2014.02.06 - 索契冬奥 (Day -1) Team SP 新闻报导

▶ 2014.02.06 - 索契冬奥 (Day -1) Team SP 一问一答 / 图集(日媒) / 图集(外媒)

OP:

羽生結弦 団体予選前に順調な調整
NHK news 2014.02.06
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140206/k10015074431000.html

ソチオリンピック、フィギュアスケートの新種目、団体の予選に起用された羽生結弦選手が当日の練習に臨み、持ち味の4回転ジャンプを次々と決めました。
フィギュアスケートの団体は、ソチ大会で初めて採用された新種目で、10か国が出場して男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で順位を競います。
6日は予選が行われ、日本は、男子シングルに羽生選手、ペアに高橋成美選手と木原龍一選手が出場します。
現地で夜から行われる本番を前に、羽生選手は昼前に練習用のリンクを訪れ、得意の4回転ジャンプや難しい連続ジャンプを次々と決めて調整が順調であることをうかがわせました。
また、曲をかけた練習でも4回転ジャンプを完璧に決め、今シーズン、ショートプログラムで世界最高得点を出した実力を示していました。
団体の予選は6日と8日に行われ、出場する10カ国のうち上位5カ国が決勝に進むことができます。

★★★

Team SP :

フィギュア・談話〔五輪・フィギュア〕
jiji 2014.02.07
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014020700075

◇全力尽くせた
羽生結弦 日本のために全力を尽くせてよかった。五輪は僕にとって夢の舞台。その中で足元が震えず、最後まで全力で滑れた。自分自身を褒めてもいいかなと思う。
輪のマークを見て、(出場している)実感が湧いた。
◇100%ではない
オーサー・コーチ (羽生について)まだ100%ではない。ちぐはぐなところもあったが、悪くはない。彼の精神が演技に表れた。(時事)

★★★

羽生トップで日本は団体4位発進!トップはロシア/フィギュア
sanspo 2014.02.07
http://www.sanspo.com/sochi2014/news/20140207/soc14020709590036-n1.html

ソ チ冬季五輪は一部競技が始まった6日、新種目のフィギュアスケート団体で、日本は男子の羽生結弦(19)=ANA=がショートプログラム(SP)で97・ 98点の1位で順位点10を、ペアの高橋成美(22)、木原龍一(21)組(木下ク)は46・56点の8位で同3を獲得し、合計13点で4位につけた。
トップに立ったのはロシアで、男子が2位、ペアで1位だった。
開会式は7日午後8時14分(日本時間8日午前1時14分)にソチのフィシュト五輪スタジアムで始まる。(共同)

羽生結弦の話「上出来。自分自身を褒めてあげていい。日本のために10点取れてほっとした。(団体は)僕だけのスケートじゃないので緊張した。非常にいい感覚で個人戦にいける」
オーサー・コーチの話「(羽生の演技は)とてもうれしい。十分な演技だった。ウオーミングアップからの取り組みや精神面までコントロールできるようになり、とても成長を感じる」

★★★

フィギュア団体 羽生が男子シングルで1位
NHK news 2014.02.07
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140207/k10015083421000.html

ソチオリンピックの新種目、フィギュアスケートの団体は6日、予選が行われ、日本は、男子シングルのショートプログラムで羽生結弦選手が97.98の高得点をマークしトップに立ちました。
フィギュアスケートの団体は、ソチ大会から採用された新種目で、日本を含む10チームが参加して男女のシングルとペア、アイスダンスの4種目の総合成績で競います。
予選は種目ごとに1位に10ポイント、2位に9ポイントなどと、順位に応じてポイントが与えられ、その合計で総合順位が決まり、上位5チームが決勝に進みます。
6日の予選は、最初に男子シングルのショートプログラムが行われ、日本の羽生選手は冒頭で4回転ジャンプを鮮やかに成功させて勢いに乗りました。
演技の後半には3回転、3回転の連続ジャンプで僅かにバランスを崩したほかは、大きなミスなく滑りきり、世界最高得点の自己ベストに迫る97.98の高得点でトップに立ちました。
前回大会銀メダルのエフゲニー・プルシェンコ選手が出場したロシアは2位、世界選手権3連覇中のパトリック・チャン選手が出場したカナダは3位でした。
プルシェンコ選手は地元の大きな声援のなか、冒頭に4回転と3回転の連続ジャンプを成功させるなど自己ベストとなる91.39をマークしました。
チャン選手はジャンプでバランスを崩したものの表現力などを示す演技構成点が高く評価され、89.71でした。

「精一杯の演技できた」
羽生結弦選手は「緊張したが、今できることをしっかり出せた。なるべくチームに貢献できるようにと思って滑り、自分の精一杯の演技ができた。このリンクにも慣れてきたので、個人戦に向けて気持ちを切り替えられるよう、きょうは喜びたい」と笑顔で話しました。

★★★

羽生が団体戦男子SPで1位! ペアSPと合わせ日本4位発進/フィギュア
sanspo 2014.2.7 01:49
http://www.sanspo.com/sochi2014/news/20140207/soc14020701500005-n1.html

ソ チ冬季五輪フィギュア団体(6日、アイスベルク・パレス)フィギュア団体戦で日本は、男子ショートプログラム(SP)に羽生結弦(19)=ANA=が登場 し、97.98点で1位となりチーム得点10点を獲得した。ペアSPでは日本の高橋成美、木原龍一組(木下ク)が46.56点で8位。日本はチーム得点で 13点とし、4位で発進した。
ロシアは2006年のトリノ五輪で金メダルを獲得したプルシェンコ(31)が登場し、SPでの自己ベストを更新する 91.39点をたたき出し2位。ペアSPは1位で19点とし、首位に立った。カナダは世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(23)が89.71点で3 位。ペアSP2位の得点とあわせ、カナダは17点の2位で続いた。
「緊張しました。でも、今できることをしっかりできた」
五輪開幕前夜のロシアで、最終滑走で登場した羽生が華麗に舞った。冒頭の4回転ジャンプはしっかり着氷し成功すると波に乗った。レベルの高いスピンを次々と 決め、中盤の3回転―3回転のコンビネーションジャンプも成功。フィニッシュ後は「羽生」コールが巻き起こる中、笑顔で観客の声援に応えた。
団体戦で最高の演技を見せて羽生の五輪が始まった。「今は単純に結果を喜んでしっかりと切り替えて個人戦に向かいたい」と 汗をぬぐった羽生。憧れだったというプルシェンコの自己ベストを更新する演技を間近で感じた。幼いころの“アイドル”とメダルを争う強力なライバルとして 五輪の舞台で相まみえる。7日の開会式には調整のため、不参加の予定。五輪のお祭りムードは封印し、メダルを狙い13日から始まる個人戦へ向かう。
団体戦は男女シングルに加え、アイスダンスとペアの順位ごとにポイントが割り振られており(1位=10点…10位=1点)、合計ポイント数で争う。8日に女 子SP、アイスダンスのショートダンスが行われ上位5カ国のみがフリーに進む。9日には男女シングルとアイスダンスのフリーが行われ、メダルが決まる。

★★★

団体SP、羽生97.98点日本が首位!
hochi 2014年2月7日02時08分
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20140206-OHT1T00139.htm

◆ソチ冬季五輪 ▽フィギュアスケート団体 男子ショートプログラム(6日・アイスバーグ・スケーティング・パレス) 日本の羽生結弦(19)=ANA=が最終10番滑走で出場し、4回転、トリプルアクセル、3回転―3回転のコンビネーションジャンプを全て決める完璧な演技を披露し97.98でトップに立った。
 地元ロシアのエフゲニー・プルシェンコが、最初の4回転―3回転の連続ジャンプを決め、勢いに乗り、トリプルアクセル、トリプルルッツとジャンプを全て成功させ、自己最高の91.39点をマーク。3位は世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)89.71点を出した。
 4位は17歳の閻涵(中国)、5位フローラン・アモディオ(フランス)、6位ピーター・リーベルス(ドイツ)、7位ジェレミー・アボット(米国)、8位ヤコブ・ゴドロジャ(ウクライナ)、9位マシュー・パー(英国)、10位ポール・ボニファシオ・パーキンソン(イタリア)。
 ペアのSPには高橋成美(22)、木原龍一(21)組=木下ク=が出場。8日の女子SPで浅田真央(23)=中京大=、9日のフリーでは男子が町田樹(23)=関大=、女子は鈴木明子(28)=邦和スポーツランド=が起用される見通し。
 10チームによる団体は男子、女子とペア、アイスダンスの4種目の順位点合計で争われ、SPとアイスダンスのショートダンス(SD)を終えて上位5チームがフリーに進む。
 羽生結弦「緊張しました。この結果を単純に喜びたい。たくさんの人たちに応援してもらってるのを感じた、日本に貢献できたと思う。このリンクになれてきたので個人戦も頑張りたい」
 プルシェンコ(ロシア)「きょうのパフォーマンスはとても良かった。団体は自分のためだけでなくチームのために演技して、特別な試合だった。結果がどうかではなく、4度目の五輪でソチに来られて満足している」

★★★

五輪フィギュア:団体男子SPは羽生が首位
mainichi 2014年02月07日 02時14分
http://sportsspecial.mainichi.jp/news/20140207k0000m050163000c.html

今大会で採用されたフィギュアスケート団体で男子ショートプログラム(SP)が行われ、最終滑走の日本は昨年12月にグランプリ・ファイナルを初制覇した羽生結弦が4回転ジャンプを着氷し、自身の世界最高点に迫る97.98点でトップに立った。
2位はロシアで、エフゲニー・プルシェンコが自己最高の91.39点をマーク。3位はカナダで、世界選手権3連覇中のパトリック・チャンが89.71点を出した。
ペアのSPには高橋成美、木原龍一組が出場。8日の女子SPで浅田真央、9日のフリーでは男子が町田樹、女子は鈴木明子が起用される見通し。(共同)

★★★

羽生結弦が首位「自分自身を褒めたい」
Nikkan 2014年2月7日2時40分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140207-1254147.html

<ソチ五輪:フィギュア>◇6日◇団体男子ショートプログラム
初採用の団体の男子ショートプログラム(SP)で、全日本王者の羽生結弦(19=ANA)が97・98点の1位に立ち、10ポイントを獲得した。
冒頭の4回転トーループを完璧に決めると、あとは危なげなく滑りきった。「僕だけのスケートじゃないのですごく緊張しました。チームのために一生懸命頑張ろうと思いました」と団体戦独特のプレッシャーを乗り越えた。
初の五輪の舞台になったが「夢の舞台だが足も震えなかった。最後まで全力でできた。自分自身を褒めたい」と納得の表情を浮かべた。
2位は06年トリノ五輪金メダルのプルシェンコが滑ったロシア、3位には世界選手権3連覇中のチャンが滑ったカナダがつけた。

★★★

【ソチ五輪】羽生結弦、トップ「フィギュアスケート 団体戦・SP」!今できることをシッカリ頑張れた
news lounge 2014年02月07日03時42分
http://newslounge.net/archives/114703

 フィギュアスケート男子の日本代表・羽生結弦選手(19=ANA)が、6日に行われた「フィギュアスケート 団体戦・SP」(アイスバーグ・スケーティング・パレス)で、会心の演技をし、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手(31)、カナダのパトリック・チャン(23)ら、ライバルを抑えてトップに立った。
 オリンピック初出場の19歳が、国だけではなくチームの命運を背負うトップバッターという重責をみごとに果たした。日本は10ポイントを獲得し、次のペア・ショートへと勢いをつけてタスキをつないだ。
 ソチ五輪から新しく採用されたフィギュアスケートの団体戦。昨年12月のGPファイナル終了時点の国別ランキングに基づき、カナダ、ロシア、アメリカ、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、イギリスの上位10ヶ国が出場する。
 男子シングル(SP・FS)、女子シングル(SP・FS)、ペア(SP・FS)、アイスダンス(SD・FD)の4種目がそれぞれの成績に応じて獲得するポイント(1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点、6位5点、7位4点、8位3点、9位2点、10位1点)の合計で争われる。しかし、SPの上位5ヶ国しかフリーに進むことができないため、ショートプログラムが重要なカギを握る。
 ライバルと目されていたのが、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手。2002年「ソルトレイクオリンピック」銀。2006年「トリノオリンピック」金。2010年「バンクーバーオリンピック」銀と3大会連続のメダリストで4度目のオリンピック出場となった。
 しかし今シーズンは、2013年夏に長年悩まされた腰痛を克服するため、大がかりな手術をするなど苦しかったが、滑ってみれば、冒頭の4回転+トリプルトゥループをきれいに着氷。続くジャンプをすべて成功させ、ステップ、スピンも完ぺき。プルシェンコもガッツポーズし、会場もスタンディングオベーション。
 プルシェンコ選手のSP得点は自己ベスト91.39点と、不安を払拭し、本番に強いところを示した。
 もうひとりが、2011年~2013 年まで世界選手権3連覇中のカナダのパトリック・チャン選手。大会ごとに1位を争い、得点のベストを更新しあうという羽生にとっては最大のライバル。
 ところが、演技が始まると、冒頭の4回転でややバランスを崩す。そのままダブルトゥループのコンビネーションジャンプに。トリプルアクセルもバランスを崩すミス。トリプルルッツもこらえている感じと、ジャンプが全て完璧ではない。それが影響して点数も89.71と伸びなかった。
 最終滑走の10番目に登場した羽生選手。ホ~ッとひとつ息を吐き、コーチと握手。手すりを3度叩くとリンク中央へ。曲は『パリの散歩道』。世界最高の評価を受けてきたプログラムだ。
 最初の4回転をきれいに決めると。スピンを挟んで、トリプルアクセルも成功。そして、最後のジャンプ要素である、トリプルルッツからのトリプルトゥループのコンビネーション。トリプルルッツは、ちょっとヒヤッとしたが、トリプルトゥループはきれいに着氷。ステップ、スピンも完璧に決め、笑顔でガッツポーズ。
 何度も胸を叩きながら戻ってくる羽生選手を、鈴木明子選手、浅田真央選手もチーム応援席から大喜び。キス&クライでは日の丸の旗を踊るように振って喜びを表現。点数は、97.98で、貫禄の1位。若きエースは実力通り、大役を果たした。
 羽生選手は、「すごい緊張しました。ですけど、今できることをシッカリ頑張れたと思うので、今日は単純に喜びたいなと思います」と、素直に喜びを表した。
 初めてのオリンピックについて、「たくさんの方々が応援してくれいているなぁという感覚はありました。会場の中でも日本の国旗や声援をいただいていた。自分自身も楽しんでできた。次のチーム戦に向けてシッカリ応援したい。チームに10ポイントという思いで(演技)していたわけではないけど、貢献できるようにという思いでした」と、団体の男子シングルSPへの思いを語った。
 個人戦に向けて、「だいぶこのリンクに慣れてきたかなぁと思うので、個人戦に向けて切り替えられるように、シッカリ喜びます」と、手応えを掴んでいる様子。
 次に滑る高橋成美選手(22=木下クラブ)と木原龍一選手(21=木下クラブ)ペアに、「とにかく頑張って。あそこに行って応援できるようにしていきたいなぁと思っています」と、エールを送った。

★★★

羽生1位「単純に喜びたい」 日本団体メダルへ4位発進
sponichi 2014年2月7日 03:59
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/02/06/kiji/K20140206007532870.html

ソチ冬季五輪は7日夜(日本時間8日未明)の開会式に先立って6日に一部競技が始まり、フィギュアスケートの新種目・団体の男子ショートプログラム(SP)には羽生結弦(19=ANA)が登場。97・98点をマークしてトップに立ち、日本はチーム得点10を獲得した。
【競技結果】フィギュアスケート団体男子SP
プルシェンコ(ロシア)が91・39点で2位、パトリック・チャン(カナダ)が89点・71点で3位だった。
羽生は冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めると、後半のトリプルアクセル、3回転―3回転のコンビネーションとジャンプをすべて成功させ、ほぼ完ぺきな演技。「緊張しました。でも、今できることをしっかり頑張れた。きょうは単純に喜びたい」と笑顔。
メダルを目指す日本はペアSPの高橋成美(22)・木原龍一(21)組が46・56点で8位。3ポイントを加え13点とした獲得した日本はロシア(19点)、カナダ(17点)、中国(15点)に次いで4位につけた。
8日のアイスダンス・ショートダンス(SD)と女子SPを終え、4種目の順位点合計の上位5チームがフリーに進出する。
▽ フィギュアスケート団体 今大会から採用の新種目。カナダ、ロシア、米国、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、英国の10カ国が出場。 男子、女子、ペア、アイスダンスいずれも1位から順に10点から1点が与えられ、国別に得点合計を争う。SPの上位5カ国がフリーに進み、SPとフリーの 合計得点で争う。2種目まではSPとフリーで異なる選手を起用できる。

★★★

フィギュア日本、2種目終え4位 羽生は団体SPで1位
asahi 2014年2月7日04時03分
http://www.asahi.com/articles/ASG270DV2G26UTQP01V.html

日本は羽生結弦(ANA)が最終滑走で登場、最初の4回転ジャンプを決めて勢いに乗った。得点が1・1倍となる演技後半にただ一人二つのジャンプを組み込む「攻め」の演技構成を完璧に決め、97・98点を出し、1位となった。
ロシアは4大会連続出場となるエフゲニー・プルシェンコをSPに起用。冒頭に得意の4回転からの連続ジャンプを決めるなどミスのない演技を披露。自己ベストを更新する91・39点で2位につけた。
大会前のランキング1位のカナダは、3季連続で世界選手権を制しているパトリック・チャンが登場。トリプルアクセルでバランスを崩す場面もあり、89・71点で3位だった。
続いて行われたペアSPは、高橋成美、木原龍一組(木下ク)は46・56点で10組のうち8位だった。1位は83・79点のボロソジャル、トランコフ組(ロシア)、2位は73・10点のデュアメル、ラドフォード組(カナダ)、3位は71・01点の彭程、張昊組(中国)。
2種目を終えて、日本は合計13点で4位。1位は19点のロシア、2位は17点のカナダ、3位は15点の中国。
《団体男子SP1位の羽生の話》 すごい緊張したが、今できることをがんばれたと思う。今日は単純に喜びたい。たくさんの方々が応援してくれて、楽しんでできた。チーム戦に向けて、僕も一生懸命応援する。

■羽生、「攻め」の演技構成成功
①羽生結弦(ANA)
ほぼ完璧な演技だったと言っていい。冒頭の4回転、ただ一人得点が1.1倍になる後半に2度のジャンプを組み込む「攻め」の演技構成を見事に演じきった。技術点はただ一人の50点台をマーク。スピンとステップでのレベルの取りこぼしが惜しい。
②エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
冒頭の4回転―3回転ジャンプを鮮やかに決め、このジャンプだけで16.40点の高得点を引き出した。三つのジャンプ要素を完璧に決めたのが大きい。プログラム構成点は技と技のつなぎで7点台になったほかは8点台が中心となり、羽生とチャンを下回った。
③パトリック・チャン(カナダ)
ジャンプのミスが大きかった。冒頭に予定していた4回転―3回転の二つ目のジャンプが2回転となり、あまり得意ではないトリプルアクセルも着氷が乱れた。ただ、プログラム構成点はすべて9点台で、SPトップの羽生を上回る45.68点をマークした。

★★★

羽生トップ発進 日本4位/団体SP詳細
nikkan 2014年2月7日4時9分
http://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/f-sochi-tp0-20140207-1254144.html

<ソチ五輪:フィギュア>◇6日◇団体男子ショートプログラム(SP)、ペアSP
初採用のフィギュアスケート団体の男子SPで羽生結弦(19=ANA)が、97・98点で1位となり、日本は10ポイントを獲得した。
(中略)
【10番目 日本・羽生=97・98】
  ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」のしっとりとした音楽に溶け込んで滑り出した羽生は、冒頭の4回転トーループを見事に決め、ガッツポーズ。得点アップ のために中盤に盛り込んだトリプルアクセルも高さ、スピードともに完璧に決めた。続くトリプルルッツ、トリプルトーループの連続ジャンプでは、少しバラン スを崩しかけたが、持ちこたえて着氷。ほぼノーミスでこなした。

★★★

羽生、衝撃五輪デビュー!プルシェンコ&チャン圧倒/フィギュア
sanspo 2014.2.7 05:03
http://www.sanspo.com/sochi2014/news/20140207/soc14020705030020-n1.html

ソチ冬季五輪フィギュア団体男子SP(6日、アイスベルク・パレス)今大会で採用されたフィギュアスケート団体が男子ショートプログラム(SP)で始まり、 日本の羽生結弦(19)=ANA=は世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(23)=カナダ、トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ(31)= ロシア=のライバルを上回る97・98点で1位。13日にSP、14日にフリーが実施される個人戦へ弾みをつけた。
夢の金メダルへ、第一歩を踏み出した。会場のアイスベルク・パレスは一昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで2位に入った地。羽生が表彰台の真ん中に立つ戦いを順調に滑り出した。
『パリの散歩道』は2季連続で使用する勝負曲だ。昨年12月のGPファイナルで99・84点の世界歴代最高得点をマーク。くしくも2月6日は、この楽曲を作り上げたギタリスト、故ゲイリー・ムーアの命日だった。
開催国ロシアのプルシェンコが91・39点、羽生の1人前で滑ったカナダの世界王者チャンは89・71点。最終滑走の羽生はライバル2人を上回る97・98点で圧倒的な力をみせた。
「緊張したけど、今できることをしっかりできました」
群雄割拠のなか、ソチ切符を最初に手にした自負がある。団体戦できっちり自分の仕事をこなした羽生は、13日(日本時間14日)のSPから始まる個人戦の金へ、大きな手応えを得た。

★★★

夢舞台で最大限の役割=羽生、憧れの存在破る〔五輪・フィギュア〕
Jiji 2014/02/07 05:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2014020700076

最終滑走の演技を終え、決めのポーズで右手を突き上げ、もう一度ぐっと握りしめた。「日本のために全力を尽くせた」。19歳の羽生が男子SP1位となり、チームに勢いを与えた。
冒頭の4回転ジャンプは、満点の加点を付けるジャッジもいたほどの鮮やかさ。難しいステップからの3回転半も決め、最後の連続3回転も、一つ目の軸の傾きをこらえた。
「僕だけの試合ではない」という団体戦ならではの重圧はあったが、昨季から3度、世界歴代最高点を更新した自信作。体に染み込ませた動きで、渋いギターのブルースを演じ切った。「足元も震えず、最後まで滑れた。自分を褒めていい」
「僕にとって夢の舞台だった」。この日はさらに特別な思いも重なった。初めて五輪を意識したのが、2002年ソルトレークシティー大会で、ヤグディンと激闘を繰り広げたプルシェンコを見たとき。ロシアの「皇帝」は、当時7歳だった少年のヒーローとなった。髪形とスピンもまねた。
初の五輪で、その憧れの人と初めて同じリンクで戦った。「彼自体、足が震えるような存在。一緒に滑れてよかった」。勝ち負けとは違う感慨も味わった。
日本がメダルを獲得するには、男女にかかる比重の大きい状況で、最大限の役目を果たした。「今の状態で、できることはやったけど、最高の演技ではない。個人戦に向けて、自分ができることをやっていきたい」。余力を残し、1週間後の決戦を見据えた。(時事)

★★★

羽生、プルシェンコにもチャンにも勝った!新種目団体で日本好発進
sponichi 2014年2月7日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/02/07/kiji/K20140207007535770.html

 雪と氷の祭典、ソチ五輪は7日(日本時間8日午前1時14分)に開会式が行われる。開会式に先立って6日に競技がスタートし、フィギュアスケートの新種目・団体の男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(19=ANA)がトップの97・98点をマーク。表彰台を狙う日本は順位点で10点を獲得し、好スタートを切った。
【競技結果】
 右手を突き上げ、誇らしげな表情で演技を締めくくった。19歳の若武者・羽生が浅田ら仲間が応援する中、鮮烈な五輪デビューだ。冒頭の4回転トーループを完璧に着氷すると勢いは加速。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3―3回転も着氷。99・84点の自己ベストに肉薄する97・98点で男子SPトップだ。
 初めて立った夢舞台のリンクで、憧れのスケーターと初めて激突した。羽生が五輪を意識したのは、02年ソルトレークシティー大会。ロシアのヤグディンとプルシェンコの壮絶な金メダル争いが、原点だった。「すごく夢を持つきっかけになった」。銀メダルのプルシェンコに強烈な刺激を受けて大ファンに。髪形もプルシェンコと同じマッシュルームカットにしていたこともある。
 前日(5日)、本番会場のアイスベルク・パレスで行われた公式練習。プルシェンコと同組で汗を流した。4―3回転のコンビネーションを軽々と決めるプルシェンコに対し、羽生も4回転サルコーや4回転トーループを完璧に成功。羽生がフリー「ロミオとジュリエット」をかけて演技している間、プルシェンコは真剣なまなざしで動きを追っていたが、19歳は冷静だった。「落ち着いて練習できた」。過剰な高ぶりはない。「ボクはボク。挑戦の気持ちを忘れないようにしたい」と静かに闘志を高めていた。
 初対面はソルトレークシティーから7年後の09年だった。06年トリノ五輪で金メダルを獲得した“ロシアの皇帝”は、アイスショー出演のため来日していた。通訳を呼んでもらい、少しだけ話すことができた。その時、かけてもらった言葉は今でも鮮明に覚えている。「俺を倒したら、おまえの時代だよ」――。競技会での初対戦となったソチ五輪。プルシェンコの地元・ロシアで、プルシェンコの言葉が現実になりそうな潜在能力を見せつけた。
 「日本代表で一番、若い選手として元気のいい滑りができたらいい。一生懸命やって、チームに貢献できたら」。フィギュア勢の先陣を任された19歳が、戦前の言葉通りの演技で日本は好スタート。バトンは確かに渡した。あとは、表彰台へ道がつながっていることを信じて、チームメートの演技に声援を送る。
 ▼羽生 凄い緊張しました。単純に喜びたいなと思います。本当にたくさんの方が応援してくださってるなという感覚があったし、自分も楽しんでできました。チームに貢献できるように、精いっぱい演技できたかなと。だいぶこのリンクに慣れてきたと思うので、個人戦に気持ちを切り替えられるようにしたい。
 ▽フィギュアスケート団体 今大会から採用の新種目。カナダ、ロシア、米国、日本、イタリア、フランス、中国、ドイツ、ウクライナ、英国の10カ国が出場。男子、女子、ペア、アイスダンスともに1位から順に10点から1点が与えられ、国別に得点合計を争う。SPの上位5カ国がフリーに進み、SPとフリーの合計得点(80点満点)で争う。2種目まではSPとフリーで異なる選手を起用できる。日本は女子SPで浅田、男子フリーで町田、女子フリーで鈴木の起用が確実視されている。

★★★

真央&明子らも応援!羽生「特に成美ちゃんの声が…」
sponichi 2014年2月7日 05:52

日本は女子の浅田真央(中京大)らソチ入りしている選手全員が応援席に顔をそろえた。首位発進した男子SPでは、選手たちが得点を待つ「キス・アンド・クライ」で羽生を取り囲み、チームで喜んだ。
主将を務める鈴木明子(邦和スポーツランド)、男子の町田樹(関大)やアイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード組(木下ク)だけでなく、ペアの演技を直後に控えた高橋、木原組からも声援を受けた羽生は「聞こえました。特に(高橋)成美ちゃんの声が。本当に心強かった」と振り返った。(共同)

★★★

【ソチ五輪】羽生、被災地のエール力に 「きっと結果はついてくる」 フィギュア
Sankei 2014.2.7 08:30
http://www.sankei.com/sports/news/140207/spo1402070054-n1.html

ソチ五輪の開会式に先立ち、フィギュアスケート団体戦が日本時間の7日未明にスタートした。初日の男子ショートプログラム(SP)には、仙台市出身の羽生結弦が抜(ばつ)擢(てき)された。平成23年3月の東日本大震災で避難所生活も経験した若きエースは、被災地からの力強い応援を胸にメダルに向かって舞う。
「今、持っている力を出してもらえれば、きっと結果はついてくる」。活躍に太鼓判を押すのは、羽生がスケートを始めた場所で、震災時に被災した「アイスリンク仙台」(仙台市泉区)の職員、荒井万里絵さん(32)。1998年長野五輪代表で、震災から1年後にこのリンクで開催された復興演技会に羽生と出演した荒井さんは「地元のみんなが心から応援している。思い切って滑ってほしい」と声を弾ませた。
「震災からまもなく3年になるが、復興は道半ば。五輪で力一杯の演技を見せてくれることが励みになる」。こう話すのは、羽生が24年11月に震災後初めて被災地で開催されたNHK杯で優勝した宮城県利府町の総合体育施設を管理する県スポーツ振興財団部長、高山寿(とし)之(ゆき)さん(61)。この施設は震災後、遺体安置所になり、約千体の遺体が検視された。
大会当日、羽生には他のどの選手よりも大きな声援が送られた。高山さんは「観客の中には演技を見て勇気づけられた被災者がたくさんいた。今度は私たちがここ東北から送る声援を力にしてほしい」と語った。
羽生が仙台市立七(なな)北(き)田(た)中3年のときに担任だった庄子勝さん(51)は「今の生徒にとって震災の試練を乗り越えて世界の舞台で活躍する先輩の姿は手本になっている」。当時、世界ジュニア選手権で優勝し、「今度はソチ五輪に出る」と宣言した教え子の夢舞台を心待ちにしている。

★★★

五輪デビューで首位の羽生「自分を褒めてあげたい」/フィギュア
sanspo 2014.2.7 09:27
http://www.sanspo.com/sochi2014/news/20140207/soc14020709280028-n1.html

 幼いころから夢だった五輪のリンクに初めて立ち、最高の滑りを見せた。フィギュアスケート団体の先陣を切り、男子シングルショートプログラム(SP)で6日(日本時間7日未明)、首位に立った羽生結弦選手(19)は「すごく気持ちが良かった。上出来。自分を褒めてあげたい」と笑みを浮かべた。
 ペアのSPを終えて日本は4位。メダルが狙える位置につけた。
 出場10カ国の選手のうち、最後に登場した羽生選手。自国を応援する観客の「ロシア」コールがこだまする中、リンクに元気よく飛び出した。
 緊張のせいか、曲が始まる前に何度も深呼吸したが、冒頭の4回転ジャンプは滑らかに着氷。ほぼミスなく軽やかに滑りきった。演技後は大きく手をたたき、日の丸が揺れる観客席に晴れやかな表情で頭を下げた。
 リンクサイドで応援していた浅田真央選手(23)ら日本チームの仲間に出迎えられ、抱き合い握手して応えた羽生選手。高い得点が表示されると、日の丸を手にした浅田選手は「すごーい」。新種目の団体戦での好スタートに、選手たちは「やったー」と喜びあった。
 「夢の舞台でも足が震えず、最後まで滑りきることができた」と羽生選手。チームで競うため「すごく緊張した」と振り返り、「日本のために全力を出し切れてほっとした。個人戦にもいい感覚で臨める」と話した。(共同)

★★★

羽生結弦「ガッツポーズしないタイプだけど…」
yomiuri 2014.02.07
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/skate/20140207-OYT1T00875.htm

【ソチ(ロシア)=読売取材団】開会式前日の6日、今大会で初めて採用されたフィギュアスケート団体で、羽生結弦(ANA)が男子ショートプログラム(SP)で1位となり、10点の順位点を獲得した。

ギターが奏でる野性的なブルースロックに乗り、冒頭の4回転トーループ、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と、大技をいずれも鮮やかに決めた。
流れに乗ったジャンプは大幅に加点を受け、堂々のSP1位。鮮やかな五輪デビューとなった羽生は「ガッツポーズはしないタイプだけど、全力を出せてうれしかった」と、思わずこぶしを握りしめた。
昨季から2季続けて演じ、世界歴代最高を3度も塗り替えてきたショートプログラムには、絶対の自信がある。
ジャンプを三つまでしか跳べず、ミスの許されないSPだが、羽生は攻めの構成を貫いている。ジャンプ三つのうち、基礎点が1・1倍になる後半に二つを集めたため、出場10選手で基礎点が最も高い。
高難度の技と出来栄えが両立したプログラムを滑りこなせるのは、五輪を見据えて「2シーズンかけて細かい点まで磨きをかけてきた」から。氷の上でも外でも繰り返し曲を聴き込んで体に覚えさせ、滑り込んだ。
技の一つ一つも高評価を受けた。ジャンプもただ跳ぶのではなく、直前に難しいターンやステップを入れたため、出来栄え点も上がる。この日跳んだ4回転ジャンプとトリプルアクセルには、出来栄えで満点を付けるジャッジが相次いだ。
後半の3回転―3回転の連続ジャンプでぐらついたこともあり、100点の大台には及ばなかったが、オーサー・コーチは「いつも通りやれば、次は100点が出るよ」と自信を見せた。
1週間後には、いよいよ個人種目に臨む。「事前に1試合滑れたことはプラスだった。今の自分がどういう状態か、よく分かった」。勢いに乗る19歳の目には、頂点への道筋がはっきりと見えているようだ。(永井順子)

★★★

羽生「しっかり頑張れた。単純に喜びたい」
yomiuri 2014.02.07
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/skate/20140207-OYT1T00157.htm

フィギュア団体戦の男子SPで1位の羽生「(点数を待っている時は)すごく緊張した。今出来ることをしっかり頑張れたと思うので、今日は単純に喜びたいなと思う。たくさん声援もいただけたので、自分自身も本当に楽しんで出来たし、次のチーム戦に向けて僕も精いっぱい応援したい。だいぶこのリンクに慣れてきたかなと思うので、個人戦に向けて気持ちをしっかり切り替えられるよう、今日しっかり喜びます」

★★★

羽生結弦「自分をほめてあげたい」圧巻、初舞台
yomiuri 2014.02.07
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/skate/20140207-OYT1T00605.htm

冒頭の4回転ジャンプを軽々と決めた。スピンやステップもほとんどミスはない。流れるように美しく跳び、柔軟性を生かした独創的なスピンで観衆をうならせた。「足も震えずに最後まで滑り切った自分をほめてあげたい」。羽生が堂々の五輪デビューを飾った。
 演技前、浅田真央(中京大)、鈴木明子(邦和スポーツランド)らチームメートから声援を受け「すごく力になった」という。新種目のフィギュア団体は、男子だけではなく、女子とペア、アイスダンスの4種目の順位点で争う。「自分のためだけの演技じゃない」。日の丸を背負い、日本を代表して戦う新種目が、19歳のやる気を引き出した。
 日本代表の小林芳子監督は、羽生をトップバッターに起用したことについて「1位になってチームに勢いをつけてほしかった」と説明する。団体初日、羽生の10ポイントが効いて、日本はメダルを狙える位置につけた。
 仙台市生まれ。2011年3月の東日本大震災が起きた時は、市内のリンクで練習中だった。自宅も被災し、一時はスケートをやめる覚悟もした。それでも、「自分が活躍することで、みんなを元気づけたい」とリンクに戻ってきた。
 上々の五輪デビューを果たしたが、満足していない。
 97・98点は自己ベストに迫る高得点で、2位に6点以上の大差。それでも、「全体の感覚は良かったけど、後半のジャンプの軸が斜めになった。自分のマックス(最高)の演技ではなかった」と、冷静に振り返った。
 この日の得点は、13日から始まる個人種目には持ち越されない。だが、2006年トリノ五輪金メダリストで「皇帝」の異名を持つエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)や、世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)を抑えた高難度の技と強心臓ぶりは光る。
 羽生が一躍、個人の金メダル候補に躍り出た。

★★★

個人「金」見えた!羽生、団体男子でSP首位/フィギュア
sanspo 2014.2.8 05:03
http://www.sanspo.com/sochi2014/news/20140208/soc14020805030015-n1.html

 フィギュアスケート団体で日本は男子の羽生結弦(19)=ANA=が6日のショートプログラム(SP)で97・98点の1位。2006年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ(31)=ロシア=は91・39点で2位、世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(23)=カナダ=は89・71点で3位だった。ライバル2人との“直接対決”を制し、13日にSP、14日にフリーが実施される個人戦へ弾みをつけた。
 右人さし指を、天高く突き上げた。決めポーズを取った羽生が、力強く拳を握った。リンクを引き揚げる際、指導を受けるブライアン・オーサー氏(カナダ)と熱い抱擁。得点結果がアナウンスされると、ロシアコールが一気に消えた。
 「自分ができることはやった。僕だけのスケートじゃない。日本のために全力を尽くせた」
 2季連続のロックの名曲『パリの散歩道』を使ったプログラムは、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで、世界歴代最高得点99・84点をたたき出した最高傑作。4回転トーループで幕を開け、演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、2連続3回転も全ての要素でジャッジの加点を引き出した。技術点は52・55点でトップだった。
 “皇帝”との初対決で圧勝した。幼少期にマッシュルームカットをまねするほど、プルシェンコに入れ込んだ。最終滑走だったため、あこがれの人物の演技を見ることはできなかったが、同じリンクでしのぎを削り、至福の時間を過ごした。
 かつてのヒーローに加え、最大のライバルにも土をつけた。チャンには8・27点もの大差をつけた。昨年10月のスケートカナダ、11月のフランス杯では世界王者を意識するあまり、“自滅”する形だったひ弱な姿は、もうどこにもない。
 「インターハイから国体という感じで、別の試合。非常にいい感覚で個人戦にいける」
 4年に1回の夢舞台を国内大会と同じ視点で捉えられる余裕ぶり。7日は選手村で完全静養し、13日にSP、14日にフリーが行われるシングルに備えた。野球好きの19歳が“トップバッター”の大役を果たした。(アイスベルク・パレス)

★★★

羽生金もらった!五輪デビューで「褒めていい」1位
sponichi 2014年2月8日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/olympic/news/2014/02/08/kiji/K20140208007542521.html

ソチ五輪は7日夜(日本時間8日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで開会式が行われ、開幕した。開幕に先駆けて行われた6日のフィギュアスケート団体男子ショートプログラム(SP)では、羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が97・98点で1位。憧れの06年トリノ五輪金メダリストで、ロシアの皇帝と呼ばれるエフゲニー・プルシェンコ(31=ロシア)、世界王者のパトリック・チャン(23=カナダ)を上回り、13日SP、14日フリーの個人戦に弾みをつけた。
19歳の若武者が、ほぼ完璧な五輪デビューを飾った。「凄く緊張した」と夢のリンクの感触を振り返った羽生は「足が震えずに全力で滑り切れたのは自分自身、褒めてあげてもいい」と充実の汗を拭った。日本のメダル獲得のためにも1位が欲しかった男子SPで、97・98点のトップ。「日本のために(順位点で)10点を取れたのは、ホントにホッとした。僕だけのスケートじゃないので」。自己ベスト99・84点には及ばなかったが、きっちり責任を果たした。
今大会から採用された団体。リンク外に設置されたチーム席からは、浅田らが声援を送っていた。「声は聞こえたし、テレビの前で応援してくれる方の声も聞こえた気がした」。冒頭の4回転トーループを完璧に決めると、ステップからの難度の高いトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。3―3回転の最初のジャンプでやや軸が傾いたが何とか踏ん張った。「五輪の魔物も見えていたけど、それにとらわれずにやるべきことをできた」と納得の表情だ。
世界選手権3連覇中のチャンだけでなく、五輪を目指すきっかけを与えてくれた憧れのプルシェンコも超えた。「僕にとっては彼が一番。一緒に滑れたことが光栄でした」と言う19歳は、プルシェンコを指導するミーシン・コーチの評価も高い。同コーチはロシアのテレビ局のインタビューに「(羽生は)プルシェンコと同様、その非凡な才能によって歴史に残る選手だろう」と答えている。羽生を指導するオーサー・コーチも「これからは彼(羽生)の時代がやってくる!」と絶賛だ。
団体の出番を終え、13日の男子SPに向けた調整がスタートする。団体と個人戦の間に日数が開くことを懸念する声もあるが、「逆にいいオフになるんじゃないかな。別の試合として考えられる」と19歳は意に介さない。「(団体は)全力だったけど、まだMAXの演技じゃない。ここから1週間、自分にできることをしていきたい」。フィギュア勢の先陣を切って見せつけた、黄金のポテンシャル。団体での好演技は、新皇帝誕生への序章に過ぎない。

★★★

羽生、個人戦へプラス 中6日も良いオフ
nikkansports 2014年2月8日11時4分
https://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/p-sochi-tp0-20140208-1254729.html

日本男子初の金メダルへ光明が差した。6日のフィギュアスケート団体戦男子ショートプログラム(SP)に出場した全日本選手権王者の羽生結弦(19=ANA)が、97・98点をマークして1位となった。個人戦での最大のライバルとなる世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)らを抑え、堂々の滑りを披露。金メダルを狙う個人戦まで中6日の過密日程にも不安はなく、プラス面を強調した。7日、フィシュト五輪スタジアムで開会式が行われた。
即座に言い切った。「プラスですね」。個人戦への意味を聞かれたときだった。羽生の体に残った感覚が、団体戦から個人戦への好循環を示す。本番会場で試合をできたこと、他選手の仕上がり具合を測れたこと。チームとして日本に最高の勢いをつける1位奪取は、個人戦での頂点への懸け橋となる。「自分にとっては、今の自分がどうだというのは分かった」。その橋の途中であることを確認するかのように、何度もうなずく姿が頼もしかった。
自信をもって「今季は外していない」という冒頭の4回転トーループに入る。初の五輪でも安定感は変わらない。軸が細く高速で回るいつものジャンプを下りると、「パリの散歩道」のエレキギターサウンドでロシアの観客を酔わす。後半に組み込んだ2回のジャンプも無難にこなし、「ロシアの舞台で評価がいただけたのでうれしかった」と手応えをつかんだ。
幼少期から憧れた夢舞台。そのきっかけとなった02年ソルトレークシティー大会を見てとりこになったプルシェンコとも初対決になったが、「足も震えずにしっかりと最後まで全力で滑り切れたのは、自分自身を褒めてもいいんじゃないか」と平常心だった。それは日常的に自分を「観察」しているから。心身のコントロール能力に秀でているからだろう。
生来「凝り性」と話す。例えば趣味のイヤホンは50個以上持ち、練習用、ランニング用など使い分ける。その性格が近年は体に向かう。羽生の地元仙台で接骨院を営み、今回も同行している菊地トレーナーは「昔と今では知識が雲泥の差」という。練習後のマッサージでも、自分で状態を分析し、「腓腹(ひふく)筋をほぐしてほしい」など具体的な指示をしてくるようになった。日頃から人体関連書籍を読みあさり勉強する。メンタル本も手に取り、その操作法も学んでいる。成果は五輪の舞台でも出た。
個人戦(13日SP、14日フリー)では再びチャン、団体戦に出場しない高橋、フェルナンデスとも相まみえる。だが、前哨戦の団体戦で最高の演技を見せた意味は大きい。中6日空く日程も「逆に僕にとっては良いオフになるかな」と不安はない。さっそく7日を完全休養日に充てた。
12年12月GPファイナルをここソチで戦い終えた後、ロシアの英雄についてぽつりと言った。
羽生 初めて会ったときにプルシェンコから「オレを超えたとき世界が見えてくる」と言われたんです。
くしくも、その予言は同じ土地での五輪を迎えたこの日に現実になった。世界、それもその頂点が見えてきている。【阿部健吾】

 

★★★

羽生“前哨戦”金 プルシェンコら圧倒
daily 2014.02.08
http://www.daily.co.jp/olympic/sochi/2014/02/08/0006693613.shtml

「ソチ五輪・フィギュアスケート団体・男子SP」(6日、アイスベルク・パレス)
今大会からの新種目が始まり、日本は男子の羽生結弦(19)=ANA=がSPで97・98点をマークし、1位に与えられる順位点10を獲得した。13日からの個人戦でライバルとなるプルシェンコ(ロシア)、チャン(カナダ)を圧倒し、日本の若きエースが“金前哨戦”を制した。結成わずか1年でペアに出場した高橋成美(22)、木原龍一(21)組=木下クラブ=も8位と健闘して同3を獲得。日本は計13点で4位につけた。SP終了時点の上位5チームがフリーに進出する。
“主役は俺だ”と言わんばかりの19歳が放った輝きに、ロシアの“皇帝”、世界王者もひれ伏した。演技前の暫定1位は地元の英雄プルシェンコ。「ロシア!」コールが響き渡るアウェーの雰囲気を、羽生が演技で吹き飛ばした。
冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めると、「パリの散歩道」に哀愁漂うエレキギターに、力強いスケーティングが重なっていく。フィニッシュでは天に人さし指を突き立て、No.1を誇示。「すごく気持ち良かった。あまりガッツポーズしないタイプだけど、日本のためにと思ってやりました」。日本開催を除く国際大会では“自己ベスト”の得点に「ロシアで評価を頂けてうれしい」と、今後への手応えもつかんだ。
この日初対決したトリノ五輪金メダリストのプルシェンコが、子供のころのヒーローだった。8歳の時にテレビで見た02年ソルトレークシティー五輪でその圧倒的なジャンプ、感情をむき出しにするような表現力に心酔した。髪形も同じマッシュルームカットにした。五輪に出たいと強く意識させてくれた“心の師匠”を超え、「僕にとっては足が震えるような存在。一緒に滑れたことがうれしい」と、感慨にふけった。
団体戦は、最高の形でフリー起用が濃厚な町田にバトンを渡した。“金前哨戦”を制し、13日からの個人戦への期待は高まる一方。一夜明けた7日は完全オフにし、散歩などで息抜きした。「今の自分がどういう位置にいるのかが分かった」。五輪デビューでつかんだ確かな自信とともに、若きエースが黄金の夢をかなえに行く。

★★★

【フィギュア】羽生、皇帝超え首位!「一緒の舞台で滑れて光栄」

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20140208-OHT1T00032.htm

◆ソチ冬季五輪 ▽フィギュアスケート団体 男子ショートプログラム(6日・アイスバーグ・スケーティング・パレス) 6日に行われた団体戦で、1種目めの男子ショートプログラム(SP)は羽生結弦(19)=ANA=が97・98点で首位の10点を奪取した。羽生は幼少時代からあこがれてきた06年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(31)=ロシア=との初対決で「皇帝超え」を達成。個人戦(13、14日)の金メダルも見えてきた。また、ペアの高橋成美(22)、木原龍一(21)=木下ク=も8位の3点と健闘した。
初めて立った五輪のリンクで、羽生に大きな力が宿った。
「リンクで応援する仲間の声が聞こえた。日本でテレビの前で応援してくれている方々の声も聞こえた気がした」
日本のために滑る重圧。初舞台の緊張。すべての不安を吹き飛ばす会心の演技でフィニッシュした19歳は、突き上げた右拳でガッツポーズした。
「基本的にガッツポーズしないタイプだけど、それくらいうれしかった。僕だけのスケートじゃない。日本のために全力を尽くせて良かった」
初制覇した昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで出したSP世界最高の99・84点には届かなかったが、尊敬するプルシェンコを6・59点も上回った。羽生は「僕にとっては彼が一番。一緒の舞台で滑れて光栄」と喜びをかみしめた。
「氷上の皇帝」との出会いが金メダルを目指す原点だった。7歳の時、当時19歳で02年ソルトレークシティー五輪に初出場したプルシェンコの演技を見て感動。「僕のヒーロー」と憧れ髪形をプルシェンコに似せたマッシュルーム形に変えるほどだった。世界で戦うようになり、プルシェンコとアイスショーで共演する機会も増えた。そのたびに皇帝から「俺に勝て」「俺を超えろ」と鼓舞された。その言葉に応えるために努力し、五輪での初対決で勝利という名の恩返しを果たした。
秘策も実った。SPは2季連続で「パリの散歩道」を使用し、滑り込んで完成度を高めた。しかも基礎点が1・1倍になる演技後半に基礎点が高いトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転を跳んで得点を稼ぐ構成を決断したのだ。「自分は(表現力の)構成点で勝てると思わない。いいジャンプを跳んで、技術点を上げていくしかない」。自分の武器を冷静に分析。完璧にジャンプを決め、賭けとも言える作戦を成功させた。
冒頭で決めた4回転トーループも百発百中に近い成功率。世界王者のパトリック・チャン(23)=カナダ=も超えて、個人戦の金メダルに大きな弾みをつけた。「インターハイと国体のように、個人戦は別の試合ととらえている。いい感覚で個人戦に行ける」。19歳の若武者が一気に頂点へ駆け上がる。

★★★