2014.02.13 - 索契冬奥 (Day 6) SP 新闻报导

▶ 2014.02.13 - 索契冬奥 (Day 6) SP 新闻报导(外媒) / 一问一答 / 图集(日媒) / 图集(外媒)

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羽生史上初の100点超えも「まだまだ」
nikkan 2014年2月14日3時38分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140214-1257231.html

<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇13日◇男子ショートプログラム
羽生結弦(19=ANA)が4回転ジャンプなどほぼ完璧な演技を見せ、世界最高の101・45点をマークした。演技後のコメントは以下の通り。
本当にうれしかったです。(自分の演技には)まだまだほど遠いです。オリンピックということもあって足が震えていた。しかし、やれることはやった。日本人として、この演技を誇らしく思う。今日やるべきことはやったので、今日は喜んで。そんなに時間はないですけど、明日に向けて体を休めて、今日と同じようにではなく、明日は明日としていい演技をしたい。

★★★

羽生結弦、フィギュア・ショートプログラム史上初100点台【ソチオリンピック】
Huffington 2014年02月14日 03時49分
http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/13/hanyu-yuzuru-100pts_n_4782762.html

ソチオリンピックは2月13日(現地時間)、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラムがあった。2013-14シーズンのグランプリファイナル王者、羽生結弦が、完璧な演技でショートプログラム史上初となる100点台の得点をマークしてトップに立ち、14日のフリー演技に向け好発進した。
2位にパトリック・チャン(カナダ)が約4点差で追っている。3位はハビエル・フェルナンデス(スペイン)。高橋大輔が4位、町田樹は3位と約3点差の11位につけた。金メダル候補の一人に挙げられていたエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は、本番直前の6分間練習でトリプルアクセルを跳んだ直後に腰を押さえ、棄権した。

19番手で飛んだ羽生は、前半の4回転トーループとトリプルアクセルをきっちり決めた。3回転ルッツと3回転トーループもミスなく乗り切り、持ち前のダイナミックな演技で観客の大声援を浴びた。得点は101.45点と、ショートプログラムで史上初となる100点超をマーク。得点が発表された瞬間、大きくガッツポーズをしたあと、自分に向けて小さく拍手をした。

続くハビエル・フェルナンデス(スペイン)は最初の4回転サルコーで着地にバランスを崩した。続くトリプルアクセルと3回転ルッツ、3回転トーループの連続は何とか乗り切ったが、得意とするジャンプのミスが響き得点は86.98点にとどまった。

そしてパトリック・チャン(カナダ)が登場。冒頭に4回転トーループ、3回転トーループの連続ジャンプを完璧にこなしたが、続くトリプルアクセルで勢いをつけすぎ、着地でバランスを崩した。その後は安定感あふれる貫禄の演技で観客を魅了した。得点は97.52と100点に迫る高得点をあげ、トップの羽生と約4点差に迫った。

29番目の高橋大輔は冒頭の4回転トーループが1回転足りずに着地したが、その後のトリプルアクセルや、3回転ルッツから3回転トーループへのコンビネーションを決め、ベテランらしい安定感で乗り切った。演技終了後に満面の笑顔で観客席に一礼した。得点は86.40点で4位につけた。
最後に登場した町田樹はジャンプに精彩を欠いた。4回転トーループは決めたが、続くコンビネーションの3回転トーループが1回転足りなかった。続くトリプルアクセルは決めたものの、後半の見せ場となる3回転ルッツも1回転不足した。得点は83.48点と伸びず、11位にとどまった。

羽生は「自分の演技からはほど遠い。やっぱりオリンピックなので足が震えていたところはあった」という一方で「100点を超えたというより、自分のベストを超えられたことがうれしい。今日やるべきことはやった。明日に向けてしっかり体を休め、明日は明日でいい演技をしたい」と話した。

高橋は「自分の滑りはできなかったかもしれないけど、やれることはやった。なかなか厳しい戦いですけど、まだ終わってないので、今日一段落。(明日のフリーは)精いっぱい、やれることをやって、今できる最高のパフォーマンスをやるだけ」と述べた。

町田は「悔しいです。こんなミスを僕はしないんですけど。でも、フリー次第でメダルに手が届く位置にいると思うんで、絶対にあきらめずに進む。今日は日本はバレンタインデーですよね。明日は逆バレンタインデーができるように頑張ります」と悔しさをかみ殺して話した。

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羽生「足がちょっと震えた」 歴代最高点に「誇らしい」
Asahi 2014年2月14日03時55分
http://www.asahi.com/articles/ASG2G14T5G2FPTQP00Y.html

(13日、フィギュアスケート男子個人ショートプログラム)
《フィギュア男子SPで世界歴代最高得点となる101・45点を出した羽生結弦の話》 「五輪ということもあって、まだ足がちょっと震えてたりもした。やれたことはやれたと思っている。とにかく日本人として、この結果をまず誇らしく思いたい。明日に向けてしっかりと体を休めて、今日と同じようにではなくて、明日は明日で良い演技がしたい」

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羽生、世界最高得点でSP首位 高橋は4位 町田11位
Asahi 2014年2月14日04時28分
http://www.asahi.com/articles/ASG2G0V4VG2FPTQP00W.html

ソチ五輪第7日の13日(日本時間14日未明)、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)があり、羽生結弦(ANA)が101・45点の世界歴代最高得点をマークし、首位に立った。羽生は4回転、トリプルアクセル、3回転―3回転のジャンプを全て成功させ、史上初めてSPで100点を超える得点をたたき出した。
高橋大輔(関大大学院)は86・40点で4位、町田樹(関大)は83・48点で11位につけた。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が97・52点で2位。優勝候補の一人でロシアの団体金メダルに貢献したエフゲニー・プルシェンコはリンクに立ったが、演技をせずに棄権した。
男子フリーは第8日の14日(日本時間15日午前0時)にある。

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羽生がSP首位、史上初の100点超え フィギュア男子
nikkei 2014/2/14 4:30
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1303U_T10C14A2000000/?uda=DGXZZO0218874021122012014025
 【ソチ=五輪取材班】ソチ冬季五輪は13日、フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦(ANA)が自身の持つ世界歴代最高得点を更新する101.45点をマークし、首位発進した。100点超えは国際大会では史上初。4回転など全てのジャンプを成功させ、ほぼ完璧な演技だった。

 高橋大輔(関大大学院)は86.40点の4位、町田樹(関大)は83.48点の11位。パトリック・チャン(カナダ)が97.52点で2位につけた。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は棄権した。

 フリーは14日午後7時(日本時間15日午前0時)から行われる。

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羽生は21番、チャン22番 男子フリー
Nikkan 2014年2月14日6時55分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140214-1257265.html
 14日午後7時(日本時間15日午前0時)から行われるフィギュアスケート男子でSP上位24人によるフリーの滑走順が決まり、SPで首位に立った羽生結弦は最終第4組で午後10時半(同午前3時半)すぎからの21番滑走となった。
 SPで2位のチャンは22番、3位のフェルナンデスは19番、4位の高橋大輔は20番。11位の町田樹は第3組で18番に入った。

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【ソチ五輪】羽生、完璧な演技でSP首位 高橋、町田もメダル狙える位置 フィギュア
Sankei 2014.2.14 07:00
http://www.sankeibiz.jp/gallery/news/140214/gll1402140844000-n1.htm
フィギュアスケート男子は日本時間14日未明にショートプログラム(SP)が行われ、日本期待の羽生結弦(ANA)は完璧な演技で101・45点を挙げ、首位に立った。最大のライバル、パトリック・チャン(カナダ)は97・52点で2位。高橋大輔(関大大学院)は4位、町田樹(関大)は11位だが、3位とは高橋が0・58点差、町田も3・50点差でメダルを狙える位置にいる。フリーは日本時間15日未明から行われる。
羽生は冒頭の4回転トーループを成功。その後もトリプルアクセル(3回転半)、3回転-3回転のコンビネーションジャンプを次々に決めるなど完璧な演技で、史上初めてSPで100点を超えた。演技終了後、羽生は「やれることはやれた。日本人としてこの結果を誇らしく思いたい」と話した。
チャンは中盤のトリプルアクセルで着氷が乱れ、羽生には及ばなかった。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は直前演技で腰を痛め、棄権した。

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ソチ五輪・談話(男子ショートプログラム)
jiji 2014/02/14-07:23
◇100点超えてうれしい
 羽生結弦 100点超えできるとは自分では考えてなかったので、五輪という素晴らしい舞台で100点を超える演技ができて本当にうれしい。緊張したが、前向きな気持ちに心の状態が向くように心掛けた。
◇2位も悪くない
 パトリック・チャン(カナダ) 羽生の101点には驚いたが、2位も悪くない。今季のフリープログラムには自信を持っているし、ジャンプも良くなっている。
◇諦めずやる
 高橋大輔 4回転をミスしてしまったので、4番と聞いて正直びっくりし、ほっとしている。あした何が起きるか分からない。諦めず集中してやっていきたい。
◇五輪は大きい
 町田樹 悔しい。準備は万端だったので、あとは自分の気持ち次第だった。五輪はやっぱり大きい存在と実感した。3位とは(約)3点差。メダルを取れる位置にいると思う。
◇勢いを保つこと
 オーサー・コーチ 羽生は素晴らしかった。あのスケートなら100点を超えると分かっていた。全日本選手権は究極の重圧だったが、ここでさらにプレッシャーがかかる。(フリーで)この勢いを保つことだ。(時事)

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狙って奪った100点=羽生、夢へあと一歩=フィギュア〔五輪・フィギュア〕
Jiji 2014/02/14-07:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2014021400165

前人未到の100点超えに、ガッツポーズをした羽生。それも、予期せぬことではなかった。
SPの「パリの散歩道」。哀愁を帯びたギターメロディーに乗って、少年が背伸びしたような振り付けを交えながら、会心のジャンプを決めた。冒頭で高さがあり、着氷も美しく流れる4回転。難しいステップからの3回転半、3回転の2連続でも、出来栄え点を稼ぐ文句なしのジャンプだった。
昨季から世界歴代最高を塗り替えてきた自信作。前回バンクーバー五輪で金妍児(韓国)を女王に導いたオーサー・コーチが「まだ伸ばせる」と踏み、継続を決めた戦略が当たった。
羽生は膝の故障を抱えていた昨季の世界選手権で、悔いが残る演技に終わると、オフのアイスショーで本番さながらに滑り続けた。それが生きて、技術点だけでなく、演技構成点も9点台が並び、10点をつけるジャッジもいた。狙って奪った4度目歴代最高点だった。
SP上位3人による記者会見で、羽生は2位のチャン、3位のフェルナンデスに感謝するように、「2人がいたから素晴らしい舞台で勝負できる」と話した。
世界王者のチャンには、今季序盤の2戦で大差の連敗。相手を意識せず、いかに自分に集中して、コントロールするかを学んだ。フェルナンデスは練習仲間。自分より先に2種類の4回転を習得した3歳上の先輩の技をいつも盗み取るように見てきた。貪欲な姿勢が、19歳の今を築いた。
仙台で育ち、震災で被災した時は、スケートをやめることも考えた。試練を乗り越え、夢に見続けてきた最高に輝くメダルまであと一歩。「きょうやるべきことはやった。あしたはあしたでいい演技がしたい」。心も体も準備はできている。(時事)

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羽生、100点超えに絶叫 SPほぼ完璧な内容
Asahi 2014年2月14日10時20分
https://web.archive.org/web/20140214044901/http://www.asahi.com/articles/ASG2G0V17G2FUTQP047.html

世界で初めて、ショートプログラム(SP)で3桁の得点がモニターに映し出された。101・45点。それを確認した羽生結弦(19)=ANA=は、絶叫した。
冒頭の4回転ジャンプを、いとも簡単に回ってしまう。出来栄えの評価では9人いるジャッジのうち、7人が最高の3点をつけた。後半、得意のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプも、続く3回転ルッツからの連続ジャンプも成功。勢いに乗ってステップも披露した。スピンのレベルを一つ落としただけで、ほぼ完璧だった。
自身が昨年12月のグランプリファイナルで出した、世界歴代最高の99・84点を更新した。「オリンピックという素晴らしい舞台で100点を超える演技ができ、うれしく思う」。誇らしげにそう口にした。
不安があった。この日午前の公式練習で、ルッツの着氷が何度か前のめりになって、手をついた。「団体があったので、ちょっとピークが早かった。練習も良くなく、演技前は足が震えていた」
そんな状態でも、音楽が流れ始めると前向きな気持ちになれた。「同じ状態だった全日本選手権でもできたから」。世界最高レベルの日本で代表争いをしてきた自負が、世界最高の演技を支えた。(後藤太輔)

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羽生結弦、史上初100点超えの“衝撃”金メダルへ視界良好、積極性貫く
Sportsnavi 2014年2月14日(金) 10:30
http://sochi.sports.yahoo.co.jp/column/detail/201402140004-spnavi

羽生結弦(ANA)の演技が終わった瞬間、カナダ人記者2人は思わず立ち上がって「グレート! ブラボー!」と叫んでいた。エフゲニー・プルシェンコの棄権で沈んでいたロシア人の観客たちもそのときばかりは大歓声を送った。日本から来たファンは日の丸を振りながら、スタンディングオベーションで19歳の演技をたたえた。誰が見ても素晴らしいと分かるほどの“衝撃的な”演技。羽生自身もジャンプが決まるたびにガッツポーズを繰り返し、キス&クライでも再び拳を握りしめた。得点は101.45点。国際大会では世界歴代最高のスコアだ。

「3桁の点数が出るとは思っていなかったので、五輪という素晴らしい舞台で100点を超える演技ができたということを本当にうれしく思います」
演技後、羽生は笑顔でそう語った。ソチ五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラムが現地時間2月13日に行われ、羽生が2位のパトリック・チャン(カナダ)に3.93点の差をつけ、首位に立った。日本人選手が五輪のSPを1位で折り返すのは初めてのことになる。
19番滑走で登場した羽生は、冒頭の4回転トゥループを力強く跳び切ると、トリプルアクセルも危なげなく着氷。トリプルルッツ+トリプルトゥループのコンビネーションもきれいに決めた。スピンで1つレベルを落としたものの技術点54.84点、ファイブコンポーネンツもすべて9点台と圧巻の演技を披露した。

それでも羽生は満足していない。
「良い演技をすることができたと思いますが、これが僕のベストではないと思っています。まだまだできた部分もあるはずですし、五輪だけじゃなく、このあとには世界選手権もある。課題も多く見つかったと思います」

好調さの裏で感じていた不安
個人戦のちょうど1週間前、羽生は今大会から新設された団体戦のメンバーとしてこのSPを滑った。初めての五輪にも動じず、プルシェンコやチャンを抑えてトップに立つなど好調さが際立っていた。しかし、羽生は逆にそれが不安だったと明かす。
「団体戦で良かったからこそ、少しピークが早く来てしまったかなと思ったんです。この1週間の練習でもあまり状態は良くないと感じていました」
とはいえ、これは4年前のバンクーバー五輪でキム・ヨナ(韓国)を金メダルに導いたブライアン・オーサーコーチの作戦。団体戦と個人戦の間に一度調子を落とし、再び上げていく算段だった。個人戦が近づくにつれ、練習でも安定感が戻ってきており、「すごく精神状態が上がっている」と羽生も手応えを感じてはいた。それでも不安に思っていたのは、やはり夢にまで見た五輪という舞台だからだろう。
そのため羽生はなんとかして前向きな気持ちを持つように意識した。不安なことが頭をよぎっても、それをなるべく排除した。そうしたメンタルコントロールができるようになったのは、グランプリファイナルや全日本選手権というプレッシャーがかかる舞台で経験を積み重ねたこと、そして自身が最も意識する相手、チャンとの戦いを繰り返してきたからだ。羽生は「自分のペースというのをパトリックと何度も対戦することで、コントロールできるようになってきました。昔はどうしても相手を意識してしまい、自分に集中できなかった。でも今は自分ができることを精いっぱいやることが結果につながると思っていますし、やるべきことをやっていくだけだと考えられるようになりました」と、自身の変化を語る。
もちろんオーサーコーチの存在も大きい。1988年のカルガリー五輪で選手としても銀メダルを獲得した名伯楽は、この大舞台の怖さを嫌というほど知り尽くす。だからこそ羽生は安心して身を委ねている。そのオーサーコーチは、この日の羽生の演技を「パーフェクト」と評した。
「素晴らしい演技だったし、質も文句がない。100点超えは期待していた。これまで積み上げてきたトレーニングを信じていたからね」

FSではさらなる衝撃も
事実上、金メダル争いは羽生と2位のチャンに絞られた。チャンは典型的な先行逃げ切り型の選手。SPの2位以下からフリースケーティング(FS)で逆転したのは2011年10月のスケートカナダが最後で、それ以降は主要大会で一度もない。羽生にとっては有利なデータと言える。それでもチャンは追い上げに自信を見せた。
「団体戦では89点だったので、今日は97点が出せて良かったと思う。2位ということは気にしていない。僕は追いかけるのが好きだからね。ユヅルがターゲットになるし、FSでは五輪を楽しめると思っている。五輪でこうした目標となる存在がいるのは大きいよ」
羽生はすでにFSの滑りを見据えていた。「今日は今日でもう終わったこと。このあとはしっかり休みたいと思います。明日は明日でやるべきことをやっていきたいです」。プログラムについても演技構成を変えることはしないつもりだ。この点差を保つためには今季成功率が低い4回転サルコウをFSで回避する選択肢はあるが、羽生はこれを真っ向から否定する。
「今シーズンを通して4回転ジャンプは2種類入れてきたので、明日もしっかりと入れたいと思います。別に五輪だからといって変えることはしないで、自分がやりたいことをやって、やるべきことをやりたいなと思っています」
19歳の羽生にとって今大会はあくまで通過点。今後も続いていくスケート人生を考えて、メダルを取るために“守りの姿勢”に入りたくはないのだろう。その積極性がここまでの成長を遂げた要因とも言える。100点超えという目標は達成した。現在の状態であればFSではさらなる衝撃が待っているかもしれない。 (取材・文:大橋護良/スポーツナビ)

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羽生 視聴率でも驚異的!深夜3時前に瞬間最高13・4%
Sponichi 2014年2月14日 10:48
http://www.sponichi.co.jp/olympic/news/2014/02/14/kiji/K20140214007586961.html

ソチ五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が14日未明に行われ、日本期待のエース羽生結弦(19=ANA)が世界最高得点を叩き出した演技を披露したが、視聴率も驚異的な数字をたたき出したことが分かった。
14日、ビデオリサーチの調べで、演技直後のNHK総合の視聴率が、深夜3時前にもかかわらず瞬間最高で関東地区13・4%、関西地区15・3%を記録。日本国内の期待の高さをうかがわせた。
男子フィギュアスケートSPは3区分でNHK総合で放送され、13日午後11時55分から1時間55分で平均13・9%(関西地区12・8%)、午前1時50分からの1時間50分で平均11・9%(関西地区12・9%)、午前3時40分からの1時間50分で平均12・9%(関西地区13・0%)だった。
瞬間最高は“皇帝”プルシェンコが棄権した直後の同0時55分など2時点の15・7%、羽生の演技直後の同2時48分など2時点の13・4%、町田樹(23=関大)の演技から得点表示まで同4時21分から5分間で記録した13・9%だった。深夜としてはいずれも驚異的な数字を記録したことになる。
また関西地区ではプルシェンコの棄権の解説をしていた同0時57分など2時点の16・3%、羽生得点表示後の同2時50分で記録した15・3%、町田の得点表示得直前の同4時25分で13・8%の高い数字を記録。高橋大輔(27=関大大学院)町田の地元である関西地区での注目の高さがうかがえる数字となった。

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羽生の100点越え地元でも「圧巻の演技」
nikkan 2014年2月14日11時5分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140214-1257467.html

<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇13日◇男子ショートプログラム
 史上初の100点超えを記録した羽生結弦選手(19)に、出身地の仙台市では「圧巻の演技」「被災地を勇気づける」と金メダルに期待する声が上がった。
 「強い意志を感じる圧巻の演技だった。計り知れない力を持っている」とたたえたのは、母校・東北高の五十嵐一弥校長(68)。宮城県スケート連盟会長で、小学校時代から羽生選手を知っているが、目に今までにない力を感じたという。
 東日本大震災の被災を乗り越え五輪の舞台に立った羽生選手を「1つ1つの演技にその思いが表れている。仙台の若武者として天下を取ってほしい」と激励した。
 JR仙台駅前で通学中の専門学校生落合香奈子さん(19)は「自信に満ちあふれた表情をニュースで見て、うれしかった」と笑顔。「日本勢初の金メダルを取ってほしい。同い年の1人としても応援したい」と声を弾ませた。
 仙台市の無職本間吉雄さん(67)も「宮城の誇りだ。被災地を勇気づけることにもなると思うので、ぜひ金メダルを首に掛けて帰ってきてほしい」と語った。

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羽生、ジャンプ磨き隙なし 頂点かけ4回転に自信
Asahi 2014年2月14日12時20分
https://web.archive.org/web/20140214102314/http://www.asahi.com/articles/ASG2G20RYG2GUTQP008.html

フィニッシュで羽生結弦が右手人さし指を突き上げた。全く隙のない演技を披露し、顔には満足げな笑みが浮かんだ。
会見では右隣に世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)、左には自分と同じコーチの指導を受ける昨季世界選手権3位、欧州選手権2連覇中のハビエル・フェルナンデス(スペイン)。羽生は 「ハビとパトリックがいたから、この素晴らしい舞台にいられる」と感謝した。
その言葉にうそはない。
今季、羽生はグランプリ(GP)シリーズで、ファイナルを含めて3戦全てでチャンと対戦。1戦目のスケートカナダは、王者を意識しすぎて自分のやるべきことに集中できなかった。2戦目のフランス杯は、ある程度手応えを得た滑りをしたが、歴代最高点を出したチャンに力の差を見せつけられた。
さらなる高みを目指し、GPファイナルでSP、フリー、合計全てで自己最高点を更新。ようやくチャンに土をつけた。羽生は「パトリックと何度も対戦したことで、心をコントロールすることを覚えた」と受け止めている。
同じクラブで練習するフェルナンデスにはジャンプのヒントをもらった。羽生は、昨年夏には4回転サルコーを決めていたが、秋には確率が悪くなった。同じジャンプを得意とするフェルナンデスのサルコーは、そんなときに参考になった。「練習中から刺激を受けたし、不調の時は助けられた。一緒にこの場にいることが出来てうれしい」
ただ、喜びに浸るのは会見までだ。羽生は「今日は今日で終わったので。明日は明日、できることをしたい」。2位のチャンとの差は3・93点。これは、ないものと思った方がいい。だから、「今季を通して2種類入れている4回転を、いつも通りやる」。4回転を1種類にする安全策は頭にない。
14日、日本フィギュア男子初の五輪の金メダルをかけてフリーに臨む。(後藤太輔)

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【ソチ五輪】フィギュアSP視聴率、羽生の得点表示後に15%超える
sankei 2014.2.14 12:41
http://www.sankeibiz.jp/gallery/news/140214/gll1402141243001-n1.htm

 ソチ冬季五輪で羽生結弦(ANA)が史上初めて100点を超える得点を挙げたフィギュアスケート男子ショートプログラムのNHKの中継番組(午前1時50分)が関東地区で平均視聴率11・9%、関西地区で同12・9%だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 瞬間視聴率は、羽生が演技を終えた午前2時48分に関東地区で13・4%。関西地区では、羽生の得点が表示された直後の同2時50分に瞬間視聴率15・3%を記録した。

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羽生首位11・9% 瞬間最高は13・4%
nikkan 2014年2月14日12時59分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140214-1257493.html

 羽生結弦(19)が出場し、NHKが13日深夜1時50分から放送したソチ五輪フィギュアスケート男子シングルショートプログラム(SP)の平均視聴率が、11・9%(関西12・9%)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 瞬間最高視聴率は、13・4%で、羽生の演技直後の同2時48分などに記録した。関西では、羽生の得点が表示された直後の同2時50分に15・3%を記録した。

 フィギュアスケート男子SPは、13日午後11時55分から同4時30分まで放送枠3区分で放送された。他の2つの放送枠は午後11時55分~深夜1時50分までで、平均視聴率は13・9(関西12・8%)、深夜3時40分~同4時30分までは12・9%(関西13・0%)だった。同2枠の関東の瞬間最高視聴率は、深夜0時55分にプルシェンコが棄権した直後などに15・7%、町田樹(23)の演技から得点表示直前までの同4時21分~25分まで13・9%を記録した。関西は、プルシェンコ棄権の解説が行われた同0時57分に16・3%、町田の得点表示直前の同4時25分に13・8%を記録した。

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「よっしゃー」羽生ほえる フィギュアSPで100点超え
nikkei 2014/2/14 13:48
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO66819740U4A210C1CC0000/

 ソチ五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦選手(19)が世界最高得点をたたき出し、首位発進した。「101.45」の点数がスクリーンに浮かぶと、派手にガッツポーズ。「本当にうれしい」。普段はクールな若きエースが、興奮気味に繰り返した。

 地元期待の「皇帝」プルシェンコ選手は腰を痛め、演技直前にまさかの棄権。異様な雰囲気のなか、有力選手が集まる第4グループの最初に登場した。コーチとがっちり握手し、リンクサイドをたたいて気合を入れ、リンク中央へ。曲が始まる前に何度も深呼吸した。

 哀愁漂うギターの旋律に乗り、冒頭の4回転ジャンプで完璧に着氷。続くジャンプも次々に決め、「おぉー」と地鳴りのような歓声が包み込む。最後のスピンが終わると観客は立ち上がり拍手。満足そうに客席に向かって手を合わせた。

 滑り終え、得点を待つ。100点超えが表示されると「よっしゃー」とほえた。

 試合後のインタビューで「脚がすごく震え、団体戦とは比べものにならないくらい緊張した」と明かしたが「前向きに心を傾けることができた」と振り返った。金メダルが懸かる勝負のフリーに向けて「今日は今日で終わり。明日は明日できることをしたい」と気持ちを切り替えていた。 (ソチ=共同)
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羽生圧巻、ロシア人観客も歓声…フィギュアSP
yomiuri 川島信之 2014年2月14日15時52分
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/feature/sochi/20140214-OYT8T00939.htm

 ソチ五輪のフィギュアスケート男子の白熱の戦いが13日に始まった。この日行われたショートプログラム(SP)では、羽生結弦(19)(ANA)、高橋大輔(27)(関大大学院)、町田樹(23)(関大)の日本勢3選手が出場、日本からは大勢の女性ファンらが会場に詰めかけて声援を送った。
地元の英雄、まさか…
 男子SPでは、7番目に滑走予定だったロシア代表、エフゲニー・プルシェンコ(31)が昨年手術した腰の状態が悪化して、いきなり棄権となった。
 ロシアの団体での金メダル獲得に貢献した英雄が直前練習に登場すると、会場は「ジェーニャ(エフゲニーの愛称)」「ロシア」の大合唱が起こった。しかし、プルシェンコは腰を押さえながらリンクから退出。その姿がスクリーンに映し出されると、大歓声は徐々に消えていった。

4回転ピタリ「ゆづー!」
その後しばらくして、羽生が19番目に登場。強豪がそろった第4グループで、直前練習から軽快な動きを見せていた羽生は、冒頭の4回転をピタリと決めて圧巻の演技。地元ロシアの観客らも立ち上がって大きな拍手を送り、リンクには多くの花が投げ込まれた。
 そして、五輪と国際スケート連合(ISU)公認大会では史上初となる100点超えとなる「101・45点」。会場は「ゆづ(羽生の愛称)!」「羽生君、すごい!」「よくやった」などの歓声でいっぱいになった。

★★★

「けがなく成長」 羽生、体の弱さと向き合い頂点へ
asahi 後藤太輔 2014年2月14日20時36分
http://www.asahi.com/articles/ASG2G5STQG2GUTQP028.html

13日のフィギュアスケート男子のショートプログラム(SP)で世界歴代最高となる101・45点を出して首位に立った羽生結弦(はにゅうゆづる、19)=ANA。ぜんそくの急な発作に襲われたのは、2012年9月だった。練習拠点としたカナダ・トロントの新しい環境に慣れていなかった。息をするのも苦しく、食事がのどを通らない。細い体が、さらに細くなってシーズンを迎えた。

2歳のころからぜんそくに悩まされてきた。今も飲み薬は朝晩2錠ずつ。吸入薬も手放せない。ぜんそくの影響で肺を大きく開いて息を吸い込むことができないから、4分半、全力疾走するような運動量のフリーでは、後半必ず息苦しくなる。背中が丸まって頭が前に出てきてしまう。

ぜんそくによくない冷たい空気を避けるため、マスクは手放せない。ねんざした足首やひざには補助のテープが欠かせない。練習後は氷水に足を浸す。普段の練習は長くて2時間。同年代の選手の3分の2もこなせない。スタミナ。それが羽生の課題だった。

昨年から、硬い上半身をほぐすため、「置きばり」というはり治療の市販品を使うようになった。肺周辺の筋肉が軟らかくなれば、姿勢もよくなり呼吸もしやすくなる。

専門家の助言を受け、人体図を見ながら研究した。背中、腰、足など全身に15カ所ほど、血行をよくしてほぐしたい筋肉をめがけてはりを置く。長いもので2ミリ弱。試合中や就寝中も体にはりを入れたままだ。

「正確な場所に置けないと痛い。腰に長いはりをおいておくと、寝返りをうてないときがある」

最近、「ずいぶん良くなった」と自分で施すはりの効果を実感している。ブライアン・オーサーコーチに「ひざや足首を強くするため」と勧められ、嫌っていた筋力トレーニングにも、昨夏から時間を割いた。
ソチに到着した3日、こう胸を張った。「今シーズン、けがもなくやってこられた。去年と比べ、成長したのはそこ」。弱点を克服し、ここまで上り詰めてきた。(後藤太輔)

★★★

羽生、観客と一体感 まるでロックスター
Asahi 2014.02.14
http://www.asahi.com/articles/ASG2G0RCGG2FUTQP03X.html

(13日、フィギュアスケート男子個人ショートプログラム)
羽生結弦の体から音が出ているかのようだった。
「パリの散歩道」のビートが、腕を振り、体をひねる羽生の動きとぴたりと一致した。後半の3回転―3回転ジャンプを決めて入っていく終盤のステップでは、さらに勢いが増す。表情も、ライブ中に顔をしかめるロックスターさながら。羽生の醸し出す雰囲気が、会場の観客全体を乗せていった。
スケーティング技術や芸術性を評価する演技構成点で、初めて全5項目で9点(10点満点)を超えた。
表現力の項目で9・50点を出したのを始め、振り付けで9・39点、音楽の解釈で9・36点を獲得し、合計46・61点。表現力に定評のある高橋のそれを上回り、一つミスがあったチャンにもあと0・57点と迫った。
仙台で育った小、中学校時代の特別な練習が羽生の踊りの基礎にある。「プレゼンテーション」と呼ばれる週1回の勉強会。かかった曲に合わせて、感じるままに好きなように体を動かして踊る。それを、他の大勢の選手に見てもらう。
その中には、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんや、今大会の女子代表で表現力の評価が高い鈴木明子(邦和スポーツランド)もいた。羽生は特にジャズがお気に入りだったという。好きな曲が流れると、跳んではねてはしゃいだ。仙台に来たロシア人のコーチからは、「好きな人や物を思い浮かべてごらん」と感情表現も習った。
「とても緊張したが、とにかく、前向きないい気持ちを持とうとか、そういうものを大事にしようと、すごく意識した」と羽生。言葉通り、見るものを明るく楽しい気分にさせるプログラムを踊りきった。(後藤太輔)

★★★

羽生が世界初の100点超え!「日本人として誇らしく思いたい」
Daily 2014.02.14
http://sochi.headlines.yahoo.co.jp/sochi/hl?a=20140213-00000093-dal-spo

「ソチ五輪・フィギュアスケート男子・SP」(13日、アイスベルク・パレス)
19番目に登場した羽生結弦(19)=ANA=は、101・45点をマーク。自身が昨年のGPファイナルでマークした世界最高得点の99・84点を上回る前人未到の100点台で、暫定首位に立った。
演技前には、コーチのブライアン・オーサー氏とがっちり握手。軽く笑みを浮かべてリンクに飛び出した。
最初の4回転トゥーループを鮮やかに決めると、その後もプレッシャーを感じさせない伸びやかな演技を披露。3回転のコンビネーションジャンプも軽やかに決めるノーミスの演技に、会場からは大歓声が飛んだ。
憧れの存在だったエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が、競技直前の6分間練習で腰の故障を悪化させ、よもやの棄権。“直接対決”が実現しなくなるというアクシデントも、悠々と乗り越えた。
羽生は演技後のインタビューで「本当にうれしかったです」と笑顔。自身の演技を振り返って「まだまだ(思い描いた演技には)ほど遠いかなと。足がオリンピックということで、ちょっと震えりもしたんですけど、やれたことはやれた。とにかく日本人として、このショートとしての結果をまず誇らしく思いたい」と胸を張った。
その上で「今日やるべきことはやったので、今日はまず喜んで、明日へ向けてしっかりと体を休めて、明日また今日と同じようにではなく、明日は明日でいい演技がしたいと思います」と、フリーの演技を見据えて気を引き締めていた。
羽生は6日の団体男子SPに登場。堂々の演技で97・98をマークして1位となり、実力を見せつけていた。
プルシェンコと並んで日本勢の強力なライバルと目されていたパトリック・チャン(カナダ)は、21番目に登場。97・52の高得点をマークしたが、羽生が4点近く上回った。

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世界最高得点の羽生 精神面で成長
NHK 2014.02.14
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140214/k10015233901000.html

ソチオリンピックのフィギュアスケートは、13日、男子シングルの前半、ショートプログラムが行われ、19歳の羽生結弦選手が史上初めて100点を超える高得点で、トップに立ちました。
大舞台での世界最高得点の更新は、技術だけでなく精神面の成長が生み出したものでした。
羽生選手は、安定感抜群の4回転ジャンプを完璧に決めたあと、残るジャンプも確実に決めて高い加点を受けました。
今シーズン、力を入れて取り組んできたスケーティング技術や、上半身を使うことを意識した表現力も高い評価を受けて、101.45の高得点をマークしました。
ショートプログラムで100点を超えるのは史上初めてで、羽生選手はみずからが出した世界最高得点をオリンピックの舞台で更新しました。
羽生選手は今シーズン、世界選手権を3連覇しているカナダのパトリック・チャン選手と試合で3回顔を合わせ、そのたびに意識しすぎて集中を乱してきた経験から、どんな舞台でも自分のペースを守り、やるべきことに集中するという気持ちのコントロールの方法を身に着けてきました。
その経験がオリンピックの舞台で生き、6日の団体に続いて男子シングルでも、独特な雰囲気にのまれることはありませんでした。
試合後の会見では「とにかく自分に集中することができた。チャン選手とこれまで戦ってきたおかげで気持ちをコントロールできるようになった」と話していました。
大舞台での世界最高得点の更新は、技術だけでなく、精神面の成長が生み出したものでした。
そのチャン選手は97.52の得点をマークし、羽生選手とおよそ4点差の2位につけています。
金メダルをかけた後半のフリーは、日本時間の15日午前0時から行われます。

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羽生結弦、29人中最も難しい演技構成に挑んだ
Yomiuri 2014.02.14
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/skate/20140214-OYT1T00589.htm

得点を目にした瞬間、羽生はガッツポーズを繰り出した。
初めての五輪で、自らの持つSPの世界歴代最高得点を塗り替える101・45点をマーク。「五輪という素晴らしい舞台で、100点を超える演技ができて、すごくうれしかった」と笑顔がこぼれた。
出場した29人の中で、最も難しい演技構成をしている。冒頭に4回転ジャンプを跳ぶ。さらに、2種類のジャンプを後半に回す構成だ。後半のジャンプは、基礎点が1・1倍となるため高得点につながる。一方で体力的にきつくなる後半のジャンプは失敗のリスクも伴う。この日の羽生は後半のジャンプを完璧に決め、「ベストの演技が出来た」と言い切った。
6日の団体SPで五輪の雰囲気は経験済みだったが、「あの時とは比べものにならないくらい緊張して、足が震えた」。だが、氷上では、そんな様子はまったく感じさせなかった。むしろ、団体の演技よりジャンプに切れがあり、滑りにも最後まで勢いがあった。団体SPの得点を3・47点上回った。
ただし、チャンとの差はわずか3・93点。ジャンプを1回失敗すればひっくり返る点差だ。「これまでも、すごく重圧のかかる場面でいい演技をしてきた。明日もまた、いい演技がしたい」。19歳が日本男子初の金メダルを狙う。(永井順子)

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オーサ―・コーチ 愛弟子の演技に「全てが素晴らしかった」
Sponichi 2014年2月15日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/02/15/kiji/K20140215007591890.html

ソチ五輪フィギュアスケート男子SP
羽生を指導するカナダ人のブライアン・オーサー・コーチは、ジャンプが成功するたびに跳び上がって喜んだ。

愛弟子のほぼパーフェクトな演技に、「全てが素晴らしかった。完璧な滑りだった。今は幸せ」と絶賛した。自身は88年カルガリー五輪で銀メダルだったが、10年バンクーバー五輪は金メダルを獲得したキム・ヨナ(韓国)のコーチを務めた。「彼(羽生)はずっと努力してきた。金メダルをもらって当然だ!」と戴冠に期待を寄せていた。

★★★