2016 NHK 一問一答总汇

2016 NHK 赛前记者会

羽生「今の自分の最高の演技を目指したい」
sanspo  2016.11.24 21:05

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は25日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。24日は公式練習と会見が行われ、男子史上初の4連覇を目指すGPファイナル(マルセイユ)進出を狙う羽生結弦(21)=ANA=は、順調に調整。今大会で3位以内に入れば、ファイナル出場が決まる。女子のエース・宮原知子(18)=関大=も最終調整した。
 以下、会見での羽生のコメント
 --目標は
 「昨年同様、一生懸命頑張りたい。そのためにやるべきことはしっかりやってきた。自分の演技をしたい」
 --昨季のこの大会で世界最高得点を出した。今年も狙える状況か
 「はい、できる状態です。ただ、去年と同じ演技をするつもりは全くない。今の自分の最高の演技を目指したい」
 --スケートカナダ後、どんな調整をしてきたか
 「スケーティングのクオリティーを上げつつ、ジャンプも練習してきた。4回転ループはすごく取り上げられるが、自分にとってジャンプはプログラムの一部。そういう風に見て頂けるような完成度にするために練習をしてきた」
 --スケートカナダ後、変えたことは
 「フリーの振り付けをブラッシュアップした。後半の2つの4回転ジャンプ前を少し変えた。カナダより見てもらえる演技になった」

 

男子前日練習 羽生結弦・田中刑事・日野龍樹会見コメント
docomo sports 2016年11月24日 23:50配信

ISUグランプリシリーズ・NHK杯(北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)男子シングル、開催前日の25日(木)午後、4連覇のかかるGPファイナル進出・3度目のNHK杯優勝を目指す羽生結弦、初のファイナル進出を狙うジェイソン・ブラウン(アメリカ)らが公式練習に臨んだ。
羽生はフリーの曲かけ練習で、4回転を中心にスピン、ステップ、振付を確認。4ループを含む3種類の4回転も決めた。ブラウンは、ショート冒頭の4回転は転倒したが、体は良く動き、好調をアピールしていた。シニアGPシリーズ初参戦のネイサン・チェン(アメリカ)は、フリー前半の4回転ジャンプを次々と決めていった。日本の田中刑事・日野龍樹も、ショートの4サルコウ・フリーの4トゥループをそれぞれ成功させた。
男子は、26日(金)19時10分過ぎにショートプログラムが行われる。

以下、日本人3選手の前日会見コメント
――今大会の目標は
羽生:昨年同様、一生懸命頑張っていけたら。そのためにやることはやってきたので、そのやってきたことを信じて自分の演技をやり通したい。
田中:4回転を成功させることと、(GP1戦目)ロシア杯で出来なかったことを全て出し切りたい。練習では飛べていた4回転を失敗してしまったので、今回は成功させたい。ロシア杯でステップのレベルの取りこぼしもあり、意識して練習してきた。
日野:長年出たかった大会。「こんな演技をするようだったら僕のほうがよかった」とか、他の選手が思うことのないようにしたい(会場から笑いが起こり、羽生ものけぞって笑う)。頑張ります。

――同期で幼少からの戦友である3人が、シニアの国際試合で初めて顔を揃えたが
羽生:「単純にうれしいです」。国際試合、そして『NHK杯』という由緒ある舞台で戦えるのは非常にうれしい。ライバル・敵というよりは、同じ舞台で一緒にスケートが出来るということがうれしい。
田中:「ほとんど(羽生と)同じです(笑)」。同じカテゴリーで3人で戦うのは本当にうれしい。羽生君がトップに行っているので、もっと追い着きたいという気持ちもある。頑張らないといけないという心境。
日野:3人が揃うのはうれしいが、僕はまだ一緒に競い合える相手になれていない。いつか競い合えるようになる、その弾みになる大会にしたい。

羽生への一問一答:
――GP1戦目スケートカナダからの調整について
ジャンプと共にスケーティングのクオリティーを上げるように強化した。4ループを構成するのは今季が初めてなので注目されるとは思うが、自分にとってジャンプというものはプログラムの一部。そう見て頂けるようなジャンプの完成度にするために練習をしてきた。4ループは、スケートカナダでは、練習では飛べていたが試合本番の時に飛べる状態ではなかった。本番の時にどう飛ぶかという練習をやってきた。フリーの振付をブラッシュアップさせている。後半の2つの4回転の前の振付を若干変えたので、スケートカナダよりも見映えがするようになったかなと自分では思う。
――ネイサン・チェンと初対戦になるが
刺激はたくさんもらっている。一緒に競い合えるのはうれしい。ループより(チェンが構成する)フリップとルッツのほうが明らかに難易度は高い。昨年のボーヤン(ジン・中国)選手と同じで、「ジャンプにもまだまだ伸びしろはある」と、自分に勢いを与えてくれている。一緒に練習したのは今日の公式練習一度だけだが、正直「すごいジャンプだな」と思っている。

★★★

2016 NHK SP后

sportsnavi: 羽生、4回転ループ崩れるも他を圧倒 「自信を持って明日につなげられる」

 

羽生 チェンを見て「自分はまだ簡単なことをやっていると思えた」
sponichi 2016年11月25日 21:30
フィギュアスケートのグランプリ・シリーズ、NHK杯の男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(21=ANA)が103.89点で、断トツの首位発進を決めた。演技後の会見の一問一答は以下の通り。
 ――演技を振り返って
 「4回転ループがきれいに跳べなかったことは悔いも悔しさもある。まだまだできた実感もある。ただ、全体的にきょうのパフォーマンスを考えてみたら、とても楽しくSPを終わることができた。あすにつながる、そして次の試合につながる演技ができた」。
 ――スケートカナダに比べて格段に良くなった。ほっとしているか
 「そんなにホっとしているわけではない。もちろん、安心はできたけど、やっとプログラム自体を演じ切れたという実感しかない。もっともっと(トリプル)アクセル、スピンの完成度だったり、ループももちろんですけど、うまくなりたい」。
 ――SPに2発、フリーに5発の4回転を組み込むチェン(米国)を見てどう思うか
 「僕自身、彼と試合するの初めてで嬉しいのが本音。ネーサン(チェン)選手の練習を1回しか見ていないけど、僕の演技にとってすごく自信になった。というのも、僕はまだフリーに5回も4回転を入れることができないし、ループも完璧に決まっているわけじゃない。彼(チェン)がルッツ、フリップを跳んでいるのを見て、自分はまだ簡単なことをやっていると思えた」。
 ――フリーに向けて
「4回転ループを決めることがすごく大事。スケートカナダに比べて感覚いい状態でSPに臨めた。そのいい状態で跳べなかったからこそ、もっと感覚を研ぎ澄ませたい。やはり、ジャンプがきれいに決まらないとプログラムとして成立しない。ジャンプを1つ1つ決めつつ、表現だったりスケートだったりスピンだったり、そういったものが1つのプログラムとして見えるような演技をしたい」。

 

羽生結弦SP断トツ首位「まだ勢いのある10代のスケートみたい」
daily sports 11/25(金) 21:52配信
男子ショートプログラム(SP)が行われ、GPファイナル進出の懸かる羽生結弦(21)=ANA=は、冒頭の4回転ループで着氷が乱れたものの、今季世界最高の103・89点で、2位に15点以上の差をつけて断トツの首位発進を決めた。以下は羽生との一問一答。
  ◇  ◇
 -103・89点という得点については?
 「もっともっと伸びしろがある。4回転ループをきれいに降りれば、5点は伸びる。あとは5点以上のところを磨いていきたい」
 -まだ足りないところは?
 「SPはテンポが速くて表現が試されるプログラムなので、もっともっと磨いていける。特にプレゼンテーションの部分を。まだ僕自身の武器でもあるのかもしれないけど、粗さがところどころある。まだ、ただの勢いのある10代のスケートみたいになってるので、もっと緩急だったり、歌詞の奥にあるもの、自分の奥にあるものも含めてやっていけたら」
 -4回転ループはどう修正する?
 「シュッとやって、パッと降ります。感覚を伝えるのは難しい。僕はいつもこんな感じなので。シュッがまだ足りないかな」

 

羽生、4回転ループに手応え「点数の伸びしろあるなと」
sponichi  2016年11月26日 05:35
【羽生に聞く】
 ――滑り終えて
 「緊張もあったけれど、やるべきことをやってきたので、自信を持っていけた」
 ――4回転ループは何とか踏ん張った
 「失敗したけれど、最小限にとどめられた。点数の伸びしろがあるなと思った」
 ――表現は?
 「昨季と比べてテンポが速くて、表現力が試されるプログラムになっている。僕の武器の荒さを生かせるように、もっと磨いていかないといけない。勢いだけの10代のスケートになっている」
 ――衣装を替えた理由は?
 「プリンスのカラーを意識して作ってもらった。(序盤戦は不調で)悪いイメージもあったので替えた。6分間練習の前に(上着を脱いで)客席がウワァーとなったのがうれしかった」

 

【NHK杯】羽生結弦 SP後インタビュー:若手の台頭にジャンプの可能性を感じ「自信になっている」
docomo sports  2016年11月26日 12:26配信
――演技を終えた感想
(終わった瞬間は)もうちょっとだなという思いが強かった。GP1戦目より成長出来た部分が多々あり、日本開催ということもあり、このプログラムを楽しんで出来たという思いもあった。やるべきことはやってきたので、6分間練習も本番も自信を持って出来た。4ループを降りれば、あと5点ぐらい点数は伸ばせると思う。その5点以上のところをさらに突き詰めてやらないといけない。今季のSPは昨季とは違いテンポも早く、スケーティングを見せるというよりは表現力をすごく試されるプログラム。僕自身の武器でもある“荒さ”や“勢い”というものを活かせるようにしていきたい。表現面でもまだまだ磨いていけると思うし、もっと意味を込められると思う。歌詞の奥にあるもの、自分の奥にあるものをジャンプも含めて出していければ。今はただ勢いのある“10代のスケート”みたいになっている。プレゼンテーションの部分はちょっとずつしか出来ないが、一歩一歩進んでいきたい。
――3度目のNHK杯は
楽しかったです!6分間練習の時に上着を脱いだ瞬間(衣装が変わっていたので)会場から「ウワー」と歓声が上がったのはすごくうれしかった。ブライアン(オーサーコーチ)も「よかったね」と。
――衣装の変更については
これからころころ変えるということは、多分ないと思う(笑)。ライブ感のある曲で、試合ながら、見ている方がワクワクするような演技が出来たらと。(前の2試合で)悪いイメージもあったので変えた。色は(振付師)ジェフリー・バトルさんと相談して決めた(白から紫に)。紫単色ではなく、青く光る素材。プリンスのカラーを意識して作って頂いた。
――4ループの修正はどうするか
シュッとやってパッと降りる(笑)。(記者:ちょっと分からないですね。)そんな感じなんです、僕ってそういうものなんです(笑)。“シュッ”が足りない。6分間練習では1回も外していないので、冷静に分析し、明日は自信を持って臨めると思う。公式練習と本番という流れでバランスを図りながら、良い状態で本番を迎えたい。
――2位に終わったGP1戦目からのモチベーションは
プレッシャーというよりは、悔しさプラス不甲斐なさがすごくあった。練習にも身が入った。その悔しさを爆発させたことも良かったとは思うが、それ以上に演技を楽しめたことが今回の大きな収穫。
――(前日会見で語ったように)プログラムの一部としてジャンプも見せることは出来たか
4ループで失敗したから、多分皆、「ファッ!?」ってなっちゃったと思うんですけど(笑)。失敗は最小限に止められたのでそこは良かった。
――演技の表情については
完全に“勢い”(笑)。最後のほうも(自身に)「もっと笑えよ」と思った。勢いや我慢してきたものを一気にバァーンと爆発させた演技ではあった。
――(SP会見より)ネイサン・チェン(SP2位、アメリカ)やボーヤン・ジン(中国)という若手の台頭については
先程(同席している)ネイサン選手に「ユヅルと一緒に戦えてうれしい」と言ってもらえたが、僕自身も一緒に戦えてうれしい。ボーヤン・ジン選手の4ルッツを生で観た時はショックを受けた。その時の自分の4回転ジャンプは4サルコウと4トゥループだったが、「4ルッツをこんなに簡単に飛べるなら、4ループも飛べるな」と思えた。それぐらいルッツとフリップは難しい(6種類あるジャンプの内、難易度は上から2番目と3番目でループは4番目)。ネイサン選手とは一度しか練習で滑ったことはないが、彼の練習を観て僕の自信にもなった。僕は、まだフリーで5回も4回転を入れることは出来ないし、4ループも試合で完璧に決めているわけではない。彼の4ルッツと4フリップの安定感を観て、まだジャンプの伸びしろはあると、自信を持って取り組めている。
――FSに向けて
今日はパフォーマンスとしては出し切れたと思うので、明日はまた違った印象のプログラムを見せたい。違った雰囲気、スケートの伸び、そういったものを見せられたら。FSはジャンプがたくさんある。ジャンプが決まって「ワー」と歓声が沸き上がるのも僕自身とてもうれしく、大事だと思うが、ジャンプをプログラムの一部として見せて、緩急というものを出せれば。そのためにはジャンプも決めていかなければならない。ジャンプが決まらないとプログラムとして成立しない、と僕は思っている。ジャンプ、スケーティング、スピン、ステップ、表現、その全てが一つの作品として見せられるようにしたい。

★★★

2016 NHK FS后

sportsnavi: 羽生、NHK杯連覇でファイナル進出 久々の300点超えに「ホッとした」

 

羽生結弦、余裕の演技「遠くのお客さんまで視線」【優勝インタビュー一問一答全文】
daily sports 11/26(土) 21:53配信
http://www.daily.co.jp/general/2016/11/26/0009701210.shtml  
「フィギュアスケート・NHK杯」(26日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 男子フリーが行われ、SP首位の羽生結弦(ANA)はフリーで197・58点、合計301・47点を獲得し、大会連覇を果たした。4連覇を目指すGPファイナル(12月9日開幕、マルセイユ)進出も決めた。田中刑事(倉敷芸術科学大)は合計248・44点で初のGPシリーズ表彰台となる3位に入った。日野龍樹(中京大)は合計207・15点で9位だった。優勝インタビューでは「遠くのお客さんまで視線を移しながらやることができた」と余裕を持って演技できたことを明かした。以下、優勝インタビューの一問一答全文。
 -ほっとした様子。
 「今日は非常に緊張していて、昨日のリベンジをしたいという気持ちもあって。ループはなんとか耐えることができましたけれども、まだまだ、まだまだというか、まだまだだな(笑)。まだまだ、やるべきことがたくさんあると思うので、また次に向けて頑張っていきたいと思います」
 -「もうちょっと」という仕草を演技直後に見せた。
 「冷静に考えてみたら全然もうちょっとじゃなかったので。ショートはもうちょっとだったんですけど。かなり頑張ってきます」
 -4回転4本。
 「しっかり4回転まわりきっての4つは初めてですし、最後のアクセルがトリプルつけることができませんでしたけど、それでも後半のトリプルアクセル2発は体にも来ますし、点数的にも印象的にも自分の武器になるのでそういった面では良かったなと思います」
 -演技全体では。
 「ジャンプとしては結構課題がありますし、フリープログラムに関してはスピン、ステップまだまだできたなあというところがたくさんあるんですけれども、何より、今回、日本ということで非常に温かい空気の中で滑ることができました。ショートは最前列しか見ることができなかったんですけど、フリーは遠くのお客さんまで視線を移しながらやることができたので、それは今後につながるいいステップだなと感じました」
 -同学年の3人。田中は3位に入った。
 「心からうれしいです。日野選手、もっと来いやあと思ってます(笑)」
 -3人での大会は楽しかったですか。
 「純粋に楽しかったです。僕自身、フリーの前は余裕がなかったんですけど、田中選手の演技が素晴らしいことが皆さんの反応で分かって。多分、刑事は見ていないと思うんですけど、(田中がリンクから)帰る時に拍手できたので、そういう面では大人になってきているのかなと思います」
 -300点超えでGPファイナル。
 「ファイナル行けて本当に良かったなあと思うのと、300点超えを日本のこの地ですることができたので、次へ向けてしっかり調整しながら、ファイナルでもいい演技を目指して頑張っていきます」
 -ファンへ。
 「今日は本当にありがとうございました。ショートは自分自身ロックスターになった気分でやらせていただきました。フリープログラムでは自分の滑る喜びを皆さんの前で感じることができました。本当にありがとうございました。これからも頑張ります。お願いします。ありがとうございました」


羽生「やっとベースできた」GPファイナル4連覇へ自信【報道陣と一問一答】
daily sports 11/26(土) 22:38配信
http://www.daily.co.jp/general/2016/11/26/0009701342.shtml
 「フィギュアスケート・NHK杯」(26日・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 男子フリーが行われ、SP首位の羽生結弦(ANA)はフリーで197・58点、合計301・47点を獲得し連覇を果たした。合計300点超えは今季のGPシリーズでは全選手で初で、今季世界最高得点。コンビネーションを含め4本ある4回転ジャンプを、国内初成功となる4回転ループを含み3本成功。史上初の4連覇がかかったGPファイナル(12月9日開幕、マルセイユ)進出が決まった。大会後、報道陣から取材には「ベースができてきた」と王者の自信をみなぎらせた。
 以下は羽生との一問一答。
 -今季初の300点超え。手応えは?
 「やっとベースができてきたかなと思う。スケートカナダの頃は、ベースも何もなくて、ガタガタ崩れ落ちてしまった。今回は全く違った感覚で滑ることができた。お客さんに目を向けてアピールできたし、スケート人生の中でも成長したと思う」
 -4回転サルコーの転倒は?
 「公式練習でも決まっていたし、サルコーは確率良く決まっている。自信を持ってファイナルに向けてやっていきたい」
 -4連覇の懸かるGPファイナルに進出する。
 「良かったです。正直、ちょっと不安はあった。ループ1本(の失敗)で崩れてしまうこともあるので。練習したことができてよかった」
 -まだ伸びしろはある?
 「表現もまだまだだし、スケーティングもスピンもジャンプもまだまだ。自分のスケート、呼吸が感じられるようにしていきたい」
 -スケートカナダの時は悔しさ9割、達成感1割と話していたが?
 「悔しさ4割、ホッとした4割、楽しかった2割かな」


羽生4回転ループ国内初成功「気持ちよく行けた」
sponichi  2016年11月27日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/11/27/kiji/K20161127013801930.html

【羽生に聞く】
 ――4回転ループに成功したが。
 「練習でもバンバン決まっていたので、気持ちよく行けた。SPはステップから入るけれど、フリーは割とイージーな入り方なので、安心してできた」
 ――昨年のNHK杯、GPファイナルに続く300点超えは?
 「あの時は凄くうれしかった。今回はホッとした気持ちです。完璧にやらないといけないとか、いろんな思いがありました」
 ――ファイナル進出を決めた。
 「正直ちょっと不安がありました。ループ1つ(の失敗)でガタガタ崩れることもなきにしもあらずでした。練習してきたことができて良かった」
 ――お客さんへアピールできたか。
 「お客さんとコネクトできるようになった。日本だからこそ、お客さんに目を向けてアピールできた。今までのスケート人生の中で少し成長できたと思う」


羽生、SPは「ロックスター」、フリーは「喜びをかみしめながら滑った」
スポーツ報知  2016年11月27日7時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20161127-OHT1T50066.html
男女フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(21)=ANA=がGPシリーズで初めて4回転ループに成功。フリー1位の197・58点で今季世界最高の301・47点で連覇し、GPファイナル(12月8~11日、フランス・マルセイユ)での男女通じて史上初となる4連覇へ弾みをつけた。
 ◆結弦に聞く
 ―今日の演技は。
 「カナダではベースがなくガタガタと崩れ落ちた。やっとベースができてきた」
 ―ファイナルを決めた。
 「不安はあった。ループ1本でガタガタと崩れていくこともあるので。メダリストになれたことよりも、ファイナルに行くことが決まってほっとしている」
 ―300点超え。
 「SP、フリー、共にミスがあった中での300点超え。スケートをやっていて楽しかった。『SPで100点を超えたからには300点』いかなきゃというのがあったので緊張していた」
 ―楽しかった?
 「SPはロックスターになった気分で滑った。フリーはみなさんの前で滑れる喜びをかみしめながら滑った」


【NHK杯】羽生結弦 FS後インタビュー:「自分自身に限界を設けていない」
docomo sport  2016年11月27日 14:37配信
http://sports.smt.docomo.ne.jp/figureskate/column/20161127_3.html
――演技を終えた感想
昨年のNHK杯ではすごくうれしかったが、今年はどちらかと言うと「ほっとした」という感覚。SPで100点を超えたからFSも完璧にやらなきゃ、という思いもあった。総合で300点を超えたことより、やっと2つのプログラムの演技を楽しめる余裕が出て、お客さんともちょっとずつコネクトすることが出来るようになってきた。ここからまた技術面も高めながら、演技を伝えていけたら。
――FS『Hope & Legacy』のタイトルに込めたものは
Hopeは、今僕自身が持っている希望というよりも、むしろ今まで自分がもらってきた希望。皆さんへの感謝の想いも詰まっている。Legacyは、点数や映像として残っていく演技、そして、先輩方やパトリック(チャン、カナダ)や僕らが4回転時代を築いてきて今の若手も続いてきているという、継承の意味もある。
――技術面について
FSの4ループは、難しい入りのSPよりは決めやすい。ちょっとずつスケートは滑るようになってきた。4ループにしても、(FSで転倒した)4サルコウ+3トゥループにしても、まだまだ綺麗に飛べると思う。4サルコウ+3トゥループは、練習では後半でも確率良く決まっているので、ファイナルに向けて自信を持ってやっていきたい。
――現状の自身の4回転をどう見ているか
4ループは、4サルコウと4トゥループのベースが出来てから取り組んだので、習得の早さに繋がっている。3アクセルと4トゥループ・4サルコウのように、必要な回転速度の差が4回転同士にはない。4ループのコンビネーションもやってみる。4ルッツは、甲に怪我のあった左足の踏切だが、4フリップと違ってアウトサイドエッジの踏切になる。割と踵のほうに体重を乗せるので、ハーネスを使って練習はしている。ショーでも一度回っている。「来季構成に組み込む」とかではないが、一応視野には入れている。
――表現面について
練習しているリンクに観客席はないが、今大会に向け表現面で練習してきた。アピールすることが自分にとっては挑戦だった。その初めての舞台が日本でとてもよかった。SPではロックスターになり切って、ライブのようなパフォーマンスを見せたい。FSでは会場全体に意識を行き届かせたい。SPとFSでは別人に見えるぐらいに、振り幅を持とうとしている。FSもトータルで見せるプログラムなので、表現面・スケーティング・ステップもまだ足りないと思う。もっともっと演じていきたいしもっともっと自分のスケートを見せたい。
――ブライアン・オーサーコーチと方向性について話し合ったというのは
GP1戦目後にコーチ陣と話し合いの場を設けた。ブライアンもなかなか本音を言わないタイプなので、もやもやとしていた部分もあったとは思う。今季のプログラムへの考え方、スケートへの考え方、または自分にとってジャンプはどういうものなのか、話し合った。GP1戦目まではジャンプのためのスケーティングをやっていたので、ブライアンは「トータルパッケージを大事に」と。僕は「自分にとっては4ループも演技の一部だから、しっかり見せたい」と話し、彼も賛成した。このNHK杯に向けては、「スケーティングとジャンプを磨いて、トータルパッケージを作り上げていこう」ということになった。話し合いの結果、練習の質も良くなったと思う。5シーズン目にして、大分垣根のない関係になってきたなと思っている。
――GP1戦目では「悔しさ9割、達成感1割」と評していたが、このNHK杯はどうだったか
悔しさ4割、ほっとした4割、楽しかった2割です(笑)。GP1戦目ではベースも何もなく、ガタガタと崩れ落ちちゃった感もあった。今回は違う感覚で滑れた。日本開催の試合だったからか、お客さんのほうに視線を送りアピールすることが出来た。今季に限らず今までのスケート人生の中で、すこピー キングについては、僕自身GPファイナルでもいいかなと思っている。ブライアンとも話しているが、ピークではなくアベレージを上げていきたい。どんなに調 子が下がっていてもどんなに緊張していても、どんな状態でも勝ちたいし、良い演技がしたいし、皆さんとコネクトしたい。「楽しい」って思いたい。そこを目 指して練習していきたい。自分自身、限界を設けていない。毎シーズン同様課題をクリアしていき、速度の速い遅いはあるが、一歩ずつ成長していけたら。し成長出来たかなと思う。
――今後に向けて
ピーキングについては、僕自身GPファイナルでもいいかなと思っている。ブライアンとも話しているが、ピークではなくアベレージを上げていきたい。どんなに調子が下がっていてもどんなに緊張していても、どんな状態でも勝ちたいし、良い演技がしたいし、皆さんとコネクトしたい。「楽しい」って思いたい。そこを目指して練習していきたい。自分自身、限界を設けていない。毎シーズン同様課題をクリアしていき、速度の速い遅いはあるが、一歩ずつ成長していけたら。

★★★