧な演技を披露し、合計の世界最高得点330・43点を記録した“ゴールデンコンビ”。こちらも後半のジャンプの比重を増やし、高得点を狙う。

 最高のフィナーレは最高記録を更新し、五輪連覇を達成すること。「超えないと」と羽生が言うように、難度が上がった分、予定通りの演技ができれば更新は必然だ。それでも「あまりプレッシャーはないですね。むしろこれで出せたから大丈夫という自信はある」と羽生。すがすがしいほど壮大な挑戦が、ついに幕を開けた。

★★★

羽生、五輪へ勝負曲『陰陽師』復活!「もちろん連覇」/フィギュア
Sanspo 2017.8.10 05:05
http://www.sanspo.com/sports/news/20170810/fgr17081005050002-n1.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)=鈴木智紘】フィギュアスケート男子で66年ぶりの冬季五輪2連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が、平昌五輪開幕まであと半年を迎え、練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに、映画「陰陽師」の音楽を2季ぶりに使用すると発表した。ショートプログラム(SP)も2季ぶりにショパンのピアノ曲「バラード第1番」を用いることを決めており、SP、フリーともに再演となる異例の戦略で五輪2連覇に挑む。

 なじみある笛や太鼓の調べが流れる。歴代五輪メダリストで出身者の名前が壁に刻まれたトロントのホームリンク。右の人さし指と中指を立て、胸の前にあてた羽生が中央にたたずんだ。映画「陰陽師」の楽曲を使って安倍晴明を演じる和風プログラム「SEIMEI」がよみがえった。

 「あのシーズンが終わった瞬間に決めていた。今季へ温めておいた。何より、自分でいられるプログラムです。必然として結果はついてくる」

 あのシーズンとは、2015-16年。フリーで史上初の200点超えなど世界歴代最高得点を立て続けに塗り替え、銀盤の歴史に名を刻んだ1年だ。今春の世界選手権で223・20点をたたき出し、自身が更新するまでは歴代最高を記録していた好相性のナンバーで五輪連覇に挑む。

 再演と言っても演技構成の水準は段違いだ。2季前は4回転ジャンプが2種類3本だったが、新たなプログラムでは3種類5本。特に基礎点が1・1倍になる演技後半に3本を組み込む。高難度の構成となるが、「(再演でも)『またか』と思わせない演技をしたい。一つの攻めを完成させたい」と羽生。日本時間で平昌五輪開幕まで半年を迎えたこの日、集まった80人超の報道陣に披露するように複数の4回転ジャンプにトライした。

 自信には訳がある。オフシーズン。座学でスケートと向き合い続けた。人間工学、医学、倫理学。進化のヒントを得ようと、あらゆるジャンルに手を伸ばした。ときには自身のジャンプを数式に当てはめ、物体に回転を生じさせる力の性質を表す「運動モーメント」を分析。「どこを切り取っても『羽生結弦はうまいな』というスケーターを目指している」。表彰台の頂点を目指す向上心が22歳を突き動かす。

 ショートプログラム(SP)では、14-15シーズンから2季連続で使用し、15年に世界歴代最高をマークしたショパンのピアノ曲「バラード第1番」の再演を発表済み。五輪でSP、フリーともに過去のプログラムを実施するのは異例だ。

 二つの勝負曲で、自身が持つ合計330・43点の世界歴代最高得点の更新とディック・バトン(米国)以来66年ぶりの五輪V2に挑む。「もちろん連覇したい。(強みは)全部です」。初戦は9月20日開幕のオータム・クラシック(モントリオール)。絶対王者が、いよいよ平昌ロードへ踏み出す。

★★★

羽生「ソチの時はいっぱいいっぱいだったけど、今は自分の道はっきり」
2017年8月10日5時30分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50059.html

 男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。

 ◆羽生結弦に聞く

 ―ソチ五輪の時と違い追われる立場。
 「別に追われる立場だとは思わない。ソチの時よりもメダル争いがすごく熾烈(しれつ)。今みんな、いろんな個性をもっていて、その個性同士でぶつかっているので、すごい楽しい。僕の個性はオールラウンダーであり、すべての質が高いこと。そういう自分の武器をしっかりと生かして戦いたい」

 ―アプローチの違いは。
 「ソチの時はいっぱいいっぱいだったけど、今は自分の道みたいなものが、すごくはっきりしてきた」

 ―ソチでの経験は生きる。
 「最近、ソチ五輪前後のインタビュー動画や記事を調べた。こんなことを思っていたなとか、あ、すっごい過去にとらわれないようにしてるな、とか。そういうことが自分の経験としてあるので、それはやっぱり有利」

 ―4回転ルッツは。
 「跳べるし、練習でもそこそこ跳べるけど、プログラムに入れることは考えていない。今はこの構成でまとめること。一つの攻めをしっかり完成させたい」

★★★

羽生「陰陽師」再び 五輪連覇へ平昌勝負曲「迷いなく決めた」
Sponichi 2017年8月10日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000376000c.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)は8日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開した。2連覇を狙う平昌(ピョンチャン)五輪シーズンのフリーでは2季ぶりに映画「陰陽師」の曲による「SEIMEI」を使用すると発表。2015〜16年シーズンに世界歴代最高得点を連発した自信作を再投入する。また、4回転ジャンプは1本増やして5本とする意向を示した。

 異例のプログラム選択だった。羽生は既に発表していたショートプログラム(SP)の「バラード第1番」(ショパン)に続いて、フリーも15〜16年シーズンに使用していた「SEIMEI」に戻すと発表。過去に荒川静香がトリノ五輪シーズン途中にフリーを04年世界選手権優勝時に使用していた「トゥーランドット」に替えて金メダルを獲得したことがあったが、SPとフリーの両方を旧作にするのは極めて珍しい。羽生の心の中では1年以上前から決めていたプランで「迷いなく決めました。五輪シーズンで使おうと温めていました」と力強く語った。

 この日の公開練習ではさっそく曲をかけて体を動かした。「自分に合っていて、無理なく溶け込める」。両プログラムは2季前のNHK杯とGPファイナルで世界歴代最高得点を連発した最強プログラム。「このシーズンだからこそ、プラスの状態から積み上げていきたい」とメリットを強調した。コーチのブライアン・オーサー氏も「いい判断だと思う」と背中を押した。

 一方で、ジャンプでは攻めの構成だ。昨季から後半に1本増やして5本にする予定。ジャンプの基礎点の合計は2季前から9・62点、昨季から1・98点アップ。「全く違うことをやっている感覚で、過去の自分にとらわれない」と新鮮な気分で取り組めている。オーサー氏は「ユヅ(羽生)はジャンプもスキルも以前より良くなっている」とハイレベルなプログラムになると予告した。

 平昌五輪開幕まであと半年。日本男子の枠は3で、従来通り全日本選手権(12月)優勝者らが選出される。2季前に出した合計330・43点の世界歴代最高得点の更新を視野に入れ、「ケガなく実力を出せる状況をつくって、まずは代表に選ばれること。選ばれたら金メダルを目指して頑張りたい」と誓った。48、52年五輪を制したディック・バトン(米国)以来66年ぶりの男子五輪連覇が懸かるシーズン。手堅く、積極的に。王者は攻防一体の必勝プログラムで挑む。

★★★

羽生4回転ルッツ見送り 練習で成功率上がるも「考えてない」
sponichi 2017年8月10日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000379000c.html

 羽生は今季投入が期待された4つ目の4回転ジャンプ「ルッツ」について、「今は考えていない」と当面は見送る方針を明かした。

 「跳べますし、練習もしてます」と練習での成功率は上がっているようで、ライバルたちの動向や今後の習熟度によっては平昌五輪の秘策となるかもしれない。

★★★

<羽生結弦>フリーは「SEIMEI」平昌に向け練習公開
河北新報 2017年08月10日木曜日 6:32 AM (post time per tweet)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_74023.html

 【トロント(カナダ)佐藤夏樹】フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA、宮城・東北高出=が8日(日本時間9日)、拠点とするトロントで練習を公開し、平昌冬季五輪に向けた今季のフリー曲を、2015~16年シーズンに使用した映画「陰陽師(おんみょうじ)」の「SEIMEI」にすることを明らかにした。

 「SEIMEI」は2季前のグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯で世界歴代最高得点を塗り替え、史上初の200点超えとなる216.07点を出した楽曲。GPファイナルでも記録を更新している。

 羽生は「15~16年シーズンが終わったときから、五輪シーズンで使うと決めていた。自分に合った曲で迷いはなかった」と語った。

★★★

<羽生結弦>一問一答 歴代最高点超えられる
河北新報 2017年08月10日木曜日 6:32 AM (post time per tweet)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_74026.html

 -SP、フリー共に再演となる。
 「今季に向けて温めていた。曲は何もアレンジしていない。またこれかと思うかもしれないが、試合で『またか』と思われない演技を見せる」
 「(五輪のある)今季は新しい曲を滑り込んでいく時間はない。スタートラインからプラスに立ち、そこからさらに習熟させる」

 -見る人に既視感が生まれるやりづらさはないか。
 「同じ曲でも構成は全く違う。全然違うことをやっている感じだ。みんなの違和感も徐々に薄れていくと思う」
  -合計で歴代最高点の期待がかかる。
 「あまりプレッシャーはない。この曲で出したから大丈夫という自信がある。滑っていて心地いい。世界最高は超えられると思う」

 -フリーは後半に4回転ジャンプを3本組み込み、難度が高い。
 「(4月の)世界国別対抗戦は前半に1回転になったジャンプがあったが、後半は3本成功し自信が付いた。ちゅうちょはない」

 -4回転ルッツへの挑戦は。
 「練習はしているが、今は考えていない。フリーは昨季より構成は確実に上がっている。今はこの構成をまとめることが大事だ」

 -平昌五輪まで半年になった。
 「連覇したい。きれいに滑り切れれば結果はついてくる。自信を持って臨む」

 -地元・宮城の期待も背負っている。
 「東日本大震災の被災地には、新たに挑戦しようとか、これからつないでいこうという思いがある。それはスケートにも重なる。震災を経験したから、苦しいときも乗り越えられた。みんなの励みになる結果を出したい」

★★★

羽生結弦、練習公開で完璧ジャンプ ノーミス いつ試合でも問題ない仕上がり…担当記者が見た
2017年8月10日8時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170810-OHT1T50096.html

 男子フィギュアスケートで66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(22)=ANA=が拠点のトロントで練習を公開。平昌五輪シーズンのフリーに映画「陰陽師」の音楽「SEIMEI」を2季ぶりに再演することを明らかにした。

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 聴き慣れた笛と太鼓の音色がリンクに響いただけで、高揚感がよみがえった。世界最高得点を2試合続けて更新したあの曲だ。力強いジャンプ、しなやかな手足の動き。羽生が作り出す「SEIMEI」の世界観にすぐに引き込まれた。「『このプログラムが大好き』と思っている人は多い。これがまた見たかったと、みんなが思うに違いないさ」。ブライアン・オーサー・コーチの言葉だ。

 15―16年シーズンを迎えるにあたり、羽生は「ここまで和のプログラムを出せるのは今の日本男子で僕しかいない。僕だから出せる繊細さや力強さがあると思う」と言い切った。そして、その通りの作品に仕上げた。「試合を見た時に『また』と思われない演技をしたい」。今後、5本の4回転をどのようにプログラムに染み込ませていくのか。新たな挑戦をスタートさせた。

 例年そうなのだが、羽生が練習を公開するのは年に一度だけ。平昌五輪前のラストチャンスとあり、日本から約80人の報道陣が駆けつけた。テレビと新聞を合わせると30分以上取材に応じ、終始笑顔で言葉を紡いだ。試合会場とは違ったリラックスした姿があった。

 1時間ずつ2度公開された練習では、開始直後にいきなり完璧な4回転トウループを降りた。SPの曲かけは、さらりとノーミス。「クリーンに滑りきることが一番大事なこと。それができるようになれば結果はついてくる」。初戦はオータム・クラシック(9月20日開幕・モントリオール)。いつその時を迎えても問題ないほどに仕上がっていた。(フィギュアスケート担当・高木 恵)

★★★

【岡崎真の目】羽生に「過去の自分を超える」という強い意志感じる
sponichi 2017年8月10日 08:40
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/10/kiji/20170809s00079000497000c.html

 五輪終了後の3シーズンでさまざまな取り組みをし、次の五輪にベストなプログラムを選択するのは、近年のフィギュアスケート界のトレンドだと思う。例えば浅田真央さんがソチ五輪シーズンに「ノクターン」を選んだように、今回の羽生の選択も「あり」というのが率直な感想だ。

 特にフリーの「SEIMEI」の和風テイストは、羽生の呼吸や間合いに合っていると思う。激しい動きではない、ゆっくりとしたリズムの下で表現やジャンプに集中できるのだろう。もちろん、SPを含めた“最強コンビ”を選んだことに、五輪連覇と「過去の自分を超える」という強い意志を感じる。

 一方で、人間は過去の栄光を美化しやすいもの。世界記録を何度も更新した2季前の残像で「以前のものほどのインパクトがない」というジャッジを受ける可能性はなくはない。ただし、4回転ジャンプの本数を増やすなど改良点はあるはずで、それほど心配する必要はないのではないか。万が一、評価が高まらない場合でも羽生ほどの能力があれば、一つのプログラムに固執せず、五輪シーズン途中でも新たなものを投入できると思う。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

異例の過去のプログラム羽生「迷いなく」/一問一答
nikkan 2017年8月10日9時14分
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869802.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が練習を公開し、今季のフリープログラムを2季前と同じ「SEIMEI」と発表した。6月に発表したショートプログラム(SP)の「バラード第1番」とともに15-16シーズンの再演となる異例の戦略。9日で開幕まであと半年となった平昌五輪で、世界最高点の更新と男子では66年ぶりの五輪連覇を狙う。一問一答は以下の通り。

 -SP、フリーともに過去のプログラムは異例だ
 迷いはなかった。フリーは先シーズンに入る前から思っていた。温めておいたという感じです。

 -自分の強みは
 全部です! ジャンプでデビューしたような感じがあるが、スピン、スケーティング、何もかも自分にとって得意だって胸を張れる。どこを切り取っても、やっぱり羽生結弦うまいな、って思ってもらえるスケーターを目指している。全部が自分の武器。

 -4回転ルッツは
 跳べるし、練習はしているが、今は考えていない。この構成できれいにまとめたい。

 -ソチ五輪前とはどう違う
 もっといっぱいいっぱいだったと思う。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと。今はこうやればいいと、自分の道がはっきりしてきた。4回転の種類や数、技と技のつなぎなど多くのものを求められるようになってきたからこそ、多種多様な部分を磨いているし、スケートの理想的なものがみえてきた。

 -五輪連覇に必要なこと
 クリーンに(ミスなく)滑ること。それが出来れば必然として結果はついてくる。

 ◆プログラム再演でのシングル五輪金メダル 荒川静香は06年トリノ大会直前に曲を変更。世界選手権を制した2季前のフリー「トゥーランドット」を再演し、アジア女子初の金メダルを獲得した。同大会男子金のプルシェンコ(ロシア)もフリーで2季連続となる「ゴッドファーザー」を滑った。14年ソチ五輪では、羽生が2季連続の「パリの散歩道」で世界初のSP100点超えを達成し、女子のソトニコワ(ロシア)が3季前のフリー「序奏とロンド・カプリチオーソ」を再演して制した。現行の採点法になった03年以降、SP、フリー両方が再演の五輪金メダリストはいない。

★★★

羽生結弦頂点へ日本の風景取り込む「SEIMEI」
nikkan 2017年8月10日9時14分 
https://www.nikkansports.com/sports/news/1869804.html

 【トロント(カナダ)8日(日本時間9日)=高場泉穂】フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が練習を公開し、今季のフリープログラムを2季前と同じ「SEIMEI」と発表した。6月に発表したショートプログラム(SP)の「バラード第1番」とともに15-16シーズンの再演となる異例の戦略。9日で開幕まであと半年となった平昌五輪で、世界最高点の更新と男子では66年ぶりの五輪連覇を狙う。

 「ピヨー」という和笛の音が鳴り、「SEIMEI」の曲が流れ出すと、人さし指と中指を立てる陰陽師(おんみょうじ)のポーズを取った羽生が自信たっぷりに動きだした。「自分に合っている」と昨季から決めていた五輪の勝負プログラム。曲、振り付けはほぼ同じだが、ブライアン・オーサー・コーチが「再びやるときは、レベルを別次元へ引き上げないといけない」とする演技は、2季前の演技とは大きく違った。

 4回転ジャンプの構成を新しくした。「同じ曲でも全く難易度が違う」と羽生。2季前に4回転が2種類で計3本だったのに対し、今季は演技後半の3本を含む3種類5本を組み込む。今年4月の国別対抗戦では、後半の4回転3本に初めて成功したが、5本の4回転はそろえられなかった。それでも「自信があるし、ちゅうちょしなかった」と高難度の構成に挑む。

「SEIMEI」での演技構成点は、15年GPファイナルで100点中の98・56点とほぼ満点を出している。だが、技術点には天井がない。当時より基礎点が10点近く高いため、ミスなく滑れば世界最高得点もありうる。SPと合わせ、自らの持つフリー、合計の世界最高点を「超えないと」と当たり前のように言った。

 表現も進化する。「SEIMEI」の再演を見据えて、昨季はフリーに「ホープ&レガシー」を選んだ。久石譲さんのピアノに合わせ、風や樹木など日本風景を描くことに注力した。「昨季学んだように、日本の自然の風景を取り込みつつ、キャラ立ちしている演技ができれば」。安倍晴明を演じつつ、日本らしい風景を感じさせるような演技を目指したいとした。

 五輪開幕まであと半年。「連覇したい」と66年ぶりの偉業達成をあらためて目標に掲げた。「間違いなくこの3年間で、ソチよりは成長した」。その自信を胸に、今季初戦の9月20日開幕のオータム・クラシック(モントリオール)から完成度を高めていく。

 ◆SEIMEI 愛読する夢枕獏氏の小説を原作とする平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明を描いた01年公開の映画「陰陽師」のサウンドトラック曲をアレンジ。羽生自身が「SEIMEI」と名付けた。振り付けはカナダの女性振付師シェイリーン・ボーン氏。能や狂言など日本伝統の動きが取り入れられている。

★★★

Hanyu goes to replay for free program tune
Japan News 9:40 pm, August 09, 2017
http://the-japan-news.com/news/article/0003871259

By Junko Nagai / Yomiuri Shimbun Sportswriter TORONTO — When it comes to the music for his upcoming Olympic season, it will be back to the future for Yuzuru Hanyu.

Hanyu, aiming to become the first skater to win consecutive Olympic gold medals in the men’s event in 66 years, announced Tuesday he would skate to the same music in his free program that he used for the 2015-16 season.

Speaking at an open practice session at his training base in Toronto, Hanyu said he will again skate to “Seimei” from the movie “Onmyoji” as he prepares for the 2018 Pyeongchang Winter Olympics that open in six months.

In the 2015-16 season, Hanyu twice rewrote the record for highest score while skating to “Seimei.” One change that he plans for his program this season is to add a fifth quadruple jump.

Hanyu had previously announced that for his short program, he would return to Chopin’s “Ballade No. 1,” which he used both in 2014-15 and 2015-16.

“Both programs are suited to me,” Hanyu said. “I’m comfortable skating to them.”

Regarding defending the Olympic gold he won in 2014 in Sochi, Hanyu said: “I really want to win consecutive titles. If I am selected to the Japan team, I will give everything with the aim of winning the gold medal.”

The Pyeongchang Olympics open on Feb. 9.

★★★

Figure skating: Hanyu to skate to "Onmyoji" during Olympic season
KYODO NEWS - 2017.08.09 14:00
https://english.kyodonews.net/news/2017/08/85d4fe54983a-figure-skating-hanyu-to-skate-to-onmyoji-during-olympic-season.html

TORONTO - Reigning Olympic champion Yuzuru Hanyu said Tuesday he will be using the soundtrack from the film "Onmyoji" (The Yin-Yang Master) for his free skate program in the 2017-2018 season, including at the Pyeongchang Winter Olympics.

Speaking to reporters in Toronto where he is currently training, Hanyu said he has long been planning to use the music from the popular 2001 Japanese movie.

It will be the second time he performs to the piece as he put his free skate routine to it throughout the 2015-2016 season when he took men's figure skating to a new level.

In the 2015-2016 season, Hanyu broke the world free skate score record several times, skating to the Japanese-themed music where he portrayed a 10th-century Japanese astronomer Abe no Seimei.

At the Grand Prix Final in Barcelona in December 2015, Hanyu received a record-shattering total of 330.43 points, 219.48 in the free and 110.95 in the short, with two of the three -- total score and short program score -- still standing as world records.

"I was able to perform well to that music so I knew I wanted to use it in the Olympic season. I've been saving it for this occasion," Hanyu said.

Six months out from the games in South Korea, the 22-year-old has been working on his quad jumps in training. He plans to add a fifth quad to the free skate routine he put together for the world championships in Helsinki in April when earned his second world title by racking up a world-record 223.20 points for his free skate.

"The quality of composition (of my free skate program) has definitely improved compared to last season and I'm eager to create strong, attacking choreography," said Hanyu, revealing that he plans to jump three of the five quads in the second half of the program when the scores are multiplied by a bonus factor of 1.1.

Hanyu earlier announced that he has selected Chopin's "Ballad No. 1" for his short program, also the same music he used two seasons ago for his 2-minute, 50-second program.

Competitors are free to use the music of their choice, but it is uncommon for a skater to reuse a piece as Hanyu plans to do.

But the Japanese believes the right song can make or break a program, and these two songs will help turn his Olympic goal into reality, making him the first person in 66 years to win two consecutive gold medals in men's singles figure skating at the Olympics.

"My goal for the season? Of course, I want to win a second gold," Hanyu said.

内文同上:
Hanyu returns to ‘Onmyoji’ soundtrack for Olympic season
http://www.japantimes.co.jp/sports/2017/08/09/figure-skating/hanyu-returns-onmyoji-soundtrack-olympic-season/#.WYq-wtFw-61

★★★

Figure skating: Hanyu to skate to 'Onmyoji' during Olympic season
August 10, 2017 (Mainichi Japan)
http://mainichi.jp/english/articles/20170810/p2g/00m/0sp/017000c

TORONTO (Kyodo) -- Reigning Olympic champion Yuzuru Hanyu said Tuesday he will be using the soundtrack from the film "Onmyoji" (The Yin-Yang Master) for his free skate program in the 2017-2018 season, including at the Pyeongchang Winter Olympics.

Speaking to reporters in Toronto where he is currently training, Hanyu said he has long been planning to use the music from the popular 2001 Japanese movie.

It will be the second time he performs to the piece. He set his free skate routine to it throughout the 2015-2016 season, when he took men's figure skating to a new level.

That season, Hanyu broke the world free skate score record several times, skating to the Japanese-themed music where he portrayed a 10th-century Japanese astronomer Abe no Seimei.

At the Grand Prix Final in Barcelona in December 2015, Hanyu received a record-shattering total of 330.43 points, 219.48 in the free and 110.95 in the short, with two of the three -- total score and short program score -- still standing as world records.

"I was able to perform well to that music, so I knew I wanted to use it in the Olympic season. I've been saving it for this occasion," Hanyu said.

Six months out from the games in South Korea, the 22-year-old has been working on his quad jumps in training. He plans to add a fifth quad to the free skate routine he put together for the world championships in Helsinki in April, when earned his second world title by racking up a world-record 223.20 points for his free skate.

"The quality of composition (of my free skate program) has definitely improved compared to last season and I'm eager to create strong, attacking choreography," said Hanyu, revealing his plan to jump three of the five quads in the second half of the program -- when jumps scores are multiplied by a bonus factor of 1.1.

Hanyu earlier announced he has selected Chopin's "Ballad No. 1" for his short program, also the same music he used two seasons ago for his 2-minute, 50-second program.

"Maybe I had a few doubts about (using the same music) for the short program but I knew before going into last season that I would use Onmyoji for the free (this season)."

Competitors are free to use the music of their choice, but it is uncommon for a skater to reuse a piece as Hanyu plans to do.

But the Japanese believes the right music can make or break a program, and these two pieces will help turn his Olympic goal into reality. He is aiming to be the first person in 66 years to win two consecutive Olympic gold medals in men's figure skating.

"My goal for the season? Of course, I want to win a second gold," Hanyu said.

Hanyu added he was comfortable with the way he is skating and did not feel any pressure to rewrite his world records in the short and the free programs.

"There is not really any pressure. I am feeling comfortable with my skating. My jumps, spins and steps -- I have made all of the elements my own and I am not thinking about anything extraneous."

Asked what would be required to defend his Olympics title, Hanyu said, "The most important thing is to skate cleanly. If I can do that then the results will follow naturally."

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