2016.11.22 - NHK 到達

羽生、4連覇かけ…25日最終戦開幕
毎日新聞 11/22(火) 19:15配信
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は25日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。GPシリーズは第5戦の中国杯まで終了。出場2大会の順位に応じたポイントの合計で上位6人・組が出場できるGPファイナル(12月8日開幕、フランス・マルセイユ)の進出者は、男女とも既に3人ずつが決まり、NHK杯で残り三つの枠が確定する。
 男子はフェルナンデス(スペイン)とチャン(カナダ)が2大会で優勝。宇野昌磨(中京大)もスケートアメリカ優勝、ロシア杯2位で、銅メダルを得た昨季に続き既にファイナルへの切符を得ている。
 史上初のファイナル4連覇が懸かる羽生結弦(ANA)はスケートカナダ2位により現在13ポイントで、NHK杯で3位以内に入れば自力での進出が決定。4、5位でも他選手の成績次第で進出の可能性がある。10月下旬のスケートカナダではジャンプのミスが重なったが、どこまで修正できているか注目される。
  女子は、2大会を制したメドベージェワ(ロシア)と、出場2大会とも2位以内に入ったラジオノワ(ロシア)、オズモンド(カナダ)のファイナル進出が確定。残る枠の争いは日本勢とロシア勢が中心になる。
 フランス杯3位の樋口新葉(わかば)=東京・日本橋女学館高、スケートカナダ3位の宮原知子(さとこ)=関大=は、いずれもNHK杯で優勝すれば自力でファイナルに進出できる。2~4位ならポゴリラヤ、ソツコワのロシア勢らの成績次第となるが、4位ではかなり苦しい。
 すでに2戦を終えた三原舞依(神戸ポートアイランドク)は計算上は可能性を残すが、現実には厳しい。浅田真央(中京大)、本郷理華(邦和スポーツランド)はファイナル出場を逃した。NHK杯の結果次第では日本勢が16季ぶりにファイナル進出ゼロとなる可能性もある。
 NHK杯にはこのほか、男子の田中刑事(倉敷芸術科学大)と日野龍樹(中京大)、女子の松田悠良(愛知・中京大中京高)らが出場する。【福田智沙】

★★★

羽生、NHK杯へ「大丈夫」
sankei 2016.11.22 22:11

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NHK杯出場のため、新千歳空港に到着したフィギュアスケート男子の羽生結弦=22日
フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が22日、グランプリ(GP)シリーズ第6戦のNHK杯(25日開幕・札幌市)出場のため新千歳空港に到着した。帽子とマスク姿だった羽生は「(調子は)大丈夫です。頑張ってきました」と落ち着いた表情で話した。
 自身のGP初戦だった10月のスケートカナダは2位。昨年、世界歴代最高得点を更新した今大会では、男子初の4連覇を目指すGPファイナル(12月・マルセイユ=フランス)の出場権が懸かる。

內文同上:
sanspo: 羽生、GPファイナル出場権懸かるNHK杯へ「大丈夫です」 (2016.11.22 21:21)
nikkansports: 羽生結弦、NHK杯へ新千歳空港に到着「大丈夫」 (2016年11月22日22時15分) 
dailysports: NHK杯へ羽生「調子は大丈夫」 札幌でGPシリーズ第6戦 (2016年11月22日)
共同通信: NHK杯へ羽生「調子は大丈夫」 札幌でGPシリーズ第6戦 (2016年11月22日)

★★★

羽生、ジャンプ譲れぬ 演技点課題でも「僕の武器」
Tokyo Web 2016年11月23日 朝刊

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スケートカナダで2位にとどまった羽生結弦。GPファイナル出場権獲得に向け、NHK杯でジャンプと表現面の両立を図る
◆NHK杯25日開幕
グランプリ(GP)シリーズ最終戦のNHK杯は25日、札幌市で開幕する。男子のソチ五輪金メダリスト、羽生結弦(ANA)は3位以内に入れば、獲得ポイント上位6人によるファイナル(12月8~11日・マルセイユ)の出場権を自力で得る。4回転ジャンプの種類、本数とも増やした今季。前戦のスケートカナダでは自らが持つ合計の世界歴代最高記録を約67点下回っての2位だったが、4連覇が懸かるファイナルも見据え、GP2戦目のNHK杯で飛躍が望まれる。
 羽生のGP初戦だったスケートカナダの演技直後、コーチを務めるブライアン・オーサー氏は報道陣の前で肩をすくめた。「結弦は今、新しいおもちゃを手にした子どものようだ」。ため息交じりに、4回転ループの練習に没頭する教え子の姿を例えた。
 羽生は今季初戦のオータム・クラシックで、世界初の4回転ループに成功。3種類目の4回転ジャンプを習得し、全体の基礎点は昨季よりショートプログラム(SP)、フリー合計で10点近く上積みした。
 だが、スケートカナダは両プログラムとも新技に失敗して技術点が伸びなかった上、演技点の5項目は全て8点台。同じくジャンプのミスがありながら9点台を多く並べたパトリック・チャン(カナダ)に優勝をさらわれた。
 オーサー氏は得点の半分を占める演技点の重要性を指摘し、「振り付けは骨組みしかできていない。もっと表現面の練習を増やし、肉付けをしていかなくては」とくぎを刺した。
 一方の羽生はかたくなだ。「僕の武器は流れのあるジャンプ。踏み切り前や着氷の後の動きにこだわってきた。大げさに言えば、ジャンプこそつなぎ(の演技)」と強調。ジャンプを表現の一部と捉え、「成功させないとプログラムが成立しない」とジャンプ優先の練習を続ける考えを示した。
 昨季から10代選手が台頭し、宇野昌磨(中京大)金博洋(中国)ネーサン・チェン(米国)はループより高難度のフリップやルッツの4回転ジャンプを跳ぶ。来季終盤の平昌五輪まで技術点の水準がどこまで伸びるのか予想しづらく、「世界記録保持者として常に新しい扉を開ける存在でありたい」というプライドもある。
 3季連続でフリーを担当する振付師のシェイリン・ボーン氏は「結弦はいつも新しいチャレンジをして、自分の限界を押し上げようとする」と理解を示す。昨季も自己最高難度のジャンプ構成に挑戦。NHK杯とGPファイナルでは全てのジャンプを決めると同時に演技点5項目でも満点に迫る9点台後半をそろえ、立て続けに世界歴代最高得点を塗り替えた。
 難度が上がれば、演技点との両立が悩みとなるのは必然だが、ボーン氏は「今後プログラムがどんどん進化していくと信じている」と語る。オーサー氏も最終的には羽生の意思を尊重。「まだ3月の世界選手権まで猶予はある。昨季はNHK杯から月をも越える勢いで飛躍した」と完璧な演技の再現に期待する。王者の挑戦に、妥協はない。 (原田遼)


★★★ 

羽生らファイナル進出なるか=25日からNHK杯フィギュア
時事  2016年11月23日15時26分

http://i.imgur.com/9HUA7H3.jpg
スケートカナダの男子SPで演技する羽生結弦=10月28日、カナダ・ミシサガ
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯は25日から札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われる。男子の羽生結弦(ANA)、女子は宮原知子(関大)、シニアGP1年目の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が上位6人で争うファイナル(12月、フランス・マルセイユ)への進出を目指す。
 羽生は表彰台に上がれば、史上初の4連覇が懸かるファイナルに進める。第2戦スケートカナダではショートプログラムで出遅れ、フリーで巻き返して2位。3種類を計6度組み込んだ4回転ジャンプではサルコーの他、今季世界で初めて成功させたループの精度を欠いた。昨季終盤に左足甲の靱帯(じんたい)を痛めて調整が遅れ、まだピークには達していない。
 宮原と樋口はともに、自力でファイナルに進出するには優勝が条件となる。第3戦ロシア杯を制したアンナ・ポゴリラヤ、シニアGPデビューの第4戦フランス杯で2位に入った16歳マリア・ソツコワの強豪ロシア勢との争いになる。
 宮原はスケートカナダで3位にとどまった。回転不足と踏み切り違反があったジャンプを改善できるかがカギになる。15歳の樋口はフランス杯で3位に入った勢いを生かし、ルッツ-トーループの連続3回転を軸に、ミスのない演技で勝負したい。