2011.04.09 - 东日本大震灾チャリティー演技会 - 神戸
羽生: 地震の直後は、どうすることもできない無力さと、自分が育った町が壊れていく悔しさを感じた。でも、自分にできることはスケートしかない。きょうのようにみんなで力を合わせることで、復興への見通しが開けてくると思う。東日本も(阪神大震災で)被災した神戸のように、しっかり明るく温かい街になれればいいと思う。
高橋、荒川ら参加 慈善演技会/フィギュア
sanspo 2011.3.30 22:15
兵庫県スケート連盟は30日、東日本大震災の復興支援を目的とした慈善演技会を4月9日に神戸ポートアイランドSCで行うと発表した。
世界選手権(4月・モスクワ)代表の高橋大輔(関大大学院)や2006年トリノ冬季五輪金メダルの荒川静香さんら12人が出場する予定で、慈善オークションや募金活動などで集まった収益金はすべて義援金として寄付される。
1995年に阪神大震災に見舞われた経験から、同連盟は「復興の街、神戸から勇気を与えるメッセージを発信する催し」にしたいとしている。(共同)
東日本大震災チャリティー演技会 ~復興の街、神戸から~ 2011年4月9日(土)1公演 13:00会場 14:00開演
【演技者(予定)】高橋大輔、羽生結弦、村元小月、上野沙耶、新田谷凛、國分紫苑、田中刑事、安原綾菜、田村岳斗、本田武史、荒川静香、太田由希奈
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田村岳斗の日常
2011年4月1日
http://www.jsports.co.jp/blog/tv/skate/yamato/log/private/post-40/
「東日本大震災チャリティー演技会 ~復興の街、神戸から~」を開催します。
今回の東日本大震災後に、僕たちスケーターも何かできないかと考えていました。関西を拠点にしているスケーターたちで話し合い、兵庫県スケート連盟、日本スケート連盟、その他にもたくさんの方たちのご協力もあって、4月9日(土)14:00から神戸ポートアイランドスポーツセンターで東日本大震災チャリティー演技会を開催することになりました。
被災されて避難場所で過ごしている方や、まだまだ多くの苦難に立ち向かっている方がいる中で、こうした会をすることがいいのかという意見もありましたが、僕たちにできる事はスケートしかありません。
この演技会には、仙台で被災した羽生選手もみなさんに元気な姿を見せるために参加予定です。また、世界フィギュアを前に、高橋大輔選手も参加します。
僕や荒川静香さん、本田武史さん、太田由希奈さん。アマチュアからは、高橋大輔選手、羽生結弦選手、村元小月選手、上野沙耶選手、新田谷凛選手、國分紫苑選手、田中刑事選手、安原綾菜選手が参加予定です。また、神戸は震災から立ち直った街です。
今回、いろいろご尽力してくれた宮本賢二先生を含め、たくさんのスケーターの思いを、今できる限りのことで、被災された方々に届けたい!その思いでいっぱいです。
今回参加できなかった他のスケーターたちや関係者も、いろいろな形で活動をすると思います。今回の収益はすべて義援金として寄付させていただきます。
もしご都合の付く方は、ぜひご参加いただき、ご協力をお願いしたいと思います。
チケットの問い合わせはローソンチケットになります。
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荒川静香さんら復興支援の舞 神戸でスケート演技会
共同通信 2011/04/09 19:40
東日本大震災の復興支援を目的としたフィギュアスケートの慈善演技会が9日、神戸市のポートアイランドスポーツセンターで行われ、宮城・東北高出身でトリノ冬季五輪金メダルの荒川静香さんや世界選手権(25日開幕・モスクワ)に出場する高橋大輔選手(関西大大学院)らが華麗な演技を披露した。
荒川さんはトリノ五輪と同じ「トゥーランドット」の曲に乗せ、得意のイナバウアーなどで観客を沸かせた。6日には仙台市の避難所を訪問しており、この日は「人の笑顔には笑顔をつくる力がある。希望が一パーセントでもある限り、進み続ける姿を見せたい」と話した。
東北高の羽生結弦選手は仙台のリンクで練習中に被災し、避難所で4日間過ごしたという。「東日本も(阪神大震災で)被災した神戸のように、しっかり明るく温かい街になれればいい」と言い、大きな拍手の中で何度も深々とお辞儀した。
慈善演技会は、兵庫県スケート連盟が1995年の阪神大震災に見舞われた経験から「復興の街、神戸から勇気を」として主催。会場では選手が募金を呼び掛け、オークションも行った。入場料などの収益金はすべて義援金として寄付される。
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荒川、高橋らリンクから復興メッセージ
sanspo 2011.4.9 20:18
フィギュアスケートの慈善演技会で演技する東北高の羽生結弦選手=9日午後、神戸市のポートアイランドスポーツセンター
フィギュアスケートの慈善演技会で、手をつなぎ観客の拍手に応える(左手前から)羽生結弦、荒川静香ら=9日午後、神戸市のポートアイランドスポーツセンター
フィギュアスケートの慈善演技会を終え、募金を呼び掛ける(右から)荒川静香、羽生結弦ら=9日午後、神戸市のポートアイランドスポーツセンター
東日本大震災の復興支援を目的としたフィギュアスケートの慈善演技会が9日、神戸市のポートアイランドスポーツセンターで行われ、宮城・東北高出身でトリノ冬季五輪金メダルの荒川静香や世界選手権に出場する高橋大輔らが華麗な演技を披露した。
荒川はトリノ五輪と同じ「トゥーランドット」の曲に乗せ、得意のイナバウアーなどで観客を沸かせた。東北高の羽生結弦は仙台のリンクで練習中に被災し、避難所で4日間過ごしたという。「東日本も被災した神戸のように、しっかり明るく温かい街になれればいい」と言い、大きな拍手の中で何度も深々とお辞儀した。
慈善演技会は、兵庫県スケート連盟が「復興の街、神戸から勇気を」として主催。会場では選手が募金を呼び掛け、オークションも行った。入場料などの収益金はすべて義援金として寄付される。(共同)
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フィギュア:神戸で慈善演技会…東北高の羽生も参加
毎日新聞 2011年4月9日 20時25分
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20110410k0000m050078000c.html
フィギュアスケートの東日本大震災チャリティー演技会が9日、神戸市立ポートアイランドスポーツセンターで行われ、10年バンクーバー五輪男子銅メダルの高橋大輔(関大大学院)、宮城県育ちで06年トリノ五輪女子金メダルの荒川静香(プロ)らプロ・アマのスケーター12人が氷上で華麗な演技を見せた。選手が参加したチャリティーオークションや募金活動では約1270万円が集まった。
高橋によると、この演技会は東日本大震災を受け、高橋が宮城・東北高OBの本田武史(02、03年世界選手権男子3位)、同じく田村岳斗(98年長野五輪代表)らと「何かできることはないか」と話し合って企画。16年前に阪神大震災に遭った神戸で開催することを決めたという。
高橋は今季ショートプログラムを演じ、3-3回転連続ジャンプやトリプルアクセル(3回転半)など三つのジャンプをすべて決め、ほぼ完璧な内容。先月下旬に東京で予定された世界選手権は震災のため、今月24日からモスクワで代替開催される。連覇を目指す高橋は「(代替開催決定まで気持ちが)中ぶらりんのところがあった。ちょっと休んだので体もなまった部分があるが、間に合うと思う」と説明した。
被災地から10年世界ジュニア王者の羽生結弦(宮城・東北高)が参加。先月11日の震災時は仙台市のリンクで練習中で「とてつもなく大きな地震で立っているのがやっとだった。スケート靴のまま外に出ると、下水道が破裂して水浸しだった」と振り返る。避難所に4日間おり、10日後に神奈川県などで練習を再開したという。「人の無力さ、住んでいる街が崩壊していく悔しさを感じた。何とも言えない恐怖感。スケートを通して少しでも多くの方に勇気を与えたい」と、復興への思いを口にした。【来住哲司】
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復興支援へフィギュアのチャリティー演技会
yomiuri 2011年4月9日21時32分
東日本大震災チャリティー演技会でファンの声援に応える出演者たち=吉野拓也撮影
東日本大震災の復興支援に向けたフィギュアスケートのチャリティー演技会が9日、神戸市で行われ、トリノ五輪金メダリストで、宮城県育ちの荒川静香さんや、バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔ら12人が演技を披露、募金活動も行った。
阪神大震災の被災地から勇気を届けようと兵庫県スケート連盟が主催。全員で黙とうした後、高橋が「勇気やパワーを送るため、気持ちを込めて滑りたい」とあいさつした。宮城・東北高の羽生結弦ゆづるが登場すると、約2700人の観客は総立ちで拍手した。
地震発生時、仙台市内で練習中だった羽生は約4日間、避難所生活を経験、「復興のめどが立っていない所もある。精いっぱい演技することで少しでも力になりたい」と語った。荒川さんも「私に出来るのは、希望に向かって進む姿を見せること」と話した。
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被災した羽生ら、フィギュアチャリティー演技会に出演
asahi 2011年4月9日22時59分
http://www.asahi.com/special/10005/OSK201104090070.html
チャリティー演技会であいさつする(右から)荒川静香、高橋大輔、羽生結弦の各選手ら=9日午後、神戸市中央区、新井義顕撮影
阪神大震災を経験した神戸から、東日本大震災の復興への願いを届けようと企画された、フィギュアスケートのチャリティー演技会が9日、神戸市内であった。2010年の世界ジュニア王者で、仙台市で被災した羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手(宮城・東北高)やバンクーバー五輪男子銅メダルの高橋大輔選手(関大大学院)、トリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さんら12人が演技を披露した。
冒頭、犠牲者への黙祷(もくとう)が捧げられた。羽生選手は、練習中のリンク上で地震に遭い、一時は避難所での生活も送った。情感のこもった氷上の舞に、2700人の観客は総立ちで拍手。演技後のあいさつで16歳は、「被災地が元の姿を取り戻せるように精いっぱい努力していくので、皆さんも力添えをよろしくお願いします」と何度も頭を下げ、アンコールにこたえた。仙台育ちの荒川さんも「被災地の方が勇気を持ち、元気が戻るように、温かな支えを送ってく ださい」と呼びかけた。
震災のため東京からモスクワに会場が変更された世界選手権を今月末に控え、調整への影響も心配された高橋選手は、「今はこういう演技会に出ることが大事だと思った」と語った。
サイン入りのスケート靴などのオークションで295万4323円が、募金で977万3515円が集まった。チケット代から必要経費を除いた額と合わせ、日本赤十字社に寄付される。
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フィギュアの高橋、荒川らが神戸でチャリティー演技会
dailysports 2011年4月9日
演技会終了後、出演者が揃って挨拶する=9日、神戸市中央区港島中町6、神戸市立ポートアイランドスポーツセンター(撮影・神子素慎一)
フィギュアスケートの東日本大震災チャリティー演技会~復興の街、神戸から~が9日、神戸市内で行われ、世界選手権金メダルの高橋大輔やプロスケーターでトリノ五輪金メダルの荒川静香さんら12人が参加した。高橋は「勇気やパワーを被災地に与えられるように、メッセージを込めて滑りたい」とあいさつし、2700人の観衆から大きな拍手を受けた。会場では選手の提供品によるオークションや募金活動も行われ、収益金は日本赤十字社を通じて被災地に送られる。
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フィギュア チャリティー演技会
NHK News 4月10日 4時4分
震災の被災地を支援するため、宮城県にゆかりのある、フィギュアスケートの荒川静香さんや、仙台市出身の羽生結弦選手などが参加して、チャリティーのアイスショーが、9日、神戸市で行われました。
神戸市内のスケートリンクで開かれたアイスショーには、バンクーバーオリンピック銅メダルの高橋大 輔選手など、国内のトップスケーターなどが参加しました。このうち、仙台市の東北高校出身の荒川さんは、トリノオリンピックで金メダルを獲得したときにも 演技した「イナ・バウアー」を見せて、会場を沸かせました。また、昨シーズンのジュニアの世界チャンピオンで、東北高校2年の羽生結弦選手は、仙台市内の自宅が被災し、一時は避難所で生活していたということで、「復興の勇気になれば」と強い思いを込めて演技し、会場の2000人の観客から大きな拍手を送られていました。羽生選手は、「地震の直後は、どうすることもできない無力さと、自分が育った町が壊れていく悔しさを感じた。でも、自分にできることはスケートしかない。きょうのようにみんなで力を合わせることで、復興への見通しが開けてくると思う」と話していました。また、高橋選手は「こうした活動を今後も続けていきたい」と話していました。選手たちは、会場で義援金の募金も呼びかけ、このアイスショーの収益金と合わせて、被災地に送るということです。
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神戸市でフィギュアのチャリティー演技会
news24 2011年4月10日 4:35
神戸市で9日、フィギュアスケートの東日本大震災チャリティー演技会が行われた。
東北高校2年・羽生結弦選手(16)は、仙台市のリンクで練習中に被災した。「たくさんのお客さんの中で、拍手を受けること自体が奇跡だと思う。奇跡を一つずつ紡いでいって、東日本も、(阪神・淡路大震災で)被災した神戸のように、明るい温かな街になっていければと思う」と、スケートができる喜びと復興への思いを語った。
また、今回の演技会について、高橋大輔選手(25)は「こういった演技で、ちょっとでも元気になってもらえればいいなと思って滑りました。ちょっとずつでも、復旧・復興のために何かできることがあればやっていきたい」と話した。
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練習中に被災の羽生、華麗に復興の舞…フイギュア
hochi 2011年4月10日06時01分
◆フィギュアスケート・チャリティー演技会(9日、神戸市・ポートアイランドスポーツセンター) 仙台市出身の羽生結弦(16)=東北高=は練習中に被災したことを明かし、復興を目指す故郷へ華麗な滑りでエールを送った。
16年前の阪神・淡路大震災を乗り越えた復興の街で、羽生が“復活の舞”を見せた。今季のショートプログラム「白鳥の湖」に乗せて2度の3回転ジャンプを成功。2700人の観客は総立ちで拍手を送った。
先月11日の地震発生時は仙台市内のリンクで練習中だった。「立っているのが精いっぱい。すごい恐怖を感じた」。スケート靴で外に出ると、水道管の破裂で道路は水浸し。「自分が住む街が崩壊する悔しさを感じた」と振り返った。
被災後は避難所で4日間生活し、10日後から練習を再開。仙台のリンクは使用できないため、現在は横浜市東神奈川のリンクで練習している。「スケートを一生懸命やる姿を見せることで、勇気を送りたい」と前を向いた。
東北高出身で06年トリノ五輪女王の荒川静香さん(29)、福島県郡山市出身の本田武史さん(30)らも参加。6日に仙台市を訪問した荒川さんは「これをきっかけに温かい支援を続けたい」と話し、今後もフィギュア界で募金活動などを継続していくことを表明した。
この日のチャリティーで集まった1272万7838円は、日本赤十字を通じて東日本大震災の義援金に充てられる。
★★★
「被災地へ力添えを」神戸でスケート演技会
神戸新聞 2011/04/10 08:17
東日本大震災支援のため、9日、神戸市中央区のポートアイランドスポーツセンターで開かれたフィギュアスケートの演技会。東北出身選手や、阪神・淡路大震災を経験した兵庫のスケート関係者ら、さまざまな思いが会場を包んだ。
「1日でも早く、普通の生活が取り戻せることを願う。被災地への力添えを」。仙台市出身の羽生結弦(東北高)が演技後、息を切らしながら訴えると、大きな拍手が起こった。宮城県育ちの荒川静香さんも「スケーターにできることは、希望が一パーセントでもある限り進み続けることを見せることです」と、感情豊かな演技を見せた。
4歳の時、神戸市東灘区で被災した村元小月(関大)も参加。当時は明石市内の祖母宅に身を寄せたといい、「あの時は恐怖しかなかった。今も被災地でおびえている子どもがたくさんいる。一人でも多くの笑顔が戻るよう、思いを込めた」。
県連盟の土橋徹フィギュア部長(47)は、阪神・淡路大震災直後の福島国体で兵庫フィギュア男子の監督を務めた。「開会式の大きな声援は忘れられない。恩返しの気持ち」と運営業務に奔走した。兵庫代表で出場した林祐輔さん(33)も、コーチとして来場。「大きな拍手は当時とだぶった」と感慨深げだった。(大盛周平、永見将人)
★★★
復興への舞い 東北出身の荒川さん、被災した羽生選手ら
sankei 2011年4月10日 08:23
東日本大震災の復興支援を目的としたフィギュアスケートの慈善演技会が9日、神戸市のポートアイランドスポーツセンターで行われ、バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔選手(関大大学院)や羽生結弦(はにゅう ゆづる)選手(宮城・東北高)、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんらがエキシビション演技や募金活動などを行った。
高橋選手は「16年前に震災のあった神戸から、被災地に勇気やパワーを与えたい」とあいさつ。
仙台での練習中に被災し、避難所で4日間過ごした16歳の羽生選手は「立つこともできなかった。恐怖と無力さを感じた」。現在も仙台では練習できない状態が続くが、「自分にできるのはスケート。一生懸命やる姿を見せたい」と決意を口にした。東北高出身で6日に仙台の避難所を訪問した荒川さんは「一人一人ができることを続けることが大切」と強調した。
この日の募金で977万3515円、オークションで295万4323円が集まった。
★★★
荒川が復興願いイナバウアー/フィギュア
nikkansports 2011年4月10日9時17分
フィギュアスケートの「東日本大震災チャリティー演技会」が9日、神戸市内で開催された。モスクワで代替開催される世界選手権(24日開幕)で2連覇がかかる高橋大輔(25)らが中心となって12選手を集め、募金活動なども行われた。
仙台出身で昨年の世界ジュニア優勝の羽生結弦(ゆづる、16)は、震災時は宮城県内で練習中。スケート靴のまま避難したという。4日間は避難所生活を余儀なくされ「人間の無力さ、自分の街が崩壊していく悔しさ、恐怖を感じました」と振り返った。「この思いをぶつけたかった」と力強い滑りをみせた。
06年トリノ五輪金メダルの荒川静香(29)も復興の願いを込めてイナバウアーを披露した。「立ち上がろうとしている人に力を送り続けたい。自分がいた場所を思いながら滑りました」。荒川は高校まで宮城県で過ごし、震災後には避難所を訪問している。
この日の募金とオークションで計1272万7838円が集まり、入場料収入と合わせて被災地に送られる。
★★★
中京TV: 4月13日放送 「神戸チャリティー演技会」
9日、神戸で行われた『東日本大震災チャリティー演技会』。
16年前、神戸は震災で大きな被害を受けました。
復興を果たしたこの街に、スケーターが集合。
力を合わせ、演技会を開催しました。
(髙橋大輔選手あいさつ)
髙橋 ここ神戸から、今回の地震で被災された皆さんに勇気やパワーを送る事が
出来ればと思い、メッセージに気持ちを込めながら滑りたいと思います。
演技会には仙台で練習中地震にあった、羽生結弦選手も出演。
スケート靴を履いたままリンクを飛び出し、避難所で4日間過ごしたそうです。
被災者となった羽生選手ですが、この日はスケーターとしての決意を
語ってくれました。
(スケーターとして)
羽生 スケートを一生懸命やる姿を被災された方に見てもらうことで、
これから復興をしていくにあたっての、勇気になればと思いました。
救援物資を届ける為、自らハンドルを握り、ふるさと仙台の避難所を訪れた荒川静香さん。
この日は純白の衣装に身を包み、『アヴェ・マリア』の曲にのせて
祈りの気持ちを、スケートで表現しました。
(今回の演技会について)
荒川 この演技会を皮切りに、今回だけでなく、今後も温かい支援を皆で続けて
いきたいと思います。
髙橋大輔選手は「こんな時だからこそ、明るい曲で元気を届けたい」と、今シーズンのショートプログラムを披露。
世界選手権を前に調子は50パーセント程だそうですが、
華麗なステップは健在。
被災された方への思いを滑りに込めて、神戸から東北に送りました。
(演技会を開いた気持ちは?)
髙橋 世界選手権は毎年毎年ありますし、自分の人生これからまだ長いので、
(世界選手権直前だが)チャリティ演技会をするべきという気持ちが大きかった。
何を言われようと、ちょっとでも役に立てればいいと思ってやろうと決めました。
スケーター達の熱い思い、きっと東北に届いたことでしょう。
本田恵美キャスターの取材日記
髙橋大輔選手らが中心となったチャリティ演技会。
東日本大震災の復興支援を目的として、
宮城県・東北高校出身の荒川静香さんや、
被災した羽生結弦選手など12人が参加しました。
「勇気やパワーを被災地に与えられるように、メッセージを込めて滑りたい」
と挨拶した高橋選手のステップは、まさに“情熱のエール”。
満員となる2700人の観衆も“同じ思い”でひとつになりました。
演技後に行われた募金活動では、977万3515円が寄せられ、
さらに、選手の愛用品などが出品されたオークションでは、
295万4323円が集まりました。
これらは、入場料とともに被災地に寄付されます。
フィギュア界からも、被災地へ向けて、このような活動が行われています。
今後も支援活動が続き、私たちフィギュアスケートを愛するファンも、
一緒になって応援していきたいですね!!
★★★
Yusuke Nakanishi (aflo/newscom) 撮影:
演技直後:
スタンディングオベーションだとか拍手を受けること自体が奇跡だなと思うのでその奇跡をひとつひとつ紡いでいって、東日本もこの被災した神戸のようにしっかりと明るい温かな町になっていければなと思います