2018.02.11 - 平昌冬奥 抵达 新闻报导
✿ 一問一答 ✿
羽生結弦【一問一答】「うそつかないなら2連覇したい」 強い気持ち強調
daily 2018.02.11
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/11/0010976689.shtml
平昌五輪フィギュアスケート男子代表で、ソチ五輪では日本勢唯一の金メダルを獲得した世界王者の羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国・仁川国際空港に到着し、右足首を負傷した昨年11月のNHK杯公式練習以来約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。
公式スーツ姿で到着ロビーに降り立つと、報道陣に対しては「しっかり頂点を追いながら頑張りたい」など、決意を示した。羽生の一問一答は以下の通り。
-ケガの状態とこの3ヶ月間の思いは。
「出れない試合もたくさんありましたし、もどかしい気持ちもたくさんありましたが、できることとして陸上のリハビリや治療だとかを必死にやってきた。実際にこうやって試合の場に来られたことをうれしく思うし、これからこの地でしっかり調整して試合へ向けてやっていきたい」
-連覇への自信は。
「もちろんそういう気持ちは少なからずある。自分の気持ちにうそをつかないなら、2連覇したい。ただ、それだけが目的ではないので、試合というものをしっかり感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪をしっかり感じたい」
-どんな4回転を跳ぶのか。
「現地で調整してそれから決める。構成の選択肢はたくさんあるし、周りの状況を考えながらみないといけない。作戦を立てながらやりたい」
-状態は何%。
「まだ滑ってないので分からない。ただ、団体戦も見ていたけど、どの選手よりも勝ちたい気持ちは強くあるし、どの選手よりもピークまで持って行ける伸びしろはたくさんある選手の1人だと思っているので、しっかり頂点を追いながら頑張りたい」
★★★
羽生が韓国入り「自分に嘘をつかないのであれば連覇したい」「どの選手よりも勝ちたい気持ちある」
2018年2月11日 17:15
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/11/kiji/20180211s00079000308000c.html
平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、仁川国際空港に到着。すっきりとした表情で報道陣の質問に答えた。
――足の状態と3カ月の調整は。
「出られない試合もあった。非常にもどかしい気持ちでもいたが、陸上のリハビリと治療をやってきた。試合の場に来られたことを嬉しく思う。この地でしっかり調整していきたい」
――連覇への自信。
「自分に嘘をつかないのであれば、連覇をしたい。この五輪をしっかり感じたい」
――構成は。
「現地で調整してから決める。選択肢はいろいろある。周りの状況を見て作戦を立てながらやりたい」
――状態は何%か。
「滑ってみないと分からない。どの選手よりも勝ちたい気持ちある。頂点を追いながら頑張っていきたい」
★★★
羽生結弦66年ぶり快挙へ「2連覇したい」一問一答
nikkan 2018年2月11日18時35分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802110000597.html
フィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、カナダから韓国・仁川空港に到着し、取材に応じた。
-今の足の状態。この3カ月間、どんな思いで練習してきたか
羽生 出れない試合もたくさんありましたし、あの、非常にもどかしい気持ちでもいましたけど、出来ることとして、陸上のリハビリだとか治療とか、そういうことを必死にやってきました。こうやって、試合の場に来れたことがうれしく思いますし、これからこの地で、しっかりと調整して、試合に向けてやっていけたらなと今は思っています。
-五輪連覇への思いは
羽生 そういう気持ちは少なからずありますし、自分にうそをつかないのであれば、2連覇したいというふうには思っています。ただ、それだけが目的ではないので、しっかりと試合というものを感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪というものをしっかり感じていきたいと思います。
-ショートプログラム(SP)とフリーでそれぞれ、どんな4回転を跳びたいと思っているか
羽生 現地で調整して、それから決めようと思っています。構成の選択肢はたくさんあると思いますし、周りの状況をいろいろ見ながら考えないといけないという風に思っているので、しっかりと作戦を立てながら、やっていきたい。
-今のコンディションは何%か
羽生 まだ滑ってないので分かんないです。ただ、団体戦も見ていましたけれど、どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思いますし、どの選手より、ピークまで持っていける伸びしろがたくさんある選手の1人だと思っている。しっかりと頂点を追いながら頑張っていきたいと思います。
あさって(の会見)よろしくお願いします。
★★★
【韓国到着一問一答】羽生「どの選手よりも勝ちたいという気持ちがある」
sanspo 2018.2.11 18:39
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180211/pye18021118390061-n1.html
平昌五輪でフィギュアスケート男子66年ぶりの2連覇を狙う羽生結弦(ANA)が11日、仁川国際空港に到着した際の報道陣との一問一答は以下の通り。
--負傷した右足首について、いまの状況と、けがをしてからの約3カ月でどのような練習をしてきたか
「出れない試合もたくさんあったし、非常にもどかしい気持ちでもいたけど、できることとして陸上のリハビリや治療を必死にやってきた。実際にこうやって、試合の場に来られたことがうれしく思う。これからこの地で、しっかりと調整して試合に向けてやっていけたらなと、今は思っている」
--今回の五輪では2連覇がかかる
「もちろん、そういう気持ちは少なからずある。自分にうそをつかないのであれば、やはり2連覇したいと思っている。ただ。それだけが目的ではない。しっかりと試合というものを感じながら、自分の演技というものを出しながら、この五輪というものをしっかり感じていきたい」
--五輪で予定する4回転ジャンプの構成は
「現地で調整して、それから決めようと思っている。構成の選択肢はたくさんある。まわりの状況とかもいろいろと考えながらみないといけないと思っている。しっかりと作戦を立てながらやっていきたい」
--現在のコンディションは
「まだ滑ってないのでわからない。ただ、団体戦も見ていましたけど、どの選手よりも一番、勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、どの選手よりもピークまでもっていける伸びしろがたくさんある選手の1人だと思っている」
★★★
演技構成「調整して決める」…羽生に聞く
2018年2月12日5時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180212-OHT1T50089.html
―今の足の状態と、どういう思いで練習してきたか。
「できることとして、陸上でのリハビリや治療を必死にやっていた。またこれからこの地でしっかりと調整して試合へ向けてやっていけたらと思っている」
―連覇がかかる。
「自分に嘘(うそ)をつかないのであれば、やはり連覇したいというふうに思っている。ただ、それだけが目標ではないので、しっかりこの試合というものを感じながら、自分の演技を出しながら、オリンピックというものをしっかり感じていきたい」
―演技構成は。
「現地で調整して決めようと思っている。構成の選択肢もたくさんあると思うし、周りの状況もいろいろ見ながら、考えながら」
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羽生 連覇へ自信「どの選手よりもピークまでの伸びしろある」
2018年2月12日 05:30
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/12/kiji/20180212s00079000037000c.html
【羽生に聞く】 ――この3カ月間どう調整した?
「できることとして陸上でのリハビリ、治療をやってきました。この地でしっかり調整して、試合に向けてやっていけたらいい」
――2連覇の自信は?
「もちろんそういう気持ちはある。ただ、それだけが目的ではない。しっかりと試合を感じながら、自分の演技を出しながら五輪というものを感じていきたい。自分の演技をして、この五輪をしっかり感じたい」
――4回転ジャンプはどうする?
「現地で調整して決めようと思う。いろいろ考えないといけない」
――コンディションは何%?
「まだ分からない。どの選手よりもピークまでの伸びしろがあると思っている。頂点を追いながら頑張りたい」
✿ News ✿
羽生結弦が韓国入り「頂点を追いながら頑張りたい」 右足負傷以来3カ月ぶり公の場
daily 2018.02.11
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/11/0010976632.shtml
平昌五輪フィギュアスケート男子代表で、ソチ五輪では日本勢唯一の金メダルを獲得した世界王者の羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国・仁川国際空港に到着し、右足首を負傷した昨年11月のNHK杯公式練習以来約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。
公式スーツ姿で到着ロビーに降り立つと、報道陣に対しては「しっかり頂点を追いながら頑張りたい」など、決意を示した。連覇がかかることにも「もちろんそういう気持ちは少なからずある。自分の気持ちにうそをつかないなら、2連覇したい」と意欲を見せつつ、「ただ、それだけが目的ではないので、試合というものをしっかり感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪をしっかり感じたい」と昨年10月のロシア杯以来となる公式戦の感触をつかむことも重視した。
仁川空港にはテレビカメラ約10台、報道陣・ファン合計で約100人が集まり、黒いウエアを着用したガードマンも登場した。
羽生は昨年11月9日、NHK杯の公式練習で4回転ルッツの着氷時に体勢を崩し、右足首を負傷。右足関節外側じん帯損傷と診断されていた。以来練習拠点のトロントでリハビリに励んだ。平昌五輪では団体を回避し、16日の男子ショートプラグラム(SP)で復帰する。
羽生の負傷とその後の経過は以下の通り。
▼17年11月9日 NHK杯の前日練習で転倒し、右足首を負傷。
▼同10日 右足関節外側じん帯損傷と診断され、NHK杯欠場。
▼同12日 本人の談話として、診断の詳細が発表され、絶対安静10日間、完全復帰まで4~5週間の見通しが示された。
▼12月10日 小林強化部長が「まだ痛みがあるため、氷上練習が再開できていません」との本人の談話を発表。
▼同13日 小林強化部長が「通常の捻挫よりも治りが長引く、じん帯を損傷していることが分かりました」との本人の談話を発表。
▼同14日 日本スケート連盟が「腱と骨に炎症があるため、治るスピードが早くありません」などとの本人の談話を追加発表。
▼同18日 全日本欠場が正式に発表される。
▼同24日 平昌五輪代表が発表され、羽生が2大会連続の代表入り。四大陸選手権などは回避し、ぶっつけで五輪に臨むことになった。小林強化部長が氷に乗り始めたことを明かす。
▼18年1月16日 小林強化部長が1週間前(1月9日頃)から本格的な氷上練習を再開したと発表。
▼2月6日 コーチのブライアン・オーサー氏が4回転ジャンプも練習していると説明し、「彼は100%になる」と順調な回復ぶりを強調。
▼2月11日 韓国・仁川国際空港に到着し、約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。
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羽生結弦韓国入りで仁川空港緊迫 殺到する人に「走らないで」 黒ウエアのガードマンも
daily 2018.02.11
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/11/0010976712.shtml
平昌五輪フィギュアスケート男子代表で、ソチ五輪では日本勢唯一の金メダルを獲得した世界王者の羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国・仁川国際空港に到着し、右足首を負傷した昨年11月のNHK杯公式練習以来約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。空港にはファンや海外メディアを含めた報道陣が合計で約100人が集まるなど、注目の高さをうかがわせた。一部の人々が押し寄せ、一瞬、広報担当者が「走らないで」と叫ぶ一幕もあった。
テレビカメラは約10台が集まり、ディフェンディングチャンピオンの韓国入りを待ち構えた。黒いウエアを着たガードマンも登場し、到着ロビーはやや緊迫した空気に包まれた。
取材に応じた羽生は「実際にこうやって試合の場に来られたことをうれしく思うし、これからこの地でしっかり調整して試合へ向けてやっていきたい」と決意を新たにした。連覇のかかる大会へ「自分の気持ちにうそをつかないなら、2連覇したい。ただ、それだけが目的ではないので、試合というものをしっかり感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪をしっかり感じたい」と心境を語った。
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羽生結弦が来た!66年ぶり五輪連覇へ韓国入り
2018年2月11日 17:03
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/11/kiji/20180211s00079000266000c.html
平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、韓国の仁川国際空港に到着した。
昨年11月9日、グランプリ(GP)シリーズ・NHK杯の公式練習で4回転ルッツの着氷に失敗し、右足関節外側靱帯を損傷。同大会、全日本選手権を欠場し、平昌の団体戦も回避。拠点のカナダ・トロントで調整を進めてきた王者は痛めていた右足首を気にすることなく、しっかりした足取りで到着ロビーに姿を見せた。
昨年10月のロシア杯以来、ぶっつけで迎える本番。個人の男子ショートプログラム(SP)は16日、フリーは17日に行われる。
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羽生結弦、韓国に到着「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くある」負傷後94日ぶり公の場
2018年2月11日17時19分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180211-OHT1T50095.html
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国の仁川空港に到着した。昨年11月9日のNHK杯前日練習中に右足首を負傷後、全日本選手権などを欠場。94日ぶりに公の場に姿を現した。
羽生は「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くあると思いますし、どの選手よりもピークまで持って行く伸びしろがたくさんある選手の1人だと思っているので、しっかりと頂点というものを追いながら頑張っていきたい」と話した。
年明けにようやく氷上練習を再開した羽生は足の状態を考慮し、団体戦は回避。個人戦に照準をあわせる。男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。10月のロシア杯以来4か月ぶりの実戦で、絶対王者がどんな滑りを見せるのか注目が集まる。
◇羽生結弦の故障後の経過
▽11月9日 NHK杯前日午後の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足首負傷。
▽11月10日 病院で「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」の診断を受け、NHK杯欠場。
▽11月12日 日本スケート連盟を通じてコメントを発表。「10日間は絶対安静と医師から言われました。その後3―4週間で元に戻るとみておりますが、まだ、あくまでも予定でございます。何とか全日本までに間に合うように治療・リハビリに努力いたします。全日本ではいい演技が出来るよう頑張ります」。
▽11月中旬 拠点のカナダ・トロントへ戻る。
▽12月10日 「大分よくなりましたが、まだ痛みがあるため、氷上練習はできていません。治療とリハビリをがんばっています」
▽12月13日 「通常の捻挫よりも治りが長引く靱帯を損傷していることが分かりました。今後、氷上に立ち、左足を中心に単純に滑ることだけから始め、少しずつ負荷を上げ、右足でのターンなどをできるようにしていきたい」
▽12月14日 「腱と骨にも炎症があるため、治るスピードが早くはありません。いつから練習を再開出来るかは、まだ決まっていません」
▽12月18日 全日本選手権欠場を発表。「全日本に向け、治療とリハビリに取り組んでまいりましたが、断念せざるを得なくなりました。今後は一日も早く、ベストな状態で練習に専念できるよう頑張りたいと思います」
▽12月24日 五輪代表入りが決まる。
▽1月16日 小林芳子フィギュア強化部長が「1週間ほど前に」氷上練習を再開したことを明かす。
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羽生、約3カ月ぶりに公の場「自分に嘘をつかなければ2連覇したい」/フィギュア
sanspo 2018.2.11 17:26
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180211/pye18021117260051-n1.html
【平昌11日】フィギュアスケート男子で平昌五輪に出場する羽生結弦(23)=ANA=が、練習拠点のカナダ・トロントから空路で現地入りした。昨年11月に右足首を負傷してから約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。
日本選手団の公式スーツに身を包み、引き締まった表情で「自分に嘘をつかなければ2連覇したい。五輪をしっかり感じていきたい」と、力を込めた。
羽生は9日に始まった団体を回避し、トロントで調整。個人種目となる16日のショートプログラム(SP)、17日のフリーに集中し、男子で66年ぶりの連覇がかかる舞台を見据える。SPが、昨年10月のロシア杯以来、約3カ月半ぶりの実戦。今後は会場で調整を始め、ぶっつけで本番を迎える。
昨年11月にNHK杯の公式練習で転倒し、右足首の靱帯(じんたい)を損傷した。腱と骨に炎症が見つかって回復が長引き、1月上旬から氷上練習を再開していた。
コーチのブライアン・オーサー氏(56)は五輪会場で、羽生がループ、サルコー、トーループの4回転ジャンプを跳んでいると明かしていた。SPで2度、フリーで4度または5度の4回転ジャンプを入れると想定しているという。故障の原因となった4回転ルッツは回避する見込みだが、羽生は「調整して決めたい。選択肢はたくさんある」と見据えた。
「どの選手よりも一番、勝ちたい気持ちが強い。ピークまで持っていく伸びしろのある選手の1人」と、連覇がかかる舞台をにらんだ。
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羽生結弦が韓国入り 空港警備強化もパニックに「走らないで!」
2018年2月11日 17:36
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/11/kiji/20180211s00079000309000c.html
フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪王者の羽生結弦(23=ANA)が11日、仁川国際空港着の航空機で韓国に入った。空港でのパニックに備え、日本オリンピック委員会(JOC)は平昌五輪の大会組織委員会に警備の強化を依頼。今大会の日本選手団の最大のスターで韓国でも大人気を誇る23歳。日韓の女性ファンらが到着ロビーで待ち構えた。
ベレー帽にサングラス姿の屈強な警備員にガードされて登場すると、約100人から大きな歓声が上がった。取材エリアに移動する羽生を走って追う者もあり、日本の関係者の「走らないで!」という怒号が飛んだ。取材を終えた羽生は迎えの車に乗り込んだ。
過去、五輪では08年北京で中国でも大人気の福原愛が現地入りした際、中国人が押し寄せて予定されていた囲み取材が中止に。14年ソチでは浅田真央の現地入り時に、金妍児の母国・韓国のメディアが多数空港に。浅田は「大丈夫です」と余裕の表情を浮かべ、取材に応じていた。
★★★
フィギュア羽生が韓国到着 「勝ちたい気持ちは誰よりある」
2018/2/11 17:40
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26801500R10C18A2UU1000/
【仁川(韓国)=原真子】五輪2連覇を狙うフィギュアスケート男子の羽生結弦(23、ANA)が11日午後、練習拠点のカナダ・トロントから仁川国際空港に到着した。「試合の場に来られたことがうれしい。自分にうそをつかないのであれば、2連覇したいと思っている」と抱負を語った。
昨年11月のNHK杯での公式練習で足首をケガしてから約3カ月ぶりに公の場に現れた羽生は、紺のブレザー姿。少し痩せていたが、落ち着いた様子だった。「もどかしい気持ちもあったけれど、陸上のリハビリや治療を一生懸命やってきた。現地入りしてからしっかり調整したい」と話した。
1月に入ってから、氷上で本格的な練習を再開した。ここ1週間は体力をつけるために励んできた。9日から行われている団体戦もカナダでテレビ観戦し、平昌五輪への気持ちを新たにしたという。「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くあると思いますし、ピークに持っていける伸びしろがたくさんある。しっかり頂点をみながら頑張っていきたい」と語った。
男子はショートプログラムが16日、フリーが17日に行われる。
★★★
羽生、早歩きでファンの前に 右足首の違和感見られず
asahi 藤田太郎 2018年2月11日18時09分
https://www.asahi.com/articles/ASL2C5TZ8L2CUEHF006.html?iref=pc_extlink
平昌五輪で連覇を目指す羽生結弦(ANA)が11日、韓国の仁川(インチョン)空港に到着した。昨年11月に痛めた右足首の影響はどうだったのか。空港での動きをドキュメントで振り返った。
午後3時50分すぎ
トロント発の便が定刻より約30分遅れて着陸。到着ロビーの電光掲示板に「着陸(Landed)」の文字が点滅すると、待ちかねた日韓のファン数十人から歓声が上がった。
午後4時30分ごろ
一般客がゲートから次々に出てくる。一列に並んだ報道陣のカメラに驚き、一瞬足を止める人もいた。
午後4時57分
自動ドアが開き、羽生が姿を見せた。サングラス姿の警備員4人に守られながら早歩きで、右足首に違和感がある様子は感じられなかった。
待ち受けたファンの歓声に数度、頭を下げた。日本代表のスーツ姿で、ジャケットの袖を触るようなしぐさを見せた。
午後5時ごろ
空港の到着ロビーで報道陣のインタビューに応じた後、「羽生君、頑張って」というファンの声を受けながら、車両に乗り込んだ。(構成・藤田太郎)
★★★
羽生結弦「頂点を」8人警備で韓国入り仁川空港騒然
nikkan 2018年2月11日18時35分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802110000562.html
フィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が11日、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が行われる韓国に入った。練習の拠点を置くカナダ・トロントから空路で仁川空港に到着し、午後5時少し前に到着口に現れた。
羽生は「出られない試合もたくさんあった。非常にもどかしい気持ちがあった。試合の場に来られたことがうれしい。しっかり調整したい」と話した。
羽生は囲み取材の中で、男子では66年ぶりとなる五輪連覇への思いを聞かれ「もちろん、そういう気持ちは少なからずありますし、自分にウソをつかないのであれば、やはり連覇したいというふうに思っていますが、それだけが目的ではない」と語った。一方で「しっかり頂点を追いながら、頑張っていきたい」とも語った。そして「どの選手よりも1番、勝ちたいという気持ちが強くあると思いますし、どの選手よりも、ピークまで持っていける、のびしろがたくさんある選手の1人だと思っているので、しっかり頂点を追いながら頑張っていきたい」と闘志をにじませた。
羽生は17年11月9日に大阪で行われたNHK杯の前日練習中に、4回転ルッツで転倒。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断され、欠場した。その後は療養を続け、同12月の全日本選手権も欠場。
18年に入り、羽生は1月11日に「平昌五輪に向け、強い気持ちを持って日々過ごしています。これからも努力を重ね、自身を超え続けたいと思います」とメッセージを発表した。同26日には日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が、同月の第2週ごろから羽生がトロントで本格的な練習を再開したと明らかにした。
平昌五輪では、9日から始まった団体への出場を回避した。そのことについて、羽生を指導するコーチのブライアン・オーサー氏が6日に会場の江陵アイスアリーナで取材に応じ「100パーセントの状態に戻すためにあと1週間、時間が必要だった」と理由を説明していた。
羽生は、達成すれば男子では66年ぶりとなる五輪連覇へ、17年10月のロシア杯2位以来となる、ぶっつけで挑むことになる。それでもオーサーコーチは「彼を見くびっては困る。ジャンプは1つの要素にすぎない。羽生は他のすべての要素で勝っている」などと自信をのぞかせている。
羽生が到着口に姿を見せると、おびただしい数のファンが到着口に殺到。その中、羽生は笑みを浮かべながら8人にガードされて囲み取材のエリアに入った。囲み取材の最中も、報道陣の周りにファンが折り重なるように殺到。空港は一時、騒然としたが、羽生は囲み取材の最後に「明後日、よろしくお願いします」とさわやかに言い、笑みを浮かべて仁川空港を後にした。【村上幸将】
★★★
羽生結弦選手、韓国に到着 五輪で「V2したい」
Kyodo 2018/02/11 19:10
https://www.asahi.com/olympics/2018/results/news/?kydpwog_page2=NEWSDETAIL2018021101001654
【仁川共同】平昌冬季五輪が右足首故障からの復帰戦となるフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)=ANA=が11日、韓国の仁川国際空港に到着した。男子で66年ぶりの五輪2連覇に向け、16日にショートプログラム(SP)を迎える日本のエースは「試合の場に来られたことをうれしく思う。やはり2連覇したい」と意気込んだ。
練習拠点のカナダのトロントで調整を続け、昨年10月下旬のロシア杯2位以来となる実戦。故障の原因となった4回転ルッツは回避するが、演目のジャンプの構成については「選択肢はたくさんある。作戦を立てながらやりたい」と明言しなかった。
★★★
羽生「連覇したい」いよいよ韓国入り 「どの選手より勝ちたい気持ちある」
daily 2018.02.12
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/12/0010978098.shtml
フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国・仁川国際空港に到着した。右足首を負傷した昨年11月のNHK杯公式練習以来、約3カ月ぶりの公の場。痛めた右足を気にするそぶりは一切なく、力強く到着ロビーを歩いた。報道陣やファンら約100人が押し寄せ空港は一時騒然となったが、羽生は66年ぶりの五輪連覇へ、力強く意気込みを語った。
時折見せる笑顔からも自信の色がにじんでいた。爽やかに日本代表の公式スーツを着込んだ羽生は、晴れやかな表情で韓国入り。力強い足取りで、決戦の地へと降り立った。
悲劇は昨年11月9日。4回転ルッツの着氷時に転倒して右足首を負傷した。それから94日。「陸上のリハビリや治療を必死にやってきた」とできることと懸命に向き合った。もちろん「出られない試合もたくさんあったし、もどかしい気持ちもたくさんあった」。心中穏やかであるはずはない。悔しさ、はがゆさ、もどかしさ。そして沸々と湧き上がってきたのが闘志だった。
「団体戦も見ていたけど、どの選手よりも勝ちたい気持ちは強くあるし、どの選手よりもピークまで持っていける伸びしろはたくさんある。しっかり頂点を追いながら頑張りたい」。復帰戦となる16日のショートプログラム(SP)へ向けて状態をさらに高め、秘めたる思いを爆発させられれば、きっと視界は開ける。
「五輪連覇」という野望に対しても、思いを隠すことはしなかった。連覇への自信を問われた羽生は「もちろんそういう気持ちは少なからずある。自分の気持ちにウソをつかないなら、やはり2連覇したい」と真っすぐ前を見据えて宣言。一方で「それだけが目的ではない。試合というものをしっかり感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪を感じたい」とも口にした。
4年前はミスもあり、あくまで不完全燃焼の「悔しい」金メダル。この4年間、どんなに壁にぶち当たっても、最高の輝きだけを追い求めて走ってきた。その思いをぶつけるときが来る。「試合の場に来られてうれしい」と羽生。王者がついに五輪の舞台に舞い戻る。
★★★
羽生 ケガ回復具合は明言せず 「まだ滑っていないので分からない」
daily 2018.02.12
https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/12/0010978096.shtml
フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が11日、韓国・仁川国際空港に到着した。
男子シングルは何種類の4回転を何本跳ぶかが勝負になる。昨年11月のNHK杯公式練習で試みた自身4種類目となる4回転ルッツで大けがを負った羽生はルッツを外す方向だという。SPとフリーで、どの4回転をどれだけ跳ぶか注目だ。
羽生は「現地で調整してそれから決めようと思っている。選択肢はたくさんあると思うし、周りの状況もいろいろ考えないといけない」と話した。けがの回復具合については「まだ滑っていないので分からない」と明言しなかった。
★★★
羽生結弦、現地入り 94日ぶり公の場「勝ちたい」
2018年2月12日5時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180212-OHT1T50099.html
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が11日、練習拠点のカナダ・トロントから韓国の仁川国際空港に到着した。昨年11月9日のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯前日練習中に右足首を負傷後、全日本選手権などを欠場。94日ぶりに公の場に姿を現した絶対王者は「どの選手よりも勝ちたいという気持ちは強い」と言い切った。足の状態を考慮し、団体戦は回避。個人戦の男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。
「キャー」という歓声が、その時を知らせた。午後4時58分。日本代表のスーツに身を包んだ羽生が、仁川空港の到着ゲートに現れた。公の場に登場したのは、昨年11月9日のNHK杯前日練習以来、94日ぶり。両サイドにはサングラスに黒服のガードマンがずらり。患部をかばうそぶりはなく、しっかりとした足取りで“羽生ロード”を歩いた。
「団体戦も見ていたけど、どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、どの選手よりもピークまで持って行ける伸びしろがたくさんある選手の一人だと思っている。頂点というものを追いながら、頑張っていきたい」
決戦の地に降り立った絶対王者は、勝利に飢えていた。穏やかな表情と、闘志みなぎる言葉とのギャップ。羽生らしさは健在だった。
日本オリンピック委員会(JOC)は組織委に空港警備の強化を要請し、羽生シフトを敷いた。100人近いファンとメディアが集結。羽生の移動中、周囲は一瞬、パニックに陥った。「走らないで!」。日本スケート連盟広報の怒号が飛び交った。海外メディアも駆けつけるなど、注目の高さは別格だった。
氷上練習を再開したのは年明けから。氷から遠ざかった2か月間は焦りを封じ、陸上でのリハビリとトレーニングに無心で取り組んだ。「出られない試合もたくさんあって、もどかしい気持ちもあった。実際にこうして試合に来られたことがまずうれしい」。拠点のトロントで、足の状態と相談しながら追い込んできた。
4回転ルッツの回避は決めているが、詳しい演技構成は直前まで再検討する。ミスが許されないSPはサルコーとトウループの2本の4回転を選択することが有力。フリーはループを跳びサルコー、トウループを含めた4回転5本にするのか、ループを抜いた4本なのか。「しっかり作戦を立てながら、考えていきたい」と話すにとどめた。
1952年のオスロ大会でのディック・バトン(米国)以来、66年ぶりの五輪連覇がかかる。「もちろんそういう気持ちは少なからずある。自分にうそをつかないのであれば、やはり連覇したい」。団体戦を回避して臨む個人戦は昨年10月のロシア杯以来、4か月ぶりの実戦。SPが行われる16日までの5日間を使い、実戦モードを高めていく。これまで何度も逆境を乗り越えてきた。経験と強い気持ちが羽生の武器だ。(高木 恵)
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【記者の目】羽生、負傷した右足は問題なし…いかに試合勘を取り戻せるか
sanspo 2018.2.12 05:00
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180212/pye18021205000008-n1.html
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が11日、練習拠点のカナダ・トロントから韓国・仁川国際空港に到着し、現地入りした。絶対王者は、9日に始まった団体に臨んだライバル勢の演技を確認。決戦の地に立つイメージを膨らませ、強気な言葉を並べた。
手垢のついた表現はしない。考えや意見を自分なりの言葉で伝える羽生と久々に接して、やはりトップアスリートだと思えた。表情はりりしくも、ファンの呼びかけには穏やかな笑顔で応える。五輪の連覇を前にしても変わらぬ王者の姿に、期待が高まった。
負傷した右足での歩行も何ら問題はない。金メダルへの鍵は、いかに試合勘を取り戻せるかにある。同会場で行われた昨年の四大陸選手権を経験しているとはいえ、16日のSPは約4カ月ぶりの実戦だ。得点源の4回転ジャンプを何本跳ぶ構成を練るのかが焦点になる。
競技は異例の午前開始。公式練習は早朝6時に始まることもある。羽生の拠点・トロントと韓国との時差は14時間。時差調整しながら試合に臨む体を作るのも重要になる。 (五輪競技担当・鈴木智紘)
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羽生、堂々宣言「連覇したい」 3カ月ぶり公の場に姿/フィギュア
sanspo 2018.2.12 05:05
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180212/pye18021205050007-n4.html
伸びしろも作戦もある!! フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が11日、練習拠点のカナダ・トロントから韓国・仁川国際空港に到着し、現地入りした。昨年11月に右足首の靱帯(じんたい)を損傷し、腱(けん)と骨に炎症も見つかってから約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。絶対王者は、9日に始まった団体に臨んだライバル勢の演技を確認。決戦の地に立つイメージを膨らませ、強気な言葉を並べた。
「YUZURU」。地元ファンが広げた横断幕が揺れる。到着ゲートに羽生が現れると、押しかけた女性ファンの悲鳴がとどろいた。警備員らの怒号が飛ぶ一幕もあった中、日本選手団の紺のジャケットに身を包んだ絶対王者は穏やかな表情で、ゆっくりと歩を進めた。負傷した右足を気にする素振りはない。さあ、戦いの幕開けだ。
「こうして試合の場に来られたことをうれしく思います。自分に嘘をつかないのであれば、やはり2連覇したい。五輪というものをしっかり感じていきたい」
昨年11月の負傷後、公の場に姿を見せるのは3カ月ぶり。すっきりとしたあご周りが充実の練習量を物語る。雪が舞うほど冷え込んだ屋外とは対照的に、空港内は窓が曇るほどの熱気に包まれていた。
9日に始まった団体を回避し、拠点のトロントで調整してきた。コーチのブライアン・オーサー氏(56)は、羽生に先立って現地入り。「100%の状態に戻すためにあと1週間、時間が必要だった」と説明する。
王者は個人種目となる16日のショートプログラム(SP)、17日のフリーに集中し、66年ぶりの連覇がかかる舞台を見据える。実戦は昨年10月のロシア杯以来、約4カ月ぶり。12日にも会場で調整を始め、ぶっつけで本番を迎える。
勝負のリンクに立つイメージを描いてきた。9日に行われた団体男子SP。18歳のホープ、ネーサン・チェン(米国)らライバル勢が、相次いで4回転ジャンプで転倒する波乱含みの幕開けを目に焼き付けた。日本の先陣を切った後輩、宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が1位に立ったが「どの選手よりも一番、勝ちたいという気持ちが強くある」と羽生。闘争心を呼び覚まし、決戦の地に降り立った。
昨年11月、NHK杯の公式練習で大技の4回転ルッツに挑み着氷に失敗。右足首の靱帯を損傷した。腱と骨に炎症も見つかって回復は長引き、昨年末の全日本選手権は欠場を余儀なくされた。ようやく、1月上旬に氷上練習を再開していた。
オーサー・コーチは、まな弟子がループ、サルコー、トーループの4回転ジャンプを跳んでいると明かす。SPで2度、フリーで4度または5度の4回転を組み込むプランを描いているという。
一方の羽生は「調整して決めたい。選択肢はたくさんある。しっかり作戦を立てたい」。故障の原因となった大技の4回転ルッツは回避する見込みだが、SPのピアノ曲「バラード第1番」とフリーの和風プログラム「SEIMEI」はいずれも、過去のシーズンでも演じてきた。磨きに磨いた演技を、ひのき舞台で披露する。
「どの選手よりも、ピークまでもっていく伸びしろがある選手の一人だと思う」。最後まで強気なコメントを押し通した。本番まであと4日。地獄のどん底からはい上がった“氷の神”が、奇跡を起こす。 (鈴木智紘)
★ファン100人殺到
羽生が到着した仁川国際空港には、海外メディアを含む約10台のテレビカメラが並んだ。待ち受けた約100人のファンの一部は、到着ゲートの一角で行われた取材現場に押し寄せ、エールを送った。関係者が用意した車に羽生が乗り込むまで、警備員らがガードする“VIP級”の厳戒態勢が敷かれた。
★羽生の今後は
早ければ、12日にも会場で練習を始める。13日には記者会見が予定される。1948年と52年で2連覇したリチャード・バットン(米国)以来の快挙が懸かる男子SP(16日)、フリー(17日)に臨む。
★羽生の右足負傷VTR
2017年11月9日にNHK杯の公式練習(大阪市中央体育館)で、10月下旬のロシア杯で初めて決めた大技の4回転ルッツに挑んだが、着氷に失敗。40分間の練習を途中で切り上げる事態に見舞われた。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷を負い、10日午後に欠場を決断した。
羽生結弦・故障後の主な動き
★17年11月9日 NHK杯(大阪市中央体育館)の公式練習中に転倒。右足首と右膝を負傷。
★10日 「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」と診断され、大会を欠場。
★12月10日 「氷上練習はできていません」とコメントを発表。
★14日 腱と骨に炎症があったことと、練習再開日が未定であることを明らかにした。
★18日 全日本選手権を欠場すると発表。
★24日 これまでの実績で平昌五輪日本代表に選ばれる。
★18年1月16日 日本スケート連盟・小林芳子強化部長は羽生が約1週間前に練習を再開したことを明らかにした。
★2月2日 平昌五輪の団体出場を回避する方針が明らかに。
★5日 コーチのブライアン・オーサー氏は「もちろん個人種目は出る」と明言した。
★6日 オーサー氏は9日に始まる団体を回避する方針であることに「100%の状態に戻すためにあと1週間、時間が必要だった」と理由を説明した。
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羽生、超厳戒韓国入り 66年ぶり偉業へ決意「連覇したい」
2018年2月12日 05:30
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/12/kiji/20180212s00079000036000c.html
右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が11日、練習拠点のカナダ・トロントから韓国入りした。昨年11月9日のNHK杯の公式練習以来、94日ぶりに公の場に姿を見せた五輪王者は、男子66年ぶりの連覇が懸かる個人種目(16日SP、17日フリー)に向けて強い決意を示した。
公式服装に身を包んだ羽生はさっそうと歩いて仁川空港の到着ロビーに現れた。NHK杯の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に右足首をひねり、関係者の肩を借りてリンクを去ってから約3カ月。日韓約200人のファンやメディアの前で元気になった姿を見せた。
「出られない試合もたくさんありましたし、非常にもどかしい気持ちにもなりましたが、試合の場に来られたことをうれしく思います」
穏やかな表情を浮かべたが、ここまではぎりぎりの調整だった。当初の診断では「3、4週間で元に戻る」。だが、腱と骨にも炎症が見つかり、回復が遅れた。出場を予定していた12月の全日本選手権を欠場。氷上練習を再開したのは年が明けてから。そこから急ピッチに仕上げて何とか五輪に間に合わせた。
最大限の回復に努めるため、現在行われている団体戦の出場を見送った。9日の男子SPはテレビで観戦。日本の宇野昌磨(トヨタ自動車)は大きなミスがなく1位となったが、他のライバルたちはジャンプのミスが続出し、不安を感じさせる仕上がりだった。「団体戦を見てきたけれど、どの選手よりも勝ちたい気持ちは強くある」。この五輪に調子を合わせてきた自信をにじませた。
16日の男子SPまであと4日。ブライアン・オーサー・コーチによると、既に4回転ジャンプはルッツを除くトーループ、サルコー、ループの3種類を跳んでいるという。現時点ではジャンプ構成を決めておらず、「選択肢はたくさんある。周りの状況も見ながら作戦を考えたい」と語った。
19歳でソチ五輪を制してから、ずっと五輪2連覇を目標に掲げてきた。ケガをして調整プランは大きく変更せざるを得なくなったが「自分の気持ちにウソをつかないのであれば、やっぱり2連覇したい」と言った。狙うのは48、52年を制したリチャード・バットン(米国)以来66年ぶりの男子2連覇。困難があっても、その目標に変わりはない。
★★★
羽生、到着時は空港一時騒然 日韓ファン200人が一斉大移動
2018年2月12日 05:30
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/12/kiji/20180212s00079000035000c.html
右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が11日、練習拠点のカナダ・トロントから韓国入りした。
羽生が到着した仁川空港は一時騒然となった。事前に日本オリンピック委員会(JOC)と日本スケート連盟は五輪組織委員会に警備を依頼。羽生は屈強な警備員に囲まれて安全を確保されていたが、約200人の日韓のファンとメディアが歩く羽生を撮影しようと一斉に移動すると、JOC関係者から「走らないで」と怒声が飛んだ。取材エリアにもファンが押しかけ、止められる場面もあった。
★★★
羽生結弦、入国に韓国女子ら150人が空港に大集結
2018年2月12日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180211-OHT1T50233.html
平昌五輪で金メダルを目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23)=ANA=は、韓国でも女性の追っかけがいるほど人気だ。11日、羽生がカナダ・トロントから入国した仁川国際空港ターミナルには韓国人ファンを中心に日本人、中国人など約150人が待ち構え、声援を送った。なぜ日本人アスリートが韓国でこんなに人気があるのだろうか。彼女たちと一緒に「ユヅ待ち」しながら取材した。
羽生がさっそうと通り過ぎ、騒然となった仁川空港。一瞬、目が合った感激を「ちょーやばかったです!」と興奮気味に話すのは、日本人ではなく韓国人女性だ。
ソウル在住で飲食店勤務の姜(カン)ソミさん(24)は、1週間かけてイラスト入りの応援幕を作って到着の4時間前から待ち構えた。もちろん、羽生が大好きな「くまのプーさん」のぬいぐるみも持参。「『再び韓国へようこそ。ユヅ君、頑張ってください』と声をかけたら、こちらを見て、うなずいてくれたんですぅー」と声を弾ませた。
それにしても私の韓国語など不要なぐらいに姜さんは日本語が上手だ。1年間、日本のホテルで勤務した経験があるそうだが、それだけでこのレベルにはならない。韓国の“ユヅリスト”たちは「ユヅ愛」で日本語が上達するらしい。ソウル郊外の京畿道平沢市から来た30代の裴真珠(ペ・ジンジュ)さんも日本人かと思うほど流暢(りゅうちょう)だ。「もちろんユヅ君の試合は全部見に行きます。友達の分までチケットを買ったんですよ」
姜さんと裴さんに共通するのは、羽生が金メダルを取った2014年ソチ五輪をきっかけにファンになったという点だ。それ以来、四大陸選手権、NHK杯、全日本選手権…と各大会で追いかけた。日本語が上手になるのも分かる気がする。
韓国のファンの話を総合すると、正式なファンクラブが韓国にあるわけではないが、ネット上では少なくとも100人以上が交流している。韓国で売っていない羽生グッズは日本に遠征した時に買ってくる。日本在住の韓国人女性ファン(37)によると、羽生の追っかけが急増したのは、金妍兒(キム・ヨナ、27)がソチ五輪で銀メダルを取って引退して以降だという。「“ヨナロス”は韓国人にとっては大きいものでした。性別は違いますが、卓越した才能と容姿が共通することから金妍兒とダブらせて羽生選手を見ている韓国人が多いんです」
もともとフィギュアの強豪ではない韓国で、金妍兒は突然出てきた天才。後継者として女子では崔多彬(チェ・ダビン、18)、男子では「羽生に似ている」との声もある、車俊煥(チャ・ジュンファン、16)らが平昌五輪に出場しているが、金メダリストのレベルにはまだ達していない。「他の選手とは格が違う。私の目にはユヅ君しか入りません」と裴さん。
「ユヅ愛」は国境を超えた。
★★★
羽生結弦、平昌の主役自負「伸びしろたくさんある」
nikkan 2018年2月12日10時3分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802120000192.html
フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、練習拠点のカナダから韓国・仁川国際空港に到着した。昨年11月のNHK杯でケガをして以来、公の場に姿を現すのは94日ぶり。晴れ晴れとした表情で取材に応じ「どの選手より勝ちたい気持ちが強い」と、勝利への強い思いを明かした。現地での調整を経て16日が男子ショートプログラム(SP)。いよいよ羽生の五輪(オリンピック)が始まった。
午後4時58分。紺のブレザー姿の羽生が仁川国際空港の到着口から現れた。カナダ・トロントから乗ってきた便が到着してから、ちょうど1時間。約200人のファンと報道陣が待ちかまえる中、その間を屈強な8人のボディーガードに囲まれながらさっそうと歩く。体調が悪い時に漂わせる緊張感はない。笑みを浮かべながら、自信をその身にまとっていた。
右足首を痛めた昨年11月のNHK杯の練習以来、公に姿を現すのは94日ぶり。その間、羽生の回復状況はほとんど伝わってこなかった。肌は白く、顎のラインはやや細くなっているようにみえた。そんな不安を打ち消すように「こうやって試合の場に来られたことがうれしく思いますし、これからこの地でしっかりと調整して、試合をやっていけたら」と無数のフラッシュを浴びながら力強く語った。
戻ってきた前回王者の視線の先にあるのは、66年ぶりの連覇しかない。
羽生 そういう気持ちは少なからずありますし、自分にうそをつかないのであれば、2連覇したいという風には思っています。ただ、それだけが目的ではないのでしっかりと試合というものを感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪というものをしっかり感じていきたいと思います。
3カ月ぶりの試合を楽しみつつ、納得のいく演技で勝つことを求めている。勝負の鍵となる4回転ジャンプの構成は現時点で決めていない。「選択肢はたくさんあると思いますし、周りの状況をいろいろ見ながら考えないといけない」と、勝つための戦略をこれから練っていく。
金メダル候補の宇野や、ネーサン・チェン(米国)らが出場した団体の男子SPをチェックしていたことも明かした。ライバルたちの演技を見て感じたのは「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くある」「どの選手より、ピークまで持っていける伸びしろがたくさんある」。この日、最も語気が強まった瞬間だった。
今日12日夜にはサブリンクで初練習を行う予定。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の主役が、いよいよ氷の上で舞う。【高場泉穂】
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羽生結弦の韓国入りに唯一ボディーガード何と8人!
nikkan 2018年2月12日10時9分
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802120000205.html
フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、練習拠点のカナダから韓国・仁川国際空港に到着した。
羽生を仁川国際空港側が用意した警備員8人が囲んだ。到着時の安全を確保するため、事前に日本スケート連盟が日本オリンピック委員会(JOC)を通じて依頼していた。今大会で到着時にボディーガードが付いた日本選手は羽生だけだった。
★★★