2018.02.16 - 平昌冬奥 Day 5 SP OP 新闻报导

2018.02.16 - 平昌冬奥 Day 5 SP OP 图集

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sponichi 小海途良幹

試合担当しないけど…日テレ羽生の朝練習を11分たっぷり生中継
daily 2018.02.16
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/16/0010990462.shtml

 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)

 日本テレビが、羽生結弦の朝の公式練習に臨む様子を情報番組「スッキリ」内でたっぷりと放送した。試合本番を放送するのはTBS系で、いわば他局の番組を宣伝するような形になるが、連覇を狙う世界王者の姿を直前まで伝え続けた。

 この日は「スッキリ」MCの極楽とんぼ・加藤浩次が平昌入りし、会場近くから生中継で出演した。番組冒頭から五輪の話題を取り上げ、午前8時40分過ぎから羽生がリンクで練習する姿を本格的に伝えた。

 加藤は「すぐそこでやってるってことなんですよね。我々も民家の庭を借りて(中継を)やってるんですよ」と羽生の姿に興奮気味。日本のスタジオでゲスト出演した長野五輪・スピードスケート男子500メートル金メダルの清水宏保氏が「メンタルリハーサルをしているんでしょうね。体操の内村航平くんとかも手で頭の中でメンタルリハーサルをする」とアスリートの心境を解説していた。

 4回転-3回転の連続ジャンプを美しく着氷させるなど優雅な滑りを見せていた羽生に加藤は「見入っちゃうよね」とため息をもらしていた。結局、「スッキリ」は羽生の公式練習を約11分間放送した。

★★★

羽生結弦、4回転サルコー入念にチェック 笑顔で公式練習終える
daily 2018.02.16
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/16/0010990394.shtml

 「平昌五輪・フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)」(16日、江陵アイスアリーナ)

 朝の公式練習が行われ、連覇を目指す羽生結弦(23)=ANA、団体戦SP1位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車、田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=が調整した。

 羽生は、曲かけ中に決まらなかった演技冒頭の4回転サルコーを中心に入念に確認。ジャンプが決まるたびに会場からは拍手が起きた。練習時間を10分ほど残し、笑顔でリンクを後にした。

 眠そうな表情を浮かべ、1分ほど遅れてリンクに登場した宇野は、練習時間ギリギリまで調整。ジャンプの感覚を確かめた。

★★★

羽生結弦、予定表ではSP冒頭に4回転ループ 練習ではサルコー
daily 2018.02.16
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/16/0010990439.shtml

 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)

 各選手の予定表が発表され、五輪連覇を目指す羽生結弦は冒頭で4回転ループを翔ぶと記された。しかし、練習では4回転サルコーを跳んでおり、どのようなジャンプを選択するかも注目される。

 発表された予定表によれば、羽生は冒頭で4回転ループ、2種類のスピンを挟んでから3回転アクセル、4回転トーループ-3回転トーループと続く。ステップシークエンス、足換えコンビネーションスピンで締めるという構成だ。

 ジャンプの基礎点は低い順番にトーループ、サルコー、ループ、フリップ、ルッツ、アクセルとなっている。実際の演技では予定表の通りに滑る必要はない。

 宇野昌磨は冒頭に4回転フリップを配置。スピン、ステップシークエンスの後、4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプ、3回転アクセルと続ける。最後に足換えシットスピン、足換えコンビネーションスピンとなる。

★★★

連覇へ、フィギュアに羽生が登場 第8日、男子SPに宇野や田中も
daily 2018.02.16
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/16/0010990172.shtml

 【平昌共同】平昌冬季五輪第8日の16日、注目のフィギュアスケート男子が始まり、ソチ五輪に続く金メダルを狙う羽生結弦や、宇野昌磨、田中刑事がショートプログラム(SP)に登場。羽生は午前の本番前、引き締まった表情で公式練習を行った。

 アルペンスキー女子回転は安藤麻が1回目。スケルトンは男子3回戦に高橋弘篤と宮嶋克幸が出場。

 カーリングは男子1次リーグを実施した。SC軽井沢クは夜にスイスと対戦する。

 午後にはノルディックスキー距離男子15キロフリーに吉田圭伸、夜にはジャンプの男子ラージヒル予選に葛西紀明ら4人が出場する。

★★★

<平昌五輪>フィギュア男子SP 羽生連覇の舞台
kahoku 2018年02月16日金曜日
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1192/20180216_08.html

 羽生結弦(23)=ANA、宮城・東北高出=が66年ぶりの2連覇を狙う平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子は16日、ショートプログラム(SP)が始まった。
 羽生は今季、実戦で初めて成功させた最高難度の4回転ルッツで練習中に転倒し、ジャンプを降りる右足首靱帯(じんたい)を損傷したが、我慢の調整を続け「やるべきことをこなしてきた」と大一番に間に合わせた。
 実績で五輪代表に選ばれ、頂点に挑む。直前の朝の公式練習では気合をみなぎらせ、ジャンプを精力的に跳んだ。
 「滑れない日がすごく長くて、きつい時期を過ごしたけど、無駄ではなかった。足首や体のことを考えずにスケートができるのは幸せ」。周囲の期待からくる計り知れない重圧と、リンクに戻って来られた喜びを胸に、SPを迎えた。
 メダル獲得に向け、5種類の4回転を武器に急成長した18歳のネーサン・チェン(米国)や宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=らがライバルとなる。
 男子はSPと17日に行われるフリーの合計点で順位が決まる。

フィギュアスケート男子SPを前に公式練習で調整する羽生=16日、韓国・江陵

★★★

【佐野稔の舞評論】絶対王者と宇野の一騎打ち!大本命は羽生
2018.2.16 05:04
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180216/pye18021605040007-n1.html

 平昌五輪第7日(15日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケートは16日、いよいよ男子がショートプログラム(SP)で競技を開始。羽生や宇野らが、どんな戦いを演じるのか、金メダルの行方は-。1977年世界選手権(東京)銅メダリストで、サンケイスポーツ評論家の佐野稔氏(62)が展望した。羽生は15日の練習後、翌日に迫った本番へ向けて決意を語った。

 結論から言うと、大本命の羽生を宇野が追う、日本勢同士の優勝争いになるだろう。それにチェンやフェルナンデス、金博洋が絡む形だと思う。

 羽生は15日の練習で4回転ループに成功した。ただ、音楽をかけた際にはほどけて1回転になっていたので、まだ“お試し期間”なのだろう。SPで使うかどうかは分からないが、より確率の高い4回転サルコーを使う方が安全ではある。

 その場合、4回転サルコーと、トーループの4回転-3回転を組み込んだ構成になる。これはSP世界最高得点(112・72点)を出した昨年9月のオータム・クラシック(カナダ)と同じ。ノーミスでやれれば、他に誰も到達していない領域に入るわけだ。仮に誰かが上回ったとしても、大きく離されることはない。

 フリーでループを入れるかも、SPの結果を見て最終判断することになるだろう。入れれば、3種類(ループ、サルコー、トーループ)4度の4回転は、昨年4月の世界選手権(ヘルシンキ)でフリーの世界最高得点(223・20点)を出したときと同じ構成になる。

 けがはすっかり治っているようだし、逆境が好きで、燃えるタイプ。3カ月実戦から離れていたことによる試合勘やスタミナについては、あまり心配しなくていいと思う。

 一番のライバルは宇野だ。昨年12月のグランプリファイナル(名古屋)でチェン、1月の四大陸選手権(台北)では金博洋に敗れたが、あの頃は五輪で金メダルを取るためにいろんなことを試している最中で、出来自体が良くなかった。今大会の団体SPで、チェンが失敗を繰り返すなど荒れた展開の中、ほぼノーミスでやり遂げたところを買いたい。

 羽生と宇野の対決は、ミスした方が落ちる、ギリギリの戦いになるだろう。両者にミスがなければ、世界最高得点を出したプログラムを演じる羽生に分がある。 (1976年インスブルック五輪代表)

★★★

試練の4年越えた羽生結弦「気持ち全部出す」 きょう勝負のリンクへ
2018.2.16 06:35更新
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180216/pye1802160007-n1.html

 行くところ、メディアやファンが群がる。羽生結弦(23)=ANA=は世界レベルでのスター。韓国の有力紙「朝鮮日報」は15日付の紙面で「江陵羽生特需」との見出しでフィーバーぶりを大きく報じた。江陵市では日本から1万人ものファンを見込んでいるという。大勢の警備員やスタッフが取り囲むさまはまさにVIPだ。

 フィギュアスケート男子の頂上決戦は16日、ショートプログラム(SP)が行われ、熱戦の火蓋が切られる。「楽しさ、勝ちたいという気持ちを含めて全部出したい」。男子五輪連覇への期待が高まる中、羽生は自然体を貫き、本番に向け集中している。

 前回のソチ五輪はわずか19歳で頂点に立った。仙台のリンクで練習中に発生した2011年3月の東日本大震災を乗り越えての栄冠だった。その後、SPとフリー、それぞれで世界歴代最高得点を3度塗り替えた。日本のエースは「絶対王者」の称号を手にするようになった。

 順当ならば、五輪連覇は難しいものではなかったかもしれない。ところが、羽生にはこれでもかと試練が訪れた。五輪シーズン初戦の直前に右膝を負傷。さらには、昨年11月、右足首靱帯(じんたい)の損傷。NHK杯の公式練習中のアクシデントだった。映像が何度もお茶の間に流れたが、「あのひねり方はまずい」と関係者が口をそろえたほどだった。

 他にもソチ五輪からの4年間は、けがとの闘いでもあった。14年11月の中国杯ではフリー直前の6分間練習で中国選手と激しく衝突。頭部から流血し、包帯を巻いての強行出場で最後まで演じきった。関係者によると、しばらくは氷上で近くを選手が滑るだけで怖さがよみがえったという。同年末の全日本選手権後は尿膜管遺残症で手術。大会前から腹痛を訴え、欠場もやむを得ない状況で3連覇を飾った。翌シーズンの世界選手権前、左足甲の靱帯損傷。オフに予定されたアイスショーの出演は全てとりやめた。

 実は、羽生にはある癖がある。一般的にはスケート靴を履く際、自らの足のサイズにぴったりとフィットさせる。ところが、羽生はつま先に数センチ隙間がある仕様を好むことだ。ジャンプを踏み切る際、わざと靴の中で足がずれる感覚に慣れていたが、これだと、けがを生むリスクもはらむ。このため、五輪までの2シーズン、わずかずつ隙間を小さくした靴を履き、フィットした感覚に慣れることでリスクを軽減させてきた。

 けがに見舞われた羽生は練習拠点のトロントで陸上でジャンプの感覚をつかむトレーニングを重ねてきた。平昌での12日からの公式練習は慎重に本数を限定してジャンプの練習を重ねる。集中力の高さから、失敗や転倒はほとんどなかった。手応えをつかんだ羽生は現地入り後、表情が明るく、自信が見て取れる。

 「絶対王者」と呼ばれながら「もろさ」も同居するが、けがのたびにはい上がってきた不屈の精神も“武器”としてきた。ハイレベルの激戦とされる今五輪。勝負のリンクに上がる。(平昌 田中充)

★★★

羽生が好むショパンのピアノ曲とは/研究家相性語る
nikkan 2018年2月16日7時47分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802160000114.html

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が今日16日、ショートプログラム(SP)で右足首故障から約4カ月ぶりに実戦復帰する。

 羽生のSPは、ショパンのピアノ曲「バラード第1番」。「心地よい」と語るこのプログラムは通算3季目。3度世界記録を出した、まさに五輪勝負曲。「大好きな曲で滑ることができる」とこの日も喜んだ。

 羽生はなぜこの曲と相性がいいのか。ショパン研究家の加藤一郎国立音大大学院准教授(61)は「羽生選手の優雅さ、流麗さ、気品、洗練された美意識はショパンのピアノ音楽と共通する」と語る。「冒頭に謎めいた前奏が置かれ、その後、大人のワルツのようなテーマが始まります。それが流れるパッセージ(つなぎの旋律)へと変化していく。曲全体は詩的な旋律にあふれ、壮大なドラマが展開するところも。最後は2拍子で躍動し、音階が華やかに奏でられて曲を閉じます」。美しさと激しさは、羽生のスケートと呼応する。

 弾き手は名手クリスチャン・ツィマーマン。「彼は技術を強調せず、常に音楽の本質と結びつき、詩やドラマを自然に生み出しています」。妻が日本人で親日家としても知られる人物。東日本大震災を東京で経験し、チャリティーコンサートも度々行っている。仙台で被災した羽生と曲を通じて“共演”するのも何かの縁だろう。「羽生選手は、技術と演技が常に調和している。それも、ショパン音楽、ツィマーマンの演奏と通じるように感じます」。【取材・構成=高場泉穂】

★★★

羽生結弦、当日練習で4回転サルコーをきっちり修正 割り当て8分余す余裕も
2018年2月16日 09:02
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/16/kiji/20180216s00079000123000c.html

 平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)はきょう16日午前10時から江陵アイスアリーナで始まる。五輪男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(ANA)は8時35分から本番リンクでの公式練習で最終調整を行った。

 SPの曲をかけた際には最初の4回転サルコーの回転が抜け、トリプルアクセル(3回転半)と4回転―3回転の連続トーループは着氷した。この日の練習では4回転サルコーの回転が抜けるミスが目立ったが、最後はきっちり修正。30分間割り当てられた練習を22分で終えて、リンクを引き上げた。

 最終組1番手となる25番滑走の羽生は午後1時48分、28番滑走の宇野昌磨(トヨタ自動車)は2時7分に登場予定。

★★★

羽生結弦、直前の公式練習で4連続決めて最終調整
2018年2月16日9時50分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180216-OHT1T50061.html

 ◆平昌五輪第8日 フィギュアスケート男子SP(16日、江陵アイスアリーナ)

 16日に行われる男子フィギュアスケートショートプログラム(SP)の公式練習が早朝に行われた。

 66年ぶり五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=は「バラード1番」の曲かで冒頭の4回転サルコーを失敗したが、曲かけ後の練習で修正。最後は4連続で決めて最終調整を終えた。午後1時48分に登場する。

★★★

羽生は5分残し切り上げ、宇野は最後まで 朝の公式練習
asahi 2018年2月16日09時51分
https://www.asahi.com/articles/ASL2J34JVL2JUEHF002.html?iref=pc_ss_date

平昌五輪の男子ショートプログラム(SP)の公式練習が16日朝あり、五輪男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(ANA)や、宇野昌磨(トヨタ自動車)ら最終グループは午前8時35分から臨んだ。

 羽生は4回転サルコーを入念に約10本跳び、5分ほど残して練習を切り上げた。

 宇野とネーサン・チェン(米)は割り当てられた30分を最後まで滑った。宇野は、4回転フリップで着氷がやや乱れていたが、終盤の4回転トーループ―2回転トーループをきれいに決めた。

 日本勢は、田中刑事が第4グループの22番目で午後1時5分から。最終グループで25番目の羽生が午後1時48分、宇野が28番目で午後2時7分から滑る予定。

★★★

羽生、五輪連覇へ直前練習で3回転半など披露/フィギュア
2018.2.16 10:50
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180216/pye18021609420025-n1.html

 羽生結弦(23)=ANA=が66年ぶりの2連覇を狙う平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子は16日、ショートプログラム(SP)が始まった。羽生は同日朝に本番リンクで行われた公式練習に引き締まった表情で登場し、4回転ジャンプなどを最終確認した。

 SPの音楽を流し、演技後半に跳ぶトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転-3回転の連続トーループをきれいに着氷した。ミスの出た4回転サルコーを跳び直して感覚を修正すると、早めに切り上げた。

 少し遅れてリンクに入った宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は回転不足気味だった4回転フリップを何度も確認した。田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=も調整した。(共同)

★★★

ジャンプの「トレース」入念チェック 羽生結弦の調整力
asahi 後藤太輔 2018年2月16日10時51分
https://www.asahi.com/articles/ASL2J2JM1L2JUTQP005.html?iref=pc_ss_date

 ジャンプのトレース(軌跡)チェック。16日の平昌五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に出場する羽生結弦(ANA)は幼い頃からこれを行い、その技術を磨いてきた。

 16日午前の練習もそうだった。4回転サルコーの着氷が乱れると、すぐに跳んだ地点に戻る。腰に手を当て、踏み切ったときにエッジ(靴の刃)で氷に刻まれた軌跡を見つめた。練習中5度、SPのカギを握るその軌跡をチェックした。

 つま先をつくトーループ、フリップ、ルッツは「トー系」と呼ばれる。片足で滑りながら逆足のつま先をついて両足で踏み切る。一方で、羽生が得点を稼ぐジャンプ三つは、いずれもつま先を使わずに片足だけで跳ぶ「エッジ系」ジャンプ。トリプルアクセル(3回転半)、4回転サルコー、4回転ループだ。世界で初めて羽生が成功した4回転ループは、痛めた右足だけで踏み切る。

 日本スケート連盟名誉審判の杉田秀男さんは「エッジ系は氷の状態で踏み切り方が変わる」と話す。スピード、エッジを倒す角度、描く弧の半径、跳び上がる瞬間の方向、それらを自分の感覚通りにできなければ失敗する。同じリンクでも、場所や時間で違うので、調整力が必要だ。

だから羽生は「スピードとの関係、タイミングを頭に入れ、書き留める」という。軌跡の深さ、形を見て、本番までに微調整する。少年時代の羽生を合宿で見ていた杉田さんは「練習でトレースをよく見ていた」と明かす。美しいジャンプは緻密(ちみつ)な計算の上に成り立っている。

 「(けがで滑れない間)陸上でイメージを固めてきた」と羽生はいう。痛めた右足首の感覚や氷の状態に左右される、培ったエッジ系ジャンプ。それが、17日のフリーもカギを握る。(後藤太輔)

★★★

羽生結弦4回転-3回転トーループ成功SP公式練習
nikkan 2018年2月16日11時23分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802160000417.html

 ピョンチャン五輪の男子ショートプログラム(SP)の公式練習が16日朝に行われ、五輪男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)や、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)らが入念に調整した。

 午前8時35分、最終グループの練習スタート。宇野は1分遅れてリンク入り。羽生は滑走順通り、1番目に曲がかかる。

 羽生の4回転サルコーは回転不足となり、トリプルアクセル(3回転半)、4回転-3回転トーループは成功。

 4番目に曲の通し練習をした宇野は、4回転フリップで着氷乱れ。続く4回転トーループは手をつき、2回転との連続。トリプルアクセルはきれいに決めた。

 午前8時57分、羽生が少し早めに練習をきりあげた。

 羽生はミックスゾーンを早足で通り、「おはようございます。よろしくお願いします」とあいさつした。

 午前9時5分 宇野も練習終了した。

 日本勢は、田中刑事が第4グループの22番目で午後1時5分、羽生は最終グループで25番目の午後1時48分、宇野は同28番目で午後2時7分から滑る予定となっている。

★★★

ぶっつけ本番の羽生結弦、常に笑顔「逆境嫌いじゃない」
asahi 後藤太輔 2018年2月16日11時29分
https://www.asahi.com/articles/ASL2J0573L2HUTQP05M.html

「自分が弱いと思えるときは、自分が強くなりたいという意思があるとき。だから、自分は逆境、自分の弱さが見えた時が好き」。16日にフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に出場する羽生結弦(23)=ANA=は、常々言ってきた。

 昨年9月の今季初戦オータム・クラシック(カナダ)で、右ひざに違和感を覚えて4回転ジャンプを4種類から2種類に絞った。しかし、その後言った。「挑戦しないと僕らしい演技はできない。すべて出し切っていない。もっとやりたい」。次の10月のロシア杯から難しい4回転ルッツに挑んだ。そして11月、練習中にルッツを跳んでけがをした。

 挑戦は、けがや病気との闘いでもあった。

 ぜんそく持ちで薬が手放せず、前回ソチ五輪後も発作が出た。2013年3月ごろに左ひざを痛め、世界選手権に出た後に1カ月安静が必要と診断された。右足首の剝離(はくり)骨折も発覚。昨年11月にも痛めた右足首は元々、緩くなっていた場所だ。14~15年シーズンは中国杯で他の選手と衝突事故、尿膜管遺残症で下腹部を手術。16年は左足甲の靱帯(じんたい)を痛めオフに2カ月間休養した。

 連覇がかかる平昌五輪も負傷明けのぶっつけ本番。追い込まれたからなのか。韓国に着いた11日以降、羽生は常に笑顔だ。「逆境は嫌いじゃない。弱いというのは強くなる可能性がある」。今置かれた状況を、楽しんでいるかのようだ。(後藤太輔)

★★★

羽生が最終調整、4回転サルコー抜けるミス続く
2018年02月16日 11時39分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/Yuzuru-Hanyu/news/20180216-OYT1T50044.html

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇に挑む羽生結弦(ANA)は16日朝、会場の江陵カンヌンアイスアリーナで行われたショートプログラム(SP)当日の公式練習で最終調整を行った。

 羽生は、上下黒の練習着でリンクに登場した。SPで使うショパン作曲の「バラード第1番」をかけた通し練習では、冒頭に予定した4回転サルコーで回転が抜けてしまったが、演技後半に跳んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転―3回転の連続トウループはしっかり着氷した。

 その後は4回転サルコーを重点的に練習。回転が抜けるミスが続いたが、最後は4回連続で着氷すると、約20分で練習を切り上げ、時間を残してリンクを後にした。

★★★

羽生結弦4回転ループをSPに投入へ 演技構成発表
nikkan 2018年2月16日13時14分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802160000442.html

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が、16日午後1時48分から演技を開始するショートプログラム(SP)で、高難度の4回転ループを投入する見通しとなった。競技が開始される午前中に報道陣向けに配布された演技予定表には4回転ループを示す「4Lo」の表記があった。

 昨年11月の右足首負傷の影響から、ぶっつけ本番になる今大会。どこまで難しい4回転ジャンプを跳ぶかが注目されていた。13日の会見では4回転ループの導入には言葉を濁していたが、15日の公式練習後には意志を問われて、「はい」と答えていた。

 予定表ではSPで跳ぶジャンプは4回転ループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転トーループ+3回転トーループとなっている。

★★★