2017.09.22 - SCACI Day 2 SP 一問一答

【首位発進一問一答】羽生、手を広げたのは「ここまでできましたよ。ほら見て」
sanspo 2017.9.23 12:13
http://www.sanspo.com/sports/news/20170923/fgr17092312130009-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック 第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=がショートプログラム(SP)で112・72点をマーク。今季初戦で、2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が記録した110・95点の世界歴代最高得点を塗り替え、首位発進した。演技後の主な一問一答は以下の通り。

 --演技を振り返って
 「いい演技ができ、ミスなくできた。質としても納得できる演技で終えられた。本番で全て出し切るのは本当に難しい。そういった意味では一つ成長できた」

 --丁寧に演じていた
 「この曲を聴きこんでいるのも、もちろんある。自分が表現したい『バラード第1番』が、静かなところから沸々とわき上がってくることを、きょうは目指してやっていた。一つ一つ丁寧にできた」

 --演技後に手を広げて何か伝えていた
 「良かったね、と。後半の4回転トーループにターンで入って(3回転トーループで)手を上げるというのは初めてだった。(冒頭は構成を下げた4回転)サルコーだったけど、『ここまでできましたよ。ほら見て』という気持ちで(コーチの)ブライアンにやりました」

 --滑りやすい曲
 「表現したいことがすごく明確なプログラム。そのとき、そのときの自分を表現できる。やっていて心地良い」

 --世界歴代最高を塗り替える112・72点をマークした
 「(2つ前の滑走だったスペインの)ハビエル(・フェルナンデス)が101点を取っていた。『自分のベストは110点だ』と、頭の中で思いながらやっていた。あのとき(2015年のGPファイナル)は前半に4回転2つだった。全然違うことをやっている。点数もおのずと出るだろうなと自信を持っていた」

 --うれしさはないのか
 「初戦だし、これをベースに戦っていかないといけない。このプログラムは自分が2回も世界最高得点を取っている。自信を持って滑れた」

 --自信が深まった
 「まだ22歳だけど、今までのスケート人生で考えたら100回以上は試合をしている。一つ一つを思い出しながら、自分がどういうときに良い演技ができたかを振り返りながら、明日に向けて、今シーズンに向けて、やっていきたい」

★★★

歴代最高も驚き見せず「まあ初戦だし」 羽生の一問一答
asahi 2017年9月23日12時15分
http://www.asahi.com/articles/ASK9R3T55K9RUTQP00P.html
https://sportsbull.jp/p/196927/

 22日にカナダ・モントリオールであったフィギュアスケートのオータム・クラシック男子ショートプログラム(SP)で、世界歴代最高得点を更新した羽生結弦(ANA)と報道陣との主な一問一答は次の通り。

 ――初戦にいきなり。
 「はい。まあでもハビ(ハビエル・フェルナンデス)も100点超えていましたし、自分自身しっかりこの構成でいい演技ができたこと、とにかく本当にミスなく自分の中でも質としても非常に納得できる演技で、まずショート(プログラム)で(最高を)超えられたので。(当初予定していた4回転ループではなく、4回転サルコーにして)構成を落としたとしても、本番で全て出し切るのは非常に難しいことだと思っている。そういう意味では一つ成長できたかなと思っている」

 ――丁寧に滑り出していた。
 「この曲を聞き込んでいるというのも、もちろんありますし、今自分がしたい(ショパンの)バラード第1番の表現が、静かなところからだんだんと、ふつふつと湧き上がってくるようなものを目指して今日はやっていた。そういった意味では一つ一つ丁寧にと思っていました」

 ――ステップは攻めきれなかったか。
 「レベルがどうなのかちょっとわからないが、まあステップもちょこちょこ変えていますし、そういった意味では緩急の使い方とかを、またさらに良くしていく必要あるかなと思います」

 ――演技後の手を広げるしぐさは。
 「うん。よかったね、と思って。後半の4回転トーループでターンから入って、手を上げて(跳ぶ)のも初めてでしたし、それプラス、ショー以外で、SPで後半の4回転がまだ決まったことなかったので。(冒頭のジャンプが4回転ループではなくて)サルコーだったけど、でも、ちゃんとここまでできたよ、ほら見て、みたいなことをブライアンのほうにやりました」

 ――この曲はしっくりくるか。
 「しっくりくるというか、表現したいことがすごく明確なプログラム。その時その時の感情の違う自分を表現できるプログラムの一つ。やっていて心地いいです」

 ――今日はどんな感情だったか。
 「徐々に徐々にという感じはすごく思いました」

 ――得点を聞いたときは。
 「ブライアンが最初に、フランス語のアナウンスを聞いて112だよと。ああ、そんなに出るんだ、みたいなこと言ったんですけど。12と聞いて、あれ、12なのかなって思って。12ってなんだろうと最初思っていて。でも、まあ自分の中で最初からハビエルが101取っている段階で、自分のベストは110だよというのをすごく頭のなかで思いながらやっていました。あとは冷静に考えてみて、(自己ベストを出した)あのときは前半に4回転二つなので、それとは全く違うレベルのものをやっていると思いますし、実際にターンから入ったりとか、手を上げて跳んだりとか、そういうことも成長できているところだと思う。そして点数もおのずといい演技ができれば出るなと、自信を持ってやっていました」

 ――それで全然驚いていないのか。
 「なんか。まあ初戦だし。もちろんこれをベースにこれから戦っていかなければいけないことになると思いますけど。このプログラムは自分が2回も世界最高を取っているし、110点も2回取っているので、自信を持って滑れたのかなと思います」

 ――自分に対する期待感は高まっているか。
 「今日試した集中の仕方とか、(フリーの世界歴代最高得点を出した)世界選手権のフリーを参考にしたりとかして試した集中の仕方が、しっかりとはまりきったことは自分の中でも評価したいなと思っていますし。あとは、まだ22(歳)ですけれども、スケートの今までの人生の中で数えてみたら、100回以上試合をしている。そういった一つ一つのことを思い出しながら、自分がどういうときにいい演技ができたかなということをしっかり振り返りながら、また明日に向けて、また今シーズンに向けてしっかりやっていきたい」

 ――(演技直前に触った)プーさんには行ってくるよと。
 「なんて言ったんだろう。よしよしみたいな。すみません。ありがとうございました。ありがとうございます。ありがとうございます。また明日お願いします」

內文同上: mainichi 2017年9月23日 12時41分
★★★

羽生結弦「そんなに出るんだ、と」/一問一答
nikkan 2017年9月23日16時13分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709230000322.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇22日◇カナダ・モントリオール◇男子ショートプログラム(SP)

 14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、平昌(ピョンチャン)五輪シーズン初戦のSPで、いきなり自身が持つ世界最高得点を更新する112・72点をマークした。以下、羽生の一問一答。

 -シーズン初戦でいきなり世界最高得点
 でもハビエル(フェルナンデス)も、100点超えしてましたし。自分自身しっかりとこの構成で、いい演技ができたこと、本当にミスなく、自分としても非常に納得できる演技でショートを終えられた。もちろん、構成を落としているから当然みたいな感じで言われるかもしれないですが、構成を落とそうがなんだろうが、後半ですべてを出しきるというのは、非常に難しいことだと思っているので。

 -非常に丁寧に滑っていた
 この曲を聴きこんでいるのもあるし、非常に静かなところから段々湧き上がってくるようなものを目指して今日はやっていた。

-演技後、手を広げて納得の表情
 「うん、よかったね」と、笑。後半の4回転でターンから入って、手を上げるも初めてでしたし、ショー以外でSPで後半の4回転を決めたこともなかった。(4回転ループではなく)サルコーでしたけど、自分の中では、でもちゃんとここまでできたよ、ほらみて、みたいな感じのことを、ブライアンに向けて言いました。

-この曲は滑りやすいか
 しっくりくるというか、表現したいことがすごく明確なプログラム。その時その時の自分を表現できるプログラムの1つだと思っているので、やっていて心地いい。ただ、やっていて心地いいと思えるには、ジャンプをしっかり決め、すべてのエレメンツをすべてこなさないと気持ちいいと思えない。そういった意味では、そこまで滑り込んでこれていると思います。

-得点を聞いた時の感想
 そんなに出るんだ、と。あの時(世界最高点を出した15年GPファイナル)は前半に4回転2つなので、それとは全く違う、自分の中では全然違うレベルのものをやっていると思いますし、実際にターンから入ったり、手を上げたり、そういうことも成長できていること。点数も、おのずといい演技ができれば出るなと自信をもってやりました。初戦だし、これをベースに戦っていかないといけないことになると思います。このプログラムは2回も世界最高点を取っているし、110点台も2回取っているので、自信をもって滑れた。

-今シーズン自分に期待することは
 まずは、今日の集中の仕方が、しっかりとはまりきったことを評価したい。まだ22ですけど、今までの人生の中で数えてみたら100回以上試合をやっているので、1つ1つを思い出しながら、自分がどういうときに、いい演技ができていたかなと振り返りながらやっていきたい。

★★★

羽生に聞く 高得点に「そんなに出るんだ」「ここはスタート」
sponichi 2017年9月24日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000056000c.html

【羽生と一問一答】
 ――得点を聞いて。
 「そんなに出るんだと。(先に演技した)ハビエル(フェルナンデス)が101点を取っている段階で、自分のベストは110点だと頭に置きながらやりました」

 ――2季前の世界最高得点と比べる?
 「あの時は前半に4回転ジャンプ2回で、自分の中では全然違うレベルでやっている。(連続ジャンプの)ターンからの入りなど成長できている」

 ――2季ぶりの曲。
 「これをベースに戦っていく。このプログラムは110点も2回出しているので自信を持って滑れる」

 ――今後について。
 「まだここはスタート。スケート人生で100試合以上に出ているが、一つ一つ思い出して、どういう時にいい演技ができたか振り返りながらやっていきたい」

 ▼城田憲子ANA監督 右膝はトレーナーに診てもらって、4回転ループを控えた。あれだけ点数が出れば、サルコーでも通用する。たくさん4回転ジャンプが跳べるからチャンスが広がる。

★★★