2017-18赛季 新闻报导索引

Skate Canada Autumn Classic International
2017.06.23 - ACI 出场宣布
2017.09.20 - 到达
2017.09.21 - ACI Day 1 OP 新闻报导 / 图集
2017.09.22 - ACI Day 2 SP 新闻报导 / 一問一答 / 图集
2017.09.23 - ACI Day 3 FS 新闻报导 / 一問一答 / 图集
2017.09.23 - sportiva - SP - 羽生結弦の初戦、心もスケーティングも 「静かに演じた」世界最高得点 (折山淑美)
2017.09.26 - number - FS - 羽生結弦の五輪シーズン開幕。SPでの世界新記録と悔し涙。(田村明子)
2017.09.28 - sportiva - SP - 歴代最高にも伸びしろ。羽生結弦の 今季SP得点はどこまで伸びるのか (折山淑美)
2017.09.30 - sportiva - FS - 羽生結弦の今季フリー『SEIMEI』は 2年前と、どう変わったのか (折山淑美)
2017.10.08 - sponichi - SP - 【長久保豊の撮ってもいい?話】 ただ美しく真っ直ぐに立つ――オータムクラシック写真発掘日

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Rostelecom Cup

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NHK Trophy

2017.10.16 - XYLITOL 20周年記念『羽生結弦 SELFIE EXHIBITION』写真展 + G-SHOCK

资讯台中译

ゆづファン必見!ツーショットのチャンス?!フィギュアスケーター・羽生結弦展を期間限定で開催!~ 10月16日(月)-22日(日)まで、東武 池袋ラウンドワイドボードにて展示~
~ロッテ「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクト~「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」20challenge
prtimes 2017年10月16日 00時00分
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000007664.html

https://i.imgur.com/G07Sx5a.jpg

 株式会社ロッテは、ガムを噛むことで生み出されるエネルギーで夢のある社会をつくりあげていく「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」を展開しています。このたび、プロジェクトの一環で、フィギュアスケーター・羽生結弦選手の写真展「羽生結弦 SELFIE EXHIBITION」を期間限定で開催いたします。

 本企画は、同プロジェクトで羽生結弦選手が挑戦している、G-SHOCKデザインのプロデュース連動企画で、G-SHOCKデザインにも使用している金色を特徴とした羽生結弦選手の写真展となっています。
この企画でしかお目にかかれない写真展になっており、中にはフレームつきのものもあるので、一緒にフレームに入ってツーショット感覚でお楽しみいただける、貴重な写真展となっています。
この機会に是非足を運んでみてください。
※駅や駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。

「羽生結弦展」概要
■展示会名  :羽生結弦展
■展示会日程 :10月16日(月)~10月22日(日)
■展示場所  :東武 池袋ラウンドワイドボード
<羽生結弦|プロフィール>
日本のトップ男子フィギュアスケート選手。ソチオリンピック金メダリスト。2017年
世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ)では、自身二度目となる優勝を手にした。

https://i.imgur.com/bAzVJmb.png

羽生結弦デザインプロデュース「オリジナルG-SHOCKプレゼントキャンペーン」概要
「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクトの一環で、羽生結弦選手がCASIO「G-SHOCK」のデザインプロデュースに挑戦いたします。キシリトールXアソートボトルの発売に併せて、このG-SHOCKが1000名様に当たるキャンペーンを実施いたします。

■賞品     :羽生結弦プロデュース オリジナルG-SHOCK
■当選者数    :1,000名様
■対象商品     :キシリトールXアソートボトル(必須)、キシリトールシリーズ全品
■キャンペーンサイト:https://xylitol20th.jp/campaign/
■応募期間    :2017年10月17日10:00~2018年3月31日23:59
■応募方法    :対象商品1,000円(税込)分をご購入いただいたレシートを撮影した画像を、キャンペー
ンサイト内の応募フォームにアップロードし、必要事項をご記入のうえご応募ください。

https://i.imgur.com/YdBWmlF.jpg

■羽生結弦プロデュースG-SHOCK概要

【主な機能】
・20気圧防水
・耐衝撃構造
・ストップウォッチ
・フルオートカレンダー
・タイマー
・ELバックライト
・無機ガラス
・12/24時間制表示切替

 https://i.imgur.com/YNIshCK.jpg

<羽生結弦選手コメント>
G-SHOCKは誰もが知っている時計ブランドなので、自分が携わることができて、不思議だなと思うと同時に、うれしいなと感じました。皆さんにも楽しんでもらえるデザインになっていたらとてもうれしいです。

メイキング秘話|羽生結弦デザインプロデュース「オリジナルG-SHOCK」デザイン会議

https://i.imgur.com/7Uk0EVq.jpg

 今回のデザインプロデュースにあたり、羽生結弦選手を交えてデザイン会議を実施しました。会議前羽生結弦選手は、「普段、あまりデザインをする機会がないですが、イメージすること自体はすごく好きで、どんな色でどういった配色で、というように色に対するこだわりは強くあるかなと思います。フィギュアスケートの衣装にもすごくこだわるので。そういったこだわりを今回のデザインに活かせればなと思います。」とコメントしました。
 会議を終えて羽生結弦選手は、「今回の会議だけでデザインが決まるわけではないので、もっともっといろんなことを詰めて、自分がきちんと納得できるようなデザインにして皆さんに楽しんでいただけるようにしたいな。」と意気込んでいました。

Youtube: jijipress - 羽生結弦、「金」の写真展  ▶ 资讯台中字

羽生結弦選手インタビュー
Q:今回のガムのパッケージデザインのコンセプトと、デザインに込めた想いを教えてください。
A:特に自分のイメージというのが、スケートをしているところや疾走感というところがイメージされると思うので、そのフィギュアスケーターらしさがちょっとでもでればなと考えていました。
また、自分の名前が羽生なので、モチーフである羽を活かせればなと思っていました。

Q:色はゴールドを希望された理由を教えてください。
A:金は自分の中でも縁起のいいものですし、絶対に取りたいものなので、そういった意味を込めてゴールドにしました。

Q:20年後どんな自分になっていたいですか。またどんな未来になっていたらいいと思いますか。
A:20年後というともう、自分も42歳、43歳なので、そう考えると、スケートに対して外側から携わっていきたいなと思っています。選手としてではなく、選手のケアであったり、やっているかはわからないがコーチとか、少しでも将来のスケーターのための仕事に就けていたらなと思います。また、そのフィギュアスケートの発展だったりとか、将来といったものに少しでも携わっていたいなと思います。

Q:ガムはどんな時に食べますか。また、何味が好きですか。
A:勉強している時によく食べます。味はカシス系が好きです。グレープだったりとか。あとは、ブルーベリー系も好きだし。。ベリー系が好きですね。

★★★

羽生選手とツーショット!? ファン垂涎の写真展が池袋で開催中
2017.10.16 ELLE
http://www.elle.co.jp/culture/news/yuzuru-hanyu-photo-exhibition-171016-hns?intcmp=cxrec&cx_source=cxrec#cxrecs_s

絶大な人気を誇るスターフィギュアスケーター・羽生結弦選手の写真展が、池袋で本日より期間限定で開催中。ファンは絶対に足を運んでおきたい!

「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」を展開中の「ロッテ(LOTTE)」。このプロジェクトの一環として、フィギュアスケーター・羽生結弦選手の写真展『羽生結弦 SELFIE EXHIBITION』が、池袋にて本日から10月22日(日)までの期間限定で開催中!

同プロジェクトで羽生選手が挑戦している、「カシオ(CASIO)」のG-SHOCKのデザインプロデュースと連動して行われるこの企画。G-SHOCKデザインにも使用している金色が特徴で、フレームつきのものもあるので、羽生選手とツーショット感覚で撮影が楽しめる、貴重なエキシビションとなっている。

また、羽生選手がデザインプロデュースに挑戦したG-SHOCKが1000名に当たるキャンペーンも同時開催中。レアなウォッチを手に入れたい人は、ぜひ応募してみよう。下記URL(10/17の10:00より解禁)をチェックして。

『羽生結弦展』
会期/~10月22日(日)
会場/東武 池袋ラウンドワイドボード(東武東上線 池袋駅南口地下通路)
https://xylitol20th.jp/campaign/ (リンクは10/17の10:00解禁)

2017.10.08 - SCACI SP - 【長久保豊の撮ってもいい?話】 ただ美しく真っ直ぐに立つ――オータムクラシック写真発掘日

ただ美しく真っ直ぐに立つ――オータムクラシック写真発掘日
sponichi 2017年10月8日 11:00
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/10/08/kiji/20171007s00079000311000c.html

https://i.imgur.com/qh65atG.jpg

オータムクラシックSPで音を待つ羽生結弦選手。この立ち姿、半端ない(撮影・小海途良幹)

【長久保豊の撮ってもいい?話】ただ立っているだけの写真と思われるかも知れない。だからあえて言う。ただ美しく立つことがいかに難しいかを。筋肉が弛緩した状態というわけではない。丹田を中心として引っ張り合う指先や足先に至る力が拮抗しているからこその美しさなのだ。まぶしい視線を向ける彼は合気道の達人でも熟練の舞台役者でもない。22歳のフィギュアスケーターだ。

 やがてツィマーマンのピアノの旋律が忍びより彼は目を閉じる。

 そして「バラード1番」が始まる。

  ×  ×  ×

 ずいぶんと時間が過ぎてしまったが、小海途良幹カメラマンが持ち帰ったオータムクラシックの全写真データを見ることができた。彼の仕事ぶりを査定しようとしたわけではない。羽生結弦選手の「バラード1番」を初見の彼がどう撮ったかが知りたかっただけだ。特に連続ジャンプから続く最後のステップ。おそらくファインダーから飛び出しそうになる彼の躍動を追うのに必死で、ピントやら構図だとかは無茶苦茶だったと思う。オレもそうだったとニヤニヤしながら画像閲覧ソフトを立ち上げる。

 いつもならクリック連打で画像を進めて行くのだが、スタートポジションでいきなり手が止まった。2015―16シーズン、今年のファンタジーオンアイス幕張とは所作が違う。確か幕張までは頭を左下に傾け目を閉じていたはず。それが今回の大会では真正面に強い視線を向けている。そしてこの立ち姿だ。

 もう30年も前になる。暗室で「皿現像」の特訓をさせられた。文字通り、お皿に現像液と定着液を満たし36枚のロールフイルムから必要な場面が写っていると思われる4コマ分ほどをハサミで切り出して現像するのだ。締め切り間際の1分、1秒が勝負の世界、お目当ての写真が浮かび上がってくればそれでよし。他の32コマは振り返られることもない。

 「とにかくネットに早く上げてくれ!」と迫られる現代のカメラマンも皿現像時代と変わらない。SPならば2分40秒の記憶をコマ切れにして、決まったと思うシーンだけをパソコンで拡大表示、前後2〜3枚を比較して送信にかかる。皿現像の時代と違うのは決定的瞬間にハサミを入れてしまう心配がないこと、他のカットも見直す時間が多少あること。

 当日の紙面では連続ジャンプの後、両手を広げ上体をそらした写真が1面になった。それは私と小海途カメラマン、編集者の一致した意見だった。だが埋もれた写真データの中にこの立ち姿を見つけてしまった。リンクの白い部分に文字が1字かぶさっても破綻してしまう写真だから編集者は嫌がるだろう。でもノーミスの予感を身にまとう姿、これは間違いなくいい写真。保存用のハードディスクで眠らせるわけにはいかない。

 スケーターの演技が一期一会なら写真もまたしかり。今季、この立ち姿を真正面、彼の視線を受け止めるカメラポジションの設定はもうあるまい。ライバル諸兄、うちの小海途、結構やるだろ。オレが育てた!わけじゃないけど。(写真部長)

 ◆長久保豊(ながくぼ・ゆたか)1962年生まれ。「結城真吾(柔道一直線)は足でピアノが弾けるんだぜ」と言って教室で凶行に及んだ同級生がいる55歳にツィマーマンを語るのは無理。しかもあれ、オルガンだったし。

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2017.09.30 - sportiva - 羽生結弦の今季フリー『SEIMEI』は 2年前と、どう変わったのか (折山淑美)

羽生結弦の今季フリー『SEIMEI』は
2年前と、どう変わったのか
sportiva 2017.09.30
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/09/30/seimei_split/

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 羽生結弦が2015年のグランプリファイナルで記録した、当時のフリープログラム世界最高得点は、219.48点だった。このときは、4回転ジャンプは前半にサルコウとトーループ、後半にはトーループの連続ジャンプが入っていた。

 8月のトロントでの公開練習では、前半に4回転ループ、4回転サルコウ、3回転フリップ。後半は4回転サルコウ+3回転トーループ、4回転トーループ+1回転ループ+3回転サルコウ、4回転トーループ、そしてトリプルアクセルの連続ジャンプ、最後は3回転ルッツという構成だった。また、練習では「ミスをしたときのリカバリーも考えて、最後のジャンプをトリプルアクセルにすることもある」と羽生は話していた。
https://i.imgur.com/Vpk6NBV.jpg

フリーでも世界最高得点更新に注目が集まる羽生結弦

 だが、その構成はシーズンイン直前に変更し、4回転は5本ではなく、前半にループを1本入れ、後半にサルコウ1本とトーループ2本の計4本となった。それでもジャンプの基礎点は87.76点。2シーズン前の『SEIMEI』のジャンプの基礎点79.81点と比較すると大幅に伸びている。その差が2年間の羽生の進化の一面を示しているといえるだろう。

 今シーズン初戦となったオータムクラシックでは、羽生は右膝の不安からSPと同様にフリーでも4回転ループを封印。前半はルッツ、ループ、フリップの3回転ジャンプを入れる構成で臨んだ。基礎点が1.1倍になる後半は、昨シーズンの国別対抗戦で「ショートで失敗して7位になったのがすごく悔しくて、それでもう1本4回転を入れちゃえと思って」(羽生)実行したフリーの後半と同じ、4回転3本とトリプルアクセル2本という構成。4回転サルコウ+3回転トーループを跳んだあと、4回転トーループを3連続ジャンプと単発で続け、トリプルアクセルを連続ジャンプと単発にして締めるという演技だ。

 昨季、演技後半の4回転サルコウで苦しんでいた羽生だったが、世界選手権と国別対抗できれいに決めたことで自信をつけているようだ。さらに、4回転トーループとトリプルアクセルを2本ずつ入れることで、より難度が高くなるとともに、GOE加点を狙う意図もあるのだろう。もし前半に多少のミスが出ても、後半のジャンプを決めれば、十分リカバリーでき、得点を稼ぐこともできる。

 しかし、オータムクラシックでは後半への意識を強くしていたものの、スピードを上げて入った最初の3回転ルッツがパンクしてリズムに乗れず、後半に成功したジャンプは4回転サルコウ+3回転トーループのみ。気持ちが空回りする結果になってしまった。

 それでも、この構成が『SEIMEI』というプログラムをさらに進化させるために考えられているのは確かだ。

 ジャンプの後半の基礎点を見ると、昨季は59.73点だったのに対し、今季は64.46点。一方、前半のジャンプの基礎点は、4回転2本の昨季は27.80点だが、4回転ループの他は3回転ルッツと3回転フリップにしている今季は23.30点。この配分には今季のフリーは後半に懸けていることが表れているが、同時に、もちろんこの構成でライバルたちと十分勝負できるともいえる。

 ただし、ルッツは「4回転を跳ぼうと思えば跳べる」(羽生)という状態にあるため、4回転を5本にする可能性も残されている。4回転ルッツを加えれば、基礎点はさらに上乗せでき、昨季の世界選手権で6本の4回転を跳んだネイサン・チェン(アメリカ)の基礎点96.86点に1.5差まで迫る95.36点となる計算だ。

 完成度の高い演技で勝利を目指すという方針をベースに、コンディションや相手関係を見ながら、さらに進化する可能性も秘めている。それが今季の羽生のフリープログラムなのだ。

2017.09.28 - sportiva - SCACI SP - 歴代最高にも伸びしろ。羽生結弦の 今季SP得点はどこまで伸びるのか (折山淑美)

歴代最高にも伸びしろ。羽生結弦の
今季SP得点はどこまで伸びるのか
sportiva 2017.09.28
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/09/28/sp_2/

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

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 9月21日からのオータムクラシックで初めて披露した、今季の羽生結弦演じる試合用ショートプログラム(SP)の『バラード第1番ト短調』。その秀逸さはピアノ曲と演技との見事なマッチングだった。

 大会の10日前に右膝が痛くなり、4回転ループを封印するという不安を抱えたコンディション。前日の公式練習をいつになく冷静に行なっていた羽生が見せたのは、気持ちを抑えた静かな動きで、正確にジャンプを跳び、盛り上げるべきところはスピードを上げる演技だった。流れるような静けさの中でも、メリハリをつけると同時に、ジャンプを完璧に決め、スピンとステップはすべて最高のレベル4。自己最高得点を更新する112.72点が出て当然という内容だった。

 これが、この日の羽生が感じたままの『バラード第1番』だったのだ。

 今回のSPで羽生のすごさを感じたのは、一度スピンでスピードを上げて盛り上がる部分を作ってから、再度静寂に戻って始まる後半最初のトリプルアクセルだ。羽生自身「今回のプログラムのトリプルアクセルはフワッとした感じで、より音に溶け込むアクセルに仕上がっている」と話していたように、大きく跳び上がり、着氷した直後に「ポン」と小さな音が置かれるシーンは、どこか感動的ですらある。これが羽生結弦のトリプルアクセルなのだ、と──。

 そのプログラムで、今回は冒頭に4回転サルコウを入れ、GOE加点3点の評価を受けた。それについて羽生はこう話した。

「今回のショートを見て、チームの人たちがどう思ったかわからないですけど、お客さんの中には、限りなく『(今回封印した4回転ループではなく)サルコウでいいんじゃないか』と思った方もいたかもしれないわけです。サルコウでこの点数を安定して出せるようになったら、フリーにもっと力を入れられるんじゃないかと。そういう気持ちが僕の心の中で芽生えてしまったところがあったので、そこが悔しいんです」

 そんなことを考えたのは、自分の思いを曲に乗せる完璧な演技ができたからだろう。だが、冒頭を4回転ループにして完璧に決めれば、さらに1.5点がプラスされ、ジャンプの基礎点合計は37.41点になる。それは、4回転ループと4回転サルコウ+3回転トーループを前半に入れた昨季より1.26点高く、110.95点の歴代最高得点(当時)を出した15年GPファイナルの基礎点34.45点も上回る。

 これは、ルッツとフリップの4回転を入れて現時点での世界最高難度の構成であるネイサン・チェン(アメリカ)のジャンプ基礎点合計には2.14点劣るものの、もちろん最高レベルの難度である。

 また、今回は48.55点だった演技構成点も、ほぼ満点といえる2015年のGPファイナルで出した49.14点に近づけて、これを上回ることも可能なはずだ。おそらく、羽生はそこにこだわりを持ち続けるのではないだろうか。

 今回のオータムクラシックで自己最高得点を1.77点伸ばした大きな要因は、4回転トーループからの連続ジャンプを後半に持ってきたことで、基礎点が1.1倍になったことと、ステップで獲得したレベルがレベル3からレベル4に上がった点にある。

 これを今後も続けたうえで、冒頭を4回転ループにして、15年のGPファイナルと同等かそれ以上の演技構成点を獲得できれば、あと2.5点ほどは伸ばせる計算だ。
 
 もちろん、今季の羽生のSPへの期待感は、得点だけではない。オータムクラシックでは、膝にやや不安のある状態で自分ができる表現をやりきった羽生が、次はどんな心境で『バラード第1番』を表現するのか、どんな世界を見せてくれるかということを、得点以上に楽しみにしたい。

2017.09.26 - number - SCACI FS - 羽生結弦の五輪シーズン開幕。SPでの世界新記録と悔し涙。(田村明子)

羽生結弦の五輪シーズン開幕。SPでの世界新記録と悔し涙。
Web number 2017/09/26 11:30 田村明子
http://number.bunshun.jp/articles/-/828936

https://i.imgur.com/Dc66Sh7.jpg
オータム・クラシックの表彰式前のリラックスした羽生の姿。照れ隠しの表情の奥に、本気の悔しさも滲む。 (Kiyoshi Sakamoto/AFLO)

 9月22日、カナダのモントリオールで開催されたオータム・クラシックで、羽生結弦がいよいよ五輪シーズンのスタートをきった。右膝に、本人は「違和感」と形容する痛みを抱え、4回転ループを見合わせるなどジャンプ構成をいくらか変えて挑戦することは、予め公表されていた。

SPで世界歴代最高スコアを更新。
 羽生にとって初日となったSPでは、2シーズンぶりのショパン『バラード第1番』に合わせて4サルコウからスタート。コンビネーションスピンの後に後半に差し掛かったところで着氷した3アクセルは、入り方、高さ、着氷とも文句のつけようがなく、ジャッジ7人全員がプラス3の加点をつけた。

 そして4+3トウループでは、2つ目のジャンプを両手を頭上に伸ばしたままきれいに着氷。ステップシークエンス、最後のスピンまでスピードが落ちることなく、完璧な演技だった。

 112.72というスコアが出ると、日本からも大勢応援にかけつけたファンで埋まった観客席がどよめいた。

 2シーズン前に、GPファイナルで本人が出した世界歴代最高スコア110.95を上回る、世界新である。

「いい演技ができれば出るなと思っていました」
 「本当にミスなく、自分の中でも、質としても納得のできる演技でショートを終えられた。(ジャンプ難易度の)構成を落としているから当然と言われるかもしれないけれど、構成を落とそうが、本番で全てを出し切るというのは非常に難しいことなので、そういう意味では一つ成長できたかなと思います」と演技後、満足そうに語った。歴代最高スコアを更新した感想を聞かれると、

 「(自分の演技の前に)ハビエル(フェルナンデス)が101取ってる段階で、自分のベストは110だよというのをすごく頭の中で思っていました。あとは冷静に考えてみて、あのとき(ベストスコアを出したシーズン)は前半に4回転ふたつなので、(現在は)それとはまったく違う、自分の中ではまったくレベルの違うものをやっていると思いますし、実際にターンから入ったりとか、(コンビネーションジャンプの2つ目で)手を上にあげたりとか、成長できていると思います。いい演技ができれば(高いスコアが)出るなと思っていました」

 この五輪シーズンにSP、フリーとも2年前のプログラムを滑ることを発表したとき、振付に時間とエネルギーを取られない分、ジャンプの難易度など内容を充実させていくことに集中したいと語っていた。その戦略が、みごとに形になった演技だった。

フリーで起こった、意外なミス。
 だがフリー『SEIMEI』では、意外な結果が待っていた。

 普段の4回転ループではなく、3ルッツから演技開始という構成。だがジャンプがパンクして1回転ルッツになってしまった。

 続いて3ループ、3フリップを跳び、スピンとステップシークエンスを経て、後半に。後半最初のジャンプ、4サルコウ+3トウループはきれいにきまったが、予定していた4トウループは2度とも2回転になり、最も安定している3アクセルで転倒。まったく羽生らしくない演技だった。

 フリー155.52と、彼の持っている自己ベストスコアより70ポイント近く低いスコアが出た。フリー5位、総合268.24でハビエル・フェルナンデスに続いて2位という結果に終わった。

 演技後、報道陣の前に現われた羽生は、こう口を開いた。

 「ルッツが最初に抜けちゃって、そこから、まあ4ループが跳べるものなので、(次を4回転にするかどうか)一瞬考えたんですけど、やっぱりそういった一個一個の雑念がすごく多くて、本当にいろんなことを考えすぎてぐちゃぐちゃになっちゃったなと思います」

悔し涙を見せた羽生。
語っているうちに、上に向けた目が涙でうるんでくる。この初戦は羽生にとって絶対に勝たなくてはいけない試合ではない。それでも、本来の実力とは程遠い演技だったことが、悔しくてならないのだろう。 「自分の心の整理のしかたとしては、本来の構成ではなかったかもしれないけれど、悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。それプラスこの初戦の印象として、ショートの点数とか演技内容は、オリンピックで優勝するぞという印象としてはものすごく強いものがあったので、自分は強いんだというイメージを追いかけながら、さらに難しい構成で追いかけてやろうと思っています」

 言葉に出しているうちに心の整理がついてきたのか、表情も落ち着いてきた。

 やはり挑戦していくほうが楽しいのか、と聞かれると、「まあ、競技者なんでね」とくだけた口調になり、ちょっと照れたような笑顔を見せる。

 「思うのは昨日のショートやって、(コーチなど)チームは全員そう思ったかはわかんないですけれど、お客さんは限りなくもう(ループではなく)サルコウでいいじゃん、って思うわけですよ」羽生がざっくばらんな口調でそう語ると、記者たちの間から笑い声がもれた。

「挑戦しないとぼくらしい演技はできない」
 「(4回転)サルコウで(SPで)この点数を安定して出せるようになったら、フリーでもっと力を入れられる。そういう気持ちが、ぼくの中でもちょっと芽生えてしまったところがあって、それがまた悔しい。でもこういうふうになってみると、やっぱり挑戦しないとぼくらしい演技は絶対にできないと思いました」

 昨シーズンからずっと、SP、フリーともに4ループで演技を開始してきたが、ここでのフリーは前半に3回転ジャンプを3連発という構成。逆に思い切りできなくて、難しかった、という。

 気になるのは右膝の状態なのだが、本人はこう語った。

 「膝の違和感ということで最終的にこうして構成を落として、ぐちゃぐちゃになってしまったけれど、違和感を感じるような練習をしていたということも、ぼく自身の調整不足であったりトレーニングにおける意識の持って行きかた」

 自分の体にも、その出した結果にも、すべて責任を持つという彼の姿勢はこれまでも一貫してきた。

 「試合の持っていきかただけじゃなくて、試合までの道のりということでも大きくまた学べた。五輪に向けて体を作りながらいい試合をし続けなきゃいけないというシーズンでもあるので、ものすごくいい初戦だったなと思います」

 平昌五輪の本番まで、あと5カ月弱。休めるところでは休んで、まずは膝の回復を優先させて欲しい。いよいよ羽生の二連覇をかけた勝負のシーズンが始まった。

 

2017.09.23 - SCACI Day 3 OP + FS 图集

▶ 2017.09.23 - SCACI Day 3 FS  新闻报导 / 一問一答

aflo (西村尚己撮影):

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asahi (北村玲奈撮影):

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kyodo:

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jiji:

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JOC:

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nikkan (菅敏撮影):

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number (Kiyoshi Sakamoto撮影):

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Photo Kishimoto (大内翔太撮影):

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sponichi:

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sportiva (能登直撮影):

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sportsnavi (坂本清撮影):

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yomiuri:

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2017.09.23 - SCACI Day 3 FS 一問一答

▶ 2017.09.23 - SCACI Day 3 FS 新闻报导  / 图集

羽生「最初にルッツがパンク(回転不足)して…集中はどこかにいってしまった」
sanspo 2017.9.24 14:34
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092414340010-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック 最終日(カナダ・モントリオール23日=日本時間24日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=は合計268・24点で2位だった。ショートプログラム(SP)では世界歴代最高得点の112・72点をマークして首位に立ったが、フリーは155・52点にとどまった。元世界王者のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=が合計279・07点で優勝した。演技後の主な一問一答は以下の通り。

 --体力が厳しかったのか
 「最初に3回転(ジャンプ)の連続は難しいと思った。誰もやったことないので、こんな(高難度な)構成。未体験の領域だった」

 --演技を終えて何かつぶやいた
 「『しょうがねえ』って。(今季の)初戦だった。悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。SPの得点や演技内容では『五輪で優勝するぞ』という、自分が強いイメージを与えられたと思う。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で追い抜いてやろうと思う」

 --昨日(SP)と比べ、体の状態や精神面で違いがあった
 「特にない。良いSPの後のフリーはもちろん難しいと分かっている。ちょっと余計な力が入り過ぎた」

 --高難度な構成で、昨日(SP)より気持ちが入っていた
 「難しいと言っては、おしまい。間違いなく実力不足。もっと練習しないといけない。(右)膝の違和感があって、構成を落としてぐちゃぐちゃになって、終わってしまった。その違和感を覚える練習をしていたのは僕の調整力不足。五輪に向けて体を作りながら、良い試合をし続けなければいけないシーズン。良い初戦だった」

 --今までも悔しい経験をしてきた。きょうの悔しさのレベルは
 「もどかしい悔しさです。やっぱり(4回転)ループを跳べばよかったとも思う。(4回転)ルッツもできなくはない。その点でも、もどかしい」

 --挑戦する方が楽しい
 「競技者なので。やっぱり挑戦しないと僕らしい演技は絶対にできない」

 --気持ちで演技を乗り越えようとしていた
 「最初にルッツがパンク(回転が不足)して、いろいろ考えて、集中はどこかにいってしまった。集中力の弱さはスケート人生の中で永遠の課題。良いときと悪いときの差が激しい」

★★★

羽生、SP世界新からまさかのフリー5位「しょうがねえ」
2017年9月25日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170925-OHT1T50000.html

 ◆ゆづに聞く

 ―昨日と何が違った?
 「いや、特になかった。いいショートの後のフリーは難しいっていうのは分かっている。ただ、そういうの関係なく、慣れていない構成っていうのもあったし、余計な力が入りすぎた」

 ―初戦の印象?
 「ショートの点数とか演技内容っていうのは、オリンピックで優勝するぞっていう、印象としてはものすごく強いものを残せたと思う」

 ―どういう種類の悔しさ?
 「もどかしい悔しさ。やっぱり(4回転)ループをやればよかったかなって思うところもあるし。練習では毎日1回ずつ跳んでいて、確実にいいものになってきている」

 ―気持ちで滑った?
 「最後はそう。集中力の弱さは僕のスケート人生のなかで永遠の課題。いい時と悪い時の差が激しい。ガラスのピースを1つ1つ組み合わせてピラミッドを作るんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどりつける地力も必要」

★★★

集中力の弱さ、いい時悪い時の差激しい/羽生に聞く
nikkan 2017年9月25日9時40分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709250000263.html

 14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(22=ANA)はフリーでミスを連発して155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。以下、羽生との一問一答。

 -体力的にどうだったか
 最初3回転の連続ジャンプって難しいなと思いました。思い切ってできない難しさ、力の入れ具合のリズムの悪さがあった。ある意味、未体験の領域でした。

 -挑戦するほうが楽しいか
 まあ、競技者なんでね。昨日のSPやって、お客さんは限りなく(ループより難易度の低い)サルコーでいいじゃん、って思うわけです。(ループではなく)サルコーでこの(高い)点数を安定して出せるようになったら、フリーにもっと力を入れられるし、そういう気持ちが僕の中で芽生えてしまったことも悔しい。

 -気持ちで乗り越えようと
 最後の方はそうでした。集中力の弱さ、いい時悪い時の差が激しいのは、僕のスケート人生の中で永遠の課題。だからこそ、もっともっとガラスのピースを1つ1つ積み上げて、きれいなピラミッドにするんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどりつくという地力も必要。もろいからこそ、積み上がったときにすごくきれいなものになるというのも僕の特長。トレーニングしていきたい。

★★★

 

2017.09.23 - SCACI Day 3 FS 新闻报导

▶ 2017.09.23 - SCACI Day 3 FS 图集一問一答

羽生 ハビに逆転許し今季初戦は2位 フリーは回転不足に、転倒も「考えすぎた」
daily 9/24(日) 11:33配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/24/0010583306.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(23日、カナダ・モントリオール)

 男子フリーが行われ、ソチ五輪金メダリストで、SP首位の羽生結弦(22)=ANA=は、フリーでは苦しい演技となり155・52点で総得点は268・24点で、前世界王者で盟友のハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転を許し、2位に終わった。フェルナンデスが279・07点で優勝した。

 演技を終えた羽生は悔しそうに手を振り下ろし、上を見上げた。フリーは2季ぶりの再演となった「SEIMEI」。伝説の陰陽師・安倍晴明となり、荘厳な世界観に挑んだ。狩衣をモチーフとした衣装に身を包み、まず冒頭の3回転ルッツに挑んだが1回転になるミス。後半は4回転-3回転の連続ジャンプこそきれいに決めたが、その後は回転不足が目立ち、トリプルアクセルでは転倒。いきなり世界記録を更新したSPとは一転して、ほろ苦い今季初戦の演技となった。

 次の滑走だったフェルナンデスの演技を見守り、拍手を送った羽生は、「最初の(3回転)ルッツが抜けちゃって、(次のジャンプで今大会は回避を決めていた)4回転ループを跳ぶことも一瞬考えた。そういう1つ1つの雑念がすごく多かった。いろんなことを考えすぎてぐちゃぐちゃになった。悔しさっていう大きな収穫を手に入れることができた」と次戦に向けて闘志を燃やしていた。

 羽生の直近4シーズンの初戦は次の通り。

 ◇2013-14年シーズン フィンランディア杯
 ソチ五輪シーズンの初戦はSP、フリーとも1位で、265・59点をマークし、完全優勝を飾った。フリーではサルコーとトーループの2種類の4回転ジャンプを決め、フリーと総得点ではいきなり当時の自己ベストをマーク。GPファイナル、五輪、世界選手権の3冠を獲得するシーズンを象徴するような幸先のいいスタートを切った。「まあ頑張ったかなと思う。調子が良くない中でサルコーとトーループの4回転ジャンプを決められた。後半疲れてしまったが、最後まで倒れずに滑れたのは良かった」

 ◇2014-15年 GP中国杯
 腰痛を発症し、シーズン初戦に予定していたフィンランディア杯を欠場。GPシリーズの中国杯が初戦となった。SPでは後半のジャンプが乱れ、2位に止まり「もう最悪の一言。ひどかった」。そしてフリーではよもやのアクシデントが待っていた。直前の6分間練習中に他の選手と激しく衝突し転倒。頭部などから出血するなど大けがに見舞われた。関係者が棄権を進める中、自らの意志で再びリンクに立つと、5度の転倒があったが、驚異的な精神力で最後まで滑りきり、237・55点で2位を死守した。

 ◇2015-16年 オータムクラシック
 SP、フリーとも1位の277・19点で完全優勝を飾った。フリーでは今季も使用する「SEIMEI」を試合で初披露。5項目の構成点ですべて9点台の高い評価を得たが、後半の4回転ジャンプで転倒し「点は思っていた以上に評価していただいたが、正直悔しい」と、悔しがった。ただ、ここで出た課題を見事に修正し、NHK杯、GPファイナルと完ぺきな演技で世界最高得点を連発した。

 ◇2016-17年 オータムクラシック
 SP、フリーとも1位の260・57点で完全優勝を飾った。SPで、いきなりこのシーズンから組み込んだ4回転ループに世界で初めて成功すると、フリーでもループに成功した。ただ、フリーでは後半に2度転倒。「見ての通り、バテていた感じはあった。前向きな悔しさがある。次の試合はノーミスでやります。絶対に。そうじゃなきゃ羽生結弦じゃない。一皮とはいわず、十皮でも二十皮でもむけるように追い込みたい」と、ギラリ。世界王者奪還のシーズンへとつなげていった。

★★★

羽生 SP世界最高からフリー失速…まさかの2位 ミス連発で逆転喫し大会3連覇ならず
sponichi 2017年9月24日 11:40
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000177000c.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは23日(日本時間24日)、カナダ・モントリオールで男子フリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)で112・72点の世界最高得点をマークして首位発進した羽生結弦(22=ANA)は、転倒するなどミスが続き、得点を伸ばせず155・52点と失速。合計268・24点の2位に終わり、大会3連覇を逃した。SP2位のフェルナンデス(スペイン)がフリー177・87点、合計279・07点で逆転優勝した。

 羽生は今季初戦。右膝痛のため難易度の低いジャンプに変更しながらも、SPは完璧な演技を披露。2015年12月GPファイナルで自らが出した110・95点を2季ぶりに1・77点更新した。

 フリーは最後から3番目に登場。2季ぶりに映画「陰陽師」で使用された楽曲「SEIMEI」を再演した。しかし、冒頭のジャンプで踏み切りのタイミングが合わず。終盤にはトリプルアクセルで転倒。最後のジャンプも着地でバランスを崩した。

 この時点で首位に立ったが、次に滑走したフェルナンデスに逆転され、2連覇を狙う来年2月の平昌五輪へ向け、最高のスタートとはならなかった。

★★★

羽生、ミス連発でまさかの2位…フェルナンデスが逆転V/フィギュア
sanspo 2017.9.24 11:46
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092411460007-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック最終日(23日、カナダ・モントリオール)男子は世界歴代最高得点でショートプログラム(SP)首位に立ったソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が合計268・24点で2位。フリーは155・52点だった。SP2位で世界選手権2度優勝のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=が合計279・07点で逆転優勝した。

 日本人が詰めかけた会場が大歓声で沸いた。映画「陰陽師(おんみょうじ)」で使用された楽曲「SEIMEI」を、羽生が2季ぶりに演じた。15年のグランプリ(GP)ファイナルで219・48点をマークし、当時の世界歴代最高得点を出した相性のいいナンバー。五輪連覇へ再びリンクに命を吹き込んだ。冒頭のルッツは回転が抜けて1回転となり、演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒するなどミスを連発。演技後は両手を膝をつき、疲れた表情を浮かべた。

 羽生は22日のSPで通算3季目となったSPのピアノ曲「バラード第1番」に乗り、15年のGPファイナルでマークした世界最高得点を1・77点上回る112・72点。今季初戦でミスなしの演技を披露していたが、フリーでは練習拠点が同じで最大のライバル、フェルナンデスに逆転を許した。

★★★

羽生 約3年ぶりの150点台…自己ベストからマイナス67点「もどかしい」
Daily 9/24(日) 12:44配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/24/0010583437.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(23日、カナダ・モントリオール)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位でソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=はジャンプでミスが相次ぎ155・52点。総合268・24点でハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。フェルナンデスはフリー177・87点の279・07点だった。

 冒頭の3回転ルッツは1回転に、演技後半に予定していた4回転トーループは立て続けに2回転となった。前日には出来栄えで3点満点の加点を受けた得意のトリプルアクセルでも転倒。14年NHK杯以来約3年ぶりの150点台にとどまり、フリーだけでは5位だった。

 その14年のNHK杯以降は、170点すら切ることは一度もなく、自己ベストの223・20点には約67点も及ばない。「いろんなことを考えすぎてぐちゃぐちゃになった」と振り返った。

 「悔しさっていう大きな収穫を手に入れることができた。もどかしい悔しさです」とかみしめるように話した羽生。「強い自分を追いかけながら、またさらに難しい構成で追い抜いてやろうと思っている」と次戦での雪辱を誓った。

★★★

羽生ミス連発 まさかの2位「雑念が多かった」「悔しさという大きな収穫」
sponichi 2017年9月24日 12:59
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000217000c.html

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは23日(日本時間24日)、カナダ・モントリオールで男子フリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)で112・72点の世界最高得点をマークして首位発進した羽生結弦(22=ANA)は、転倒するなどミスが続き、得点を伸ばせず155・52点と失速。合計268・24点の2位に終わり、大会3連覇を逃した。SP2位のフェルナンデス(スペイン)がフリー177・87点、合計279・07点で逆転優勝した。

 フリーは最後から3番目に登場。2季ぶりに映画「陰陽師」で使用された楽曲「SEIMEI」を再演した。しかし、冒頭のジャンプで踏み切りのタイミングが合わず。終盤にはトリプルアクセルで転倒。最後のジャンプも着地でバランスを崩した。

 羽生は「雑念がすごく多かった。いろんなことを考えすぎて、グチャグチャになっちゃった」とミスを振り返りながら「今季初戦だったが、悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で(自分を)追い抜いてやろうと思う」と前を向いた。

★★★

羽生結弦、フリーはジャンプでミス連発 2位に終わる 
2017年9月24日13時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170924-OHT1T50098.html

◆フィギュアスケート オータム・クラシック 最終日(23日、カナダ・モントリオール)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で112・72点の世界最高得点を記録し首位に立った羽生結弦(22)=ANA=はジャンプ8本中5本でミスを連発し、フリー5位の155・52点、合計268・24で2位に終わった。

 冒頭の3回転ルッツが1回転になったところでペースが乱れた。10日ほど前に右膝に違和感をおぼえたため、今大会は4回転ループを封印することを決めていたが「次に4回転ループを跳ぼうかと考えたり、すごく雑念が多くて色々なことを考えすぎてぐちゃぐちゃになってしまった」。後半に4回転3本とトリプルアクセル2本を予定していたが、成功は4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプのみだった。

 「昨日のショートプログラムの点数は、オリンピックで優勝するぞという強いものがあったから。自分がものすごく強いというイメージに追いつこうとしながらやっていきたい」と力強く口にした。

 まだまだ今季初戦。「悔しさという大きな収穫を得ることができた」。次戦はGPシリーズのロシア杯となる。

★★★

羽生結弦2位 ジャンプでミス連発「雑念すごく多くて」
後藤太輔 2017年9月24日13時11分
http://www.asahi.com/articles/ASK9S3STSK9SUTQP011.html

 フィギュアスケートのオータムクラシック最終日は23日(日本時間24日)、男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)はジャンプでミスを重ねて155・52点で5位。合計268・24点で総合2位だった。世界選手権2連覇経験者で、SP2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー1位となる177・87点。合計279・07点で優勝した。SP7位の村上大介(陽進堂)は、130・50点でフリー8位、合計200・59点で総合8位だった。

 羽生は「僕にとって鬼門」と言っていた冒頭の3回転ルッツが1回転になってしまった。その後、「4回転ループを一瞬考えた」と封印するはずの大技が思い浮かんだ。瞬時に考えたあげく、3回転ループにしたが、「雑念がすごく多くて、色んなことを考えすぎてぐじゃぐじゃになっちゃった」

 4回転で始まるはずの3連続ジャンプは2回転―1回転―2回転に。得意のトリプルアクセル(3回転半)で転倒し、苦しまぎれに跳んだ4回転トーループは半分以上回転が足りないと判定された。「いいときと悪いときとの差が激しいのは、スケート人生での永遠の課題。ガラスのピースを積み上げて、きれいなピラミッドにするんじゃなくて、荒くてもいいから頂点まで絶対にたどり着けるような自力も必要」と語った。

 村上は靴の故障によるジャンプの不調が続いた。「この時期で良かった。ゆっくりと、ピークを合わせていきたい」と前向きに話した。(後藤太輔)

★★★

羽生「ぐちゃぐちゃになっちゃった」 フリーでジャンプミス相次ぎ今季初戦は2位/フィギュア
sanspo 2017.9.24 13:12
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092413120008-n1.html

 フィギュアスケートの国際大会のオータム・クラシック最終日は23日、モントリオールで行われ、男子で今季初戦の羽生結弦(ANA)は世界歴代最高得点を更新したショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーでジャンプのミスが相次いで155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。

 世界選手権2度制覇のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー1位の合計279・07点で逆転優勝した。SP7位の村上大介(陽進堂)は合計200・59点で8位だった。

 女子でSP2位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)はフリーも132・84点で2位となり、合計199・02点で2位。SP9位の新田谷凜(中京大)は合計161・20点で6位に浮上した。昨季の世界選手権2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)がSP、フリーともに1位の合計217・55点で優勝した。(共同)

羽生結弦の話
「雑念がすごく多かった。いろんなことを考えすぎて、ぐちゃぐちゃになっちゃった。今季初戦だったが、悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で(自分を)追い抜いてやろうと思う」

★★★

2位の羽生結弦「集中力の弱さはスケート人生の中で永遠の課題です」/フィギュア
sanspo 2017.9.24 13:15
http://www.sanspo.com/sports/news/20170924/fgr17092413150009-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック最終日(カナダ・モントリオール23日=日本時間24日)来年2月の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=は合計268・24点で2位だった。ショートプログラム(SP)では世界歴代最高得点の112・72点をマークし首位に立ったが、フリーは155・52点にとどまった。元世界王者のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=が合計279・07点で優勝した。

 羽生は「良いときと悪いときの差が激しい。集中力の弱さはスケート人生の中で永遠の課題です」と、悔しさをにじませた。

 映画「陰陽師」で使用された楽曲を使った和風プログラム「SEIMEI」を2季ぶりに演じた。冒頭の3回転ルッツは回転が抜け、演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。最後の4回転トーループは両足着氷となるなどジャンプでミスが相次いだ。演技を終えると両手を膝につき、肩で息をしながらリンクを降りた。

 平昌五輪シーズンの初陣で、好敵手のフェルナンデスに次ぐ2位にとどまったが、「悔しさという大きな収穫を手に入れられた」と、ときより明るい表情も見せた。

★★★

羽生、荒れた演技内容…“雑念”悔やむ「ぐちゃぐちゃになってしまった」
sponichi 2017年9月24日 13:34
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/24/kiji/20170924s00079000228000c.html

フィギュアスケートのオータム・クラシックは23日、カナダ・モントリオールで男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(22=ANA)はジャンプでミスが相次ぎ、フリー5位の155・52点、合計268・24で2位に終わった。SP2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー1位の177・87点、合計279・07点で逆転優勝した。

 フリーで2季ぶりに映画「陰陽師」の楽曲「SEIMEI」を演じた羽生は、冒頭で3回転を予定していたルッツが1回転になるミスが出た。後半に予定していた2つの4回転トーループはいずれも2回転になった。さらにトリプルアクセルで転倒し、最後に予定を変えて跳んだ4回転トーループも両足で着氷。完ぺきな演技で世界最高得点を出したSPから一転して荒れた演技内容となった。

 「最初のルッツが抜けて、雑念がすごく多くなった。いろいろなことを考え過ぎて、ぐちゃぐちゃになってしまった」

 約10日前に右膝に痛みを感じ、前半は難易度の低いジャンプに変更する安全策をとったが「逆に思い切ってできない難しさがある」と本来のリズムを崩した。フリーの150点台は直前の練習で中国選手と衝突事故を起こした14年11月の中国杯(154・60点)、その後のNHK杯(151・79点)以来。「悔しさという大きな収穫を手に入れることができた」。次戦はGPシリーズのロシア杯(10月20〜22日)に出場する。

★★★

羽生結弦、今季初戦で2位 女子は三原舞依が2位 オータムC最終日
sankei 2017.9.24 13:42
http://www.sankei.com/sports/news/170924/spo1709240001-n1.html

 フィギュアスケートの国際大会のオータム・クラシック最終日は23日、モントリオールで行われ、男子で今季初戦の羽生結弦(ANA)は世界歴代最高得点を更新したショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーでジャンプのミスが相次いで155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。

 世界選手権2度制覇のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー1位の合計279・07点で逆転優勝した。SP7位の村上大介(陽進堂)は合計200・59点で8位だった。

 女子でSP2位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)はフリーも132・84点で2位となり、合計199・02点で2位。SP9位の新田谷凜(中京大)は合計161・20点で6位に浮上した。昨季の世界選手権2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)がSP、フリーともに1位の合計217・55点で優勝した。(共同)

★★★

羽生結弦、ミス続出で2位「ぐじゃぐじゃになった」
nikkan 2017年9月24日13時57分
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709240000367.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇23日◇カナダ・モントリオール◇男子フリー

 ショートプログラム(SP)で世界最高得点を記録し首位に立っていた羽生結弦(22=ANA)が、フリーで155・52点の5位とふるわず、合計268・24点で2位になった。

 2季ぶりとなる「SEIMEI」を今季実戦初披露したが、冒頭の3回転ルッツが空中でほどけた。演技後半も得意のトリプルアクセル(3回転半)で転倒するなどミスを連発。演技後は両手を膝に当て、悔しげな表情だった。

 試合後には、悔しさから思いがあふれた。「(3回転)ルッツが、最初に抜けちゃって、(次に4回転)ループは跳べるものなので、一瞬考えたんですけど、そういったなんか1個1個の雑念がすごく多くて、最後に4回転をもう1回やったりとか、いろんなことを考えすぎて、ぐじゃぐじゃになっちゃったと思います」。違和感のある右膝を守るためジャンプの難度を下げたが、力を抑えて演技するほうが難しかった。

 ただ「やっぱり挑戦しないと、僕らしい演技は絶対できない」と確認し、「悔しさという大きな収穫を手にいれることができた」と前向きに捉えた。

 「この初戦の印象として、ショートの点数とか、演技内容というのは、五輪で優勝するぞ、という印象としては、ものすごく強いものがあった。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で(自分を)追い抜いてやろうと思います」と、自分で自分を奮い立たせた。

 SPとフリーで明暗が分かれた今季初戦。18年平昌五輪での2大会連続の金メダルに向かい、次戦GPロシア杯(10月20日開幕、モスクワ)で巻き返す。

★★★

負けると冗舌、2位の羽生結弦「もう、しょうがねえっ」
後藤太輔 2017年9月24日16時25分
http://www.asahi.com/articles/ASK9S52NXK9SUTQP01N.html
https://sportsbull.jp/p/197575/

(23日、フィギュアスケート・オータム・クラシック)

 羽生結弦は男子フリーを滑り終え、両手をひざについて首を横に振った。氷上で「もう、しょうがねえっ」とつぶやいた。

 序盤は、簡単な3回転ジャンプが続く予定だった。しかし、羽生は「逆に思いきってできない難しさがあった」と明かす。冒頭のルッツが1回転になると、「4回転ループを一瞬考えた」。やらなかったが、右ひざの違和感のため封印した大技が脳裏をかすめた。

 後半に入ると、4回転からの3連続ジャンプは回転が少なくなり、得意のトリプルアクセル(3回転半)で転倒した。立て直ししようと急きょ跳んだ4回転トーループは、回転が半分以上足りないという判定。8本中5本のジャンプでミスをした。「雑念がすごく多くて。色んなことを考えすぎて、ぐじゃぐじゃになっちゃった」

 ミスが出た試合や負けた時ほど、羽生は冗舌になる。大会運営の担当者が、報道陣に「最後の質問」と告げた時、羽生自ら「あと2問」というしぐさをして質問を受け付けた。

 「悔しさという大きな収穫を手にいれることができた。強い自分を追いかけながら追い抜いてやろうと思う」。過去の記事を読んで頭の整理に利用するという羽生は話し続けた。「いい時と悪い時との差が激しいのは、スケート人生での永遠の課題。ガラスのピースを積み上げて、きれいなピラミッドにするんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどり着けるような地力も必要だ」(後藤太輔)

★★★

 

【佐野稔の舞評論】羽生、6本の4回転跳ぶ必要ない
sanspo 2017.9.25 05:00
http://www.sanspo.com/sports/news/20170925/fgr17092505000001-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック最終日(カナダ・モントリオール、23日=日本時間24日)冒頭のジャンプを失敗したことで、羽生の集中が切れてしまったのだろう。SPで世界最高得点を更新したが、フリーだけを見れば5位。右膝痛もあり、フリーまで手が回っていなかったのかもしれない。

 五輪に向けて、冒頭のルッツは4回転になるだろう。そうなれば、この日の構成に当てはめると今後は4回転が合計で6本入ることになるが、6本の4回転ジャンプを跳ぶ必要は羽生にはない。

 リスクを取るのは挑戦者がやるべきこと。五輪王者の羽生なら、落ち着いたプログラムでも勝てる。宇野がすでにフリーで5本の4回転に成功しているが、それを上回ろうとするのではなく、完成度の高い5本の4回転ジャンプをすることに集中してほしい。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

★★★

羽生、ジャンプミス連発…SP歴代最高から急失速2位/フィギュア
sanspo 2017.9.25 05:03
http://www.sanspo.com/sports/news/20170925/fgr17092505030003-n1.html

 フィギュアスケート・オータム・クラシック最終日(カナダ・モントリオール、23日=日本時間24日)来年の平昌五輪で、66年ぶりの2連覇を狙う男子の羽生結弦(22)=ANA=は、世界歴代最高得点を塗り替えたショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーでジャンプのミスが続き、155・52点で5位。合計268・24点で2位だった。元世界王者のハビエル・フェルナンデス(26)=スペイン=がフリー1位の合計279・07点で逆転優勝した。

 息をのむ音が、塊となってリンクに響く。羽生がジャンプで失敗すると、客席を埋めた女性ファンに心配の面持ちが広がった。SPで世界歴代最高得点をマークした前夜の好演から一転、フリーでまさかの失速。自己ベストには67・68点も及ばない。今季の初陣で王座を譲り、22歳は素直に言葉を並べた。

 「集中力の弱さはスケート人生の中で永遠の課題です。悔しさという大きな収穫を手に入れることができました」

 冒頭の3回転ルッツが1回転にとどまり、緊張の糸が切れた。「集中がどこかにいってしまった。雑念が多くて、ぐちゃぐちゃになった」。後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し、挽回を狙い予定を変えて跳んだ最後の4回転トーループは両足着氷。平昌五輪で金メダル争いのライバルとなるフェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。

 それでも、自信がある。フリーで2季ぶりに演じる和風プログラム「SEIMEI」では、2年前に世界歴代最高得点をマークしている。五輪連覇へ、羽生には勝負のナンバーで自身4種類目の4回転ジャンプに挑むプランがある。高難度のルッツの導入だ。

 右膝の違和感で約1週間もリンクを離れ、棄権を検討した。今季初のフリーで味わった屈辱を「もどかしい悔しさ」と表現した。構成を落として臨み、披露できなかった技があったからだ。「ルッツもできなくはない。その点も、もどかしい」。フリーの150点台は、2014年グランプリ(GP)シリーズ・NHK杯(151・79点)以来。約3年ぶりに突きつけられた事実が王者の闘志に火を付けた。次戦のGPシリーズ・ロシア杯(10月、モスクワ)で、新技の4回転ルッツを披露する可能性もある。

 「強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で(自分を)追い抜いてやろうと思う」。もっとできる。負けても力強い口調が、そう物語っていた。(鈴木智紘)

男子で8位だった村上大介(陽進堂)
「羽生選手の(SP)世界歴代最高得点は手本になる。それを力に変え、4回転サルコーの成功率を上げたい」

★平昌五輪への道

 日本男子の出場枠は3。まず全日本選手権(12月、東京)優勝者が決まり、2人目は同大会の2位か3位、またはグランプリ(GP)ファイナル(12月、名古屋)での成績上位者2人のうちから1人を選ぶ。3人目は2人目で外れた者や全日本選手権終了時点の世界ランク、シーズンランク、シーズンベストスコア上位の各3人から総合的に判断する。出場2枠の女子も全日本選手権優勝者が決まり、残る1枠は男子と同様に判断する。

★陰陽師の衣装を新調

 羽生が2季ぶりにフリーで滑る映画「陰陽師(おんみょうじ)」の曲を使う「SEIMEI」の白を基調とした衣装が今季、新調された。首元から腹部にかけて金の刺繍(ししゅう)の柄が華やかになり、襟ぐりが広がって平安装束の狩衣に近い形に変わった。羽生が直前練習で羽織っていたジャージーを脱ぎ、新たな衣装があらわになると、気付いたファンが一斉にカメラを向けて撮影していた。

★★★

羽生“雑念”2位 完璧SP一転「考えすぎてグチャグチャに」
sponichi 2017年9月25日 05:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/25/kiji/20170925s00079000023000c.html

男子フリーで、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(22=ANA)はジャンプ8つのうち5つでミスし、フリー5位の155・52点、合計268・24で2位に終わった。五輪シーズン初戦はまさかの大失速で、悔しいスタートとなった。

 最初のつまずきが大崩れの引き金だった。2季ぶりに曲を「SEIMEI」に戻したフリー。羽生は冒頭に3回転ルッツを予定していたが、1回転になるミスになった。すると、続くループで迷いが生じた。3回転か4回転か。予定通り3回転を選択して決めたが「雑念が凄く多くなった。考えすぎてグチャグチャになってしまった」

 集中力が乱れた後半は負の連鎖に陥った。2つの4回転トーループはいずれも2回転になり、トリプルアクセルでは転倒。最後はミスを少しでも取り返そうと予定を変えて4回転トーループを跳んだが、両足着氷となった。完璧な演技で世界最高得点を出したSPから一転して大荒れの演技で、自己ベストから67・68点も低い155・52点。観客席に頭を下げて「しょうがねぇ」とつぶやくしかなかった。

 安全策が裏目に出た。約10日前に痛みが出た右膝を考慮し、前半3つのジャンプ全てを3回転にしたが「逆に思い切ってできない難しさがある」とリズムを崩した。「もどかしい悔しさがある。やっぱり挑戦しないと僕らしい演技ができない」。次戦のロシア杯(10月20〜22日)では右膝の違和感がなくなれば、今回3本に減らした4回転ジャンプを本来の5本に戻す予定だ。

 「悔しさという大きな収穫を手に入れた。五輪で優勝するぞという強い思いがある。自分は物凄く強いというイメージを追いかけたい」。五輪シーズンの初戦をジェットコースターのような結末で終え、五輪2連覇への決意を固くした。

★★★

羽生、SP世界新からまさかのフリー5位「しょうがねえ」
2017年9月25日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170925-OHT1T50000.html

◆フィギュアスケート オータム・クラシック最終日(23日、カナダ・モントリオール)

 【モントリオール(カナダ)23日=高木恵】男子フリーは今季初戦の羽生結弦(22)=ANA=がジャンプミスを連発し、155・52点でフリー5位、合計268・24点で2位に終わった。前日のショートプログラム(SP)で世界最高得点を記録し首位に立ったが、177・87点、合計279・07点のハビエル・フェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。女子フリーは三原舞依(18)=神戸ポートアイランドク=が132・84点、合計199・02点で2位。

 演技後、羽生はリンク中央でつぶやいた。「もう、しょうがねえ!」。2季ぶりにリンクへ帰ってきた安倍晴明の「SEIMEI」は、冒頭の1つのミスから崩れていった。SPで世界最高得点を記録した翌日に、フリーの自己ベストを68点近く下回る155・52点。振り幅の大きな結果だったが「悔しさという大きな収穫があった」。平昌五輪シーズン初戦での敗戦を、むしろ笑顔で歓迎した。

 右膝の違和感の影響で、今季初戦は4回転ループを回避。前半は難易度の低いジャンプに変更した。冒頭から3本連続で3回転が続く構成は「逆に思い切ってできない難しさがあった」と最初のルッツがまさかの1回転に。すると「次のループを4回転にしようか」と一瞬、“禁断のジャンプ”が脳裏をよぎるほど心に乱れが生まれていた。

 後半の2つの4回転トウループは共に2回転に。得意のトリプルアクセルで転倒、最後に予定を変えて跳んだ4回転トウループは両足着氷。「雑念がすごく多かった。いろいろなことを考えすぎて、ぐちゃぐちゃになってしまった」。ジャンプ8本中、成功は3本のみ。フリーでの150点台は14年のNHK杯以来、5位以下は6位だった10年ロシア杯以来のことだった。

 胸元のデザインを変更するなど、より洗練された新衣装で迎えた“再演初日”。「挑戦しないと僕らしい演技は絶対にできないと分かった。できることを出し切っていない。もっとやりたい」。落とした構成で失敗を重ね、不完全燃焼に終わった自分が許せなかった。

 「ルッツもできなくはない」と自ら切り出した。ブライアン・オーサーコーチは今季中の4回転ルッツの導入を示唆している。「強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で追い抜いてやろうって思っている」。火がついた闘志が、4種類目の4回転の投入を早めることになるかも知れない。

 ◆ゆづに聞く

 ―昨日と何が違った?
 「いや、特になかった。いいショートの後のフリーは難しいっていうのは分かっている。ただ、そういうの関係なく、慣れていない構成っていうのもあったし、余計な力が入りすぎた」

 ―初戦の印象?
 「ショートの点数とか演技内容っていうのは、オリンピックで優勝するぞっていう、印象としてはものすごく強いものを残せたと思う」

 ―どういう種類の悔しさ?
 「もどかしい悔しさ。やっぱり(4回転)ループをやればよかったかなって思うところもあるし。練習では毎日1回ずつ跳んでいて、確実にいいものになってきている」

 ―気持ちで滑った?
 「最後はそう。集中力の弱さは僕のスケート人生のなかで永遠の課題。いい時と悪い時の差が激しい。ガラスのピースを1つ1つ組み合わせてピラミッドを作るんじゃなくて、粗くてもいいから頂点まで絶対にたどりつける地力も必要」

★★★

羽生まさか「ぐちゃぐちゃ」SEIMEI SP世界最高から一転2位
daily 9/25(月) 6:04配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/25/0010585105.shtml

 「フィギュアスケート・オータムクラシック」(23日、カナダ・モントリオール)

 今季初戦でショートプログラム(SP)世界歴代最高得点をたたき出し首位発進した羽生結弦(22)=ANA=はフリーで一転、ジャンプにミスが相次ぎ、155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。SP2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が逆転優勝した。SP7位の村上大介(陽進堂)は8位。女子はSP2位の三原舞依(18)=神戸ポートアイランドク=が合計199・02点で2位だった。SP9位の新田谷凜(中京大)は6位。

 再び氷上に舞い降りた安倍晴明だったが、かつての勢いは影を潜めた。2季ぶりに演じる「SEIMEI」。陰陽師(おんみょうじ)をモチーフとしたナンバーでSPに続き好発進を狙った羽生だが「いろんなことを考え過ぎてぐちゃぐちゃになった」。邪念をふりほどくことができなかった。

 3回転を予定していた冒頭のルッツが1回転になったことで歯車は狂った。右膝の違和感を考慮して回避を決めていた4回転ループを「跳ぶことも一瞬考えた」と羽生。迷いながら舞い、それが演技に表れた。4回転が立て続けに2回転になると、前日のSPでは出来栄えで3点満点の加点を受けたトリプルアクセルまで転倒した。

 加えて慣れない難しさもあった。普段は冒頭に全力投球の4回転ジャンプを配置するが、この日は後半に攻める構成のため力を制御しての3回転。「ある意味未体験の領域」という難しさに「力が入り過ぎた」という。

 「SEIMEI」はフリーの世界歴代最高得点を連続で更新した“神プログラム”だったが、プログラム史上ワーストを記録。フリー150点台は14年NHK杯以来約3年ぶりだ。「できること全て出し切っているわけじゃないので、もっとやりたいと思った」。3年近く170点を切ったことすらなかった羽生だが、不完全燃焼のまま突き落とされた。

 「悔しさっていう大きな収穫を手に入れることができた。もどかしい悔しさです」。湧き上がる強大なエネルギーを、66年ぶりの五輪連覇という偉業へと結びつける。そのためには、演技はもちろん「(右膝に)違和感を感じるような練習をしていたこと自体も僕の調整不足」と羽生。「試合までの道のりということも大きく学べた。いい初戦だったと思う」と受け止めた。最高と最悪。両極端での経験を糧に、平昌五輪へ最高の羽生結弦を作り上げていく。

★★★

羽生V逸から闘争心「悔しさという大きな収穫手に」
nikkan 2017年9月25日8時28分 紙面から
https://www.nikkansports.com/sports/news/201709250000175.html

<フィギュアスケート:オータムクラシック>◇23日◇カナダ・モントリオール◇男子フリー

 14年ソチ五輪男子金メダルの羽生結弦(22=ANA)はフリーでミスを連発して155・52点で5位にとどまり、合計268・24点で2位に終わった。世界最高得点をたたき出した前日のショートプログラム(SP)から一転し、8つのジャンプのうち6つでミスするなど自己ベストを67・68点下回った。今季初戦の収穫は悔しさと強調。五輪連覇へ巻き返しを誓った。

 ぼろぼろの演技が、羽生の闘志に火をつけた。フリーは自己ベストより67・68点も低く、ソチ五輪以降ワースト順位の5位。額に汗を浮かべ、プーさんのティッシュボックスを抱えた羽生は悔しさを吐き出すようにまくしたてた。「こういう風になって思うのは、やっぱり挑戦しないと、僕らしい演技は絶対できない」。右膝痛のため、4回転ループを回避したが「ループをやれば良かったなと思うところもある。ルッツもできなくはない」。試合では試していない4回転ルッツへの挑戦まで口にした。

 歴代最高点を出した前日の完璧なSPとは一転、演技はかみ合わなかった。右膝痛を悪化させないため、4回転ジャンプの数を5本から3本に減らし、前半は3回転3本の構成。最初に4回転を跳んで勢いづけるところで「思い切ってできない難しさがあった」。冒頭の3回転ルッツが1回転となり、とっさに次の3回転ループを4回転にしようかなどと考え「いろんなことを考えすぎてぐじゃぐじゃになっちゃった」。得意技のトリプルアクセル(3回転半)で転倒するなど、8つのジャンプのうち6つでミスした。

 前半を抑えた分、基礎点が1・1倍になる後半は3本の4回転を跳ぶ自己最高難度の構成だった。それでも「できること全てを出し切っているわけではない。もっとやりたいな、と思っていました」。もどかしさの中で、今できる最高のものに挑戦したいという欲を再確認した。

技術面を指導するトレーシー・ウィルソン・コーチ(55)は「彼は多くを悟ったマスターであり、謙虚に学び続けようとする弟子でもある。その両立こそが強さ」と言う。世界歴代最高点を出した2季前よりジャンプなど全ての要素で技術も質は上がった。それでも満足することなく学び、技術を磨き続ける。それが自己記録を更新し続ける羽生の強さといえる。

 この試合も「大きく学べた」と羽生。次戦は10月20日開幕のGPロシア杯。「悔しさという大きな収穫を手に入れることができた。強い自分を追いかけながら、さらに難しい構成で、追い抜いてやろうと思います」。挑戦することは楽しいかと聞かれると「競技者ですから」と笑った。【高場泉穂】

 ◆羽生のフリー150点台 ソチ五輪後では14年11月の中国杯とNHK杯で記録。中国杯ではフリー直前の練習で中国の閻涵(えんかん)と激突。約15分後に演技を強行し、ふらふらになりながら滑りきった。検査では頭部挫創、左太もも挫傷など全治2~3週間と診断され、万全ではない中、2週間後のNHK杯に出場した。

★★★

【岡崎真の目】羽生、失敗した後も丁寧な演技 五輪連覇へ“本気”感じる
sponichi 2017年9月25日 09:30
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/09/25/kiji/20170925s00079000019000c.html

ジャンプの失敗が目立ち、フリー5位で結果的にはフェルナンデスに逆転を許した羽生だが、演技全体を通して見ると印象は悪くなかった。何より感心したのは、ジャンプで失敗した後も気持ちを制御して、プログラム全体を丁寧に演じきったところだ。

 例えば、静かな曲調で動きを激しくしづらいためレベルは3にとどまったステップ。一つ一つを丁寧に行って、GOE(出来栄え評価)による加点を引き出している。ミスが重なると抑えられがちな5項目の演技点で9点前後を得たことも審判に丁寧さが伝わった証拠の一つではないだろうか。

 改めて確認しておきたいのは、ジャンプはあくまでプログラムの要素の一つにすぎないということだ。これまでの羽生はノーミスの演技の中でもジャンプに焦点が集中し過ぎ、ジャンプ以外の部分に「余白」を感じさせることもしばしばあった。だが、前日のSPも含め、今季は明らかに違う。本気で五輪連覇を狙っていることを感じさせてくれるし、このままの方向性でジャンプの精度が高まれば「凄いことになる」という予感がしている。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

★★★

羽生結弦、10月ロシア杯で巻き返しだ 拠点トロント入り
2017年9月26日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170926-OHT1T50085.html

【モントリオール(カナダ)24日=高木恵】フィギュアスケートのオータム・クラシックで2位に終わった羽生結弦(22)=ANA=は大会から一夜明けた24日、モントリオール空港から拠点のトロントへ戻った。次戦のGPシリーズ、ロシア杯(10月20~22日・モスクワ)へ向けて、調整を進めていく。

 大会10日前に右膝を痛め、構成を落として臨んだ今季初戦はショートプログラムで世界最高得点を記録しながら、フリーでジャンプミスが相次いだ。23日のフリーの演技直後には「五輪へ向けて、体を作りながらいい試合をし続けなくちゃいけないシーズン。試合の持っていき方だけじゃなくて、試合までの道のりということでも大きく学べた」と振り返っていた。初戦では右膝に負担がかかる4回転ループを回避したが、現在は1日1本に限定して練習では跳んでいる。「ループは確実にいいものになってきている」とも口にしており、シーズン本格開幕を告げるロシア杯での滑りが期待される。

 

★★★

羽生前向き「悔しさという収穫」 今季初戦から一夜明け
daily 2017.09.26
https://www.daily.co.jp/general/2017/09/26/0010588136.shtml

 今季初戦のオータム・クラシックで2位に終わったフィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA=は試合から一夜明けた24日、モントリオール空港から練習拠点であるトロントへと帰途についた。

 羽生はショートプログラムで世界歴代最高得点を更新。フリーではジャンプにミスが重なり順位を落とし「悔しさという収穫を得られた」と話していた。

★★★

羽生結弦の五輪連覇へオーサーコーチ語る「全て質の高いものでないといけない」
2017年9月27日10時30分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170926-OHT1T50285.html

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(22)=ANA=を指導するブライアン・オーサー・コーチ(カナダ)がモントリオールでこのほどインタビューに応じた。1948~52年大会のディック・バトン以来66年ぶりの五輪連覇が懸かる2018年平昌大会に向けた方策などを語った。

 ―14年ソチ五輪から4回転ジャンプの多種類化が進むが。
 「ユヅルのプランは4回転をフリーで5度跳ぶことだ。だが(多種類の4回転を跳ぶ)他の選手たちを追うことにとらわれすぎてはいけない。高難度なジャンプを多く入れるとプログラムを習熟させる練習が難しくなる。だから賢く、注意深くなければならない」

 ―羽生が五輪2連覇のためにすべきことは。
 「過去のシーズンでやったことを継続することだ。賢い方法で練習することに集中し、良いコミュニケーションができる状態を保つこと。彼は氷上で何をすべきか分かっているし、私たち(コーチ陣)も分かっている」

 ―出来栄え点と演技点が最も重要と考える。
 「試合で勝つためには全ての要素で高い出来栄え点が必要で、それを成し遂げれば通常は(表現力を示す)演技点も高くなる。技術的に難しいこともやらないといけないが、全て質の高いものでないといけない」

 ―出来栄え点と演技点が高くなる方法は。
 「秘策は特にない。全ての要素に注意を払うことだ」

 ―羽生は新たに4回転ルッツを跳ぶことに意欲を示している。
 「(ソチ)五輪王者であり、2度も世界選手権を制しているが、まだ(22歳で)若い。彼にしたらさらに高みを目指すことがスケートをする目的。若い選手はうまくなるというのは(高難度の)4回転ルッツや4回転フリップを学ぶことだと思っている。私はそれを制限したりはしない」

 

★★★

Hanyu, Fernández carve different paths to Olympics
Tension mounting between training partners as Winter Games approach
Ice Network on Facebook Ice Network on Twitter
Posted 9/26/17 by Lynn Rutherford, special to icenetwork
http://web.icenetwork.com/news/2017/09/26/256166594

The hundreds of Yuzuru Hanyu fans who traveled from Japan to Montreal for the Autumn Classic International last week flew home with mixed emotions. Their angel soared in his short program, setting a new world record of 112.72 points, but fell to earth in his free skate, popping jumps and squandering an 11.5-point lead to place second to training partner Javier Fernández.

Having the winners of the past four world titles square off in the ISU Challenger Series in September is unusual, to say the least. Hanyu has done the event the past two years. This season, Brian Orser, who coaches both skaters in Toronto, added Fernández to the mix.

"I really didn't care about them going head to head, because it doesn't matter at their level," Orser said. "The only reason we are doing this is convenience. It's close to Toronto, we don't have to deal with any jet lag. Javi really needs to go out, get some ranking points and get started early, and this is a good way to get him going."

A coach and training facility -- Toronto's Cricket, Skating and Curling Club -- may be all Fernández and Hanyu have in common. In PyeongChang, Hanyu seeks to become the second man (after Dick Button in 1948 and 1952) to repeat as Olympic champion. Fernández's medal hopes were dashed in Sochi by a quirk of IJS rules -- he did too many triple salchows in his free skate -- and he desperately wants to bring home Spain's third Winter Olympics medal and first since 1992.

"It was a big disappointment last time," Orser said of Fernández in Sochi. "There's some pressure, not from anyone else but from himself. He wants a medal more than anything and is satisfied with any color. I think that's healthy and realistic; he's not going to beat his head against the wall trying to be the one who wins the gold."

Not so for the 22-year-old Hanyu, who thinks strictly of gold and keeps tabs on scores earned and quads landed by his younger competitors, including Nathan Chen, Shoma Uno and Boyang Jin.

"He follows everything everyone does," Orser said. "Last week they were competing in Italy (Lombardia Trophy) and Salt Lake City (U.S. International Figure Skating Classic), and he was paying attention."

The training partners are perfectly cordial, and Hanyu warmly congratulated Fernández on his victory in Montreal. But things are a bit tense around the Cricket Club.
"It's kind of an every-man-for-himself feeling right now with those two guys," Orser said. "I'm getting a feeling of a little bit of tension. They're competitors and it's normal."

"When we are done with this skating stuff, are they keeping in touch? Probably not," he added. "They're friendly, they respect each other. Javi is (four years) older. He lives on his own, does his own cooking and cleaning, he has a cat. Yuzu lives with his mom and lives and breathes skating, and that's fine, too."

Orser and his coaching partner, Tracy Wilson, arranged for ice at another Toronto area rink, where they take Fernández and world bronze medalist Gabby Daleman (who is also coached by Lee Barkell) for some sessions.

"That way, they're not immersed in it all the time," Orser said. "You train together every day, you start to know how to get under each others' skins. They just need a break from each other, especially this season. I'm doing it for Javi and Yuzu and for myself, too."

"I think there has to be a little bit of tension in the practices," Fernández said. "When you can feel a little too much pressure -- not between Yuzu and me, but (pressure from) within ourselves -- Brian takes me to another rink. It's a good way to calm everything down a little bit."

The skaters are taking opposite approaches to their Olympic material, with Hanyu reprising the Chopin Ballade No. 1 short program he competed with from 2014 to 2016, and his "Seimei" free skate of the 2015-16 season. Fernández is showing two new David Wilson programs, although his short is a second take on Charlie Chaplin, a character he played in a 2012-13 free skate.

In Montreal, Hanyu's achy right knee prompted Orser to remove a planned quad loop from his Chopin short. Despite this, the skater glided through an opening quad salchow, performed liquid spins and captivating footwork, and hit a glorious triple axel and quad toe loop-triple toe loop combination in the program's second half. At the end of the program, Hanyu opened his arms and turned to Orser at the boards.

"Doing a quad in the second half, with an entrance from a turn, lifting my arms (over my head), that was a first," Hanyu said. "Plus, I had never done a clean quad in the second half other than in ice shows, so even though it (the first quad in the program) was a salchow, I was like, 'Hey, I've come this far, see? Look at me' to Brian."

Fernández's Chaplin short capitalized on his charm with musical, inventive steps, and his jumps were clean. But he left points on the table, reducing a planned quad toe-triple toe combination to a quad-double and losing ground on grades of execution and program component scores.

"It was some mistakes, a little unbalanced in the step sequence, the jumps were not 100 percent perfect, but I think it was a good start to the year," Fernández said.

The tables turned the following evening, when Fernández debuted his free skate, choreographed by Wilson to selections from Man of La Mancha, based on Miguel de Cervantes' Don Quixote.
The Spaniard commanded the ice, bringing life to the chivalrous knight. He fell on a downgraded quad salchow and doubled two intended triples, but easily won the free skate with 177.87 points.
"I can say it's a great piece of music, and we chose it because it has a little bit of (the feeling) of the best programs of my career," Fernández said. "It's a little bit of Spanish, a little bit romantic, a little bit show. It's good, this Olympic season, to have a program that reminds you of your old programs."

Fernández tried three quads -- a toe and two salchows -- in his free skate. Although the skater has done quad loop in practice, he does not plan to add it this season.
"He is very satisfied with what he has and what he can do," Orser said. "When you look at a free skate like he had in Boston (2016 World Championships), that's a winning program with three quads. Man of La Mancha (could be) a winning program. The quality has to be sensational, that's the payoff. The footwork, the spins, the choreography, that's where you have to step it up and he is."

Hanyu, who has been practicing quad lutz, popped the opening triple lutz in his "Seimei" program and was unable to regain his balance. He fell on a downgraded quad toe and doubled out of several other jumps, placing fifth in the free and second overall.
"I felt it was difficult to start with consecutive triple jumps," Hanyu admitted to reporters. "It's hard not to be able to go full-out and it was awkward trying to figure out the timing and how much power to put in there."
While Hanyu did not try quad lutz or loop in Montreal, Orser confirmed the plan is to have both jumps -- and five quads total -- in his Olympic free skate.

"That (carries) a huge risk for any skater," he said. "But there's also the experience factor. Yuzu has been through the whole Olympic hype. Last Olympics, he was going in as an underdog to Patrick [Chan]; this one, he is going in as the favorite. Shoma and Nathan and the Chinese boy (Jin) are going to be living and dreaming the Olympics, and I just know from experience it's tough. Your body carries a lot of that tension, not just in competition, but day to day."

Keegan Messing, a former U.S. competitor who began representing Canada in the 2014-15 season, landed two quad toes in a career-best free skate to a Charlie Chaplin medley and captured the bronze medal.

Translation of Hanyu's remarks courtesy of Momo Kano Polodolsky.

★★★

Figure skating: Coach says Hanyu a dramatic reminder of his youth
KYODO NEWS - 2017.09.26 - 19:54
https://english.kyodonews.net/news/2017/09/931fd1987058-figure-skating-coach-says-hanyu-a-dramatic-reminder-of-his-youth.html

Brian Orser, who has been coaching men's figure skating icon Yuzuru Hanyu since he was 17, hopes teamwork will reap the rewards of higher productivity and Olympic success in Pyeongchang come February.

In an exclusive interview with Kyodo News, Orser said he had a heart-to-heart talk with the Sochi Olympic gold medalist and two-time world champion after he finished second at the recent Autumn Classic International, his first competition of the season.

"We had a good private talk. It was about communication. It was just what we needed," Orser said after Hanyu's training partner Javier Fernandez of Spain took the top honors in the Montreal event.

"It's like in any relationship. You have to talk about small things that are bothering you, some areas where we could be better as a team. We've been together now for six years and after that much time, you have to keep it fresh."

Watching Hanyu take the ice and transform a rink into a stage reminds Orser, who also coaches Fernandez, of when he himself lived in that spotlight. Orser said Hanyu is very much like himself in his competitive skating days. Orser, an outstanding free skate performer, won two Olympic silver medals and six world championships medals.

"I was like that. I had that type of skating and I liked everybody watching me. I gave them something to watch. It's fun to be that person. I remember," the 55-year-old Canadian said.

This season, according to Orser, Hanyu's free skate will feature five quad jumps, but the coach is more eager to see Hanyu focus on what he has already mastered -- safe and consistent landings -- rather than add jump variations and new approaches.

Although pain in Hanyu's right knee during training prevented him from attempting a quad loop at the recent competition, Orser likes to see it as time the skating gods have given him to focus on other things.

Orser believes practice makes perfect, and that -- even without learning new tricks -- Hanyu is capable of raising his skating to new heights. But whether Hanyu would agree, he said he does not know.

"He's still young. His purpose in skating is to keep getting better. As a young person, you think getting better means learning a quad lutz or a quad flip. Certainly I'm not going to hold him back (from acquiring new techniques). I like that drive," said Orser.

"With Javi it's a different story, but when Yuzu sees other guys doing quad lutzes, jumps, quad loops, he needs to be in there with them. That's a good quality. He's very competitive."

Orser said this season will be no different from any other, with the exception that more communication and positivity will be required with the Olympics on the calendar.

Both Hanyu and Fernandez know what to bring to the ice and do not need to be told how to train, Orser said. He cannot help but keep mentioning how enjoyable it is to work with Hanyu, whose charismatic presence commands everyone's attention.

"When you see him on the ice, there's something special," Orser said. "There's something about his speed, his flow, his triple axels, even the quads. When you see him with other guys you can see the difference. It's hard to find the words, but there's something special about his freedom when he skates."

★★★

 

 

2017.09.23 - sportiva - SCACI SP - 羽生結弦の初戦、心もスケーティングも 「静かに演じた」世界最高得点 (折山淑美)

羽生結弦の初戦、心もスケーティングも 「静かに演じた」世界最高得点
sportiva 2017.09.23
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/09/23/post_21/

折山淑美●取材・文 text by Oriyamas Toshimi | 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

https://i.imgur.com/DUbo3Pe.jpg

 9月22日にカナダ・モントリオールで開催されたオータムクラシック男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦は首位発進。10日前に右膝に痛みが出たために大事をとり、右足で踏み切る4回転ループを回避したものの、4回転サルコウと4回転トーループ+3回転トーループ、トリプルアクセルというジャンプ構成で臨んだ。

 この日の羽生は終始冷静だった。第2組2番滑走だった夜の演技の6分間練習では、最初に跳んだトリプルアクセルの着氷で手をついたが、少し時間を空けてから跳んだ次の4回転トーループからの連続ジャンプは、セカンドの3回転トーループをきれいに決めた。そして、4回転サルコウも余裕を持ってきれいに決めるとジャンプの練習はやめ、スケーティングを確かめていた。

 演技を終えた前の滑走者のジョルダン・ドドス(オーストラリア)と入れ代わるようにリンクに上がると、最初に6分間練習で失敗したトリプルアクセルをきれいに決め、その後はトーループへの入りの軌道と、サルコウへの入りの軌道を確かめ、静かな表情で名前がコールされるのを待っていた。

 出だしは、静謐そのものだった。彼が初めてこの『バラード第1番ト短調』をSPのプログラムとして選んだシーズン、「ピアノの音をしっかり表現したいからこそ、静かな調べで始まる曲の雰囲気を壊さないために、滑り出しは氷をガリガリかかないで、音もなく滑り出すような演技をしなければいけないと思っている」と話していたのを思い出す冒頭の滑りだった。

  自分の感情を表面に出すのではなく、音の流れに任せて滑り出し、そのままの心の中の静けさを表現して、ジャンプに挑む。最初の4回転サルコウを力むことなくきれいに決めると、その流れを次のフライングキャメルスピンにつなげる。続くチェンジフットシットスピンで徐々にスピードを上げ始めると、その流れからトリプルアクセルを軽やかに決め、続く4回転トーループからの連続ジャンプも完璧に決めた。

 その連続ジャンプは、シーズンオフのアイスショーで何度か見たような力強さを前面に押し出すものではなかった。そして次のステップシークエンスも感情の発露を少し抑える雰囲気で丁寧に滑ると、最後はチェンジフットコンビネーションスピンで締める。「丁寧にやろう」という気持ちを強く感じさせる演技だった。

 得点は、自身が2015年のグランプリファイナルでマークした世界歴代最高得点の110・95点を上回る、112・72点の新たな歴代最高得点。

 スピンとステップはすべてレベル4の評価を受け、冒頭の4回転サルコウと後半最初のトリプルアクセルはジャッジ7名全員が出来栄え評価のGOEで満点の+3点を並べるジャンプ。4回転トーループ+3回転トーループもふたりが+2点とした以外はすべて+3点で、2・80点の加点になるほぼ完璧な出来だった。

 しかし、羽生はその得点に驚きの表情は見せなかった。

「前のグループで滑ったハビエル(・フェルナンデス/スペイン)が101・20点を取った段階で、『自分のベストは110点』ということを頭の中に入れてやっていた。冷静に考えてみれば、あの時(2015年)は前半に4回転をふたつ入れていたので、それとはまったく違うと思っています。自分の中ではぜんぜん違うレベルのものをやっていると思いますし、実際、トーループはターンから入って、両手も上げて跳んでいますから。そういうところも成長できているので、感触としては『いい演技ができれば自ずと点数は出る』と思っていました。この曲のプログラムで110点を2回とっているので、自信を持って滑れたのかなと思います」

 得点ということで考えてみれば、昨シーズンのプログラムをノーミスでやっていれば当然のように自己最高記録は更新していたはずだ。そんな思いもあるだろう。そして、今回は、右膝の痛みで4回転ループを封印したように、無理のできない状態でもある。

 だからこそ、この日のSPは「この曲を聴き込んでいるというのはもちろんあるし、自分がやりたいと思っていたこのバラード第1番の表現としては静かなところから段々と、ふつふつと沸き上がってくるようなものを目指してやることでした。その意味では一つひとつを丁寧に、と思ってやりました」という演技になった。

 この日の羽生の心の中をそのまま表現するような演技。羽生は自然体ともいえる挑戦で、自身の今季のスタート地点のレベルの高さを世界に見せつけた。