2017.04.19 - WTT Day 1 OP & 发布会 新闻报导

世界記録更新の期待…羽生が入念調整 20日開幕「世界国別対抗戦」
sponichi 2017年4月19日 11:19
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/19/kiji/20170419s00079000102000c.html
 20日開幕のフィギュアスケート世界国別対抗戦の公式練習が19日午前、東京・国立代々木競技場で行われ、羽生結弦(22=ANA)、宇野昌磨(19=中京大)、三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)、樋口新葉(16=日本橋女学館高)ら日本勢が汗を流した。
 羽生はフリー「ホープ&レガシー」を流して調整。冒頭の4回転ループの着氷をこらえたものの、演技後半の4回転サルコーのコンビネーションを失敗。その後、4回転トーループを含む3連続ジャンプを決めた。練習終盤にはトリプルアクセル(3回転半)で転倒したが、次のアタックでは完璧に決めた。
 世界選手権のフリーでは、自身の世界最高得点を更新する223・20点をマークして、SP5位から逆転優勝。「1つ1ついろんな自分を超えられたらいい。ノーミスの演技を続けたい」と意気込む今大会では、自身が保持する合計330・43点の世界記録を更新する可能性も十分だ。
 男女SPは20日、男子フリーは21日、女子フリーは22日に行われる。

★★★

羽生結弦が公式練習…4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプ4本決める
スポーツ報知 2017年4月19日12時16分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170419-OHT1T50064.html
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦は20日に代々木第一体育館で開幕する。世界王者の羽生結弦(22)=ANA=は19日、公式練習に参加。4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプを4本決めるなど好調な滑りを見せた。
 フリーの「ホープ&レガシー」の曲かけでは、4回転サルコー―3回転トウループが2回転の単発になったが、その後、4回転トウループ―1回転ループ―3回転サルコーのリカバリーを見せた。

★★★

羽生結弦好調、国別対抗戦調整で課題の連続技決める
nikkansports 2017年4月19日14時29分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1810155.html
 世界ランク上位6カ国で争うフィギュアスケート国別対抗戦の公式練習が19日、代々木第一体育館で行われ、世界選手権金メダルの羽生結弦(22=ANA)、同銀メダル宇野昌磨(19=中京大)らが調整を行った。
 フリー「ホープ&レガシー」の曲を通す練習では、冒頭の4回転ループでこらえる体勢で着氷。演技後半の連続ジャンプで失敗したが、その後、4回転トーループからの3連続ジャンプでリカバリーした。課題とする4回転サルコー-3回転トーループの連続技は、曲の中では決まらなかったが、練習中に3度も決めるなど好調の様子だった。
 SP5位と出遅れた世界選手権では、フリーで223・20点の世界歴代最高点をマークし、逆転優勝。3季ぶりの王者に返り咲いたが、今季はまだSP、フリー両方完璧な演技はそろえられていない。16日に仙台で行われたイベントでも「(国別で)ほんとに頑張らなくちゃいけない」と意欲をみせていた。今季最終戦となる今大会で、自身の持つ330・43点の世界最高合計点の更新も十分ありそうだ。
 男女SPは20日、男子フリーは21日、女子フリーは22日に行われる。

★★★

羽生 世界最高得点への思いは「特にない」も「とにかく全力で」
sponichi 2017年4月19日 18:58
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/19/kiji/20170419s00079000262000c.html
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦(東京・国立代々木競技場)の開幕を20日に控え、男子の羽生結弦(22=ANA)ら日本勢が19日、都内で会見した。羽生の一問一答は以下の通り。
 ――今大会の豊富を
 「チーム戦として、仲間と一緒にこの国別対抗戦に出られることが楽しみで、そして嬉しい。ボク自身、全力をつくしてSP、フリーともに精一杯の演技することに集中して頑張っていきたい」
 ――昨年の今の時期はケガでスケートできない時期だった。1年経って練習できていることで感じていることは
 「選手にとってケガがないのが一番大事だなと、1年を通して、きょうの練習を通してあらためて感じている。練習をハードにやらないといけないし、体を追い込まないとレベル的にはなかなかアップできないかもしれないけど、ケガをしてしまったら元も子もない、と昨年の世界選手権以降、強く感じていた。今季、成長できた、また少し大人になった部分もあるのかな」
 ――あす(20日)はどんな「プリンス」を見せてくれるのか
 「いつもと変わらない気持ちで。結果としてノーミス、1位、100点がついてくれば嬉しいけど、これまでと同様に、特にこの試合だから特別な気持ちがあるってことはまったくない。とにかく全力でやること、1つ1つ丁寧にやることを意識して、曲1つ1つを大切にしてSPを演じたい。
 ――久々に日本での試合、今季最後の試合をどう締めくくって来季につなげたいか
 「たくさんの日本の方々を含め海外でも声援送ってくれるけど、日本で試合をやる特別感が自分の中にあって、温かい声援をいただけるのが嬉しい。応援がすごい力になるけど、それ以上に日本で演技することが意味がある。自分の故郷だからこそ、この舞台でいい演技をしたい思いがある。今季経験してきたことをここで全部出したい、クリアしたい気持ちがある」
 ――今大会初出場の選手にアドバイスするなら
 「ほとんどボク以外、初出場なんで、そういうことを考えると、チーム戦って考えなくていいんじゃないかな。チームで演技する競技じゃない。個人個人で実力出し切れるかが大事。フィギュアスケートらしく個人の全力を出していただけたら、結果として団結力につながるんじゃないかなと思う」
 ――来季を意識してやってみたいことはあるか
 「今季初めていい演技の後に試合が続いている。いい試合の後の試合で、どうやって自分をコントロールするか、いい演技していくかが課題。そこをクリアするために経験を生かしてが頑張っていけたらいい」
 ――世界最高得点の更新への思いは
 「特にないです。ここでどれだけいいものがつかめるかが大事。点数どうこうより自分の演技がどうなるかを考えたい」

★★★

羽生「演技に集中」 国別対抗戦20日開幕
毎日新聞 2017年4月19日 20時22分
http://mainichi.jp/articles/20170420/k00/00m/050/072000c
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦は20日、東京・代々木競技場で開幕する。19日は公式練習と日本選手の記者会見が行われた。男子で今季の世界選手権を制した羽生結弦(ANA)は自らの世界最高得点の更新も期待されるが「特にないです。何も考えてない」と話し、「ただ精いっぱいの演技をすることに集中して頑張っていきたい」と抱負を語った。
  羽生は午前の公式練習で、フリーの曲をかけた際に4回転サルコウ-3回転トーループの連続ジャンプが単発の2回転になったが、全体的な動きは良かった。
 世界選手権2位の宇野昌磨(中京大)は今季最終戦へ「足を引っ張らないよう、最後まで悔いを残さない試合にしたい」と話した。
 来年の平昌五輪団体戦の前哨戦の様相を帯びる大会。日本のほかカナダ、ロシア、米国、中国、フランスの5カ国が出場し、各種目のショートプログラム(SP)、フリーの順位に応じたポイントの合計で争う。
 日本の女子は世界選手権5位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)、樋口新葉(東京・日本橋女学館高)、ペアは須藤澄玲(神奈川FSC)フランシス・ブドローオデ(カナダ)組、アイスダンスは村元哉中、クリス・リード組(木下ク)が出場する。【福田智沙】

★★★

羽生“ラストプリンス”決める「今季経験してきたことを全て出したい」
スポーツ報知 2017年4月20日5時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170420-OHT1T50070.html
 フィギュアスケートの今季最終戦、世界国別対抗戦は20日に代々木第一体育館で開幕する。日本代表は19日、都内で会見。世界王者の羽生結弦(22)=ANA=は、ショートプログラム(SP)の「レッツ・ゴー・クレイジー」を今季初のノーミスで締める覚悟を示した。男女SPは20日に行われる。
 自然体で、羽生がラストプリンスの舞台へ上がる。SPの「レッツ・ゴー・クレイジー」は今季ノーミスがないまま最終戦を迎えた。「結果としてノーミス、結果として1位、結果として100点。そうなればいい。いつもノーミスにしたいと思って、できていないので、とにかく全力で、一つ一つ丁寧に、曲一つ一つを大切にショートプログラムを演じたい」。控えめな言葉に強い決意を込めた。
 世界選手権では、4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプにミスが出た。今大会がラストチャンス。ノーミスなら昨季マークした110・95点の世界最高得点更新が見えてくる。世界選手権ではフリーで世界最高得点の223・20点を記録。SP、フリーを今季初めてノーミスでそろえれば、合計330・43点を上回る世界最高得点締めが可能だ。
 米人気歌手プリンス(故人)の代表作「レッツ―」はロック調で、羽生が新境地を開拓した思い入れの強い曲。シーズン序盤には「僕らしさというのも入れたいし、いろんな解釈をつけていきたい」と抱負を語っていた。3戦目のNHK杯で衣装を白から、プリンスが着ていたような鮮やかな紫に変更。あえて挑発的に観客を指さし、あおり、ライブのように熱狂させた。これまで感じたことのなかった「会場との一体感」を体験した。
 この日の練習では、4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプを4本成功させるなど好調をアピール。18日の会場での練習ではSPをノーミスでまとめた。世界選手権3位の金博洋(中国)、5位のパトリック・チャン(カナダ)、6位のネーサン・チェン(米国)とのハイレベルな決戦が予想される。「五輪シーズン前の最終調整。今季経験してきたことを全て出したい。今季最高の演技だったと思えたらいい」。凱旋試合でエースが日本を3大会ぶり優勝へ導く。(高木 恵)
 ◆世界国別対抗戦 日本、カナダ、ロシア、米国、中国、フランスの計6か国が参戦。男女シングル各2人とペア、アイスダンス各1組のチーム戦で、順位に応じて与えられるポイントの合計を競う。五輪団体戦とは、男女シングルの人数(五輪は各1人)が異なる。

★★★

羽生“ゆずらない”ノーミス有終「演技は全力で一つ一つ丁寧に」
sponichi 2017年4月20日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/20/kiji/20170419s00079000365000c.html
 フィギュアスケートの世界国別対抗戦(20日開幕、東京・国立代々木競技場)の公式練習と会見が19日、都内で行われた。世界選手権で3年ぶりの優勝を飾った男子の羽生結弦(22=ANA)は平昌(ピョンチャン)五輪プレシーズンの有終の美を飾るため、初日のショートプログラム(SP)で今季初の完璧な演技を誓った。
 劇的な逆転優勝から約2週間。世界王者は好調を維持していた。公式練習ではループを含む3種類の4回転ジャンプに成功。フリー「ホープ&レガシー」を流した際には演技後半の4回転サルコーのコンビネーションジャンプで失敗したが、その後、4回転トーループを含む3連続ジャンプを決めるなどリカバリー策の準備も万全だ。「いい演技をした試合の後に、いい演技をすることが課題」と気の緩みも一切なかった。
 世界選手権ではフリーで今季初めて4本の4回転ジャンプを完璧に決めて、世界歴代最高得点を更新する223・20点をマークした。その一方で、SPではジャンプにミスが出て5位と出遅れた。プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」を舞う今季のSPではミスなく終えたことがまだ一度もない。
 完璧な「プリンス」になれないまま、シーズンを終えるわけにはいかない。「いつもノーミスしたいと言って、ノーミスできていない。とにかく全力で一つ一つ丁寧にやることを意識して演技したい」と今季初の完璧なSPに向け並々ならぬ意欲を見せた。
 今大会は団体戦だが、個人の得点は公認される。羽生は点数へのこだわりは口にしなかったが、昨季より高難度の構成となっているSPをミスなくまとめれば、15年GPファイナルで出した世界歴代最高110・95得点超えも十分可能だ。
 「今季最後の試合なので、経験してきたこと全てを出したい。成功しきれていないジャンプ、クリアしたい課題、心の問題、一つ一つしらみつぶしにして、最高の演技だったと思えるようにしたい」。男子は4位だったハビエル・フェルナンデス(スペイン)以外の世界選手権上位6人が滑る。2連覇を狙う平昌五輪へ。気持ちよくオフシーズンを迎えるためにも、表彰台の頂点で今季を締めくくる。
 ▽世界国別対抗戦 国際連盟が主催する団体戦として09年に始まり、今回は第5回大会。日本、カナダ、ロシア、米国、中国、フランスの6カ国が出場。各国男女2選手ずつ、ペアとアイスダンスは1組が演技。各種目のSP、フリーの1位を12点とし、順位に応じたポイントの合計で争う。得点は公認される。今大会を含め全て4月に東京で開催され、日本は12年に優勝している。

2017.04.19 - web sportiva - つながる金メダリストの系譜。 荒川静香と羽生結弦が語る「五輪の記憶」

スポルティーバ●文 text by Sportiva 能登直/仙台市●撮影 photo by Noto Sunao
 4月16日、日本のフィギュアスケート発祥の地とされる宮城県・仙台市で、共に五輪で金メダルを獲得した荒川静香と羽生結弦の功績を称えるモニュメントの除幕式が行なわれた。

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 仙台市の地下鉄東西線・国際センター駅前に建てられたガラス製のモニュメントには、2006年のトリノ五輪でレイバック・イナバウアーを滑る荒川と、2014年のソチ五輪フリーを終えて右手を突き上げる羽生の姿が刻まれている。除幕式に出席した荒川は、「すごく光栄です。スケートをやってきたことを見て知ってもらえることが嬉しい」と笑みを浮かべ、羽生は「モニュメントを見たスケーターの中から、新たな金メダリストが仙台から生まれることを心から願います」と期待を述べた。
 除幕式の後のトークショーでは、それぞれが出場した五輪の記憶を語った。
 仙台市出身のふたりの原点は、数々の名選手が育った「アイスリンク仙台」。1998年の長野五輪にも4人の選手を送り出し、地元のフィギュア熱が一気に高まることになった。当時、高校1年生で五輪代表メンバーのひとりに名を連ねた荒川。結果は13位だったが、「そんなにがっかりはしませんでした。当時は海外勢の壁が厚くて出場枠がひとつしかありませんでしたし、その枠を取れた嬉しさはありましたが、その先はあまり考えていなかったので」と振り返った。

 その後、「20歳での引退」を考えていた荒川は、2002年のソルトレイク五輪を集大成に競技から離れるつもりだったという。しかし、「悔いのない演技をして終わりたい」と練習を続けるうちにスケートの魅力に引き込まれ、ソルトレイク五輪出場を逃した後も第一線で戦い続けた。そして、24歳で代表の座を勝ち取ったトリノ五輪では、大会直前のプログラム変更をものともせず、ショートプログラム(SP)終了時点で上位選手と僅差の3位につけた。
「優勝を狙うにはいい順位だなと思っていましたし、すごく調子もよかったので気持ちは楽でした。フリー当日の公式練習では、自分の予定しているプログラム以上のものを練習していたんですが、それを見た他の選手に『それを全部やられたら困る。失敗できない』というプレッシャーを与えられたんじゃないかと思います。オリンピックはそういう心理戦の場ですから」
 冷静にフリー本番を迎えた荒川は、他の選手がミスを重ねる中で完璧な演技を披露。日本フィギュアスケート界に初めての金メダルをもたらした。

 そんな荒川の活躍に「勇気づけられ頑張ってこられた」と話す羽生は、日本男子のエースへと成長を遂げて2014年のソチ五輪に出場した。「ジンクスも考えた」という荒川と同じ青の衣装で臨み、SPで首位に立つ。しかし、翌日のフリーを前に五輪ならではの「敵」に直面することになった。
「フィギュアはショートトラックと同じリンクで行なわれたので、フリー当日の朝の公式練習が早かったんです。夜の10時くらいにSPが終わって、ドーピング検査などもあって部屋に戻れたのが深夜の1時。翌日の公式練習が7時くらいからだったので、4、5時間しか寝られないハードスケジュールでした」
 そこに緊張も加わってミスを重ね、自己ベストに程遠いスコアでフリーを終えた。羽生の後には3.93点差でSP2位につけていたパトリック・チャン(カナダ)が控えていたこともあり、演技を終えた瞬間に「金メダルはないな……」と思ったという。結果は、チャンも本来の実力を発揮できずに羽生が金メダルを獲得したものの、「ただビックリという感じ。自分の演技に手応えがなかったので嬉しい気持ちはなく、インタビューでも『悔しい』としか言えませんでした」と当時の心境を振り返った。

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 すでに現役生活を終え、リンクの外から見ていた荒川は、その男子フリーの様子についてこう語った。
「誰が一番自分の演技ができるのかという、ものすごい緊張感がありました。特にメダルのかかったオリンピックの最終グループでは、普段は失敗しない選手でも思うようにいかないものなんです。それでも、羽生選手の演技は素晴らしかったですが、『悔しい』という心情はとても分かります。その借りは、平昌オリンピックの舞台で返してほしいですね」

 そうエールを送る一方で、スケートを始めた当初から羽生の成長を見守ってきた荒川は「一生懸命すぎるとやりすぎてしまうところがあるので、無理だけはしないで、笑顔で五輪の舞台に立ってほしい」とつけ加えた。昨年の世界選手権後、左足靭帯損傷のケガの療養とリハビリに2カ月を費やした羽生も、「身に染みる言葉です。ケガ・病気をしないことが一番効率よく実力を上げるために必要だと、本当に今シーズンに感じました」とその重要さを噛みしめていた。
 来シーズンには、2度目の五輪の舞台に挑む羽生。連覇の期待もかかるが、本人は「ソチの時のほうが『集大成』という気持ちが強かった」と明かす。それは、常に全力で戦ってきたゆえの心境の変化だった。
「4年前のこの時期は、『オリンピックはどんなところなんだろう』とワクワクしていました。今もワクワクはしていて、オリンピックが特別な大会であることに変わりはありませんが、試合を重ねるたびに『オリンピックだけが僕の集大成ではない』と感じるようになってきたんです。次の国別対抗戦も、今の自分の『スケート人生の集大成』という気持ちで臨みます。時間はあまりないですが、しっかり練習していい演技をしたいと思います」
 荒川に勇気をもらい、世界のトップで活躍を続ける羽生。その姿が、あとに続く若いスケーターたちの道しるべとなるはずだ。

sportiva.shueisha.co.jp

2017.04 - 文藝春秋 - 羽生結弦の扉~真の王者であること (宇都宮直子)

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羽生結弦の扉~真の王者であること
文藝春秋 宇都宮 直子
source: オール讀物 2017年4月号
http://bunshun.jp/articles/-/2156?page=1
 平昌五輪で連覇を目指すための試金石とされたフィギュアスケート世界選手権のフリーで、世界最高得点をマークし、3年振り2度目の優勝を果たした羽生結弦。2014年ソチ五輪以降、成功と不運の間を行き来した"絶対王者"の苦悩に迫る。

◆ ◆ ◆

 フィギュアスケートを愛する私にはおよそ信じられないが、羽生結弦(はにゅう ゆづる)を知らない人がまだ、けっこういる。
 地方の書店の店員もそのひとりだった。
 スポーツ誌の名前を告げて、どこにあるかを訊ねると、
「ああ、はぶくんが表紙の」
 と彼女は笑顔で言った。
「いえ、はにゅうくんです」
 いささか気分を害して、私は答えた。
 そういうわけで、まず、羽生結弦がどんな選手かを綴っておきたい。

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©榎本麻美/文藝春秋

 フィギュアスケートは、冬の華と言われる競技だ。2018年2月に韓国、平昌(ピョンチャン)で開催されるオリンピックでも、必ず人気になる。だから、羽生がどういう選手かを、知っていたほうがおもしろいと思う。
 たとえば、平昌には、羽生のオリンピック二連覇が懸かっている。達成できれば、オリンピック史上、アジア初の快挙だ。
 羽生は、14年ロシア、ソチオリンピックの金メダリストだった。普段は、カナダのトロントに拠点をおいている。
 2015年―16年に世界最高点を更新した。現在まで、それは破られていない。彼のパーソナルベスト、330・43が世界記録である。
 また、世界記録は今後さらに、「羽生によって」更新されていくだろう。むろん、言い切れないが、その確率は高いと思う。
 羽生の今シーズンのプログラム構成は、昨シーズンを凌駕する。ミス無く滑り通せば、330・43を10点以上、更新することが可能なのである。
 羽生は爽快にジャンプを跳ぶ。4回転ジャンプは3種類を持っている。トゥループ、サルコウ、ループだ。
 プログラム中のスピンは、すべてレベル4が取れるよう、組まれている。つまり、実施が完璧なら、最高評価のレベル4に認定される。
 クラシック曲がよく似合う。芸術性の高い選手だ。長い手足が、リンクに映える。ダンサーのようだ。
 性格は気が強い。とにかく強い。日本人離れしている。大勢の人が、そう言っている。私も、そう思う。
 フィギュアスケートに限らず、世界レベルで戦う選手はみんな、そうだ。押し並(な)べて、ものすごく気が強い。
 昔、スケートではない競技の世界チャンピオン(外国人だ)を取材したときには、息苦しさを覚えた。
 言葉は、火の玉のようだった。プライドは天を突くようだった。それはある種、憎悪にも似ていた。
 競技は違うと言え、羽生は現在、そういう場所で闘っている。気が強くて、幸いだった。そうでなくては潰されてしまう。
 羽生は、きわめてタフな心を持っている。烈しさを慎重に隠している。22歳にしては、ものすごくキュートに笑う。かなり率直に、話をする。
 過去、羽生を指導するブライアン・オーサーはどこか面白そうに、にこにこ笑って言っていた。
「結弦は僕の言うことなんて、ちっとも聞かないんだ」
 そのくらいで、ちょうどいいのではないか。だから、羽生は強いのだ。たぶん。


インフルエンザでの欠場
 ここまで、私は、羽生が優れたスケーターだと書いた。それは、事実だ。疑いようがない。
 ただ、ソチ以降、彼が盤石であったかと言うとそうではない。羽生は、成功と不運の間を行き来した。
 また、リンクは華やかだ。菖蒲や杜若(かきつばた)が、凛と咲いている。つまり、彼には何人かライバルがいる。
 世界選手権で言えば、羽生は2連敗している。2回続けて、銀メダルを受け取った。平昌オリンピックに向け、闘いは熾烈さを増しているのである。
 そのあたりのことは、今年2月刊行の小著、「日本フィギュアスケートの軌跡 伊藤みどりから羽生結弦まで」(中央公論新社)に詳しく綴ったが、角度を少し変え、続けたいと思う。3月末にフィンランド、ヘルシンキで開催される世界選手権の展望も含めて、する。
(編集部注:フィンランド・ヘルシンキで開催された、フィギュアスケート世界選手権で、羽生結弦はフリーの世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークし、逆転で、3年ぶり2度目の優勝を果たした)

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©榎本麻美/文藝春秋

 今シーズンの羽生を「ちょっと出遅れた感じがある」とするのは、国際スケート連盟ジャッジで、元日本スケート連盟強化部長の吉岡伸彦氏だ。
「昨シーズンの怪我(左足甲靱帯損傷)の影響を、ある程度、引きずっているのかなと思います。プログラムを作るのが遅れましたし、前半戦は明らかに、滑り込みが足りていなかった。
 まあ、そうは言っても、NHK杯では優勝、昨年末にはグランプリファイナル4連覇と、徐々に、調子を取り戻して来ている。
 3月に向けても、きっちり仕上げてくるでしょうし、だいじょうぶだと思います」
 羽生は実は、「だいじょうぶ」か「だいじょうぶではない」かが、とてもわかりにくい選手である。
 昨年のボストンでの世界選手権も、そうだった。
 羽生の左足は、腫れ上がっていた。それでも、試合を放棄しなかった。痛みを一切口にしなかった。
 どちらかと言えば、彼は「だいじょうぶ」にしか見えなかった。負けん気が強すぎて、退かないのではなく、退けなかったのだと思う。
 しかし、羽生は昨年末の全日本選手権を棄権した。インフルエンザだった。
 吉岡は話す。
「全日本は、独特の緊張感のある試合です。その緊張を経験しなかったのは、マイナスだと思います。
 でも、体調が悪いときは、休んで治すのが普通というか、当然です。無理をして、変な演技をするよりはよほどいい。
 彼の立場なら、全日本を欠場しても、世界選手権出場(全日本選手権は、代表選考会を兼ねる)に影響ありませんでした。
 きちんと休めたのはよかったと思いますし、トータルに見て、プラスだったんじゃないでしょうか」
 平昌へ続くこれからを思えば、「インフルエンザ」は転機だったかもしれない。休むのは、逃げではない。
 また、体調の管理、優先はある意味、選手の務めだ。オリンピック二連覇を目指す選手なら、とくに。
 今シーズンのショート使用曲は「Let’s Go Crazy」、ロックナンバーだ。
 吉岡は言う。
「本人が好きでやっているんだとは思いますが、あそこまでノリノリの曲でというのは、ショートとは言え、体力的にはきついと思います。
 あと、ループをイーグルから入る(難易度の高い跳び方)分、どうしても確率が落ちてしまいます。
 部分部分は完璧にこなせているのですが、全体を通しては、まだ、少しきついのかなという印象を受けます」

 では、フリー使用曲「Hope&Legacy」はどうか。こちらはクラシックである。
「イーグルを入れないで普通に跳ぶ形では、試合でもほぼ跳べるようになっている。そういう意味では、ループはもう完成したと言っていいでしょう。
 ただ、フリーで言えば、4分半を最後まで滑りきるコンディションにまだないのかも。そう思うときはあります。
 曲は、ショートのような『一緒に楽しくやろうぜ』風よりは、フリーの雰囲気が向いているんじゃないですかね。
 羽生には王道をゆくイメージがあります。上品で、風格がある。彼の個性には、クラシックが合うと思います」
 フィギュアスケートは「芸術」という側面を持っている。クラシックが重視される。あるいは、評価される傾向にある。オリンピックシーズンに、正統派のプログラムを持ってくる選手が多いのもそのためだ。
 極端な例で言う。

 同じ構成で同じレベルの選手が互いにミスなく、演技をしたとする。ひとりはコミカルな曲、ひとりは荘厳なクラシック曲を使った。この場合、おそらく勝つのは後者だ。
 さらに言えば、有力選手のほとんどはオリンピックを見据えた選曲を、四年をかけて行う。そうやって、確かめる。観衆、ジャッジに与える印象、評価を見定めてゆく。
 吉岡は言う。
「たとえば、振付師がオリンピック直後に、トップ選手から依頼を受けたとします。
 依頼にさまざまな形態があると思いますが、引き受けた以上、彼らは『4年をどういうふうに戦うか』を考える。少なくとも、それが基本にある。
 こういうのをやって、ああいうのをやってと、いろいろ積み上げて行くんです。それは、選手の引き出しを増やすのに繋がりますし、可能性を広げるのに役立ちます。
 羽生の場合も、なにがしかの考えあっての今シーズン、『さあ、みんな、一緒に楽しくやろうぜ』なんじゃないですか。
 そして、来年が集大成って感じで持ってくるんだと思います」
 集大成の平昌。羽生は、どう闘うのだろう。2シーズン続けて同じ曲を使うケースもあるし、以前の曲に戻すスタイルも珍しくない。
 世界最高点をたたき出した、昨シーズンのフリー「SEIMEI」は素晴らしかった。個人的には、また観てみたいと思う。
 でも、羽生はおそらく、正統なクラシックで勝負する。そんな気がする。ぜんぜん、根拠はない。強いてあげるとすれば、「彼が2連覇を目指しているから」だろうか。

羽生を追うライバルたち
 さて、「なにがしかの考えのある」今シーズンの、世界選手権が近づいて来ている。3月29日から、フィンランド、ヘルシンキで開催される。
 たいへん意味深い大会になるだろう。革命が起きるかもしれない。あるいは、下克上というべきか。
 10代の戦士たちが、高難度の4回転合戦を仕掛けてくる。虎視眈々と高みを狙っている。試合はすごく、おもしろくなる。楽しみだ。わくわく、する。
 羽生結弦は依然として、強い。優れている。だけど、安穏とはしていられない。ライバルは少なくない。あっという間に増えてしまった。
 事実、2月に韓国、江陵で行われた四大陸選手権でも、17歳のネイサン・チェン選手が優勝している。
 羽生ほどの実績があれば、四大陸での敗北(それでも、準優勝だ)は、さほどの傷手にはならない。ほとんど、問題ない。
 だけど、彼は悔しいはずだ。羽生は、勝ちに固執する。四大陸でも、もちろん勝ちに行った。フリーでは3種類の四回転を4回、決めた。それでも、届かなかった。

 試合後、羽生は、
「これからさらに強くなりたい」
 と言った。
 だから、ヘルシンキはおもしろくなる。昨年、ボストンで苦しい思いをした分と、四大陸で勝てなかった分。それらを背負って、羽生は闘うのだ。
 吉岡は話す。
「ヘルシンキは、平昌に向けた試金石みたいな趣きになってきましたね。
 ネイサンは4種類の4回転を5回跳ぶ。全米選手権のチャンピオン。300点を超える得点を出せるようになっている。

 一方、羽生はノーミスで演技できれば330を超える力を持っている。コンポーネンツでも、ネイサンに勝っています。
 ただ、ジャンプを失敗すると、コンポーネンツに影響が出る。たとえば、0・5ずつ下がったとすると、全体でマイナス五です。けっこう大きな取りこぼしになってしまう。
 とにかくミスをしないことだと想います。ひとつのミスで、(表彰)台からこぼれ落ちるということもあり得る。今回は、そういう大会です。
 グランプリファイナルで優勝したとき、羽生の得点は293・90でした。この得点を基準とすれば、クリアするのは、ひとりではありません。
 ネイサン、ハビエル・フェルナンデス、パトリック・チャン、それにノーミス時の宇野昌磨も超えてきます。
 円熟期にある世代とぐっと伸びてきた若手の闘い。その意味で言うと、台を争う人数は明らかに増えています」

http://i.imgur.com/RTeNHw6.jpg
©榎本麻美/文藝春秋

平昌五輪への試金石
 吉岡はパトリック、ハビエルを円熟期にある選手とし、ネイサン、宇野を若い子たちと呼んだ。年齢的には、羽生はその中間に位置している。
 世界選手権の勝ち方を知っているのは、羽生を含め、上の世代だ。ショートで優位に立ち、メダルが見えたとき、若い世代はどう闘うのだろう。
「若い子たち」には、十分な経験がない。緊張に押しつぶされたりはしないだろうか。
 若さゆえ、恐れるものがないという言い方もできる。ソチオリンピックで金メダリストになった際、羽生は19歳だった。まさしく若い世代だ。勝負は、どう転ぶかわからない。
 だから、羽生にとって、ここがふんばりどころだと思う。
 繰り返すが、ヘルシンキは平昌に繋がっている。誰が、真の王者であるか。正しく示すべきときが、来ている。
 吉岡は話す。
「羽生が強いということ、平昌の金メダル候補ということは世界中が知っています。だけど、今後、何もしないでいいというわけでは、まったくない。
 ジャンプの数で言えば、三種類あれば組み合わせで5本を跳ぶことができます。ただ、現状では、ネイサンのジャンプのほうが、基礎点が高い。
 種類を増やせるのなら、増やした方がいいのは間違いないでしょう。しかし、そうなると、今度は、表現との兼ね合いや体力の問題が生じてくる。
 ジャンプを増やしたことで、プログラムが壊れてしまったら、元も子もありません。それでも、挑戦は必要だし、両立させていくべきだと思います」

 四回転の時代が始まった。
 どこまで進化するのか、わからない。勢いは早い。状況は、簡単に変わってゆく。
 でも、変わらないよりは、ずっといい。競技だから、強い方向に進むのは必然だ。
 羽生結弦については、健康と怪我以外、あまり心配していない。闘いは熾烈になった。今のままではいられない。だけど、そういうことは、彼がいちばんわかっている。
 冒頭の長い紹介を思い出していただきたい。羽生には才能がある。経験がある。だから、ふんばってくれるだろう。
 新しい時代に向け、扉は大きく開かれている。そして、その中心に、彼はきっといる。

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2017.04.18 - 東京西川「 &Free」CM マットレス篇

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http://andfree.jp/cp2017/
CM Youtube連接:

youtu.be

東京西川の快眠寝具トータルブランド「&Free」羽生結弦選手を起用した『差が出るマットレスキャンペーン』4月20日(木)〜5月31日(水)の期間で開催!
羽生選手出演の「&Free」テレビCM第2弾も4月20日より全国放送開始!
西川産業株式会社 2017年4月18日 11時16分
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000010201.html

東京西川(西川産業株式会社)が展開する快眠寝具トータルブランド「&Free」では、羽生結弦選手を起用した「差が出るマットレス*キャンペーン」を、4月20日(木)〜5月31日(水)の期間、百貨店や寝具専門店などで開催します。「&Free」のマットレスをお買い上げの方に、羽生選手特別パッケージの「&Free」オリジナルハーブティーセット(2缶)をプレゼントします。また、キャンペーン開始日の4月20日(木)から、羽生選手が出演する「&Free」テレビCMの第2弾『マットレス』篇を全国で放映開始します。

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新生活のシーズン。より活力にあふれた毎日を送るためには質の高い睡眠で身体を癒し整えることが大切です。「差が出るマットレス*キャンペーン」は、「&Free」の機能の異なる4種類のマットレスを対象とし、店頭では東京西川の眠りのスペシャリストが“パーソナル・フィッティング”を行い、お客様一人ひとりの身体に合ったマットレスをお選びします。

「&Free」テレビCM第2弾は、“羽生結弦が語る 自分に帰るマットレス”がテーマです。科学的に睡眠の質の改善が検証された、4層特殊立体構造の「&Free マットレス SA」の寝心地を羽生選手が語ります。東京西川のスリープマスター(眠りのスペシャリスト)と一緒に羽生選手が身体に合ったマットレスを選び、寝心地を「宙に浮いているみたいですね」とコメント。表面の凹凸構造を確かめている羽生選手の表情がいきいきと描かれています。
ぜひこの機会に、お近くの「&Free」取り扱い店舗へお出かけください。

*差が出るマットレスとは・・・・
当社の研究機関である日本睡眠科学研究所が、同志社大学アンチエイジングリサーチセンターと共同研究を行った結果、4層特殊立体構造の「&Free マットレス SA」を使用することにより、睡眠の質が変わることが科学的に検証されました。睡眠の質が改善するマットレスの使用により、“眠りに差が出る”ことを表現しています。

*東京西川は、羽生結弦選手のコンディショニングを眠りの面からサポートしています。*

【 &Free「差が出るマットレスキャンペーン」 開催概要 】
「&Free」の「差が出るマットレス」で本来の身体の力を取り戻し、より活力にあふれる毎日を。

■ 開催期間: 2017年4月20日(木)〜5月31日(水)
■ 実施店舗:全国百貨店、寝具専門店の「&Free」商品取り扱い店舗   
※販売店情報は「&Free」HPをご参照ください。
■ WEB: http://andfree.jp
■ 内容:
東京西川「&Free」のマットレスをお買い上げいただいた方に、 羽生結弦選手特別パッケージの「&Free」オリジナルハーブティーセット(2缶)をプレゼントいたします。
■ 対象商品:
&FreeマットレスKA、&FreeマットレスSA、&Free整圧マットレス、&Freeパターンオーダーマットレス、&Freeベッドマットレス

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【 羽生結弦選手出演 &FreeテレビCM第2弾 概要 】
■ CMタイトル: &Free 『マットレス』篇(15秒)
■ 放映開始:2017年4月20日(木)から全国にて放映
■ 出  演  者:羽生 結弦 選手

[ CMストーリー ]
「&Free」のマットレスに寝ることで、元気な素の自分に戻れることを表現したCM。東京西川のスリープマスター(眠りのスペシャリスト)と一緒に身体に合ったマットレスを選び、寝心地の感想を羽生選手の言葉で綴るストーリーです。
※ 本CMは、テレビ放映に加え、「&Free」のホームページ(http://andfree.jp)でも公開いたします。

* 「&Free マットレス SA」の寝心地について、羽生結弦選手の感想 *
凹凸のある特殊な構造で、いくつもの点で支えられている感じがありながら身体のラインにフィットして、自分自身が浮いているような感覚があります。寝ていて非常に気持ち良いです。

差が出る4層特殊立体構造マットレス
[ &Free マットレス SA ]
身体に感じる心地よい凹凸感。点で支えて体圧を分散させる4層特殊立体構造が快眠ラインを保ち、横向き寝にも対応。質の高い眠りへと誘います。畳や床に直接敷いても使える、三つ折りタイプのマットレスです。
[価格]  レギュラー   ¥90,000+税〜   、 ハード  ¥100,000+税〜
[配色]  グレー、ベージュ
[素材]  側地:綿100%、詰めもの:ウレタンフォーム

★★★

羽生結弦がマットレスの寝心地を語る「&Free」CMオンエア
CYCLE Style 2017.4.18 Tue 22:30
https://cyclestyle.net/article/2017/04/18/47450.html

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東京西川が展開する快眠寝具トータルブランド「&Free」は、羽生結弦を起用した&FreeテレビCM第2弾『マットレス』篇の放映を全国で開始する。
テレビCM第2弾のテーマは、“羽生結弦が語る 自分に帰るマットレス”。羽生が眠りのスペシャリストであるスリープマスターと一緒に身体に合ったマットレスを選び、4層特殊立体構造「&Free マットレス SA」の寝心地を語る。
自身の言葉でマットレス寝心地を「宙に浮いているみたいですね」とコメント。マットレス表面の凹凸構造を確かめている羽生の表情をいきいきと描いている。CMは、&Freeホームページでも公開する。
また、4月20日(木)から5月31日(水)の期間、「差が出るマットレスキャンペーン」を開催。&Freeのマットレスを購入すると、羽生特別パッケージ「&Free」オリジナルハーブティーセットがプレゼントされる。
《美坂柚木》

★★★

Nishikawa Sangyo Co., Ltd. (facebook)
April 18, 2017
https://www.facebook.com/tokyonishikawa/posts/1123099704466479:0
羽生結弦選手を起用した、東京西川「&Free」キャンペーン開始!!

東京西川の快眠寝具トータルブランド「&Free」では、羽生結弦選手を起用した「差が出るマットレスキャンペーン」を4月20日(木)~5月31日(水)の期間開催致します。今回は「&Free」ブランド2周年を記念しまして、「&Freeマットレス」をご購入のお客様皆様に、オリジナルハーブティーセット(2缶)をプレゼント致します。ハーブティー缶は羽生選手オリジナルパッケージでプレゼント!寝具と合わせてリラックスタイムに使っていただけるハーブティーセット。さらに快適な眠りへ誘うリラックスアイテムとしてプレゼント致します。&Free2周年を記念して、今回は購入頂いた方皆様にプレゼント致します。&Freeマットレスを、是非店頭でごゆっくりお試しください。
また、キャンペーン開始の20日には羽生選手が出演する「&Free」CMの第2弾『マットレス』篇を全国放映致します。動画は「&Free」のHPからもご覧いただけます。
“羽生選手が語る、自分に帰るマットレス”がテーマとなる新CMもチェックしてみてください。

キャンペーンページはこちら
http://andfree.jp/cp2017/
キャンペーン開催店舗はこちら
http://andfree.jp/shop/

★★★

2017.04.15 - web sportiva - ジャンプは美しく跳ぶ。羽生結弦の強さを支える「出来栄え点」の威力

Worlds Recap
折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/04/15/___split_7/

 4月1日に行なわれた世界選手権フリーで、羽生結弦が2015年12月のグランプリ(GP)ファイナル以来となる、世界最高得点を更新(223.20点)した。それは1シーズンぶりの満足感を彼にもたらしただけでなく、さらなる高得点の可能性を示す滑りでもあった。

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世界選手権を大逆転で優勝した羽生
 2年前にNHK杯、GPファイナルと連続して最高点を更新した時は、共にショートプログラム(SP)で完璧な演技をして勢いに乗った状態だったが、今季の世界選手権はSPで想定外のミスをして5位発進と精神的に追い込まれた状況だった。その上、プログラムも昨季の『SEIMEI』のようなハッキリして力強い曲ではなく、静かな曲調でジャンプを跳ぶタイミングをつかみにくいものだったにもかかわらず、羽生はシーズン初のノーミスの演技を披露した。
 それが歴史に残る大逆転劇につながったわけだが、演技の完成度について羽生自身は納得していない。特にジャンプの美しさに関しては、「小さい頃から着氷の後に流れるようなジャンプをすることを教えられてきたのが、自分の強みのひとつでもある」と自信を持っていて、常にGOE(出来栄え点)で満点となる「3点」の獲得を目指しているからだ。

 世界選手権フリーのジャンプの加点は、最初の4回転ループでSPと同じ2.43点をもらい、次の4回転サルコウは2.71点。後半の4回転サルコウ+3回転トーループと4回転トーループは2.43点で、得意なトリプルアクセルからの連続ジャンプは2.00点と2.14点。2.1点の加点が最高の3回転ジャンプ2本も共に1.50点と、ジャンプだけで17.14点の加点(ステップなどを含めた合計は22.69点)を稼いだが、GOEで満点評価のジャンプはひとつもなかった。
 一方で、2015年のGPファイナルの場合は、4回転がサルコウ1本とトーループ2本の構成で、技術基礎点は現在より8.24点低かったものの、最初の4回転サルコウと4回転ループ、後半のトリプルアクセル+2回転トーループで満点。ジャンプのGOE加点で今回の世界選手権より3.04点高い20.18点を獲得している。
 演技構成点(スケーティング技術や曲の理解度など5項目)に関しても、2015年GPファイナルのほうが1.48点多かった。ただ、今のプログラムは構成が難しい分だけ完成形を作り上げるのは難しいが、GPファイナルと同じような完璧な演技ができれば、単純計算で4.52点多い227.72点を出せることになる。

 さらに、羽生が世界選手権のフリーの後で「トリプルアクセル+2回転トーループの後で感触がよければ、次の(3連続ジャンプの最初の)トリプルアクセルを4回転トーループにしようかとも考えていた」と振り返っていたように、得点を伸ばす要素はまだ残っている。可能性を挙げればキリがないが、羽生のGOEの高さが、他の選手と比べて大きな武器になっていることは間違いない。
 昨年の世界選手権フリーでハビエル・フェルナンデス(スペイン)が当時歴代2位の記録(216.41点)を出した際には、4回転はサルコウが2本でトーループが1本、トリプルアクセル2本という構成で合計23.32点の加点。また、昨年の四大陸選手権で203・99点を出したパトリック・チャン(カナダ)は、4回転トーループを前半に2本、トリプルアクセルを前半と後半に1本ずつ入れる構成でGOE合計21.18点を獲得している。
今年の世界選手権で、羽生が得たGOE加点の合計は22.69点だったが、4本入れた4回転ジャンプのうち2本を後半に跳び、トリプルアクセルを2本とも連続ジャンプにするなど、極めて難しい構成でそのGOE加点を出しているところが特筆すべき点だ。

 他にフリーで4回転ジャンプを4本以上入れている選手で見ると、最も羽生に近い得点が期待できるのは宇野昌磨だ。世界選手権フリーで羽生、フェルナンデス以外では過去最高となる214.45点を出した時のGOEは15.29点だったが、3回転ルッツと4回転トーループで合計2.33点減点されているため、すべてがうまくいけば20点台に乗せられる可能性はある。それに対し、同大会で204.94点(歴代4位)を出したボーヤン・ジン(中国)の加点合計は15.24点。四大陸選手権で羽生を押さえて優勝したネイサン・チェン(アメリカ)も、非公式得点ながら212.08点を獲得した全米選手権フリーでの加点合計は14.92点にとどまっていて、羽生との差は大きい。
 難しい構成で高いGOE加点をもらうことはそれだけ難しいということ。「ジャンプは跳ぶだけではなく、美しく跳ぶもの」という意識を持ち、それを実践していることが羽生の最大の強みなのだ。

2017.04.07 - 胜利之餐Menu公開

资讯台中译

羽生、大逆転Vの陰に“勝ち飯”あり…メニュー初公開
スポーツ報知 2017年4月7日6時0分  
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170407-OHT1T50071.html

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味の素(株)のビクトリープロジェクトスタッフが調理した「勝ち飯」をほおばる羽生

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フリー前夜の3月31日夕食メニュー。下段左の器に主菜「とろ卵豚キャベツ」、副菜「さといもの煮物」、右の器は汁物「野菜たっぷりみそ汁」味の素(株)ビクトリープロジェクト(R)提供
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶりに王者に返り咲いた羽生結弦(22)=ANA=が大会期間中に取っていた“勝ち飯”が判明した。味の素株式会社の「ビクトリープロジェクト」のコンディショニングと栄養サポートを受け、食事量と筋量が増量。4回転4本の高難度プログラムを完成させた。66年ぶりの連覇がかかる来季の平昌五輪へ“金ボディー”へ磨きをかけていく。
 4回転4本のプログラムを選択した今季の羽生の挑戦は、世界選手権で実を結んだ。王座に返り咲いたヘルシンキで、平昌五輪を見据えた体作りを明かした。
 「ダメージを受けにくい体にしたい。栄養がしっかり取り切れていないと、練習時の負担が直接内臓にきてしまう。栄養面、食事面でカバーできることなので、そういうところが必要かなと思う」
 初戦のオータム・クラシックでは終盤にスタミナ切れを起こしたが、試合を追うごとに完成度は上がっていった。食が細かった羽生だが、担当の栗原秀文氏は「しっかり練習するために、しっかり食べるという意識が生まれた」と振り返る。
 2位に甘んじた四大陸選手権後、かなりの量を滑り込んだ。追い込むことをできる体になっていた。以前と比べて、でん部の筋肉がついたことは一目瞭然。世界選手権中の消費カロリーは四大陸選手権から著しく上昇。代謝が上がり、高難度のプログラムを高い精度で滑り切るための強い体ができあがっていた。
 昨年10月から体重、除脂肪量、体調、トレーニング時間などを記したコンディショニングチェックを始めた。同月のスケートカナダでは、4本の4回転を跳ぶために「絞り切って筋量が減ってきちゃうと後半持ちにくいという印象があった。食事の量を増やしたり、補食を増やして頑張った」と筋量の増加を試みていることを明かしていた。
 試合期間中は味の素製品を使った「勝ち飯」メニューで食事管理を徹底した。〈1〉汁物を活用し消化を良くする〈2〉エネルギー代謝をサポートするためにビタミンB1を含む豚肉、大豆製品を積極的に取り入れる〈3〉脂質はできるだけカット。推定エネルギー摂取量に基づいて量を調節し、エネルギー不足を防いだ。競技の特性上、体重を増やしすぎないことも重要な要素。筋肉をいい状態に保つために必要とされるアミノ酸を多く取り、体内から途切れないように心がけた。
 「試合前、試合中のコンディション作りといった平昌で戦うためのベース作りができた。今のベースに積み重ねていけば、羽生選手が求める『金メダルを取るための体』に達成できる」と栗原氏。66年ぶりの連覇へ、金ボディーが完成しつつある。(高木 恵)
 ◆羽生の世界選手権 3月29日から2日までフィンランド・ヘルシンキで開催。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、久石譲さん作曲の「ホープ&レガシー」に乗せて演技したフリーでは、223・20点で自身の持つフリー世界最高得点を更新。今季ベストの合計321・59点で自身最大の10・66点差を逆転し、3季ぶり2度目の優勝。300点超えが4人という史上最高のハイレベル決戦を制した。


★★★

細い羽生、ガッチリな体形に変化…支えた食生活
yomiuri 2017年04月09日 10時41分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/20170407-OYT1T50148.html?from=yartcl_blist

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食事をしながら栄養面のサポートについて説明を受ける羽生(左)(味の素提供)
 フィギュアスケートの世界選手権で羽生結弦(22)(ANA)が3大会ぶりに世界王者の座を奪回した。
 ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、フリーで自らの世界歴代最高得点を更新して逆転優勝。圧巻のフリーを支えたのは、日々の食生活とコンディショニング面の成長だった。
 今季のフリーには、4回転ジャンプを4本組み込んだ。昨季の3本より1本多い。かなり体力が要求されるが、滑り切った直後の表情は余裕を感じさせた。かつては細身で体力不足が弱点だった。しかし、今は太ももや腰回りがガッチリしてきた。体形の変化について、羽生は「(演技)構成を難しくすれば、練習の強度も高くなる。今のプログラムに合った体に変わってきている」と感じている。
 五輪連覇への戦略の一つとして昨秋から、体作りのために味の素の栄養サポートを受け始めた。

2017.04.07 - sponichi - 世界フィギュア テレビ桟敷の小言幸兵衛日記

栗将军中译

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(左)2012年、伝説のニースでの世界選手権。演技を終え右手人差し指を天に突き出す羽生選手。(右)2017年、ヘルシンキでの世界選手権。同じように右手人差し指で天を指す羽生選手

【長久保豊の撮ってもいい?話】テレビ画面に向かってブツブツ言うのは中年男のサガである。最近は各局で繰り返し流される羽生結弦選手の世界選手権フリーのフィニッシュシーンの映像に文句をつけている(ヘルシンキに行けなかったのでやっかみが8割だ)。
 「そこはもっと引き(ワイド)だろう」
 演技を終えた表情をアップで狙うカメラワークは印象的だった。でも彼が会心の演技をした後に見せる天に向かって指を突き上げるシーンも見たかったな、と。映像では右肩の動きでなんとなくその瞬間はわかるけど…。
 一昨年のバルセロナでのGPファイナル「SEIMEI」の完ぺき演技を思い出した。フィニッシュでダーンッと両手を開いた後、羽生選手は刀印(中指と人さし指で作った刀の形)を作った両手を体の前ですり合わせる動作を行った。何を意味していているのか?
 帰国後に確認すると、テレビ映像はダーンッの直後に表情をズームアップ。その後、映像は観客席に切り替わり刀印の動作はなし。それが式神たちをもとの姿に戻す所作だと知ったのは映画「陰陽師」を見直してからだ。競技演目としての「SEIMEI」はダーンッのフィニッシュまで。だが演技者、表現者としての羽生結弦のフィニッシュはまだ先にあったということ。
 最後のスピンから徐々にズームアップしてフィニッシュは顔のアップ。リンクサイドからテレビ桟敷の小言幸兵衛と化した私にはカメラワークの定番化が気になるところだ。
 実は今季のフリープログラム「Hope & Legacy」はスチールカメラマンにとっては難敵だった。写真的な「決めの一瞬」はどこにあるのか、「SEIMEI」で物語を演じた彼の次の狙いは何なのか、模索が続いた。
 世界選手権フリー。彼は曲を演じ、音を演じた。ジャンプの着氷時にエッジが立てる音さえも曲に忍び込ませた。「Hope & Legacy」という曲の価値を見ている人に再認識させた。もはや「決めの一瞬」などどうでもよい。われわれがこのプログラムで撮らなければならなかったのは曲が聞こえて来るような写真。音が飛び出してくるような写真。
 帰国時の羽田空港での会見。「4回転アクセル」と彼自身の口から言わせたい報道陣とそれを承知の羽生選手の攻防があった。昨年、当コラムの1回目(12席分のトリプルアクセル)でその練習をにおわせるようなことを書いといて恐縮だが、やる必然性はなくなったと思う。
 ライバルたちに追い詰められた? いやそれは全然、まったく。
 だからテレビの人、今度からズームアップはもう少し我慢して。右手人さし指を天に向けるのはボクらにとって特別なシーンだから。(写真部部長)
 ◆長久保 豊(ながくぼ・ゆたか)1962年生まれ。世界選手権の期間中、「現地に長久保さんがいない!」というネットの書き込みを見てドキドキしちゃった55歳(もちろん話題になったのは先生の方)。諸般の事情によりカメラはお休み中。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/07/kiji/20170406s00079000278000c.html

2017.04.05 - sanspo - 【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】 羽生ら選手が集中できる環境を整えてほしい

http://www.sanspo.com/sports/news/20170405/oly17040505000001-n1.html
 これを「完璧」というのだろう。テレビで流されたフィギュアスケートの世界選手権、羽生結弦のフリーの演技に、瞬きもせずに見入ってしまった。
 「演技内容を忘れるくらい集中してやれた」
 羽生自身が語る世界歴代最高得点。来年2月の平昌五輪への期待が否が応でも高まっていく。
 今年2月、米国の分析会社は平昌のフィギュアスケート男子の金メダルをスペインのハビエル・フェルナンデスと予想、羽生は銀メダルとした。前2シーズンの世界選手権での成績が要因だろうが、3シーズンぶりの羽生優勝で順番が入れ替わるかもしれない。
 予想はあくまでも、ある段階での憶測にすぎない。本番では何が起こるかわからない。勝負の世界、とりわけ一発勝負が基本の競技では予期しない事態も起こりうる。だからこそ選手たちは、最高の状態に近づけるための準備を怠らないのだ。
 開催運営の準備も当然である。いや、運営は万が一の事態にも支障があってはならない。完璧な備えが求められる。
 先週、韓国の朴槿恵前大統領が逮捕された。国民感情が「法治」に優先されるお国柄、逮捕はありうるとは思っていたが、いざ現実となると、やはり衝撃である。
 野党陣営が勢いづくなか、黄教安大統領代行兼首相率いる暫定政権に事態を収拾する力はない。5月9日に予定される大統領選挙に向け、混乱はまだ続く。有力視される「親北反日」政権は混迷に手を打てるのか。
 もとより、五輪と政治とは分けて考えなければならない。しかし、開幕までに政治の助けを必要とすることは数多い。交通網整備に始まりテロ対策や治安維持、支障がでている財政面のバックアップも必要だ。
 施設はほぼ完成した。一方、高速道路建設は遅れ、宿泊施設の不足が指摘されて久しい。そこに外交、安全保障の不安が加われば、選手や観客にも影響がでよう。
 昨年のリオデジャネイロ五輪も大統領が直前に弾劾されるなど、政治・経済に治安面の不安が指摘された。しかし、大会は成功裏に終えている。
 案ずるより、産むが易し。とはいえ、昨年から続く混乱は完璧な準備を阻害し、国民の関心も低い。対応が急がれる。
 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長はじれている。五輪憲章に反し、今年9月に予定される2024年大会の開催都市決定時に28年大会も同時に決めようと画策したとされる。14年ソチ、リオ、そして平昌と会長就任後の五輪では問題が噴出、相次ぐ立候補辞退を招いた。もうこれ以上、混乱を拡散させたくない。
 完璧は望むべくもないが、韓国には羽生ら選手たちが競技に集中できる環境を整えてもらいたい。

2017.04.04 - sportsnavi - 「限界作らず練習した」羽生が逆転V 宇野も2位、強さを示した日本男子

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羽生が優勝、宇野も2位と日本勢は強さを見せつけた【写真:田村翔/アフロスポーツ】

 フィギュアスケートの世界選手権が3月29日から4月2日にかけてフィンランドのヘルシンキで開催され、男子シングルは3年ぶりの王座奪還を目指した羽生結弦(ANA)が、ショートプログラム5位から逆転優勝を果たした。宇野昌磨(中京大)も2位となり、日本勢がワンツーフィニッシュを達成する最高の結果となった。
ショート5位からの戴冠

 合計300点台が4人。今回ほど高度な次元で争われた世界選手権は過去に類を見ない。そしてその頂点に立ったのは、羽生だった。2013−14シーズン以来3年ぶりの戴冠。2連覇中のハビエル・フェルナンデス(スペイン)をはじめ優勝候補の選手たちが試合後に羽生への称賛を口にした。誰もが納得する王者のカムバックに、会場は沸きに沸いた。

 羽生にとって、今大会のカギになったのは「4回転サルコウ+3回転トウループ」の成否だった。今季はここまでNHK杯とグランプリファイナルのショートでそれぞれ成功して100点超えを果たす一方、フリースケーティングでは成功に至っていなかった。

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ショートではミスもあり5位発進。演技後は顔をしかめた【写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ】

 30日に行われたショートで、羽生は最終グループ1番目の滑走だった。『レッツゴー・クレイジー』の曲に乗り、力みのないスケーティングを見せる。冒頭の4回転ループをシャープに決めたが、続く「4回転サルコウ+3回転トウループ」でミスが出て、98.39点で5位スタートとなった。演技開始の制限時間オーバーによる減点1.00点も取られ、演技後は顔をしかめた。

「非常に悔しいです。毎回毎回、今シーズンは『悔しい』とばかり言っていますけど。本当に何でこんなにも経験が生かされないかなと、自分にすごくふがいない気持ちでいっぱいです」
羽生「このフリーが最高のご褒美」

 迎えた1日のフリーでも最終グループの1番滑走。『ホープ&レガシー』を決意のこもる凛とした表情で滑り始めると4回転ループ、4回転サルコウと冒頭のジャンプをきれいに成功。そのまま美しいスピンに入っていく。そして演技後半、懸案だった「4回転サルコウ+3回転トウループ」を理想的な正確さで着氷。4回転トウループも決めて4本の4回転をすべて成功させた。最後の3回転ルッツで全ジャンプを完璧にそろえると、そこからは拍手が鳴り止まない。羽生が人差し指を天に向けて演技を終えると、観客席は特大の歓喜に包まれた。

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凛とした表情で演技に向かう。自身が持つフリーの歴代最高得点を更新した【写真:田村翔/アフロスポーツ】

 得点は223.20点で、自身が持つフリーの歴代最高得点を更新。合計321.59点として、この時点で暫定首位に立つ。その後、最終グループの選手たちはいずれも届かず、羽生の優勝が決定した。

「スピードはもっと出せたかもしれないですけど、これが自分のジャンプのため、演技のため、このプログラムすべての完成度のためにできる一番良いパターンだったんじゃないかなと思います。自分にとってはこのフリーが最高のご褒美だと思っています。今季は試合での演技はもちろんですが、やっぱり自分の限界を作らずに練習してこられたことが一番の収穫だと思っています。今日はジャンプ1本1本決めるごとに、徐々に自分が自然に(演技に)入っていく感じがしました」

sports.yahoo.co.jp

2017.04.04 - Worlds 归国新闻报导

オーサー氏、羽生結弦の新プログラム「いくつか案」
nikkan 2017年4月4日9時28分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1802277.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22=ANA)のコーチ、ブライアン・オーサー氏(55)が3日、ヘルシンキ国際空港で取材に応じ、来季の羽生の新プログラムについて「トップシークレットだよ!」と笑いながら、受け流した。ただ、前夜に羽生本人と話し合い「いくつかの案はある」と明かした。バンクーバー五輪の女子シングル金妍児、ソチ五輪の羽生と2大会連続で金メダル選手を育てた名コーチの頭の中には、2連覇プランができつつあるようだ。
 羽生は元気な姿で空港に現れ、「ありがとうございました」と笑顔。2位の宇野昌磨(19=中京大)も帰国の途についた。(ヘルシンキ=高場泉穂)

★★★

羽生が凱旋会見、3季ぶり世界選Vも高い意識「練習がしたいです」 
sponichi 2017年4月4日 15:23
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/04/kiji/20170404s00079000168000c.html
 フィギュアスケート世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国。記者会見に臨み「気持ちよく帰国することができた」と喜びを語った。
 大勢のファンに出迎えられる中、金メダルを胸に笑顔の帰国。羽生は「今季思うような演技ができず苦しんできたが、フリーで結果を出せたことが嬉しい。世界一というのは凄く大きいものです」と振り返った。
 いま一番何がしたいか?という質問には「練習がしたいです。またハイレベルな試合が目の前に迫っているので、その試合に向けて今回以上の演技をしたいと思います」と答え、更なる飛躍を誓った。

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羽生 凱旋帰国 約500人のファンの出迎えに笑顔
sponichi 2017年4月4日 15:51
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/04/kiji/20170404s00079000181000c.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3年ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国した。約500人のファンの出迎えを受け、「(ソチ)五輪の後をほうふつさせる長い列で迎えてくださって、気持ちよく帰国することができた」と笑みを浮かべた。
 ショートプログラム(SP)は5位だった羽生だが、フリーでは自身の世界最高得点を更新する223・20点をマークして逆転の金メダル。「レベルの高い試合で優勝できて、試合中に成長できた部分がたくさんあった」と世界選手権を振り返った。
 平昌五輪シーズンとなる来季のプログラムについては「まだ定めていない。慎重に考えないといけない。1つ1つ、いろんな曲を聞いていきたい」と話していた。

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羽生、平昌五輪の優勝は「期待に応えるための金メダルになるのかな」…帰国会見問答
2017年4月4日16時7分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170404-OHT1T50103.html
 ヘルシンキ・ハートウォールアリーナで行われたフィギュアスケート世界選手権男子フリーで3年ぶりの王座奪還を果たした羽生結弦(22)=ANA=が4日、帰国。東京・羽田空港で会見した。
 ◆羽生に聞く
 ―世界選手権を振り返って
 「今季なかなか思う演技ができず苦しい中なんとか挑戦してきた。最終的にフリーで結果を出すことができて、その点について一番うれしく思っている
 ―前回の優勝とどう違う?
 「あまり変わらないです(笑い)。でも世界一ということはすごくすごくすごく大きなものというのは、昨季、先々シーズンと世界選手権の優勝か2位かという思いを常日頃感じながら練習をしてきた。そういった意味では胸を張って練習することもでき、課題もあるのでクリアしつつ両立できてうれしい」
 ―課題と手応えは?
 「こうやってみなさんに迎えられて金メダルをかけて戻ってくればくるほど、あのショートが悔やまれるなという気持ちが強くなっています。
 ―今季を振り返って
 「苦しいシーズンでした。もちろん全ての選手がシーズン始めのころからこのような質の高い演技ができていたわけではない。自分も含め挑戦ということが実を結ばない選手もたくさんいた。最後の世界選手権でしっかりと完成させ、非常にレベルの高い試合の中で優勝できて、試合が終わって言うのも何ですが試合中に成長できた部分がたくさんあった」
 ―来季の構想は?
 「まだ考え中です。今回得たのは大きな手応えだったと思う。この演技がコンスタントにできるかといったらそうではないと思うので、コンスタントにできるよう実力を高めていきたい」
 ―新たなジャンプへのチャレンジは?
 「この2週間ほどあと、国別対抗があるので、それが終わり次第シーズンオフになったら、いろいろなジャンプを試してみたい」
 ―いろいろなジャンプというと?
 「いろいろなジャンプです(笑い)」
 ―憧れの4回転アクセルは?
 「やりたいですけれど、何より大事なのは五輪シーズンが始まること。ケガなくとにかく練習効率が上がるよう、リスクともバランスを取りながら練習したい」
 ―少し早いが五輪シーズンへの決意を
 「まずは目の前の試合に集中します」
 ―来季の男子フィギュアスケート界のレベルイメージはあるか?
 「一人のスケーターとして、未来のスケートの試合のレベルを考えたとき、まだこれ以上レベルが上がるというのが考えられない。今回SPノーミス、フリーでノーミス、両方ノーミス。それぞれのパターンで、両方ノーミスができる選手が増えると考えている。レベルの上がり方としてはこの世界選手権の延長線上に平昌五輪や五輪シーズンの試合があるのかなという感じがします」
 ―来季の曲のイメージはあるか?
 「まだ定めていないです。先々シーズンにバラードをやったときはピアノと定めて曲を選んでいた。今度は慎重に考えないと思っている。いろんな曲を聞いていきたいなと考えている。色んな曲を聞いてステップ、スピンを合わせた上でどれが一番自分のリズムに合い、魅力を引き出すか、最終的に自分の魅力だけでなく曲の魅力も引き出せる選び方をできたらと思う」
 ―今一番したいことは?
 「練習がしたい。優勝会見ということで集まっていただいているところで何ですが、またハイレベルな試合が目の前に迫っているので、その試合に向けてこれ以上の演技ができるよう練習しなきゃいけないと思っている」
 ―体は休められそうか?
 「とりあえず試合の疲れが少し落ちる程度には休みます。だけど、筋力が衰えないよう、感覚が無くならないように練習もしながらかなと感じています」
 ―改めて来季のプログラムについて
 「僕たちの今季、先シーズン、先々シーズン曲の選び方として、フリーについては自分たちの考えをしっかり持って曲選びをする。ショートについては比較的(振付師の)ジェフリー(・バトル氏)に選曲を任せて、彼の感覚を引き出した上で自分の表現を増やそうと考えていた。今回もそうなると思います。本当に勝負のシーズンになるので、自分の魅力が、曲の魅力が確実に出るものじゃないとと感じている」
 ―これまでで一番自分の魅力が出たのは?
 「今まで…。ノッテ・ステラータ(星降る夜)は表現に特化したものとは思う。そういった意味では魅力が引き出せたものだし、『パリの散歩道』もみなさんの胸に残っていると思うので、そういう風にできるのかなと自分の中では思う」
 ―宇野の存在とは?
 「隙のない選手だなと思いました。ただ彼は彼の武器があり、僕は僕の武器がある。それぞれ伸ばしながら、日本の全体のレベルが高くなればと思う。同じ日本人としてこうやって世界の舞台、すごく高いレベルの舞台で1、2位を取れるのはうれしかった。しっかり実力のある選手なので、彼の存在を誇りに思っているし追いかけたい」
 ―連覇する人のイメージは?
 「あまり考えたことはないです。インタビューを聞いていて、最近だから印象に残っているのかもわからないですが、(体操の)内村さんの『連覇じゃなくて、1回の優勝の方が楽だった』というのを聞いて やっぱり意識はしてしまうんだろうなとは思っています。今は五輪が迫っていない状況で言えることは、連覇がどうのこうのいっている余裕もない。自分の演技をどれだけ突き詰められるかが勝利に直結する。毎日の練習の中でメダル、2連覇という意識を払拭できるような練習をできるかが大事と感じている」
 ―平昌五輪の金メダルの重要性とは?
 「ソチで金を取ったときに思ったのは、第2のスケート人生の始まりと思った。五輪が終わってから環境が変わっていることは実感している。2連覇したから変わるかな? という気はしている。金メダルを取って祝福していただいてサポートをいただいている。それからより大きく変動することはないと思う。見ている方々は2連覇を期待しているし、期待に応えるための金メダルになるのかな。若干そういうプレッシャーは感じなくはない。楽しいですけれど」

★★★

羽生結弦の帰国に空港一時パニック 警察動いた
nikkan 2017年4月4日16時16分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1802463.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国した。
 空港には出迎えのファンが約500人集結。到着ゲートに羽生が登場すると、一時はパニック状態。警備の警察が「走らないで」と興奮したファンを静めるほどの騒ぎになった。
 ファンからすれば待ちに待った3季ぶりの優勝。500人の大歓迎に、羽生は「(金メダルのソチ)オリンピックのときをほうふつさせる長い列で迎えてくださった。気持ち良かった」と、喜びの笑顔を見せた。
 今回の世界選手権は上位6人が290点以上を出すなど、ハイレベルな戦いだった。だからこそ「試合中に成長できた部分がたくさんあった」と、優勝の重みを実感する。2位には2・28点差で、宇野昌磨(19=中京大)が入り、日本人ワンツーフィニッシュも飾った。「(宇野は)本当に隙のない選手。彼は彼の武器があり、僕には僕の武器がある。彼の存在は誇りだし、これからも追い掛けたい」。20日からは今季最終戦の国別対抗戦(代々木第1体育館)がある。今何したいとの問いには「練習がしたい」と、午前中に成田空港に到着した宇野と同じ答えをした。

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羽生、新ジャンプ挑戦は「ケガしないようリスク考え練習を」凱旋会見一問一答
sponichi 2017年4月4日 16:25
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/04/kiji/20170404s00079000193000c.html
 フィギュアスケート世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国。記者会見に臨み「気持ちよく帰国することができた」と喜びを語った。新たなジャンプへの挑戦については「ケガをしないようにリスクを考えバランスをとりながら練習したい」とした。
【羽生の一問一答】
――空港ではファンの大歓声で迎えられた。
 「前回の五輪後を彷彿(ほうふつ)とさせるような長い列で皆さんが迎えてくださったので、非常に気持ちよく帰国することができた」
――大会を振り返って。
 「今季は自分が思うような演技ができず苦しい中で挑戦をしてきて、フリーで結果を出せたことが嬉しい」
――前回の世界選手権優勝と違う喜び、達成感か?
 「あまり変わらないが、世界一は凄く大きいものだと感じながら練習をしてきたので、そういった意味ではこれから胸を張って練習することができると思う」
――試合の手応えは?
 「ショートは悔やまれるなあという気持ちが強くなっているが、世界選手権というレベルの高い舞台で優勝でき、試合中に成長できたなという部分があった」
――新たなジャンプへの挑戦は?
 「2週間後の国別対抗戦が終わってシーズンオフになったら、いろいろなジャンプを試してみたい」
――4回転アクセルは?
 「挑戦したいが、何より大事なのは五輪シーズンが始まるということ。練習効率が良くなるように、ケガをしないように、リスクを考えバランスをとりながら練習したい」
――五輪への決意
「まずは目の前の試合に集中します」
――来季の曲のイメージは?
 「まだ定まっていない。バラードに決めたときは曲はピアノにしようと考えていたが、来季については慎重に考えないといけないなと思っている。いろいろな曲を聞いてみて、ジャンプやスピンなどと合わせてみて、どれが一番自分のリズムに合うか、自分の魅力を引き出すか、そして最終的にその曲自体の魅力を引き出せるか含めて考えたい」
――いま一番何がしたいか?
 「練習がしたい。またハイレベルな試合が目の前に迫っているので、その試合に向けて今回以上の演技をしたい」と答え、更なる飛躍を誓った。
――2位の宇野について
 「スキのない選手。彼には彼の武器があり、僕には僕の武器があると思うので、それぞれ(長所を)伸ばしながら日本のレベルが高くなればいいなと思う。同じ日本人として世界の凄く高いレベルの舞台で表彰台に一緒に上がったのは嬉しかった。彼の存在を誇りに思いますし、彼のことを追いかけたいと思う」

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帰国の羽生、五輪2連覇へ「自分の演技をどれだけ突き詰められるか」
sanspo 2017.4.4 16:53
http://www.sanspo.com/sports/news/20170404/fgr17040416530003-n1.html
 2日に閉幕したフィギュアスケート世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)の男子で、自身3季ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22)=ANA=が4日、全日空便で羽田空港に帰国。来年の平昌五輪での連覇へ向けて「自分の演技をどれだけ突き詰められるか」と、技術を磨き上げていく考えを示した。
 空港の到着口前には、ファンなど約500人が列をなして待ち構えていた。到着した羽生が歩くにつれ、列から「ゆづ~、おめでとう」といった歓迎の言葉が贈られた。
 「何か(ソチ)五輪の後(の帰国時)をほうふつさせる長い列で迎えてくださって、気持ちよく帰国できました」。羽生が感謝の言葉を述べた。
 世界選手権では、SPでジャンプのミスなどにより5位と出遅れたものの、フリーでは完璧な演技で223.20点と、自身の世界最高得点記録を更新。大逆転で優勝を果たした。
 今季は、12月のグランプリファイナルで男女を通じて史上初となる4連覇を達成したが、インフルエンザのため5連覇が懸かっていた全日本選手権は欠場。復帰戦の四大陸選手権(2月)でも2位と、優勝を逃した。
 「苦しいシーズンでした。それでも、世界選手権という舞台で(フリーでは)演技を完成させ、非常にレベルの高い試合の中で優勝できた。試合中に成長できた部分がたくさんあったと思う」と強い手応えを得た。
 大舞台を終えた今、したいことを聞かれて「練習」と即答。今季の試合としては世界国別対抗戦(20~23日、国立代々木競技場)を残すが、「それが終わり次第、いろいろなジャンプを試したい」と、五輪2連覇がかかる来季へ向けて気力は十分だ。
 平昌五輪の戦いは「これ以上にレベルが上がるとは考えられない。ただ今回はSPでノーミスだった人、フリーでノーミスだった人、両方できた人と、それぞれだった。来年は、両方ノーミスでできる選手が増えると考えている。レベルの上がり方としては、今回の世界選手権の延長線上にあるのかなという気がしている」と予想。自分自身について「今のレベルで連覇とかいっていられない。自分の演技をどれだけ突き詰められるかが勝利に直結する。練習の中で、メダルや2連覇という意識を払拭することが大切だと思う」と、自身の技術やプログラムを磨いていくことに専心する考えを示した。
 来季のプログラムや曲のイメージについては「まだ考えているところ。勝負のシーズンになるので、いろんな曲を聴いて、ジャンプやステップ、スピンに合わせた上で、どれが自分の魅力や曲の魅力を引き出せるのかを考えたい」とした。
 今大会では宇野昌磨(19)=中京大=と2人で金銀を独占。「同じ日本人として、世界のすごく高いレベルの舞台で1、2位を一緒に取ってこれたのはうれしかった」と後輩の成長を喜んだ。また「隙のない選手。彼には彼の武器があり、僕には僕の武器がある。それぞれを伸ばしながら、日本全体のレベルが高くなっていけば。彼の存在を誇りに思っているし、これからも彼を追いかけたい。自分の武器を磨きつつ、追いかけたいところをしっかり見ながら磨いていけたらと思っている」と、切磋琢磨(せっさたくま)していく考えを口にした。

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世界選手権V・羽生結弦、久しぶりの日本帰国でやりたいことは…
2017年4月4日16時58分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170404-OHT1T50114.html
 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA=が4日、3年ぶりの優勝を果たした世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)から羽田空港に帰国した。
 出迎えには約500人のファンがかけつけ、羽生が登場すると「おめでとう~!」と黄色い声が飛び交った。 ショートプログラム5位から、大逆転で優勝を果たした今大会を振り返り、「今シーズン、あまり思うようにできず苦しい中、最終的に結果を出すことができてうれしく思う」と笑みをこぼした。
 久しぶりに日本に帰国したが、今一番したいことを問われると「練習です」ときっぱり。今大会で宇野昌磨(19)=中京大=が僅差で2位に入ったことが刺激になったといい、「彼は本当に隙のない選手。自分は自分の武器を磨きつつ、(宇野を)追いかけていきたい」と話した。いよいよ来季は五輪シーズンとなる。「けがなく、リスクとバランスを取りながら練習していきたい」と意気込んだ。

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「4回転アクセル?やりたいですけど…」羽生が帰国会見
asahi 2017年4月4日17時47分
http://www.asahi.com/articles/ASK442HW3K44UTQP008.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子シングルで優勝した羽生結弦選手(ANA)が4日、成田空港着の航空機でフィンランド・ヘルシンキから帰国した。
 羽生選手の帰国会見での一問一答は次の通り。
 ――世界選手権で優勝。世界王者として帰ってきた
 (ソチ)五輪後をほうふつとさせるような、ほんとに長い列でみなさんが迎えて下さった。気持ちよく帰国することができた。
 ――大会を振り返って
 今季は、なかなか自分の思うような演技ができず、すごく苦しい中で何とか挑戦してきた。フリーではその結果を出すことができてうれしく思います。
 ――今季を振り返ると
 苦しいシーズンだった。すべての選手がシーズン始めから質の高い演技をできていたわけではなく、自分も含めて、なかなか挑戦が実を結ばない選手もいた。今回レベルの高い試合の中で優勝できて、試合中に成長できた部分がたくさんあったなと思う。
 ――現時点で来季のプログラム構想は
 まだ考え中です。今回で得た手応えは大きなものだった。ただ、この演技がまだコンスタントにできるかといったらそんなことはない。まずはこの演技がコンスタントにできるように、実力をつけていきたい。
 ――来季の曲のイメージは
 まだ定めてない。先々シーズンにバラードをやった時はピアノということを定めて曲を選んだ。でも五輪シーズンは慎重に考えなくてはいけないなと思っていて、とにかく色んな曲を聴いて、色んなジャンプ、ステップ、スピンを合わせた上でどれが一番自分のリズムに合うか、どれが一番自分の魅力を引き出せるかを考えたい。そして最終的に自分の魅力だけではなく、その曲の魅力も引き出せるような選び方ができたらなと思う。
 ――新たなジャンプへの挑戦は
 シーズンオフになったら色んなジャンプを試したい。4回転アクセル? やりたいですけど、やはり何より大切なのは五輪シーズンが始まるということ。けががなく、練習効率がよくなるようにリスクともバランスをとりながら、やれればと思う。
――宇野昌磨選手が2位に入った
 スキのない選手だなと。彼は彼の武器があり、僕は僕の武器がある。それぞれを伸ばしながら、日本の全体のレベルが高くなっていけばいいなと思う。刺激はもちろんある。僕も彼の存在をほこりに思っているし、これからも彼を追いかけたい。
 ――来年の五輪に向けて
 まずは目の前の試合に集中します。

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【帰国後一問一答】羽生「今季は思うような演技できず苦しかった…挑戦実り、うれしい」
sanspo 2017.4.4 18:34
http://www.sanspo.com/sports/news/20170404/fgr17040418340004-n1.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦選手(ANA)が4日、開催地ヘルシンキから羽田空港に帰国して大勢のファンに祝福され「非常に高いレベルの試合で優勝できた。試合の中で成長できた部分がたくさんあった」と喜びを語った。
 羽生選手は金メダルを首にかけ、優勝の喜びと来季への展望を語った。
 ――大会を振り返って。
 「今季は思うような演技ができずに苦しかったが、何とか挑戦してきた。それが実り、フリーで結果を出せたことが一番うれしい」
 ――3季前の初優勝と比べ、金メダルの重みは。
 「あまり変わらない。ただ、世界一というのはすごく、すごく大きなもの。昨季、一昨季と(2位で)重みを感じながら練習してきた」
 ――来季のプログラムの構想は。
 「考え中。まずはこの(レベルの)演技をコンスタントにできるように、実力を高めたい」
 ――新たなジャンプにも挑戦するのか。
 「(20日からの)国別対抗が終わったら、いろいろなジャンプを試したい。けがをせず、練習効率がよくなるように、リスクとのバランスを取りながら練習したい」
 ――選曲のイメージ。
 「慎重に考えなくてはいけない。勝負のシーズンになるので、自分の魅力、曲の魅力を出せるものにしたい」
 ――平昌冬季五輪の金メダルの位置づけは。
 「見ている方は期待している。その期待に応えるための金メダルになると思う。若干プレッシャーを感じている」

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羽生結弦「五輪連覇の意識を払拭する練習を」
2017年04月04日 18時47分
http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/20170404-OYT1T50085.html
 1日までヘルシンキで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、フリーの世界歴代最高得点を更新し、3大会ぶりに世界王者に返り咲いた男子の羽生結弦(ANA)が4日、ファン約500人が待ち受ける羽田空港に帰国し、「(ソチ)五輪後をほうふつさせる長い列で迎えてくれて、気持ちよく帰国できた」と笑顔を見せた。
 ショートプログラム5位からの逆転劇を、「非常にレベルが高い試合で優勝できて、試合中に成長できた部分がたくさんあった」と振り返った。来年の平昌五輪では連覇の期待がかかるが、「どれだけメダルや連覇という意識を払拭できる練習をしていくかが大事」と冷静に足元を見つめた。

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羽生結弦「挑戦実り嬉しい」世界選手権V/一問一答
nikkan 2017年4月4日19時23分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1802553.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国した。
 羽生選手は金メダルを首にかけ、優勝の喜びと来季への展望を語った。
 -大会を振り返って
 羽生 今季は思うような演技ができずに苦しかったが、何とか挑戦してきた。それが実り、フリーで結果を出せたことが一番うれしい。
 -3季前の初優勝と比べ、金メダルの重みは
 羽生 あまり変わらない。ただ、世界一というのはすごく、すごく大きなもの。昨季、一昨季と(2位で)重みを感じながら練習してきた。
 -来季のプログラムの構想は
 羽生 考え中。まずはこの(レベルの)演技をコンスタントにできるように、実力を高めたい。
 -新たなジャンプにも挑戦するのか
 羽生 (20日からの)国別対抗が終わったら、いろいろなジャンプを試したい。けがをせず、練習効率がよくなるように、リスクとのバランスを取りながら練習したい。
 -選曲のイメージ
 羽生 慎重に考えなくてはいけない。勝負のシーズンになるので、自分の魅力、曲の魅力を出せるものにしたい。
 -平昌冬季五輪の金メダルの位置づけは
 羽生 見ている方は期待している。その期待に応えるための金メダルになると思う。若干プレッシャーを感じている。

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羽生「実力高めたい」=世界フィギュアから凱旋
jiji 2017/04/04-19:34
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040401050&g=spo
 フィギュアスケートの世界選手権男子で3年ぶり2度目の優勝を遂げた羽生結弦(ANA)が4日、凱旋(がいせん)して羽田空港で取材に応じ、「今季はなかなか自分の演技ができず、苦しい中で挑戦してきた。世界一というのはすごく大きい」と喜びを語った。
 ショートプログラムでは5位と出遅れたが、フリーで自身の世界歴代最高得点を更新する223.20点をたたき出して大逆転。「フリーで結果を出すことができて一番うれしい。この演技をコンスタントにできるように、しっかりと実力を高めていきたい」と話した。
 連覇を目指す来年の平昌五輪に向け、「自分の演技をどれだけ突き詰められるかが勝利に直結する。メダルや2連覇という意識を払拭(ふっしょく)できるような練習をすることが大事」と強調した。 

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羽生結弦 “レアル級”凱旋帰国で、空港一時騒然
daily  2017.4.4
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/04/0010065302.shtml
 フィンランド、ヘルシンキで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、3季ぶり2度目の金メダルを獲得した羽生結弦(22)=ANA=が4日、羽田空港に凱旋帰国した。
 空港には昨年、サッカーのビッグクラブ、レアル・マドリードが来日した時と同じ約500人のファンが集結する大フィーバー。警備にあたった警察が「走らないでください!」、「危ないですから、移動は控えてください!」と、叫ぶなど空港は一時混乱した。
 胸に金メダルを輝かせ、大歓声に出迎えられると、笑顔で歓声に応えた。「五輪の後を彷彿とさせる長い列で迎えてくださって、非常に気持ちよく帰国できました」と、笑顔で話した。
 羽田空港で500人が集まったのは、昨年のレアルの来日。15年のラグビーW杯で3勝を挙げた日本代表の帰国などであるが、1人のスポーツ選手の帰国では異例の数となった。

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羽生結弦、凱旋帰国 金メダル輝かせ笑顔「やっぱり世界一は大きなもの」
daily  2017.4.4
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/04/0010065117.shtml
 フィンランド、ヘルシンキで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、3季ぶり2度目の金メダルを獲得した羽生結弦(22)=ANA=が4日、羽田空港に凱旋帰国した。
 胸に金メダルを輝かせ、集まった500人を超えるファン、報道陣に出迎えられると、笑顔で歓声に応えた。「五輪の後を彷彿とさせる長い列で迎えてくださって、非常に気持ちよく帰国できました。やっぱり世界一はすごくすごく大きなものというのは、去年、一昨年と(2位で)優勝と2位の重みの違いを感じながら練習してきたので。苦しいシーズンでしたけど、最後にレベルの高い試合の中で優勝できた。自分自身、試合の中で成長できたと思う」と、今季を振り返った。
 SPでは4回転サルコーからの連続ジャンプに失敗し、5位と出遅れたが、フリーでは圧巻の4分半を披露。4回転3種類4本、トリプルアクセル2本などすべてのジャンプを完ぺきに決め、大逆転優勝を飾った。
 4位までが300点を超えるハイレベルな争いとなった世界選手権を経て、「1人のスケーターとして、未来のスケートのレベルを考えた時に、まだこれ以上上がることは考えられない」と苦笑いした上で「今回はSPをノーミスできた選手、フリーをノーミスできた選手、両方ノーミスできた選手とパターンが分かれた。来季は両方揃えられる選手が増えると思う。レベルの上がり方は今回の世界選手権の延長線上にある」と、分析した。
 来季は2連覇の懸かる平昌五輪がある。思い返したのは、リオデジャネイロ五輪で体操の内村航平の発した言葉。「『2連覇しない方が楽だったかな』という言葉が印象に残ってる。やっぱり意識してしまうものだと思う。自分の演技をどれだけ突き詰めて、それを払拭できるか」と、見据えた。

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世界一の羽生選手が帰国 「試合の中で成長できた」
daily  2017.4.4
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/04/0010065495.shtml
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦選手(ANA)が4日、開催地ヘルシンキから羽田空港に帰国して大勢のファンに祝福され「非常に高いレベルの試合で優勝できた。試合の中で成長できた部分がたくさんあった」と喜びを語った。
 ショートプログラム(SP)で5位と出遅れながら、フリーで世界歴代最高得点をマークしての逆転優勝。フリーの出来には手応えを示す一方で「金メダルをかけて戻ってくればこそ、あのSPが悔やまれる」と課題も挙げた。
 連覇が懸かる来年2月の平昌冬季五輪は「今のレベルでは連覇がどうのと言う余裕はない」と気を引き締めた。

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羽生結弦 五輪連覇へ、求める“無我の境地” 胸に刻む体操の王者内村の言葉
daily  2017.4.4
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/04/0010066299.shtml
 フィンランド、ヘルシンキで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、3季ぶり2度目の金メダルを獲得した羽生結弦(22)=ANA=が4日、羽田空港に凱旋帰国した。
 世界王者に返り咲き、来季はいよいよ2連覇の懸かる平昌五輪シーズンを迎える。羽生には“連覇”というキーワードで胸に残っている言葉がある。リオデジャネイロ五輪で個人総合2連覇を達成した体操の内村航平の発した言葉。
 『2連覇しない方が楽だったかな』-。
 期待された中で結果を残す。頂点を極め、再び4年間の道を経て、もう一度頂にたどり着いた者しか語れない重みを感じた。
 羽生は「どうしても(連覇というのを)意識してしまうものなんだと思う」とした上で「でも今の段階で言えることは、連覇がどうこう言ってられない。自分の演技をどれだけ突き詰められるかが勝利に直結する。毎日の練習の中でメダル、2連覇という意識をどれだけ払拭できるか」と、“無我の境地”に達する必要性を語った。

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逆転V「成長できた部分たくさん」 羽生が喜びの帰国
asahi 2017年4月5日01時27分
http://www.asahi.com/articles/ASK442HW2K44UTQP006.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子シングルで、3大会ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(ANA)が4日、羽田空港着の航空機で帰国した。
 金メダルを下げて、約500人のファンに出迎えられた羽生は「(ソチ)五輪後を彷彿(ほうふつ)とさせる長い列で迎えて下さり、気持ち良く帰国することができた」。
 ショートプログラムでは5位と出遅れたが、フリーでは圧巻の演技で自らの持つ世界最高得点を更新して逆転した。「苦しいシーズンだったが、最後にレベルの高い試合で優勝でき、成長できた部分がたくさんあった」と振り返った。
 今したいことを問われて「練習」と即答。五輪2連覇がかかる来季に向けては「自分の演技をどれだけ突き詰められるかが勝利に直結する。曲選びも確実に自分の魅力が出るものじゃないといけない」と語った。

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羽生結弦、66年ぶり五輪連覇に「プレッシャーは感じなくはない。でも楽しい」
2017年4月5日5時0分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170404-OHT1T50280.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶりに王座を奪回した羽生結弦(22)=ANA=が4日、フィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国し、500人のファンが集結した。66年ぶりの連覇がかかる来季平昌五輪のプログラムは「自分の魅力を引き出す曲」を絞り込み、無心で臨んだソチ五輪とは異なる「期待に応えるための金メダル」を目指す。
 羽生の凱旋に、羽田がパニックになった。昨年12月、サッカーのRマドリードの来日時と同じ約500人のファンが集結した。野球のWBC日本代表が3月に、成田空港に帰国した際は約200人。警備員の「走らないで」の怒号が飛び交った。「ソチ五輪の後を彷彿(ほうふつ)とさせる長い列で迎えてくださって、非常に気持ちよく帰国できた」。世界王者は笑顔で歓声に応じた。
 世界選手権での逆転Vから3日。注目が集まる平昌五輪イヤーの来季のプログラム曲について「まだ決めていない」としたが、ベスト・オブ・ユヅのプログラム完成へ熟考を重ねていく。
 「来季は本当に慎重に考えなくてはいけない。いろんな曲を聴いて、ジャンプやステップやスピンを合わせたうえで、どれが一番自分の魅力を引き出すか。勝負の年になるので、自分の魅力、曲の魅力が確実に出るものじゃないといけない」
 今季はショートプログラム(SP)の「レッツ・ゴー・クレイジー」で新境地を開拓した。羽生自身が考える羽生の魅力を表現しきれた曲は、ジャンプを2本に絞り、表現に特化した今季エキシビションの「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」と、ソチ五輪SPの「パリの散歩道」。「たくさんのみなさんの胸の中に残っていると思う。そういったものにしたい」と話した。
 今季のフリーは4回転4本の構成に挑んだ。「シーズンが終わったらいろんなジャンプを試してみたい」とし、フリーでの4回転5本も視野に入れているが慎重な姿勢は崩さない。「これ以上(スケート界の)レベルが上がるというのは考えられない。世界選手権の延長線上に平昌五輪のシーズンがあるのかなという感じ」。完成度を突き詰めていくことにも重点を置く。
 初出場だったソチ五輪は、無心で金メダルを手にした。環境は一変し、第二のスケート人生の始まりだと受け止めた。66年ぶりの連覇がかかる平昌五輪は、少し違う。「見ている方々は2連覇を期待しているし、期待に応えるための金メダルになるのかな。そういうプレッシャーは感じなくはない。でも楽しい」。何度も重圧をはねのけてきた王者は、笑顔で言った。(高木 恵)

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“絶対王者”羽生、さらなる高みへ!4回転5種総なめだ/フィギュア
sanspo 2017.4.5 05:03
http://www.sanspo.com/sports/news/20170405/fgr17040505030003-n1.html
 ヘルシンキで行われたフィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22)=ANA=が4日午後、帰国した。羽田空港では約500人が大歓迎。羽生は来年2月の平昌五輪での2連覇へ向け、新ジャンプ挑戦も示唆した。同大会銀メダルの宇野昌磨(19)=中京大=も同日午前、成田空港に帰国した。
 羽田空港国際ターミナルの到着口前が、騒然となった。「ゆづぅ、おめでとー!」。大逆転Vを成し遂げた羽生の凱旋(がいせん)に、黄色い歓声がわき起こった。
 「(ソチ)五輪の後をほうふつさせる長い列で迎えてくださって、気持ちよく帰国できました」
 世界選手権では3月30日のショートプログラム(SP)で5位と出遅れたが、1日のフリーでは223・20点と自身の世界最高得点記録を更新。大逆転で制した。
 「今季はなかなか思うような演技ができず、苦しい中で挑戦してきた。フリーで結果を出せたことが、一番うれしい」
 20~23日の世界国別対抗戦(国立代々木競技場)で今季は終了するが、直後から五輪2連覇がかかる来季への準備に着手。重点の一つは新たな4回転ジャンプだ。
 「国別が終わり次第、いろいろなジャンプを試したい」。具体的な言及は避けたが、現在試合で跳んでいる3種類に加え、より高難度のフリップとルッツへの挑戦を示唆した。
 昨年10月、国際連盟主催の公式大会で史上初めて4回転ループを成功させた羽生。だがフリップは宇野が、ルッツは金博洋(中国)が成功している。男子で勝利の必須条件となった複数の4回転のため、羽生は既にルッツの練習を始めており、実戦投入を目指す。
 一方、いつかは跳びたいとする最高難度の4回転アクセルには「やりたいけど、大事なのはけがなく、練習効率がよくなるようバランスを取ること」と慎重に語った。五輪連覇には質の向上も重要。平昌の戦いを「SPとフリー、両方をノーミスでできる選手が増える」と予想する。今回のSPの失敗を踏まえ、演技を磨き上げる考えだ。
 宇野の台頭に刺激を受け、「(自分に足りない部分は)彼を追いかけたい」。年下でも見習うところは見習い、さらなる高みへ向かう。 (只木信昭)

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羽生、宇野に「彼の存在を誇りに思っているし、これからも彼を追いかけたい」…一問一答
2017年4月5日5時20分  スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170404-OHT1T50283.html
 フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶりに王座を奪回した羽生結弦(22)=ANA=が4日、フィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国し、500人のファンが集結した。66年ぶりの連覇がかかる来季平昌五輪のプログラムは「自分の魅力を引き出す曲」を絞り込み、無心で臨んだソチ五輪とは異なる「期待に応えるための金メダル」を目指す。
 〈羽生に聞く〉
 ―五輪シーズンのプログラムの構想。
 「まだ考え中。今回で得た手応えは大きいが、この演技がコンスタントにできるかといったら、そんなことはない。この演技をコンスタントにできるように実力を高めていきたい」
 ―4回転半。
 「やりたいけど、五輪シーズンが始まるということが一番大事なので、リスクともバランスを取りながら練習をしたい」
 ―宇野の存在。
 「隙のない選手。彼には彼の武器があり、僕には僕の武器がある。それぞれ伸ばしながら、日本のレベルが高くなっていけば。すごく高いレベルの舞台で1、2位を取れたことはうれしかった。彼の存在を誇りに思っているし、これからも彼を追いかけたい」
 ―五輪連覇のイメージ。
 「体操の内村選手の『連覇じゃなくて1回の優勝の方が楽だった』というインタビューを聞いた時に、やっぱり意識はしてしまうんだろうなと感じた。毎日の練習の中で、どれだけ自分の演技を突き詰められるか」
 ―今一番やりたいこと。
 「練習がしたい。またハイレベルな試合(20~23日・国別対抗戦)が目の前に迫っている」

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羽生登場に出迎え500人が大歓声 各局が会見生中継
sponichi 2017年4月5日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/05/kiji/20170405s00079000101000c.html
 空港には出迎えのファンが約500人駆けつけた。到着ゲートに羽生が登場すると、ファンは大興奮。大歓声が空港内に広がった。
 羽生も移動の疲れを感じさせず、ファンの声援に笑みを浮かべながら手を振って応え「(金メダルのソチ)オリンピックのときをほうふつさせる長い列で迎えてくださった。気持ち良かった」と感想を口にした。また、NHKを含むテレビ各局は帰国会見の様子を生中継するなど、お茶の間の関心の高さをうかがわせた。

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羽生「世界一は凄く凄く大きい」4回転半は「リスクとバランスを取りながら」
sponichi 2017年4月5日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/05/kiji/20170404s00079000412000c.html
 【羽生に聞く】
 ――前回の優勝(14年)と比べて違いは
 「あまり変わらない。世界一というのは凄く凄く大きなもの」
 ――どんなシーズンだったか
 「苦しいシーズンだった。全ての選手が初めから質の高い演技ができてたわけじゃない。世界選手権でしっかりと完成させ、レベルの高い試合で優勝できて、試合中に成長できた部分もたくさんあった」
 ――新しいジャンプへの挑戦は
 「シーズンオフになったら、いろいろなジャンプを試してみたい。4回転半はやりたいけど、五輪シーズンが始まるということが一番大事。リスクとバランスを取りながらやりたい」
 ――平昌五輪の男子フィギュアはどれくらいのレベルになるか
 「これ以上レベルが上がるのは考えられない。ノーミスをSP、フリーともにできる選手が増えると思う。世界選手権の延長線上に平昌五輪や五輪シーズンの試合があるのかなと思う」
 ――五輪連覇する人のイメージは
 「あまり考えたことはない。インタビューとかを聞いて(体操の)内村さんの“連覇じゃなくて1回の優勝の方が楽だった”というのを聞いて、やっぱり意識してしまうんだろうな、とは思っている」

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羽生“魅力の調和”で五輪連覇だ!新曲選びは「自分と曲の魅力が出るものを」
sponichi  2017年4月5日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/05/kiji/20170404s00079000467000c.html
 曲との完全調和で五輪連覇を目指す。フィギュアスケートの世界選手権で3年ぶり2度目の優勝を果たした羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国。平昌五輪シーズンとなる来季のプログラムについて、自身と曲の魅力を最大限に引き出すことをテーマに掲げた。20日開幕の世界国別対抗戦(東京・国立代々木競技場)で今季を締めくくり、勝負の五輪シーズンへ動き始める。
 来季のプログラムについて、今の羽生に言えることは少ない。「(来季は)勝負のシーズンになる。慎重に考えないといけない。一つ一つ、いろんな曲を聴いていきたい」。曲のイメージもまだ定まっていない状況だが、重視するポイントは明確だ。「自分の魅力と曲の魅力が確実に出るものじゃないといけない」。羽田空港で約500人のファンに迎えられた王者は、新プログラムの構想を明かした。
 最近数シーズン、羽生は同じプロセスでプログラムを作ってきた。ショートプログラム(SP)は、12―13年シーズンから振り付けを手がけるジェフリー・バトル氏が選曲を含めて主導権を握る。一方、3シーズン連続でシェイリーン・ボーン氏が振り付けを担当しているフリーは、羽生サイドの考えがより反映される形で進められてきた。来季に向けても、「同じような形になると思う」と明かした。
 3年ぶりに金メダルを奪回した世界選手権では、羽生と2・28点の僅差で19歳の宇野が銀メダルを獲得。「(宇野は)隙のない選手。彼は彼の武器があるし、僕は僕の武器がある。同じ日本人として世界の舞台でワンツーを獲れてうれしかった。彼の存在を誇りに思う」。年下のライバルを認め、敬い、そして「これから追いかけていきたい」と続けた。追われる立場という意識はない。過信、慢心と無縁のスタイルが、さらなる進化を後押しする。
 20日開幕の世界国別対抗戦で今季を締めくくる。「まずは目の前の試合に集中する。これ(世界選手権)以上の演技ができるように練習しないといけない」と話す一方で、来季に思いをはせた。「ソチで金メダルを獲った時はある意味、第二のスケート人生のスタートだと思った。(平昌は)期待に応えるための金メダルになるのかな。若干、プレッシャーは感じる。まぁ、楽しいですけどね」。66年ぶり五輪連覇へ、着実に歩を進める。

★★★

羽生結弦が帰国 五輪連覇のキーポイントは「質」
nikkan 2017年4月5日9時33分
http://www.nikkansports.com/sports/news/1802787.html
 フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)は4日、開催地フィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国した。
 羽生は、五輪連覇のキーポイントを「質」とした。羽田空港でプロ野球「侍ジャパン」帰国時の2・5倍にあたる約500人の出迎えを受けた。平昌金に必要な演技水準を聞かれ「世界選手権以上に上がるとは考えられない。SPとフリーの2本がノーミスの人が増えると考えている。この世界選手権の延長上に平昌五輪があると思います」
 4回転ジャンプの種類や本数に大きな変化はないとし、現在に近いプログラム構成で、より質を高めた選手が頂点をつかむと予想。今季終了後に「いろいろなジャンプを試したい」と話していたが、けがのリスクもあるだけに慎重な姿勢だった。
 完成度で勝負するだけに来季の曲選びは「勝負のシーズンなので、自分の魅力に合うか、そして曲の魅力を引き出せるか」と入念に検討する構え。自分の魅力にマッチした例には、今季エキシビション「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」と14年ソチ五輪SP「パリの散歩道」を挙げていた。

★★★

羽生1人でレアル級フィーバー 王者凱旋に羽田空港500人大歓声
daily  2017.4.5
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/05/0010066653.shtml
 ヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権で3季ぶり2度目の金メダルを獲得した羽生結弦(22)=ANA=が4日、羽田空港に凱旋帰国した。空港には昨年、サッカーのビッグクラブ、レアル・マドリードが来日した時と同じ約500人のファンが集結する大フィーバー。18年平昌五輪で連覇を目指す国民的ヒーローは、来季のプログラムについて「自分の魅力が確実に出るものじゃないといけない」と、“ベスト・オブ・羽生結弦”となる名作を作り上げる意欲を示した。
 まさにスーパースターの凱旋だった。世界王者を奪還した羽生を待ち受けたのは、500人を超えるファンの大歓声だった。警備にあたった警察が「走らないでください!」、「危ないですから、移動は控えてください!」と叫ぶなど空港は一時混乱した。
 500という数字は昨年来日した世界的大スターのC・ロナウドを擁するレアル・マドリードや、15年ラグビーW杯後の日本代表の帰国などであるが、1人のアスリートとしては異例中の異例。金メダルを胸に歓声に応えた羽生は「五輪の後をほうふつとさせる長い列だった。非常に気持ちよく帰国できた」と満面笑みを浮かべた。
 まだ今季は世界国別対抗戦(20日開幕・代々木)を残すが、来季はいよいよ連覇の期待が懸かる五輪シーズンを迎える。注目のプログラムについては「まだ定めてはない」と構想中であるとしながら「勝負のシーズン。自分の魅力、曲の魅力が確実になるものじゃないと」と見据えた。
 これまで魅力を出せた曲を問われると、今季のエキシビション「ノッテ・ステラータ」、ソチ五輪シーズンのSP「パリの散歩道」を挙げた。しっとりか、ロック調か。いずれにしても“ベスト・オブ・羽生結弦”といえる究極のプログラムを作り上げる覚悟だ。
 平昌での金メダルを「見てる皆さんの期待に応える金メダルになる。重圧もあるけど、楽しみ」と位置付けた羽生。いまや国民的ヒーローとなった男は、期待に応えるための準備を進めていく。

★★★

【甘口辛口】フィギュア羽生は「言葉遣いも進化している」と関係者 今度はどんな言葉で喜び表現するのか楽しみ
sanspo 2017.4.8 05:00
http://www.sanspo.com/etc/news/20170408/amk17040805000001-n1.html
■4月8日
 キレッキレの演技の進化が止まらない。しかも、おごり高ぶらない。1日のフィギュアスケート世界選手権で大逆転優勝を遂げた羽生結弦である。自らの持つフリーの最高得点を塗り替えての頂点。その直後の代表インタビューに答える姿は、1週間たった今も強く印象に残る。
 羽生は「残念だったのはショート(プログラム)です。もっと練習しなくちゃいけないと反省しています」とコメントした。2014年のソチ五輪で金メダルを取った直後も、「金メダルを取って言うのもなんですけど、ちょっと悔しい」と発言。フリーで転倒したことを悔やんだ姿と今回もダブる。
 演技を完璧にこなした上での頂点でないと、納得できないと言わんばかり。厳しい練習の成果だろうに、そんなことはおくびにも出さない。なんと謙虚で、頼もしい22歳であることか。その後の取材にも「ファンの皆さんが喜んでくれたら、私もうれしい」「今したいのは練習です」などと自然体で話していた。
 小欄がスケート関係者に聞いたところ、「スケート界も報道陣の受け答えに関する講習があり、たとえば『あー』とか『えー』とか長く言わないようにと指導される。その点も含め、羽生くんは言葉遣いも進化している」という。来年の平昌五輪での活躍とともに、今度はどんな言葉で喜びを表現するのか楽しみが増えたというものだ。
 過去にも、マラソン選手の有森裕子がメダルを獲得した際、「初めて自分で自分をほめたいと思います」とコメント。一流の五輪アスリートの名言は、苦労の分だけ奥が深い。記者会見で暴言を吐いて陳謝した今村復興相も、少しは見習ってはいかがだろうか。 (森岡真一郎)